JP5225709B2 - スイッチトリラクタンスモータの制御装置 - Google Patents

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本発明は、スイッチトリラクタンスモータの制御装置に関する。
スイッチトリラクタンスモータ(Switched Reluctance Motor:以下、SRモータとい
う)の制御装置は、バッテリからSRモータに電力を供給する駆動回路をドライバユニットで制御するように構成されている。従来の駆動回路としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この駆動回路は、SRモータのコイルごとに2つのスイッチング素子と2つのダイオードが設けられたHブリッジ回路になっている。より具体的には、コイルの始端が第1スイッチング素子を介して電源に接続されると共に、第1ダイオードを介して接地されている。コイルの終端は、第2ダイオードを介して電源に接続されると共に、スイッチング素子を介して接地されている。このコイルに電力を供給するときは、2つのスイッチング素子を同時にONにする。コイルに発生した起電力を回収するときは、電流が第1ダイオード、コイル、第2ダイオードの順に流れて電源に電気エネルギが回生される。
特開2001−78490号公報
ここで、ダイオードがスイッチング素子として機能することから、従来の制御装置の駆動回路では、1つのコイルに対してスイッチ用の素子を4箇所に設ける必要があった。3相モータであれば合計12箇所にスイッチ用の素子が必要になるので、回路構成が複雑化すると共に、コスト高になっていた。なお、従来の構成でスイッチ用の素子の数を単に減らすと、回生制動の実施が困難になる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、制御装置の回路構成を簡略しつつ、回生制動を可能にすることを主な目的とする。
上の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、ロータと、U,VおよびWのコイルを巻装したステータを有し、前記U,VおよびWのコイルの一端部同士を接続して中性点を設けたスイッチトリラクタンスモータと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(NH,NL)を有し前記中性点が接続された第1のアームと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(2H,2L)を有し前記Uのコイルの他端部が接続された第2のアームと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(3H,3L)を有し前記Vのコイルの他端部が接続された第3のアームと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(4H,4L)を有し前記Wのコイルの他端部が接続された第4のアームとを備え、前記第1から第4のアームが電源に対して並列に接続された駆動回路と、前記第1のアームのスイッチング素子(NH,NL)に接続され、回生制動時に、スイッチング素子(NH,NL)の開閉を制御するオンデューティ100%のゲート信号を出力する通電タイミング出力部と、前記第2のアームのスイッチング素子(2H,2L),前記第3のアームのスイッチング素子(3H,3L)および前記第4のアームのスイッチング素子(4H,4L)に接続され、回生制動時に、スイッチング素子(NH,NL)の開閉を制御するパルス幅変調信号を出力するPWM出力部と、
を備えることを特徴とするスイッチトリラクタンスモータの制御装置とした。
このスイッチトリラクタンスモータの制御装置は、コイルの端部と中性点のそれぞれに対して2つずつスイッチング素子が設けられている。3相のコイルの場合には、スイッチング素子が8つ設けられる。中性点が接続されるアームのスイッチング素子のいずれか一方と、他のアームのスイッチング素子の1つを開くと、対応したコイルに電圧が印加されて電流が流れる。
請求項に係る発明は、請求項1に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置において、回生制動時に、前記コイルのインダクタンスによって発生する還流電流を流す還流モードと、回生電流を流して電気エネルギを回収する回生モードの割合を決定し、パルス幅変調信号のデューティ比として前記PWM出力部に出力する電流制御部を備えることを特徴とする。
このスイッチトリラクタンスモータの制御装置では、パルス幅変調信号のデューティ比で還流モードと回生モードの割合を調節する。例えば、高速運転中には回生モードのみを実施する。
