JP6925446B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ制御装置に関する。
従来、スイッチトリラクタンスモータ(以下、SRモータ)を原動機で使用する場合には、SRモータに対して駆動トルクを発生させる駆動制御と制動トルクを発生させるブレーキ制御とを適時切り替えることで原動機の速度を調整するモータ制御装置がある。
特開2002−058272号公報
しかしながら、例えば、モータ制御装置は、ブレーキ制御から駆動制御へ切り替える場合、SRモータに回生電流が残っている状態で駆動制御を開始すると、その回生電流を回収できないだけでなく、SRモータに過大な電流が発生する可能性がある。また、モータ制御装置は、駆動制御からブレーキ制御に切り替える場合には、励磁電流が大きくなり回生電流が過大となる可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、駆動制御とブレーキ制御とを切り替える場合に、SRモータに過大な電流が発生することを抑制するモータ制御装置を提供することである。
本発明の一態様は、多相のSRモータを回転制御するモータ制御装置であって、前記SRモータに駆動トルクを発生させる駆動制御と、前記SRモータに制動トルクを発生させるブレーキ制御とを切り替えながら前記SRモータの回転速度を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合には、通電相の巻線に流れている電流が所定値未満であることを条件とすることを特徴とするモータ制御装置である。
本発明の一態様は、上述のモータ制御装置であって、前記制御部は、前記駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合に、前記通電相に対応する巻線に励磁電流を流さない非通電区間を設けることで、前記通電相の巻線に流れている電流を所定値未満に低下させる。
本発明の一態様は、上述のモータ制御装置であって、前記制御部は、前記駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合に、前記SRモータの回転速度が所定値未満である場合には、非通電区間を設けない。
本発明の一態様は、上述のモータ制御装置であって、前記SRモータは、巻線が巻回されている複数の第1の突極部を有するステータと、複数の第2の突極部を有するロータとを備え、前記制御部は、前記各巻線に対して選択的に通電することにより、前記第1の突極部に前記第2の突極部を磁気吸引させて、前記ロータに前記駆動トルク又は前記制動トルクを発生させる。
本発明の一態様は、上述のモータ制御装置であって、前記制御部は、前記ブレーキ制御から前記駆動制御に切り替える場合には、前記非通電区間として、少なくとも現在の第2の突極部の次の第2の突極部に対して、前記駆動トルクを発生させるための前記磁気吸引を行わない。
本発明の一態様は、上述のモータ制御装置であって、前記制御部は、前記駆動制御から前記ブレーキ制御に切り替える場合には、前記非通電区間として、少なくとも現在の第2の突極部に対して、前記制動トルクを発生させるための磁気吸引を行わない。
以上説明したように、本発明によれば、駆動制御とブレーキ制御とを切り替える場合に、SRモータに過大な電流が発生することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2を備えたモータシステム1の概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2の制御対象であるSRモータMの概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2の動作の流れを示す図である。 従来のブレーキ制御から駆動制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係るブレーキ制御から駆動制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。 従来の駆動制御からブレーキ制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る駆動制御からブレーキ制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
以下、本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2を備えたモータシステム1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、モータシステム1は、モータ制御装置2、多相のスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)M、及び回転角センサKを備える。本実施形態に係るモータ制御装置2は、三相のSRモータMを回転駆動する。このSRモータMは、例えば、車両の車輪を駆動するモータに用いられる。
