JP5924425B2 - 内燃機関の点火制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の点火制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、火花点火式内燃機関の制御装置が開示されている。この従来の制御装置は、点火プラグに流れる2次電流(放電電流)または当該点火プラグに印加される2次電圧(放電電圧)を検出し、検出された2次電流または2次電圧に基づいて、筒内におけるガス流動速度が判定流動速度以上であるか否かを判定するようにしている。
より具体的には、上記従来の制御装置では、絶縁破壊電圧に達した後の2次電圧である放電維持電圧が判定電圧以上となった場合、或いは、発生から所定時間経過後の2次電圧が判定電圧以上となった場合に、ガス流動速度が上記判定流動速度以上であると判定している。更には、発生から所定時間経過後の2次電流が所定電流以下である場合に、ガス流動速度が上記判定流動速度以上であると判定している。
内燃機関の運転状態によっては、筒内を流動するガス(混合気)の流速(ガス流動速度)が高くなることで、点火プラグの放電火花が切れる現象(放電切れ)が発生し得る。放電切れが生ずると、2次電圧および2次電流が急変する。このため、上記特許文献1に記載の手法によれば、放電切れが生じた場合に、筒内ガスの流速の判定精度が悪化してしまうことが懸念される。
尚、出願人は、本発明に関連するものとして、上記の文献を含めて、以下に記載する文献を認識している。
日本特開2009−013850号公報 日本実開昭63−168282号公報
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、放電切れが生じた場合であっても、筒内ガスの流速の判定精度の悪化を抑制することのできる内燃機関の点火制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関の点火制御装置であって、点火プラグと、放電電圧計測手段と、放電電流計測手段と、流速判定手段とを備えている。
点火プラグは、筒内ガスに点火するためのものである。放電電圧計測手段は、前記点火プラグの放電電圧を計測するものである。放電電流計測手段は、前記点火プラグの放電電流を計測するものである。そして、流速判定手段は、前記放電電圧と前記放電電流との積を所定期間積分することによって得られる放電エネルギー積分値に基づいて、筒内ガスの流速を判定するものである。
放電期間中における所定期間内の筒内ガスの時間平均流速の高低は、放電切れが生ずる場合を含め、当該所定期間の経過時点における放電エネルギー積分値の大小として表れることになる。本発明によれば、放電エネルギー積分値に基づいて流速を判定することにより、放電切れが生じた場合であっても、筒内ガスの流速の判定精度の悪化を抑制することができる。
また、本発明における前記流速判定手段は、前記放電エネルギー積分値が大きい場合には、当該放電エネルギー積分値が小さい場合に比して、筒内ガスの流速が高いと判定するものであってもよい。
これにより、放電エネルギー積分値の大小に基づいて筒内ガスの流速の高低を判定することができる。
また、本発明における前記流速判定手段は、前記放電エネルギー積分値が所定の閾値以上である場合に、筒内ガスの流速が判定流速値以上であると判定するものであってもよい。
これにより、放電エネルギー積分値の大小に基づいて筒内ガスの流速の高低を判定流速値と比較して判定することができる。
また、本発明は、前記流速判定手段によって判定された筒内ガスの流速が前記判定流速値未満である場合に、追加の点火エネルギーを供給する追加エネルギー供給手段を更に備えるものであってもよい。
これにより、判定された筒内ガスの流速が低いサイクルにおいては、追加の点火エネルギーの供給によって、そのサイクルでの燃焼悪化を防止し、燃焼変動が生ずるのを抑制することができる
また、本発明は、前記放電電圧の時間微分値が所定の閾値を超えたか否かを判定し、前記時間微分値が前記閾値を超えた時刻に基づいて、前記点火プラグに放電切れが発生する放電切れ発生時期を検出する放電切れ発生時期検出手段を更に備えるものであってもよい。
