JP5232630B2 - くさり竪樋 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の鎖部材を連設してなるくさり竪樋の改良に関する。
くさり竪樋は、雨水を、鎖状に連設した複数の鎖部材に伝わせて、下方に誘導するものであり、装飾性を有し、高級感を創出したさまざまな種類のものが市販されており、その構造、形状についても従来から種々のものが提案されている。
特許文献1に示された、くさり竪樋を構成する個々の鎖部材は、漏斗状の短筒体の上下に、上下の開口から突出するように上下に係止片を設けた簡易なもので、上の係止片から下の係止片へと雨水が構造体を伝って流下しやすい構造となっており、そのように雨水を係止片に伝わせることで、雨水の飛散を抑止できるようになっている。
また図8は、従来の他のくさり竪樋を構成する鎖部材の構造を示す図で、図8(a)は鎖部材の構成部品であるカップ体の平面図、図8(b)は鎖部材の正面図である。なお、本図では鎖部材を連設してなるくさり竪樋の全体図は省略している。
この鎖部材100は、上下に開口111、112を有したカップ体110(短筒体)と、直上の鎖部材に吊り下げ連設するための上引掛け部材121と、下方に他の鎖部材100を吊り下げさせるための下引掛け部材122と、中央に孔123aを開設した水はね防止板123とを備えている。
この水はね防止板123は、カップ体110の内壁115の上部位置に、水平状態に固着され、ドーナツ状の板部123bによって、カップ体110の上面開口111を部分的に塞いでいる。すなわち、この水はね防止板123によれば、上方から流れてくる雨水はいったん板部123bで受け止められて孔123aや上引掛け部材121係合用の係合孔よりなる係合部123c、123cより落下するため、単位時間当たりの落下水量が低減され、カップ体110の下面開口112からの雨水の飛散(水はね)を防止できる。
また、上引掛け部材121は、カップ体110の上面開口111より突出するように、係合部121aが水はね防止板123の係合部123cと係合しており、下引掛け部材122は、カップ体110の下面開口112から突出するように、係合部122a、122aがその復帰弾性力によってカップ体110の底段部110a、110aと係合している。
実開平5−7825号公報
しかしながら、図8の鎖部材100は、上記のように4つの部品からなるため、工場や現場での組立て作業に時間がかかり作業効率がよくなかったし、部品点数が多いため高価なものとなっていた。さらに、この鎖部材100を連設する際には、上下の引掛け部材121、122を、上下に隣接する鎖部材に係合、連結させるとともに、それらの引掛け部材121、122の係合部121a、122aをカップ体110に係合させなければならないから、その作業は思いのほか面倒であり、時間を要していた。
また、雨水は伝い流下させれば流下速度(単位時間当たりの流水量)が落ち、水はね、飛散を少なくできるが、図8の構造によれば、上の孔123aと下の開口112との間に障害物がないため、雨水はいったん水はね防止板123で受け止められても、孔123aに流れ込む雨水は直接落下するから、カップ体110の内壁115に雨水を伝わせることは困難であると予想される。したがって、この構造によれば単位時間当たりの落下水量は少なくできても、確実に水はねを防止できるとはいえない。
また、特許文献1に記載の鎖部材は、係止片を伝って流下してきた雨水が短筒体の内壁に伝って流下するので、伝い流下による水はね防止効果は期待できるが、複数の鎖部材間で開口が上下にほとんど障害物なく貫通しているため、雨水量が多ければ直接落下する雨水量も多く、そのため水はね防止構造としては十分ではない。
さらに、特許文献1に記載の鎖部材は、部品点数が図8のものより少なく、かつ構造は比較的簡易であるが、上下の係止片を短筒体に結合させる必要があるため、図8のものと同様に、鎖部材の連設作業は効率よく行えないものと予想される。
