JP5229382B2 - 熱電変換モジュール及びその修復方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱電素子材料により形成された複数のブロックを備えた熱電変換モジュール及びその修復方法に関する。
熱電変換素子には、熱により発電する熱発電素子と、電気により熱を移送するペルチェ素子とがある。これらの熱発電素子及びペルチェ素子の基本的な構造は同じである。
熱電変換素子は、アルミナ等の熱伝導性が良好な絶縁体からなる一対の伝熱板と、それらの伝熱板の間に配置されたp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックと、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックを直列に接続する電極とを有している。1個のp型半導体ブロックと1個のn型半導体ブロックだけでは熱電変換素子としての能力が十分でないので、通常はp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックをそれぞれ十数個〜数百個使用している。すなわち、通常は一対の伝熱板間にp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックを交互に十数個〜数百個並べて直列に接続し、熱電変換モジュールとしている。熱電変換モジュールには、直列接続されたp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックの集合体の両端に接続された一対の引出電極が設けられている。
一対の引出電極を電源に接続してp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックに電流を流すと、ペルチェ効果により一方の伝熱板から他方の伝熱板に熱が移送される。また、2枚の伝熱板に温度差を与えると、ゼーベック効果によりp型半導体ブロックとn型半導体ブロックとの間に電位差が発生し、引出電極から電流を取り出すことができる。
特開平8−32125号公報 特開2008−91442号公報 特開平11−32492号公報
ところで、熱電変換モジュールは、絶縁物により形成された伝熱板、半導体により形成された半導体ブロック及び金属により形成された電極など、熱膨張係数が相互に異なる複数の部材を組み合わせて形成されている。また、半導体ブロックと電極とは通常はんだにより接続されているが、はんだも固有の熱膨張係数を有している。そのため、一対の伝熱板に大きな温度差が繰り返し加わると、各部材の接合部分に大きな歪(熱歪)が繰り返し発生して断線に至ることがある。
前述したように熱電変換モジュールでは複数個のp型半導体ブロックと複数個のn型半導体ブロックとが直列接続されているので、一箇所でも断線が起きると熱電変換モジュールとして機能しなくなってしまう。
なお、複数の熱電変換モジュールを使用する熱電変換システムにおいて、各熱電変換モジュールの良否を検出して不具合が発生した熱電変換モジュールを自動的にバイパスするバイパス回路を設けることが提案されている。この技術を使用し、熱電変換モジュール内で断線が発生したときに断線箇所をバイパスして、熱電変換素子モジュールを修復することが考えられる。しかし、前述したように熱電変換モジュール内には十数個〜数百個のp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックが含まれているので、各半導体ブロック毎にパイパス回路を用意しようとすると必要なバイパス回路の数が多くなり、現実的ではない。
よって、熱電素子材料により形成された複数のブロックを備えた熱電変換モジュールにおいて、断線等の不具合が発生した場合に容易に修復できる熱電変換モジュール及びその修復方法を提供することを目的とする。
一観点によれば、第1の伝熱板及び第2の伝熱板と、前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の間に配置された熱電素子材料からなる複数のブロックと、前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の前記ブロック側の面上にそれぞれ形成されて前記複数のブロックを直列接続する複数の端子電極と、前記ブロックが直列接続されてなる集合体の両端に接続された引出電極とを有し、前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の少なくとも一方には、前記ブロックと反対側の面から前記端子電極に到達する孔と、隣接する孔間を連絡する溝とが形成されている熱電変換モジュールが提供される。
上記熱電変換モジュールでは、伝熱板の外側の面に、端子電極に到達する孔と、隣接する孔間を連絡する溝とが形成されている。従って、断線等の不具合が発生した場合は、テスターのテストピン(プローブ)の先端を孔に挿入し、端子電極に接触させて不具合が発生した箇所を探索することができる。また、不具合が発生した箇所の孔とそれの孔に隣接する孔、及びそれらの孔間を連絡する溝内に導電体を挿入することにより、不具合が発生した箇所をバイパス(迂回)する回路が形成される。
