JP2005255375A - ベルトクリーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 製鉄所や鉱山等で一般的に使われているベルトコンベアに適用されてベルトに付着した付着物を除去する為のベルトクリーナに於て、付着物の除去効率を向上させると共に、それでいて設置スペースが小さくて済む様にする。
【解決手段】 支持体2、弾性体3、除去片4、細溝5とで構成し、とりわけ、除去片4を板状にしてその広い面側をベルト52に接触させると共に、隣接する除去片4間にはベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜された細溝5を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 支持体2、弾性体3、除去片4、細溝5とで構成し、とりわけ、除去片4を板状にしてその広い面側をベルト52に接触させると共に、隣接する除去片4間にはベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜された細溝5を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば製鉄所や鉱山等で一般的に使われているベルトコンベアに適用されてベルトに付着した付着物を除去する為のベルトクリーナの改良に関する。
従来、この種のベルトクリーナとしては、次の様なものが知られている。
(1) 二本のワイヤロープをベルトの送り方向に対して斜めに配したもの(特許文献1参照)。
(2) 掻取板をベルトの送り方向に対して直角、つまりベルトの幅方向に配したもの(特許文献2〜14参照)。
(3) 掻取板をベルトの送り方向に対して斜めに配したもの(特許文献15〜19参照)。
(1) 二本のワイヤロープをベルトの送り方向に対して斜めに配したもの(特許文献1参照)。
(2) 掻取板をベルトの送り方向に対して直角、つまりベルトの幅方向に配したもの(特許文献2〜14参照)。
(3) 掻取板をベルトの送り方向に対して斜めに配したもの(特許文献15〜19参照)。
然しながら、前記(1)は、構造が非常に簡単であるものの、ベルトに接触するワイヤロープの断面が円形であるので、付着物を的確に除去する事ができず、付着物の除去効率が芳しくなかった。
前記(2)及び(3)は、何れも平板状の掻取板を使用するので、そのエッジに依り付着物の除去効率が優れているものの、掻取板をベルト面に対して垂直又は所定の角度で起立させて使用する関係上、装置全体が嵩高になって大きな設置スペースが必要であると共に、構造が複雑化してコストが高く付く難点があった。
つまり、何れのものも、一長一短があって、付着物の除去効率に優れていると共に、大きな設置スペースを必要としないものがなかった。
前記(2)及び(3)は、何れも平板状の掻取板を使用するので、そのエッジに依り付着物の除去効率が優れているものの、掻取板をベルト面に対して垂直又は所定の角度で起立させて使用する関係上、装置全体が嵩高になって大きな設置スペースが必要であると共に、構造が複雑化してコストが高く付く難点があった。
つまり、何れのものも、一長一短があって、付着物の除去効率に優れていると共に、大きな設置スペースを必要としないものがなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、付着物の除去効率に優れていると共に、それでいて大きな設置スペースを必要としないベルトクリーナを提供するにある。
本発明のベルトクリーナは、基本的には、ベルトコンベアのプーリに対向して配された支持体と、支持体に設けられた弾性体と、弾性体に相互に隣接して設けられていると共に板状を呈してその広い面側がベルトに接触されて付着物を除去し得る多数の除去片と、隣接する除去片間に形成されてベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜された細溝と、から構成した事に特徴が存する。
多数の除去片は、その広い面側がベルトに接触されてベルトの送り方向に対向する端縁に依りベルトに付着された付着物が掻き取られて除去される。隣接する除去片間には、細溝が形成されているので、掻取抵抗が減少される。細溝は、ベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して形成されているので、斑なく掻取る事ができ、掻取能力が低下される事がない。弾性体に依り各除去片がベルトに弾力的に接触されるので、ベルトの全範囲に亘って均一な掻取効果を発揮する事ができる。ベルトクリーナは、ベルトコンベアのプーリに対向して配されているので、プーリを利用してこれとの間でベルトを挟持しながら付着物を除去する事ができ、別途専用の受ローラ等を設ける必要がない。
