JP5362601B2 - 内燃機関用の燃焼制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車エンジンなどの内燃機関において、EGR経路の異常を自動判定して異常状態に適合した燃焼制御を実現する燃焼制御装置に関する。
内燃機関の回転数が所定レベルに達すると、燃焼状態が良好となって燃焼温度が著しく高くなり、NOxの発生量が多くなる場合がある。そこで、排気ガスの一部を吸気通路に還流して燃焼温度を下げ、NOxの発生量を抑制するEGR(Exhaust Gas Recirculation)制御を採ることがある。また、EGR量を増加させるとポンピングロス(吸入抵抗損失)の低減などによって燃費が改善されることにもなる。
ところが、エンジンの経年使用によって、燃料やエンジンオイルなどの不完全燃焼生成物が、デポジットとしてEGRバルブなどのEGR経路に堆積すると、設計通りのEGR量が還流されないことがある。
このような場合、ECU(Engine Control Unit)は、所定のEGR量が還流されていると判断して燃焼制御を継続するので、設計通りのトルクを発生させることが出来ないという問題がある。図12は、正常なEGR制御が実現されている場合と、EGR量が不足している場合とのトルク出力を模式的に図示している。図示の通り、ECUは、最適な点火タイミングでエンジンを駆動しているつもりでも、実際のエンジンにとっては、過進角状態となってしまい燃焼効率が劣化している。
特開平02−157466号公報 特開平06−137219号公報 特開平07−119559号公報 特開平07−332163号公報 特開平08−128360号公報 特開平08−158956号公報 特開平08−284764号公報 特開2004−245118号公報 特開2009−121381号公報 特開2009−156216号公報
ここで、EGRバルブなどの故障診断の手法について、各種の提案があるが(特許文献1〜特許文献10)、何れも専用部材やセンサの追加が必要となり、簡易性に欠けるという問題がある。
ところで、最近では、混合気の燃焼時に発生するイオンに着目して、正確に失火判定やノッキング判定することが可能となっており、このイオン電流の挙動に基づいてEGR経路の異常を判定できれば、専用部材やセンサの追加が不要となる。
本発明は、上記の着想に基づくものであり、イオン電流の挙動に基づいて、EGR経路の異常を判定し、これに対応した制御動作を実現する燃焼制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明者は、外部EGR制御において、EGR量が設定値である場合と、設定値より不足する場合について、各々、燃焼室に発生するイオン電流の挙動を検討した。なお、各種の運転条件において検討したが、イオン電流の検出は、例えば、図10の回路構成を採用した。
その結果、一般に、EGR量が不足するほど、点火プラグの点火放電後に発生するLC振動区間(放電ノイズ区間)と、その後の燃焼によるイオン発生区間とが近接するか、或いは重複することが明らかとなった。図1(a)と図1(b)は、EGR量が正常値である場合と、設定値より不足した場合のイオン電流の挙動を示す計測結果である。図1(a)に示すEGR量の正常状態では、LC振動区間とイオン発生区間とがほぼ峻別されるが、図1(b)に示すEGR量の不足状態では、LC振動区間とイオン発生区間とが混在化されることが確認される。
本発明は、上記の知見に基づくものであって、一次コイルと二次コイルとを有する点火コイルと、前記一次コイルの通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子をON/OFF動作させると共に適宜なタイミングでEGR制御を実行する制御装置と、前記スイッチング素子の遷移動作に対応して発生する前記二次コイルの誘起電圧を受けて点火放電をする点火プラグと、前記点火放電後の点火プラグの電流信号を検出して前記制御装置に供給する信号検出回路と、を有して構成され、前記点火放電後に発生するLC振動波を、前記電流信号に基づいて特定し、LC振動波の収束タイミングが、その運転状態における正規タイミングより早いか否かに基づいてEGR経路の異常を判定する判定手段と、EGR経路の異常が判定されると、その後の燃焼制御内容を変更する変更手段と、をEGR制御中の制御装置に設けたことを特徴とする。
