JP6337277B2 - 発電装置および熱電モジュール - Google Patents

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Description

本開示は、熱電素子を使用した発電装置および熱電モジュールに関する。
従来から、熱電素子を使用した熱電モジュールおよび熱電モジュールを使用した発電装置が知られている。このような熱電モジュールや発電装置は、温度差によって生ずる熱起電力を利用して電力を生成し、各種電子機器や電気機械への電力供給に使用される。
このような従来の熱電モジュールや発電装置では、所定数の熱電素子を直列に接続して直列ユニットを構成して用いることにより所要の出力電圧を得ることができる。更に、所定数の直列ユニットを並列に接続して用いることにより所要の出力電流を得ている。
尚、本出願に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1などが知られている。
特開2010−10637号公報
本開示の一側面における発電装置は、第1の出力端子と、第2の出力端子と、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に接続され第1の複数の熱電モジュールを直列に接続してなる第1の直列ユニットと、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に前記第1の直列ユニットと並列になるように接続され第2の複数の熱電モジュールを直列に接続してなる第2の直列ユニットと、前記第1の直列ユニットと前記第2の直列ユニットとを接続する複数の接続配線と、を有する。そして、前記第1の直列ユニットは、前記第1の複数の熱電モジュールを直列に接続する第1の複数の直列配線を有し、前記第2の直列ユニットは、前記第2の複数の熱電モジュールを直列に接続する第2の複数の直列配線を有し、前記複数の接続配線のそれぞれは、前記第1の複数の直列配線の1つと、前記第2の複数の直列配線の1つとを接続する。
また、本開示の別の一側面における発電装置は、第1の出力端子と、第2の出力端子と、nとmを自然数とし、n個の直列配線を介して(n+1)個の熱電モジュールを直列に接続してなる(m+1)個の直列ユニットと、複数の接続配線と、を有する。そして、前記(m+1)個の直列ユニットは前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に並列に接続され、kを1からnまでの自然数とし、前記(m+1)個の直列ユニットにおける前記n個の直列配線のうち、前記第1の出力端子側からk番目に配置される直列配線が、前記複数の接続配線のうち前記第1の出力端子側からk番目に配置される接続配線を介して互いに接続される。
また、本開示の熱電モジュールは、第1の出力端子と、第2の出力端子と、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子とに接続され、第1の複数の直列配線を介して第1の複数の熱電素子が直列に接続されてなる第1の直列ユニットと、前記第1の出力端子と前記第2の出力端子とに、前記第1の直列ユニットと並列になるように接続され、第2の複数の直列配線を介して第2の複数の熱電素子が直列に接続された第2の直列ユニットと、それぞれが、前記第1の複数の直列配線の1つと前記第2の複数の直列配線の1つとを接続する複数の接続配線と、を有する。そして、前記第1の複数の直列配線および前記第2の複数の直列配線は、前記第1の基板および前記第2の基板との間に配置される。
実施の形態1における発電装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の第1の変形例における発電装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の第2の変形例における発電装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の第3の変形例における発電装置の構成を示すブロック図 実施の形態2における熱電モジュールの斜視図 実施の形態2における熱電モジュールの斜視図 実施の形態2における熱電モジュールの配線図 実施の形態2における熱電モジュールの配線図 実施の形態2における熱電モジュールの構成を示す回路図
以下、本開示の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて共通する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
