JP2015071491A - ベルトコンベア用スクレーパーおよびゴミ選別機 - Google Patents

ベルトコンベア用スクレーパーおよびゴミ選別機 Download PDF

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等 ▲吉▼岡
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健一 戸▲辺▼
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一明 渡▲辺▼
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Abstract

【課題】 ゴミの状態や天候に左右されにくいゴミの選別作業が実施できる装置を提供すること。
【解決手段】
ベルトコンベア用スクレーパーであって、回転ローラーによって折り返される運搬ベルトの表面に当接する複数の当接体と、当該複数の当接体を連続的に貫通して数珠つなぎ状に連結するワイヤーロープを有し、前記ワイヤーロープによって連結された複数の当接体は、前記運搬ベルトの幅方向に対して傾斜した角度で当該運搬ベルトの表面を横断するように配置され、前記当接体を連結したワイヤーロープの一端には、当該ワイヤーロープに略一定の張力を生じさせる弾性機構を有した保持手段が設けられていること。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴミ選別機に使用するベルトコンベア用スクレーパーおよびゴミ選別機に関するものである。
従来より、ゴミ等を分別するための機械装置として特許文献1記載の選別装置が知られている。当該選別装置は、振動振るい選別手段を有し、傾斜スクリーンのメッシュを通過して落下したものをベルトコンベアによって所定の収集位置まで運搬するというものである。
また、ベルトコンベアのベルト表面に付着した付着物(被搬送物)を除去する削ぎ取り刃を有したベルトクリーナーが知られている。
特開2009−78265号公報 特開2012−51653号公報
一般的に収集される生活ゴミとは異なり、道路清掃車によって収集されるゴミは路上にあるものをかき集めたものであるため、土埃やアスファルト、タバコの吸い殻、空き缶やペットボトルなど様々なものが含まれる。このような道路清掃車によって収集されたゴミは、振動式の振い装置等を有した選別装置によって埋め立て処分するものと、焼却施設において焼却処理するもの等に選別される。
選別された土埃やアスファルトは、水分を含んでいると粘性が高くなってベルトコンベアの運搬用ベルトに付着しやすくなる。このため、運搬用ベルトから所定の収集位置に落下せず、収集位置以外の部分で運搬用ベルトから剥離して装置周囲を汚したり運搬用ベルトに付着し続ける等の問題が生じる。また、上記の装置自体は、埋め立て処分場に近接した屋外に設置される場合もあり、雨天下で選別作業が行われる場合にも上記と同様の問題が生じる場合がある。
ベルトコンベアに付着したものを取り除くには、特許文献2に開示されているような回転式の削ぎ取り刃を用いたコンベアベルトクリーナーがある。しかしながら、このような回転式の削ぎ取り刃等の機構を有するコンベアベルトクリーナーは、屋外での使用には不向きであり装置の保守、メンテナンスに多くの工数を要するため道路清掃車によって収集されたゴミの選別装置には不向きである。また、運搬用ベルトから削ぎ取るゴミの状態はゴミの種類やゴミ収集時の天候、ゴミ選別時の天候等によって一定ではない。したがって、このような性質の一定しないゴミの剥離に適したスクレーパーの使用が求められる。
本発明は、当該事情を含めゴミの状態や天候に左右されにくいゴミの選別作業を実施できることを目的とした装置の提供等を課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。
すなわち、ベルトコンベア用スクレーパーであって、
回転ローラーによって折り返される運搬ベルトの表面に当接する複数の当接体と
当該複数の当接体を連続的に貫通して数珠つなぎ状に連結するワイヤーロープを有し、
前記ワイヤーロープによって連結された複数の当接体は、前記運搬ベルトの幅方向に対して傾斜した角度で当該運搬ベルトの表面を横断するように配置され、
前記当接体を連結したワイヤーロープの一端には、当該ワイヤーロープに略一定の張力を生じさせる弾性機構を有した保持手段が設けられていることを特徴とする。
また、上記ベルトコンベア用スクレーパーであって、