前記判定手段は、好ましくは、各点火サイクルにおいて、LC振動波の開始タイミングから前記正規タイミングまで、前記電流信号を時間軸上で積分演算し、この時間積分値に基づいてEGR経路が異常であると判定するべきである。ここで、前記判定手段は、複数回の点火サイクルにおいて、前記時間積分値が、所定の閾値を継続して上回る場合に、EGR経路が異常であると判定するか、或いは、前記時間積分値について複数回の点火サイクルにおける平均値、又はバラツキを特定する統計値を算出し、前記平均値や統計値が、所定の閾値を上回る場合に、EGR経路が異常であると判定すると更に好ましい。なお、本明細書において、積分演算とは、純粋数学的な意味ではなく、総和演算など、実質的に同等な全ての演算を含む概念である。
また、各点火サイクルにおいて、LC振動波の継続区間とこれに続く区間について、前記電流信号を時間軸上で積分演算し、この時間積分値が素早く増加する状態が、複数回の点火サイクルにおいて継続される場合に、EGR経路が異常であると判定するのも好ましい。或いは、各点火サイクルにおいて、LC振動波の継続区間とこれに続く区間について、前記電流信号を時間軸上で積分演算し、この時間積分値の最終値の1/N倍に達するまでの経過時間を特定し(N>1)、各点火サイクルにおける前記経過時間か、複数回の点火サイクルにおける前記経過時間の統計値が、所定の閾値を下回る場合に、EGR経路が異常であると判定するのも効果的である。
また、前記正規タイミング経過後の前記電流信号のピーク位置を判定し、前記ピーク位置が基準位置より早く出現する場合には、前記LC振動波が正規タイミングより早く収束したと判定するか、或いは、前記正規タイミングの途中から前記電流信号の変動を判定し、前記電流信号の変動が基準値より少ない場合は、前記LC振動波が正規タイミングより早く収束したと判定するのも好適である。
更に、各点火タイミングにおいて、前記電流信号と基準値とを時間順次に対比して、対比結果を示すパルス信号を生成すると共に、前記パルス信号のパルス幅が規定値より長いことに基づいて、LC振動波の収束タイミングを特定し、この収束タイミングが基準タイミングより早い場合には、前記LC振動波が早く収束したと判定するのも好適である。なお、ここで、パルス信号とは、必ずしも、物理的なパルス信号を意味せず、プログラム処理によって生成される二値データも包含する概念である。
本発明では、LC振動波の収束タイミングについての正規タイミングを、運転条件毎に予め特定しておくのが望ましい。ここで、運転条件には、好ましくは、エンジンの回転数、エンジンの吸気管圧力、及び設計上のEGR量が含まれる。
以上説明した本発明に係る燃焼制御装置によれば、イオン電流の挙動に基づいて、EGR経路の異常を判定し、これに対応した制御動作を実現することができる。
第1実施例の原理を説明する図面である。 第1実施例の制御例を説明するフローチャートである。 第1実施例の別の制御例を説明するフローチャートである。 第2実施例の原理を説明する図面である。 第2実施例の制御例を説明するフローチャートである。 第3実施例の原理を説明する図面である。 第3実施例の制御例を説明するフローチャートである。 第4実施例の原理を説明する図面である。 第4実施例の制御例を説明するフローチャートである。 各実施例で使用される燃焼制御装置の構成を示す回路図である。 燃焼制御装置の動作を説明するタイムチャートである。 EGR制御におけるトルク特性を示す図面である。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図10は、実施例に係る燃焼制御装置DETを示す回路図であり、図11は、燃焼制御装置DET各部の概略波形を示すタイムチャートである。
図10に示す通り、この燃焼制御装置DETは、内燃機関の電子制御ユニットたるECU(Engine Control Unit)と、一次コイルL1と二次コイルL2からなる点火コイルCLと、ECUから受ける点火パルスSGに基づく遷移動作によって一次コイルL1の電流ic1をON/OFF制御するスイッチング素子Qと、二次コイルL2の誘起電圧を受けて放電動作をする点火プラグPGと、イオン電流検出回路IONと、を中心に構成されている。
