JP5407070B2 - 内燃機関用の燃焼制御装置 - Google Patents

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本発明は、自動車エンジンなどの内燃機関において、その燃焼を適切に制御できる装置に関し、特に、内燃機関の動作状態に拘わらず、イオン電流のピーク位置を正確に特定できる燃焼制御装置に関する。
出願人は、先に、内燃機関の動作状態の変動に拘わらず、イオン電流のピーク位置及びピーク値を正確に抽出できる燃焼制御装置について提案している(特許文献1)。
この発明では、一次コイル遮断時のイオン電流信号を微分演算し、その演算結果が所定値を超えるか否かを二値的に判定するデータ判定処理と、データ判定部での判定結果に基づき、微分演算結果が全体的に第1レベルを示す第1領域と、全体的に第2レベルを示す第2領域とを抽出し、第1領域と第2領域との境界をイオン電流の第二ピーク位置であると特定している。
一般に、内燃機関が正常に燃焼している場合には、イオン電流は第一ピークを示した後、上死点TDCの手前で減少して再び増加し、燃焼圧が最大となるクランク角の近傍で最大となり、イオン電流の第二ピークを示すことが知られている。ここで、第一ピーク付近の波形は、燃焼開始時のケミカルイオンの挙動を示し、第二ピーク付近の波形は、燃焼開始後の熱発生により発生するサーマルイオンの挙動を示している。そして、この第二ピークの位置より後半の波形を解析することで、ノッキングの発生を検出することが可能となる。
また、第二ピークの位置に基づいて、適切なMBT(Minimum advance for the Best Torque)制御も可能となる。ここでMBT制御とは、エンジン回転速度及び空燃比が一定の状態において、最大のトルクが得られよう点火時期を制御することを意味し、点火時期がMBTに適合している場合には、一般に、燃焼圧の最大値となる圧力ピーク位置が、上死点TDCから所定値(例えば15°クランク角)だけ遅角した点に一致する。一方、燃焼圧のピーク位置とイオン電流の第二ピーク位置とは、ほぼ一致している。
したがって、イオン電流の第二ピーク位置を正確に把握できれば、第二ピーク位置が上死点TDCからどれだけ遅角あるいは進角しているかを判定することで、その時の点火時期がMBTに対して、どの程度ずれているかを判定することができることになる。
特開2007−270831号公報
上記した通り、イオン電流の第二ピーク位置を正確に検出することは、極めて重要であるところ、イオン電流波形は、同一の運転状態であっても、点火サイクル毎に相違するという問題がある。特に、エンジンの運転状態が低負荷になったり、EGR量が増加すると、第一ピークの乱れが大きくなる傾向にあり、イオン電流の第二ピーク位置を正確に特定することが困難となる。そのため、不正確な第二ピーク位置に基づいて、ノッキングを判定したり、或いは、MBT制御をすることになり、円滑な燃焼制御を実現することができない。
本発明は、この問題点に着目してなされたものであって、内燃機関の運転状態に拘わらず、イオン電流の第二ピーク位置を正確に特定できる燃焼制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明者は、各種の運転状態においてイオン電流の挙動を詳細に検討した。その結果、イオン電流波形は、運転状態の相違に拘わらず、複数の典型パターンの何れかに必ず属することを発見した。そして、何れの典型パターンに属するかを正確に特定するには、データ解析区間を、運転状態に対応して設けるのが効果的であることを発見した。
そこで、本発明は、一次コイルと二次コイルとからなる点火コイルと、前記一次コイルの通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に点火信号を供給してON/OFF動作させる制御装置と、前記二次コイルの誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグと、内燃機関の燃焼状態を示すイオン電流に比例した検出信号を出力するイオン電流検出回路と、を有して構成され、前記制御装置は、前記スイッチング素子がOFF状態である時の検出信号を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された検出信号を、運転状態毎に規定されているデータ解析区間について解析して、複数の典型パターンの何れに属するかを判定し、典型パターン毎のアルゴリズムに基づいて検出信号の第二ピーク位置を特定する特定手段と、特定された第二ピーク位置に基づいて、異常判定、及び/又は、燃焼制御を実行する制御手段と、を有して構成され、前記典型パターンには、第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置にピーク位置が出現するパターンと、第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置より遅い位置にピーク位置が出現するパターンと、第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置より早い位置にピーク位置が出現するパターンと、が含まれている
