JP5233288B2 - 半導体装置の製造方法及び基板 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法及び基板に関するものであり、特に、大判モールドにおける基板の撓みを解消して不良製品の発生を抑制するための構成に特徴のある半導体装置の製造方法及び基板に関するものである。
一般に、半導体集積回路装置の製造工程においては、シリコンウェーハに多数の集積回路装置を形成したのち、まず、ウェーハ状態で各半導体集積回路装置について基本的な電気特性試験を行って良品/不良品の選別を行い、次いで、ウェーハを半導体チップにダイシングし、良品チップのみを取り出してパッケージ化している。
このパッケージ化に際して大判基板上に複数の半導体チップを搭載して、一括で樹脂封止したのち、各半導体パッケージに切断・分割している。
このような一括封止型半導体パッケージの製造方法としてはトランスファモールド方法が知られており、そのなかでも、実装基板の側面側から樹脂を注入するサイドゲート方式のトランスファモールド方法(例えば、特許文献1参照)が知られている。
ここで、図6乃至図11を参照して、従来のサイドゲート方式のトランスファモールド方法を説明する。
図6参照
図6はトランスファモールド装置の概略的断面図であり、まず、モールド装置本体部50に下金型511 と上金型512 とからなる金型51を収容して、例えば、160℃〜180℃の温度に金型51を昇温する。
この場合の金型51は、例えば、超鋼材により形成され、下金型511 の端部には、実装基板を位置決めするための超鋼材製の位置決めピン52が設けられており、一方、上金型512 には位置決めピン52と対向する位置に位置決めピン52を収容する収容孔53が設けられているとともに、エアベント54が設けられている。
また、下金型511 の他方の端部にはモールド樹脂60を送り込むプランジャー61を通させるための複数の通過孔55が形成されており、また、上金型512 には通過孔55と対向する位置にカル56が設けられており、このカル56とプランジャー61との間にポット62が形成される。
また、この上金型512 に設けたカル56との接続部に溶融したモールド樹脂を上金型512 に設けたキャビティ58に送り込むランナー57が設けられている。
たとえば、キャビティ58の高さは、モールドする半導体チップの厚さが0.25mmの場合、約0.6mm程度になる。
図7参照
図7は、下方から見た上金型の概略的平面図であり、ここでは、例えば、各5個のカル56及びランナー57を設け、また、各ランナー57には各2つの分岐路59を設け、合計10個の分岐路59からキャビティ58に溶融したモールド樹脂が注入される。
次いで、160℃〜180℃に昇温した金型51内に、半導体チップ72をマウントするとともに金ワイヤ73で基板に設けたパッドとの接続を終えた大判実装基板70を搬入して、大判実装基板70の端部に設けた位置合わせ穴71を下金型511 の端部に設けた位置決めピン52が挿入するように位置合わせする。
なお、この場合の大判実装基板70は、例えば、FR−4からなり、厚さは0.34mmとする。
図8参照
図8は、上方から見た位置合わせした状態における下金型の概略的平面図であり、ここでは、一例として、モールド樹脂の流れる方向に4個、長さ方向に8個の半導体チップ72が実装された構成として示している。
図9参照
次いで、プランジャー61上に固体状のモールド樹脂60をセットする。
図10参照
次いで、モールド装置本体部50を駆動して上金型512 を降下させて上金型512 の両端部が大判実装基板70を押さえ込むようにクランプする。
この段階で、大判実装基板70及びモールド樹脂60が金型の温度まで昇温しており、大判実装基板70は充分延びた状態となり、また、モールド樹脂60は溶融して溶融モールド樹脂となる。
図11参照
次いで、プランジャー61を上昇させて、溶融モールド樹脂63をカル56→ランナー57(→分岐路59)を介してキャビティ58の内部に注入する。
この時の樹脂注入圧力、即ち、トランスファ圧力は、モールド樹脂が金型から漏れるのを防止するために、クランブ圧力と同じか若干弱めに設定する。
