JP5232597B2 - テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、脚体と、該脚体に枢支された支持アームと、該支持アームに支持された天板と、を備え、前記支持アームの回動により前記天板の高さを調整可能としたテーブルに関する。
従来のテーブルでは、左右の脚体の上端同士を横連結杆により連結し、この横連結杆に前後方向を向く少なくとも左右1対の天板支持体の後端部を横連結杆の前方に突出するように固着し、かつ左右の天板支持体に対して天板の大部分が横連結杆の前方に位置するように取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−102101号公報(第5頁、第2図)
特許文献1に記載のテーブルにあっては、天板が脚体から前方に張り出すように配置されるため、天板の下方の空間を大きく確保して、使用者の下肢を、余裕を持って天板の下方に配置させることができ、テーブルの使い勝手がよくなって便利であるが、天板の重心が脚体から大きく離れるので、天板の前部に大きな荷重が加わった際に、テーブルが不安定になる虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、天板を脚体から前方に張り出すように配置しても、安定して設置できるテーブルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のテーブルは、
脚体と、該脚体に枢支された支持アームと、該支持アームに支持された天板と、を備え、前記支持アームの回動により前記天板の高さを調整可能としたテーブルであって、
前記脚体は、上下方向に延びる脚柱を有し、該脚柱の少なくとも一部が前記天板から離間する方向に延設され、該延設部位に前記支持アームが枢支されることを特徴としている。
この特徴によれば、天板を支持する支持アームが枢支される部位が、天板から離間されているため、天板と支持アームとを含めた部材の重心が後方側に配置されるようになり、天板を脚体から前方に張り出すように配置し、その天板の前部に大きな荷重が加わっても、安定して設置できるテーブルとすることができる。
本発明の請求項2に記載のテーブルは、請求項1に記載のテーブルであって、
前記脚柱における前記延設部位は、前記脚柱の上端部を前記天板から離間する方向に傾斜させて形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、天板から離間する延設部位を脚柱に容易に形成でき、かつ延設部位の下方側の空間に、延設部位を支持する部材等が配置されずに済むようになり、使用者の足等が配置される脚柱周りの空間を広くすることができる。
本発明の請求項3に記載のテーブルは、請求項1または2に記載のテーブルであって、
前記脚柱における前記支持アームの基端部が枢支される部位よりも下方の部位に、前記天板を上方に付勢する付勢手段の基端部が枢支されることを特徴としている。
この特徴によれば、付勢手段から天板に加わる付勢力の方向が、より垂直方向に近づくようになり、付勢手段により天板を持ち上げる力を大きく作用させることができ、支持アームが水平に近づいた場合であっても、付勢手段が天板に対して大きな付勢力を作用させることができる。
本発明の請求項4に記載のテーブルは、請求項1ないし3のいずれかに記載のテーブルであって、
前記支持アームは、先端部が前記天板に、基端部が前記脚柱に、各々枢支される2つのリンク部材が上下平行に配置される平行リンクとして構成され、前記天板の高さ調整を該平行リンクの回動により行うようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、天板を支持する支持アームに平行リンクを用いることによって、天板を常に水平に支持した状態で、天板の高さ調整を行うことができる。