そして、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、ECUのA/Dコンバータ(不図示)に供給され、デジタルレベルの検出信号としてECUのメモリに記憶される。ここで、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、実施例1〜実施例4に対応して、適宜なデータ取得区間において取得される。そのため、ECUには、データ取得区間を、運転状態毎に特定する参照テーブルTBLが設けられている。また、ECUは、エンジンの回転数、エンジンの吸気管圧力、自動車の車速、エンジンの冷却水温度などを把握可能に構成されている。
以下、回路構成について詳述すると、スイッチング素子Qは、ここではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が使用されている。そして、スイッチング素子Qのコレクタ端子は、一次コイルL1を経由してバッテリ電圧VBを受けており、エミッタ端子は、グランドに接続されている。
イオン電流検出回路IONは、電流検出回路として機能するOPアンプAMPを中心に構成され、コンデンサC1、ツェナーダイオードZD、ダイオードD1,D2、抵抗R1〜R3を有して構成されている。コンデンサC1とツェナーダイオードZDの並列回路によって、イオン電流検出時のバイアス電圧が生成される。
二次コイルL2の高圧端子は、点火プラグPGに接続され、低圧端子は、前記バイアス電圧を生成するコンデンサC1及びツェナーダイオードZDの並列回路に接続されている。そして、コンデンサC1及びツェナーダイオードZDの並列回路は、ダイオードD1を通して、グランドに接続されている。図示の通り、ダイオードD1のカソード端子がグランドに接続されている。
一方、ダイオードD1のアノード端子は、電流制限抵抗R1を経由してOPアンプの反転入力端子(−)に接続されている。そして、OPアンプAMPの反転入力端子(−)と出力端子の間に、電流検出抵抗R2が接続され、出力端子のグランド間には、負荷抵抗R3が接続されている。また、OPアンプの非反転端子(+)は、グランドに接続され、反転端子(−)には、ダイオードD2のカソード端子が接続されている。なお、ダイオードD2のアノード端子はグランドに接続されている。
上記した構成の燃焼制御装置DETでは、タイミングT0において、点火パルスSGがHレベルからLレベルに変化すると、二次コイルL2に誘起される高電圧によって点火プラグPGが放電する。この放電電流は、点火プラグPG→二次コイルL2→コンデンサC1→ダイオードD1の経路で流れるので、コンデンサC1は、ツェナーダイオードZDの降伏電圧により規定される電圧値に充電される。
点火プラグPGの放電によってLC振動が開始され、燃焼室の混合気が着火されると、その後、急速に燃焼反応が進行して燃焼室にイオンが発生する。そして、そのためイオンを介して閉回路が構成され、イオン電流iは、電流検出抵抗R2→電流制限抵抗R1→コンデンサC1→二次コイルL2→点火プラグPGの経路で流れる。したがって、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voは、Vo=R2*iとなり、イオン電流iに比例した値となる。
続いて、図1に基づいて、EGR量が正常値である場合(図1(a)参照)と、EGR量が設定値より不足する場合(図1(b)参照)について、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voの挙動について説明する。図1(a)と図1(b)から確認できる通り、EGR量が正常値であれば、LC振動区間とイオン発生区間とがほぼ峻別されるが、EGR量が設計値より不足すると、LC振動区間とイオン発生区間とが混在化される。これは、EGR量が不足すると、その分だけ、点火放電後の燃焼反応の進行が速まるためであると推測される。
<第1実施例>
そこで、この特徴的な挙動の差異を数量化するべく、第1実施例では、正常なEGR制御において、点火放電後のLC振動が収束するはずのLC振動区間を運転条件毎に特定した。図1(a)に示す通り、LC振動区間の始期T0は、便宜上、一次コイルの通電OFF時であるとした。一方、LC振動区間の終期T1は、エンジンの回転数、吸気管の圧力、及び設計上のEGR量などに基づいて実験的に確定される。
図2は、上記した規定区間[T0〜T1]のイオン電流の挙動に基づいて、EGR経路の異常を検出する制御方法を説明するフローチャートである。先ず、ECUは、各点火サイクルの点火タイミングで、点火パルスSGを立下げて(T0)、一次コイルL1の電流を遮断状態にした後、規定区間[T0〜T1]について、イオン電流検出回路IONの出力電圧Voを、デジタル変換して検出信号としてメモリに記憶する(ST1)。