前記複数の当接体は、運搬ベルトの表面に対して略平行に配置された少なくとも2本のワイヤーロープによって保持されていることを特徴とする。
また、本発明に係るゴミ選別機は、
先端部に配置した回転ローラーによって折り返される運搬ベルトを有したベルトコンベアを前記先端部が上方を向くように傾斜させて配置し、
振動装置によって振動するフレームと当該フレーム内に配置した振るい用の網を有する振動振るい機を前記ベルトコンベアの運搬ベルト上方に配置し、
前記振動振るい機に投入した投入物のうち、前記網を通過した選別物を前記運搬ベルト上に落下させて前記先端部に向けて搬送するとともに、前記網を通過しなかった非選別物を当該網の末端部より落下させて回収し、
前記運搬ベルトによって運搬された選別物を前記回転ローラーによる折り返しにともなって落下させるように構成するとともに、
当該折り返される運搬ベルトの表面に、ワイヤーロープによって複数の当接体を数珠つなぎ状に連結したスクレーパーを、当該運搬ベルトの幅方向に亘って設けたことを特徴とする。
また、上記ゴミ選別機であって、
前記振動振るい機が備える網を通過して落下する選別物を前記運搬ベルト上に集約する傾斜面を有するガイドを設けるとともに、
当該ガイドの下方に、運搬ベルト表面に当接若しくは極めて近接するダクトを設けたことを特徴とする。
また、上記ゴミ選別機であって、
回転ローラーによって折り返される運搬ベルトの先端部から投入物を落下するように構成したベルトコンベアを設けるとともに、当該運搬ベルトの先端部を前記振動振るい機の上方に配置し、
前記運搬ベルトの先端部から落下する投入物の落下経路中に当該投入物に衝突させる突出体を設けたことを特徴とする。
本発明に係るベルトコンベア用スクレーパーは、運搬ベルトの表面に当接する部分が複数の当接体に分割されているため、各当接体は僅かながら独立して動くことができ、運搬ベルト上の各位置に応じて適切な姿勢で接触するようになっている。このため、局部的な摩耗や付着したゴミの除去機能に偏りが生じないという硬貨を有している。また、単に運搬ベルトの進行方向に対して直交させるのではなく湾曲面上で斜めがけしているので、当接体を連結しているワイヤーロープの張力によって湾曲面の中心軸方向に対する押圧成分を生じさせることができる。この押圧成分を利用して当接体を運搬ベルトの表面に押しつけることができるので、当接体の浮き上がりを有効に防止して安定した接触を維持し、スクレーパーとしての機能を偏り無く十分に発揮することができるという効果を有しているものである。
また、当接体を連結するワイヤーロープの一端を弾性機構を介して保持することによって、常に一定の張力でワイヤーロープを張ることができるようになっている。これは、安定した接触を維持する効果と、スクレーパーに異物が絡んでワイヤーロープを引っ張るような事態が生じた場合であっても、弾性機構によってワイヤーロープを緩めることができるのでスクレーパーの破損を防止することができる等の効果を有しているものである。
本発明に係るゴミ選別機は、投入されたゴミを振るいにかけて土等の埋め立てに適した選別物をベルトコンベアによって所定の位置に運搬するものである。この運搬の際に、所定位置においてゴミが落下せず運搬ベルトに付着したままの状態が生じると、収集位置以外にゴミが落下したり飛散したりする場合がある。
また、振動振るい機によって選別された選別物は、運搬ベルト表面近くに開口を有するダクトによって運搬ベルト上に誘導するようになっているが、運搬ベルトにゴミが付着したままであると、ダクトの下端によってゴミが排除されて周囲に落下して周囲を汚すことになる。
本発明に係るゴミ選別機は、収集位置の直上となる運搬ベルトの折り返し位置の表面にワイヤーロープによって複数の当接体を数珠つなぎ状に連結したスクレーパーを設けたので、ベルト表面に残存するゴミを軽減することができ上記のような問題の発生も軽減することができるという効果を有している。
また、本発明に係るゴミ選別機は、振動振るい機上にゴミを落下させる際に、落下途中のゴミが衝突する突出体を設けている。これにより、ゴミの落下位置が一カ所に集中することなく分散されてゴミ選別機上に落下するので、効率よくゴミを選別することができるという効果を有している。
また、ゴミが塊状になっている場合であっても、突出体との衝突によって塊を崩壊させることができる。これにより、塊を小さくした状態でゴミ選別機上に落下させることができるので、本来網を通過するゴミであっても塊が崩壊しないことにより選別対象とならなかったゴミを削減することができるという効果を有している。