この場合、不具合が発生した部分がバイパスされるため、熱電変換効率は不具合が発生した部分に相当する割合で減少する。しかし、一般的に熱電変換モジュールは多数のブロック(熱電変換素子材料により形成されたブロック)を有しているため、熱電変換効率の減少は僅かであり、熱電変換効率の減少は実用上無視することができる。
図1は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す斜視図(模式図)である。 図2は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの断面図(模式図)である。 図3は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの伝熱板に設けられた孔及び溝を拡大して示す断面図である。 図4は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの断線修復方法を示す模式図(その1)である。 図5は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの断線修復方法を示す模式図(その2)である。 図6は、断線箇所の探索方法の一例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図(模式図)である。 図8は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの伝熱板に設けられた孔及び溝を拡大して示す断面図である。 図9は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの断線修復方法を示す模式図(その1)である。 図10は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの断線修復方法を示す模式図(その2)である。 図11は、第3の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図(模式図)である。 図12は、第3の実施形態に係る熱電変換モジュールの伝熱板に設けられた孔及び溝を拡大して示す断面図である。 図13は、第3の実施形態に係る熱電変換モジュールの断線修復方法を示す断面図である。 図14は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの修復方法を示す模式図(その1)である。 図15は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの修復方法を示す模式図(その2)である。 図16は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図(模式図)である。
以下、実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す斜視図(模式図)、図2は同じくその断面図(模式図)、図3は伝熱板に設けられた孔及び溝を拡大して示す断面図である。
本実施形態に係る熱電変換モジュール10は、熱伝導性が良好な絶縁体からなる一対の伝熱板11間に、p型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13を交互にかつマトリクス状に複数配置して形成されている。これらのp型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13は、伝熱板11の内側の面(半導体ブロック12,13側の面)に形成された複数の端子電極14を介して直列接続されている。そして、直列接続されたp型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13の集合体の両端には、引出電極15a,15bが接続されている。
本実施形態では、伝熱板11が、一辺が4cmの正方形、厚さが0.8mmのアルミナ(酸化アルミニウム)の板からなるとする。また、p型半導体ブロック12はBi0.5Sb1.5Te3からなり、n型半導体ブロック13はBi2Te2.85Se0.15からなるものとする。これらの半導体ブロック12,13の大きさは、底面が3mm×3mm、高さが5mmである。また、p型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13の数はいずれも12個、すなわちpnペア数が12であるとする。但し、伝熱板11の材質及び大きさ、並びにp型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13の組成、大きさ及び数等は適宜選択すればよく、上述した例に限定されるものではない。