これにより、内燃機関の運転状態によって変化するものである放電切れ発生時期を取得できるようになる。
また、本発明は、前記放電電圧の大きさに基づいて筒内ガスの流速を判定する第2の流速判定手段を備え、前記放電切れ発生時期が所定時期よりも早い場合には、前記流速判定手段を用いて筒内ガスの流速が判定され、前記放電切れ発生時期が前記所定時期と同じかそれよりも遅い場合には、前記第2の流速判定手段を用いて筒内ガスの流速が判定されるものであってもよい。
放電電圧の大きさを用いる第2の流速判定手段の方が、放電エネルギー積分値を用いる流速判定手段と比べて、流速判定に関する計算負荷が小さくなるため迅速に流速判定を行うことができる。したがって、放電切れの影響を受けずに放電電圧の大きさに基づく流速判定を行うことが可能である場合には、この判定手法を用いることにより、点火時の流速が低いために追加の点火エネルギーの供給が必要となるサイクルでは、流速判定時点から追加の点火エネルギーの供給を行うまでの遅れ時間を短くすることができる。これにより、当該サイクルにおいて燃焼悪化をより確実に抑制することができるようになる。
本発明の実施の形態1の内燃機関のシステム構成を説明するための模式図である。 図1に示す点火装置の構成を示す模式図である。 放電切れが生じている場合の放電電圧の時間波形の一例を表した図である。 本発明の実施の形態1において筒内ガスの流速の判定に用いる放電エネルギー積分値の時間波形の一例を概略的に表した図である。 本発明の実施の形態1における特徴的な点火制御を説明するための図である。 筒内ガスの流速判定および点火制御を実現するために、本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態2における放電切れ発生時期の検出手法を説明するための図である。 放電切れ発生時期を取得するために、本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。 放電切れ発生時期に応じて流速判定手法を切り替えるために、本発明の実施の形態2において実行されるルーチンのフローチャートである。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
(内燃機関の構成)
図1は、本発明の実施の形態1の内燃機関10のシステム構成を説明するための模式図である。本実施形態のシステムは、火花点火式の内燃機関(ここでは、一例としてガソリンエンジンであるものとする)10を備えている。内燃機関10の各気筒には、吸気通路12および排気通路14が連通している。
吸気通路12の入口近傍には、エアクリーナ16が取り付けられている。エアクリーナ16の下流近傍には、吸気通路12に吸入される空気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ18が設けられている。エアフローメータ18の下流には、ターボ過給機20のコンプレッサ20aが設置されている。
コンプレッサ20aは、排気通路14に配置されたタービン20bと連結軸を介して一体的に連結されている。コンプレッサ20aの下流には、圧縮された空気を冷却するインタークーラ22が設けられている。インタークーラ22の下流には、電子制御式のスロットルバルブ24が設けられている。
内燃機関10の各気筒には、筒内に燃料を直接噴射するための燃料噴射弁26が設けられている。更に、内燃機関10は、各気筒内の筒内ガス(混合気)に点火するための第1点火プラグ34および第2点火プラグ36(図2参照)を含む点火装置28を備えている。点火装置28の具体的な構成の一例については、図2を参照して後述する。
更に、図1に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)30を備えている。ECU30の入力部には、上述したエアフローメータ18に加え、エンジン回転数を検出するためのクランク角センサ32等の内燃機関10の運転状態を検知するための各種センサが接続されている。また、ECU30の出力部には、上述したスロットルバルブ24、燃料噴射弁26および点火装置28等の内燃機関10の運転を制御するための各種アクチュエータが接続されている。ECU30は、上述した各種センサと所定のプログラムとに従って各種アクチュエータを作動させることにより、燃料噴射制御および点火制御などの所定のエンジン制御を行うものである。
