JPS636491B2 - - Google Patents

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JPS636491B2
JPS636491B2 JP57003342A JP334282A JPS636491B2 JP S636491 B2 JPS636491 B2 JP S636491B2 JP 57003342 A JP57003342 A JP 57003342A JP 334282 A JP334282 A JP 334282A JP S636491 B2 JPS636491 B2 JP S636491B2
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JP
Japan
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surface treatment
lime
powder
quicklime
amount
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JP57003342A
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English (en)
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JPS58120519A (ja
Inventor
Mitsuhiro Hamada
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Publication of JPS58120519A publication Critical patent/JPS58120519A/ja
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Glanulating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は生石灰、重質炭酸カルシウム及び消石
灰の如き石灰系化合物の微粒子表面を有機官能基
等で被覆し、微粒子の分散、流動性を改善する微
粉末の表面処理方法に関するものである。 前述の石灰系化合物は安価なアルカリ源として
鉄鋼、化学工業、あるいは公害処理等に広く賞用
されているが、水に溶解し難いため固体として取
扱うことが多く、その使用目的からすると出来る
だけ微粒子にすることが反応速度論的に見て好ま
しい。 しかしながら、実用面では微粒子にすると粒子
同志が互いに付着し、凝集して噴流性が悪くな
り、輸送配管中で詰り等のトラブルを生じやす
い。例えば、最近では製鋼分野において、溶銑の
吹込脱硫剤として高価なカルシウムカーバイドに
代つて生石灰粉が試行されているが、流動性が悪
るく配管内の局部的な付着閉塞が問題になつてい
る。 この点が解決できれば安価な脱硫剤としての代
替のみならず、輸送時の固気比を高くすることに
より、製錬時間の短縮、キヤリアーガス原単位の
改善及び歩留向上等多大なメリツトが望める筈で
ある。 また、公害処理関連では焼却炉の排ガス中の脱
塩素に安価な中和アルカリ源として消石灰が使用
されているが、分散性の良い微粒子を供給できれ
ば脱塩素効果が向上し、消石灰の原単位が改善さ
れる。 本発明者はこれらの石灰系化合物に介在する諸
問題を解決して、資源の乏しい我国において唯一
の豊富で安価な資源と云われている石灰系化合物
の効率的な運用を計らんとするものである。 本発明は石灰系化合物の粒子表面を有機官能基
で被覆することにより、粒子表面の電気的反発力
によつてその凝集性を除去し得るものと考え検討
した結果、シリコーンオイル処理で著しく粒子の
流動性が改善されることを見出し、本発明を完成
するに至つた。 なお、石灰系化合物の流動性改善を目的とした
シリコーンオイルの応用例が、特開昭56−50115
号公報に開示されているが、この方法ではシリコ
ーンオイルを引火性のないハロゲン系炭化水素溶
剤で希釈した溶液を作り、密閉容器に生石灰粉を
投入しこれを撹拌しつつ前記溶液を浸透させた
後、容器の下部より強制通風して溶剤を揮発せし
めるという生産性の悪い回分方式である。 従つて、撹拌法で処理溶液を生石灰微粉の全表
面に塗布、浸透させるには生石灰粉自体が多孔質
で吸油量の大きい物質だけに、高価なシリコーン
オイルの節減のため溶剤を多量に使用し、最終的
にはその溶剤を揮散せしめて始めて流動性が改善
されるという不合理さがある。 又安価なアルカリ源なるが故に賞用される生石
灰微粉の流動性改善処理方法としては実用面でコ
スト高になり過ぎる嫌いがある。 本発明法は従来のこのような問題点を一挙に解
消した方法に関するものである。 次に本発明法を詳述すると、原料が生石灰及び
重質炭酸カルシウムの場合はこれらの被処理原料
を粉砕・整粒後、スプレードライヤー、気流乾燥
機等を使用して微粉末を気流中に浮遊させ、シリ
コーンオイルの有機溶媒溶液(以下処理液と称
す)を適量噴霧処理しても良いが、原料の粉砕時
に前記処理液を噴霧すれば両者が浮遊流動状態で
接触することになり、後噴霧処理工程の省略と噴
霧直後に分散・流動性が改善されるため分級効率
を著しく向上せしめ得るという一石二鳥の効果が
ある。処理液のシリコーンオイルとしては次の構
造式で表示されるように、末端に有機官能基を持
つたポリシロキサンであればよく、この構造式で
表示されるものとして、ジメチルポリシロキサン