図2は、本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2の制御対象であるSRモータMの概略構成の一例を示す図である。
図2に示すように、SRモータMは、ロータR及びステータSを備える。
ロータRは、円周上に等間隔に配置された4つの突極部RP1〜RP4を備える。ロータRの突極部RP1〜RP4は、本発明の「第2の突極部」の一例である。
ステータSは、ロータRを外囲するように設けられている。また、ステータSは、内側のロータRに向かって6つの突極部SP1〜SP6を有する。ステータSの突極部SP1〜SP6は、本発明の「第1の突極部」の一例である。
ステータSにおける突極部SP1〜SP6には、それぞれ巻線が巻回されている。具体的には、突極部SP1及び突極部SP4には、U相の巻線(以下、「U相巻線」という。)Luが巻回されている。突極部SP2及び突極部SP5には、V相の巻線(以下、「V相巻線」という。)Lvが巻回されている。突極部SP3及び突極部SP6には、W相の巻線(以下、「W相巻線」という。)Lwが巻回されている。
回転角センサKは、SRモータMに設けられている。回転角センサKは、SRモータMのロータRの回転角度を検出する検出装置であり、例えばレゾルバである。回転角センサKは、検出した回転角度に応じた出力信号をモータ制御装置2に出力する。
モータ制御装置2は、U相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwに対して選択的に通電することにより、ステータSの突極部SP1〜SP6がロータRの突極部RP1〜RP4を磁気吸引して、ロータRに正トルク又は負トルクを発生させる。これにより、モータ制御装置2は、SRモータMの回転速度を調整する。なお、以下の説明において、ロータRに正トルク(駆動トルク)を発生させることを駆動制御と称し、ロータRに負トルク(制動トルク)を発生させることをブレーキ制御と称す。
このように、モータ制御装置2は、SRモータMの回転を制御する制御モードを、駆動制御とブレーキ制御とに交互に切り替えながらSRモータMの回転速度を制御する。
図1に戻り、以下に、モータ制御装置2の具体的な構成について説明する。
モータ制御装置2は、電源部3、インバータ4、電流センサ5、及び制御部6を備える。
電源部3は、例えば、車両に搭載されるバッテリである。電源部3が、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。
インバータ4は、U相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwのそれぞれに接続されている。
インバータ4は、複数のスイッチング素子SW及び複数のダイオードDを備える。
本実施形態では、スイッチング素子SWがn型チャネルのFET(Field Effective Transistor)である場合について説明するが、これに限定されず、例えば、IGBT(Insulated gate bipolar transistor)、及びBJT(bipolar junction transistor)であってもよい。
複数のスイッチング素子SWは、U相、V相、及びW相の3相ブリッジ接続された6つのスイッチング素子SWUH,SWUL,SWVH,SWVL,SWWH,SWWLを備えている。
複数のダイオードDは、6つのダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLを備えている。
スイッチング素子SWUHは、ドレインが電源部3の正極端子に接続され、ソースがダイオードDULのカソードに接続される。ダイオードDULのアノードは、電源部3の負極端子に接続される。
ダイオードDUHは、カソードが電源部3の正極端子に接続され、アノードがスイッチング素子SWULのドレインに接続される。スイッチング素子SWULのソースは、電源部3の負極端子に接続される。
スイッチング素子SWVHは、ドレインが電源部3の正極端子に接続され、ソースがダイオードDVLのカソードに接続される。ダイオードDVLのアノードは、電源部3の負極端子に接続される。
ダイオードDVHは、カソードが電源部3の正極端子に接続され、アノードがスイッチング素子SWVLのドレインに接続される。スイッチング素子SWVLのソースは、電源部3の負極端子に接続される。
スイッチング素子SWWHは、ドレインが電源部3の正極端子に接続され、ソースがダイオードDWLのカソードに接続される。ダイオードDWLのアノードは、電源部3の負極端子に接続される。
ダイオードDWHは、カソードが電源部3の正極端子に接続され、アノードがスイッチング素子SWWLのドレインに接続される。スイッチング素子SWWLのソースは、電源部3の負極端子に接続される。