(点火装置の構成)
図2は、図1に示す点火装置28の構成を示す模式図である。
点火装置28は、内燃機関10の各気筒に対して、第1点火プラグ34および第2点火プラグ36という2つの点火プラグを備えている。第1点火プラグ34は、燃焼室の天井壁の中央部に取り付けられており、第2点火プラグ36は、天井壁の周縁部に取り付けられているものとする。内燃機関10の運転中には、第1点火プラグ34が主たる点火プラグとして使用され、第2点火プラグ36は必要に応じて補助的に使用される。
点火装置28は、図2に示すように、第1点火プラグ34のために、第1点火コイル38と第1コンデンサ40と第1エネルギー発生装置42と第1トランジスタ44とを備えており、同様に、第2点火プラグ36のために、第2点火コイル46と第2コンデンサ48と第2エネルギー発生装置50と第2トランジスタ52とを備えている。
第1点火プラグ34は、天井壁の中央部から筒内に突き出すように配置された中心電極34aと接地電極34bとを有している。第1点火コイル38は、1次コイル38aと、鉄心38bを1次コイル38aと共有する2次コイル38cとを有している。中心電極34aは、2次コイル38cの一端に接続されており、接地電極34bは、シリンダヘッドに接地されている。2次コイル38cの他端は、ECU30に接続されている。
第1コンデンサ40は、1次コイル38aを流通する1次電流の電気エネルギーを蓄えるために設けられている。第1コンデンサ40の一端は、1次コイル38aの一端と第1エネルギー発生装置42とに接続されており、その他端は接地されている。
第1エネルギー発生装置42は、電源を含んでおり、ECU30からの指令に従って第1コンデンサ40に電気エネルギーを供給する。これにより、第1コンデンサ40に所定の電荷を蓄える(充電する)ことが可能となっている。
第1トランジスタ44のコレクタは1次コイル38aの他端に接続されており、ベースはECU30に接続されており、エミッタは接地されている。第1トランジスタ44は、ECU30の制御によってベースからエミッタに信号電流が流れた際にコレクタとエミッタとの間が短絡(ON)状態となる。これにより、1次コイル38aに1次電流を流すことが可能となる。このように、ECU30が第1トランジスタ44を制御することで、1次コイル38aに流れる1次電流の断続を制御することができる。
1次コイル38aへの1次電流が遮断されると、相互誘導作用によって2次コイル38cに高い2次電圧が発生する。発生した2次電圧は、第1点火プラグ34に印加される。2次コイル38cから印加された2次電圧が中心電極34aと接地電極34bとの間の絶縁破壊に必要な値(要求電圧)に達すると、電極34a、34b間に電流が流れ(すなわち、放電が起こり)、電極34a、34b間の空隙(いわゆる、点火ギャップ)に火花(電気火花)が発生する。
第2点火プラグ36の中心電極36aと接地電極36bとの間に2次電圧を印加させるために備える具体的な構成(すなわち、第2点火コイル46、第2コンデンサ48、第2エネルギー発生装置50および第2トランジスタ52)の内容は、第1点火プラグ34に対して上述したものと同様であるため、ここでは、その詳細な説明を省略する。
以上説明した点火装置28によれば、ECU30がエネルギー発生装置42、50とトランジスタ44、52とを制御することにより、点火プラグ34、36の点火時期と放電時間とを制御することができる。また、ECU30は、第1点火プラグ34に印加される2次コイル38cの2次電圧(放電電圧)を、図示省略する電圧プローブを用いて計測可能となっている(第2点火プラグ36側も同様)。更に、ECU30は、第1点火プラグ34に流れる2次コイル38cの2次電流(放電電流)を、図示省略する電流プローブを用いて計測可能となっている(第2点火プラグ36側も同様)。