以下、本開示の実施の形態1における発電装置について図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1に係る発電装置20の構成を示すブロック図である。発電装置20は、一対の出力端子31、32と複数の熱電モジュール40を直列に接続してなる複数の直列ユニット50(第1の直列ユニット51および第2の直列ユニット52を含む)を有する。それぞれの直列ユニット50は一対の出力端子31、32の間に互いに並列に接続されている。それぞれの直列ユニット50において、熱電モジュール40は直列配線60(第1の直列配線61と第2の直列配線62を含む)を介して直列に接続されている。このような構成により、発電装置20は、直列に接続された熱電モジュール40の数に応じた発電電圧を得ることができ、並列に接続された直列ユニット50の数に応じた発電電流を得ることができる。そして、直列に接続された熱電モジュール40の数と並列に接続された直列ユニット50の数に応じて全体の発電電力を得ることができる。
本実施の形態の発電装置20は、さらに、第1の直列ユニット51の中の第1の直列配線61と第2の直列ユニット52の中の第2の直列配線62を接続する接続配線70を設けたものである。ここで、第1の直列ユニット51および第2の直列ユニット52は、発電装置20の中の任意の直列ユニット50であってよい。また、第1の直列配線61は第1の直列ユニット51の中の任意の直列配線60であってよく、第2の直列配線62は第2の直列ユニット52の中の任意の直列配線60であってよい。発電装置20は、第1の直列ユニット51または第2の直列ユニット52の中の1個の熱電モジュール40に断線が生じたとしても、接続配線70を有することにより、断線が生じた熱電モジュール40が属する直列ユニット50の中の他の熱電モジュール40の発電電力を有効に活用することができるため、発電電力の低下を抑制することができる。
つまり、発電装置20は、出力端子31と、出力端子32と、出力端子31と出力端子32とに接続され複数の熱電モジュール41を直列に接続してなる直列ユニット51と、出力端子31と出力端子32とに直列ユニット51と並列になるように接続され、複数の熱電モジュール42を直列に接続してなる直列ユニット52と、直列ユニット51と直列ユニット52とを接続する複数の接続配線70と、を有する。直列ユニット51は、複数の熱電モジュール41を直列に接続する複数の直列配線61を有し、直列ユニット52は、複数の熱電モジュール42を直列に接続する複数の直列配線62を有する。そして、複数の接続配線70のそれぞれは、複数の直列配線61の1つと、複数の直列配線62の1つとを接続する。なお、直列ユニット51および直列ユニット52以外の直列ユニット50が上述した構成であっても良い。
一般に、熱電素子を用いた発電装置20において、効率的に出力電力を得るためには熱電素子の両側に相応の温度差を設ける必要がある。高温側および低温側に加熱または冷却するための部材を発電装置20に配置して、発電装置20全体の部材を組立勘合し、硬く締結して部材間の密着を高めている。このような構成により発電装置20における熱伝達ロスを小さくしている。しかしながら、部材間の組立勘合時の取り扱いや勘合圧力による機械的応力、又は発電する為の温度差の印加時に各部材の熱膨張係数の違い等により発生する機械的応力などにより、熱電素子ならびに構成する基板などに過度なストレスが加わる。その結果、熱電モジュール40が破断したり、または、配線が断線したりする事がある。これらが、熱電モジュール40および熱電モジュール40を使用した発電装置20の発電量が低下する原因の1つになっている。
従来の発電装置には、複数の直列ユニットの間を接続する本実施の形態の接続配線70に相当する構成要素がないため、1個の熱電モジュール40の内部に断線が発生してしまうと、断線した熱電モジュール40が属する直列ユニット50全体の電力供給が停止し、発電電力が著しく低下する。
本実施の形態の発電装置20は、複数の直列ユニット50の間を接続する接続配線70を有することにより、1個の熱電モジュール40が断線しても、断線した熱電モジュール40が属する直列ユニット50の他の熱電モジュール40は発電電力を供給することができ、発電電力の低下を抑制できる。
特に本実施の形態の発電装置20では、全ての対応する直列配線60が接続配線70によってグリッド状に接続されている。すなわち、nとmを自然数としたとき、発電装置20は、出力端子31、32と、n個の直列配線60を介して(n+1)個の熱電モジュールを直列に接続してなる(m+1)個の直列ユニットと、を有する。(m+1)個の直列ユニット50は出力端子31、32に並列になるように接続される。更に、kが1からnまでの自然数としたとき、(m+1)個の直列ユニットにおける出力端子31からk番目の直列配線60がk番目の接続配線70を介して互いに接続されている。そのため、複数の熱電モジュール40のうち、いずれか1個の熱電モジュール40が断線したとしても、他の断線していない全ての熱電モジュール40の電力を活用することができる。よって、発電量の低下を抑制することができ、安定的に発電電力量を確保することができる。