一方、くさり竪樋は、構造を簡易にすればするほど重量感、安定感が減少し、それによって高級感が十分に表現できなくなるばかりでなく、構造があまりにも簡易であれば強風等によってカップ体が外れてしまうおそれもある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、部品点数が少なく、構造が簡易であり、組立てがしやすく、施工後には安定感があり、かつ水はね防止効果を十分に有したくさり竪樋を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のくさり竪樋は、上面部を開口し、底部に貫通孔を設けたカップ体と、カップ体の内方に装入された連設片とよりなる鎖部材を複数、連設してなるくさり竪樋であって、連設片は板状体よりなり、上部に上記開口より突出する上係合部が形成され、下部に上記貫通孔より突出する下係合部が形成され、中間に、起立された本体板と、本体板の両面より側方に突出され、上下に貫通する排水開口を有した水平板とよりなる装着部が形成されているとともに、本体板の少なくとも一部および水平板の少なくとも一部がカップ体の内壁に当接していることを特徴とする。
請求項2に記載のくさり竪樋では、連設片の下係合部は、カップ体の底部の貫通孔周辺を下方より支持する支持突片を有した構造とされる。
請求項3に記載の鎖部材は、請求項1または2に記載のくさり竪樋に使用される鎖部材であって、連設片は、上、下係合部の一方に引掛け孔が形成され、他方には他の鎖部材の引掛け孔に挿入する引掛け片が形成された形状とされ、引掛け片の端部には、他の鎖部材の引掛け孔に挿入した後に折り曲げることで、引掛け孔からの離脱を防止するようにした離脱防止片が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の鎖部材では、引掛け片に上下方向に沿った凸条リブが形成されている。
請求項1に記載のくさり竪樋によれば、くさり竪樋を構成する個々の鎖部材が、カップ体と、板状体よりなる連設片とを組み合わせただけの構成であるため、構造がきわめて簡易であり、現場等での組立て(連設)作業を効率よく短時間で行える。また、部品点数が少ないため、コストダウンにも寄与でき、また在庫管理面での利点もある。
また、連設片は、上係合部、下係合部を有するとともに、起立した本体板と水平板とよりなる装着部を備えた板状体で構成されたものであるため、成形も容易に行える。この装着部の水平板は排水開口を有しているので、十分な水はね防止効果も期待できる。
さらに、このくさり竪樋は、連設片の本体板の少なくとも一部および水平板の少なくとも一部がカップ体の内壁に当接しているので、カップ体が連設片より外れたり、カップ体だけが大きく傾いたりすることはなく、安定感にすぐれている。
請求項2に記載のくさり竪樋によれば、連設片の下係合部が、カップ体の底部の貫通孔周辺を下方より支持する支持突片を有しているため、カップ体がずれ落ちることなく、カップ体を安定的に支持できる。
請求項3に記載の鎖部材によれば、連設片の上、下係合部のいずれかに形成された引掛け片の端部に、他の鎖部材の引掛け孔に挿入した後に折り曲げることで、引掛け孔からの離脱を防止するようにした離脱防止片が形成されているので、現場で鎖部材同士をつないだ後、離脱防止片を折り曲げれば、強風等の揺れで容易には分離せず、くさり竪樋を安定して保持することができる。
請求項4に記載の鎖部材によれば、引掛け片に上下方向に沿った凸条リブが形成されているので、負荷が多くかかり、損傷しやすく、かつ引掛け孔に係合させるために幅寸法を小さくする必要のある引掛け片の強度を十分に保持することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態として示されるくさり竪樋を構成する鎖部材の説明図で、図1(a)は斜視図、図1(b)は平面図である。図2(a)は鎖部材の構成部品である連設片の正面図、図2(b)は図2(a)のA−A線の断面図、図2(c)は連設片の右側面図である。図3は、同くさり竪樋(鎖部材が連設された状態)の概略斜視図である。
このくさり竪樋1は、図3に示すように、複数の鎖部材2を連設してなり、雨水を、複数の鎖部材2に伝わせて下方に誘導し、地面に流下させるものであり、玄関先などで屋根先から地面までの間に、吊り下げるように配設される。なお、くさり竪樋1の下端には、地面に安定的に載置されるように終端鎖部材3が取り付けられている。
くさり竪樋1を構成する個々の鎖部材2(終端鎖部材3を除く。)は、上下を開口したカップ体10と、上下の鎖部材2と相互に接続する機能、カップ体10を支持する機能および水はね防止機能を兼ね備えた連設片20との2部品によって構成されている。
より具体的には、カップ体10は銅等の金属や樹脂で製され、上面部が開口され底部13に貫通孔12が設けられた、上部方向にやや広がった六角筒体状に形成されており、上端には開口11を囲むように装飾用の花弁体14が形成されている。