端子電極14は銅の薄膜により形成されている。一方、半導体ブロック12,13の端面にはNiがめっきされており、端子電極14と半導体ブロック12,13とはBiSn系はんだにより接合されている。ここでは、Bi含有量が約58wt%、Sn含有量が約42wt%のBiSnはんだを使用して端子電極14と半導体ブロック12,13とが電気的に接続されているものとする。
図3に示すように、伝熱板11には、各半導体ブロック12,13に整合する位置に、外側の面(半導体ブロック12,13と反対側の面)から端子電極14まで到達する孔16が設けられている。孔16の大きさは後述するデジタルテスターのテストピンの先端が入る大きさであればよく、ここでは孔16の大きさを2mm×2mmとする。
また、伝熱板11の外側の面には、隣接する半導体ブロック12,13のうち端子電極14で接続されていない半導体ブロック12,13間の領域に整合する位置に、孔16間をつなぐ溝17が形成されている。溝17の深さは例えば0.4mmであり、幅は例えば0.8mm、長さは例えば2mmである。溝16の大きさも、上記の例に限定されるものでなく適宜設定すればよい。
この熱電変換モジュール10は熱発電素子として使用され、例えば一方の伝熱板11の温度は0℃、他方の伝熱板11の温度は100℃になる。熱電変換モジュール10は、長期間使用すると、熱膨張の繰り返し等により半導体ブロック12,13と端子電極14との間で断線が発生することがある。
以下、上記の熱電変換モジュールにおける断線修復方法について、図4の模式図を参照して説明する。
図4に示す熱電変換モジュール10は、長期間の使用にともなう熱膨張の繰り返しにより断線が発生して、引出電極15a,15bから出力が得られなくなったとする。この場合、図4に示すようにデジタルテスター20の一方のテストピン21aを引出電極15a(又は引出電極15b)に接続する。そして、他方のテストピン21bを引出電極15a(又は引出電極15b)に近い端子電極14から順番(接続順)に接触させて、引出電極15a(又は引出電極15b)と各端子電極14との間の導通の有無を判定する。但し、全部の孔16にテストピン21bを挿入する必要はなく、1つの端子電極14に接続する2つの孔16のうちいずれか一方の孔16のみにテストピン21aを挿入すればよい。ここでは、図4に示すように、孔16aまでは導通が確認されたが、孔16bでは導通がないことが判明したとする。この場合、半導体ブロック13aとその上側又は下側の端子電極14との間で断線(接続不良)が発生しているものと考えられる。
このようにして断線箇所を特定した後、孔16aと、その孔16aにつながる溝17a及び孔16cにエポキシ系導電ペースト(例えば、藤倉化成株式会社製ドータイトFA−33等)を注入する。この場合、孔16aにつながる端子電極14と孔16cにつながる端子電極14との間の電気的接続を確保できるだけの量の導電ペーストを注入する必要がある。但し、導電ペーストを孔16a,16c及び溝17aが埋まるまでいっぱいに注入するのではなく、次の工程で絶縁性充填剤を充填する分の隙間を残しておくことも重要である。
なお、本実施形態では半導体ブロック13aの上側の孔16aとその孔16aにつながる溝17a及び孔16cとに導電ペーストを注入しているが、半導体ブロック13aの下側の孔16bとその孔16bにつながる溝17b及び孔16dに導電ペーストを注入してもよい。
上述したように孔16a,16c及び溝17aに導電ペーストを注入した後、例えば150℃の温度で30分間熱処理して導電ペーストを硬化させる。その後、伝熱板11の外側の面の絶縁性を確保するために、図5に示すように、硬化後の導電ペースト25の上に絶縁性充填剤(例えば東亞合成株式会社製アロンセラミックD)26を注入し、大気中で150℃の温度で150分間熱処理して硬化させる。
このようにして断線が発生したn型半導体ブロック13aとその隣のp型半導体ブロック12aとをバイパスする導通路を形成することにより、断線が発生した熱電変換モジュール10の修復が完了する。修復後の熱電変換モジュール10は、pnペア数が1ペア分減少するので、熱電変換出力は修復前(断線発生前)の11/12になる。しかし、この程度の出力減少は許容範囲であり、実用上問題となることは殆どない。
なお、本実施形態では断線箇所の修復材としてエポキシ系導電ペーストを用いたが、導電ペーストに替えて例えばSnPdやBiSn又はSnAg系はんだを用いてもよい。この場合、はんだと端子電極14を形成する銅との熱膨張係数の差が小さく、熱膨張の繰り返しに対する修復部分の信頼性が高い。
一方、一般的なはんだの融点は、組成にも大きく依存するが、200℃以下と比較的低い。これに対し上述のエポキシ系導電ペーストは、一旦硬化すれば250℃以上の高温でも使用することができるものがある。
断線箇所の修復材として導電ペーストを使用するかはんだを使用するかは、熱電変換モジュール10の使用状況等に応じて適宜選択すればよい。
また、上記の例では熱電変換モジュール10の断線箇所を検出して修復する場合について説明したが、断線に至らないまでも素子材料の劣化等により局所的に不具合が発生することもある。このような場合、例えばデジタルテスターのテストピンを半導体ブロック12,13の両側の端子電極14に順次接続して抵抗値を測定し、その測定値が基準値(例えば初期抵抗値よりも10%高い値)を超えたときに不具合が発生していると判定し、上述の実施形態と同様の手順により修復を行うようにしてもよい。後述の各実施形態においても同様である。
