JP5230064B2 - 電極触媒層、触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート及び触媒層−電解質膜積層体 - Google Patents

電極触媒層、触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート及び触媒層−電解質膜積層体 Download PDF

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Description

本発明は、電極触媒層、触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート及び触媒層−電解質膜積層体に関する。
燃料電池は、電解質膜の両面に触媒層を配置し、水素等の燃料ガスと空気等の酸化ガスの電気化学反応により発電するシステムである。燃料電池は、発電時に発生するのは水のみであり、従来の内燃機関と異なり、二酸化炭素等の環境負荷ガスを発生しない為、次世代のクリーンエネルギーシステムとして注目されている。
固体高分子形燃料電池は、電解質膜層として水素イオン伝導性高分子電解質膜を用い、その両面に触媒層を配置し、次いでその両面に電極基材を配置し、更にこれらをセパレータで挟んだ構造となっている。電解質膜層の両面に触媒層を配置したものは触媒層−電解質膜積層体と呼ばれ、また、その両面に電極基材を配置したものは、電極−電解質膜積層体と称されている。
この電極の一方に燃料(水素)を、他方に酸化剤(空気)をそれぞれ供給すると、電極(燃料極)触媒上で水素がプロトンと電子とに分かれる。この水素イオンは電解質膜内を通じて、電子は外部回路を通じて、電極(空気極)触媒へ移動する。その触媒上で、酸素、電子及び水素イオンが反応して水が生成される。この生成水は、反応ガスと共にガス流路を通って排水される。また、水素イオンの電解質膜内の移動については電解質膜を高い湿度状態に保つ必要があるため、燃料ガス及び空気は加湿された状態で供給される。
これにより、固体高分子形燃料電池は水が過剰に存在し、触媒層中の空隙を閉塞し、ガスの流通性能の低下等が生じる。
そこで、水を速やかに触媒層から排出し、ガスの流通性能を向上するために、さまざま方法が提案されている。
例えば、触媒層を分割して分割触媒部を形成すると共に分割触媒部の間に隙間を設けた燃料電池が提案されている(特許文献1)。
また、触媒層のガス拡散層と接触する面から、触媒層の内部に向かって燃料ガス又は空気が流通する空隙を有した燃料電池が提案されている(特許文献2)。
しかしながら、特許文献1では、分割触媒部の間の隙間が互いに連通している。このため、空気極の三相界面で発生する生成水が隙間を通って特定の部分に集中的に溜まり、ガスの流通性能が局所的に極端に低下する問題がある。また、分割触媒部を小さくしようとした場合には分割触媒部が割れ易くなり、電解質膜から剥離する問題がある。
特許文献2では、触媒層の面内(表面)の空隙を規定することにより、電池性能を制御している。しかしながら、触媒層内に含まれる触媒担持炭素は多孔質であるため、かかる触媒担持炭素自体も空隙を有する。よって、触媒層における空隙は触媒担持炭素の空隙も考慮する必要があり、触媒層の面内の空隙を規定するだけでは、電池性能を制御することは困難である。
特開2003−77480号公報 特開2002−270187号公報
従って、本発明は、これら従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、生成水を速やかに電極触媒層から排出でき、ガスの良好な流通性能を有し、優れた電池性能を有する燃料電池を製造できる電極触媒層を提供することを主な目的とする。
本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を有する電極触媒層を用いることによって上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記に示す触媒電極層、触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート及び触媒層−電解質膜積層体に係る。
1.固体高分子形燃料電池用の電極触媒層であって、
1)前記触媒層は、厚み方向に貫通する複数の亀裂を有しており、
2)前記各亀裂の幅は、前記触媒層の一方面側Aより他方面側Bが狭くなっており、
3)前記触媒層の一方面側Aの開口率が2〜50%であり、