スイッチング素子SWUHとダイオードDULとの接続点には、SRモータMのU相巻線Luの一端が接続され、スイッチング素子SWULとダイオードDUHとの接続点には、U相巻線Luの他端が接続される。
スイッチング素子SWVHとダイオードDVLとの接続点には、SRモータMのV相巻線Lvの一端が接続され、スイッチング素子SWVLとダイオードDVHとの接続点には、V相巻線Lvの他端が接続される。
スイッチング素子SWWHとダイオードDWLとの接続点には、SRモータMのW相巻線Lwの一端が接続され、スイッチング素子SWWLとダイオードDWHとの接続点には、W相巻線Lwの他端が接続される。
電流センサ5は、SRモータMが有するU相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwのそれぞれに流れる電流(以下、「相電流」という。)を検出して制御部6に出力する。
制御部6は、各スイッチング素子SWのゲートに制御信号を送信することで、各スイッチング素子SWをオン状態又はオフ状態に切り替える。したがって、電源部3からの電流が、U相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwのそれぞれに通電される。すなわち、制御部6は、SRモータMの各相に対応する巻線の通電を切り替えることにより、SRモータMに正トルク又は負トルクを発生させ、SRモータMの回転速度を調整しながら回転駆動させる。
以下に、本発明の実施形態に係る制御部6の構成について、説明する。
制御部6は、電流指令値生成部7、電流検出部8、位置検出部9、回転速度検出部10、進角・通電角設定部11、励磁電流指令設定部12、正負トルク指令判定部13、非通電判定部14、通電タイミング出力部15、電流制御部16、PWM出力部17、及び駆動制御部18を備える。
電流指令値生成部7は、例えば、車両のアクセルペダルの操作量(踏力量)を示すアクセル信号又はブレーキペダルの操作量(踏力量)を示すブレーキ信号に応じて、SRモータMのU相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwのそれぞれに流す電流の目標値(以下、「電流指令値」という。)を取得する。そして、電流指令値生成部7は、取得した電流指令値を進角・通電角設定部11、励磁電流指令設定部12、及び電流制御部16に出力する。例えば、電流指令値生成部7は、アクセルペダルの操作量と電流指令値とが関連付けられたアクセル電流指令値テーブルとブレーキペダルの操作量と電流指令値とが関連付けられたブレーキ電流指令値テーブルとを備える。そして、電流指令値生成部7は、アクセル信号が示すアクセルペダルの操作量又はブレーキ信号が示すブレーキペダルの操作量に対応する電流指令値をアクセル電流指令値テーブル又はブレーキ電流指令値テーブルから取得することで、電流指令値を算出する。
電流検出部8は、電流センサ5より出力されるSRモータMのU相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwのそれぞれに流れる相電流値を検出する。そして、電流検出部8は、検出した各相の相電流値を非通電判定部14及び電流制御部16に出力する。例えば、電流検出部8は、各電流センサ5から出力される各相電流の検出信号に基づいて、SRモータMに通電されている相電流を検出し、この相電流値を電流制御部16に出力する。
位置検出部9は、回転角センサKが出力する信号に基づいて、ロータRの回転角(ロータRの回転位置)を検出して、その検出結果を回転速度検出部10、非通電判定部14及び通電タイミング出力部15に出力する。
回転速度検出部10は、位置検出部9が出力するロータRの回転角を示す信号の単位時間あたりの変化量を検出し、検出した変化量からロータRの回転速度(回転数)を算出する。そして、回転速度検出部10は、算出した回転速度を進角・通電角設定部11、励磁電流指令設定部12、正負トルク指令判定部13、及び非通電判定部14に出力する
進角・通電角設定部11は、電流指令値生成部7から出力された電流指令値と、回転速度検出部10から出力された回転速度とに応じた進角及び通電角を、通電タイミング出力部15に出力する。例えば、進角・通電角設定部11は、進角マップ部11a及び通電角マップ部11bを含み構成される。
進角マップ部11aは、電流指令値とロータRの回転速度との組み合わせごとに進角の値を対応付けたマップである。ここで、進角は、SRモータMの各相の巻線それぞれに対する通電開始位相及び通電終了位相を各相のインダクタンス変化に応じた所定位置(例えば、インダクタンスの増大開始位相及び減少開始位相等)から通電角を進角側に変化させる角度を表す。なお、進角は、電流指令値と回転数の増加に対して増加傾向にある。なお、例えば、進角マップ部11aは、シミュレーションや、実機による測定結果などから設定される。