[点火プラグの放電電圧を利用して筒内ガスの流速を判定する際の課題]
第1点火プラグ34の電極34a、34b付近のガス(混合気)の流速が変化すると、火花の放電経路長が変化する。より具体的には、筒内ガスの流速が高くなると、火花が流されて放電経路長が長くなる。放電経路長が長くなると、中心電極34aと接地電極34bとの間の電気抵抗が増大する。その結果、筒内を流動するガスの流速が高くなるに従って、放電を維持するために要求される2次電圧が高くなる。したがって、第1点火プラグ34に印加される放電電圧(2次電圧)に基づいて、第1点火プラグ34付近を流動するガスの流速を推定することが可能となる。
図3は、放電切れが生じている場合の放電電圧の時間波形の一例を表した図である。
図3中の時点t0は、ECU30による第1トランジスタ44の制御によって第1点火コイル38の1次コイル38aを流れる1次電流が遮断されたことに伴って、第1点火プラグ34に2次電圧が印加され始めるタイミングに相当する。その後の時点t1は、第1点火プラグ34に印加された2次電圧が絶縁破壊に必要な電圧(要求電圧)に達したタイミングに相当する。この時点t1において電極34a、34b間に火花が発生し、放電が開始される。
放電は2つの態様に分かれている。開始当初の放電は、第1コンデンサ40に蓄えられた電気エネルギーの放出によるもの(いわゆる、「容量放電」)である。容量放電の期間としては、時点t1から時点t2までの実際には非常に短い期間が相当する。容量放電終了後(すなわち、時点t2の後)の放電は、2次コイル38cに蓄えられた電磁エネルギーの放出によるもの(いわゆる、「誘導放電」)である。尚、図3に示すように、放電電圧波形は、誘導放電の開始時期(時点t2)において顕著な変曲点を示すため、このような変曲点を求めることによって誘導放電の開始時期を把握することができる。
図3中に示す「期間A」は、筒内ガスの着火に対して筒内ガスの流速が影響を与える期間である。この期間Aは、放電開始時点からの所定の放電期間であり、運転条件および点火系の仕様に応じて変化するものである。図3中に実線で示す波形は、上記所定期間(例えば、期間A)中の筒内ガスの流速の時間平均値(以下、「時間平均流速」と称する場合がある)が大きいサイクル(すなわち、当該所定期間中の流速が継続的に高いサイクル)における放電電圧の時間波形を示している。一方、図3中に破線で示す波形は、上記所定期間中の筒内ガスの時間平均流速が小さいサイクル(すなわち、当該所定期間の初期の流速は高いがその途中で小さくなるサイクル)における放電電圧の時間波形を示している。
内燃機関10の運転状態によっては、筒内を流動するガスの流速(ガス流動速度)が高くなることで、第1点火プラグ34の放電火花が切れる現象(放電切れ)が発生し得る。特に、リーンバーン運転時には、空燃比が大きいために放電経路の電気抵抗が大きくなり、より放電切れが発生し易くなる。
放電切れが生ずると、図3に示すように放電電圧が急変する。より具体的には、放電切れが発生する直前には、放電経路の電気抵抗が増大するため、急峻な電圧上昇が生ずる。そして、その後の再放電によって急峻な電圧降下が発生する。したがって、放電切れが発生する時期およびそれ以降の時刻においては、放電電圧の大きさに基づいて筒内ガスの流速を精度良く判定することは困難となる。例えば、放電切れの発生直後では、筒内ガスの流速は高いままのはずであるにもかかわらず、急降下した放電電圧の大きさに基づいて流速判定を行うこととすると、判定精度が悪化してしまう。
また、高回転時においては、点火時の筒内ガスの流速が高くなるため、放電開始後の早期に放電切れが発生し易くなる。したがって、放電電圧の大きさに基づいて筒内ガスの流速を判定しようとした場合には、高回転時においても確実に放電切れが生じないような放電開始後の早期において流速の判定を行う必要が生ずる。しかしながら、図3中に「判定時刻B」と付して示すように、放電開始初期の早過ぎる時刻において放電電圧の大きさに基づいて流速の判定を行おうとすると、流速の推定精度が悪化することが懸念される。その理由は、放電開始初期の放電電圧の大きさを判断するだけでは、放電期間中の筒内ガスの流速変化を捉えることができず、その結果、図3に示すように、上記期間A中の時間平均流速の大きいサイクル(実線)と当該時間平均流速の小さいサイクル(破線)とを判別し損ねる可能性があるためである。