本発明によれば、スイッチング素子の数を従来に比べて減らすことができる。スイッチング素子の数を減らしても各スイッチング素子の開閉制御によって回生制動を実施することが可能になる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態で同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、各実施の形態で重複する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1にスイッチトリラクタンスモータ(以下、SRモータという)の制御装置の構成を示す。制御装置1は、SRモータ3に接続される駆動回路4と、駆動回路4の制御を司るドライバユニット5とを含んで構成されている。
SRモータ3は、略円筒状のステータ11と、ステータ11の内部に回転可能に配置されたロータ12とを備えている。ステータ11は、ステータコア13のステータ突極14に巻装した3相U,V,WのコイルLu,Lv,Lwを備える。各コイルLu,Lv,Lwは、径方向で対向する各1対のステータ突極14に巻線を巻き回して形成されている。ロータ12は、出力軸15と、径方向に突出するロータ突極16とを備える。出力軸15には、ロータ12の回転角度を検出する回転検出装置であるレゾルバ17が設けられている。
各コイルLu,Lv,Lwは、巻線の一端部同士が同電位になるようにスター結線されており、結線された一端部と、各コイルLu,Lv,Lwの巻線のそれぞれの他端部の合計4箇所が駆動回路4に電気的に接続されている。巻線の他端部と駆動回路4の間には、SRモータ3に供給される各相電流(巻線電流)を検出する電流センサ21が1つずつ設けられている。
駆動回路4は、例えばパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、電源であるバッテリ31に平滑用のコンデンサ32と、スイッチング素子を配列した4つのアーム41,42,43,44とが並列に接続された構成を有する。
第1のアーム41は、直列接続された2つのスイッチング素子NH,NLの間に各コイルLu,Lv,Lwの一端部、つまりスター結線の中性点47が接続されている。第2のアーム42は、直列接続された2つのスイッチング素子2Hの間にコイルLuの他端部が接続されている。第3のアーム43は、直列接続された2つのスイッチング素子3H,3Lの間にコイルLvの他端部が接続されている。第4のアーム44は、直列接続された2つのスイッチング素子4H,4Lの間にコイルLwの他端部が接続されている。なお、各スイッチング素子NH,NL,2H〜4Lは、FET(電界効果型トランジスタ)と、FETのドレイン−ソース間の逆流を防止するダイオードをバッテリ31に対して並列に接続した構成を有する。
高電位側に配された各トランジスタNH,2H,3H,4Hのドレインはバッテリ31の正極側端子に接続されている。低電位側に配されたトランジスタNL,2L,3L,Lのソースはバッテリ31の負極側端子に接続されている。各トランジスタNH,NL,2H〜4Lのゲートには、ドライバユニット5が接続されている。
ドライバユニット5は、例えば、目標出力値設定手段としての電流指令値検出部51と、回転角度出力手段としての回転角度検出部52と、回転速度出力手段としての回転速度検出部53と、駆動マップ選択手段としての駆動マップ選択部54と、駆動マップ記憶部55と、制動マップ選択手段としての制動マップ選択部56と、制動マップ記憶部57と、電流値マップ選択手段としての電流値マップ選択部58と、供給電流指令マップ59と、通電タイミング出力部61と、電流検出部62と、電流制御部63と、PWM出力部64と、動作モード判別手段としての動作モード判別部65と、駆動信号発生手段としての駆動信号発生部66と、フリーラン信号発生手段を構成するフリーラン信号発生部67aおよびPWMDuty0%発生部67bと、制動信号発生手段としての制動信号発生部68と、最大電流値決定手段としての最大電流値決定部69と、駆動時の通電タイミングを決定する駆動通電タイミング決定部71と、制動時の通電タイミングを決定する制動通電タイミング決定部72と、デッドタイム計測部73を備えて構成されている。
なお、このドライバユニット5には、外部の制御装置等に設けられた駆動マップ切替スイッチSW1と、電流値マップ切替スイッチSW2と、制動マップ切替スイッチSW3とが接続されている。
電流指令値検出部51は、例えば運転者のアクセル操作に係るアクセル開度を検出するアクセルペダル開度センサ等の検出結果に応じたアクセル操作信号からSRモータ3の目標出力を設定し、この目標出力に応じた電流指令値、つまり目標出力をSRモータ3から出力させるために必要とされる通電に対する目標値信号を演算し、この電流指令値(目標値信号)を動作モード判別部65と駆動信号発生部66および制動信号発生部68に出力する。
回転角度検出部52は、回転角センサ35から出力される検出信号に基づき、ロータ22の回転位置、つまり所定の基準回転位置からのロータ22の回転角度を検出し、この回転位置を回転速度検出部53および通電タイミング出力部61に出力する。回転速度検出部53は、回転角度検出部52により検出されるロータ22の回転位置に基づき算出したロータ22の回転数(回転速度)を、駆動通電タイミング決定部71と制動通電タイミング決定部72と最大電流値決定部69とにそれぞれ出力する。
駆動マップ選択部54は、駆動マップ切替スイッチSW1からのマップ切替信号に応じ