また、カップ体10の内部空間16は、それぞれが底部13の貫通孔12に向けてわずかに降下傾斜した6面の内壁15によって囲まれている。なお、カップ体10は六角筒体でなくてもよく、横断面が他の多角形、円形あるいは楕円形などの筒体であってもよく、流下してくる雨水を受け止め下方に流す機能と、外観を装飾するデザイン性を要したものであることが望ましい。
一方、連設片20は、リン青銅等の弾性のある金属や樹脂で製された板状体を素材とし、一部を切り取り、切り欠き、切り起こし、折り曲げ加工して成形されたものであり、上、下に上係合部21、下引係合部22が形成され、それらの中間には、起立された本体板23aと、本体板23aの両面より側方に突出した水平板23bとよりなる装着部23が形成されている。
図例では、連設片20の材料として、上係合部21に相当する部分を幅狭とし、中間の装着部23の本体板23aに相当する部分を幅広とし、下係合部22に相当する部分を上係合部21よりもやや幅広とした、リン青銅等を素材とした金属板を使用している。
上係合部21は、引掛け開口21cを有し、湾曲された、上方の鎖部材2の下係合部22に係合させるための引掛け片21aよりなり、その引掛け片21aの端部には離脱防止片21bが形成されている。この離脱防止片21bは、後述するように、上方の鎖部材2の下係合部22に係合させた後、引掛け開口21cを塞ぐ方向に折り曲げて使用するもので、折り曲げをしやすくするために、両側縁に切り込み21dが形成されている。
また、引掛け片21aの離脱防止片21bを除く部分には、上下方向に沿った凸条リブ21eが形成されている。
このように、引掛け片21aには凸条リブ21eが形成されているので、負荷が多くかかり、損傷しやすく、かつ後述する下係合部22の引掛け孔22cに係合させるために幅寸法を小さくする必要のある引掛け片21aの強度を十分に高くすることができる。
一方、下係合部22は、正面視で略矩形形状の係合板体22aであって、その係合板体22aの下端部に引掛け孔22cが形成されて、連設片20の上係合部21の引掛け片21aを挿入して係合するようにした引掛け受部22bが形成されている。また、係合板体22aの両側端には、係合板体22aの両面より相互に離反する方向に折り曲げられて延びた支持突片22d、22dが形成されている。この一対の支持突片22d、22dは、その上端でカップ体10の底部13の貫通孔12周辺を下方より支持するようになっている。
また、この連設片20はカップ体10の上面部の開口11より挿入、装着するが、貫通孔12を通過させる際には、支持突片22d、22dを弾性変形させながら、貫通孔12より突き出す。このような連設片20のカップ体10への装着は、貫通孔12の通過時に支持突片22d、22dを弾性変形させるために工具を使用すれば、図2(c)に示すように、支持突片22d、22dは下方先端を細く絞った形状であるため、比較的装着しやすく、また、いったん貫通孔12を通過させると、上部が幅広であるため容易には逆戻りしない。なお、鎖部材2の具体的な組立て手順については、図4にて後述する。
連設片20の中間に位置する装着部23の本体板23aは、カップ体10の内壁15の降下傾斜に沿った形状であり、上下2箇所には窓23aa、23aaが形成されている。これらの窓23aa、23aaは、本体板23aを切り起こしによって開口されたもので、切り起こし片は本体板23aの両面より側方に水平に突出されており、これらの水平板23b、23bには、複数の種々の形状の排水開口23baが形成されている。
また、本体板23aの両側端部23ab、23abの一部(全部でもよい)および両水平板23b、23bの端部23bb、23bbの一部(全部でもよい)は、カップ体10の内壁15に当接している。
このように、カップ体10と連設片20とは当接した状態にあるため、これらはほぼ一体化されて、カップ体10が連設片20より外れたり、カップ体10だけが大きく傾いたりすることはなく、それぞれの鎖部材2は安定な状態を保持することができる。
本実施形態では、カップ体10と連設片20との間に、適切に装着した状態で上下方向のあそびS(図2(a)、(c)を参照)を有している。なお、図2は、カップ体10を手で持ったとき、つまり連設片20が重力によって、内壁15の降下傾斜に沿ってあそびSの分だけずり落ちている状態を示している。