[実施の形態1における特徴的な筒内ガスの流速判定手法]
図4は、本発明の実施の形態1において筒内ガスの流速の判定に用いる放電エネルギー積分値の時間波形の一例を概略的に表した図である。尚、図4中の実線と破線による2つの波形は、図3中の実線と破線による2つの波形とそれぞれ対応している。
本実施形態では、放電電圧(2次電圧)と放電電流(2次電流)との積を放電期間中の所定期間(例えば、上記期間A)積分することによって算出される値(以下、「放電エネルギー積分値」と称する)の大きさに基づいて、筒内を流動するガスの流速を判定することとした。より具体的には、本実施形態では、算出される放電エネルギー積分値が大きい場合には、当該放電エネルギー積分値が小さい場合に比して、筒内ガスの流速が高いと判定することとした。
放電期間中における所定期間内の筒内ガスの時間平均流速の高低は、当該所定期間の経過時点における放電エネルギー積分値の大小として表れる。その理由は、次の通りである。すなわち、放電開始から放電終了までの期間において時間平均流速の大きいサイクルでは、放電切れが発生する場合であっても、放電経路の平均経路長が長くなり、その結果、放電経路の電気抵抗の時間平均値が大きくなる。それに伴い、放電開始後における2次側のRL直列回路(2次コイル38cをコイルLとみなし、電極34a、34b間の抵抗を抵抗Rとみなした回路)の時定数τ(=L/R)は相対的に小さくなる。このため、図4に示すように、時間平均流速が大きいサイクルでは、放電切れの発生の有無を問わず、放電終了時間が早くなる。逆に、時間平均流速の小さいサイクルでは放電経路の電気抵抗の時間平均値が小さくなる。それに伴い、図4に示すように、時定数τは相対的に大きくなるため、放電終了時間が遅くなる。すなわち、時間平均流速が高いほど、放電エネルギー積分値の時間に対する傾き(時間変化率)が高くなる。
以上のように、放電エネルギー積分値の大小に基づいて、筒内ガスの流速の高低を判定することが可能となる。そこで、本実施形態では、放電エネルギー積分値が所定の閾値以上である場合に、筒内ガスの流速が判定流速値以上であると判定する。これに代え、放電エネルギー積分値が大きくなるほど、筒内ガスの流速が高いと判定してもよい。
そして、放電電圧と放電電流とを所定期間で時間積分して得られる放電エネルギー積分値を用いることで、筒内ガスの流速判定において、放電切れに伴う放電電圧の急峻な変化の影響を受けなくすることができる。このため、図4に示すように、筒内ガスの流速の判定時刻として設定可能な範囲を広げることができる。これにより、上述したように放電切れの影響を考慮して判定時刻を判定時刻Bのような早過ぎる時刻に設定する必要がなくなるので、時間平均流速の大きなサイクルと時間平均流速の小さなサイクルとを正確に判別できるようになる。
[実施の形態1における特徴的な点火制御]
図5は、本発明の実施の形態1における特徴的な点火制御を説明するための図である。
本実施形態では、以上説明した筒内ガスの流速の判定手法を用いて、放電エネルギー積分値が上記閾値よりも小さいために筒内ガスの流速が判定流速値未満であると判定された場合には、今回のサイクルにおける第1点火プラグ34による放電(誘導放電)の終了後に第1点火プラグ34による2回目の放電(再放電)を行うようにした。
以上説明した点火制御によれば、点火時の筒内ガスの流速が低いことで燃焼悪化が懸念されるサイクルにおいて2回目の点火を行うことにより、そのサイクルにおいて実際に燃焼が悪化するのを防止することができる。これにより、燃焼変動を抑制することができる。
[実施の形態1における具体的な処理]
図6は、上述した本実施の形態1における特徴的な筒内ガスの流速判定および点火制御を実現するために、ECU30が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンは、各気筒において所定の点火時期が到来するタイミングで起動され、所定の制御周期毎に繰り返し実行されるものとする。