て、駆動マップ記憶部55に記憶されているそれぞれ複数の進角マップ55aおよび通電角マップ55bの中から適宜の1つの進角マップ55aおよび通電角マップ55bを選択し、選択されたマップを駆動通電タイミング決定部71により読み取り可能にする。制動マップ記憶部57もそれぞれ複数の進角マップ57aおよび通電角マップ57bが設けられており、制動マップ選択部56にあっても同様であり、説明を省略する。また、電流値マップ選択部58は、電流値マップ切替スイッチSW2からのマップ切替信号に応じて、供給電流指令マップ59に記憶されている複数の電流指令マップ59aの中から適宜の1つの電流指令マップ59aを選択し、選択されたマップを最大電流値決定部69により読み取り可能にする。電流指令マップ59aは、SRモータ3の回転数の増加に応じて供給電流値が減少するように構成されている。
駆動および制動通電タイミング決定部71,72は、回転速度検出部53からの回転速度信号と駆動信号発生部66および制動信号発生部68からの対応する信号とに基づき、進角および通電角をマップ検索して、マップにより決定された進角および通電角を通電タイミング出力部61に出力する。
なお、進角マップ55a,57aは、SRモータ3の各相の各励磁コイルLu,Lv,Lwに対する通電開始位相および通電終了位相を、各相のインダクタンス変化に応じた所定位相(例えば、インダクタンスの増大開始位相および減少開始位相等)から進角側に変更するための進角と、目標出力に応じた電流指令値と回転速度との所定の対応関係を示すマップであって、例えば目標出力に応じた電流指令値と回転数が増大すると、進角が増大傾向に変化するように構成されている。進角は、電流指令値(つまり目標出力)に比例するように構成されている。また、進角は、回転数が増加すると増大傾向になるように構成されている。
また、通電角マップ55b,57bは、各相の各励磁コイルLu,Lv,Lwに対する通電角(例えば、電気角120°以上の値等)と、目標出力に応じた電流指令値と回転数との所定の対応関係を示すマップであって、例えば、目標出力に応じた電流指令値と回転数が増大すると、通電角が増大傾向に変化するように構成されている。通電角は、電流指令値(つまり目標出力)に比例するように構成されている。また、通電角は、回転数が増加すると増大傾向になるように構成されている。
通電タイミング出力部61は、回転角度検出部52から入力されるロータ22の回転位置と、駆動または制動マップ記憶部55,57から入力される進角および通電角に基づき、駆動回路4の第2〜第4アーム42〜44のスイッチング素子2H〜4Lのオン/オフ状態を制御するパルスからなる各ゲート信号を生成し、各スイッチング素子2H〜4Lのトランジスタのゲートに出力すると共に、進角および通電角をPWM出力部64と、デッドタイム計測部73に出力する。各スイッチング素子2H〜4Lに出力されるゲート信号は、例えば進角および通電角に応じた通電区間において、オンデューティが所定値(例えば、100%)とされている。
電流検出部62は、例えば各電流センサ21から出力される各相電流(巻線電流)の検出信号に基づき、SRモータ3に通電されている巻線電流を検出し、この巻線電流の検出値を電流制御部63に出力する。
電流制御部63は、SRモータ3に通電されている巻線電流のPWM制御を行うものであり、第1の電流比較手段としての駆動電流比較部63aと、第2の電流比較手段としての制動電流比較部63bと、PWM信号のデューティ比を演算するPWMDuty演算部63cと、回生制動時に後述する供給モードを実施するためにPWM信号のデューティ比として100%に相当する信号を発生させるPWMDuty100%発生部74とから構成されている。駆動電流比較部63aは、駆動信号発生部66からの電流指令値と電流検出部62からの電流検出値とを比較する。その比較結果(例えば偏差)に基づいてPWMDuty演算部63cが駆動回路4の第1アーム41のスイッチング素子NH,NLのオン/オフ状態を制御するパルスからなる各ゲート信号のデューティ比を演算し、その演算結果をPWM出力部64に出力する。例えば、PWMDuty演算部63cは、電圧指令値と、三角波等のキャリア信号とに基づくパルス幅変調により、各ゲート信号(つまり、PWM信号)を生成し、各ゲート信号のデューティつまりオン/オフ状態の比率を算出する。そして、各ゲート信号およびデューティをPWM出力部64に出力する。
PWM出力部64は、通電タイミング出力部61から入力される進角および通電角に基づき、電流制御部63から入力される各スイッチング素子NH,NLのオン/オフ状態を制御するパルスからなる各ゲート信号を、スイッチング素子NH,NLのトランジスタのゲートに出力する。ゲート信号は、例えば進角および通電角に応じた通電区間において、オンデューティがPWMDuty演算部63cにより算出された値(つまり、電圧指令値に応じた値)とされている。スイッチング素子NH、NLのゲート信号を出力するタイミングは、デッドタイム計測部73によって、後述のように制御されている。 デッドタイム計測部は、通電タイミング出力部61が信号出力したら、デッドタイムの計測を開始し、予め設定されているデッドタイムが経過したらPWM出力部64にゲート信号の出力を許可する信号を出力する。