(変形例)
上記第1の実施形態ではデジタルテスター20のテストピン21aを引出電極15aに接続し、他方のテストピン21bを引出電極15aに近い端子電極14から順番に接触させて導通の有無を調べ、断線箇所を特定している。この場合、N個の半導体ブロックがあるとすると、最大N−1回の検査が必要となる。以下に、少ない回数で断線箇所を特定する方法について説明する。
ここでは、図6に示すように、熱電変換モジュール10がN個(N=16)の半導体ブロックにより形成されているものとする。なお、図6では、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックを、いずれも符号28で示している。
まず、デジタルテスター20(図4参照)の一方のテストピン21aを引出電極15aに接続し、他方のテストピン21bをN/2番目の半導体ブロック28に接続された端子電極14aに接続する。このとき、テストピン21bを挿入する孔16を、図6中に矢印Iで示す。
ここで、導通がなければ断線箇所は引出電極15aと端子電極14aとの間にあり、導通があれば断線箇所は端子電極14aと引出電極15bとの間にあることがわかる。ここでは導通がなく、断線箇所は引出電極15aと端子電極14aとの間にあると判定したものとする。
次に、デジタルテスター20の一方のテストピン21aを引出電極15aに接続したまま、他方のテストピン21bをN/4番目の半導体ブロック28に接続した端子電極14bに接続する。このとき、テストピン21bを挿入する孔16を、図6中に矢印IIで示す。
ここで、導通がなければ断線箇所は引出電極15aと端子電極14bとの間にあり、導通があれば断線箇所は端子電極14bと端子電極14aとの間にあることがわかる。ここでは、導通が確認できて、断線箇所が端子電極14bと端子電極14aとの間にあると判定したものとする。
次に、デジタルテスタ20のテストピン21bを端子電極14aに接続したまま、テストピン21aを(N/4+N/8)番目の半導体ブロック28に接続した端子電極14cに接続する。このとき、テストピン21aを挿入する孔16を、図6中に矢印IIIで示す。
ここで、導通があれば断線箇所は端子電極14bと端子電極14cとの間にあり、導通がなければ断線箇所は端子電極14cと端子電極14aとの間にあることがわかる。
このように、検査範囲を2つに分けてどちら側に断線(又は不良)箇所があるのかを調べることを繰り返すことにより、少ない回数で断線箇所を特定することができる。半導体ブロック28の数をNとすると、約Log2N回の検査で断線箇所を特定することができる。
(第2の実施形態)
図7は第2の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図(模式図)、図8は伝熱板に設けられた孔及び溝を拡大して示す断面図である。図7,図8において、図2,図3と同一物には同一符号を付している。
本実施形態の熱電変換モジュール30が第1の実施形態の熱電変換モジュール10と異なる点は、伝熱板11に設けられた孔16及び溝17にゴムキャップ31が挿入されていることにあり、その他の基本的な構造は第1の実施形態と同様である。
ゴムキャップ31は、熱伝導性が良好なゴム(樹脂)により形成されている。ここでは、ゴムキャップ31が、信越化学工業株式会社製放熱シリコンゴム(TC−BG)により形成されているものとする。伝熱板11を形成するアルミナの密度は約4g/cm3であるのに対し、上記の放熱シリコンゴムの密度は約1.5g/cm3である。
以下、上記の熱電変換モジュール30における断線修復方法について、図9,図10を参照して説明する。
本実施形態においても、例えば第1の実施形態と同様に、デジタルテスター20の一方のテストピン21aを引出電極14a(又は引出電極15b)に接続し、他方のテストピン21bを引出電極15a(又は引出電極15b)に近い端子電極14から順番に接触させて、引出電極15a(又は引出電極15b)と各端子電極14との間の導通の有無を判定する。この場合、図9に示すようにゴムキャップ31を取り外す必要はなく、テストピン21bの先端をゴムキャップ31に突き刺して、テストピン21bと端子電極14とを接触させる。
第1の実施形態と同様にして断線箇所を特定したら、断線箇所に対応する位置のゴムキャップ31を取り外し、図10に示すように予め用意された金属の薄板からなる補修金具32を孔16及び溝17にかしめて嵌め込む。この補修金具32により、断線箇所の端子電極14とその隣の端子電極14との間が電気的に接続(バイパス)される。このようにして、断線箇所の修復が完了する。
