JP5232570B2 - ベルト付着物除去装置 - Google Patents

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本発明は、ベルト付着物除去装置の改良に関するものである。
粉末、例えば洗浄剤粉末の製造工程では、洗浄剤のベース粉に対し、様々な目的の添加剤の粉末を添加している。図6に示すように、各種添加剤は、ホッパー1A、1B、1Cから添加剤供給用のベルトコンベア2上に供給され、ベルトコンベア2の端部から混合機3に投入される。混合機3においては、別途投入された洗浄剤のベース粉と添加剤とが混合され、製品粉末を得る。得られた製品粉末は、混合機3から排出用のベルトコンベア4上に排出され、さらに、製品サイロ5、5、5に投入される。
上記したような製造工程で用いるベルトコンベア2、4では、特に添加剤等の粉末がベルトコンベア2の搬送ベルト7の表面に付着しやすい。
図7に示すように、ベルトコンベア2、4は、無端状の搬送ベルト7が、両端に設けられた駆動プーリ8間に巻き回されており、適宜間隔で回転自在に設けられたローラシャフト9によって、搬送ベルト7の軌道がガイドされている。
搬送ベルト7の表面に添加剤等の粉末が付着すると、特に、ベルトコンベア2、4の下面側(戻り側)において、付着した粉末が搬送ベルト7とローラシャフト9との間を通るため、これによって搬送ベルト7の軌道が蛇行してしまう。また、ローラシャフト9によって、搬送ベルト7に粉末が押し付けられるため、粉末は搬送ベルト7の表面に固く堆積してしまう。このため、搬送ベルト7の表面に堆積した粉末を定期的に除去する必要があり、これによって手間が掛かるうえ、生産効率の低下等の問題を招いていた。
そこで、従来より、図7に示したように、搬送ベルト7の表面に付着した粉末を掻き落とすためのスクレーパ10が設けられていたが、付着した粉末を確実に掻き落とすことができず、さらなる改善が望まれていた。
なお、スクレーパ10により搬送ベルト7の表面に付着した粉末を確実に掻き落とすには、スクレーパ10の接触部を鋭利にしたり、スクレーパ10を搬送ベルト7に強く押し付けること等が考えられるが、これらの方策では、搬送ベルト7の表面が摩耗・損傷しやすく、その耐久性を低下させる等の問題を招くため、有効な解決策とは言えない。
また、スクレーパ10で掻き落としきれなかった粉末が、ベルトコンベア2、4の下面側においてローラシャフト9と接触して受け皿11上に落下することもあり、落下した粉末を定期的に清掃する等の手間も掛かっていた。
そこで、スクレーパの表面に、溝を形成し、この溝によって粉末の掻き落とし効果を高める提案もなされている(例えば、特許文献1参照。)。
また、スクレーパの近傍に、搬送ベルトの表面に付着した粉末を吹き飛ばすための手段を備えた構成が提案されている(例えば、特許文献2、3参照。)。
特開2005−255375号公報 特開平6−345242号公報 特開2007−62992号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、表面に溝を形成したスクレーパにおいても、十分な効果が得られているとは言い難く、さらなる性能向上が望まれる。
また、特許文献2、3に記載の技術のように、粉末を吹き飛ばす構成においては、周囲雰囲気中に粉塵が飛散することになり、環境面において好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、搬送ベルトの表面に付着した粉末を確実に除去し、メンテナンスの手間を軽減するとともに、生産効率を向上させることのできるベルト付着物除去装置及びベルトコンベアを提供することを目的とする。
かかる目的のもとになされた本発明のベルト付着物除去装置は、循環駆動される無端状の搬送ベルトを備えたベルトコンベアに装着されるベルト付着物除去装置であって、搬送ベルトの表面に近接または接触して設置され、搬送ベルトの幅方向に延在する筒状の本体と、本体の外周面に、搬送ベルトの幅方向に連続して形成され、本体の内外を連通するスリットと、本体においてスリットの搬送ベルトの送り方向の前後にそれぞれ形成された、搬送ベルトの表面に略平行な平坦部と、スリットから連続して平坦部に形成され、搬送ベルトが循環駆動されるときに、搬送ベルトの表面に付着した付着物を掻き落とす段部と、本体に接続され、スリットに対向する搬送ベルトの表面から段部により掻き落とされた付着物を、スリットで吸引するための負圧を発生させる負圧源と、を備えることを特徴とする。