つまり、本開示の発電装置20では、出力端子31と、出力端子32と、nとmを自然数とし、n個の直列配線60を介して(n+1)個の熱電モジュール40を直列に接続してなる(m+1)個の直列ユニット50と、複数の接続配線70と、を有する。そして、(m+1)個の直列ユニット50は出力端子31と出力端子32との間に並列に接続されている。更に、kを1からnまでの自然数とし、(m+1)個の直列ユニット50におけるn個の直列配線60のうち、出力端子31側からk番目に配置される直列配線60が、複数の接続配線70のうち出力端子31側からk番目に配置される接続配線70を介して互いに接続される。
また、発電装置20では、第1の直列ユニット51における全ての第1の直列配線61と、第2の直列ユニット52における全ての第2の直列配線62は、それぞれ対応する接続配線70で接続されている。この構成により、第1の直列ユニット51と第2の直列ユニット52の中、いずれの1個の熱電モジュール40が断線しても、他の断線していない全ての熱電モジュール40の電力を活用することができ、発電量の低下を抑制することができる。
つまり、発電装置20は、第1の直列ユニット51が有する全ての複数の直列配線61と、第2の直列ユニット52が有する全ての複数の直列配線62は、複数の接続配線70のうちの対応する接続配線で、接続されている。
(実施の形態1の第1の変形例)
図2は、本開示の実施の形態1の変形例の発電装置21の構成を示すブロック図である。図2に示す発電装置21は、第1の直列ユニット51と第2の直列ユニット52は同数の熱電モジュール40を有し、一対の出力端子31、32の一方を出力端子31としたとき、出力端子31から第1の直列ユニット51を経由して接続配線70に至るまでに接続された熱電モジュール40の数は、第1の出力端子31から第2の直列ユニット52を経由して接続配線70に至るまでに接続された熱電モジュール40の数と同数になるように構成されている。この構成を有することにより、発電装置21は、接続配線70から第1の出力端子31に至るまでの第1の直列ユニット51の熱起電力と第2の直列ユニット52の熱起電力を同等レベルにすることができ、循環電流による損失を低減できる。従って、熱電モジュール40の故障時の発電電力の低下をより効果的に抑制できる。
つまり、本変形例の発電装置21は、第1の直列ユニット51が有する複数の熱電モジュール40の数と、第2の直列ユニット52が有する複数の熱電モジュール40の数とは、同数である。更に、出力端子31から第1の直列ユニット51を経由して接続配線70に至るまでに接続される熱電モジュール40の数と、出力端子31から第2の直列ユニット52を経由して同じ接続配線70に至るまでに接続される熱電モジュール40の数とは、同数である。
(実施の形態1の第2の変形例)
図3は、本開示の実施の形態1の第2の変形例の発電装置22の構成を示すブロック図である。図3に示す発電装置22は、複数の直列ユニット50の中の任意の第1の直列ユニット51と任意の第2の直列ユニット52について、第1の直列ユニット51の中の任意の第1の直列配線61と第2の直列ユニット52の中の任意の第2の直列配線62を接続する接続配線70を有する。発電装置22は、接続配線70を有することにより、第1の直列ユニット51または第2の直列ユニット52の中の熱電モジュール40の1つに断線が生じたとしても、断線が生じた熱電モジュール40が属する直列ユニット50の中の他の熱電モジュール40の発電電力を有効に活用することができる。従って、本実施の形態の発電装置22は、発電電力の低下を抑制することができる。発電装置22における接続配線70の構成は、装置の構成上、全ての直列配線60をグリッド状に接続することができない場合に有効である。
(実施の形態1の第3の変形例)
図4は、本開示の実施の形態1の第3の変形例の発電装置23の構成を示すブロック図である。発電装置23において、第1の直列ユニット51の第1の直列配線61と第2の直列ユニット52の第2の直列配線62が接続配線70によって接続されている。さらに、発電装置23において、第1の直列ユニット51と第2の直列ユニット52は同等の熱起電力を有し、一対の出力端子31、32の一方を第1の出力端子31としたとき、第1の出力端子31から第1の直列ユニット51を経由して接続配線70に至るまでの熱起電力の大きさは、第1の出力端子31から第2の直列ユニット52を経由して接続配線70に至るまでの熱起電力の大きさと、同等にしたものである。つまり、第1の直列ユニット51と第2の直列ユニット52は同等の熱起電力を有し、出力端子31から第1の直列ユニット51を経由して接続配線70に至るまでの熱起電力の大きさは、出力端子31から第2の直列ユニット52を経由して同じ接続配線70に至るまでの熱起電力の大きさと、同等である。