ステップST1の処理で取得される検出信号は、図1(a)のように、LC振動区間の明確な挙動を示す正常状態と、図1(a)のように、LC振動区間とイオン発生区間とが重複される異常状態とがある。そこで、次に、規定区間[T0〜T1]について時間軸上の積分値を求める(ST2)。なお、積分演算は、実際には、検出信号の時間軸上の累積値SUMを算出して実行されるので、ステップST1のデータ取得処理に合わせて積分演算を実行しても良い。
ところで、この時間積分値SUMは、EGR量が不足するほど大きな値になることが本発明者の実験により確認されている。図1(c)は、所定のエンジン運転条件において、正常なEGR量で運転した場合と、意図的にEGR量を減少させて運転した場合と、EGR量を更に減少させて運転した場合とについて、各々、複数回(例えば250回)の点火サイクルにおける時間積分値SUMをヒストグラム化したものである。
図示の通り、EGR量が正常値であると、横軸(時間積分値)0.004〜0.006の範囲に、時間積分値SUMの出現が集中する。一方、EGR量が減少すると、時間積分値SUMが0.006〜0.008の範囲に集中し、EGR量が更に減少すると、0.008〜0.010の範囲を中心に、時間積分値SUMが大きくばらつくことが確認される。そして、EGR量が正常値か否かを、所定の時間積分値TH(例えば0.007付近)によって切り分けることができることも確認される。
そこで、図2のステップST2の処理に続いて、時間積分値SUMが所定の閾値THを超えるか否かを判定し(ST3)、閾値THより小さい場合には、カウンタCNTをゼロクリアすると共に(ST4)、EGR経路に異常がないと判定する。そして、異常なしと判定された場合、次回の点火サイクルにおいて、設計通りのEGR制御に基づいて、点火時期を決定する(ST5)。
一方、ステップST3の判定において、時間積分値SUM≧閾値THと判定される場合には、ゼロに初期設定されているカウンタCNTの値をインクリメント(+1)して更新すると共に(ST6)、更新後のカウンタCNTの値が、限界値LTを超えている否かを判定する(ST7)。
以上の処理の結果、カウンタCNTは、時間積分値SUMが閾値THを超えた連続回数を示すことになる。そこで、本実施例では、インクリメント処理後のカウンタCNTの値が限界値LTを超えることを条件に、EGR経路に異常が発生していると判定している(ST8)。
図2(b)には、EGR異常時における、時間積分値SUMの点火サイクル毎の推移と、カウンタCNTの値の点火サイクル毎の推移とを示している。ここでは、閾値THが、例えば0.007に設定され、カウンタCNTの限界値LTが、例えば2に設定されている。
そして、更新後のカウンタCNTの値が限界値LTを超えている場合には、次回の点火サイクルにおいて、例えば、点火時期を設計位置より遅角させる(ST8)。EGR経路に異常が発生している場合には、図12に示す通り、設計通りのトルクが発生していないと思われるが、あえて、点火時期を設計位置より遅角させることで(図12の←参照)、トルク不足を抑制できると考えられる。なお、EGR経路の異常時の燃焼制御は、特に限定されるものではなく、例えば、外部EGR量の不足分を、内部EGRで補足する燃焼制御を採っても良い。
また、EGR異常の判定アルゴリズムも適宜に変更可能である。図3は、時間積分値の移動平均AVに基づく判定アルゴリズムを示すフローチャートである。ここでは、各点火サイクルにおける時間積分値SUMを保存するため、先頭領域BUF(TOP)から最終領域BUF(BTM)まで、N区画されたバッファ領域を設けている。また、ポインタPTを設けて時間積分値の保存先BUF(TOP)を特定している。
以上を踏まえて図3の処理内容を説明する。図2の場合と同様に、規定区間[T0〜T1]について時間積分値SUMを求め(ST10〜ST11)、これをポインタPTが示すバッファ領域BUF(TOP)に保存する(ST12)。次に、ポインタPTの値が先頭位置TOPに一致するか否かを判定し、PT>TOPであって一致しない場合には、ポインタPTの値をデクリメント(−1)する(ST14)。そして、ステップST14の処理に続いて、設計通りのEGR制御を継続するが(ST15)、ステップST14の処理を繰り返すことによって、バッファ領域には、最終領域BUF(BTM)から先頭領域BUF(TOP)に向けて、点火サイクルN回分の時間積分値SUMが記憶されることになる。