このようなベルト付着物除去装置においては、スリットの前後の平坦部に形成された段部により、循環駆動される搬送ベルトの表面に付着した付着物を掻き落とし、掻き落とした付着物を、負圧源で発生する負圧により、スリットで吸引することができる。このように付着物を掻き落としつつ吸引することで、付着物を確実に除去できる。また、吸引により付着物を除去するため、周囲に粉塵等が飛び散ることもない。
また、スリットに連続して形成された段部により、スリットにおける吸引力は、スリットの前後にも作用する。スリットのみが形成されている場合には、搬送ベルトに吸い付いてしまい、搬送ベルトの動作等に支障を来たすことがあるが、この段部を、スリットから平坦部の外側まで連続させれば、吸引力はスリットの前後の開放された空間にも作用するため、搬送ベルトに吸い付くのを防止し、搬送ベルトの動作に支障を来たすのを回避できる。
段部は、平坦部に複数形成され、搬送ベルトを循環駆動させたときに、搬送ベルトの幅方向全域が、複数の段部の少なくとも一つに対向するのが好ましい。これにより、搬送ベルトの幅方向全域から付着物を確実に除去できる。
このためには、段部は、搬送ベルトの送り方向に対し、予め定められた角度で傾斜して形成するのが好ましい。その場合、互いに隣接する段部どうしにおいては、一方の段部の一端と、他方の段部の他端とが、搬送ベルトの送り方向において、互いに重複するように配置するのが好ましい。
また、段部は、平坦部に形成された溝によって構成するのが好ましい。このようにすると、負圧源で発生させた負圧により、スリットだけでなく、その前後の溝においても、段部により掻き落とされた付着物を吸引することができ、その吸引除去効果が高まる。
このようなベルト付着物除去装置は、搬送ベルトの表面に先端部を対向させて設置されて搬送ベルトの幅方向に延在する、従来からの板状のスクレーパと組み合わせて用いるのが好ましく、その場合、ベルト付着物除去装置は、板状のスクレーパに対し、搬送ベルトの送り方向下流側に設置するのが好ましい。
ところで、上記ベルト付着物除去装置は、円筒状のパイプ材の外周面を、パイプ材の軸方向に沿って切削することで、パイプ材からなる本体と、スリットおよび平坦部を形成することができるので、その製作を容易かつ低コストで行える。
本発明は、両端部に設けられ、少なくとも一方が駆動源により回転駆動される一対のプーリと、一対のプーリ間に巻き回された無端状の搬送ベルトと、搬送ベルトの表面に近接または接触して設置されたベルト付着物除去装置と、を備えたベルトコンベアとすることもできる。その場合、このベルトコンベアは、ベルト付着物除去装置が、搬送ベルトの表面に近接または接触して設置され、搬送ベルトの幅方向に延在する筒状の本体と、本体の外周面に、搬送ベルトの幅方向に連続して形成され、本体の内外を連通するスリットと、本体においてスリットの搬送ベルトの送り方向の前後にそれぞれ形成された、搬送ベルトの表面に略平行な平坦部と、スリットから連続して平坦部に形成され、搬送ベルトが循環駆動されるときに、搬送ベルトの表面に付着した付着物を掻き落とす段部と、本体に接続され、スリットに対向する搬送ベルトの表面から段部により掻き落とされた付着物を、スリットで吸引するための負圧を発生させる負圧源と、を備えることを特徴とする。
なお、本発明は、洗浄剤粉末をはじめとする各種粉末、粒子だけでなく、スラリー状の物体を搬送する場合においても適用することができ、その適用対象を何ら限定する意図は無い。
本発明によれば、スリットの前後の平坦部に形成された段部により、搬送ベルトの表面に付着した付着物を掻き落とし、掻き落とした付着物を、スリットから吸い込んで回収することができる。これにより、搬送ベルトの表面から付着物を確実に掻き落とすことができ、メンテナンスの手間を軽減して、生産効率を向上させることが可能となる。