第1の実施形態では伝熱板11の孔16及び溝17が熱伝導性が低い空気で満たされているため、孔16及び溝17がない場合に比べて伝熱板11の熱伝導性が低下する。これに対し、本実施形態においては、伝熱板11の孔16及び溝17内に予め熱伝導性が良好なシリコンゴムからなるキャップ31を挿入しておくので、伝熱板11の熱伝導性の低下が抑制される。また、ゴムキャップ31は導通検査時に取り外す必要がなく、そのため導通検査時の作業効率の低下が少なくてすむ。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に断線箇所の孔16及び溝17内に導電ペーストを注入して修復を行ってもよい。また、前述の変形例に示した方法により断線箇所を探索してもよい。
(第3の実施形態)
図11は第3の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図(模式図)、図12は伝熱板に設けられた孔及び溝を拡大して示す断面図である。図11,図12において、図2,図3と同一物には同一符号を付している。
本実施形態の熱電変換モジュール40が第1の実施形態の熱電変換モジュール10と異なる点は、伝熱板11に設けられた孔16及び溝17にセラミックキャップ41が挿入されていることにあり、その他の基本的な構造は第1の実施形態と同様である。
本実施形態において、セラミックキャップ41は伝熱板11と同じ材料、すなわちアルミナにより形成されている。従って、セラミックキャップ41の熱伝導性、密度及び熱膨張係数は、伝熱板11と同じである。
以下、上記の熱電変換モジュール40における断線修復方法について、図13を参照して説明する。
本実施形態では、断線が発生した箇所を探索する場合、セラミックキャップ41を伝熱板11から取り外す。そして、例えば第1の実施形態(図4参照)と同様に、デジタルテスター20の一方のテストピン21aを引出電極15aに接続し、他方のテストピン21bを引出電極15aに近い端子電極14から順番に接触させて導通の有無を調べる。
このようにして断線箇所を特定したら、図13に示すように、断線箇所に対応する位置の孔16a及びその孔16aに溝17を介してつながる孔16bに、金属製のばね42を挿入する。そして、それらのばね42の上に金属板43を被せて、ばね42の弾性力と金属板43とを利用して断線箇所の端子電極14とその隣の端子電極14とを相互に電気的に接続する。この場合、金属板43は、図13に示すように溝17の底部に接触するようにすることが好ましい。
その後、金属板43の上にセラミック系接着剤44(例えば、東亞合成株式会社製アロンセラミックD)を注入し、例えば150℃の温度で180分間熱処理してセラミック系接着剤44を硬化させる。また、修復箇所以外の孔16及び溝17には、元どおりにセラミックキャップ41を挿入しておく。このようにして、断線発生箇所の修復が完了する。
本実施形態においては、伝熱板11に設けられた孔16及び溝17に伝熱板11と同一材料からなるセラミックキャップ41を挿入しているので、第1の実施形態に比べて伝熱板11の熱伝導効率が向上する。また、本実施形態においては、金属製ばね42、金属板43及びセラミック系接着剤44を用いて断線箇所を修復するので、修復箇所は例えば500℃以上の高温にも耐えることができる。このため、本実施形態に係る修復方法は、高温で使用する熱電変換モジュールにも適用できる。
(第4の実施形態)
図14は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの修復方法を示す模式図である。図14において、図1と同一物には同一符号を付している。
本実施形態の熱電変換モジュール50は加熱炉55のステンレス製の壁に接合されており、加熱炉55の壁から取り外すことができない。この熱電変換モジュール50は、加熱炉55からの熱によって発電する。
熱電変換モジュール50は、第1の実施形態のモジュール10と同様に、一対の伝熱板11a,11b間に複数のp型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13を交互に配置して形成されている。これらのp型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13は、伝熱板11a,11bの内側の面(半導体ブロック12,13側の面)に形成された複数の端子電極14により直列接続されている。そして、直列接続されたp型半導体ブロック12及びn型半導体ブロック13の集合体の両端には、引出電極15a,15bが接続されている。
加熱炉55の壁と接触しないほうの伝熱板11bには、第1の実施形態と同様に、外側の面から端子電極14に到達する孔16と、相互に隣接する2つの端子電極14にそれぞれ到達する2つの孔16間を連絡する溝17とが設けられている。しかし、加熱炉55の壁に接触するほうの伝熱板11aには、孔及び溝が設けられていない。
以下、上記の熱電変換モジュールにおける断線修復方法について説明する。
本実施形態に係る熱電変換モジュール50は、断線が発生しても伝熱板11a側の端子電極14にデジタルテスターのテストピンを接触させることができない。しかし、本実施形態においても、デジタルテスターの一方のテストピンを引出電極15aに接続し、他方のテストピンを伝熱板11b側の端子電極14に引出電極15aに近いものから順番に接触させて、導通の有無を調べる。