ここで、熱起電力が同等であるとは、一方の熱起電力の大きさが他方の熱起電力の大きさの±10%の範囲に入ることをいう。つまり、「同等」とは実質的に同等である(±10%の範囲に入る)ものも含まれる。この構成を有することにより、発電装置23は、循環電流による損失を低減できるため、熱電モジュール40の故障時の発電電力の低下をより効果的に抑制することができる。発電装置23内で定常的に温度ばらつきがあるような場合、接続配線70をグリッド状に配線すること、または、出力端子31、32から接続配線70までの熱電モジュール40の数を同じにすることが必ずしも最も効率的であるとは限らない。このような場合は実質的な起電力が同等となるような位置で接続配線70を設けることが、発電装置23の出力を最大にするという観点から好ましい。
さらに、発電装置23において、第1の直列ユニット51と第2の直列ユニット52は同等の熱起電力を有し、一対の出力端子31、32の一方を第1の出力端子31としたとき、第1の出力端子31から第1の直列ユニット51を経由して接続配線70に至るまでの発電電力の大きさを、第1の出力端子31から第2の直列ユニット52を経由して接続配線70に至るまでの発電電力の大きさと同等にすることが好ましい。つまり、第1の直列ユニット51と第2の直列ユニット52は同等の熱起電力を有し、出力端子31から第1の直列ユニット51を経由して接続配線70に至るまでの発電電力の大きさは、出力端子31から第2の直列ユニット52を経由して同じ接続配線70に至るまでの発電電力の大きさと、同等である。つまり、「同等」とは実質的に同等である(±10%の範囲に入る)ものも含まれる。ここで、『発電電力が同等である』とは、一方の発電電力の大きさが他方の発電電力の大きさの±10%の範囲に入ることをいう。この構成を有することにより、発電装置23は、熱電モジュール40の故障時の発電電力の低下をさらに効果的に抑制することができる。
なお、本開示において説明した接続配線70の設置は図示された構成に限定されるものではない。直列ユニット50にて熱電素子が故障した場合、それ以外の正常な熱電素子の電力を、並列接続された他の直列ユニット50間に設けられた接続配線70を経由し出力する事で総電力の低下又は停止を抑制出来るものであればどのような接続構成であってもよい。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2における熱電モジュール80について図面を参照しながら説明する。
図5Aは、実施の形態2の熱電モジュール80の斜視図である。図5Bは、実施の形態2の熱電モジュール80の内部構造を示す斜視図であり、図5Aに示す熱伝モジュール80の上側の基板82を除いた状態を示す。図5A、図5Bにおいて、熱電モジュール80は、一対の基板81、82と、それぞれの基板81、82の表面に形成された電極83、84と、電極83、84の間に形成された熱電素子87、88と、一対の出力端子85、86を有する。図6Aは、熱電モジュール80における下側の基板81の上面に形成された電極83の配線図を示す。図6Aにおいて、出力端子85、86は破線で示す。図6Bは、熱電モジュール80における上側の基板82の下面に形成された電極84を上から透視した配線図を示す。図6Bにおいて、基板82と熱電素子87、88は破線で示す。図7は熱電モジュール80の回路図である。
基板81、82としては、例えば、銅を主成分とする金属基板や、酸化アルミニウムを用いたセラミック基板、あるいはフレキシブル基板を使用することができる。電極83は基板81の上面に形成された導体であり、電極84は基板82の下面に形成された導体である。電極83および電極84は、例えば、銅などの金属により形成される。熱電素子87はP型熱電変換素子であり、熱電素子88はN型熱電変換素子である。熱電素子87と熱電素子88は、両端の温度差により逆向きの熱起電力を生ずる。熱電素子87と熱電素子88は電極83、84の間に交互に配線接続され、逆向きの温度差を設けることにより、同じ向きの熱起電力を生ずる。出力端子85、86は、電極83の端部に接続されたリード線であり、例えば銅線などの金属からなる。
熱電モジュール80は、さらに、基板81、82の間において電極83、84と熱電素子87、88を封止する封止材(図示せず)を有する。
図7の回路図に示すように熱電モジュール80は、一対の出力端子85、86と複数の直列ユニット89を有し、複数の直列ユニット89は一対の出力端子85、86の間に並列に接続されている。そして、それぞれの直列ユニット89において、熱電素子87、88を直列に接続する直列配線90は、他の直列ユニット89の直列配線90と接続配線91によって接続されている。ここで、複数の直列ユニット89の1つを第1の直列ユニット89aとし、他の一つを第2の直列ユニット89bとする。そして、第1の直列ユニット89aにおいて熱電素子87、88を直列に接続する直列配線90を第1の直列配線90a、第2の直列ユニット89bにおいて熱電素子87、88を直列に接続する直列配線90を第2の直列配線90bとする。熱電モジュール80は、第1の直列配線90aと第2の直列配線90bとを接続する接続配線91を有する。熱電モジュール80は、接続配線91を有することによって、熱電素子87、88のいずれかに断線が生じた場合であっても、断線してない熱電素子87、88の電力を有効に出力することができる。従って、本実施の形態の熱電モジュール80は、熱電素子87、88の故障による発電量の低下を抑制することができる。