図6に示すルーチンでは、ECU30は、先ず、第1点火プラグ34の放電電圧(2次電圧)を取得する処理を実行する(ステップ100)とともに、第1点火プラグ34の放電電流(2次電流)を取得する処理を実行する(ステップ102)。
次に、ECU30は、取得した放電電圧および放電電流を用いて、放電開始時点からの放電電圧と放電電流との積(の履歴)を時間積分することにより放電エネルギー積分値を算出する(ステップ104)。次いで、ECU30は、筒内ガスの流速を判定する所定の判定時刻(例えば、図4中に示す期間Aの終点)が到来したか否かが判定される(ステップ106)。ステップ104における放電エネルギー積分値の算出は、ステップ106において所定の判定時刻が到来したと判定されるまで繰り返し実行される。
上記ステップ106において所定の判定時刻が到来したと判定された場合には、ECU30は、次いで、上記判定時刻の到来時点における放電エネルギー積分値が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップ108)。その結果、放電エネルギー積分値が上記閾値以上である場合には、ECU30は、今回のサイクルにおける点火時の筒内ガスの流速が所定の判定流速値以上であると判定する(ステップ110)。
一方、上記ステップ108において放電エネルギー積分値が上記閾値未満であると判定された場合には、ECU30は、今回のサイクルにおける点火時の筒内ガスの流速が上記判定流速値未満であると判定する(ステップ112)。この場合には、ECU30は、次いで、第1点火プラグ34による誘導放電の終了後に第1点火プラグ34による2回目の放電(再放電)が行われるように第1エネルギー発生装置42および第1トランジスタ44を制御する(ステップ114)。このような制御は、例えば、第1点火プラグ34による1回目の放電後に第1コンデンサ40を充電し、その後に1次電流の流通および遮断を行うことによって行うことができる。或いは、例えば、第1点火プラグ34のために複数の点火コイルを備えるようにしておき、1回目の放電後に未使用の他の点火コイルを利用した放電を行うものであってもよい。
以上説明した本実施形態の筒内ガスの流速の判定手法によれば、流速判定を行う所定期間内に放電切れが生じた場合であっても、筒内ガスの流速の高低を精度良く判別することが可能となる。そして、本実施形態の点火制御によれば、判定された筒内ガスの流速が低い場合には、同一サイクル中に2回目の点火を実施することで、そのサイクルでの燃焼悪化を防止し、燃焼変動が生ずるのを抑制することができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、放電エネルギー積分値の大きさに基づいて筒内ガスの流速が上記判定流速値未満であると判定された場合には、第1点火プラグ34を用いた2点目の放電を実施するようにしている。しかしながら、本発明における追加エネルギー供給手段は、上記のように2点目の放電によって追加の点火エネルギーを供給するものに限られず、例えば、以下の手法を用いるものであってもよい。すなわち、第1点火プラグ34による1点目の放電後に、未使用の第2点火プラグ36を用いた2点目の放電が燃焼期間中に実行されるように第2エネルギー発生装置50および第2トランジスタ52を制御するものであってもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、ECU30が上記ステップ100の処理を実行することにより本発明における「放電電圧計測手段」が実現されており、ECU30が上記ステップ102の処理を実行することにより本発明における「放電電流計測手段」が実現されており、そして、ECU30が上記ステップ104〜112の一の処理を実行することにより本発明における「流速判定手段」が実現されている。
また、上述した実施の形態1においては、ECU30が上記ステップ108の判定が不成立となる場合に上記ステップ114の処理を実行することにより本発明における「追加エネルギー供給手段」が実現されている。
実施の形態2.
