JPH07102885B2 - ベルトコンベヤー用スクレッパー装置 - Google Patents

ベルトコンベヤー用スクレッパー装置

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JPH07102885B2
JPH07102885B2 JP13206293A JP13206293A JPH07102885B2 JP H07102885 B2 JPH07102885 B2 JP H07102885B2 JP 13206293 A JP13206293 A JP 13206293A JP 13206293 A JP13206293 A JP 13206293A JP H07102885 B2 JPH07102885 B2 JP H07102885B2
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JP
Japan
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air
belt
scraper
belt conveyor
return
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孝雄 逸見
博美 高橋
太 牧野
順治 佐藤
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日清プラントエンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベヤー用ス
クレッパー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベルトコンベヤー101 には、図
4に示すように、スクレッパー装置102 が取付けられ、
ベルト103 に付着したダスト等を除去するようにしてい
る。スクレッパー装置102 は、合金、樹脂等からなるチ
ップ104 をベルト103 に接触させて、ベルト103 をクリ
ーニングしている。しかし、このスクレッパー装置102
では、細かいダスト等は完全には除去できず、また浮遊
しているダストが、スクレッパー装置102 を通過したベ
ルト103 に付着し、ベルトからの落粉等の環境問題とな
っている。さらに、ベルトの損耗や摩耗を防ぎかつダス
ト等を効率よく除去するために、チップ104 を適度な接
触圧力でベルト103 に接触させなければならないが、そ
の調整に熟練を必要とする。また、ベルトの損耗や摩耗
があると、そのつどチップ104 の接触圧力を調整しなお
さなければならないなど、そのメンテナンス作業が繁雑
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な
構造で、確実にベルトのクリーニングを実施し、調整作
業が不要で、メンテナンス性に優れたベルトコンベヤー
用スクレッパー装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルトコンベ
アーの戻り側ベルト下部に配置され、その上面がベルト
断面形状に沿う形状をなし、かつ戻り側ベルトに向けて
エアー吹き出し口を設けたエアースクレッパーと、この
エアースクレッパーに、エアー吹き出し口の開口面積を
調整可能に取り付けられたエアー吹き出し口調整板と、
前記エアースクレッパーに接続されたエアー源とを具備
したベルトコンベヤー用スクレッパー装置で、エアー吹
き出し口は、戻り側ベルトの移動方向に対向する方向に
エアーを吹き出す吹き出し口と、エアースクレッパーの
上面に設けられ、戻り側ベルトに直角方向にエアーを吹
き出す吹き出し口とを有する。戻り側ベルトに直角方向
とは、この吹き出し口からエアーを吹き出した時に、戻
り側ベルトとエアースクレッパーの上面との摩擦抵抗を
減少させるに必要な角度をいい、直角及びその近傍の角
度を含む。
【0005】
【作用】このスクレッパー装置では、エアー吹き出し口
調整板により、エアー吹き出し口を適切な開口面積に調
整し、エアー吹き込み源からエアースクレッパー内にエ
アーを供給する。このことにより、エアー吹き出し口か
らエアーがベルトコンアーのベルトに吹き付けられる。
またエアースクレッパーの上面に設けられ吹き出し口か
らエアーを吹き出すことにより、ベルトとエアースクレ
ッパーとの間の摩擦抵抗を下げて、ベルトの移動が円滑
に行えるようにする。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。図
1は、ベルトコンベヤーに本発明に係るスクレッパー装
置を取付けた図である。ベルトコンベアーは、ベルト1
を搬送物を運ぶキャリアローラー4、ベルトの向きを変
えるプーリー2、ベルトの蛇行を調整、低減するスナッ
ププーリー10、及び戻りベルト1aを搬送させるリタ
ーンローラー5間に配置して構成され、ベルト1に搬送
物を載せて搬送するようになっている。ベルトコンベア
ーの上面及びベルト1の戻り側ベルト1aの下部を覆う
ように、ケース3が配置されている。このケースの戻り
側ベルト1a下部側にはエアスクレッパー6が取付けら
れ、エアスクレッパー6はダクト7を介してファン8
(エアー源)に接続している。
【0007】図2に示すように、エアスクレッパー6は
箱形をなし、戻り側ベルト1aの下部に接する上面6a
は、ベルトの断面形状(湾曲形状)に沿う形状をなす。
また、下面6bに取っ手6cを設け、下面6bを取外し
可能として点検口を形成している。エアスクレッパー6
には、戻り側ベルト1aの移動方向と対向する方向に横
方向に長いエアー吹き出し口31aを形成している。ま
た、エアスクレッパー6内には、エアー吹き出し口31
aに対応してエアー吹き出し口調整板21が取付けられ
ている。調整板21はその両側に縦方向に長孔21aを