通電角マップ部11bは、電流指令値とロータRの回転速度との組み合わせごとに通電角の値を対応付けたマップである。ここで、通電角は、SRモータMのU相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwのそれぞれに対して対応付けられる。なお、例えば、通電角マップ部11bは、シミュレーションや、実機による測定結果などから設定される。
したがって、進角・通電角設定部11は、電流指令値生成部7が出力する電流指令値と、回転速度検出部10が出力する回転速度とに基づいて、進角マップ部11aから進角を決定する。そして、進角・通電角設定部11は、その決定した進角を通電タイミング出力部15に出力する。
また、進角・通電角設定部11は、電流指令値生成部7が出力する電流指令値と、回転速度検出部10が出力する回転速度とに基づいて、通電角マップ部11bから通電角を決定する。そして、進角・通電角設定部11は、決定した通電角を通電タイミング出力部15に出力する。
励磁電流指令設定部12は、励磁電流指令マップ部121を備える。
励磁電流指令マップ部121は、SRモータMの回生制御を行うときのSRモータMの回転速度と、SRモータMを回生制御するときの電流の目標値である回生制御電流指令値とが記憶されたマップである。この励磁電流指令マップ部121では、例えば、ブレーキペダルの操作量が増大し、回転速度が減少する傾向にある場合、回生制御電流指令値は、増大傾向に変化する。なお、例えば、回生制御電流指令値は、SRモータMの特性値よりシミュレーションを用いて算出されるか、又は、SRモータMの実測値により予め定められる。
励磁電流指令設定部12は、電流指令値生成部7からの電流指令値と回転速度検出部10からのSRモータMの回転速度とを取得し、その取得した電流指令値と回転速度とに応じた回生制御電流指令値を、読み出した励磁電流指令マップ部121から選択する。そして、励磁電流指令設定部12は、選択した回生制御電流指令値を電流制御部16に出力する。
正負トルク指令判定部13は、アクセル信号又はブレーキ信号に基づいて、SRモータMに対するトルクを反転させるか否かを判定する。例えば、正負トルク指令判定部13は、アクセル信号が消失した場合又はブレーキ信号を取得した場合には、SRモータMに対するトルクを反転させると判定する。この場合には、正トルクから負トルクへ反転させることになる。一方、正負トルク指令判定部13は、ブレーキ信号が消失し、アクセル信号を取得した場合には、SRモータMに対するトルクを反転させると判定する。この場合には、負トルクから正トルクへ反転させることになる。
正負トルク指令判定部13は、SRモータMに対するトルクを反転させることを示すトルク反転指令を非通電判定部14、通電タイミング出力部15及び電流制御部16に出力する。
非通電判定部14は、正負トルク指令判定部13からトルク反転指令を取得した場合において、通電相の巻線に流れている電流が所定値以上であると判定される場合には、非通電処理を実行すると判定する。ここで、本実施形態に係る非通電処理とは、通電相に対応する巻線に励磁電流を流さない処理である。
ここで、通電相の巻線に流れている電流(相電流)が所定値未満であると判定される場合とは、必ずしも実際に相電流を測定する必要はない。例えば、相電流が所定値未満であると判定される場合とは、以下に列挙する2つの条件の少なくともいずれか一方に該当する場合である。
(1)位置検出部9から取得した相電流が所定の閾値(以下、「電流閾値」という。)以上である場合。
(2)回転速度検出部10から取得した回転速度が所定の閾値(以下、「回転速度閾値」という。)以上である場合。
非通電判定部14は、非通電処理を実行すると判定した場合には、非通電処理の実行を示す非通電処理指令を通電タイミング出力部15に出力する。一方、非通電判定部14は、正負トルク指令判定部13からトルク反転指令を取得した場合において、通電相の巻線に流れている電流が所定値未満である場合には、非通電処理を実行しないと判定するとともに、SRモータMの回転を制御する制御モードの切り替えを示すモード切替信号を通電タイミング出力部15に出力する。
通電タイミング出力部15は、位置検出部9から出力されるロータRの回転位置と、進角・通電角設定部11から出力される進角及び通電角とを取得する。そして、通電タイミング出力部15は、取得したロータRの回転位置と、進角及び通電角とに基づいて、U相巻線Lu、V相巻線Lv、及びW相巻線Lwに通電する通電タイミングを決定する。
例えば、通電タイミング出力部15は、SRモータMを駆動制御する駆動制御モードである場合には、取得した進角及び通電角に基づいて、正トルクを発生させるタイミングである正トルク通電開始タイミングを決定する。そして、通電タイミング出力部15は、取得したロータRの回転位置が、正トルク通電開始タイミングに相当する位置である場合には、正トルクを発生させることを示す駆動信号を駆動制御部18に出力する。