制御手段は、典型的には、ノッキングの発生の有無につき異常判定をし、燃焼制御としてMTB制御を実施する。なお、検出信号にノイズ成分が重畳している場合には、これを除去した上で特定手段を機能させるのが好ましい。除去されるべきノイズ成分は、スパイク状のノイズである。
本発明において、典型パターンの個数は特に限定されないが、好ましくは、図1〜図5に示す5パターンに類型化される。図1〜図5は、同一の運転状態において、点火サイクル毎に各種形状で出現するイオン電流波形について、これを5パターンに類型化したものである。図1は、第一パターンの代表波形(1)であり、第二ピークのピーク位置が明瞭で、比較的遅い位置にピーク位置が出現する波形を示している。図2は、第二パターンの代表波形(2)であり、第二ピークのピーク位置がやや不明瞭で、ほぼ第一ピークに埋もれてしまう波形を示している。
図3は、標準パターンである第三パターンの代表波形(3)であり、第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置にピーク位置が出現する波形を示している。図4は、第四パターンの代表波形(4)であり、第一ピークが大きく、第二ピークがフラットで不明瞭な波形を示している。図5は、第五パターンの代表波形(5)であり、第二ピークのピーク位置が明瞭で、比較的早い位置にピーク位置が出現する波形を示している。
本発明では、運転状態毎にデータ解析区間を特定するが、運転状態は、例えば、エンジンの吸気管圧力と、エンジンの回転数とを加味して特定される。そして、データ解析区間は、第二ピーク位置を検出するための解析開始位置Aと、第二ピーク位置を検出するための解析終了位置Cとで特定される。
ここで、解析開始位置Aは、例えば、第五パターンの波形に基づき、第一ピークから第二ピークに至る最深箇所に設定される。図1〜図5に示す実施例では、点火パルスSGの立下がりから0.0025秒後が解析開始位置Aとなっている。
一方、解析終了位置Cは、イオン電流波形の相違に拘わらず、第二ピークが必ず収束し、且つ、その後のピーク位置に至らない箇所に設定される。図1〜図5に示す実施例の運転条件では、点火パルスSGの立下がりから0.006秒後が解析終了位置Cとなっている。
本発明は、好ましくは、第二ピークが平均的に出現する位置である基準位置Bを、運転状態毎に予め特定しておくべきである。この場合、基準位置Bは、第三パターンの波形に基づき特定するのが効果的である。図1〜図5に示す実施例では、点火パルスSGの立下がりから0.004秒後が基準位置Bとなっている。
以上説明した本発明によれば、内燃機関の動作状態に拘わらず、イオン電流のピーク位置を正確に特定することができる。
第一パターンのイオン電流波形である。 第二パターンのイオン電流波形である。 第三パターンのイオン電流波形である。 第四パターンのイオン電流波形である。 第五パターンのイオン電流波形である。 実施例に係る燃焼制御装置の構成を示す回路図である。 燃焼制御装置の動作を説明するタイムチャートである。 燃焼制御装置の動作を説明するフローチャートとタイムチャートである。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図6は、実施例に係る燃焼制御装置IGNを示す回路図であり、図7は、燃焼制御装置IGN各部の概略波形を示すタイムチャートである。
図6に示す通り、この燃焼制御装置IGNは、内燃機関の電子制御ユニットたるECU(Engine Control Unit)と、一次コイルL1と二次コイルL2からなる点火コイルCLと、ECUから受ける点火パルスSGに基づく遷移動作によって一次コイルL1の電流ic1をON/OFF制御するスイッチング素子Qと、二次コイルL2の誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグPGと、イオン電流検出回路IONと、を中心に構成されている。
そして、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、ECUのA/Dコンバータ(不図示)に供給され、デジタレベルの検出信号としてECUのメモリに記憶される。ここで、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、点火パルスSGの立下りタイミングからイオン電流が消滅するまでのデータ取得区間において取得される。そして、全データが取得された後で、運転状態毎に決定されているデータ解析区間[A−C]において、イオン電流信号の第二ピーク位置が特定される(図7参照)。そのため、ECUには、解析開始位置Aから解析終了位置Cに至るデータ解析区間と、第二ピークの基準位置Bとを、運転状態毎に特定する参照テーブルTBLが設けられている。
以下、回路構成について詳述すると、スイッチング素子Qは、ここではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が使用されている。そして、スイッチング素子Qのコレクタ端子は、一次コイルL1を経由してバッテリ電圧VBを受けており、エミッタ端子は、グランドに接続されている。