本発明に係るテーブルを実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1(a)は、本発明の実施例におけるリンクテーブルの第1使用状態を示す斜視図であり、図1(b)は、リンクテーブルの第2使用状態を示す斜視図であり、図2(a)は、リンクテーブルの第1使用状態を示す側面図であり、図2(b)は、リンクテーブルの第2使用状態を示す側面図であり、図3は、支持アームとブラケットを示す分解斜視図であり、図4(a)は、ブラケットを示す斜視図であり、図4(b)は、ブラケットを示す背面図であり、図5は、リンクテーブルの第1使用状態を示す縦断側面図であり、図6は、リンクテーブルの第2使用状態を示す縦断側面図であり、図7(a)は、図5における上部リンク部材の先端部周りを示す一部拡大縦断側面図であり、図7(b)は、図6における上部リンク部材の先端部周りを示す一部拡大縦断側面図であり、図8は、図5におけるカバー部材を示すA−A端面図である。以下、図2、図5、図6、図7の紙面左方側をリンクテーブルの正面側(前方側)として説明する。
図1(a)及び図1(b)の符号1は、本発明におけるテーブルとしての企業の会議等で使用されるリンクテーブルである。このリンクテーブル1は、上下方向に延びる脚柱3を有しており、この脚柱3の下端部には、リンクテーブル1の外方に向かって複数本の側脚4が延設されている。
また、脚柱3の上端部には、支持体5が設けられており(図2参照)、この支持体5の上方に板状の天板6が配置されている。この天板6の形状は平面視において歪な略円形状をなす略そら豆型をしている。更に、支持体5には支持アーム7が枢支されており、天板6はこの支持アーム7によって支持されている。尚、脚柱3と側脚4と支持体5とによって本実施例における脚体2を構成している。
図2(a)及び図2(b)に示すように、リンクテーブル1の天板6は、支持アーム7の前後方向への回動により前後方向に水平を維持しながら移動することで、リンクテーブル1が使用される高さ位置を調整可能となっている。
具体的には、リンクテーブル1を使用者が着座して使用する場合等では、天板6の床面からの高さ位置をT1(降下位置)とする第1使用状態と(図2(a)参照)、プレゼンテーション等の起立して使用する場合等では、天板6の高さ位置をT1よりも高いT2(上昇位置)とする第2使用状態と(図2(b)参照)、で調整可能となっている。
尚、特に図示はしないが、リンクテーブル1は、使用者が使用する状況に応じて、第1使用状態(降下位置)と第2使用状態(上昇位置)との間の位置で天板6の高さを固定して使用することもできる。
次に、リンクテーブル1の構成について詳述する。脚柱3の下端部からリンクテーブル1の外側方に向かって延設される側脚4は、脚柱3から前後に2本ずつ延設されており、脚柱3を中心に平面視で略X形状をなすように配置されている。
また、これら側脚4は、前方側の側脚4の方が後方側の側脚4よりも長く形成されており、第1使用状態のリンクテーブル1が前方に向けて不用意に傾倒しないように支持している。更に、前方側の両側脚4間は、後方側の両側脚4間よりも広い空間を有しているため、天板6の下方に使用者が足を配置し易くなっている。
尚、側脚4の先端部には、キャスター8が取り付けられており、これらキャスター8によって脚体2は床面に設置され、リンクテーブル1は床面上を移動可能となっている。
脚柱3の上端に設けられる支持体5は、前方に配置されている天板6から離間する方向である後方に向かって、脚柱3の上端部から上方に傾斜をなす側面視で略三角形状に形成されており、支持体5の上端部は、脚柱3よりも後方になるように延設されている。この支持体5が本発明における延設部位を構成している。また、図5に示すように、支持体5の前方下部には、正面側に開口した収容空間5aが形成されている。
支持体5の上端部には、左右方向から後上方に向けて枢支片5bが延設されており、これら枢支片5b間には、角柱状に形成された上部リンク部材9の基端部が配置されている。そして、上部リンク部材9の基端部は左右の枢支片5bから左右を向く枢支軸24aによって枢支されており、上部リンク部材9は支持体5に対して上下方向に回動可能となっている。
図5及び図6に示すように、支持体5の収容空間5a内には、天板6を上方に向けて付勢するための本発明における付勢手段としてのガススプリング11の基端部が左右方向を向く枢支軸24cによって枢支されている。尚、ガススプリング11の基端部を枢支する枢支軸24cは、後述する下部リンク部材10の基端部を枢支する枢支軸24bよりも下方の部位に配置されている。