つまり、熱電モジュール80は、出力端子85と、出力端子86と、基板81と、基板82と、出力端子85と出力端子86とに接続され複数の直列配線90aを介して複数の熱電素子87、88が直列に接続されてなる第1の直列ユニット89aと、出力端子85と出力端子86とに第1の直列ユニット89aと並列になるように接続され、複数の直列配線90bを介して複数の熱電素子87、88が直列に接続されてなる第2の直列ユニット89bと、それぞれが、複数の直列配線90aの1つと複数の直列配線90bの1つとを接続する複数の接続配線91と、を有する。そして、複数の直列配線90aおよび複数の直列配線90bは、基板81および基板82との間に配置される。
なお、接続配線91を配置する際には、異なる直列ユニット89の間の任意の直列配線90の間を接続配線91で接続することができる。この構成により、本実施の形態の熱電モジュール80は、熱電素子87、88の故障時の発電電力の低下を抑制することができる。
さらに、熱電モジュール80は、複数の直列ユニット89のうちの第1の直列ユニット89aと第2の直列ユニット89bは同数の熱電素子87、88を有し、出力端子85、86の一方からそれぞれの接続配線91に至るまでの第1と第2の直列ユニット89a、89bにおいて接続された熱電素子87、88の数を同数とした。つまり、熱電モジュール80は、直列ユニット89aが有する複数の熱電素子87、88の数と、直列ユニット89bが有する複数の熱電素子87、88の数とは、同数である。そして、出力端子85(または出力端子86)から直列ユニット89aを経由して接続配線91に至るまでの熱電素子87、88の数と、出力端子85(または出力端子86)から直列ユニット89bを経由して同じ接続配線91に至るまでの熱電素子87、88の数とは、同数である。
この構成により、出力端子85、86の一方から接続配線91に至るまでの熱起電力を均等化することができるため熱電モジュール80の発電電力を最大にすることができ、熱電素子87、88の故障時の発電電力の低下をより効果的に抑制することができる。
さらに、熱電モジュール80は、それぞれの直列ユニット89において熱電素子87、88の間を接続する直列配線90の全てを接続配線91によりグリッド状に接続したものである。すなわち、熱電モジュール80は、nとmを自然数とし、出力端子85、86の一方を第1の出力端子85、他方を第2の出力端子86としたとき、n個の直列配線90を介して(n+1)個の熱電素子87、88を直列に接続してなるm+1個の直列ユニット89とを有し、(m+1)個の直列ユニット89は第1の出力端子85と第2の出力端子86との間に並列に接続され、kは、1からnまでの自然数について、(m+1)個の直列ユニット89における第1の出力端子85からk番目の直列配線90がk番目の接続配線91を介して互いに接続されている。そのため、熱電素子87、88の中、いずれの1個が断線した場合であっても残りの断線していない熱電素子87、88の全てを有効に活用することができ、熱電モジュール80の出力電力の低下を効果的に抑制できる。
なお、熱電モジュール80において、接続配線91は、基板81の上面の電極83と基板82の下面の電極84を用いて形成したが、他の方法で形成することもできる。例えば、基板81および基板82の内部に内層電極として設けることも可能である。あるいは、電極83および電極84の表面の一部に絶縁膜を形成し、電極83および電極84に対して立体交差配線になるように、接続配線91を設けることも可能である。熱電モジュール80では、接続配線91を基板81の上面に配置されている電極83と基板82の下面に配置されている電極84を用いて直列配線90と同じ面上に形成している。つまり、複数の接続配線91は、複数の直列配線90が配置されている層と同じ層に形成されている。よって、基板81、82に内層電極を設ける必要が無く、あるいは、立体交差配線を形成するための追加の絶縁層や導体層を形成する必要が無い。
従って、本実施の形態の熱電モジュール80においては、製造工数や構成部材を大きく追加することなく、熱電素子87、88の断線時の熱電モジュール80の出力電力の低下を抑制することができ、製造上および経済上の利点を有する。ここで、接続配線91と直列配線90が同じ面上に形成されているとは、必ずしも絶対的な同一平面である必要はない。例えば、基板81と基板82がフレキシブル基板である場合のように、表面が凹凸面あるいは曲面である場合を含み、同じ層に形成されている場合を含む。
本開示によれば、発電装置および熱電モジュールは、故障した熱電素子に直列に接続されている他の正常な熱電素子の出力を、並列接続された他の直列ユニットを介して出力させる事ができる。よって、本開示の発電装置および熱電モジュールにおいては、熱電素子の故障による発電量の低下を抑制することができる。