イオン電流検出回路IONは、電流検出回路として機能するOPアンプAMPを中心に構成され、コンデンサC1、ツェナーダイオードZD、ダイオードD1,D2、抵抗R1〜R3を有して構成されている。コンデンサC1とツェナーダイオードZDの並列回路によって、イオン電流検出時のバイアス電圧が生成される。
二次コイルL2の高圧端子は、点火プラグPGに接続され、低圧端子は、前記バイアス電圧を生成するコンデンサC1及びツェナーダイオードZDの並列回路に接続されている。そして、コンデンサC1及びツェナーダイオードZDの並列回路は、ダイオードD1を通して、グランドに接続されている。図示の通り、ダイオードD1のカソード端子がグランドに接続されている。
一方、ダイオードD1のアノード端子は、電流制限抵抗R1を経由してOPアンプの反転入力端子(−)に接続されている。そして、OPアンプAMPの反転入力端子(−)と出力端子の間に、電流検出抵抗R2が接続され、出力端子のグランド間には、負荷抵抗R3が接続されている。また、OPアンプの非反転端子(+)は、グランドに接続され、反転端子(−)には、ダイオードD2のカソード端子が接続されている。なお、ダイオードD2のアノード端子はグランドに接続されている。
上記した構成の燃焼制御装置IGNでは、タイミングT0において、点火パルスSGがHレベルからLレベルに変化すると、二次コイルL2に誘起される高電圧によって点火プラグPGが放電する。この放電電流は、点火プラグPG→二次コイルL2→コンデンサC1→ダイオードD1の経路で流れるので、コンデンサC1は、ツェナーダイオードZDの降伏電圧により規定される電圧値に充電される。
点火プラグPGの放電によって燃焼室の混合気が着火されると、その後、急速に燃焼反応が進行するが、イオン電流iは、電流検出抵抗R2→電流制限抵抗R1→コンデンサC1→二次コイルL2→点火プラグPGの経路で流れる。したがって、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、Vo=R2*iとなり、イオン電流iに比例した値となる。
続いて、本実施例の第二ピーク検出方法について説明する。図8は、ECUの動作内容を説明するフローチャートである。
ECUは、点火パルスSGを立下げて(T0)、一次コイルL1の電流を遮断状態にした後、予め決定されているデータ取得区間[A−C]について、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voを、デジタル変換して検出信号としてメモリに記憶する(ST1)。サンプリング周波数は、特に限定されないが、この実施例では、30KHz程度に設定されている。なお、データ取得区間は、燃焼反応が確実に完了するタイミングで終了するが、この終期は、運転状態に対応して予め実験的に決定されている。
データ取得区間のデータ取得処理が完了すると、次に、参照テーブルTBLを参照して、その時々の運転状態に対応する解析開始位置Aと、解析終了位置Cと、第二ピークの基準位置Bとを特定する(ST2)。
次に、基準位置Bから解析終了位置Cまでの間に、検出信号のピーク位置が存在するか否かを判定する(ST3)。そして、ピーク位置が検出された場合には、そのピーク位置を第二ピーク位置であると判定する(ST4)。このステップST4に至るまでのアルゴリズムは、図1に示す第一パターンの波形(1)を検出するための処理であり、波形(1)では、第二ピークのピーク位置が明瞭で、遅い位置にピーク位置が出現する。
ステップST3の判定において、ピーク位置が検出されない場合には、次に、基準位置Bから解析開始位置Aまでの間に、ピーク位置が存在するかを判定する(ST5)。そして、ピーク位置が検出されない場合には、基準位置Bを第二ピーク位置であると判定する(ST6)。このステップST6に至るアルゴリズムは、図3に示す第三パターンの波形(3)を検出するための処理であり、波形(3)では、第二ピークのピーク位置が明瞭で、平均的な位置にピーク位置が出現する。
一方、ステップST5の判定において、検出信号のピーク位置が検出された場合には、基準位置Bにおいて接線を引く。具体的には、基準位置Bに接する接線式(V=a×t+b)を特定する。なお、接線式は、検出信号Vと経過時間tとに関する一次式である。
続いて、基準位置Bから解析開始位置Aまでの間に、接線式より低レベルの箇所が存在するか否かを判定する(ST8)。図2、図4、図5に接線を示す通り、図2の波形(2)や、図5の波形(5)では、接線式より低レベルの箇所が存在するものの、図4の波形(4)では、接線式より低レベルの箇所が存在しない。
そこで、波形(4)のように、基準位置Bから解析開始位置Aまでの間に、接線式より低レベルの箇所が存在しない場合には、基準位置Bから解析終了位置Cに向けて検索して、検出信号のレベルが減少し始める位置を第二ピークであると判定する(ST9)。接線式より低レベルの箇所が存在しない場合は、要するに、基準位置B付近の検出信号の波形がフラットな場合であり、言い換えると、ピーク位置が存在しないことを意味する。そこで、このような場合には、便宜上、基準位置B以降で波形が立下り始めるポイントをピーク位置とする。