図1(a)は本発明に係るゴミ選別機およびこれに付帯する装置を右斜め上方から見た状態の外観図であり、図1(b)は本発明に係るゴミ選別機およびこれに付帯する装置を左斜め上方から見た状態の外観図である。 本発明に係るゴミ選別機およびこれに付帯する装置を個々に表した説明図である。 本発明に係るゴミ選別機の使用状態における要部断面図である。 本発明に係るベルトコンベア用スクレーパーに関する説明図である。 本発明に係るベルトコンベア用スクレーパーに用いる当接体の説明図である。
以下本発明を実施するための形態を図を用いて説明する。
図1a、図1bは、本発明に係るゴミ選別機およびこれに付帯する装置の外観を表した説明図であり、2は本発明に係るゴミ選別機の本体部および付帯する装置を分離して個々に表した説明図である。
本発明に係るゴミ選別機1は、道路清掃作業の際に収集された土、アスファルト粉、落ち葉、タバコの吸い殻、飲料容器などの様々なゴミを含む収集物から土、小石その他の体積の比較的小さいものを埋め立て処理に適したゴミとして選別して取得し、残りのものを再分別や焼却処理を行うゴミ等として取得するための選別装置である。
当該ゴミ選別機1は、主な構成として図2に示す選別機2、排出機3、投入機4によって構成されている。選別機2、排出機3、投入機4はそれぞれ独立した装置として構成されており、これらを適切な位置に配置することでゴミ選別機1を構成している。ゴミ選別機1は、図2に示すように選別機2、排出機3、投入機4を個々に分離することが可能であり、各装置には地上を移動できる車輪やキャスターが取り付けられているので、修理やメンテナンスを行う際には同図に示すように分離して行うことができるようになっている。
選別機2は、振動式の振るい機5と、当該振るい機5が有する網6を通過して落下した選別ゴミを所定の位置まで搬出するベルトコンベア7およびこれらを支持する架台フレーム8によって構成されている。
振動式の振るい機5は、水平方向に対して傾斜させて配置した前後に長い矩形状の網6を有し、当該網6の後方を除く前方部分および左右を鋼板で形成した壁によって囲うように箱形の外形に形成したものである。振るい機5を構成する前壁9および左右の側壁10,11は、振動を繰り返しても変形しないよう強固に結合されている。また、左右の側壁10,11もL形鋼材等の溶接によって補強が行われている。
振るい機5は、前記左右の側壁10,11それぞれの前部および後部に設けた4カ所の支持部において、コイルスプリング12を介して架台フレーム8に取り付けられている。また、振るい機5には、左右の側壁10および11に亘る振動機構13が設けられている。振動機構13は、側壁10側に突出した駆動軸を有し、当該駆動軸に取り付けたプーリー14を有しており、当該プーリー14を架台フレーム8に取り付けたモーター15によってベルト駆動させることで振動機構13の駆動軸を回転させるようになっている。
前記駆動軸を回転させると、振動機構13内に配置した偏芯軸が回転し、この偏芯軸の回転に伴って振るい機5を振動させるものである。また、振るい機5は弾力のあるコイルスプリング12によって支持されているので、地面に対して固定されている架台フレーム8とは独立して主として上下および前後に細かく振動するようになっている。
振るい機5内部に傾斜して取り付けた網6の下方は開放されており、網6を通過したものは下方に落下するようになっている。
図3は、選別機2が有するベルトコンベア7の長手方向に沿った中央線を境界とした側面側から見た概略断面図である。当該図3に示すように、網6から落下したものは振動する振るい機5とは独立したすり鉢状の傾斜壁を有するガイド50に案内されて集約され、下方に配置したベルトコンベア7の運搬ベルト16上に落下する。ベルトコンベア7は架台フレーム8に対して傾斜して設けられており、ガイド50で集約されたものを運搬ベルト16の後方部分に落下させ、これを斜め上方に運搬した後に回転ローラー17によって折り返される先端部より地表に落下させるようになっている。
回転ローラー17によって折り返される先端部には、運搬ベルト16の表面に付着したゴミを剥ぎ取るスクレーパー18が設けられている。スクレーパー18は、図4に示すように、運搬ベルト16の表面を斜めに横断するように配置された2本の平行なワイヤーロープ19と、当該ワイヤーロープによって数珠つなぎ状に保持される複数の当接体20によって構成されている。