このガススプリング11は、圧縮空気(ガス)を封入させたシリンダ12と、このシリンダ12内部に配置され、シリンダ12の先端部から出し入れされるピストンロッド13とを有しており、ピストンロッド13を出し入れすることで、ガススプリング11の長さが変更可能となっている。
支持体5における上部リンク部材9の基端部とガススプリング11の基端部との間には、図3及び図5に示すように、支持体5を左右から挟むように2本の下部リンク部材10が配置されており、これら上部リンク部材9と左右2本の下部リンク部材10とによって支持アーム7を構成している。
これら下部リンク部材10の基端部は、左右方向を向く枢支軸24bによって支持体5に対して左右外方から枢支されており、下部リンク部材10は、互いの側面を左右で対向させた状態で配置され、支持体5に対して上下方向に回動可能となっている。
図3に示すように、下部リンク部材10の対向する左右内側面の後部側には、左右内側に互いに当接する当接面14aを有する側方突部14が突設されている。これら側方突部14は、下部リンク部材10が支持体5に枢支されることにより互いに当接面14aを当接させてネジ等の固着手段により固着されており、左右の下部リンク部材10の基端部と先端部との間での左右幅寸法が変化しないように保っている。
更に、これら下部リンク部材10の先端部近傍の左右内側面には、図3及び図5に示すように、後述するカバー部材15が嵌合するための円柱状の突軸部10aがリンクテーブル1の左右内側方に向かって突設されている。
ガススプリング11の先端部側には、カバー部材15が取り付けられている。このカバー部材15は、上方及び前後方向に開口する略円筒形状に形成された収容部15aを有しており、この収容部15a内にガススプリング11を収容することで、ガススプリング11の左右側方及び下方を被覆するようになっている。
収容部15aの先端部の左右には、左右の下部リンク部材10の突軸部10aに回動可能に嵌合するための軸受部15bが形成されており、これら軸受部15bは側面視で略C字形状をなしている。カバー部材15の後部には、左右側方からカバー部材15の上方に向けて本発明における閉塞部としての閉塞板15cが延設されている(図8参照)。
また、これら閉塞板15cは、前方側に向けて下方に傾斜をなす側面視で略三角形状の板状部に形成されており、その下端部は鈍角形状に形成されている。図8に示すように、両閉塞板15cの左右幅寸法は、左右外側方に配置されている両下部リンク部材10間に挿通可能程度の長さに形成されている。尚、両閉塞板15cと両下部リンク部材10との間の離間寸法は、使用者の手指が入らない寸法となっている。
更に、カバー部材15の後端部には、ガススプリング11を挿通させるための環状の筒部15dが形成されている。カバー部材15は、この筒部15dをガススプリング11の先端部側から挿通させることで、ガススプリング11を収容部15a内に収納するようになっている。
図3及び図5に示すように、ガススプリング11の先端部は、カバー部材15の各軸受部15bが左右の突軸部10aに嵌合することで、両突軸部10a間に配置されるようになっている。この状態で、左右方向を向く枢支軸24dによってガススプリング11と両下部リンク部材10とが枢支され、カバー部材15の左右の閉塞板15cは、下部リンク部材10間に配置される。
ガススプリング11が下部リンク部材10と同軸である枢支軸24dに枢支されたことにより、下部リンク部材10はガススプリング11を操作することで上下動するピストンロッドに付勢されるようになり、下部リンク部材10はガススプリング11の操作によって上下方向に回動可能となっている。
図2(a)に示すように、ガススプリング11と下部リンク部材10との間には、ガススプリング11と下部リンク部材10との先端部近傍で鋭角θをなす空間部16が形成されるが、この空間部16の先端部は、カバー部材15の閉塞板15cによって左右方向から閉塞されている。
図3に示すように、天板6の下面には、上部リンク部材9と下部リンク部材10とを枢支するための本発明におけるアーム受け部としてのブラケット17が取り付けられている。図4(a)及び図4(b)に示すように、ブラケット17は、上面が平坦に形成された板状のベース体17aを有しており、このベース体17aの前方側の下部には、枢支突部17bが下方に向けて突設されている。