4)一方面側Aの各亀裂の最大幅が〜20μmである、
ことを特徴とする電極触媒層。
.電極触媒層の厚みが1〜35μmである、請求項に記載の電極触媒層。
.請求項1又は2に記載の電極触媒層が、他方面側Bが転写基材に接するように、前記転写基材上の少なくとも一方面上に積層されてなる、触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート。
.転写基材と電極触媒層との間に離型層が介在されてなる、請求項に記載の転写シート。
.請求項1又は2に記載の電極触媒層が、一方面側Aが電解質膜に接するように、前記電解質膜の少なくとも一方面上に積層されてなる、触媒層−電解質膜積層体。
電極触媒層
本発明の電極触媒層は、
1)前記触媒層は、厚み方向に貫通する複数の亀裂を有しており、
2)前記各亀裂の幅は、前記触媒層の一方面側Aより他方面側Bが狭くなっており、
3)前記触媒層の一方面側Aの開口率が2〜50%である、
ことを特徴とする。
本発明の亀裂の平面図の一例を図1に示す。図1のように、本発明は、複数の亀裂が不規則に連続又は不連続に存在している。
本発明の亀裂の断面図の一例を図2に示す。図2のように、本発明の亀裂は実質的に触媒層の一方面側Aより他方面側Bが狭くなっている。(以下、触媒層表面において、亀裂の幅が広い方の表面側を「一方面側A」と、亀裂の幅が狭い方の表面側を「他方面側B」とする。)
本発明の触媒層の一方面側Aの開口率は、2〜50%程度であることを必須とする。好ましくは、3〜40%程度である。なお、本発明の開口率とは、一方面側Aの写真を取り込み、その写真を2値化(白/黒)し、各面積率(%)を算出して決定されるものである。2値化は、写真の色彩を255段階に分割し、0〜50までを触媒層部分、51〜255までを触媒層が存在しない部分(亀裂部分)と判断する。この亀裂部分の面積率を開口率という。写真は、デジタルマイクロスコープによって撮影されたものである。
上記のような複数の亀裂を有し、かつ特定の開口率を有することにより、本発明の触媒層は、燃料ガス及び空気等のガスの流通性能が向上する。また、一方面側Aで発生する水を他方面側Bに速やかに排出できる。これらにより、本発明の触媒層を用いると、良好な最大出力密度等の優れた電池性能を有する燃料電池を製造できる。
各亀裂の最大幅は、一方面側Aでは、通常0.1μm〜20μm程度、好ましくは1μm〜15μm程度である。他方面側Bでは、通常0.05μm〜15m程度、好ましくは0.5μm〜10μm程度である。
膜厚は、通常1μm〜35μm程度であり、好ましくは10μm〜25μm程度である。
触媒層は、触媒担持炭素粒子及び水素イオン伝導性高分子電解質を含んでいればよい。
触媒としては、例えば、白金、白金化合物等が挙げられる。白金化合物としては、例えば、ルテニウム、パラジウム、ニッケル、モリブデン、イリジウム、鉄等からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属と白金との合金が挙げられる。
一般的には、カソード触媒層として用いられる場合は、触媒粒子は白金であり、アノード触媒層として用いられる場合は上述した白金化合物である。
水素イオン伝導性高分子電解質としては、例えば、パ−フルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂、より具体的には、炭化水素系イオン交換膜のC−H結合をフッ素で置換したパーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマー(PFS系ポリマー)等が挙げられる。電気陰性度の高いフッ素原子を導入することで、化学的に非常に安定し、スルホン酸基の解離度が高く、高いイオン伝導性が実現できる。このような水素イオン伝導性高分子電解質の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」、旭硝子(株)製の「Flemion」、旭化成(株)製の「Aciplex」、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」等が挙げられる。
配合割合は、触媒担持炭素粒子1重量部に対して、0.3〜3重量部程度とすればよく、好ましくは0.4〜2重量部である。
触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート
本発明の触媒層−電解質膜積層体製造用転写シートは、上述した触媒層が、他方面側B(亀裂の幅が狭い面)が転写基材に接するように、前記転写基材上に積層されている。
