JP5230304B2 - 内燃機関のノック検出装置 - Google Patents

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本発明は、イオン電流に基づいて正確なノッキング判定を実現する内燃機関のノック検出装置に関し、特に、点火時期を遅角制御する場合に好適に機能する。
ノッキング(以下ノックと略す)とは、内燃機関の燃焼室において混合気の異常燃焼によって金属性の打撃音を発する現象を一般に意味する。そして、これを放置するとエンジン壁面の疲労劣化が促進されるなど、更なるトラブルに至るので、確実にノックを検出する各種の手法が提案されている(特許文献1)。
特開2001−207907号公報
特許文献1に記載の発明では、燃焼室に流れるイオン電流の挙動に基づいてノックを検出している。具体的には、イオン電流信号にBPF(Band Pass Filter)処理を施すことでノック信号を特異的に抽出し、このノック信号が所定レベル以上となる超過時間や超過回数が、基準値より高い場合にはノックが生じていると判定している。
そして、BPF処理後のノック信号の判定によってノックが検出された場合には、点火時期を遅らせる遅角制御などの対策を採るのが一般的である。
ところが、遅角制御を実行することによって、正常な燃焼状態をノック状態であると誤認してしまうことがあった。すなわち、例えば、吸入工程→圧縮工程→爆発工程→排気工程を繰り返す四サイクルエンジンの場合、遅角制御によって爆発工程と排気工程とが近接するために、排気弁に向う燃焼ガスなどの影響によって、ノック信号と区別困難な信号を取得してしまうことがあった。
図5は、ノック発生時のイオン電流波形と、BPF処理により抽出されたノック信号波形との関係を示しており、放電ノイズ(残留磁気ノイズ)収束後におけるイオン電流のピーク位置の少し手前(=T0)から、予め設定されている処理終了時(=T1)までのイオン電流信号にBPF処理を施している。
図示の通り、本来のノック信号の後段に、同程度の周波数の擬似ノック信号が発生することがある。そのため、例えばノック解消のために遅角制御を実行したような場合に、正常な燃焼状態に復帰したにも拘らず、これをノック状態であると誤認してしまい、その後の燃焼制御に重大な支障を与えるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、正確なノック判定を可能にした内燃機関のノック検出装置を提供することが課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る内燃機関のノック検出装置は、一次コイルと二次コイルとからなる点火コイルと、前記一次コイルの通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に点火信号を供給してON/OFF動作させる制御装置と、前記二次コイルの誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグと、内燃機関の燃焼状態を示すイオン電流に比例した検出信号を出力するイオン電流検出回路と、を有して構成され、前記制御装置は、前記スイッチング素子がOFF状態における前記検出信号のレベルが、最低時間以上継続して第1閾値以上であるか否かを判定する第1手段と、第1手段によって最低時間以上継続して第1閾値TH1以上であると判定される前記検出信号について、その検出信号が確実に収束するとして予め実験的に確定されている終了タイミングLMTに至るまでに、そのレベルが第2閾値TH2を下回るか否かを判定する第2手段と、第2手段によって、終了タイミングLMTに至るまでに、第2閾値を下回るタイミングが検出される場合には、その検出タイミングBTMまでの前記検出信号に基づいてノッキング判定をする一方、検出されない場合には前記終了タイミングLMTまでの前記検出信号に基づいてノッキング判定をする第3手段と、を設け、前記第1手段〜第3手段は、内燃機関を点火時期制御する場合に機能するよう構成されている。
本発明において、前記最低時間は、好ましくは、点火プラグ放電後に生じる残留磁気ノイズのノイズ周期より、有意に長く設定されている。