支持体は、ベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して配された複数のワイヤロープを備え、弾性体は、各ワイヤローブに挿通する為の貫孔を備え、除去片は、正面略四角形を呈してベルトに接触する側には凹部を備え、細溝は、ワイヤロープをベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜した事に依り同様に傾斜して形成されているのが好ましい。この様にすれば、ワイヤロープを用いたので、これの可撓性を利用する事ができる。ワイヤロープを複数にしたので、弾性体及び除去片の廻止めを行う事ができる。ワイヤロープをベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜したので、とりわけ除去片と細溝を同様に傾斜できる。この為に、掻取抵抗を減少しつつ掻取効果を向上させる事ができる。除去片に凹部を設けたので、除去片のベルトに対する接触面積が低減されて接触抵抗が減少される。弾性体に貫孔を設けたので、弾性体と除去片とを一体化してワイヤロープに挿通する事に依り組み立てる事ができる。
支持体は、ベルトの幅方向に平行に配された板バネを備え、弾性体は、ベルト幅に亘って板バネに付設され、除去片は、正面略平行四辺形を呈してベルトに接触する側には凹部を備え、細溝は、各除去片を正面略平行四辺形にした事に依りベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して形成されているのが好ましい。この様にすれば、板バネを用いたので、これの弾性を利用する事ができる。除去片に凹部を設けたので、除去片のベルトに対する接触面積が低減されて接触抵抗が減少される。除去片を正面略平行四辺形にしたので、鋭角度の角部が形成されてこれに依り掻取抵抗を減少できる。除去片を正面略平行四辺形にしたので、細溝をベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜できる。この為に、掻取抵抗を減少しつつ掻取効果を向上させる事ができる。
弾性体は、除去片と同数だけ分割されていると共に、除去片は、各弾性体に一つづつ設けられているのが好ましい。この様にすれば、一つの弾性体と一つの除去片を一体化する事ができ、部品の共通化と最小化を図る事ができる。
弾性体は、単一にされていると共に、除去片は、この弾性体に設けられているのが好ましい。この様にすれば、部品点数を少なくでき、交換を容易にする事ができる。
弾性体は、複数に分割されていると共に、除去片は、各弾性体に複数づつ設けられているのが好ましい。この様にすれば、部品の共通化と点数を適度に保つ事ができる。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 支持体、弾性体、除去片、細溝とで構成し、とりわけ、除去片を板状にしてその広い面側をベルトに接触させると共に、隣接する除去片間にはベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜された細溝を形成したので、付着物の除去効率を向上できると共に、それでいて設置スペースを小さくできる。
(1) 支持体、弾性体、除去片、細溝とで構成し、とりわけ、除去片を板状にしてその広い面側をベルトに接触させると共に、隣接する除去片間にはベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜された細溝を形成したので、付着物の除去効率を向上できると共に、それでいて設置スペースを小さくできる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一例に係るベルトクリーナを示す正面図。図2は、図1の拡大側面図。図3は、弾性体と除去片とを示す斜視図。図4は、図1のベルトクリーナをベルトコンベアに適用した概要を示す正面図。図5は、図4の側面図である。
図1は、本発明の第一例に係るベルトクリーナを示す正面図。図2は、図1の拡大側面図。図3は、弾性体と除去片とを示す斜視図。図4は、図1のベルトクリーナをベルトコンベアに適用した概要を示す正面図。図5は、図4の側面図である。
ベルトクリーナ1は、支持体2、弾性体3、除去片4、細溝5とからその主要部が構成されて居り、製鉄所や鉱山等で一般的に使われているベルトコンベア50に適用される。
ベルトコンベア50は、前後に離間された始端及び終端のプーリ(始端のプーリは、図示せず)51と、これらに掛渡されたベルト52と、終端のプーリ51の外側に設けられたシュート(図示せず)と、一方のプーリを所定方向に回転させる回転駆動機(図示せず)とを備えている。