この制御装置1では、6つの基本通電パターン#1〜#6でSRモータ3を駆動させている。図2に示すように、通電パターン#1は、第1アーム41のスイッチング素子NHがPWM制御で、スイッチング素子NLがOFFである。そして、第2〜第4アーム42〜44では、第4アーム44の低電位側のスイッチング素子4LのみがONで、他のスイッチング素子2H〜4Hが全てOFFである。この場合、コイルLwの一端側から他端側に電流が流れる。
以降、通電パターン#2では、コイルLvに他端側から一端側に電流が流れる。通電パターン#3では、コイルLuの一端側から他端側に電流が流れる。通電パターン#4では、コイルLwの他端側から一端側に電流が流れる。通電パターン#5では、コイルLvの一端側から他端側に電流が流れる。通電パターン#6では、コイルLuの他端側から一端側に電流が流れる。
通電パターン#1〜#6を実施することで、ロータ12が1/2回転させられる。この間のコイルLu,Lv,Lwに発生するインダクタンスは、例えば、U相であれば図2に示すようになる。なお、第1アームのスイッチング素子NHとNLが同時にONすると、第1アームには短絡電流が流れてしまうため、デッドタイム計測部73によって、第1アームの一方のスイッチング素子に対し、他方のスイッチング素子の開閉タイミングが調整されている。すなわち、デッドタイム計測部73によって、スイッチ素子NHまたはNLのいずれか一方のスイッチ素子がOFFしてから、所定の時間のデットタイム(Dt)が経過した後に、他方のスイッチ素子がONするように設定されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
制御要領について図3を参照して以下に示す。先ずステップST1でアクセル操作量θの検出を行う。アクセル操作量θは内燃機関自動車のアクセル操作量に対応するもので、全閉に相当する0%〜全開に相当する100%の範囲においてアクセル検出部51で検出される。なお、アクセル操作量θの0%相当値側から全開相当値に向けて上記各モードを分ける第1の基準信号に対応する第1の基準値θ1と第2の基準信号に対応する第2の基準値θ2とが設けられている。図示例において、0%から第1の基準値θ1に至る範囲が制動モードであり、第1の基準値θ1から第2の基準値θ2に至る範囲がフリーランモードであり、第2の基準値θ2を越えた範囲(〜100%)が駆動モードである。モードの判別は、動作モード判別部65にて、上記したようにアクセル操作量θに応じて行う。
次のステップST2では、アクセル操作量θが第1の基準値θ1以下か否かを判別する。アクセル操作量θが第1の基準値θ1を越えている場合にはステップST3に進み、そこでさらにアクセル操作量θが第2の基準値θ2以下か否かを判別する。アクセル操作量θが第2の基準値θ2を越えていると判定された場合にはステップST4に進み、駆動モードを実行する。
駆動モードでは、アクセル操作量θと回転速度とに基づいて駆動マップ記憶部55のうちの選択された1つの進角マップ55aおよび通電角マップ55bのデータから進角および通電角を決定する。マップの選択にあっては、駆動マップ切替スイッチSW1により予め設定しておくことができ、その設定に応じてマップ選択部56により制御に適用するマップを選択する。その選択されたマップによる進角および通電角に基づく通電タイミングで上記したPWM制御を実行する。アクセル操作量θの増大に伴って励磁電流指令値が増大し、SRモータ3の駆動トルクが増大する。
ステップST3でアクセル操作量θが第2の基準値θ2以下であると判定された場合にはステップST5に進み、フリーランモードを実行する。フリーランモードでは、フリーラン信号発生部67aからのフリーラン信号がPWMDuty0%発生部67bからデューティ比0%の信号がPWMDuty演算部63cに出力されて、PWMDuty演算部63cからは0%信号がPWM出力部64に出力されるため、フリーラン状態となる。
また、ステップST2でアクセル操作量θが第1の基準値θ1以下であると判定された場合にはステップST6に進む。この場合のステップST6〜ST11は制動モードとなる。ステップST6では、回転角センサ35により検出された回転角信号に基づいてSRモータ3の回転速度を回転速度検出部53で算出する。次のステップST7では、回転速度に基づいて供給電流指令マップ59のうちの選択された1つのマップに基づいて最大電流値を決定する。
この制動モードにあっては、第1の基準値θ1と、それより小さなアクセル操作量となる所定の値(最大制動切り換え点θbとする)との間にあっては、アクセル操作量θの減少に伴って供給電流値が漸増するように設定されている。この設定は供給電流指令マップ59aにより行うことができる。
次のステップST8ではアクセル操作量θによる供給電流値の補正を制動信号発生部68で行う。アクセルを戻す操作はプログラムのステップで処理する時間に対しては遅いため、例えば一気にアクセルを最小値(全閉相当)に戻したとしてもステップST8を通過する処理が行われる。すなわち、このステップST8による処理にあっては、上記θ1からθbに至る区間に対応する処理となる。