転写基材としては、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリパルバン酸アラミド、ポリアミド(ナイロン)、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル・エーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート等の高分子フィルムを挙げることができる。
また、例えば、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐熱性樹脂を用いることもできる。
さらに転写基材は、高分子フィルム以外にアート紙、コート紙、軽量コート紙等の塗工紙、ノート用紙、コピー用紙等の非塗工紙であっても良い。
転写基材の厚さは、取り扱い性及び経済性の観点から通常6〜100μm程度、好ましくは10μm〜35μm程度、より好ましくは10μm〜25μm程度とするのが良い。
従って、転写基材としては安価で入手が容易な高分子フィルムが好ましく、ポリエチレンテレフタレート等がより好ましい。
本発明において、電極触媒層と転写基材との間に離型層が介在していてもよい。
離型層は、例えば、ワックスから構成される。ワックスとしては、具体的には、石油系ワックス、植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、合成系ワックス等を挙げることができる。本発明で用いられるワックスには、例えば、C16〜C32の脂肪酸とアルコールとのエステルが包含される。本発明において、これらワックスは、1種単独で又は2種以上混合して使用される。
本発明で用いられるワックスは、好ましくは融点が60〜140℃、より好ましくは融点が60〜100℃の範囲にあるのがよい。
本発明において、好ましいワックスは植物系ワックスであり、より好ましいワックスはカルナウバワックス、カンデリラワックス等である。
離型層は、公知のフッ素系樹脂でコーティングされたプラスチックフィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート等のフィルム)からなっていてもよい。
離型層の厚さは、通常0.1μm〜3μm程度、好ましくは0.5μm〜1μm程度がよい。
転写基材上に離型層を形成させるに当たっては、所望の層厚になるように、上記ワックスを公知の方法に従い塗布するのがよい。また、塗布作業を容易にするために、ワックスを適当な溶剤に溶解又は分散して溶液又はエマルジョン液の形態で使用してもよい。塗布方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ナイフコーター、バーコーター、スプレー、ディップコーター、スピンコーター、ロールコーター、ダイコーター、カーテンコーター、スクリーン印刷等の一般的な方法を適用できる。
また、転写基材上に離型層を構成する成分を公知の方法で押出することにより、転写基材上に離型層を形成させることもできる。
転写基材上に本発明の電極触媒層を形成させるに当たっては、例えば、(1)触媒担持炭素粒子及び(2)水素イオン伝導性高分子電解質を(3)適当な溶剤に混合し、分散してペースト状にしておき、このペーストを転写基材又は離型層上に塗布すればよい。
(1)触媒担持炭素、(2)水素イオン伝導性高分子電解質、転写基材及び離型層は上述したものが挙げられる。
使用する溶剤としては、例えば、アルコール類、エーテル類、各種ジアルキルスルホキシド類、水又はこれらの混合物が挙げられる。これらの溶剤の中でも、アルコール類が好ましい。アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール、イソブチルアルコール等の炭素数1〜4の一価アルコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等の各種の多価アルコール等が挙げられる。これらの溶剤は単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。
ペーストを高粘度にする場合は、多価アルコールが広く使用できる。具体的には、イオン伝導性電解質との相溶性及びペーストとした場合の乾燥効率の観点から、例えば、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等が好ましく、中でもプロピレングリコールが好適である。これらの粘度調整用溶剤は、1種単独で又は2種以上混合して使用される。