前記第3手段は、前記検出信号にBPF処理を施して抽出される信号に基づいてノッキング判定を実行するのが典型的である。この場合、前記第2手段が機能している状態で、前記検出信号のピーク位置を検出する手段を設けると共に、前記BPF処理は、ほぼ前記ピーク位置から開始され、前記検出タイミング又は前記終了タイミングで終了するよう構成するのが好適である。
前記第1手段及び第2手段は、必要な検出信号を全て取得した後のバッチ処理として実行されてもよいが、検出信号の取得動作に連続してリアルタイムに実行されるのが簡易的である。
上記した本発明によれば、遅角制御を実行したような場合でも、ノック誤判定を防止することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、正確なノック検出機能を発揮するノック検出装置IGNを示す回路図であり、図2は、ノック検出装置IGN各部の概略波形を示すタイムチャートである。
図示の通り、このノック検出装置IGNは、内燃機関の電子制御ユニットたるECU(Engine Control Unit)と、一次コイルL1と二次コイルL2からなる点火コイルCLと、ECUから受ける点火パルスSGに基づく遷移動作によって一次コイルL1の電流ic1をON/OFF制御するスイッチング素子Qと、二次コイルL2の誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグPGと、イオン電流検出回路IONと、を中心に構成されている。
そして、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、ECUのA/Dコンバータ(不図示)に供給され、デジタルデータとしてECUのメモリに記憶される。すなわち、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、ノック判定のために、切出しウインドWINの全区間について、点火サイクル毎にECUに取得される。なお、ここでは、点火プラグPGの放電直後を、切出しウインドWINの始期としているが、特に限定されるものではない。一方、切出しウインドWINの終期については、点火サイクル毎に自動的に設定される。
以下、回路構成について詳述すると、スイッチング素子Qは、ここではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が使用されている。そして、スイッチング素子Qのコレクタ端子は、一次コイルL1を経由してバッテリ電圧VBを受けており、エミッタ端子は、グランドに接続されている。
イオン電流検出回路IONは、電流検出回路として機能するOPアンプAMPを中心に構成され、コンデンサC1、ツェナーダイオードZD、ダイオードD1,D2、抵抗R1〜R3を有して構成されている。コンデンサC1とツェナーダイオードZDの並列回路によって、イオン電流検出時のバイアス電圧が生成される。
二次コイルL2の高圧端子は、点火プラグPGに接続され、低圧端子は、前記バイアス電圧を生成するコンデンサC1及びツェナーダイオードZDの並列回路に接続されている。そして、コンデンサC1及びツェナーダイオードZDの並列回路は、ダイオードD1を通して、グランドに接続されている。図示の通り、ダイオードD1のカソード端子がグランドに接続されている。
一方、ダイオードD1のアノード端子は、電流制限抵抗R1を経由してOPアンプの反転入力端子(−)に接続されている。そして、OPアンプAMPの反転入力端子(−)と出力端子の間に、電流検出抵抗R2が接続され、出力端子のグランド間には、負荷抵抗R3が接続されている。また、OPアンプの非反転端子(+)は、グランドに接続され、反転端子(−)には、ダイオードD2のカソード端子が接続されている。なお、ダイオードD2のアノード端子はグランドに接続されている。
上記した構成のノック検出装置IGNでは、点火パルスSGがHレベルからLレベルに変化すると、二次コイルL2に誘起される高電圧によって点火プラグPGが放電する。この放電電流は、点火プラグPG→二次コイルL2→コンデンサC1→ダイオードD1の経路で流れるので、コンデンサC1は、ツェナーダイオードZDの降伏電圧により規定される電圧値に充電される。