また、段部により、スリットにおける吸引力は、スリットの前後にも作用する。したがって、スリットのみが形成されている場合には、搬送ベルトに吸い付いてしまい、搬送ベルトの動作等に支障を来たすことがあるが、段部により、吸引力はスリットの前後の開放された空間にも作用するため、搬送ベルトに吸い付くのを防止し、搬送ベルトの動作に支障を来たすのを回避できる。
さらに、段部を、平坦部に形成された溝によって形成すれば、この溝がベルトコンベアの表面に近接あるいは接触することで、溝からも付着物を吸い込むことができ、スリットだけでなく、その前後の広い範囲で付着物の吸引を行える。したがって、付着物の吸引効果が高まり、上記効果は一層顕著なものとなる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、洗浄剤製造装置に用いられるベルトコンベア30の要部を示す図である。ここで、洗浄剤製造装置の全体構成は、図6に示したものと同様とされる。
図1に示すように、ベルトコンベア30は、無端状で帯状の搬送ベルト31が、ベルトコンベア30の両端に設けられた円柱状のプーリ32(一方のみを図示)間に巻き回されている。一方のプーリ32が図示しないモータによって一方向に回転駆動されることで、搬送ベルト31が循環駆動される。搬送ベルト31は、適宜間隔で回転自在に支持されて設けられた円柱状のローラシャフト33により、その軌道がガイドされている。
ベルトコンベア30は、搬送ベルト31上に供給された粉末、例えば添加剤を搬送し、ベルトコンベア30の端部30aにおいて搬送ベルト31がプーリ32によって折り返される部分において、添加剤を次工程のベルトコンベア30’等に落下させて受け渡す。
ベルトコンベア30の、駆動側のプーリ32の下方には、プーリ32によって折り返された搬送ベルト31の搬送側表面に対向して、スクレーパ40と集塵スクレーパ(ベルト付着物除去装置)50とが、搬送ベルト31の送り方向上流側と下流側とに前後して設けられている。
このうち、スクレーパ40は、搬送ベルト31と同等以上の幅を有した平帯状で、その先端部40aを搬送ベルト31に近接、あるいは押し付けた状態で設けられている。
図2(a)に示すように、集塵スクレーパ50は、スクレーパ40と同様、搬送ベルト31と同等以上の幅を有している。この集塵スクレーパ50は、搬送ベルト31の幅方向に延びる中空の筒体(本体)51から形成されている。図2(b)に示すように、筒体51には、搬送ベルト31に対向する側に、筒体51の内外を連通するスリット52が形成されている。図3(a)に示すように、スリット52は、搬送ベルト31の幅方向、つまり搬送ベルト31の送り方向と直交する方向に延びて形成されている。
また、筒体51は、スリット52の両側、つまり搬送ベルト31の送り方向において、スリット52の前後両側が、搬送ベルト31の表面に平行でほぼ平坦な平坦部53とされている。
この平坦部53は、図2(a)に示したように、搬送ベルト31の幅寸法以上の長さの領域に形成しても良いし、搬送ベルト31の幅寸法未満の長さの領域に形成し、搬送ベルト31の表面には、平坦部53の両側の筒体51が接触するようにしても良い。
図3および図4に示すように、平坦部53には、搬送ベルト31の表面に付着した粉末(付着物)を掻き落とすための段部54が、スリット52から平坦部53の外側まで連続して形成されている。本実施の形態においては、この段部54は、平坦部53に溝55を形成することによって実現されている。
図2(a)に示したように、集塵スクレーパ50の筒体51の一端51aは、閉塞あるいはサクション穴が形成され、他端51bは図示しないホースを介して吸引ブロア等の負圧源に接続されている。負圧源で発生する負圧によって、スリット52からスリット52近傍の粉末等を筒体51内に吸い込む。このとき、平坦部53が搬送ベルト31に近接あるいは接触することで、負圧は溝55にも作用し、溝55に対向する搬送ベルト31の表面に吸引力を作用させ、スリット52から筒体51内に粉末を吸い込むことをできる。
筒体51内に吸い込まれた粉末は、ホース(図示無し)を介し、図示しない分離機やフィルタ等のセパレータにより回収される。