一方、通電タイミング出力部15は、SRモータMをブレーキ制御するブレーキ制御モードである場合には、取得した進角及び通電角に基づいて、負トルクを発生させるタイミングである負トルク通電開始タイミングを決定する。そして、通電タイミング出力部15は、取得したロータRの回転位置が、負トルク通電開始タイミングに相当する位置である場合には、負トルクを発生させることを示す制動信号を駆動制御部18に出力する。
通電タイミング出力部15は、駆動制御モードからブレーキ制御モードへ移行する場合、又はブレーキ制御モードから駆動制御モードへ移行する場合には、駆動信号及び制動信号の出力を一旦停止する。すなわち、通電タイミング出力部15は、トルク反転指令を取得した場合には、駆動信号及び制動信号の出力を一旦停止する。そして、通電タイミング出力部15は、駆動制御モードである場合において、モード切替信号を取得した場合には、ブレーキ制御モードに移行する。一方、通電タイミング出力部15は、ブレーキ制御モードである場合において、モード切替信号を取得した場合には、駆動制御モードに移行する。
ここで、通電タイミング出力部15は、駆動制御モードとブレーキ制御モードとのうち、いずれか一方から他方へ移行する場合において、非通電判定部14から非通電処理指令を取得した場合には、正トルク通電開始タイミング又トルク通電開始タイミングが到来したとしても、所定の期間において駆動信号及び制動信号を出力しない非通電区間を設ける。
例えば、通電タイミング出力部15は、ブレーキ制御モードから駆動制御モードに移行する場合に、非通電処理指令を取得した場合には、所定期間の間、駆動信号の出力を停止する。この場合の所定期間の間は、少なくとも現在の突極部RPの次の突極部RPに対して磁気吸引力を発生させない期間を確保できれば任意に設定可能である。
また、通電タイミング出力部15は、駆動制御モードからブレーキ制御モードに移行する場合に、非通電処理指令を取得した場合には、所定期間の間、制動信号の出力を停止する。この場合の所定期間の間は、少なくとも現在の突極部RPに対して負トルクの磁気吸引を発生させない期間を確保できれは任意に設定可能である。
電流制御部16は、正負トルク指令判定部13からのトルク反転指令に基づいて、SRモータMへの制御モードが、駆動制御モード及びブレーキ制御モードのいずれかであるかを判定する。電流制御部16は、SRモータMへの制御モードが駆動制御モードである場合には、電流指令値生成部7から供給される電流指令値と電流検出部8から供給される相電流値との偏差(以下、「駆動電流差分値」という。)を算出する。そして、電流制御部16は、算出した駆動電流差分値をPWM出力部17に出力する。
一方、電流制御部16は、SRモータMへの制御モードがブレーキ制御モードである場合には、励磁電流指令設定部12から供給される回生制御電流指令値と電流検出部8から供給される相電流値との偏差(以下、「制動電流差分値」という。)を算出する。そして、電流制御部16は、算出した制動電流差分値をPWM出力部17に出力する。
PWM出力部17は、駆動電流差分値又は制動電流差分値に基づいて、一般的に公知のPI(Proportional Integral)制御、又は、PID(Proportional Integral Derivative)制御を用いてデューティ比を算出する。そして、PWM出力部17は、算出したデューティ比を駆動制御部18に出力する。
駆動制御部18は、通電タイミング出力部15から出力された駆動信号と、PWM出力部17から出力されたデューティ比とに基づいて、第1の制御信号を生成する。そして、駆動制御部18は、生成した第1の制御信号を予め設定されている複数の通電パターンに従って各スイッチング素子SWのゲートに送信することで、SRモータMを駆動制御する。
また、駆動制御部18は、通電タイミング出力部15から出力された制動信号と、PWM出力部17から出力されたデューティ比とに基づいて、第2の制御信号を生成する。そして、駆動制御部18は、生成した第2の制御信号を予め設定されている複数の通電パターンに従って各スイッチング素子SWのゲートに送信することで、SRモータMをブレーキ制御する。
次に、本実施形態に係るモータ制御装置2の動作の流れについて、説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るモータ制御装置2の動作の流れを示す図である。
通電タイミング出力部15は、正負トルク指令判定部13からトルク反転指令を取得したか否かを判定する(ステップS101)。通電タイミング出力部15は、正負トルク指令判定部13からトルク反転指令を取得した場合には、駆動信号又は制動信号の出力を停止する(ステップS102)。これにより、駆動制御部18は、第1の制御信号又は第2の制御信号の出力が停止される。したがって、SRモータMに励磁電流の供給されている場合には、その励磁電流の供給が停止される。