点火プラグPGの放電によって燃焼室の混合気が着火されると、その後、急速に燃焼反応が進行するが、イオン電流iは、電流検出抵抗R2→電流制限抵抗R1→コンデンサC1→二次コイルL2→点火プラグPGの経路で流れる。したがって、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、Vo=R2*iとなり、イオン電流iに比例した値となる。
図3は、ノック判定に関するECUの処理内容を示すフローチャートであり、第1実施例のノック判定方法を示している。特に限定されるものではないが、このノック判定方法は、内燃機関の遅角制御時に使用される。また、第1実施例では、切出しウインドWINの全区間のデータを取得した後に、ノック信号を抽出するためのBPF処理の処理区間を決定している。
具体的には、第1閾値TH1と最低時間WDTとに基づいて、本来のイオン電流信号Voを抽出すると共に、第2閾値TH2に基づいて、ノック判定用のBPF区間の周期を特定している。図3(b)に示す通り、この実施例では、ノック判定用のBPF区間の終期が、BTMの位置であると自動的に特定される。なお、特に限定されるものではないが、ノック判定用のBPF区間の始期は、イオン電流信号Voのピーク位置TOPの少し手前に設定される。
以下、具体的に説明すると、ECUは、点火サイクル毎に、切出しウインドWINの全区間についてOPアンプAMPの出力信号Vo(イオン電流信号Vo)を、AD変換してメモリに記憶する(ST1)。この実施例では、サンプリング周波数を、コロナノイズの周波数域の2倍以上である30kHzとしている。以下、取得データをDT(i)で表現するが、サンプリング周波数が30kHzであることから、取得データDT(i)を特定する配列変数iは、1/30mS毎に推移する。
ステップST1の処理によって全てのデータが配列DT(i)に取得されると、配列変数iをゼロに初期設定すると共に、イオン電流信号Voのピーク位置TOPを特定するための最大値変数MAXを、ゼロに初期設定する(ST2)。また、タイマ変数Tをゼロに初期設定する(ST3)。なお、タイマ変数Tは、イオン電流信号Voが連続して第1閾値TH1を超える経過時間を計測する用途に使用される。
以上の初期設定処理が終われば、配列変数iをインクリメントした後(ST4)、i番目の取得データDT(i)が、第1閾値TH1を超えているか否かを判定する(ST5)。第1閾値TH1は、有意なイオン電流信号Voを抽出するための閾値であり、運転状態に対応して予め実験的に決定されている。そして、DT(i)<TH1となる微弱レベルのデータが検出された場合には、ステップST3に戻って、次のデータについて同様の判定を行う。
一方、DT(i)≧TH1であって、有意レベルのデータが検出されると、このデータDT(i)を、そのときの最大値MAXと比較する(ST6)。そして、DT(i)>MAXの場合には、最大値MAXを、DT(i)の値に書き直すと共に、そのときの配列変数iの値を変数TOPに格納する(ST7)。変数TOPは、イオン電流信号Voのピーク位置を特定するための変数である(図3(b)参照)。
ステップST6の処理において、DT(i)≦MAXであると判定されるか、ステップST7の処理が実行されると、次に、タイマ変数Tがインクリメントされる(ST8)。このタイマ変数Tは、点火プラグの放電直後に発生する残留磁気ノイズ(放電ノイズ)を排除して、その後に生じるイオン電流信号Voだけを抽出するための変数である。残留磁気ノイズは、図示の通り、本来のイオン電流信号Voとは顕著に相違して、高い周波数で振動するので、最低時間WDTを超えて、閾値TH1を連続して上回ることはない。
そこで、ステップST8の処理によってインクリメントされた後のタイマ変数Tが最低時間WDTを超えない限り、次の処理に移行することなく、ステップST4の処理に戻るよう構成されている(ST9)。
このようにして、ステップST4〜ST9の処理を繰り返していると、配列変数iが増加することにより(ST4)、残留磁気ノイズが収束した後の、本来のイオン電流信号Voである有意レベルの取得データDT(i)となる。そして、DT(i)≧TH1の条件を連続して満たすため、タイマ変数Tがインクリメントされて(ST8)、タイマ変数Tが最低時間WDT以上となると(T≧WDT)、次に、取得データDT(i)が第2閾値TH2を下回るか否かを判定する(ST10)。ここで、第2閾値TH2は、イオン電流信号Voから、擬似イオン電流信号を排除するための閾値である。この実施例では、2つの閾値TH1,TH2は、TH2<TH1であって、TH2≒TH1に設定されており、取得データDT(i)が第2閾値TH2を下回ると、本来のイオン電流信号Voが収束したと判定している。