触媒層形成用ペースト組成物中に含まれる上記(1)〜(3)成分の割合は、限定されるものではなく、広い範囲内で適宜選択され得る。
例えば、触媒層形成用ペースト組成物中に、(1)の触媒担持炭素粒子を1重量部に対して、(2)成分が0.3〜3重量部(好ましくは0.4〜2重量部)、(3)成分が5〜50重量部程度(好ましくは10〜25重量部)含まれているのがよく、残りが水である。水の割合は、通常、触媒担持炭素粒子に対して、等重量〜10倍重量である。
ペースト組成物は、上記(1)〜(3)成分を混合することにより、製造される。(1)〜(3)成分の混合順序は、特に制限されない。例えば、(1)成分、(2)成分、(3)成分を順次又は同時に混合し、分散させることにより、ペースト組成物を調製できる。混合には、公知の混合手段を広く適用できる。
ペーストの塗布方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ナイフコータ、バーコーター、スプレー、ディップコータ、スピンコーター、ロールコーター、ダイコーター、カーテンコーター、スクリーン印刷などの一般的な方法を適用できる。
上記ペーストを塗布した後、乾燥することにより、本発明の触媒層が形成される。乾燥温度は、ワックスの融点以下が望ましく、通常40〜100℃程度、好ましくは60〜80℃程度である。乾燥時間は、乾燥温度にもよるが、通常3分〜2時間程度、好ましくは30分〜1時間程度である。
れら、水素イオン伝導性高分子電解質の配合量、溶剤の種類及びその配合量、ペーストの塗布方法及び乾燥条件を適宜調製することにより、ペーストが乾燥する際に、厚み方向に貫通し、かつ、幅が、触媒層の一方面側Aより他方面側Bが狭くなっている亀裂が複数生じることとなる。なお、上記方法により作製される転写シートは、亀裂の幅が狭い表面側Bが転写基材に接するように、触媒層が積層されている。
触媒層−電解質膜積層体
本発明の触媒層−電解質膜積層体は、上記触媒層の一方面側Aが電解質膜に接するように、上記触媒層が当該電解質膜の少なくとも一方面上に積層されてなる。触媒層−電解質膜積層体は、電解質の少なくとも一方面上に、複数個の触媒層(好ましくは同一形状の複数個の触媒層)一定間隔で形成されていてもよい。
電解質膜は、公知のものである。電解質膜の膜厚は、通常20μm〜250μm程度、好ましくは、20μm〜80μm程度である。電解質膜の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」膜、旭硝子(株)製の「Flemion」膜、旭化成(株)製の「Aciplex」膜、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」膜等が挙げられる。
本発明の触媒層が電解質膜積層体の両面に積層されている場合の電極層−電解質膜積層体を図3に示す。図3に示すように、電解質膜が適度な幅の亀裂を有し、かつ亀裂の幅が広い一方面側Aが電解質膜に接合している構造を採用することにより、本発明の電極層−電解質膜積層体は、ガスの流通性能が向上する。また、生成水が触媒層内の特定の局部に留まることなく速やかに外部へ排出する。よって、本発明の電極層−電解質膜積層体を具備した燃料電池は、良好な最大密度出力等の優れた電池性能を発揮できる。
本発明の触媒層−電解質膜積層体は、例えば本発明転写シートの触媒層面が電解質膜面に対面するように転写シートを配置し、加圧した後、該転写シートの転写基材を触媒層面から剥離することにより製造される。この操作を2回繰り返すことにより、触媒層面が電解質膜の両面に積層された触媒層−電解質膜積層体が製造される。
加熱プレスの加圧レベルは、転写不良を避けるために、通常0.5〜20MPa程度、好ましくは1〜10MPa程度がよい。また、この加圧操作の際に、転写不良を避けるために加圧面を加熱するのが好ましい。加熱温度は、電解質膜5の破損、変性等を避けるために、通常200℃以下、好ましくは150℃以下がよい。
電極−電解質膜接合体
電極−電解質膜接合体は、上記で製造された触媒層−電解質膜積層体の両面に電極基材を配置し、加圧することにより製造される。
電極基材は、公知であり、燃料極及び空気極を構成する各種の電極基材を使用できる。
加圧レベルは、通常0.1〜100Mpa程度、好ましくは5〜15Mpa程度がよい。この加圧操作の際に加熱するのが好ましく、加圧温度は通常120〜150℃程度でよい。