このようなあそびSを有した本実施形態の鎖部材2は、連設片20が重力によって、内壁15の降下傾斜に沿ってあそびSの分だけずり落ちているときには、上記4端部(本体板の両側端部23ab、23abおよび両水平板の端部23bb、23bb)の全てがカップ体10の内壁15に当接しているが(図2(a)、(c)を参照)、当該鎖部材2を上方の鎖部材2に吊り下げて、カップ体10が支持突片22dに支持されたときには、装着部23の上記4端部のうちの一部がカップ体10の内壁15より離反し、他の一部のみが内壁15に当接する構成となっている。
したがって、上記あそびSを有した鎖部材2の場合、鎖部材2を上方の鎖部材2に吊り下げた状態では、装着部23の端部の一部がカップ体10の内壁15に当接していないため、カップ体10がわずかに揺れ動く状態で保持される。もちろん、連設片20の一部がカップ体10の内壁15に当接しているため、安定感が損なわれることはない。
このように、吊り下げたときに、連設片20の装着部23とカップ体10の内壁15との間にわずかな隙間を形成させるようにしておけば、風や流下する雨水などでくさり竪樋1が揺れ動くたびに、個々のカップ体10もそれぞれ異なる方向に揺れ動く可能性があり、それによって動的な装飾性、意匠性を得ることができる。
さらに、この鎖部材2の連設片20の装着部23によれば、図2(b)に示すように、上下に開口されたカップ体10の内部空間16が水平板23bによって適度に塞がれるとともに、水平板23bの排水開口23baによって、上方開口11よりカップ体10に流れ込んでくる雨水を適度に落下させることができるので、大量の雨水が直接落下することを防ぎ、単位時間当たりの流水量を減じるように、貫通孔12より雨水を流出させることができる。
こうして、カップ体10に流れ込んできた雨水は装着部23の表面等を流下していくため、カップ体10の出口(貫通孔12)から雨水が飛散、水はねすることを防止できる。
また、本実施形態に示した上記鎖部材2によれば、鎖部材2を構成する部品の点数が少なく、またカップ体10および連設片20の形状、構造も簡易であるため、コストダウンにも貢献でき、また部品がカップ体10および連設片20の2点なので在庫管理も面倒ではない。
さらに、この鎖部材2の構造によれば、くさり竪樋1の組立て作業(複数の鎖部材の組立て作業およびそれらの連設作業)も効率的に行える。図4〜図6には、くさり竪樋1の組立て手順の一例を示している。なお、これらの図では、連設作業を行おうとしている当該鎖部材とその構成部材、部分については符号に「D」を付加し、被連設鎖部材とその構成部材、部分については符号に「U」を付加している。
図4に示すように、まず、カップ体10Dと連設片20Dとを合体させて鎖部材2Dを形成する。すなわち、まず連設片20Dをカップ体10Dの上面部の開口11Dより挿入させていき、その連設片20Dの下係合部22Dの両支持突片22dD、22dDを弾性変形させながら、カップ体10Dの底部13Dの貫通孔12Dを通過させていく(挿入前の状態を示す図4(a)および係合前の状態を示す図4(b)を参照)。なお、図4(c)は貫通孔12を通過する途中の支持突片22dD、22dDの状態を示した貫通孔12Dのやや上方の横断面図であり、図示の状態では、両方の支持突片22dD、22dDは、貫通孔12Dの周縁によって押圧されて内向きに弾性変形している。
連設片20Dをさらに押し込むと、一対の支持突片22dD、22dDは貫通孔12Dより完全に突出し、弾性復帰して、鎖部材2Dの組立てが完了する(図5(a)を参照)。さらに下方に吊るす鎖部材2Dについても、同様に形成しておく。
つぎに、すでに吊り下げられている最下端の被連設鎖部材2Uに対して、上記のようにあらかじめ形成しておいた当該鎖部材2Dを斜め状に持ち、当該鎖部材2Dの上係合部21Dの引掛け片21aDを、被連設鎖部材2Uの下係合部22Uの引掛け孔22cUに通す(図5(b)を参照)。
その後、当該鎖部材2Dの引掛け片21aDの離脱防止片21bDを、引掛け開口21cDを塞ぐように折り曲げて、引掛け片21aDが引掛け孔22cUより容易に外れないようする(図6を参照)。そして、このような連設作業を繰り返しながら、所要の長さのくさり竪樋を形成する。
以上のように、本実施形態に示したくさり竪樋1によれば、連設片20の上係合部21に形成した引掛け片21aを、上方の鎖部材2の下係合部22の引掛け孔22cに通すだけで連設ができるので、複数の鎖部材2を組み立てた状態で現場に持ち込み、現場では連設作業のみをするようにしてもよい。すなわち、図4〜図6に示した組立て作業のうち、図4および図5(a)に示した鎖部材2の組立て作業は、現場への持込み前に行っておけばよい。