支持体2は、ベルトコンベア50のプーリ51に対向して配されたもので、この例では、ベルトの送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して配された複数(二つ)のワイヤロープ6を備えている。各ワイヤロープ6は、所定間隔を置いて平行に配され、図略しているが、一端が固定手段に依りシュートの一方の側壁に固定されていると共に、他端が緊張手段に依りシュートの他方の側壁に固定されている。
支持体2となるワイヤロープ6は、具体的には、直径が6mmにしてあり、二つのワイヤロープ6の間隔は、50mmにしてある。所定角度θは、60〜80度であるのが好ましく、この例では、70度にしてある。所定角度θが80度より大きくなると、ベルト52と除去片4と接触抵抗が増大して振動が生じ易くなり、逆に、所定角度θが60度より小さくなると、除去片4に依る付着物の除去効率が低下する。
支持体2となるワイヤロープ6は、具体的には、直径が6mmにしてあり、二つのワイヤロープ6の間隔は、50mmにしてある。所定角度θは、60〜80度であるのが好ましく、この例では、70度にしてある。所定角度θが80度より大きくなると、ベルト52と除去片4と接触抵抗が増大して振動が生じ易くなり、逆に、所定角度θが60度より小さくなると、除去片4に依る付着物の除去効率が低下する。
弾性体3は、支持体2に設けられたもので、この例では、除去片4と同数だけ分割されていると共に、各ワイヤローブ6に挿通する為の貫孔7を備えている。
つまり、弾性体3は、正面略四角形の厚板状を呈してゴム等の弾性材料で作製されて居り、ベルト側には、除去片4を一部埋没させる為の窪所8が形成されている。
弾性体3は、具体的には、高さが70mm、横幅が34mm、厚さが30mm、貫孔7の直径が7mm、貫孔7の間隔が50mm、窪所8の深さが2mmにしてある。
つまり、弾性体3は、正面略四角形の厚板状を呈してゴム等の弾性材料で作製されて居り、ベルト側には、除去片4を一部埋没させる為の窪所8が形成されている。
弾性体3は、具体的には、高さが70mm、横幅が34mm、厚さが30mm、貫孔7の直径が7mm、貫孔7の間隔が50mm、窪所8の深さが2mmにしてある。
除去片4は、弾性体3に相互に隣接して設けられていると共に板状を呈してその広い面側がベルト52に接触されて付着物を除去し得る多数のもので、この例では、正面略四角形を呈してベルト52に接触する側には凹部9を備えていると共に、各弾性体3に一つづつ設けられている。
つまり、除去片4は、耐熱性や耐摩耗性に優れたAl2O3系のセラミックスに依り作製されていると共に、凹部9とは反対側が弾性体3の窪所8に嵌合されて居り、両者は、加硫接着や接着剤等に依り接着されて一体化されている。
凹部9は、略V型を呈し、ベルト52への接触面積を減少させると共に、除去片4の上下端縁にエッジ10を形成する為に設けられている。
除去片4は、具体的には、高さが50mm、横幅が30mm、厚さ(窪所8から突出する部分のみ)が15mm、凹部9の深さが8mmにしてある。
つまり、除去片4は、耐熱性や耐摩耗性に優れたAl2O3系のセラミックスに依り作製されていると共に、凹部9とは反対側が弾性体3の窪所8に嵌合されて居り、両者は、加硫接着や接着剤等に依り接着されて一体化されている。
凹部9は、略V型を呈し、ベルト52への接触面積を減少させると共に、除去片4の上下端縁にエッジ10を形成する為に設けられている。
除去片4は、具体的には、高さが50mm、横幅が30mm、厚さ(窪所8から突出する部分のみ)が15mm、凹部9の深さが8mmにしてある。
細溝5は、隣接する除去片4間に形成されてベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜されたもので、この例では、弾性体3の横幅より除去片4の横幅を小さくすると共に、ワイヤロープ6をベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜した事に依り同様に傾斜して形成されている。
細溝5は、具体的には、除去片4の横幅に対して1/10〜1/5が好ましく、この例では、4mmにしてある。
細溝5は、具体的には、除去片4の横幅に対して1/10〜1/5が好ましく、この例では、4mmにしてある。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
弾性体3と除去片4は、図3に示す如く、予め一体化されて作製されて居り、これらは、ベルトコンベア50のベルト52の横幅に呼応して、例えば図4の如く、26個のものが用意され、弾性体3の貫孔7を利用して支持体2であるワイヤローブ6に挿通された後に、隣接して配置される事に依り組み立てられる。この時、最外端の弾性体3とワイヤロープ6との間には、図略しているが、適宜の止具が設けられて各弾性体3がワイヤロープ6に沿って移動しない様にされる。