本発明の触媒層によれば、電極触媒層に、厚み方向に貫通する特定の複数の亀裂が形成されているため、ガスの流通性能に優れ、燃料ガス及び酸化剤を速やかに電解質膜表面に供給できる。また、生成水を局部に集中させることなく速やかに外部に排出するため、生成水が電極触媒層の亀裂を閉塞することがなくなる。
これらにより、本発明の触媒層を具備する燃料電池は、良好な最大出力密度等の優れた電池特性を発揮できる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
実施例1
(1)白金担持触媒(Pt:46.5wt%、田中貴金属工業株式会社製、TEC10E50E)20gをNafion溶液(Dupont製)200g及び2−プロパノール200g(キシダ化学製)に分散させることにより、触媒と電解質との重量比が2/1となる触媒層形成用ペーストを調整した。12μmPETフィルム(東洋紡績株式会社製)に上記ペーストをドクターブレードにて20g/cmとなるように塗布してこれを85℃で10分間乾燥することにより、本発明のカソード極触媒層用転写シート(カソード極に用いる触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート)を形成した。膜厚は15μmであった。2値化による触媒層部分の面積は70.5%、亀裂部分の面積(開口率)は29.5%であった。
得られた転写シートの触媒層表面(一方面側A)及び断面を走査型顕微鏡(SEM)及びエネルギー分散型蛍光X線分析装置(DX)を用いて分析した。この結果を図4及び図5に示す。
(2)白金ルテニウム合金担持触媒(PtRu:53.3wt%、田中貴金属工業株式会社製、TEC61E54)20gをNafion溶液(Dupont製)200g及び2−プロパノール200gに分散させることにより、触媒と電解質との重量比が2/1となる触媒層形成用ペーストを調整した。12μmPETフィルム(東洋紡績株式会社製)に上記ペーストをドクターブレードにて20g/cm2塗布してこれを85℃で10分間乾燥することにより、本発明のアノード極触媒層用転写シート(アノード極に用いる触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート)を形成した。膜厚は25μmであった。2値化による触媒層部分の面積は60%、亀裂部分の面積(開口率)は40%であった。
得られた転写シートの触媒層表面(一方面側A)及び断面をSEM及びEDXを用いて分析した。この結果を図6及び図7に示す。
(3) (1)及び(2)で作製したカソード極触媒層用及びアノード極触媒層用転写シートを用い水素イオン伝導性高分子電解質膜(Dupont製)に熱プレスを施して実施例1の触媒層−電解質膜積層体を作製した。
得られた触媒層−電解質膜積層体のカソード触媒層表面(他方面側B)及びその断面をSEM及びEDXを用いて分析した。この結果を図8及び図9に示す。
得られた触媒層−電解質膜積層体のアノード触媒層表面(他方面側B)及びその断面をSEM及びEDXを用いて分析した。この結果を図10及び図11に示す。
実施例2
(1) 白金担持触媒20g(Pt:46.5wt%、田中貴金属工業株式会社製、TEC10E50E)をNafion溶液(Dupont製)200g、3−ブタノール100g及び1−ブタノール100g(キシダ化学製)に分散させることにより、触媒と電解質の比が2/1になる触媒層形成用ペーストを調整した。12μmPETフィルム(東洋紡績株式会社製)に上記ペーストをドクターブレードにて20g/cmとなるように塗布してこれを85℃で10分間乾燥することにより、本発明のカソード極触媒層用転写シートを形成した。膜厚は15μmであった。2値化による触媒層部分の面積は96%。亀裂部分の面積(開口率)は4%であった。
(2) 白金ルテニウム合金担持触媒20g(PtRu:53.3wt%、田中貴金属工業株式会社製、TEC61E54)をNafion溶液(Dupont製)200g及び2−プロパノール200gに分散させることにより、触媒と電解質との重量比が1/1になる触媒層形成用ペーストを調整した。12μmPETフィルム(東洋紡績株式会社製)に上記ペーストをドクターブレードにて20g/cmとなるように塗布してこれを85℃で10分間乾燥することにより、本発明のアノード極触媒層用転写シートを形成した。膜厚は15μmであった。2値化による触媒層部分の面積は75%、亀裂部分の面積(開口率)は25%であった。