例えば図15に示すように、n型半導体ブロック13aとその下側の端子電極14bとの間で断線が発生したとする。断線箇所を特定するためには、上述のように引出電極15aにデジタルテスター20の一方のテストピン21aを接続し、他方のテストピン21bを引出電極15aに近い端子電極14から順番に接触させる。ここでは、n型半導体ブロック13aの上側の端子電極14aまでは導通があるが、p型半導体ブロック12aの上の端子電極14cでは導通がないとする。この場合、n型半導体ブロック13aとその上側の端子電極14aとの間、n型半導体ブロック13aとその下側の端子電極14bとの間、p型半導体ブロック12aとその下側の端子電極14bとの間、及びp型半導体ブロック12aとその上側の端子電極14cとの間のいずれかで断線が発生していると考えることができる。
本実施形態では、導通が確認できる端子電極14aと、その端子電極14aに隣接していて導通が確認できない端子電極14bとの間をつなぐ孔16a,16b及び溝17a内に、第1の実施形態と同様に導電ペースト(例えばドータイトFA−33)を導入する。そして、例えばドライヤーを用いて150℃の温度で60分間加熱して導電ペーストを硬化させ、導電ペーストを介して端子電極14a,14c間を電気的に接続する。また、必要に応じて、導電ペーストの上に絶縁性充填剤を注入し、伝熱板11bの表面の絶縁性を確保する。なお、導電ペーストに替えて、第2の実施形態で説明した補修金具や、第3の実施形態で説明したばねと金属板を用いてもよい。
このように、一方の伝熱板11bのみに孔16及び溝17を形成した場合も、断線箇所を簡単かつ確実に修復することができる。
(第5の実施形態)
図16は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図(模式図)である。
本実施形態の熱電変換モジュール60は、一対の伝熱板61a,61b間に、複数個のn型半導体ブロック62が一定のピッチで配置されている。伝熱板61a,61bはいずれもアルミナ等の熱伝導性が良好な絶縁体により形成されている。また、n型半導体ブロック62は、例えばCaMnO3等の酸化物により形成されている。
伝熱板61a,61bの内側の面(半導体ブロック62側の面)には、半導体ブロック62と接続される端子電極64が設けられている。そして、半導体ブロック62の伝熱板61a側の端子電極64と、該半導体ブロック62に隣接する半導体ブロック62の伝熱板61b側の端子電極64とは、接続部材63を介して相互に電気的に接続されている。すなわち、伝熱板61a,61b間に配置された複数のn型半導体ブロック62は、端子電極64及び接続部材63を介して直列接続されている。この直列接続された半導体ブロック62の集合体の両端には、引出電極65a,65bが接続されている。
本実施形態においても、一方の伝熱板61bには各n型半導体ブロック62に対応する位置に、外側の面から端子電極64に到達する孔66と、隣接する孔66間を連絡する溝67とが設けられている。また、他方の電極板61aには、孔及び溝は設けられていない。
以下、上記の熱電変換モジュールにおける断線修復方法について説明する。
熱電変換モジュール60に断線が発生した場合、第4の実施形態と同様に、デジタルテスターの一方のテストピンを引出電極65aに接続する。そして、他方のテストピンを伝熱板61b側の端子電極64に引出電極65aに近いものから順番に接触させ、導通の有無を調べて断線箇所を特定する。
断線箇所が特定できたら、例えば第1の実施形態と同様に、断線箇所の半導体ブロック62上の孔66と、その孔66に隣接する孔66と、それらの孔66間を連絡する溝67とに導電ペーストを注入する。そして、例えばドライヤーを用いて150℃の温度で60分間加熱し、導電ペーストを硬化させる。この導電ペーストを介して、断線箇所の端子電極64間が電気的に接続される。また、必要に応じて、導電ペーストの上に絶縁性充填剤を注入し、伝熱板61bの表面の絶縁性を確保する。なお、導電ペーストに替えて、第2の実施形態で説明した補修金具や、第3の実施形態で説明したばねと金属板とを用いて、断線箇所の端子電極64間の導通を確保してもよい。このようにして、本実施形態に係る熱電変換モジュールの補修が完了する。
本実施形態においても、断線箇所を簡単かつ確実に補修することができる。上述の実施形態では熱電変換モジュールがn型半導体ブロックのみで形成されている場合について説明したが、熱電変換モジュールをp型半導体ブロックのみで形成することもできる。
なお、上述した各実施形態においては熱電素子材料としてBiTe材料(Bi0.5Sb1.5Te3、Bi2Te2.85Se0.15)又は遷移金属酸化物(CaMnO3)を使用してブロック(半導体ブロック)を形成した場合について説明したが、他の熱電素子材料によりブロックを形成してもよい。
熱電素子材料には、BiTe系、PbTe系、SiGe系、シリサイド系、スクッテルダイト系、遷移金属酸化物系、亜鉛アンチモン系、ホウ素化合物、クラスター固体及びカーボンナノチューブなどがある。