注入された溶融モールド樹脂63はランナー57側からエアベント54に向かって流動して、ランナー57側に位置する半導体チップ72からエアベント54側に位置する半導体チップ72を順次モールドしていく。
以降は、所定の温度まで降温した状態で、樹脂モールドの完了した大判実装基板70を金型51から取り出したのち、各半導体パッケージへと切断・分離することになる。
近年の半導体チップの高集積化の進展により、半導体チップを搭載する実装基板の層数が増加するため、実装基板として上述のように厚さが0.3mm以上の厚い実装基板を用いている。
一方、半導体パッケージの薄型化への要求も高まり、厚い実装基板を用いて半導体パッケージを薄型化するためには、キャビティを薄くする必要があり、そのために、0.6mm以下の薄いキャビティのモールドを行うケースが増えている。
特開2006−339428号公報
しかし、キャビティが薄くなるにしたがって、モールド樹脂の未充填やワイヤ変形が発生するという問題がある。
即ち、モールド工程の熱の影響により、実装基板が熱膨張するが、その際に基板に反りや撓みが発生する。
例えば、半導体チップを実装した側は半導体チップの熱膨張係数が基板の熱膨張係数に比べて小さいので実装側が凸に反ることになる。
この時、実装基板は金型によりクランプされているので、金型のキャビティ内で反りや撓みが残ったままモールドされてしまう。
そうすると、半導体チップのチップ厚が厚い、Auワイヤのループの高さが高い等の条件によりモールド前にAuワイヤはキャビティの天井に当接してワイヤ変形が発生したり、或いは、キャビティが低くAuワイヤが密集している場合にはモールド樹脂の未充填が発生したりする。
このような実装基板の撓みを解消させるためには、トランスファ圧力を利用して実装基板をスライドさせて実装基板の撓みを解消させることも考えられるが、下金型に設けた位置決めピンと実装基板とが接触して基板が延びきらないという問題が発生するので、この様子を図12を参照して説明する。
図12参照
図12は、トランスファ圧力を利用した場合の問題点の説明図であり、まず、上図に示すように、大判実装基板70は溶融モールド樹脂63のトランスファ圧力によりエアベント側に延伸する。
なお、金型でクランプされた状態で、位置決めピン53と大判実装基板70に設けた位置合わせ穴71とはある程度の間隙を有している。
しかし、溶融モールド樹脂63が逐次注入されてくると、大判実装基板70の延伸は位置決めピン53で阻まれ、それ以上のトランスファ圧力が加わると撓み74が発生することになる。
したがって、本発明は、基板の反りや撓みを解消して、ワイヤ変形やモールド樹脂の未充填を回避することを目的とする。
本発明の一観点によれば、複数の半導体素子が搭載された製品領域と、前記製品領域の周辺に配置され、内周壁面に内周壁面に基板の撓みを解消させる際のバッファとなる熱可塑性の第1の樹脂が配設された複数の孔部が形成された周辺領域とを有し、前記第1の樹脂と異なる素材からなる基板を用意する工程と、金型を構成する第1の型と第2の型との間に前記基板を配置するとともに、前記複数の孔部に前記第1の型又は前記第2の型に配設された複数のピンを挿入する工程と、前記第1の型と前記第2の型により前記周辺領域をクランプする工程と、前記第1の型と前記第2の型により形成されるキャビティに、溶融した第2の樹脂を充填して、前記複数の半導体素子を封止する工程と、前記溶融した第2の樹脂が硬化した後、前記基板及び前記第2の樹脂を前記半導体素子毎に切断する工程とを含み、前記複数の半導体素子を封止する工程において、前記第2の樹脂のトランスファ圧力により前記基板を前記第2の樹脂の流れる方向に延伸させることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
また、別の観点によれば、複数の半導体素子が搭載される製品領域と、前記製品領域の周辺に配置される周辺領域とを有する基板本体と、前記周辺領域に形成され、金型に設けた位置決め用のピンを挿入するための複数の孔部と、前記複数の孔部の内周壁面に形成され、前記基板と異なる素材からなり前記基板の撓みを解消させる際のバッファとなる熱可塑性の樹脂とを備えることを特徴とする基板が提供される。