(3) (1)及び(2)で作製したカソード極触媒層用及びアノード極触媒層用転写シートを用い水素イオン伝導性高分子電解質膜(Dupont製)に熱プレスを施して実施例2の触媒層−電解質膜積層体を作製した。
比較例1
白金担持触媒20g(Pt:46.5wt%、田中貴金属工業株式会社製、TEC10E50E)をNafion溶液(Dupont製)33.35gに分散させることにより、触媒と電解質の比が3/1になる触媒層形成用ペーストを調整した。12μmPETフィルム(東洋紡績株式会社製)に上記ペーストをドクターブレードにて20g/cmとなるように塗布してこれを85℃で10分間乾燥することにより、比較例1のカソード極触媒層用転写シートを形成した。膜厚は25μmであった。2値化による触媒層部分の面積は40%。亀裂部分の面積(開口率)は60%であった。
比較例1のカソード極触媒層用転写シート及び実施例1のアノード極触媒層用転写シートを用い、水素イオン伝導性高分子電解質膜(Dupont製)に熱プレスを施して比較例1の触媒層−電解質膜積層体を作製した。
比較例2
白金ルテニウム合金担持触媒20g(PtRu:53.3wt%、田中貴金属工業株式会社製、TEC61E54)をNafion溶液(Dupont製)33.35g及び2−プロパノール200gに分散させることにより、触媒と電解質との重量比が3/1になる触媒層形成用ペーストを調整した。12μmPETフィルム(東洋紡績株式会社製)に上記ペーストをドクターブレードにて20g/cmとなるように塗布してこれを85℃で10分間乾燥することにより、比較例2のアノード極触媒層用転写シートを形成した。膜厚は25μmであった。2値化による触媒層部分の面積は30%、亀裂部分の面積(開口率)は70%であった。
比較例2のアノード極触媒層用転写シート及び実施例1のカソード極触媒層用転写シートを用い、水素イオン伝導性高分子電解質膜(Dupont製)に熱プレスを施して比較例2の触媒層−電解質膜積層体を作製した。
試験例1
以上のような方法で作製した実施例1〜2及び比較例1〜2の触媒層−電解質膜積層体を用いて電池を組み立てカソード極に合成空気を、アノード極に高純度水素を導入し、電池性能を測定した。測定結果を図12に示す。
図1は、本発明の電極触媒層の亀裂の平面図を示す。 図2は、本発明の電極触媒層の亀裂の断面図を示す。 図3は、本発明の電極触媒層が電解質膜の両面に積層されている場合の電極層−電解質膜積層体を示す 図4は、実施例1で得られたカソード極触媒層用転写シートの触媒層表面(一方面側A)のSEM写真を示す。 図5は、実施例1で得られたカソード極触媒層用転写シートの触媒層の断面のSEM写真を示す。 図6は、実施例1で得られたアノード極触媒層用転写シートの触媒層表面(一方面側A)のSEM写真を示す。 図7は、実施例1で得られたアノード極触媒層用転写シートの触媒層の断面のSEM写真を示す。 図8は、実施例1で得られたカソード極触媒層−電解質膜積層体表面(他方面側B)のSEM写真を示す。 図9は、実施例1で得られたカソード極触媒層−電解質膜積層体の断面のSEM写真を示す。 図10は、実施例2で得られたアノード極触媒層−電解質膜積層体表面(他方面側B)のSEM写真を示す。 図11は、実施例1で得られたアノード極触媒層−電解質膜積層体の断面のSEM写真を示す。 図12は、実施例1〜2及び比較例1〜2の電池の電圧−電流密度特性を示す。

Claims (5)

  1. 固体高分子形燃料電池用の電極触媒層であって、
    1)前記触媒層は、厚み方向に貫通する複数の亀裂を有しており、
    2)前記各亀裂の幅は、前記触媒層の一方面側Aより他方面側Bが狭くなっており、
    3)前記触媒層の一方面側Aの開口率が2〜50%であり、
    4)一方面側Aの各亀裂の最大幅が〜20μmである、
    ことを特徴とする電極触媒層。
  2. 電極触媒層の厚みが1〜35μmである、請求項1に記載の電極触媒層。
  3. 請求項1又は2に記載の電極触媒層が、他方面側Bが転写基材に接するように、前記転写基材上の少なくとも一方面上に積層されてなる、触媒層−電解質膜積層体製造用転写シート。
  4. 転写基材と電極触媒層との間に離型層が介在されてなる、請求項3に記載の転写シート。
  5. 請求項1又は2に記載の電極触媒層が、一方面側Aが電解質膜に接するように、前記電解質膜の少なくとも一方面上に積層されてなる、触媒層−電解質膜積層体。
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