一方、図2の波形(2)や、図5の波形(5)のように、接線式より低レベルの箇所が存在する場合には、接線式との離間距離が最も遠い、最遠位置Dを特定する(ST10)。最遠位置Dより前半は第2ピークの傾きより急峻に左肩上がりとなっている筈であり、要するに、第一ピークの立下り波形であると考えることができる。したがって、基準位置Bから最遠位置Dの間にピーク位置が存在すること考えることができる。
そこで、基準位置Bから最遠位置Dに向けて検出信号のレベルを判定して最大値を検索し、傾きが0以下となった箇所か、若しくは最遠位置Dで検索処理を終了する(ST11)。
そして、最大値を検出した後に、基準位置Bから最遠位置Dの方向に見た傾きがゼロ又は負になった場合には、最大値の位置が第二ピーク位置であると判定する(ST12)。このような処理によって、図5に示す第五パターンの波形(5)や、図2に示す第二パターンの波形(2)について、第二ピークのピーク位置が検出される。
なお、図2の下方に図示したように、ピーク位置が存在するにも拘わらず、最遠位置Dをピーク位置と誤認識しないように、傾きが0になった時点で検索処理を終了し、その終了位置を第二ピーク位置であると判定している(ST12)。
以上の通り、この実施例では、点火サイクル毎に多様な形状を示すイオン電流信号を、類型化された第一パターン〜第五パターンの何れかに当て嵌めることで、第二ピーク位置を正確に特定することができる。そして、正確に特定された第二ピーク位置に基づいて、第二ピーク位置以降の波形を解析して、ノッキングの発生の有無を判定することができる。また、正確に特定された第二ピーク位置に基づいて、MTB制御を実施する。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、具体的な記載内容は、特に本発明を限定するものではない。例えば、実施例では、ステップST1の処理で取得した検出信号をそのまま使用したが、好ましくは、検出信号に重畳しているノイズ成分を除去するべきである。除去されるべきノイズ成分としては、典型的には、コロナノイズである。
また、実施例では、イオン電流検出回路として、最も簡易な回路構成を例示したが、より複雑な回路構成と採っても良いのは勿論である。
EQU 燃焼制御装置
L1 一次コイル
L2 二次コイル
CL 点火コイル
Q スイッチング素子
ECU 制御装置
Vo 検出信号
ION イオン電流検出回路
ST1 取得手段
ST2〜ST12 特定手段

Claims (8)

  1. 一次コイルと二次コイルとからなる点火コイルと、前記一次コイルの通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に点火信号を供給してON/OFF動作させる制御装置と、前記二次コイルの誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグと、内燃機関の燃焼状態を示すイオン電流に比例した検出信号を出力するイオン電流検出回路と、を有して構成され、
    前記制御装置は、
    前記スイッチング素子がOFF状態である時の検出信号を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された検出信号を、運転状態毎に規定されているデータ解析区間について解析して、複数の典型パターンの何れに属するかを判定し、典型パターン毎のアルゴリズムに基づいて検出信号の第二ピーク位置を特定する特定手段と、
    特定された第二ピーク位置に基づいて、異常判定、及び/又は、燃焼制御を実行する制御手段と、を有して構成され、
    前記典型パターンには、
    第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置にピーク位置が出現するパターンと、
    第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置より遅い位置にピーク位置が出現するパターンと、
    第二ピークのピーク位置が明瞭で、標準位置より早い位置にピーク位置が出現するパターンと、が含まれている内燃機関の燃焼制御装置。
  2. 前記典型パターンには、
    第二ピークのピーク位置がやや不明瞭で、ほぼ第一ピークに埋もれてしまうパターンが含まれている請求項1に記載の燃焼制御装置。
  3. 前記典型パターンには、
    第一ピークが大きく、第二ピークがフラットで不明瞭なパターンが含まれている請求項1又は2に記載の燃焼制御装置。
  4. 第二ピーク位置を検出するための解析開始位置と、第二ピーク位置を検出するための解析終了位置と、第二ピークが平均的に出現する基準位置とが、運転状態毎に予め特定されている請求項1〜の何れかに記載の燃焼制御装置。
  5. 前記運転状態は、内燃機関の吸気管圧力と、内燃機関の回転数とを加味して特定される請求項1〜の何れかに記載の燃焼制御装置。
  6. 前記検出信号にノイズ成分が重畳している場合には、これを除去した上で前記特定手段を機能させるよう構成した請求項1〜の何れかに記載の燃焼制御装置。
  7. ノッキングの発生の有無を異常判定する請求項1〜の何れかに記載の燃焼制御装置。
  8. 前記特定された第二ピーク位置に基づいてMTB制御を実現する請求項1〜の何れかに記載の燃焼制御装置。
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