次に、図7および図8を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施形態のシステムは、図1および図2に示すハードウェア構成を用いて、ECU30に図6に示すルーチンとともに後述の図8および図9に示すルーチンを実行させることにより実現することができるものである。
[実施の形態2の特徴部分]
図7は、本発明の実施の形態2における放電切れ発生時期の検出手法を説明するための図である。より具体的には、図7(A)は、第1点火プラグ34による点火時の放電電圧波形の一例である。図7(B)は、図7(A)に示す放電電圧の時間微分値(変化率)の波形を表したものである。
既述したように、放電電圧は、放電切れが発生する直前に急増する。そこで、本実施形態では、放電電圧の時間微分値が所定の閾値を超えたか否かを判定し、当該時間微分値が閾値を超えた時刻に基づいて、第1点火プラグ34に(初回の)放電切れが発生した放電切れ発生時期(放電開始時点を基準)を検出することとした。
そのうえで、本実施形態では、内燃機関10の運転状態がほぼ定常運転状態である時に、放電切れ発生時期が所定時期よりも早いか否かを判定するようにした。そして、放電切れ発生時期が所定時期よりも早い場合には、上述した放電エネルギー積分値を利用する実施の形態1の手法を用いて筒内ガスの流速を判定し、一方、放電切れ発生時期が所定時期と同じかそれよりも遅い場合には、放電電圧の大きさに基づいて筒内ガスの流速を判定することとした。
[実施の形態2における具体的な処理]
図8は、放電切れ発生時期を取得するために、本実施の形態2においてECU30が実行するルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンは、各気筒において所定の点火時期が到来するタイミングで起動され、所定の制御周期毎に繰り返し実行されるものとする。
図8に示すルーチンでは、ECU30は、先ず、第1点火プラグ34の放電電圧(2次電圧)を取得する処理を実行する(ステップ200)。次いで、ECU30は、放電電圧の今回値と前回値とを用いて、放電電圧の時間微分値を算出する(ステップ202)。
次に、ECU30は、算出した放電電圧の時間微分値が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップ204)。その結果、放電電圧の時間微分値が上記閾値よりも大きいと判定された場合には、ECU30は、今回の時間微分値を算出した時刻において放電切れの発生を検出し(ステップ206)、放電開始時点を基準とした値として放電切れ発生時期を現在の運転状態と関連付けて記憶する(ステップ208)。
放電切れ発生時期は、内燃機関10の運転状態によって変化するものである。以上説明した図8に示すルーチンによれば、現在の運転状態における実際の放電切れ発生時期を取得できるようになる。
図9は、放電切れ発生時期に応じて流速判定手法を切り替えるために、本実施の形態2においてECU30が実行するルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンは、上記図8に示すルーチンと並行して、所定の制御周期毎に繰り返し実行されるものとする。
図9に示すルーチンでは、ECU30は、先ず、エアフローメータ18およびクランク角センサ32等の出力を利用して、内燃機関10の現在の運転状態がほぼ定常運転状態にあるか否かを判定する(ステップ300)。
上記ステップ300において内燃機関10の現在の運転状態がほぼ定常運転状態にあると判定された場合には、ECU30は、次いで、現在の運転状態における放電切れ発生時期が所定時期よりも早いか否かを判定する(ステップ302)。本ステップ302における所定時期は、放電切れ発生時期が到来するまでの期間中に放電電圧の大きさに基づく流速判定を行える余地があるか否かを判断できるようにするための閾値として、かつ運転条件に応じた値として予め設定された値である。
上記ステップ302において放電切れ発生時期が上記所定時期よりも早いと判定された場合には、現在の運転状態において用いる流速判定手法として、実施の形態1において上述した放電エネルギー積分値を利用する手法が選択される(ステップ304)。一方、上記ステップ302において放電切れ発生時期が上記所定時期と同じかそれよりも遅いと判定された場合には、現在の運転状態において用いる流速判定手法として、放電電圧の大きさに基づく流速判定手法が選択される(ステップ306)。より具体的には、本ステップ306における流速判定手法では、放電期間(誘導放電期間)中の所定時期(図中の判定時期Bがこれに相当)における放電電圧が所定値以上である場合に、筒内ガスの流速が所定の判定流速値以上であると判定される。