なお、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。
また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
本開示は、簡単な構成で、熱電素子を利用した発電装置の故障時による発電電力の低下又は停止を抑制する事が出来る。そのため、本開示は、熱電素子を利用した発電装置において、簡単かつ安価な発電電力低下の抑制が可能となる事で、発電電力の向上、品質の向上を提供する事が出来る。本開示の発電装置および熱電モジュールは、各種電子機器への電力供給源として有用である。
20,21,22,23 発電装置
31,32 出力端子
40,41,42 熱電モジュール
50,51,52 直列ユニット
60,61,62 直列配線
70 接続配線
80 熱電モジュール
81,82 基板
83,84 電極
85,86 出力端子
87,88 熱電素子
89,89a,89b 直列ユニット
90,90a,90b 直列配線
91 接続配線

Claims (6)

  1. 第1の出力端子と、
    第2の出力端子と、
    前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に接続され、第1の複数の熱電モジュール(一対の熱電素子のみから構成されたものを除く)を直列に接続してなる第1の直列ユニットと、
    前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に、前記第1の直列ユニットと並列になるように接続され、第2の複数の熱電モジュール(一対の熱電素子のみから構成されたものを除く)を直列に接続してなる第2の直列ユニットと、
    前記第1の直列ユニットと前記第2の直列ユニットとを接続する複数の接続配線と、
    を備え、
    前記第1の直列ユニットは、前記第1の複数の熱電モジュールを直列に接続する第1の複数の直列配線を有し、
    前記第2の直列ユニットは、前記第2の複数の熱電モジュールを直列に接続する第2の複数の直列配線を有し、
    前記複数の接続配線のそれぞれは、前記第1の複数の直列配線の1つと、前記第2の複数の直列配線の1つとを接続する発電装置。
  2. 前記複数の接続配線が、第1の接続配線を含み、
    前記第1の直列ユニットが有する前記第1の複数の熱電モジュールの数と、前記第2の直列ユニットが有する前記第2の複数の熱電モジュールの数とは、同じであり、
    前記第1の出力端子から前記第1の直列ユニットを経由して前記第1の接続配線に至るまでに接続される熱電モジュールの数と、前記第1の出力端子から前記第2の直列ユニットを経由して前記第1の接続配線に至るまでに接続される熱電モジュールの数とは、同数である請求項1記載の発電装置。
  3. 前記第1の直列ユニットが有する全ての前記第1の複数の直列配線と、前記第2の直列ユニットが有する全ての前記第2の複数の直列配線は、前記複数の接続配線のうちの対応する接続配線で、接続されている請求項2記載の発電装置。
  4. 前記第1の直列ユニットと前記第2の直列ユニットは同等の熱起電力を有し、
    前記複数の接続配線が、第1の接続配線を含み、
    前記第1の出力端子から前記第1の直列ユニットを経由して前記第1の接続配線に至るまでの熱起電力の大きさは、前記第1の出力端子から前記第2の直列ユニットを経由して前記第1の接続配線に至るまでの熱起電力の大きさと、同等である請求項1記載の発電装置。
  5. 前記第1の直列ユニットと前記第2の直列ユニットは同等の熱起電力を有し、
    前記複数の接続配線が第1の接続配線を含み、
    前記第1の出力端子から前記第1の直列ユニットを経由して前記第1の接続配線に至るまでの発電電力の大きさは、前記第1の出力端子から前記第2の直列ユニットを経由して前記第1の接続配線に至るまでの発電電力の大きさと、同等である請求項1記載の発電装置。
  6. 第1の出力端子と、
    第2の出力端子と、
    nとmを自然数とし、n個の直列配線を介して(n+1)個の熱電モジュール(一対の熱電素子のみから構成されたものを除く)を直列に接続してなる(m+1)個の直列ユニットと、
    複数の接続配線と、
    を備え、
    前記(m+1)個の直列ユニットは前記第1の出力端子と前記第2の出力端子との間に並列に接続され、
    kを1からnまでの自然数とし、前記(m+1)個の直列ユニットにおける前記n個の直列配線のうち、前記第1の出力端子側からk番目に配置される直列配線が、前記複数の接続配線のうち前記第1の出力端子側からk番目に配置される接続配線を介して互いに接続された発電装置。

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