ここで、吸引ブロア等の負圧源においては、負圧により、風速5〜20m/s、風量1〜2m/minの風を発生させるのが好ましい。風速5m/s未満、風量1m/min未満では、吸引力が低く、風速20m/s、風量2m/minを超えると、集塵スクレーパ50による搬送ベルト31の吸引力が強くなり、集塵スクレーパ50と搬送ベルト31との間の摩擦抵抗が発生し、搬送ベルト31の動作精度(送り速度等)に悪影響を及ぼし、安全運転、安定運転ができなくなる。
図3(a)に示したように、溝55は、搬送ベルト31の幅方向において一定間隔ごとに形成されている。さらに、溝55は、搬送ベルト31の送り方向に対し、所定の角度で傾斜して形成され、互いに隣接する段部54、54が搬送ベルト31の送り方向において一部で重複し、搬送ベルト31が幅方向の全域において、少なくとも一つの段部54に対向するようになっている。すなわち、互いに隣接する段部54、54どうしにおいては、一方の段部54の一端54aと、他方の段部54の他端54bとが、搬送ベルト31の送り方向において、互いに重複する。
これにより、溝55において、搬送ベルト31の送り方向下流側に位置する段部54によって搬送ベルト31の表面全域から粉末を削り取ることができる。削り取られた粉末は、溝55を通してスリット52から吸引される。
ここで、段部54の搬送ベルト31の送り方向に対する傾斜角度は、例えば30〜60°とするのが好ましい。傾斜角度が30°を下回ると、互いに隣接する段部54、54を重複させるには、溝55の設置間隔を狭めなければならず、加工の手間が掛かるうえ、溝55の本数が増えると吸引力が低下し、吸引効果も下がる。だからといって、吸引ポンプ(図示無し)の能力を高めるのは、装置コスト上昇に繋がる。また、段部54の傾斜角度が60°を超えると、溝55の連続する長さが長くなり、粉末による溝55の閉塞が起こりやすくなると共に、コンベア上の付着物の除去面積が小さくなり、効率的な吸引効果が低下しやすい。
また、溝55の幅は、1〜5mmとするのが好ましい。幅が1mm未満であると、吸引効果が悪く、粉末の閉塞も生じやすい。また、幅が5mmを超えると、溝55内の風速が低下し、吸引効果が低下する。
このような集塵スクレーパ50は、合金材料、ゴム系材料、テフロン(登録商標)系や硬質ビニール系等の樹脂材料から形成することができる。搬送ベルト31に損傷や摩耗を与えないよう、ゴム系材料や樹脂系材料から集塵スクレーパ50を形成するのが好ましい。上記材料から集塵スクレーパ50を形成するには、上記材料からなるパイプ材の外周面を切削すれば、平坦部53およびスリット52を形成することができ、さらに平坦部53に段部54(溝55)を形成すればよい。このように、集塵スクレーパ50は、市販の材料等を用いて安価に製作することができる。
上述したような構成によれば、集塵スクレーパ50は、スリット52の前後の平坦部53に形成された溝55によって、搬送ベルト31の表面に付着した粉末を掻き落とす段部54が形成され、これによって段部54で掻き落とした粉末を、スリット52から吸い込んで回収することができる。これにより、搬送ベルト31の表面から粉末を確実に掻き落とすことができ、メンテナンスの手間を軽減して、生産効率を向上させることが可能となる。
また、段部54により、スリット52における吸引力は、集塵スクレーパ50の前後にも作用する。つまり、段部54(溝55)が形成されておらず、スリット52のみが形成されている場合、吸引力は全て搬送ベルト31に作用し、搬送ベルト31に集塵スクレーパ50が吸い付いてしまい、搬送ベルト31の動作等に支障を来たすことがある。これに対し、段部54により、吸引力は集塵スクレーパ50の前後の空間にも作用するため、搬送ベルト31に集塵スクレーパ50が吸い付くのを防止して、搬送ベルト31の動作に支障を来たすのを回避できる。
しかも、段部54は、平坦部53に形成された溝55によって形成されている。この溝55が搬送ベルト31の表面に近接あるいは接触することで、溝55からも粉末を吸い込むことができ、スリット52だけでなく、その前後の広い範囲で粉末の吸引を行える。したがって、粉末の吸引効果が高まり、上記効果は一層顕著なものとなる。