個々の当接体20は、図5に示すように側面の形状が略台形状を有したブロック状の塊体として形成されている。当接体20は、両側面に亘って貫通した2個の孔21を有し、両側面と直交しかつ前記2個の孔21の配列方向と略一致するように設けた面の一つを運搬ベルト16に当接する当接面22として形成したものである。当接面22は、運搬ベルト16の表面上を滑るように接する部位であり、運搬ベルト16表面の曲率に応じて湾曲した面を構成する。
当接面22は略長方形状を成しており、当該当接面22の長手方向の端縁付近が、主に運搬ベルト16に付着したものを剥ぎ落とすスクレーパーとして機能する。当接体20は、前述したように、2個の孔21を2本の平行なワイヤーロープ19によって数珠つなぎ状に連結される。このため、個々の当接体22は隣接した他の当接体から独立しているので、独自に運搬ベルト16に対して適切な状態で当接面22を接触させるよう自立的な調節が行われるようになっている。
前述したように、当接体20を支持するワイヤーロープ19は、回転ローラー17によって折り返される湾曲した運搬ベルト表面上において、当該運搬ベルトの進行方向に直交する幅方向に対して傾斜しながら横断するように設けられている。これによって、数珠つなぎ状に連結された複数の当接体20が、緩い螺旋を描くような軌跡で運搬ベルト表面の湾曲面24に接触する。このように、ワイヤーロープ19を斜めがけすると、ワイヤーロープ19に加えた張力の一部によって運搬ベルトの湾曲面24に押しつける力が生成される。そして、回転ローラー17によって折り返される運搬ベルトの湾曲面24に柔軟なワイヤーロープ19を挿通させた一連の当接体20を巻き付くように接触させることができ、個々に分離している当接体20の自立的な調節作用とも相まって運搬ベルト表面24に適切に当接する。これにより、当接体20を運搬ベルト16表面に付着したゴミを剥ぎ落とすスクレーパーとして有効に機能させることができるようになっている。
なお、ワイヤーロープ19の配置を運搬ベルトの移動方向に対して単純に直交させただけでは、運搬ベルトとの摩擦力によって当接体が引きずられて中央部分が運搬ベルトの移動方向に膨らむように撓むだけで、当接体20を運搬ベルト表面に押しつける成分はごく僅かである。このため、個々の当接体20に均一な押圧力をかけることができず、スクレーパーとして十分に機能を発揮せず、一部の当接体20だけが不均一に擦り減る等の不都合が生じやすくなる。本実施の形態では、上記のように直交ではなく斜めがけすることで、個々の当接体20に均一な当接圧力をかけることができ、運搬ベルト表面に付着したゴミを除去する効果を高めている。
ワイヤーロープ19の両端部は、回転ローラー17の両脇付近に設けた保持手段によってそれぞれ保持されている。一方の保持手段25には、ワイヤーロープ19に作用する張力を概ね一定に保つ圧縮コイルスプリング26を用いた弾性機構が設けられている。
当該弾性機構は、ワイヤーロープ19を圧縮コイルスプリング26内に通した後、当該圧縮コイルスプリング26の端部27においてワイヤーロープ19を固定するようにしたものである。この構造により、ワイヤーロープ19に張力が生じた場合に圧縮コイルスプリングが縮んで僅かにワイヤーロープ19を送り出すことで、ワイヤーロープ19に対して略一定の張力が作用するように構成したものである。
このように、ワイヤーロープ19に対して略一定の張力を与え続けるということは、当接体20を安定した押圧力で運搬ベルトに当接させ続けることができるということである。また、除去できないような強固にこびり付いた付着物が有った場合でも、当接体20の当接を弾力的に解除して機器の破損や消耗を軽減することができるものとなっている。
ワイヤーロープ19の他端は、弾性機構を有しない取付金具28によって固定されている。
ベルトコンベア7によって運搬される選別ゴミは、回転ローラー17による運搬ベルト16の折り返えしによって落下する。落下した選別ゴミは、重機等を使用して回収され埋め立て処理される。
前述したスクレーパー18は、運搬ベルトからゴミが自然落下した後に、運搬ベルトに付着しているものを剥がすものである。このため、運搬ベルトに対して斜めがけされるスクレーパー(当接体20)の始点は、前方に放出される速度成分を有するゴミの落下開始点よりも僅かに下方の回転ローラー17の回転軸から略水平方向に向かった運搬ベルトの表面部付近である。そして、当該部位から回転ローラー17による湾曲に沿って、やや巻き付くような形で運搬ベルト表面を斜めに横断するようになっている。スクレーパー18をこのような位置に配置することにより、正常に落下するゴミは当該スクレーパー18に当接せずに落下し、落下せずにベルト表面に付着したゴミのみが当該スクレーパー18に当接してこれを除去することができるようになっている。