そして、この様に組み立てられたベルトクリーナ1は、図4及び図5に示す如く、ベルトコンベア50のプーリ51の前側に、ベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して配置される。ワイヤロープ6の一端は、固定手段に依りシュートの一方の側壁に固定されると共に、ワイヤロープ6の他端は、緊張手段に依り緊張調節可能にシュートの他方の側壁に固定される。各除去片4の広い面側つまり凹部9のある側は、ベルト52に接触される。
弾性体3と除去片4は、図3に示す如く、予め一体化されて作製されて居り、これらは、ベルトコンベア50のベルト52の横幅に呼応して、例えば図4の如く、26個のものが用意され、弾性体3の貫孔7を利用して支持体2であるワイヤローブ6に挿通された後に、隣接して配置される事に依り組み立てられる。この時、最外端の弾性体3とワイヤロープ6との間には、図略しているが、適宜の止具が設けられて各弾性体3がワイヤロープ6に沿って移動しない様にされる。
そして、この様に組み立てられたベルトクリーナ1は、図4及び図5に示す如く、ベルトコンベア50のプーリ51の前側に、ベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して配置される。ワイヤロープ6の一端は、固定手段に依りシュートの一方の側壁に固定されると共に、ワイヤロープ6の他端は、緊張手段に依り緊張調節可能にシュートの他方の側壁に固定される。各除去片4の広い面側つまり凹部9のある側は、ベルト52に接触される。
多数の除去片4は、その広い面側がベルト52に接触されてベルト52の送り方向Aに対抗する端縁つまりエッジ10に依りベルト52に付着された付着物が掻き取られて除去される。
隣接する除去片4間には、ベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜された細溝5が形成されているので、掻取抵抗が減少される。
細溝は、ベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して形成されているので、斑なく掻取る事ができ、掻取能力が低下される事がない。
ワイヤロープ6の可撓性と弾性体3の弾性に依り各除去片4がベルト52に弾力的に接触されるので、ベルト52の幅方向の全範囲に亘って均一な掻取効果を発揮する事ができる。
ベルトクリーナ1は、ベルトコンベア50のプーリ51に対向して配されているので、プーリ51を利用してこれとの間でベルト52を挟持しながら付着物を除去する事ができ、別途専用の受ローラ等を設ける必要がない。
隣接する除去片4間には、ベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜された細溝5が形成されているので、掻取抵抗が減少される。
細溝は、ベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して形成されているので、斑なく掻取る事ができ、掻取能力が低下される事がない。
ワイヤロープ6の可撓性と弾性体3の弾性に依り各除去片4がベルト52に弾力的に接触されるので、ベルト52の幅方向の全範囲に亘って均一な掻取効果を発揮する事ができる。
ベルトクリーナ1は、ベルトコンベア50のプーリ51に対向して配されているので、プーリ51を利用してこれとの間でベルト52を挟持しながら付着物を除去する事ができ、別途専用の受ローラ等を設ける必要がない。
次に、本発明の第二例を、図6に基づいて説明する。
図6は、本発明の第二例に係るベルトクリーナを示す正面図である。
第二例は、弾性体3及び除去片4を第一例とは異ならせたものである。
つまり、弾性体3は、複数(この例では、三つ)に分割されていると共に、除去片4は、各弾性体3に複数(この例では、四つ)づつ設けられている。
この様なものは、第一例に比べて弾性体3及び除去片4から成る部品が大きくなるものの、部品点数が減少するので、組立てが容易になる。
図6は、本発明の第二例に係るベルトクリーナを示す正面図である。
第二例は、弾性体3及び除去片4を第一例とは異ならせたものである。
つまり、弾性体3は、複数(この例では、三つ)に分割されていると共に、除去片4は、各弾性体3に複数(この例では、四つ)づつ設けられている。
この様なものは、第一例に比べて弾性体3及び除去片4から成る部品が大きくなるものの、部品点数が減少するので、組立てが容易になる。
次に、本発明の第三例を、図7乃至図11に基づいて説明する。
図7は、本発明の第三例に係るベルトクリーナを示す正面図。図8は、図7の拡大側面図。図9は、図7の平面図。図10は、図7のベルトクリーナをベルトコンベアに適用した概要を示す正面図。図11は、図10の側面図である。