この供給電流値の補正は、最大電流値決定部69で決定された最大電流値に基づいて行われる。最大電流値決定部69では供給電流指令マップ59のうちの選択された1つのマップに基づいて最大電流値を決定する。その選択マップは、電流値マップ切替スイッチSW2により予め設定しておくことができる。最大電流値は、モータに流せる最大電流値ではなく、回転速度(回転数)に応じて例えば制動トルクが一定となる電流の上限値とする。
複数の供給電流指令マップ59は、回転数に応じて最大電流値をマップ化した構成を有するので、電流値マップ切替スイッチSW2によって選択された1つの供給電流指令マップ59を用いて最大電流値が決定され、通電制御が行われるようになる。
次のステップST9では上記ST8により決定された供給電流値を用いて電流を流す供給モードを実行する。ここでは、PWMDuty100%発生部74がPWM信号のデューティを100%に設定する指令信号を出力し、駆動回路4からSRモータ3に電流供給が行われる。
次のステップST10では、制動電流比較部63bにより、電流センサ21により検出された電流が上記供給モードにおける供給電流値に達したか否かを判別し、供給電流値に達していない場合にはステップST9に戻り、供給電流値に達していると判定された場合にはステップST11に進む。ステップST11では還流・回生モードを実行する。この還流・回生モードではSRモータ3に生じる発電電力をバッテリ31に戻す制御が行われるが、ステップST8の処理により、制動モードにおいて一気に供給電流指令マップ59で決定された最大電流値に達することがない。
ステップST9からステップST11に至るまででコイルLu,Lv,Lwに流れる電流及び印加される電圧の概略は、図4及び図5に示すようになる。なお、図4は低速から中速域における電流波形の概略を示し、図5は高速域での電流波形の概略を示す。
図4では、最初に供給モードMsで高電位側と低電位側の一対のスイッチング素子がONになる。コイルには電圧が印加され、巻線電流が流れる。巻線電流の値が予め定められている供給電流値に達したら、還流・回生モードが実施される。還流・回生モードでは、PWM制御を行う第1のアーム41のスイッチング素子NH,NLをPWMデューティ制御して開閉を繰り返すことで回生モードMrと還流モードMbが交互に繰り返される。回生モードMrでは、回生電圧(供給モードMs時の印加電圧をプラスとした場合、マイナス電圧)が発生し、巻線電流が減少する。還流モードMbでは、第2から第4のアーム42〜44のスイッチング素子2H〜4Lを閉じる。コイルに印加される電圧がゼロになり、発電電流によって巻線電流が上昇する。
図5に示す高速域では、運動エネルギが大きいため、発電量も大きくできる。このため、還流・回生モードは回生モードMbのみが実施される。供給モードから回生モードMrに切り替える閾値となる供給電流値は、高速回転中であることから、図4に示す低速から中速域における供給電流値より低く設定されている。これにより、回生制動力が過大になるのを防止している。供給電流値の決定は、図3のステップST7,ST8で行われる。
さらに、制動モードにおける通電パターンと、駆動回路4及びコイルLu,Lv,Lwに流れる電流について図6から図12を参照して説明する。
図6は、低速から中速域において3相U,V,Wの各コイルLu,Lv,Lwのそれぞれに印加される電圧と、流れる電流の変化について、ロータ12の回転に従って示したものである。なお、図6の下部に示されている通電パターンは、図2の基本通電パターンに対応している。
例えば、通電パターン#5のV相通電では、供給モードMsの後に還流・回生モードが実施されて1つのパターンを形成している。さらに詳細にみると、通電パターンは、前相であるW相の回生電流が残留している第1の供給段階Ms1と、W相の回生電流がない第2の供給段階Ms2に区分けできる。また、還流・回生モードは、前記したように、回生モードMrと還流モードMbが交互に実施される。
以下、図を参照しながら各通電パターン#1〜#6における各モードについて説明する。各図において(a)及び(b)供給モードMs、特に(a)が第1の供給段階Ms1を示し、(b)が第2の供給段階Ms2を示す。(c)は回生モードMrを示し、(d)は還流モードMbを示す。
図7の(a)に示すように、第1の供給段階Ms1では、第1のアーム41のスイッチング素子NHがON(開)になってスイッチング素子NLがOFF(閉)になる。第2〜第4のアーム42〜44では、第3のアーム43の低電位側のスイッチング素子3LのみがONになって、残りのスイッチング素子は全てOFFになる。前相であるコイルLwでは、回生モードMrに起因する起電力が生じており、この起電力によって第4のアーム44の低電位側のスイッチング素子4LのダイオードからコイルLwを通り、第1のアーム41のスイッチング素子NHからバッテリ31に戻るような回生電流Iwr2が発生している。このため、通電相であるコイルLvには、前相であるコイルLwが発生する回生電流Iwr2の一部が流れ込み、スイッチング素子3Lからバッテリ31の低電位側の端子に向かって巻線電流Ivs1が流れる。