すなわち、ステップST10の判定において、DT(i)<TH2の条件が成立すると、その時の配列変数iを、変数BTMに代入している(ST12)。その結果、ステップST12の処理を経た変数BTMによって、ノック判定用のBPF区間の終期位置を特定されることになる。
一方、ステップST10の判定において、DT(i)≧TH2となる場合には、配列変数iが限界値LMTと比較される(ST11)。ここで、限界値LMTには、イオン電流信号Voが確実に収束すると思われる終了タイミングが規定されており、この終了タイミングは、燃焼状態に応じて予め実験的に確定されている。
そして、配列変数iが限界値LMTより小さい限り、ステップST4〜ST10の処理を繰り返す。したがって、配列変数iが、限界値LMTに達するまでに、DT(i)<TH2の条件が成立すると、その時の配列変数iが変数BTMに代入されるが、一方、DT(i)<TH2の条件が成立しないまま、配列変数iが限界値LMTに達すると、限界値LMTが変数BTMに代入されることになる。
このようにして、変数BTMに適宜な数値が代入されると(ST12)、次に、ノック信号抽出用のBPF処理が実行される(ST13)。BPF処理は、例えば、5kHz〜10kHz程度の帯域を通過域とするデジタルフィルタ処理として実行される。その処理範囲は、イオン電流信号のピーク位置の少し手前(i=TOP−Δ)から、ステップST12の処理で特定される位置(i=BMT)までである。なお、Δは、安全のための処理マージンであり、原理的にはΔ=0として良い。
何れにしても、ステップST12のBPF処理によって、所定帯域の信号が抽出されるので、抽出された信号のレベルや、その積分値に基づいて、ノック判定がされる(ST36)。本実施例では、イオン電流信号Voが収束したと思われる位置が自動的に特定され、それ以降のデータについてはノック判定に利用されないので、遅角制御時でも、ノックの誤検出をすることがない。
以上、第1実施例では、全てのデータを取得した後に、BPF処理の処理範囲を決定したが、このような動作に限定されるものではなく、例えば、データを取得しつつリアルタイムにBPF処理の処理範囲を決定するのも好適である。
図4は、第2実施例のノック判定方法を示しており、ノック信号を抽出するためのBPF処理の処理区間を、リアルタイムに決定している。なお、図4の処理は、例えば、点火パルスSGがHレベルからLレベルに降下するタイミングに同期して開始される。
そして、最初に、変数MAXをゼロに初期設定し(ST21)、次に、配列変数iとタイマ変数Tとをゼロに初期設定する(ST22)。その後、サンプルタイミングに達するのを待つ(ST23)。例えば、サンプリング周波数を30kHzとする場合には、サンプリング周期(=1/30mS)に達したか否かが判定される。なお、サンプリング周期に達したことは、例えば、割込み周期1/30mSのタイマ割込みが生じたか否かで検出される。
その後、サンプルタイミングに達すると、ADコンバータをソフトウェア起動して(ST24)、開始されたAD変換処理が終わるのを待つ(ST25)。そして、AD変換の終了が確認されると、配列変数iをインクリメントすると共に、AD変換されたデータを配列DT(i)に格納する(ST26)。
次に、格納データDT(i)が、第1閾値TH1と対比され(ST27)、格納データDT(i)が、第1閾値TH1より小さい場合には(DT(i)<TH1)、ステップST22の処理に戻る。その結果、配列変数iが、再度、初期設定されるので(ST22)、その後に取得されるデータも同じ配列位置DT(i)に上書きされることになる。つまり、この実施例では、第1閾値TH1を超えるまでのデータは自動的に消去される。
その後、DT(i)≧TH1となるデータが取得されると、これが変数MAXと対比され、DT(i)>MAXであれば、変数MAXがDT(i)に書き直されると共に、変数TOPに、その時の配列変数iが格納される(ST29)。第1実施例の場合と同様、変数TOPは、イオン電流信号Voのピーク位置を検出するために使用される。