そして、N区画されたバッファ領域に、N個データ(時間積分値)が記憶されたタイミングで、ポインタPTの値が、先頭位置TOPの値に一致するので、N個の時間積分値の平均値AVを算出する(ST16)。また、BUF(PT)〜BUF(BTM−1)のN−1個のデータを、一領域ずつ、ずらしてBUF(PT+1)〜BUF(BTM)に移動させる(ST17)。
次に、ステップST16で算出された移動平均AVを閾値THと対比し(ST18)、閾値TH以上となる場合には、EGR経路に異常があると判定して、次回の点火サイクルでは、異常に対応した適宜な燃焼制御を実施する(ST19)。
図3(c)は、EGR量が正常値である場合と、EGR量が不足した場合と、EGR量が更に不足した場合について、移動平均値AVの出現頻度を示すヒストグラムである。図3(c)から確認できる通り、移動平均値は、特異的な数値範囲を採るので、移動平均値を判定パラメータとすることによって、時間積分値を判定パラメータとする場合より判定精度を高めることが可能となる(図1(c)及び図3(c)参照)。
また、移動平均AVに代えて、時間積分値SUMの散らばり具合(ばらつき)を特定する標準偏差σや分散などに基づいて異常判定しても良い。図1(c)に示す通り、EGR量が不足するほど時間積分値SUMのバラツキが大きくなるので、例えば、図3(d)のアルゴリズムでは、標準偏差σの閾値THσを設定しておき、σ≧THσの場合にEGR経路に異常があると判定している(ST16’,ST18’)。
<第2実施例>
以上、正常なEGR制御におけるLC振動区間[T0〜T1]の判定パラメータに基づいて異常判定する手法を説明したが、特に、この手法に限定されるものではない。例えば、LC振動区間[T0〜T1]に代えて、イオン電流が消滅するまでの区間[T0〜Te]のデータを使用するのも好適である。なお、イオン電流の消滅タイミングTeは、運転条件毎に予め実験的に特定しておく。
図4(a)と図4(b)は、EGR正常時とEGR不足時におけるイオン電流の挙動を示したものである。先に説明した通り、EGR不足時には、LC振動区間と、イオン発生区間とが近接するか重複する。そこで、以下の実施例では、この差異を数量化するため、LC振動区間とイオン発生区間とを加えた全区間[T0〜Te]について、時間積分値TOTALを求め、その半分の値(TOTAL/2)に達する時間位置Tm(以下、50%位置という)を特定することで、異常判定を行っている。
図4(c)は、所定のエンジン運転条件において、正常なEGR量で運転した場合と、意図的にEGR量を減少させて運転した場合と、EGR量を更に減少させて運転した場合とについて、各々、複数回(例えば250回)の点火サイクルにおける全時間積分値の50%位置Tmの移動平均値をヒストグラム化したものである。
図示の通り、EGR量が正常値であると、時間軸0.002付近に、50%位置Tmがややばらついて出現する。一方、EGR量が減少すると、50%位置Tmが0.0017付近に出現し、EGR量が更に減少すると、0.0016付近に集中して、50%位置Tmが出現することが確認される。そのため、EGR量が正常値か否かを、所定の閾値TH(例えば、経過時間0.0018付近)によって切り分けることができる。
図5(a)は、全区間[T0〜Te]の時間積分値TOTALの50%位置Tmを判定パラメータとする異常判定アルゴリズムを示すフローチャートである。処理内容は、図2(a)と基本的に同じであるが、ここでは、全区間[T0〜Te]の検出信号を取得した後(ST1’)、検出信号の時間積分値TOTALを算出して、その50%位置Tmを特定する(ST2’)。
そして、この50%位置Tmが閾値THを下回る連続回数のカウンタCNTで計測し(ST6)、インクリメント処理後のカウンタCNTの値が限界値LTを超えることを条件にEGR経路が異常であると判定している(ST7〜ST8)。
なお、各点火サイクルにおける50%位置Tmに基づいて異常判定するのではなく、50%位置Tmについて、移動平均、標準偏差、分散などの統計値を使用しても良いのは、先の実施例の場合と同じである。図5(b)は、図3(a)の処理に類似するものであり、50%位置Tmの移動平均値AVに基づいて異常判定している。
<第3実施例>