また、前述したように、振るい機5の網6の下方にはすり鉢状の傾斜壁を有するガイド50が設けられている。当該ガイド50の下端は、運搬ベルト16の進行方向に相当する前面を除き左右および後方部分において運搬ベルト16表面に当接若しくは極めて近接する矩形状の開口を有したダクト51を有している。ダクト51は、具体的には運搬ベルト16の移動方向に沿った縦長状の開口を下端に有しており、ガイド50によって集約されたゴミを当該開口を介して運搬ベルト16上に落下させるものである。運搬ベルト16の表面に近接するダクト51は、ゴム板等の弾性を有する素材によって開口を囲むようになっており、運搬ベルト16上に落下したゴミが飛散したり落ちないようになっている。
前記ダクト51はゴム等の柔軟性のある素材によって形成されており、移動する運搬ベルト16の表面に対して、僅かな隙間を形成した状態若しくは弾性的に接するよう設けられている。このため、前記ダクト51下端の開口部から外部へ漏れるゴミは微量であり、運搬ベルト16上に落下したゴミの略全てを斜め上方に向かって運搬することができるようになっている。
一方、周回する運搬ベルト16の表面にゴミが付着して残っていると、前記ダクト51の外周部分がスクレーパーのような働きをして、運搬ベルト16表面に付着したゴミを剥がして周囲を汚してしまう。本実施の形態では、前述したスクレーパー18を設けて運搬ベルト16表面から残存するゴミを除去することで、運搬ベルト16表面に接するダクト51によって剥がされるゴミを軽減し当該部位周辺の汚れを防止するようになっている。
振るい機5の網6を通過しなかったものは、そのまま網6上を傾斜に沿って移動し端縁部から下方に落下するようになっている。網6の端縁部から落下するものは、後方に配置されたダクト30によって排出機3が有するベルトコンベア31上に誘導される。
排出機3は、選別機2によって埋め立て用のゴミを取り除いたものを選別機2から離れた位置に排出するものである。排出機3には、ベルトコンベア31上を移動するゴミから鉄製品を取り除く磁着式の回転ベルト32を有した吊り下げ式選別機33が設けられている。また、図示していないが、軽量物を風力で飛ばして分離するためのブロア装置が設けられている。
振るい機5で選別されなかったベルトコンベア31上を移動するゴミは、前記吊り下げ式選別機33によって鉄製品が取り除かれ、必要に応じてブロア装置によって軽量のゴミが吹き飛ばされ取り除かれる。これら所定の2次選別を行った残りのものは、ベルトコンベア31の端部34から地上に落下し、焼却用のゴミとして回収される。
排出機3は、キャスターを備えたフレーム35に搭載されており、装置のメンテンナンス等の際に、選別機2から引き離すことができるようになっている。
また、本実施の形態では選別機2に投入機4を付属している。投入機4は、選別機2が備える振るい機5に対して、選別の対象となるゴミを投入するための装置である。投入機4は、ホッパー状の投入部40とベルトコンベア41を有している。投入部40には、バケットローダー、ホイールローダー等といった作業車両を用いて道路清掃車両が収集したゴミを投入する。投入部40に投入されたゴミはベルトコンベア41の後部に落下するようになっており、当該落下したゴミをベルトコンベア41によって上方まで運搬して、選別機2の振るい機5内に投入するようになっている。
ベルトコンベア41先端の投入部には、ゴミの飛散を防止するダクト45が設けられている。当該ダクト45は、運搬ベルトの折り返し部である先端部分の左右および前方部を覆う、上下開放の囲いとして形成されている。当該ダクト45は、ベルトコンベア41先端から落下するゴミの飛散を防止しながら、ふるい機5内に誘導するものである。
また、ダクト45内には、前記ベルトコンベア41先端から落下するゴミの落下経路内に突出させた突出体43を設けている。突出体43はL形の断面を有する鋼材によって形成されており、山形を成すように稜線状の角縁を上方に向けて配置することで、上方から落下したゴミを衝突させるものである。当該突出体43は、落下物が集中するダクト45の前壁部の中央付近内側に固定されている。
前記突出体43は、塊となったゴミ粉砕するとともに、ふるい機5内の網6上にゴミを分散させて落下させる役割を果たす。これにより、本来網を通過するようなゴミでありながら塊がほぐれずに網目を通過しなかったようなものであっても、事前にある程度粉砕して網6上に落下させることにより適切な選別ができるようになっている。