なお、図1〜図4の例では、全ての段部54(溝55)を同一方向に傾斜させる構成の集塵スクレーパ50としたが、図5(a)に示すように、スリット62の下流側と上流側とで段部64(溝65)の傾斜方向を互いに異なるような集塵スクレーパ60としても良い。また、図5(b)に示すように、搬送ベルト31の幅方向において、段部74(溝75)の傾斜方向を線対称に形成した集塵スクレーパ70とすること等も可能である。
なお、上述した実施形態では、洗浄剤製造装置に用いられるベルトコンベア30について説明したが、ベルトコンベア30以外については、洗浄剤製造装置はいかなる構成であっても良い。また、ベルトコンベア30についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲内であれば、他のいかなる構成に変更することも可能である。
また、ベルトコンベア30の用途は、本発明は本実施形態で説明したものに限定されるものではなく、他のいかなる用途に用いても良い。
上記構成について、実証実験を行ったので、その結果を以下に示す。
下記の例において特に明記のない場合の組成は、「%」は質量%、表中の各成分の量は表1の組成については、純分としての配合量を示し、表2は記載成分の配合量で示した。
下記製造方法により、洗浄剤粒子を得た。
<洗浄剤粒子の調製方法>
下記表1に示す組成に従って、以下の手順で洗浄剤粒子A1を調製した。まず、撹拌装置を具備したジャケット付き混合槽に水を入れ、温度を60℃に調整した。これにα−SF−Naとノニオン界面活性剤を除く界面活性剤を添加し、10分間撹拌した。続いてMA1(アクリル酸/マレイン酸コポリマーナトリウム塩)と蛍光剤とを添加した。さらに10分間撹拌した後、粉末A型ゼオライトの一部(2.0%相当量(対各粒子、以下同じ)の捏和時添加用、3.2%相当量の粉砕助剤用、1.5%相当量の表面被覆用の各A型ゼオライトを除く)、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、硫酸ナトリウム及び亜硫酸ナトリウムを添加した。さらに20分間撹拌して水分38%の噴霧乾燥用スラリーを調製した後、向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度280℃の条件で噴霧乾燥し、平均粒子径320μm、嵩密度0.30g/cm、水分5%の噴霧乾燥粒子を得た。
一方、原料の脂肪酸エステルをスルホン化し、中和して得られたα−SF−Naの水性スラリー(水分濃度25%)に、ノニオン界面活性剤の一部(α−SF−Naに対して25%)を添加し、水分を11%になるまで薄膜式乾燥機で減圧濃縮して、α−SF−Naとノニオン界面活性剤の混合濃縮物を得た。
上述の噴霧乾燥粒子、この混合濃縮物、2.0%相当量のA型ゼオライト、0.5%相当量の噴霧添加用を除く残りのノニオン界面活性剤及び水を連続ニーダー((株)栗本鐵工所製、KRC−S4型)に投入し、捏和能力120kg/hr、温度60℃の条件で捏和し、界面活性剤含有混練物を得た。この界面活性剤含有混練物を穴径10mmのダイスを具備したペレッターダブル(不二パウダル(株)製、EXDFJS−100型)を用いて押し出しつつ、カッターで切断し(カッター周速は5m/s)長さ5〜30mm程度のペレット状界面活性剤含有成型物を得た。
次いで、得られたペレット状界面活性剤含有成型物に粉砕助剤としての粒子状A型ゼオライト(平均粒子径180μm)を3.2%相当量添加し、冷風(10℃、15m/s)共存下で直列3段に配置したフィッツミル(ホソカワミクロン(株)製、DKA−3)を用いて粉砕した(スクリーン穴径:1段目/2段目/3段目=12mm/6mm/3mm、回転数:1段目/2段目/3段目いずれも4700rpm)。最後に水平円筒型転動混合機(円筒直径585mm、円筒長さ490mm、容器131.7Lのドラム内部壁面に内部壁面とのクリアランス20mm、高さ45mmの邪魔板を2枚有するもの)で、充填率30容積%、回転数22rpm、25℃の条件で酵素と1.5%相当量の微粉A型ゼオライトを加え、0.5%相当量のノニオン界面活性剤と香料を噴霧しつつ、1分間転動し表面改質して粒子を得た(平均粒子径550μm、嵩密度0.84g/cm)。