以上説明した図9に示すルーチンによれば、放電切れ発生時期に応じて、流速判定手法が切り替えられる。放電電圧の大きさに基づく流速判定手法の方が、放電エネルギー積分値を用いた流速判定手法と比べて、ECU30等に掛かる計算負荷が小さくなるため迅速に流速判定を行うことができる。したがって、放電切れの影響を受けずに放電電圧の大きさに基づく流速判定を行うことが可能である場合には、この判定手法を用いることにより、点火時の流速が低いために2回目の放電が必要となるサイクルでは、流速判定時点から2回目の放電を実施するまでの遅れ時間を短くすることができる。これにより、当該サイクルにおいて燃焼悪化をより確実に抑制することができるようになる。
尚、上述した実施の形態2においては、ECU30が上記ステップ200〜208の一連の処理を実行することにより本発明における「放電切れ発生時期検出手段」が実現されている。
また、上述した実施の形態2においては、ECU30が上記ステップ306の処理を実行することにより本発明における「第2の流速判定手段」が実現されている。
10 内燃機関
12 吸気通路
14 排気通路
16 エアクリーナ
18 エアフローメータ
20 ターボ過給機
22 インタークーラ
24 スロットルバルブ
26 燃料噴射弁
28 点火装置
30 ECU(Electronic Control Unit)
32 クランク角センサ
34 第1点火プラグ
34a 第1点火プラグの中心電極
34b 第1点火プラグの接地電極
36 第2点火プラグ
36a 第2点火プラグの中心電極
36b 第2点火プラグの接地電極
38 第1点火コイル
38a 第1点火コイルの1次コイル
38b 第1点火コイルの鉄心
38c 第1点火コイルの2次コイル
40 第1コンデンサ
42 第1エネルギー発生装置
44 第1トランジスタ
46 第2点火コイル
48 第2コンデンサ
50 第2エネルギー発生装置
52 第2トランジスタ

Claims (6)

  1. 筒内ガスに点火するための点火プラグと、
    前記点火プラグの放電電圧を計測する放電電圧計測手段と、
    前記点火プラグの放電電流を計測する放電電流計測手段と、
    前記放電電圧と前記放電電流との積を所定期間積分することによって得られる放電エネルギー積分値に基づいて、筒内ガスの流速を判定する流速判定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の点火制御装置。
  2. 前記流速判定手段は、前記放電エネルギー積分値が大きい場合には、当該放電エネルギー積分値が小さい場合に比して、筒内ガスの流速が高いと判定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の点火制御装置。
  3. 前記流速判定手段は、前記放電エネルギー積分値が所定の閾値以上である場合に、筒内ガスの流速が判定流速値以上であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の点火制御装置。
  4. 前記流速判定手段によって判定された筒内ガスの流速が前記判定流速値未満である場合に、追加の点火エネルギーを供給する追加エネルギー供給手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の点火制御装置。
  5. 前記放電電圧の時間微分値が所定の閾値を超えたか否かを判定し、前記時間微分値が前記閾値を超えた時刻に基づいて、前記点火プラグに放電切れが発生する放電切れ発生時期を検出する放電切れ発生時期検出手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の内燃機関の点火制御装置。
  6. 前記放電電圧の大きさに基づいて筒内ガスの流速を判定する第2の流速判定手段を備え、
    前記放電切れ発生時期が所定時期よりも早い場合には、前記流速判定手段を用いて筒内ガスの流速が判定され、前記放電切れ発生時期が前記所定時期と同じかそれよりも遅い場合には、前記第2の流速判定手段を用いて筒内ガスの流速が判定されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の点火制御装置。
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