図7は、本発明の第三例に係るベルトクリーナを示す正面図。図8は、図7の拡大側面図。図9は、図7の平面図。図10は、図7のベルトクリーナをベルトコンベアに適用した概要を示す正面図。図11は、図10の側面図である。
第三例は、支持体2と弾性体3と除去片4と細溝5の全てを第一例とは異ならせたものである。
つまり、支持体2は、ベルト52の幅方向に平行に配された板バネ11を備え、弾性体3は、ベルト52幅に亘って板バネ11に付設され、除去片4は、正面略平行四辺形を呈してベルト52に接触する側には凹部9を備え、細溝5は、各除去片4を正面略平行四辺形にした事に依りベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して形成されている。又、弾性体3は、単一にされていると共に、各除去片4は、この弾性体3に設けられている。
つまり、支持体2は、ベルト52の幅方向に平行に配された板バネ11を備え、弾性体3は、ベルト52幅に亘って板バネ11に付設され、除去片4は、正面略平行四辺形を呈してベルト52に接触する側には凹部9を備え、細溝5は、各除去片4を正面略平行四辺形にした事に依りベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して形成されている。又、弾性体3は、単一にされていると共に、各除去片4は、この弾性体3に設けられている。
支持体2となる板バネ11は、図9に示す如く、中央がベルト側に突出すべく彎曲されて居り、略直線状態まで弾性変形可能な如く両端がシュートの側壁に支持されている。板バネ11は、帯状を呈してバネ鋼材等に依り作製されて居り、高さが70mm、厚さが9mmにしてある。
弾性体3は、帯状を呈してゴム等の弾性材料に依り作製されて居り、高さが60mm、厚さが15mmにしてあり、板バネ11とは接着剤等に依り接着されている。
除去片4は、板状で正面略平行四辺形を呈して耐熱性や耐摩耗性に優れたAl2O3系のセラミックスに依り作製されて居り、高さが50mm、横幅が30mm、厚さが15mm、左右両辺の傾斜角度θが15度にしてあり、弾性体3とは加硫接着や接着剤に依り接着されている。
細溝5は、除去片4を正面略平行四辺形にする事に依りベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜されて形成されて居り、所定角度θは、15度にされていると共に、水平方向の幅は、5mmにしてある。
弾性体3は、帯状を呈してゴム等の弾性材料に依り作製されて居り、高さが60mm、厚さが15mmにしてあり、板バネ11とは接着剤等に依り接着されている。
除去片4は、板状で正面略平行四辺形を呈して耐熱性や耐摩耗性に優れたAl2O3系のセラミックスに依り作製されて居り、高さが50mm、横幅が30mm、厚さが15mm、左右両辺の傾斜角度θが15度にしてあり、弾性体3とは加硫接着や接着剤に依り接着されている。
細溝5は、除去片4を正面略平行四辺形にする事に依りベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜されて形成されて居り、所定角度θは、15度にされていると共に、水平方向の幅は、5mmにしてある。
この様なものは、支持体2と弾性体3と除去片4は、ベルト52の送り方向Aに対して直角、つまりベルト52の幅方向に平行に配置されているものの、除去片4を正面略平行四辺形にした事に依り細溝5がベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して形成される事になる。従って、この様なものは、第一例と同様に、細溝5がベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して形成されているので、除去片4に依る掻取抵抗が減少して掻取効率を向上させる事ができる。
次に、本発明の第四例を、図12乃至図14に基づいて説明する。
図12は、本発明の第四例に係るベルトクリーナを示す正面図。図13は、図12の拡大側面図。図14は、図12の平面図である。
図12は、本発明の第四例に係るベルトクリーナを示す正面図。図13は、図12の拡大側面図。図14は、図12の平面図である。
第四例は、支持体2と弾性体3と除去片4を第三例とは異ならせたものである。
つまり、支持体2は、ベルト52の幅方向に平行に配されて中央がベルト側に突出すべく彎曲された板バネ11と、これを略直線状態まで弾性変形可能に支持する支架材(アングル材)12と、これをベルト側に付勢する付勢材(引張スプリング)13とを備え、弾性体3は、複数(この例では、三つ)に分割されていると共に、除去片4は、各弾性体3に複数(この例では、四つ)づつ設けられている。
