JP2009227221A - ハイブリッド電気自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右の前輪を液体燃料エンジンで駆動し、左右の後輪をSRモータで駆動する4輪駆動のハイブリッド電気自動車において、SRモータを回生制御を間欠的に行い、車速の速度低下を抑え車両の操作性を損なわずに回生電力により高圧バッテリを充電する4輪駆動のハイブリッド電気自動車を提供するものである。
【解決手段】第1および第2の前輪を駆動するための液体燃料エンジン2と第1および第2の後輪を駆動する第1および第2のスイッチトリラクタンスモータ8、9とを車両本体に配置する。車両の車速が第3の値以上を継続して予め定められた時間以上維持したと判断したときに、間欠回生制御の開始を指令する回生車速判定手段35を備え、第1のバッテリ5の残量および車速の大きさにより、励磁電流および間欠時間を設定し、間欠制動制御指令信号を発生する第1の回生制御手段とを備え、第1および第2のSRモータ8、9に間欠回生の実行を行わせる。
【選択図】図3

Description

この発明は、左右の前輪を液体燃料エンジンで駆動し、左右の後輪をスイッチトリラクタンスモータで駆動する4輪駆動のハイブリッド電気自動車に関するものであり、特に、スイッチリラクタンスモータの発電によるバッテリへの充電が可能なハイブリッド電気自動車に関するものである。
ハイブリッド電気自動車は、原動機として電動モータを用いており、この電動モータに電力を供給するための高電圧バッテリを備えている。燃料エンジンではなく、電動モータにより車輪が駆動され、車両が走行する場合、バッテリに蓄積された電気エネルギが電動モータで消耗され、電気エネルギが徐々に減少し、残量が一定の値を下回ってしまうと、バッテリは電動モータに電力を供給できなくなる。また、バッテリとしてリチウムイオンバッテリを用いた場合、残量が所定の値以下となってしまうと、再充電ができない。
したがって、電気エネルギの残量を所定以上に維持させるため、なんらかの手段によりバッテリに電力を供給し、充電することが求められる。そのため、例えば、ハイブリッド電気自動車では、燃料エンジンのエンジンシャフトに接続され、エンジンシャフトの回転により発電する発電機を車両に設け、バッテリの充電状態を監視し、この発電機が発電した電力をバッテリに充電するものがある。また、電動モータとしてスイッチトリラクタンスモータ(以下「SRモータ」という。)を用いているものがあり(例えば、特許文献1)、特許文献1に記載のハイブリッド電気自動車では、SRモータの回転により発電を行う、いわゆる回生トルクによる発電について提案がされている。
SRモータに発電のための回生電力を発生させるためには、まず、ロータ突極とステータ突極が互いに近づき、略対向状態にあるときに、ステータ突極に巻装されたコイルに励磁電流(供給電流)を供給し、ステータ突極に巻線電界を生じさせる。その後、ステータ突極からロータ突極が遠ざかり、ステータ突極に巻装されたコイルのインダクタンスが減を始めると、ステータ突極に生じていた巻線電界が、ステータ突極に対しロータ突極が遠ざかるのを阻もうとするように変化する。巻線電界が変化する際に、ステータ突極に巻装されたコイルには回生電流が流れ、回生電力が発生する。
この回生電力は、励磁電流(供給電流)の電流値の大きさによって変化するので、励磁電流(供給電流)の大きさを制御することで、回生電力を制御することができる。特許文献1のハイブリッド電気自動車では、車速が50km/hを超える高速領域での発電方式として、SRモータと高圧バッテリとに接続されたインバータの耐電圧内で、巻線電界が高まるようにステータ突極に巻装されたコイルに励磁電流(供給電流)を供給する。
特開2004−328991号公報
しかしながら、高電圧バッテリを備えるハイブリッド電気自動車において、SRモータで発電をする際には、インバータの耐電圧を考慮するだけではなく、バッテリの充電状態にも考慮する必要がある。すなわち、バッテリが満充電のときにSRモータから回生電力を供給すると、バッテリの発熱の原因となり、バッテリの破損の要因ともなりかねない。また、バッテリへの充電のため連続的にSRモータを回生制御した場合には、インバータも連続作動するため、スイッチ素子の発熱の原因となり、特に、高速状態でインバータを連続作動させた場合には、スイッチ素子のオンオフの回数の急増により、一層の発熱が懸念される。さらに、連続的にSRモータを回生制御した場合には、車両への走行負荷が常に作用することとなり、例えば、一定車速で車両を走行させたい場合等において車両の操作性を著しく損なうものとなる。なお、特許文献1には車速と励磁電流(供給電流)の関係について詳細は開示されていないが、車速に応じて適切な励磁電流(供給電流)となるよう制御する必要がある。
そこで、本発明は、高電圧バッテリの充電状態を考慮しつつ、インバータのスイッチ素子の発熱や車両の操作性を損なわずにSRモータを回生制御し、この回生電力によりバッテリを充電する4輪駆動のハイブリッド電気自動車を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明のハイブリッド電気自動車は、車両の車両本体と、前記車両本体の前部に配置され、液体燃料の燃焼により回転されるエンジンシャフトを有する液体燃料エンジンと、前記車両本体の前部の左右に回転自在に配置され、前記液体燃料エンジンの前記エンジンシャフトにより回転される第1および第2の前輪と、前記車両本体の後部に配置されるとともに、電力の充放電を行う第1のバッテリと、前記車両本体の後部の左右にそれぞれ配置され、出力軸有し、前記第1のバッテリからの駆動電力の供給により駆動動作し、または制動動作し前記第1のバッテリに回生電力の供給をする第1および第2のスイッチトリラクタンスモータと、前記車両本体の後部の左右に回転自在に配置され、それぞれ前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータの前記出力軸に減速機構を介して機