本発明によれば、トランスファモールド工程において、金型に設けたピンと基板とが接触して基板が延びきらないという事態を回避することができ、それによって、基板の製品領域に搭載された半導体素子のワイヤの変形や、第2の樹脂の未充填という問題が発生することがないので、製造歩留りの向上に寄与するところが大きい。
ここで図1を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態の構成説明図であり、製品領域2と、製品領域2の周辺に配置され、内周壁面に熱可塑性樹脂等の第1の樹脂5が配設された複数の位置決め用の孔部4が形成された周辺領域3とを有する基板の製品領域2に複数の半導体素子を搭載したのち、複数の位置決め用の孔部4に金型を構成する第1の型又は第2の型に設けた複数の位置決め用のピン6を挿入して基板をモールド温度まで昇温した金型内に配置して、第1の型と第2の型により周辺領域3をクランプし、次いで、第1の型と第2の型により形成されるキャビティに、溶融したモールド樹脂である第2の樹脂7を充填して複数の半導体素子を封止し、次いで、溶融したモールド樹脂が硬化したのち、基板を金型から取り出して基板及びモールド樹脂を半導体素子毎に切断するものである。
このように、内周壁面に熱可塑性の第1の樹脂5が配設された複数の孔部4が形成された周辺領域3とを有する基板を用いることによって、トランスファ圧力を利用して基板の撓みを解消させる際に、内周壁面に設けた熱可塑性の第1の樹脂5がバッファとなるので、金型に設けたピン6と基板とが接触して基板が延びきらないという事態を回避することができる。
また、それによって、基板の製品領域2に搭載された半導体素子のワイヤの変形や、第2の樹脂7の未充填という問題が発生することがない。
また、基板本体1の周辺部分をクランプする前に、第1の型と第2の型が第2の樹脂7の溶融温度に達していることが望ましく、それによって、基板が第2の樹脂7の溶融温度に達するまでの時間を短縮することができ、トランスファモールド工程に要する時間を短縮することができる。
なお、この場合の位置決め孔部4の形状は円状でも長孔状でも良く、基板本体1は矩形状である場合、複数の位置決め孔部4のうち、基板本体1の角部近傍に形成される位置決め孔部4を基板本体1の縁部に傾斜して延在する長孔としても良い。
また、位置決め孔部4の形状の内周壁面に配設する熱可塑性樹脂は、位置決め孔部4の内周壁面のうち、製品領域2に近い部分に形成しても良いし、位置決め孔部4の内周壁面の全体に形成しても良い。
この場合の熱可塑性樹脂の充填方法としては、まず、大きなサイズに形成した位置決め用の孔部4を熱可塑性樹脂で埋め込んだのち、位置決めピン6の面積の1.1倍以上の面積の開口部を熱可塑性樹脂中に形成しても良い。
或いは、まず、大きなサイズに位置決め用の孔部4を形成したのち、位置決め用のピン6の面積の1.1倍以上の面積の開口部を覆うようにマスクを設け、スクリーン印刷で残部に熱可塑性樹脂を埋め込んでも良い。
次に、図2及び図3を参照して、本発明の実施例1の実装基板を説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1の実装基板の概略的平面図であり、例えば、厚さが0.34mmのFR−4からなる実装基板11のサイドゲート方式のトランスファモールド方法におけるサイドゲートに対応する辺と反対側の周辺部に、位置合わせ穴12を設けるとともに、位置合わせ穴12の内側壁に、例えば、エポキシ系の熱可塑性樹脂13を充填する。
この場合の位置合わせ穴12の開口部14のサイズは、実装基板11のサイズや、金型に設けた位置決めピンの大きさに依存するが、位置決めピンの面積の1.0倍以上の面積、例えば、1.1倍の面積とする。
即ち、残りの0.1倍以上の面積が、位置決めピンに対するゆとりとなる。
また、ここでは、位置合わせ穴12の長径Lを例えば3.0mmとし、短径Hを1.5mmとし、L−Hの範囲を熱可塑性樹脂13で充填する。