得られた粒子の一部を着色するために、界面活性剤含有粒子をベルトコンベアで0.5m/sの速度で移送しつつ(ベルトコンベア上の界面活性剤含有粒子層の高30mm、層幅300mm)、その表面に色素の20%水分散液を噴霧し、水平円筒型転動混合機(円筒直径585mm、円筒長さ490mm、容器131.7Lのドラム内部壁面に内部壁面とのクリアランス20mm、高さ45mmの邪魔板を2枚有するもの)で、充填率30容積%、回転数22rpm、25℃の条件で、各種添加剤である被覆無機粒子と酵素粒子を表2の配合比で添加し、5分間混合し、洗浄剤粒子を得た。得られた洗浄剤粒子の粉体物性は、平均粒子径530μm、嵩密度0.87g/cm、安息角45°であった。
Figure 0005232570
Figure 0005232570
上記のようにして洗浄剤粒子を得る過程において、上記被覆無機粒子を上記図1〜図4に示したようなベルトコンベア30で搬送した。
そのとき、ベルトコンベア30の搬送ベルト31の幅は750mm、搬送速度は0.04m/sとした。集塵スクレーパ50の筒体51は、材料から形成し、その外径を30mm、内径を25mm、スリット52の開口幅(搬送ベルト31の送り方向に沿った開口寸法)は20mm、スリット52の長さ(搬送ベルト31の送り方向に直交した方向の長さ)を850mm、平坦部53の長さ(スリット52の前後それぞれにおいて搬送ベルト31の送り方向に沿った方向の長さ)を800mm、溝55の幅を2.5mm、深さを1mm、互いに隣り合う溝55の間隔を5mm、溝55の搬送ベルト31の送り方向に対する傾斜角度を45°とした。
また、スリット52および溝55で吸引力を発生させるための負圧源には吸引ブロアを用い、風速12.5m/s、風量1.5m/minの風を負圧により発生させた。
そして、毎日24時間の運転を行い、ベルトコンベア30の搬送ベルト31自体に付着した洗浄剤粒子、あるいはその下方に落下した洗浄剤微粒子の清掃が必要になるまでの期間を調査した。
また、比較のため、溝55を搬送ベルト31の送り方向に平行に形成した集塵スクレーパ50を用いた場合(比較例1)、集塵スクレーパ50を用いない場合(比較例2)についても、それぞれ比較例として同様の調査を行った。
その結果、比較例2の集塵スクレーパ50を用いない場合においては、2週間毎に清掃が必要となり、比較例1の溝55を搬送ベルト31の送り方向に平行に形成した集塵スクレーパ50を用いた場合においては、1ヶ月毎に清掃が必要であった。
これに対し、図1〜図4に示した本実施例の集塵スクレーパ50を用いた場合には、6ヶ月毎の清掃で済み、集塵スクレーパ50による洗浄剤微粒子の除去効果が非常に高いことが確認された。
実施例中で用いた原料を下記に示す。
・α−SF−Na:炭素数14:炭素数16=18:82のα−スルホ脂肪酸メチルエステルのナトリウム塩(ライオン(株)製、AI=70%、残部は未反応脂肪酸メチルエステル、硫酸ナトリウム、メチルサルフェート、過酸化水素、水等)
・LAS−Na:直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸(ライオン(株)製ライポンLH−200(LAS−H純分96%)を界面活性剤組成物調製時に48%水酸化ナトリウム水溶液で中和する)。表中の配合量は、LAS−Naとしての質量%を示す。
・LAS−K:直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸(ライポンLH−200(ライオン(株)製)LAS−H純分96%)を界面活性剤組成物調製時に48%水酸化カリウム水溶液で中和する)。表中の配合量は、LAS−Kとしての質量%を示す。
・石鹸:炭素数12〜18の脂肪酸ナトリウム(ライオン(株)製、純分:67%、タイター:40〜45℃、脂肪酸組成:C12:11.7%、C14:0.4%、C16:29.2%、C18F0(ステアリン酸):0.7%、C18F1(オレイン酸):56.8%、C18F2(リノール酸):1.2%、分子量:289)
・ノニオン界面活性剤:ECOROL26(ECOGREEN社製炭素数12〜16のアルキル基をもつアルコール)の酸化エチレン平均15モル付加体(純分90%)