設け、ここでエアスクレッパー6内にボルト11で固定
されている。そして、調整板21の固定位置を上下方向
に調整することにより、開口部の開口面積を調整するよ
うになっている。なお23はエアスクレッパーの上面6
aと下面6bとの間に介在するパッキングである。
【0008】図3に示すように、エアー吹き出し口31
は、ベルトの進行方向に対向する方向に開口した前記エ
アー吹き出し口31aとともに、エアスクレッパー6の
上面(戻り側ベルトの下面に接する面)に開口した複数
のエアー吹き出し口31bを備えている。
【0009】このスクレッパー装置では、エアスクレッ
パー6の下部を開けて、調整板21位置を調整して、エ
アー吹き出し口31aの開口面積(エアー吹き出し量)
を適宜調整する。ファン8を駆動してエアスクレッパー
6内にエアーを供給する。このことにより、エアー吹き
出し口31a及び31bを通ってエアーがベルトコンア
ーの戻り側ベルト1aに吹き付けられる。エアー吹き出
し口31aからのエアーによりベルトのクリーニングを
行なう。エアーによるクリーニングなので、確実にダス
ト等を除去することができる。また、エアー吹き出し口
31bからのエアーにより戻り側ベルト1aとエアスク
レッパーの上面6aとの摩擦抵抗を減少させ、ベルトの
循環を円滑におこなう。
【0010】なお、上記実施例は、エアースクレッパー
のみを取付けた構成を示したが、図4に示すごとき従来
のスクレッパーと併用する装置も本発明の範囲に含まれ
る。また、本発明のスクレッパー装置は、脱脂大豆、ナ
タネ粕等の油粕、穀物、セメント、石炭(石炭灰)、魚
粕、土砂等各種の運搬物をベルトコンベアで運搬する際
に利用することができる。また適用できるコンベアとし
ては、一般のコンベアであり、例えば、パイプコンベ
ア、エアー式ベルトコンベア、キャリヤーローラー式ベ
ルトコンベアが挙げられる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、エアー吹き出し口から
エアーをベルトに吹付けてベルトのクリーニングを行う
ので、細かいダスト等も確実に除去することができ、し
かも一旦調整板を調整すれば、その後調整することなく
使用することができる。また、消耗部品等もないのでメ
ンテナンス性も優れている。さらに戻り側ベルトの下面
に向けてエアーを吹き込むことによりベルトとエアスク
レッパーとの間の摩擦抵抗を下げ、ベルトの循環を円滑
に行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクレッパー装置を取付けたベル
トコンベヤーの説明図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のベルトコンベヤー用スクレッパー装置の
断面図。
【図4】従来のスクレッパー装置を取付けたベルトコン
ベヤーの説明図。
【符号の説明】
1…ベルト、1a…戻りベルト、2…プーリー、3…ケ
ース、4…キャリアローラー、5…リターンローラー、
6…エアスクレッパー、6a…上面、6b…下面、6c
…取っ手、7…ダクト、8…ファン、9…ダンパー、1
0…スナッププーリー、11…ボルト、12…ボルト、
21…エアー吹き出し口調整板、21a…長孔、23…
パッキング、31a…エアー吹き出し口、31b…エア
ー吹き出し口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−197340(JP,A) 実開 平3−44540(JP,U) 実開 昭60−119018(JP,U) 実開 昭54−126390(JP,U) 実開 平3−105116(JP,U) 実公 昭47−40457(JP,Y1) 実公 昭60−16571(JP,Y2) 実公 昭53−9100(JP,Y2) 実公 昭57−15856(JP,Y2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベアーの戻り側ベルト下部に
    配置され、その上面がベルト断面形状に沿う形状をな
    し、かつ戻り側ベルトに向けてエアー吹き出し口を設け
    たエアースクレッパーと、このエアースクレッパーに、
    エアー吹き出し口の開口面積を調整可能に取り付けられ
    たエアー吹き出し口調整板と、前記エアースクレッパー
    に接続されたエアー源と、を具備したベルトコンベヤー
    用スクレッパー装置。
  2. 【請求項2】 エアー吹き出し口は、戻り側ベルトの移
    動方向に対向する方向にエアーを吹き出す吹き出し口
    と、エアースクレッパーの上面に設けられ、戻り側ベル
    トに直角方向にエアーを吹き出す吹き出し口とを有する
    請求項1に記載のベルトコンベヤー用スクレッパー装
    置。
JP13206293A 1993-06-02 1993-06-02 ベルトコンベヤー用スクレッパー装置 Expired - Fee Related JPH07102885B2 (ja)

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JPH06345242A JPH06345242A (ja) 1994-12-20
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KR101659175B1 (ko) * 2014-12-08 2016-10-04 주식회사 포스코 벨트 컨베이어 클리닝 유닛 및 이를 이용한 이물 혼입 방지 컨베이어 시스템
EP4349742A1 (de) * 2022-10-04 2024-04-10 Neuhäuser GmbH Reinigungsvorrichtung für transportriemen

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