また、この場合の実装基板11の熱線膨張係数は10〜15ppmであり、また、熱可塑性樹脂13の熱線膨張係数は50〜100ppmである。
この実装基板を用いて半導体装置を製造する際には、上述の従来例と全く同様のモールド装置を用いて、全く同様の工程でトランスファモールドを行うものである。
図3参照
図3は、本発明の実施例1の実装基板を用いたトランスファモールド工程における撓み解消効果の説明図である。
左図に示すように、溶融したモールド樹脂15が位置決めピン16側に流れ込んでくると、左図の中段図に示すように元々発生していた実装基板11の撓みがトランスファ圧力によって位置決めピン16側に押し寄せることになる。
この時、位置合わせ穴12の内側壁に設けた熱可塑性樹脂13は柔らかくなっているので、実装基板11の撓みが柔らかくなった熱可塑性樹脂13の変形によって吸収されるので、実装基板11が位置決めピン16に接触することなく、実装基板11の撓みが解消されることになる。
本発明の実施例1においては、位置合わせ穴を従来より大きく形成して、サイドゲート側の内側壁に熱可塑性樹脂を充填し、この熱可塑性樹脂をバッファとしているので、トランスファ圧力を利用して実装基板の撓みを確実に解消することができ、それによって、相殺する半導体素子のワイヤ変形やモールド樹脂の未充填が発生することがない。
次に、図4を参照して、本発明の実施例2の実装基板を説明する。
図4参照
図4は、本発明の実施例2の実装基板の概略的平面図であり、例えば、厚さが0.34mmのFR−4からなる実装基板21のサイドゲート方式のトランスファモールド方法におけるサイドゲートに対応する辺と反対側の周辺部に、位置合わせ穴22を設けるとともに、位置合わせ穴22の内側壁に、例えば、エポキシ系の熱可塑性樹脂23を充填する。
この場合も、位置合わせ穴22(221 ,222 )の開口部24のサイズは、実装基板21のサイズや、金型に設けた位置決めピンの大きさに依存するが、位置決めピンの面積の1.1倍以上の面積とする。
即ち、残りの0.1倍以上の面積が、位置決めピンに対するゆとりとなる。
また、ここでも、位置合わせ穴22の長径Lを例えば3.0mmとし、短径Hを1.5mmとし、L−Hの範囲を熱可塑性樹脂23で充填する。
但し、この実施例2においては、実装基板21のサイドゲートに対応する辺と反対側の周辺部の両端部に設ける位置合わせ穴222 は、その長軸が基板が伸長する方向に向くように形成する。
即ち、実装基板は、10〜15ppmの熱線膨張係数で縦方向及び横方向に伸びるので、その角部においては、斜め方向に伸びることになり、したがって、位置合わせ穴222 を斜め方向に設ける。
なお、中央よりの位置合わせ穴221 は、実施例1と同様に長軸がモールド樹脂が流れ込む方向とする。
この実施例2においては、実装基板21のサイドゲートに対応する辺と反対側の周辺部の両端部に設ける位置合わせ穴222 をその長軸が基板が伸長する方向に向くように形成しているので、熱可塑性樹脂23によるバッファ効果を充分に発揮することができる。
次に、図5を参照して、本発明の実施例3の実装基板を説明する。
図5参照
図5は、本発明の実施例3の実装基板の概略的平面図であり、例えば、厚さが0.34mmのFR−4からなる実装基板31のサイドゲート方式のトランスファモールド方法におけるサイドゲートに対応する辺と反対側の周辺部に、位置合わせ穴32を設けるとともに、位置合わせ穴32の内側壁に、例えば、エポキシ系の熱可塑性樹脂33を充填する。
この場合も、位置合わせ穴32の開口部34のサイズは、実装基板31のサイズや、金型に設けた位置決めピンの大きさに依存するが、位置決めピンの面積の1.1倍以上の面積とする。
即ち、残りの0.1倍以上の面積が、位置決めピンに対するゆとりとなる。
但し、この実施例においては、位置合わせ穴32を例えば直径Rが1.5mmの円形とし、直径rが3.0mmの開口部34との間を熱可塑性樹脂33で充填する。