一方、通電タイミング出力部15は、正負トルク指令判定部13からトルク反転指令を取得しない場合には、駆動信号又は制動信号の出力を停止しない。したがって、SRモータMに励磁電流の供給されている場合には、その励磁電流の供給が継続される。
通電タイミング出力部15は、現在の制御モードがブレーキ制御モードか否かを判定する(ステップS103)。通電タイミング出力部15は、現在の制御モードがブレーキ制御モードであると判定した場合には、ロータRの回転位置が、正トルク通電開始タイミングに相当する位置であるか否かを判定する(ステップS104)。
通電タイミング出力部15は、ロータRの回転位置が、正トルク通電開始タイミングに相当する位置であると判定した場合には、回転速度検出部10から取得した回転速度が回転速度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS105)。
通電タイミング出力部15は、回転速度検出部10から取得した回転速度が回転速度閾値以上であると判定した場合には、非通電処理を実行する(ステップS106)。すなわち、通電タイミング出力部15は、少なくとも直前に磁気吸引していたロータRの突極部RPの次の突極部RPに対して磁気吸引力を発生させない。例えば、直前においてロータRの突極部RP1が磁気吸引されていた場合には、次の突極部である突極部RP2は、磁気吸引されないことになる。換言すれば、制御部6は、SRモータMに対する制御をブレーキ制御から駆動制御に切り替える場合には、トルク反転信号を取得してから最初の正トルク通電開始タイミングが到来しても、通電相の巻線に励磁電流を供給しない。
通電タイミング出力部15は、トルク反転信号を取得してから2回目の正トルク通電開始タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS107)。通電タイミング出力部15は、トルク反転信号を取得してから2回目の正トルク通電開始タイミングが到来した場合には駆動制御部18に駆動信号を出力する。これにより、制御部6は、ブレーキ制御モードから駆動制御モードに移行し、SRモータMに対して駆動制御を開始する(ステップS108)。一方、通電タイミング出力部15は、トルク反転信号を取得してから2回目の正トルク通電開始タイミングが到来していない場合には、その2回目の正トルク通電開始タイミングが到来するまでステップS106の処理を継続する。
ステップS103において、通電タイミング出力部15は、現在の制御モードがブレーキ制御モードではないと判定した場合には、ロータRの回転位置が、負トルク通電開始タイミングに相当する位置であるか否かを判定する(ステップS109)。
通電タイミング出力部15は、ロータRの回転位置が、負トルク通電開始タイミングに相当する位置であると判定した場合には、回転速度検出部10から取得した回転速度が回転速度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS110)。
通電タイミング出力部15は、回転速度検出部10から取得した回転速度が回転速度閾値以上であると判定した場合には、非通電処理を実行する(ステップS111)。すなわち、通電タイミング出力部15は、少なくとも現在の突極部RPに対して負トルクの磁気吸引力を発生させない。例えば、直前においてロータRの突極部RP1に正トルクの磁気吸引力が発生していた場合には、その突極部RP1には、負トルクの磁気吸引力が発生しないことになる。換言すれば、制御部6は、SRモータMに対する制御を駆動制御からブレーキ制御に切り替える場合には、トルク反転信号を取得してから最初の負トルク通電開始タイミングが到来しても、通電相の巻線に励磁電流を供給しない。
通電タイミング出力部15は、トルク反転信号を取得してから2回目の負トルク通電開始タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS112)。通電タイミング出力部15は、トルク反転信号を取得してから2回目の負トルク通電開始タイミングが到来した場合には駆動制御部18に制動信号を出力する。これにより、制御部6は、駆動制御モードからブレーキ制御モードに移行し、SRモータMに対してブレーキ制御を開始する(ステップS113)。一方、通電タイミング出力部15は、トルク反転信号を取得してから2回目の負トルク通電開始タイミングが到来していない場合には、その負トルク通電開始タイミングが到来するまでステップS111の処理を継続する。
次に、本実施形態に係る作用効果について、図4から図7を用いて説明する。なお、以下の説明では、通電相がU相である場合について説明するが、V相、W相についても同様である。
(ブレーキ制御から駆動制御への切り替え)