(b)に示すように、第2の供給段階Ms2では、W相の回生電流Iwr2がない他は第1の供給段階Ms1と同じである。この段階でコイルLvに流れる巻線電流Ivs1は、大きく上昇する(図6の第2の供給段階Ms2参照)。
(c)に示すように、回生モードMrでは、全てのスイッチング素子がOFFになる。スイッチング素子NLのダイオードからコイルLv、スイッチング素子3Hのダイオードを順番に通るように回生電流Ivr1が流れ、バッテリ31に電気エネルギが充電される。
(d)に示すように、還流モードMbでは、第1のアーム41のスイッチング素子NHのみがONになる。スイッチング素子NHからコイルLv、スイッチング素子3Hのダイオードを順番に通るように還流電流Ivb1が流れる。
回生モードMsと還流モードMbの差は、スイッチング素子NHのON/OFFのみである。つまり、スイッチング素子NHの開閉をPWM制御することで、回生モードMsと還流モードMbの比率を制御できる。
このような通電パターン#5の次は、通電パターン#6が選択される。図8に示すように、通電パターン#5の回生モードMrが実施されている最中に通電パターン#6に切り替えられるので、第1の供給段階Ms1は(a)に示すようになる。すなわち、前相であるコイルLvの回生電流Ivb1と、コイルLuへの巻線電流Ius1が発生する。巻線電流Ius1は、第2のアーム42のスイッチング素子2HからコイルLuを通る。さらに、コイルLuへの巻線電流Ius1は、コイルLvに流れ込む。(b)に示す第2の供給段階Ms2は、巻線電流Ius1のみになる。
(c)に示す回生モードMrと(d)に示す還流モードMbは、スイッチング素子NLのON/OFFのみが異なる。この間、他のスイッチング素子NL,2H〜4Lは全てOFFになっている。(c)に示す回生電流Iur1は、スイッチング素子NLがOFFのときなのでスイッチング素子2LのダイオードからコイルU、スイッチング素子NHのダイオードを通るように流れ、バッテリ31に電気エネルギが充電される。(d)に示す還流電流Iub1は、スイッチング素子2LのダイオードからコイルU、スイッチング素子NLを通るように流れる。
通電パターン#6の次は、通電パターン#1が選択される。通電パター#6の回生モードMrと一部重なることで生じる第1の供給段階Ms1では、図9の(a)に示すように前相であるコイルLuの回生電流Iur1と、コイルLwへの巻線電流Iws1が発生する。巻線電流Iws1は、前相であるコイルLuの回生電流Iur1の一部が、コイルLw、スイッチング素子4Lを通って流れる。(b)に示す第2の供給段階Ms2は、巻線電流Iws1のみになる。
(c)に示す回生モードMrは、全てのスイッチング素子がOFFになる。回生電流Iwr1は、スイッチング素子NLのダイオードからコイルLw、スイッチング素子4Hのダイオードを通るように流れ、バッテリ31に電気エネルギが充電される。(d)に示す還流モードMbでは、スイッチング素子NHがONになるので、還流電流Iwb1がスイッチング素子NHからコイルLw、スイッチング素子4Hのダイオードを通るように流れる。
通電パターン#1の次は、通電パターン#2が選択される。通電パター#1の回生モードMrと一部重なることで生じる第1の供給段階Ms1では、図10の(a)に示すように前相であるコイルLwの回生電流Iwr1と、コイルLvへの巻線電流Ivs2が発生する。巻線電流Ivs2は、スイッチング素子3HからコイルLv、さらにコイルLwに流れ込む。(b)に示す第2の供給段階Ms2は、巻線電流Ivs2のみになる。
(c)に示す回生モードMrは、全てのスイッチング素子がOFFになる。回生電流Ivr2は、スイッチング素子3LのダイオードからコイルLv、スイッチング素子NHのダイオードを通るように流れ、バッテリ31に電気エネルギが充電される。(d)に示す還流モードMbでは、スイッチング素子NLがONになるので、還流電流Ivb2がスイッチング素子3LのダイオードからコイルLv、スイッチング素子NLを通るように流れる。
通電パターン#2の次は、通電パターン#3が選択される。通電パター#2の回生モードMrと一部重なることで生じる第1の供給段階Ms1では、図11の(a)に示すように前相であるコイルLvの回生電流Ivr2と、コイルLuへの巻線電流Ius2が発生する。巻線電流Ius2には、前相であるコイルLvの回生電流Ivr2の一部が、コイルLu、スイッチング素子2Lを通って流れる。(b)に示す第2の供給段階Ms2は、巻線電流Ius2のみになる。
(c)に示す回生モードMrは、全てのスイッチング素子がOFFになる。回生電流Iur2は、スイッチング素子NLのダイオードからコイルLu、スイッチング素子2Hのダイオードを通るように流れ、バッテリ31に電気エネルギが充電される。(d)に示す還流モードMbでは、スイッチング素子NHがONになるので、還流電流Iub2がスイッチング素子NHからコイルLu、スイッチング素子2Hのダイオードを通るように流れる。
通電パターン#3の次は、通電パターン#4が選択される。通電パター#3の回生モードMrと一部重なることで生じる第1の供給段階Ms1では、図12の(a)に示すように前相であるコイルLuの回生電流Iur2と、コイルLwへの巻線電流Iws2が発生する。巻線電流Iws2は、スイッチング素子4HからコイルLw、さらにコイルLuに流れ込む。(b)に示す第2の供給段階Ms2は、巻線電流Iws2のみになる。