一般に、イオン電流は第一ピークを示した後、上死点TDCの手前で減少して再び増加し、燃焼圧が最大となるクランク角の近傍で最大となり、イオン電流の第二ピークを示すことが知られている。ここで、第一ピーク付近の波形は、燃焼開始時のケミカルイオンの挙動を示し、第二ピーク付近の波形は、燃焼開始後の熱発生により発生するサーマルイオンの挙動を示している。
一方、EGRの異常時には、LC振動区間とイオン発生区間とが近接又は重複するので(図6(a)及び図6(b)参照)、イオン電流の第一ピークや第二ピークの発生タイミングが早まることになる。
そこで、第3実施例では、LC振動がほぼ消滅した後のイオン電流の最大ピークPEAKの出現位置Tpに着目してEGR異常を判定している。なお、点火放電後のLC振動がほぼ消滅するタイミングTsは、EGR正常時のLC振動に基づいて運転条件毎に予め実験的に特定しておく。
図7(a)は、第3実施例のアルゴリズムを説明するフローチャートであり、図5(a)の処理に類似している。ここでも、全区間[T0〜Te]の検出信号を取得する(ST30)。そして、LC振動(放電ノイズ)がほぼ消滅すると思われるタイミングTs以降におけるピーク値PEAKを示す検出信号の位置(ピーク位置)Tpを特定する(ST31)。
そして、ピーク位置Tpが閾値THより早く出現する場合は、その連続回数をカウンタで計測し(ST36)、インクリメント処理後のカウンタCNTの値が限界値LTを超えることを条件にEGR経路が異常であると判定している(ST37〜ST38)。
なお、各点火サイクルにおけるピーク位置Tpに基づいて異常判定するのではなく、ピーク位置Tpについて、移動平均、標準偏差、分散などの統計値を使用しても良い。図7(b)は、図3(a)や図5(b)の処理に類似するものであり、ピーク位置Tpの移動平均値AV(又は標準偏差σ)に基づいて異常判定している。
図6(c)は、所定のエンジン運転条件において、正常なEGR量で運転した場合と、意図的にEGR量を減少させて運転した場合と、EGR量を更に減少させて運転した場合とについて、各々、複数回(例えば250回)の点火サイクルにおけるピーク位置Tpの移動平均値AVをヒストグラム化したものである。
図示の通り、EGR量が正常値であると、時間軸0.0023付近にピーク位置Tpが出現し、EGR量が減少すると、ピーク位置Tpが0.0018付近に出現し、EGR量が更に減少すると、0.0017付近にピーク位置Tpが出現する。そのため、EGR量が正常値か否かを、所定の閾値TH(例えば、0.002付近)によって切り分けることができる。
<第4実施例>
次に、イオン電流検出回路IONからの検出信号について、正常なLC振動区間の後半以降(判定区間)の挙動を解析する第4実施例を説明する。なお、判定区間は、EGR正常時のLC振動に基づいて運転条件毎に予め実験的に特定しておく。
図8(a)に示す通り、EGR正常時には、判定区間においてもLC振動が持続しているので、検出信号の変動が著しい。一方、図8(b)のように、EGR不足時には、判定区間において、LC振動が既に収束しているので、検出信号の変動が穏やかである。
そこで、第4実施例では、図9に示す通り、全区間[T0〜Te]の検出信号Siを取得した後(ST50)、判定区間について、検出信号Siの偏差を特定する(ST51)。具体的には、例えば、Di←Si−Si−1の演算によって検出信号Siの差分Diを算出する。
そして、偏差Diを時間軸上に積分し、この時間積分値SUMに基づいて異常判定を実行する。図8(b)と図8(c)に示す通り、正常時には偏差が大きく、異常時には偏差が小さいので、時間積分値が閾値THを下回る場合は、その連続回数をカウンタで計測し(ST56)、インクリメント処理後のカウンタCNTの値が限界値LTを超えることを条件にEGR経路が異常であると判定する(ST57〜ST58)。
なお、この実施例でも、各点火サイクルにおける偏差Diの時間積分値SUMに基づいて異常判定するのではなく、偏差Diの時間積分値SUMについて、移動平均、標準偏差、分散などの統計値を使用しても良いのは勿論である。
以上、実施例1〜実施例4について説明したが、各実施例で使用した判定パラメータを適宜に組み合わせて使用しても良いのは言うまでもない。
また、本発明では、LC振動区間とイオン発生区間とが近接しているか否か、或いは、重複しているか否かが問題となるので、上記の構成に代えて、LC振動の周波数に着目してLC振動区間の終期タイミングを特定し、終期タイミングが早いか遅いかでEGR異常を判定しても良い。なお、終期タイミングが異常に早い場合には、EGR経路の異常が推察される。