この枢支突部17bの左右幅寸法は、両下部リンク部材10の間の離間寸法と略同一に形成されており、枢支突部17bの下端部には、左右方向に連通する枢支孔17cが穿設されている。また、枢支突部17bの後部には、本発明における突部としての当接突部17dが下方に向けて突設されており、その下面は上部リンク部材9と当接する平坦な被当接面17fに形成されている。この当接突部17dのブラケット17からの突設寸法は、枢支突部17bよりも短寸に形成されている。
また、当接突部17dの左右には、遮蔽板17eが下方に向けて突設されている。これら遮蔽板17eの内側面の間には、上部リンク部材9が遮蔽板17eの間に挿通可能な程度の離間寸法に形成されている。更に、これら遮蔽板17eの突設寸法は、当接突部17dよりも長寸であるとともに、当接突部17dよりも短寸に形成されている。尚、遮蔽板17eにおける当接突部17dよりも下方位置には、左右方向を向く枢支孔17gが穿設されている。
上部リンク部材9の先端部は、左右の遮蔽板17e間に挿通された後、両枢支孔17g間に配置される。そして、2つの枢支孔17g間に枢支軸24eが挿通されることによって、上部リンク部材9はブラケット17に枢支されている。
また、下部リンク部材10の先端部は、ブラケット17の枢支孔17cを左右から挟むように配置されている。この状態から左右方向を向く枢支軸24fを下部リンク部材10と枢支孔17cに挿通させることによって、下部リンク部材10はブラケット17に枢支されている。このように上部リンク部材9及び下部リンク部材10のそれぞれの両端部をブラケット17と支持体5とに枢支することにより、上部リンク部材9と下部リンク部材10とは、上下方向に平行となる平行リンク機構を構成している。
更に、図3及び図5に示すように、ブラケット17の前部の下面には、ガススプリング11の操作を行うためのレバー18が取り付けられている。このレバー18は、その内部にレバー18を下方に向かって付勢される付勢体19が備えられており、この付勢体19には、左右端部から左右外側に向かって軸部19aが延設されており、この軸部19aを枢支突部17bの左右に配置された保持体20に保持させることによって、付勢体19がブラケット17に取り付けられている。
一方、ガススプリング11の先端部には、このガススプリング11のシリンダ12内の圧縮空気の開放操作を行うことで、ピストンロッド13を延設させるための操作部21が取り付けられている。この操作部21とレバー18はワイヤー22によって接続されており、使用者がレバー18を上方に向けて回動操作することにより、操作部21がシリンダ12内の圧縮空気を開放操作するようになっている。尚、レバー18の回動操作は、使用者がレバー18から手を離すことにより付勢体19がレバー18を下方に向けて回動させるので、使用者はレバー18を元の位置に配置しなおす必要が無いようになっている。
次に、このリンクテーブル1の動作について詳述する。先ず、図2(a)に示すように、第1使用状態におけるリンクテーブル1は、天板6を床面からの高さ位置T1である降下位置で脚柱3の前方側に配置されている。このとき、リンクテーブル1の重心は前方側に位置しているが、前方側に延設されている2本の側脚4によりリンクテーブル1を支持するとともに、脚柱3よりも後方側に支持体5の上端部が配置されていることにより前方に向けての傾倒が防止されている。
また、図7(a)に示すように、上部リンク部材9と下部リンク部材10は、床面に対して水平に配置されており、特に上部リンク部材10が当接突部17dの被当接面17fと当接することで、天板6の下方への移動を規制されている。更に、上部リンク部材9と当接突部17dの被当接面17fとが当接することで、ブラケット17の後方における上部リンク部材9と天板6の下面との間には、上下寸法Lの間隙23が形成される。
リンクテーブル1を第1使用状態から第2使用状態にする際には、使用者が天板6の前部下方に配置されたレバー18を上方に向けて回動させることにより、ワイヤー22を介して操作部21からガススプリング11を操作し、ピストンロッド13を上方に向けて延設させる。このとき、ピストンロッド13によって下部リンク部材10が上方に向けて付勢されることで、下部リンク部材10は枢支軸24bを中心に後上方に向けて回動される。