(c)に示す回生モードMrは、全てのスイッチング素子がOFFになる。回生電流Iwr2は、イッチング素子4LのダイオードからコイルLw、スイッチング素子NHのダイオードを通るように流れ、バッテリ31に電気エネルギが充電される。(d)に示す還流モードMbでは、スイッチング素子NLがONになるので、還流電流Iwb2がスイッチング素子4LのダイオードからコイルLw、スイッチング素子NLを通るように流れる。
この実施の形態では、駆動回路4を4つのアーム41〜44で構成したので、スイッチング素子の数を8つに削減できる。さらに、コイルLu,Lv,Lwの中性点47に接続される第1のアーム41のスイッチング素子NH,NLを開閉制御することで、回生モードMrを実施できるようにしたので、バッテリ31への充電が可能になる。第1のアーム41のスイッチング素子NH,NLをPWM制御すると、回生モードMrと還流モードMbを交互に繰り返すことが可能になって、低速から中速域においてはSRモータ3に供給する電流を所定のレベルに保ちつつ回生を行うことが可能になる。
回転数に応じて供給電流値の設定値を増減させるようにすることで、電力の回収を効率良く行え、また、回転数に対して所望の制動トルク特性を得ることも可能となる。
なお、この制御装置1を電動カートに用い、エンジンブレーキ相当になるように回生制動制御を適用した場合、アクセルOFF時の制動トルクの発生が緩やかに上昇し得ることから運転操作性が向上する。また、パワー回路4のパワー素子の負担も軽減されるため、不必要に大容量の素子を用いる必要がなく、回路を低コスト化し得る。
また、電気エネルギの回収が行えることから、一回の充電で走行可能な距離を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図13にスイッチトリラクタンスモータ(以下、SRモータという)の制御装置の構成を示す。制御装置81は、SRモータ3に接続される駆動回路4と、ドライバユニット82とを含んで構成されている。このドライバユニット82は、第1のアーム41のスイッチング素子NH,NLをON/OFF制御し、第2〜第4のアーム42〜44のスイッチング素子をPWM制御するように構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同じである。
このため、通電タイミング出力部61は、第1のアーム41のスイッチング素子NH,NLのゲートに接続されている。また、デッドタイム計測部73は、通電タイミング出力部61に計測結果を出力するようになっており、スイッチング素子NH,NLの開閉にデッドタイムを与えるようになっている。また、PWM出力部64は、第2〜第4のアーム42〜44のスイッチング素子2H〜4Lの各ゲートに接続されている。
この制御装置81における基本的な通電パターンは、図2と同じである。また、回生制動時の電流波形は、低速〜中速域と高速域のそれぞれにおいて図4及び図5に示すようになる。さらに、図6の通電パターン#1〜#6に対応して各コイルU,V,Wに流れる電流は、図14から図19に示す通りである。ここで、第1の実施の形態とはPWM制御するスイッチング素子が異なるだけなので、図14から図19において(d)の還流モードMbの還流電流の経路のみが第1の実施態様と異なり、(a)〜(c)の各モードで流れる電流の経路及び向きは第1の実施態様の対応する電流の経路及び向きと同様である。
すなわち、図14の(d)に示す通電パターン#5の還流モードMbでは、PWM制御によってスイッチング素子3LがONになるので、還流電流Ivb3がスイッチング素子NLのダイオードからコイルLv、スイッチング素子3Lを通るように流れる。
図15の(d)に示す通電パターン#6の還流モードMbでは、PWM制御によってスイッチング素子2HがONになるので、還流電流Iub3がスイッチング素子2HからコイルLu、スイッチング素子NHのダイオードを通るように流れる。
図16の(d)に示す通電パターン#1の還流モードMbでは、PWM制御によってスイッチング素子4LがONになるので、還流電流Iwb3がスイッチング素子NLのダイオードからコイルLw、スイッチング素子4Lを通るように流れる。
図17の(d)に示す通電パターン#2の還流モードMbでは、PWM制御によってスイッチング素子3HがONになるので、還流電流Ivb4がスイッチング素子3HからコイルLv、スイッチング素子NHのダイオードを通るように流れる。
図18の(d)に示す通電パターン#3の還流モードMbでは、PWM制御によってスイッチング素子2LがONになるので、還流電流Iub4がスイッチング素子NLのダイオードからコイルLu、スイッチング素子2Lを通るように流れる。
図19の(d)に示す通電パターン#4の還流モードMbでは、PWM制御によってスイッチング素子4HがONになるので、還流電流Iwb4がスイッチング素子4HからコイルLw、スイッチング素子NHのダイオードを通るように流れる。