したがって、このような鎖部材2によれば、現場での連設作業を短時間で行える。なお、鎖部材2の連設作業も出荷前に行い、現場では長さ調節のみを行うようにしてもよい。
以上に示した第1の実施形態では、連設片20の上係合部21に引掛け片21aが形成され、下係合部22に引掛け孔22cが形成された鎖部材2を示したが、上係合部に引掛け孔が形成され、下係合部に引掛け片が形成された、第1の実施形態のものとは逆の構成の連設片を備えた鎖部材であってもよい。このような逆の構成を有した連設片(第2の実施形態)の側面図を、図7に示している。
図7の側面図で示した鎖部材2A(連設片20A)は、上係合部21Aが引掛け孔21Abを有した係合板体21Aaよりなり、下係合部22Aが湾曲された引掛け片22Aaを備えでいる。そして、この引掛け片22Aaの端部には離脱防止片22Abが形成され、上下方向に沿って凸条リブ22Acが形成されている。また、このような逆の構成の連設片20Aであっても当然に、一対の支持突片22Ad、22Adは、下係合部22Aに形成されている。なお、装着部23およびカップ体10については、第1の実施形態のものと同様であるため、同一の符号を付して説明は省略する。
このような逆の構成の連設片を有した鎖部材によっても、上記の実施形態で示した鎖部材と同様の効果を期待できる。
本発明の第1の実施形態として示されるくさり竪樋を構成する鎖部材の説明図で、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 (a)は同鎖部材の構成部品である連設片の正面図、(b)は(a)のA−A線の断面図、(c)は側面図である。 同くさり竪樋(鎖部材が連設された状態)の概略斜視図である。 (a)、(b)は同くさり竪樋の組立て手順の一例を示した正面図、(c)は鎖部材の組立て途中の横断面図である。 (a)、(b)は同くさり竪樋の組立て手順の一例を示した正面図である。 同くさり竪樋の組立て手順の他例を示した正面図である。 本発明の第2の実施形態として示されるくさり竪樋を構成する鎖部材の構成部品である連設片の側面図である。 従来のくさり竪樋を構成する鎖部材の説明図で、(a)は鎖部材の構成部品であるカップ体の平面図、(b)は鎖部材の正面図である。
符号の説明
(第1の実施形態)
1 くさり竪樋
2 鎖部材
10 カップ体
11 上面開口
12 貫通孔
13 底部
14 花弁体
15 内壁
16 内部空間
20 連設片
21 上係合部
21a 引掛け片
21b 離脱防止片
21c 引掛け開口
21d 切り込み
21e 凸条リブ
22 下係合部
22a 係合板体
22b 引掛け受部
22c 引掛け孔
22d 支持突片
23 装着部
23a 本体板
23aa 窓
23b 水平板
23ba 排水開口
(第2の実施形態)
2A 鎖部材
21A 上係合部
21Ab 引掛け孔
22A 下係合部
22Aa 引掛け片
22Ab 離脱防止片
22Ac 凸条リブ
22Ad 支持突片
23 装着部
23a 本体板
23b 水平板
10 カップ体

Claims (4)

  1. 上面部を開口し、底部に貫通孔を設けたカップ体と、該カップ体の内方に装入された連設片とよりなる鎖部材を複数、連設してなるくさり竪樋であって、
    上記連設片は板状体よりなり、上部に上記開口より突出する上係合部が形成され、下部に上記貫通孔より突出する下係合部が形成され、中間に、起立された本体板と、該本体板の両面より側方に突出され、上下に貫通する排水開口を有した水平板とよりなる装着部が形成されているとともに、該本体板の少なくとも一部および該水平板の少なくとも一部が上記カップ体の内壁に当接していることを特徴とするくさり竪樋。
  2. 請求項1において、
    上記連設片の下係合部は、上記カップ体の底部の貫通孔周辺を下方より支持する支持突片を有した構造とされるくさり竪樋。
  3. 請求項1または2に記載のくさり竪樋に使用される鎖部材であって、
    上記連設片は、上記上、下係合部の一方に引掛け孔が形成され、他方には他の鎖部材の引掛け孔に挿入する引掛け片が形成された形状とされ、該引掛け片の端部には、他の鎖部材の引掛け孔に挿入した後に折り曲げることで、該引掛け孔からの離脱を防止するようにした離脱防止片が形成されていることを特徴とする鎖部材。
  4. 請求項3において、
    上記引掛け片には、上下方向に沿った凸条リブが形成されている鎖部材。
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