つまり、支持体2は、ベルト52の幅方向に平行に配されて中央がベルト側に突出すべく彎曲された板バネ11と、これを略直線状態まで弾性変形可能に支持する支架材(アングル材)12と、これをベルト側に付勢する付勢材(引張スプリング)13とを備え、弾性体3は、複数(この例では、三つ)に分割されていると共に、除去片4は、各弾性体3に複数(この例では、四つ)づつ設けられている。
この様なものは、支持体2の板バネ11と付勢材13と弾性体3に依り各除去片4がベルト52に均一に弾圧されるので、各除去片4に依る付着物の効果的な掻取りが行なえ、掻取効率が大幅に向上される。
支持体2と弾性体3と除去片4は、ベルト52の幅方向に平行に配置されているものの、除去片4を正面略平行四辺形にした事に依り細溝5がベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して形成されるので、第三例と同様に、除去片4に依る掻取抵抗が減少して掻取効率を向上させる事ができる。
支持体2と弾性体3と除去片4は、ベルト52の幅方向に平行に配置されているものの、除去片4を正面略平行四辺形にした事に依り細溝5がベルト52の送り方向Aに対して所定角度θだけ傾斜して形成されるので、第三例と同様に、除去片4に依る掻取抵抗が減少して掻取効率を向上させる事ができる。
尚、除去片4は、先の例では、セラミックス製であったが、これに限らず、例えば高硬度で耐摩耗性に優れたWC−Co系超硬合金製等でも良い。
弾性体3や除去片4や細溝5の大きさや数は、先の例に限らず、適宜変更できる。
弾性体3や除去片4や細溝5の大きさや数は、先の例に限らず、適宜変更できる。
1…ベルトクリーナ、2…支持体、3…弾性体、4…除去片、5…細溝、6…ワイヤロープ、7…貫孔、8…窪所、9…凹部、10…エッジ、11…板バネ、12…支架材、13…付勢材、50…ベルトコンベア、51…プーリ、52…ベルト、A…送り方向、θ…所定角度。
Claims (6)
- ベルトコンベアのプーリに対向して配された支持体と、支持体に設けられた弾性体と、弾性体に相互に隣接して設けられていると共に板状を呈してその広い面側がベルトに接触されて付着物を除去し得る多数の除去片と、隣接する除去片間に形成されてベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜された細溝と、から構成した事を特徴とするベルトクリーナ。
- 支持体は、ベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して配された複数のワイヤロープを備え、弾性体は、各ワイヤローブに挿通する為の貫孔を備え、除去片は、正面略四角形を呈してベルトに接触する側には凹部を備え、細溝は、ワイヤロープをベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜した事に依り同様に傾斜して形成されている請求項1に記載のベルトクリーナ。
- 支持体は、ベルトの幅方向に平行に配された板バネを備え、弾性体は、ベルト幅に亘って板バネに付設され、除去片は、正面略平行四辺形を呈してベルトに接触する側には凹部を備え、細溝は、各除去片を正面略平行四辺形にした事に依りベルトの送り方向に対して所定角度だけ傾斜して形成されている請求項1に記載のベルトクリーナ。
- 弾性体は、除去片と同数だけ分割されていると共に、除去片は、各弾性体に一つづつ設けられている請求項1に記載のベルトクリーナ。
- 弾性体は、単一にされていると共に、除去片は、この弾性体に設けられている請求項1に記載のベルトクリーナ。
- 弾性体は、複数に分割されていると共に、除去片は、各弾性体に複数づつ設けられている請求項1に記載のベルトクリーナ。
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JP (1) | JP2005255375A (ja) |
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KR100863065B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2008-10-10 | 이종주 | 컨베이어 벨트 클리너 |
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-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004072325A patent/JP2005255375A/ja active Pending
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