LC振動区間の終期タイミングを特定するには、例えば、各点火サイクルにおけるイオン電流検出回路IONからの検出信号(瞬時値)を、適宜レベルの閾値TH(図8(a)及び図8(b)参照)と対比して、コンパレータ出力(パルス波)を生成すれば良い。そして、コンパレータ出力のパルス幅が所定値より大きくなったタイミングで、LC振動が収束したと判定することができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、具体的な記載内容は、特に本発明を限定するものではない。例えば、実施例では、イオン電流検出回路として、最も簡易な回路構成を例示したが、より複雑な回路構成と採っても良いのは勿論である。
EQU 燃焼制御装置
L1 一次コイル
L2 二次コイル
CL 点火コイル
Q スイッチング素子
ECU 制御装置
Vo 電流信号
ION 信号検出回路
ST2〜ST7 判定手段
ST8 変更手段

Claims (9)

  1. 一次コイルと二次コイルとを有する点火コイルと、前記一次コイルの通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子をON/OFF動作させると共に適宜なタイミングでEGR制御を実行する制御装置と、前記スイッチング素子の遷移動作に対応して発生する前記二次コイルの誘起電圧を受けて点火放電をする点火プラグと、前記点火放電後の点火プラグの電流信号を検出して前記制御装置に供給する信号検出回路と、を有して構成され、
    前記点火放電後に発生するLC振動波を、前記電流信号に基づいて特定し、LC振動波の収束タイミングが、その運転状態における正規タイミングより早いか否かに基づいてEGR経路の異常を判定する判定手段と、
    EGR経路の異常が判定されると、その後の燃焼制御内容を変更する変更手段と、
    をEGR制御中の制御装置に設けたことを特徴とする燃焼制御装置。
  2. 前記判定手段は、各点火サイクルにおいて、LC振動波の開始タイミングから前記正規タイミングまで、前記電流信号を時間軸上で積分演算し、この時間積分値に基づいてEGR経路が異常であると判定する請求項1に記載の燃焼制御装置。
  3. 前記判定手段は、複数回の点火サイクルにおいて、前記時間積分値が、所定の閾値を継続して上回る場合に、EGR経路が異常であると判定する請求項2に記載の燃焼制御装置。
  4. 前記判定手段は、前記時間積分値について複数回の点火サイクルにおける平均値、又はバラツキを特定する統計値を算出し、前記平均値や統計値が、所定の閾値を上回る場合に、EGR経路が異常であると判定する請求項2に記載の燃焼制御装置。
  5. 前記判定手段は、各点火サイクルにおいて、LC振動波の継続区間とこれに続く区間について、前記電流信号を時間軸上で積分演算し、この時間積分値が素早く増加する状態が、複数回の点火サイクルにおいて継続される場合に、EGR経路が異常であると判定する請求項1に記載の燃焼制御装置。
  6. 前記判定手段は、各点火サイクルにおいて、LC振動波の継続区間とこれに続く区間について、前記電流信号を時間軸上で積分演算し、この時間積分値の最終値の1/N倍に達するまでの経過時間を特定し(N>1)、
    各点火サイクルにおける前記経過時間か、複数回の点火サイクルにおける前記経過時間の統計値が、所定の閾値を下回る場合に、EGR経路が異常であると判定する請求項1に記載の燃焼制御装置。
  7. 前記判定手段は、前記正規タイミング経過後の前記電流信号のピーク位置を判定し、
    前記ピーク位置が基準位置より早く出現する場合には、前記LC振動波が正規タイミングより早く収束したと判定する請求項1に記載の燃焼制御装置。
  8. 前記判定手段は、前記正規タイミングの途中から前記電流信号の変動を判定し、
    前記電流信号の変動が基準値より少ない場合は、前記LC振動波が正規タイミングより早く収束したと判定する請求項1に記載の燃焼制御装置。
  9. 前記判定手段は、各点火タイミングにおいて、前記電流信号と基準値とを時間順次に対比して、対比結果を示すパルス信号を生成すると共に、
    前記パルス信号のパルス幅が規定値より長いことに基づいて、LC振動波の収束タイミングを特定し、この収束タイミングが基準タイミングより早い場合には、前記LC振動波が早く収束したと判定する請求項1に記載の燃焼制御装置。
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