BiTe系材料にはBiTe、SbTe、BiSe及びそれらの化合物がある。また、PbTe系材料には、PbTe、SnTe、AgSbTe、GeTe及びそれらの化合物がある。更に、SiGe系材料には、Si、Ge及びSiGe等があり、シリサイド系材料にはFeSi、MnSi及びCeSiがある。スクッテルダイト系材料は、MX3又はRM412と記載される化合物である。但し、MはCo、Rh及びIrのいずれかの元素であり、XはAs、P及びSbのいずれかの元素であり、RはLa、Yb及びCeのいずれかの元素である。
遷移金属酸化物系材料には、CaMnO、NaCoO、ZnInO、SrTiO、BiSrCoO、PbSrCoO、CaBiCoO及びBaBiCoO等がある。また、亜鉛アンチモン系材料には例えばZnSbがあり、ホウ素化合物材料にはCeB、BaB、SrB、CaB、MgB、VB、NiB、CuB及びLiB等がある。また、クラスター固体材料にはBクラスター、Siクラスター、Cクラスター、AlRe及びAlReSiがある。また、酸化亜鉛系材料には例えばZnOがある。
これらの熱電素子材料から、熱電変換モジュールの使用環境等に応じて適切な材料を選択すればよい。

Claims (10)

  1. 第1の伝熱板と第2の伝熱板と、
    前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の間に配置された熱電素子材料を含む複数のブロックと、
    前記第1の伝熱板及び第2の伝熱板の前記ブロック側の面上にそれぞれ形成されて前記複数のブロックを直列接続する複数の端子電極と、
    前記ブロックが直列接続されてなる集合体の両端に接続された引出電極とを有し、
    前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の少なくとも一方には、前記ブロックと反対側の面から前記端子電極に到達する孔と、隣接する孔間を連絡する溝とが形成されていることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記孔及び前記溝内に、樹脂製キャップが着脱自在に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記孔及び前記溝内に、前記伝熱板と同じ材料からなるキャップが着脱自在に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記ブロックは、p型半導体材料からなるp型半導体ブロックとn型半導体材料からなるn型半導体ブロックとを含み、前記集合体は、前記p型半導体ブロックと前記n型半導体ブロックとが交互に接続されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱電変換モジュール。
  5. 第1の伝熱板と第2の伝熱板と、前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の間に配置された熱電素子材料を含む複数のブロックと、前記第1の伝熱板及び第2の伝熱板の前記ブロック側の面上にそれぞれ形成されて前記複数のブロックを直列接続する複数の端子電極と、前記ブロックが直列接続されてなる集合体の両端に接続された引出電極とを有し、前記第1の伝熱板及び前記第2の伝熱板の少なくとも一方には、前記ブロックと反対側の面から前記端子電極に到達する孔と、隣接する孔間を連絡する溝とが形成されている熱電変換モジュールの修復方法において、
    テスターのピンを前記孔を介して前記端子電極に接触させて断線箇所を特定する工程と、
    断線箇所の前記ブロックに接続する端子電極とその端子電極に隣接する端子電極との間を、前記孔及び前記溝を介して電気的に接続する工程と
    を有することを特徴とする熱電変換モジュールの修復方法。
  6. 前記端子電極間の電気的接続は、前記孔及び前記溝内に導電ペーストを注入して行うことを特徴とする請求項5に記載の熱電変換モジュールの修復方法。
  7. 前記端子電極間の電気的接続は、前記孔及び前記溝内にはんだを注入して行うことを特徴とする請求項5に記載の熱電変換モジュールの修復方法。
  8. 前記端子電極間の電気的接続は、前記孔及び前記溝内に金属板により形成された補修金具を挿入して行うことを特徴とする請求項5に記載の熱電変換モジュールの修復方法。
  9. 前記端子電極間の電気的接続は、前記孔内に配置した金属製ばねと、前記孔及び前記溝内に配置されて前記金属製ばね間を電気的に接続する金属板とにより行うことを特徴とする請求項5に記載の熱電変換モジュールの修復方法。
  10. 更に、前記孔及び前記溝内に絶縁性充填剤を充填して前記伝熱板の表面の絶縁性を確保することを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の熱電変換モジュールの修復方法。
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