その後の処理も第1実施例の場合と類似しており、タイマ変数Tをインクリメントして、インクリメント後のタイマ変数Tが最低時間WDTと対比される(ST30,ST31)。ここで、T<WDTの場合には、ステップST23の処理に戻る。その結果、タイマ変数Tが最低時間WDTに一致するまで、次々とイオン電流信号VoがAD変換されて、配列DT(i)に格納される。
このような処理を繰り返し、T≧WDTとなれば、次に、取得データDT(i)が第2閾値TH2を下回るか、配列変数iが限界値LMTに達するのを待つ(ST32、ST33)。そして、上記何れかの条件が満たされると、その時の配列変数iの値が、変数BTMに格納される(ST34)。この結果、ノック信号を抽出するためのBPF処理の処理区間の終期BTMが、リアルタイムに自動決定されることになる。
その後の処理は、第1実施例と全く同じであり、BPF処理後のデータに基づいて正確なノック判定が可能となる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。例えば、イオン電流検出回路は、最も簡易な回路構成を例示したに過ぎず、より複雑な回路構成と採っても良いのは勿論である。
実施例に係るノック検出装置の構成を示す回路図である。 図1のノック検出装置の動作を説明するタイムチャートである。 第1実施例の動作内容を説明するフローチャートとタイムチャートである。 第2実施例の動作内容を説明するフローチャートとタイムチャートである。 従来技術の問題点を説明するタイムチャートである。
符号の説明
L1 一次コイル
L2 二次コイル
CL 点火コイル
ECU 制御装置
SG 点火信号
Q スイッチング素子
PG 点火プラグ
ION イオン電流検出回路
Vo 検出信号
TH1 第1閾値
TH2 第2閾値
WDT 最低時間
LMT 終了タイミング
ST5 第1手段
ST10 第2手段
ST13 第3手段
ST14 第3手段

Claims (5)

  1. 一次コイルと二次コイルとからなる点火コイルと、前記一次コイルの通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に点火信号を供給してON/OFF動作させる制御装置と、前記二次コイルの誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグと、内燃機関の燃焼状態を示すイオン電流に比例した検出信号を出力するイオン電流検出回路と、を有して構成され、
    前記制御装置は、
    前記スイッチング素子がOFF状態における前記検出信号のレベルが、最低時間以上継続して第1閾値以上であるか否かを判定する第1手段と、
    第1手段によって最低時間以上継続して第1閾値TH1以上であると判定される前記検出信号について、その検出信号が確実に収束するとして予め実験的に確定されている終了タイミングLMTに至るまでに、そのレベルが第2閾値TH2を下回るか否かを判定する第2手段と、
    第2手段によって、終了タイミングLMTに至るまでに、第2閾値を下回るタイミングが検出される場合には、その検出タイミングBTMまでの前記検出信号に基づいてノッキング判定をする一方、検出されない場合には前記終了タイミングLMTまでの前記検出信号に基づいてノッキング判定をする第3手段と、を設け、前記第1手段〜第3手段は、内燃機関を点火時期制御する場合に機能するよう構成されていることを特徴とする内燃機関のノック検出装置。
  2. 前記最低時間は、点火プラグ放電後に生じる残留磁気ノイズのノイズ周期より、有意に長く設定されている請求項1に記載のノック検出装置。
  3. 前記第3手段は、前記検出信号にBPF処理を施して抽出される信号に基づいてノッキング判定を実行する請求項1又は2に記載のノック検出装置。
  4. 前記第2手段が機能している状態で、前記検出信号のピーク位置を検出する手段を設けると共に、
    前記BPF処理は、ほぼ前記ピーク位置から開始され、前記検出タイミング又は前記終了タイミングで終了するよう構成された請求項3に記載のノック検出装置。
  5. 前記第1手段及び第2手段は、前記検出信号の取得動作に連続してリアルタイムに実行される請求項1〜4の何れかに記載のノック検出装置。
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