同時に、ピストンロッド13の上方に向けての付勢はブラケット17を介して上部リンク部材9にも伝達されることで、上部リンク部材9は枢支軸24aを中心に後上方に向けて回動され、図7(b)に示すように、枢支軸24aの先端部は当接突部17dより離間する。尚、これら上部リンク部材9と下部リンク部材10とは平行リンク機構を構成しているため、天板6は上部リンク部材9と下部リンク部材10との後上方への回動によって水平が保たれたまま後上方に移動する。
そして、ピストンロッド13が上方に向けて完全に延設されることで、図2(b)に示すように、天板6が脚柱3の上方に高さ位置T2である上昇位置に配置され、リンクテーブル1が第2使用状態となる。このとき、ガススプリング11と下部リンク部材10の先端部近傍との間に形成されている空間部16の先端部は、図2(a)に示す鋭角θよりも小さい鋭角ωに形成されているが、この先端部はカバー部材15の閉塞板15cによって左右外方から閉塞されているため、リンクテーブル1を第1使用状態から第2使用状態とする際に、使用者の手指がガススプリング11と下部リンク部材10との間で挟まれてしまうことが防止されている。
次に、リンクテーブル1を第2使用状態から第1使用状態にする際には、使用者がレバー18を上方に向けて回動させた状態で、天板6を下方に向かって押圧し、ガススプリング11のピストンロッド13をシリンダ12内に収納する。このようにすることで、上部リンク部材9と下部リンク部材10とは、前下方に向けて回動されるので、天板6が前下方に向けて水平が保たれた状態で移動する。
このとき、図7(a)に示すように、上部リンク部材9の先端部が天板6に向かって近接するように回動して被当接面17fに当接することで、上部リンク部材9は天板6の下面との間に上下寸法Lの間隙23を形成して回動を停止する。この上下寸法Lの間隙23が形成されることで、リンクテーブル1を第2使用状態から第1使用状態にする際に、使用者の手指がブラケット17の後方で挟まれてしまうことが防止されている。
尚、上部リンク部材9と当接突部17dとの間は、左右を遮蔽板17eによって常に左右外方から使用者の指が入り込まないよう遮蔽されているため、天板6が上昇位置から降下位置にかけて移動されても、上部リンク部材9と当接突部17dとの間に、使用者の手指が挟まれてしまうことを確実に防止できる。
以上説明したように、本発明の実施例としての机1では、脚体2は、上下方向に延びる脚柱3を有し、脚柱3の少なくとも一部が天板6から離間する方向に延設され、支持体5に支持アーム7が枢支されることで、天板6を支持する支持アーム7が枢支される支持体5の上端部が、天板6から離間されているため、天板6と支持アーム7とを含めた部材の重心が後方側に配置されるようになり、天板6を脚体2から前方に張り出すように配置し、その天板6の前部に大きな荷重が加わっても、安定して設置できるリンクテーブル1とすることができる。
また、脚柱3における支持体5は、支持体5の上端部を天板6から離間する方向に傾斜させて形成されることで、天板6から離間する支持体5の上端部を脚柱3に容易に形成でき、かつ支持体5の上端部の下方側の空間に、支持体5の上端部を支持する部材等が配置されずに済むようになり、使用者の足等が配置される脚柱3周りの空間を広くすることができる。
また、脚柱3における支持アーム7の基端部が枢支される部位よりも下方の部位に、天板6を上方に付勢するガススプリング11の基端部が枢支されることで、ガススプリング11から天板6に加わる付勢力の方向が、より垂直方向に近づくようになり、ガススプリング11により天板6を持ち上げる力を大きく作用させることができ、支持アーム7が水平に近づいた場合であっても、ガススプリング11が天板6に対して大きな付勢力を作用させることができる。
また、支持アーム7は、先端部が天板6に、基端部が脚柱3に、各々枢支される2つの上部リンク部材9及び下部リンク部材10が上下平行に配置される平行リンク機構として構成され、天板6の高さ調整を平行リンク機構の回動により行うようになっていることで、天板6を支持する支持アーム7に平行リンク機構を用いることによって、天板6を常に水平に支持した状態で、天板6の高さ調整を行うことができる。