(以下DMPSと略す)、メチルメトキシポリシロ
キサン(以下MMPSと略す)、メチルハイドロジ
エンポリシロキサン(以下MHPSと略す)等が
例示される。 ここでR:有機官能基でCH3、C2H5等 X:CH3、CH3O、C2H5、H等 このようにシリコーンオイルの如き物質が使用
可能なのは恐らく石灰系化合物の表面に形成され
るOH基が微粉末の分散、流動性を悪化させてい
る原因と思われるのに対し、処理液がその表面の
有機官能基で被覆することにあると解釈される。 有機溶剤としては特に限定はないが、処理液に
よつて溶解性が異なるので適宜に毒性、価格を考
慮して選定すればよく、一般的にはケロシン・メ
タノール等が実用的である。 シリコーンオイルの処理液使用濃度及び吹付量
は被処理原料の粒度、即ち比表面積より異なり当
然の事ながら比表面積の増大に拌い所要吹付量が
増加し、極小値は処理液が微粉末表面を単分子被
覆する分でよい。 処理液を噴霧する場合の霧滴の大きさ、分散状
況、あるいはまた微粉末との接触確率等の噴霧条
件により最適値は異なるが、5〜50%の処理液濃
度で噴霧することが必要である。処理液濃度が10
%以下になると、処理液吹付量を増す必要がある
が、5%以上であれば本発明の効果を発揮するこ
とができる。一方、50%を超えると最低吹付量の
点から高価な処理液使用増に伴なる処理コスト高
は免れない。 本発明によれば、シリコーンオイルの5〜50重
量%有機溶媒溶液を0.003〜0.8重量%噴霧するこ
とにより、特に溶媒の揮発操作を必要とすること
もなく、高価なシリコーンオイルの必要量を低減
して、効率的に生石灰等の石灰系化合物の微粉末
の流動性を改善することができる。 なお、流動性改善の判定には篩を使用の排出法
安息角測定装置で、処理後未乾燥のまま直ぐに安
息角を測定して評価した。 内径1/2インチの屈曲したパイプ内に微粉末を
空気圧送した場合、供試生石灰では安息角が39度
以下、重質炭酸カルシウムでは49度以下、また消
石灰では55度以下でパイプ内閉塞が起らず、実用
上支障ないと判断された。 以下に、本発明法の特徴とする所を実施例及び
比較例を以つて明らかにする。 なお、供試した被処理原料の性状は第1表に示
すものである。添加量は生石灰粉に対して外割基
準で添加した。
【表】 実施例 1 収塵機のフード口を横にし、吸込口附近へ第1
表に示す性状の生石灰粉1.000gを少量宛落下さ
せ、第2表に示す濃度のDMPS(粘度30C.S.)の
ケロシン溶液を霧吹器で所定量、落下・浮遊した
生石灰粉に噴霧した。 得られた処理生石灰粉の安息角は第2表に示す
通りであつた。
【表】
【表】 実施例 2 実施例1において、DMPSのケロシン溶液の
代りにMMPSのメタノール溶液、MHPSのエタ
ノール溶液を使用した他は実施例1と同一方法で
処理して第3表に示す結果を得た。
【表】 実施例 3 実施例1において、生石灰粉の代りに第1表に
示す性状の重質炭酸カルシウム粉及び消石灰を使
用し、他は同一にして第4表に示す結果を得た。
【表】 実施例
比較例 1 実施例1と同様の生石灰粉1000gを撹拌機付の
密閉容器に入れて、これを120rPmで撹拌しなが
ら、DMPSのメタノール溶液を第5表に示す様
な処理条件で添加して30分間撹拌を継続して処理
液の浸透を計つた。 次いで、容器の下部より強制通風を4時間続け
て溶剤を揮発させた。処理液の添加量が1%以下
では安息角が39度以下に改善され難い。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生石灰、重質炭酸カルシウムおよび消石灰か
    ら選ばれる石灰系化合物の微粉末に対して、シリ
    コーンオイルの5〜50%有機溶媒溶液を0.003〜
    0.8重量%噴霧することを特徴とする粉末の表面
    処理方法。 2 シリコーンオイルとして次の構造式で表示さ
    れるものの何れか一種以上を使用することを特徴
    とした特許請求の範囲第1項記載の微粉省の表面
    処理方法。 ここでR:有機官能基でCH3、C2H5等 X:CH3、CH3O、C2H5、H等 3 シリコーンオイルの有機溶媒溶液の噴霧処理
    に際し、石灰系化合物と噴霧処理液とを気流中に
    浮遊させて連続的に表面処理することを特徴とし
    た特許請求の範囲第1項記載の微粉末の表面処理
    方法。
JP334282A 1982-01-14 1982-01-14 微粉末の表面処理方法 Granted JPS58120519A (ja)

Priority Applications (2)

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JP334282A JPS58120519A (ja) 1982-01-14 1982-01-14 微粉末の表面処理方法
JP22746686A JPS62163741A (ja) 1982-01-14 1986-09-26 微粉末の表面処理方法

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JPS58120519A JPS58120519A (ja) 1983-07-18
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ID=11554682

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