この実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、第2〜第4アーム42〜44のスイッチング素子2H〜4LをPWM制御することで、開閉制御の頻度が高くなっても熱の発生を分散できる。
なお、本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
コイルの数や相数は、実施の形態に限定されない。また、アーム41〜44の数も実施の形態に限定されない。スイッチング素子NH,NL,2H〜4Lは、開閉制御及びPWM制御が可能で、かつ還流電流や回生電流を流すことができる構成であれば良く、トランジスタと還流ダイオードの組み合わせに限定されない。
本発明の実施の形態に係るSRモータの駆動装置のブロック図である。 基本通電パターンを示す図である。 駆動回路の制御を示すフローチャートである。 低速から中速域における回生制動時の電流波形を示す図である。 高速域における回生制動時の電流波形を示す図である。 回生制動時の巻線電圧と電流波形を示す図である。 通電パターン#5における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#6における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#1における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#2における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#3における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#4における各モードの電流を示す図である。 本発明の実施の形態に係るSRモータの駆動装置のブロック図である。 通電パターン#5における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#6における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#1における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#2における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#3における各モードの電流を示す図である。 通電パターン#4における各モードの電流を示す図である。
符号の説明
1 制御装置
3 SRモータ
4 駆動回路
5 制御ユニット
11 ステータ
12 ロータ
31 バッテリ(電源)
41 第1アーム
42 第2アーム
43 第3アーム
44 第4アーム
47 中性点
61 通電タイミング出力部
63 電流制御部
64 PWM出力部
73 デッドタイム計測部
NH,NL,2H,2L,3H,3L,4H,4L スイッチング素子
Lu,Lv,Lw コイル

Claims (2)

  1. ロータと、U,VおよびWのコイルを巻装したステータを有し、前記U,VおよびWのコイルの一端部同士を接続して中性点を設けたスイッチトリラクタンスモータと、
    互いに直列接続された2つのスイッチング素子(NH,NL)を有し前記中性点が接続された第1のアームと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(2H,2L)を有し前記Uのコイルの他端部が接続された第2のアームと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(3H,3L)を有し前記Vのコイルの他端部が接続された第3のアームと、互いに直列接続された2つのスイッチング素子(4H,4L)を有し前記Wのコイルの他端部が接続された第4のアームとを備え、前記第1から第4のアームが電源に対して並列に接続された駆動回路と、
    前記第1のアームのスイッチング素子(NH,NL)に接続され、回生制動時に、スイッチング素子(NH,NL)の開閉を制御するオンデューティ100%のゲート信号を出力する通電タイミング出力部と、
    前記第2のアームのスイッチング素子(2H,2L),前記第3のアームのスイッチング素子(3H,3L)および前記第4のアームのスイッチング素子(4H,4L)に接続され、回生制動時に、前記スイッチング素子(2H,2L,3H,3L,4H,4L)の開閉を制御するパルス幅変調信号を出力するPWM出力部と、
    を備えることを特徴とするスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
  2. 回生制動時に、前記コイルのインダクタンスによって発生する還流電流を流す還流モードと、回生電流を流して電気エネルギを回収する回生モードの割合を決定し、パルス幅変調信号のデューティ比として前記PWM出力部に出力する電流制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載のスイッチトリラクタンスモータの制御装置。
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