この実施例3においては、位置合わせ穴32の内側壁全体に熱可塑性樹脂33を充填しているので、実装基板が予測した方向と異なった方向に偏寄して伸長した場合にも、熱可塑性樹脂33によるバッファ効果を効果的に発揮することができる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、上記の各実施例においては、実装基板の素材としてFR−4を用いているが、FR−4に限られるものではなく、FR−5、BT基板、E−679等の他の基材を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては、位置合わせ穴を便宜上4個としているが、4個に限られるものではなく、基板のサイズに応じて適宜変更されるものである。
また、上記の実施例2においては位置合わせ穴を便宜上4個としているため、両端の2個のみを傾斜させて設けているが、5個以上設ける場合には、中央に向かって傾斜が順に小さくなるように形成しても良いものである。
以上の実施例1乃至実施例3を含む実施の形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1) 複数の半導体素子が搭載された製品領域と、前記製品領域の周辺に配置され、内周壁面に基板の撓みを解消させる際のバッファとなる熱可塑性の第1の樹脂が配設された複数の孔部が形成された周辺領域とを有し、前記第1の樹脂と異なる素材からなる基板を用意する工程と、金型を構成する第1の型と第2の型との間に前記基板を配置するとともに、前記複数の孔部に前記第1の型又は前記第2の型に配設された複数のピンを挿入する工程と、前記第1の型と前記第2の型により前記周辺領域をクランプする工程と、前記第1の型と前記第2の型により形成されるキャビティに、溶融した第2の樹脂を充填して、前記複数の半導体素子を封止する工程と、前記溶融した第2の樹脂が硬化した後、前記基板及び前記第2の樹脂を前記半導体素子毎に切断する工程とを含み、前記複数の半導体素子を封止する工程において、前記第2の樹脂のトランスファ圧力により前記基板を前記第2の樹脂の流れる方向に延伸させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記複数の孔部は、前記基板における、前記第2の樹脂の流動方向の下流側に形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記孔部の内周壁面のうち、少なくとも前記製品領域に近い部分に前記第1の樹脂が配設されていることを特徴とする付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記孔部の内周壁面の全体に前記第1の樹脂が配設されていることを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記周辺部分をクランプする前に、前記第1の型と前記第2の型が前記第2の樹脂の溶融温度に達していることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 複数の半導体素子が搭載される製品領域と、前記製品領域の周辺に配置される周辺領域とを有する基板本体と、前記周辺領域に形成され、金型に設けた位置決め用のピンを挿入するための複数の孔部と、前記複数の孔部の内周壁面に形成され、前記基板と異なる素材からなり前記基板の撓みを解消させる際のバッファとなる熱可塑性の樹脂とを備えることを特徴とする基板。
(付記7) 前記樹脂は、前記孔部の内周壁面のうち、少なくとも前記製品領域に近い部分に形成されることを特徴とする付記6に記載の基板。
(付記8) 前記樹脂は、前記孔部の内周壁面の全体に形成されていることを特徴とする付記6に記載の基板。
(付記9) 前記孔部は、前記基板本体の縁部から前記製品領域に延在する長孔であることを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1に記載の基板。
(付記10) 前記基板本体は矩形状に形成され、前記複数の孔部のうち、前記基板本体の角部近傍に形成される孔部は、前記基板本体の縁部に傾斜して延在する長孔であることを特徴とする付記9に記載の基板。