・MA:アクリル酸/マレイン酸コポリマーNa塩、アクアリックTL−400(日本触媒(株)製)(純分40%水溶液)
・A型ゼオライト:シルトンB(水澤化学(株)製、純分80%)
・亜硫酸ナトリウム:無水亜硫酸曹達(神州化学(株)製)
・硫酸ナトリウム:中性無水芒硝(日本化学工業(株)製)
・炭酸ナトリウム:粒灰(ソーダアッシュジャパン(株)製、平均粒子径320μm、嵩密度1.07g/cm3
・炭酸カリウム:炭酸カリウム(粉末)(旭硝子(株)製、平均粒子径490μm、嵩密度1.30g/cm3
・香料:特開2002−146399号公報[表11]〜[表18]に示す香料組成物A
・色素:群青(大日精化工業(株)製、Ultramarine Blue)
・酵素粒子:サビナーゼ12T(ノボザイムズジャパン(株)製)/LIPEX100T(ノボザイムズジャパン(株)製)/ステインザイム12T(ノボザイムズジャパン(株)製)/セルザイム0.7T(ノボザイムズジャパン(株)製)=4/1/3/2(質量比)の混合物
・蛍光剤:チノパールCBS−X(チバジャパン(株)製)
・被覆無機粒子:国際公開第2004/094313号パンフレットの表1に記載の表面処理水溶性無機化合物粒子a9
図1は、本実施形態にかかるベルトコンベアの端部を示す側面図である。 図2(a)は集塵スクレーパの、搬送ベルトの送り方向に直交した面での断面図、図2(b)は、搬送ベルトの送り方向に沿った面での断面図である。 図3(a)は、集塵スクレーパを搬送ベルト側から見た図、図3(b)は、集塵スクレーパを搬送ベルトの送り方向に直交した面でみた図である。 図4は、前記集塵スクレーパの斜視断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、本発明の集塵スクレーパの変形例を示す平面図である。 図6は、従来の洗浄剤製造装置の概略構成を示す図である。 図7は、従来のベルトコンベアに備えられたスクレーパを示す図である。
符号の説明
30…ベルトコンベア
31…搬送ベルト
32…プーリ
40…スクレーパ
40a…先端部
50…集塵スクレーパ(ベルト付着物除去装置)
51…筒体(本体)
52…スリット
53…平坦部
54…段部
55…溝

Claims (5)

  1. 循環駆動される無端状の搬送ベルトを備えたベルトコンベアに装着されるベルト付着物除去装置であって、
    前記搬送ベルトの表面に近接または接触して設置され、前記搬送ベルトの幅方向に延在する筒状の本体と、
    前記本体の外周面に、前記搬送ベルトの幅方向に連続して形成され、前記本体の内外を連通するスリットと、
    前記本体において前記スリットの前記搬送ベルトの送り方向の前後にそれぞれ形成された、前記搬送ベルトの表面に略平行な平坦部と、
    前記スリットから連続して前記平坦部に形成され、前記搬送ベルトが循環駆動されるときに、前記搬送ベルトの表面に付着した付着物を掻き落とす段部と、
    前記本体に接続され、前記スリットに対向する前記搬送ベルトの表面から前記段部により掻き落とされた前記付着物を、前記スリットで吸引するための負圧を発生させる負圧源と、
    を備えることを特徴とするベルト付着物除去装置。
  2. 前記段部は、前記平坦部に複数形成され、前記搬送ベルトを循環駆動させたときに、前記搬送ベルトの幅方向全域が、複数の前記段部の少なくとも一つに対向することを特徴とする請求項1に記載のベルト付着物除去装置。
  3. 前記段部は、前記搬送ベルトの送り方向に対し、予め定められた角度で傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト付着物除去装置。
  4. 前記段部は、前記平坦部に形成された溝によって構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のベルト付着物除去装置。
  5. 前記負圧源で発生させた負圧により、前記スリットおよび前記溝において、前記段部により掻き落とされた前記付着物を吸引することを特徴とする請求項4に記載のベルト付着物除去装置。
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