また、天板6は、その下部に下方に突出するブラケット17を有し、ブラケット17に上部リンク部材9及び下部リンク部材10の先端部を各々枢支するとともに、ガススプリング11の先端部が下部リンク部材10の先端部近傍に枢支されることで、ガススプリング11から天板6に加わる付勢力が、下方に突出するブラケット17の下方側を押し上げるようにして、天板6の前方側を持ち上げるように作用し、使用者に近い天板6の前方側に大きな荷重が加わっても、ガススプリング11により天板6を持ち上げることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、企業の会議等で使用されるリンクテーブル1として説明したが、使用される場所は教育機関や一般家庭等であってもよい。
また、前記実施例では、支持体5と下部リンク部材10との間に付勢手段としてのガススプリング11を取り付けたが、付勢手段として用いるものは下部リンク部材10を上方に向けて付勢することができればオイルダンパやバネ等であってもよい。
また、支持体5と下部リンク部材10との間に付勢手段としてのガススプリング11を取り付け、下部リンク部材10を上方に付勢することで天板6を上後方に移動させたが、このガススプリング11は必ずしも必要ではなく、例えば、ガススプリング11を設けずに、支持体5に上部リンク部材9または下部リンク部材10の前後揺動位置を固定する固定手段を設け、使用者が手動により天板6を移動させた後、固定手段により上部リンク部材9または下部リンク部材10を固定することで、リンクテーブル1の第1使用状態と第2使用状態とを調整可能としてもよい。
また、前記実施例では、支持アーム7が枢支される支持体5が脚柱3の上端部から延設されていたが、脚柱3の上端部よりも下方の部位から支持体を天板6から離間する方向に延設して、この支持体に支持アーム7を枢支するようにしてもよい。
(a)は、本発明の実施例におけるリンクテーブルの第1使用状態を示す斜視図であり、(b)は、リンクテーブルの第2使用状態を示す斜視図である。 (a)は、リンクテーブルの第1使用状態を示す側面図であり、(b)は、リンクテーブルの第2使用状態を示す側面図である。 支持アームとブラケットを示す分解斜視図である。 (a)は、ブラケットを示す斜視図であり、(b)は、ブラケットを示す背面図である。 リンクテーブルの第1使用状態を示す縦断側面図である。 リンクテーブルの第2使用状態を示す縦断側面図である。 (a)は、図5における上部リンク部材の先端部周りを示す一部拡大縦断側面図であり、(b)は、図6における上部リンク部材の先端部周りを示す一部拡大縦断側面図である。 図5におけるカバー部材を示すA−A端面図である。
符号の説明
1 リンクテーブル(テーブル)
2 脚体
3 脚柱
5 支持体
6 天板
7 支持アーム
9 上部リンク部材
10 下部リンク部材
10a 突軸部
11 ガススプリング(付勢手段)
15 カバー部材
15a 収容部
15c 閉塞板(閉塞部)
15d 筒部
16 空間部
17 ブラケット(アーム受け部)
17d 当接突部(突部)
17e 遮蔽板
17f 被当接面

Claims (4)

  1. 脚体と、該脚体に枢支された支持アームと、該支持アームに支持された天板と、を備え、前記支持アームの回動により前記天板の高さを調整可能としたテーブルであって、
    前記脚体は、上下方向に延びる脚柱を有し、該脚柱の少なくとも一部が前記天板から離間する方向に延設され、該延設部位に前記支持アームが枢支されることを特徴とするテーブル。
  2. 前記脚柱における前記延設部位は、前記脚柱の上端部を前記天板から離間する方向に傾斜させて形成されることを特徴とする請求項1に記載のテーブル。
  3. 前記脚柱における前記支持アームの基端部が枢支される部位よりも下方の部位に、前記天板を上方に付勢する付勢手段の基端部が枢支されることを特徴とする請求項1または2に記載のテーブル。
  4. 前記支持アームは、先端部が前記天板に、基端部が前記脚柱に、各々枢支される2つのリンク部材が上下平行に配置される平行リンクとして構成され、前記天板の高さ調整を該平行リンクの回動により行うようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のテーブル。
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