本発明の活用例としては、半導体集積回路装置のトランスファモールド工程が典型的なものであるが、光半導体装置や混成集積回路装置等の他の電子デバイスのトランスファモールド工程にも適用されるものである。
本発明の実施の形態の構成説明図である。 本発明の実施例1の実装基板の概略的平面図である。 本発明の実施例1の実装基板を用いたトランスファモールド工程における撓み解消効果の説明図である。 本発明の実施例2の実装基板の概略的平面図である。 本発明の実施例3の実装基板の概略的平面図である。 トランスファモールド装置の概略的断面図である。 下方から見た上金型の概略的平面図である。 上方から見た位置合わせした状態における下金型の概略的平面図である。 モールド樹脂をセットした状態における概略的断面図である。 実装基板をクランプした状態における概略的断面図である。 モールド樹脂を注入した状態における概略的断面図である。 トランスファ圧力を利用した場合の問題点の説明図である。
符号の説明
1 基板本体
2 製品領域
3 周辺領域
4 孔部
5 第1の樹脂
6 ピン
7 第2の樹脂
11,21,31 実装基板
12,22,221 ,222 ,32 位置合わせ穴
13,23,33 熱可塑性樹脂
14,24,34 開口部
15 モールド樹脂
16 位置決めピン
50 モールド装置本体部
51 金型
511 下金型
512 上金型
52 位置決めピン
53 収容孔
54 エアベント
55 通過孔
56 カル
57 ランナー
58 キャビティ
59 分岐路
60 モールド樹脂
61 プランジャー
62 ポット
63 溶融モールド樹脂
70 大判実装基板
71 位置合わせ穴
72 半導体チップ
73 金ワイヤ
74 撓み

Claims (6)

  1. 複数の半導体素子が搭載された製品領域と、前記製品領域の周辺に配置され、内周壁面に基板の撓みを解消させる際のバッファとなる熱可塑性の第1の樹脂が配設された複数の孔部が形成された周辺領域とを有し、前記第1の樹脂と異なる素材からなる基板を用意する工程と、
    金型を構成する第1の型と第2の型との間に前記基板を配置するとともに、前記複数の孔部に前記第1の型又は前記第2の型に配設された複数のピンを挿入する工程と、
    前記第1の型と前記第2の型により前記周辺領域をクランプする工程と、
    前記第1の型と前記第2の型により形成されるキャビティに、溶融した第2の樹脂を充填して、前記複数の半導体素子を封止する工程と、
    前記溶融した第2の樹脂が硬化した後、前記基板及び前記第2の樹脂を前記半導体素子毎に切断する工程と、
    を含み、
    前記複数の半導体素子を封止する工程において、前記第2の樹脂のトランスファ圧力により前記基板を前記第2の樹脂の流れる方向に延伸させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記複数の孔部は、前記基板における、前記第2の樹脂の流動方向の下流側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記孔部の内周壁面のうち、少なくとも前記製品領域に近い部分に前記第1の樹脂が配設されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 複数の半導体素子が搭載される製品領域と、前記製品領域の周辺に配置される周辺領域とを有する基板本体と、
    前記周辺領域に形成され、金型に設けた位置決め用のピンを挿入するための複数の孔部と、
    前記複数の孔部の内周壁面に形成され、前記基板と異なる素材からなり前記基板の撓みを解消させる際のバッファとなる熱可塑性の樹脂と、
    を備えることを特徴とする基板。
  5. 前記樹脂は、前記孔部の内周壁面のうち、少なくとも前記製品領域に近い部分に形成されることを特徴とする請求項4記載の基板。
  6. 前記孔部は、前記基板本体の縁部から前記製品領域に延在する長孔であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の基板。
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