また、ベルトコンベア41の先端部にも、ベルトコンベア7に設けたものと同様の構成を有するスクレーパー44が設けられている。当該スクレーパー44により、ベルトに対するゴミの付着を防止し、円滑なゴミの搬送を行うことができるようになっている。
ホッパー状の投入部40の下方に設けたダクト42は、前述したダクト51と同様に、運搬ベルトの移動方向に沿った縦長状の開口を下端に有しており、投入部40によって集約されたゴミをダクト51の下端開口を介して運搬ベルト上に落下させるものである。運搬ベルトの表面に近接する部分は、ゴム板等の弾性を有する素材によって開口を囲むようになっており、運搬ベルト上に落下したゴミが飛散したり運搬ベルトから落ちないようになっている。
また、選別機2に用いるベルトコンベアも前述した選別機のスクレーパー18と同様のスクレーパー44が設けられており、運搬ベルトから落下せずに付着したゴミを剥離することで、ゴミの供給部であるダクト51の外周部分において剥離されるゴミを軽減し周囲の汚れを軽減することができるようになっている。
本発明は、ゴミの分別装置に利用可能である。
1 ゴミ選別機
2 選別機
3 排出機
4 投入機
5 ふるい機
6 網
7 ベルトコンベア
8 架台フレーム
9 前壁
10 左の側壁
11 右の側壁
12 コイルスプリング
13 振動機構
14 プーリー
15 モーター
16 運搬ベルト
17 回転ローラー
18 スクレーパー
19 ワイヤーロープ
20 当接体
21 孔
22 当接面
24 湾曲面
25 保持手段
26 圧縮コイルスプリング
27 端部
28 取付金具
30 ダクト
31 ベルトコンベア
32 回転ベルト
33 吊り下げ式選別機
34 端部
35 フレーム
40 投入部
41 ベルトコンベア
42 ダクト
43 突出体
44 スクレーパー
45 ダクト
50 ガイド
51 ダクト

Claims (5)

  1. 回転ローラーによって折り返される運搬ベルトの表面に当接する複数の当接体と
    当該複数の当接体を連続的に貫通して数珠つなぎ状に連結するワイヤーロープを有し、
    前記ワイヤーロープによって連結された複数の当接体は、前記運搬ベルトの幅方向に対して傾斜した角度で当該運搬ベルトの表面を横断するように配置され、
    前記当接体を連結したワイヤーロープの一端には、当該ワイヤーロープに略一定の張力を生じさせる弾性機構を有した保持手段が設けられていることを特徴とするベルトコンベア用スクレーパー
  2. 前記複数の当接体は、運搬ベルトの表面に対して略平行に配置された少なくとも2本のワイヤーロープによって保持されていることを特徴とする請求項1記載のベルトコンベア用スクレーパー。
  3. 先端部に配置した回転ローラーによって折り返される運搬ベルトを有したベルトコンベアを前記先端部が上方を向くように傾斜させて配置し、
    振動装置によって振動するフレームと当該フレーム内に配置した振るい用の網を有する振動振るい機を前記ベルトコンベアの運搬ベルト上方に配置し、
    前記振動振るい機に投入した投入物のうち、前記網を通過した選別物を前記運搬ベルト上に落下させて前記先端部に向けて搬送するとともに、前記網を通過しなかった非選別物を当該網の末端部より落下させて回収し、
    前記運搬ベルトによって運搬された選別物を前記回転ローラーによる折り返しにともなって落下させるように構成するとともに、
    当該折り返される運搬ベルトの表面に、ワイヤーロープによって複数の当接体を数珠つなぎ状に連結したスクレーパーを、当該運搬ベルトの幅方向に亘って設けたことを特徴とするゴミ選別機。
  4. 前記振動振るい機が備える網を通過して落下する選別物を前記運搬ベルト上に集約する傾斜面を有するガイドを設けるとともに、
    当該ガイドの下方に、運搬ベルト表面に当接若しくは極めて近接するダクトを設けたことを特徴とする請求項3記載のゴミ選別機。
  5. 回転ローラーによって折り返される運搬ベルトの先端部から投入物を落下するように構成したベルトコンベアを設けるとともに、当該運搬ベルトの先端部を前記振動振るい機の上方に配置し、
    前記運搬ベルトの先端部から落下する投入物の落下経路中に当該投入物に衝突させる突出体を設けたことを特徴とする請求項4または5記載のゴミ選別機。
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