まず、本実施形態に係るブレーキ制御から駆動制御に切り替える場合における作用効果について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、従来のブレーキ制御から駆動制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。図5は、本発明の一実施形態に係るブレーキ制御から駆動制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。
図4に示すように、従来のモータ制御装置は、アクセル信号が入力された時点でブレーキ制御から駆動制御へ切り替える。したがって、従来のモータ制御装置は、アクセル信号が入力された時点でSRモータに回生電流が残っていると、駆動制御を開始することで回生電流と励磁電流とが重なり、SRモータに過大な電流100が発生する可能性がある。
一方、本実施形態のモータ制御装置2は、図5に示すように、アクセル信号が入力されてブレーキ制御から駆動制御に切り替える場合には、すぐには切り替えることはせず、非通電期間を設ける。例えば、モータ制御装置2は、ブレーキ制御から駆動制御に切り替える場合には、励磁電流101を流さない非通電区間を設け、少なくとも現在の突極部RPの次の突極部RPに対しては正トルクを発生させない。これにより、モータ制御装置2は、ブレーキ制御状態と駆動制御状態とを分離することができ、回生電流と励磁電流101との重なりを無くすことができる。したがって、モータ制御装置2は、SRモータMに過大な電流が発生することを抑制することができる。
(駆動制御からブレーキ制御への切り替え)
次に、本実施形態に係る駆動制御からブレーキ制御に切り替える場合における作用効果について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、従来の駆動制御からブレーキ制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。図7は、本発明の一実施形態に係る駆動制御からブレーキ制御への切り替える場合におけるタイミングチャートを示す図である。
図6に示すように、従来のモータ制御装置は、ブレーキ信号の入力又はアクセル信号の消失した時点で駆動制御からブレーキ制御へ切り替える。したがって、従来のモータ制御装置は、駆動制御からブレーキ制御へ切り替えると、励磁電流が大きくなり回生電流200が過大となる可能性がある。
一方、本実施形態のモータ制御装置2は、図7に示すように、ブレーキ信号が入力又はアクセル信号が消失することで駆動制御からブレーキ制御に切り替える場合には、すぐには切り替えることはせず、非通電期間を設ける。例えば、モータ制御装置2は、駆動制御からブレーキ制御に切り替える場合には、励磁電流201を流さない非通電区間を設け、少なくとも現在の突極部RPに対しては負トルクを発生させない。これにより、モータ制御装置2は、駆動制御状態とブレーキ制御状態とを分離することができ、回生電流と励磁電流201との重なりを無くすことができる。したがって、モータ制御装置2は、SRモータMに流れる回生電流が過大となることはなく、その結果、SRモータMに過大な電流が発生することを抑制することができる。
ただし、モータ制御装置2は、ブレーキ制御から駆動制御へ切り替える場合や駆動制御からブレーキ制御へ切り替える場合において、必ずしも非通電期間を設ける必要はない。例えば、モータ制御装置2は、駆動制御とブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合において、過大な電流が発生しない程度に通電相の相電流が低下していれば、非通電期間を設けず上記いずれか一方から他方へ切り替えてもよい。すなわち、モータ制御装置2は、駆動制御とブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合には、通電相の巻線に流れている電流(相電流)が所定値未満(例えば、相電流がほとんど流れていない状態)であることを条件とする。これにより、モータ制御装置2は、駆動制御とブレーキ制御とを切り替える場合に、SRモータに過大な電流が発生することを抑制することができる。
換言すれば、モータ制御装置2は、駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合に、通電相に対応する巻線に励磁電流を流さない非通電区間を設けることで、通電相の巻線に流れている電流を所定値未満に低下させる。
また、モータ制御装置2は、駆動制御とブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合において、回転速度が回転速度閾値未満である場合には、非通電区間を設けなくてもよい。これは、ブレーキ制御から駆動制御へ切り替える場合や駆動制御からブレーキ制御へ切り替える場合に発生する回生電流と励磁電流との重なりは、SRモータMが高回転である場合において進角・通電角を大きくする場合に発生するためである。すなわち、SRモータMの回転速度が回転速度閾値未満である場合、すなわち低回転である場合には、進角・通電角を大きくする必要がなく電流の減衰も早い。そのため、SRモータMの回転速度が回転速度閾値未満である場合には、相電流が所定値以上になることがないため、回生電流と励磁電流との重なりが発生しない。したがって、モータ制御装置2は、SRモータMの回転速度が回転速度閾値未満である場合には、非通電区間を設けずSRモータMに通電して制御モードを切り替える。これにより、モータ制御装置2は、ゼロトルクの区間を最小限にすることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上記実施形態では、図3において、回転速度が回転閾値以上である場合に、非通電区間を設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3に示すステップS105及びステップS110において、通電タイミング出力部15は、位置検出部9から取得した相電流が電流閾値以上であるか否かを判定し、相電流が電流閾値以上である場合には、非通電区間を設けてもよい。
なお、本実施形態に係る制御部6が備える各部は、駆動制御とブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える制御に関する各種処理を行うプログラムをインストールし、このプログラムをコンピュータに実行させることで、構成してもよい。つまり、コンピュータに制御部6における制御モードを切り替えるための各種処理を行うプログラムを実行させることにより、制御部6が備える各部としてコンピュータを機能させることで、制御部6を構成してもよい。
コンピュータはCPU、ROM、RAM、EEPROM(登録商標)等の各種メモリ、通信バス及びインタフェースを有し、予めファームウェアとしてROMに格納された処理プログラムをCPUが読み出して順次実行することで、制御部6として機能する。
2 モータ制御装置
3 電源部
4 インバータ
5 電流センサ
6 制御部
7 電流指令値生成部
8 電流検出部
9 位置検出部
10 回転速度検出部
11 進角・通電角設定部
12 励磁電流指令設定部
13 正負トルク指令判定部
14 非通電判定部
15 通電タイミング出力部
16 電流制御部
17 PWM出力部
18 駆動制御部

Claims (5)

  1. 多相のSRモータを回転制御するモータ制御装置であって、
    前記SRモータに駆動トルクを発生させる駆動制御と、前記SRモータに制動トルクを発生させるブレーキ制御とを切り替えながら前記SRモータの回転速度を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合には、通電相の巻線に流れている電流が所定値未満であることを条件とし、
    前記制御部は、前記駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合に、前記通電相に対応する巻線に励磁電流を流さない非通電区間を設けることで、前記通電相の巻線に流れている電流を所定値未満に低下させることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記駆動制御と前記ブレーキ制御とのうち、いずれか一方から他方へ切り替える場合に、前記SRモータの回転速度が所定値未満である場合には、非通電区間を設けないことを特徴とする、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記SRモータは、巻線が巻回されている複数の第1の突極部を有するステータと、複数の第2の突極部を有するロータとを備え、
    前記制御部は、前記各巻線に対して選択的に通電することにより、前記第1の突極部に前記第2の突極部を磁気吸引させて、前記ロータに前記駆動トルク又は前記制動トルクを発生させることを特徴とする、請求項又はのいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御部は、前記ブレーキ制御から前記駆動制御に切り替える場合には、前記非通電区間として、少なくとも現在の第2の突極部の次の第2の突極部に対して、前記駆動トルクを発生させるための前記磁気吸引を行わないことを特徴とする、請求項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記制御部は、前記駆動制御から前記ブレーキ制御に切り替える場合には、前記非通電区間として、少なくとも現在の第2の突極部に対して、前記制動トルクを発生させるための磁気吸引を行わないことを特徴とする、請求項又はに記載のモータ制御装置。
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