械的に接続され、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータの駆動動作により駆動させられ、制動動作により制動させられる前記第1および第2の後輪と、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータ、並びに前記第1のバッテリに接続され、複数のスイッチ素子を有し、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータを駆動動作させる場合は、前記複数のスイッチ素子のオンオフによる駆動制御により、前記第1のバッテリから前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータへそれぞれ駆動電力を供給するとともに、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータを制動動作させる場合は、前記複数のスイッチ素子のオンオフによる制動制御により、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータからそれぞれ回生電力を前記第1のバッテリに供給するの第1および第2のインバータと、前記第1および第2の前輪の近傍に設けられ、前記第1および第2の前輪の回転情報を検出する第1および第2の前輪回転センサと、前記第1および第2の後輪の近傍に設けられ、前記第1および第2の後輪の回転情報を検出する第1および第2の後輪回転センサと、前記第1および第2の前輪センサ、ならびに前記第1および第2の後輪センサに接続され、前記第1および第2の前輪、ならびに前記第1および第2の後輪の回転情報を処理し、前記車両の速度信号を出力する回転信号処理手段と、前記回転信号処理手段に接続され、前記回転信号処理手段からの前記車両の速度信号が、予め定められた第1の値及び第1の値より大きい第2の値を超えるか否かを判断し、前記車両の速度信号が第1の値を超えると第1の指令信号を発生し、第2の値を超えると第2の指令信号を発生する駆動車速判定手段と、前記駆動車速判定手段に接続され、前記駆動車速判定手段から第1の指令信号が供給されると前記液体燃料エンジンにより前記第1および第2の前輪を駆動するエンジン駆動制御信号を発生し、前記液体燃料エンジンにエンジン駆動制御信号を供給する第1の制御装置と、前記回転処理手段に接続され、前記回転処理手段からの前記車両の速度信号が、前記第2の値より大きい第3の値を予め定められた時間以上継続して超える場合には、間欠回生指令信号を発生する回生車速判定手段と、前記駆動車速判定手段、前記回転信号処理手段、前記第1バッテリ、前記回生車速判定手段、ならびに前記第1および第2のインバータに接続され、前記駆動車速判定手段から第2の指令信号が供給されるまでは前記第1および第2のインバータに、駆動制御の実行を指令する駆動制御指令信号を出力する駆動制御手段と、前記回生車速判定手段から間欠回生指令信号が供給されると、前記第1および第2のインバータに、制動制御の間欠的な実行を指令する間欠制動制御指令信号を出力する第2の制御装置とを備える。
本発明では、SRモータを間欠的に回生制御し、この間欠的な回生制御による回生電力により高圧バッテリを充電することにより、インバータのスイッチ素子の発熱が増加することを防止し、かつ、走行する車両の負荷の増加も防止する(ことができる)。したがって、車両の操作性を損なうこともない。
次に、この発明の第1の実施形態を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の4輪駆動のハイブリッド電気自動車のシステム構成を示すシステムブロック図である。4輪駆動のハイブリッド電気自動車(以下「ハイブリッド4WD」という。)100の車両本体1の前部分には液体燃料エンジン2が配置されており、液体燃料エンジン2は、液体燃料の燃焼により回転されるエンジンシャフト30を有している。
車両本体1の後部には、液体燃料タンク12が配置されており、液体燃料エンジン2に供給する液体燃料が収容されている。また、液体燃料タンク12と液体燃料エンジン2の間には、液体燃料タンク12に収容された液体燃料を液体燃料エンジン2に供給するための燃料供給手段13が設けられている。
液体燃料エンジン2のエンジンシャフト30には、変速機3が機械的に接続されており、エンジンシャフト30の回転を加速または減速(変速)し、加速または減速(変速)されたエンジンシャフト30の回転を出力するドライブシャフト39を有している。
車両本体1の前部の左右には、第1の前輪(前方右側車輪)28および第2の前輪(前方左側車輪)29が回転自在に配置されている。上記の変速機3のドライブシャフト39は、右前輪ドライブシャフト39aと左前輪ドライブシャフト39bを備えており、第1の前輪28は、右前輪ドライブシャフト39aに、第2の前輪29は、左前輪ドライブシャフトに、それぞれ機械的に接続されており、変速機3を介し、液体燃料エンジン2のエンジンシャフト30の回転により回転される。
車両本体1の後部の左右には、第1および第2のSRモータ8、9が配置されており、第1および第2のSRモータ8、9には、第1および第2のSRモータ8、9の回転を出力する出力軸8a、9aが備えられている。なお、第1および第2のSRモータは8,9としては、同一構造のSRモータが用いられており、その詳細な構造については後述する。また、これらの第1および第2のSRモータ8、9は、電気エネルギを消費する駆動動作と、電気エネルギは発生する制動動作の2モードの動作を行うことが可能である。さらに、第1および第2のSRモータ8、9を、車輪のホイール内でなく車両本体1の後部に配置することで、第1および第2のSRモータ8,9の配置の自由度が向上する。
車両本体1の後部の左右には、第1の後輪(後方右側車輪)30および第2の後輪(後方左側車輪)31が回転自在に配置されており、第1の後輪30は第1のSRモータ8の出力軸8aに第1の減速ギヤ(減速機構)10を介して機械的に接続されており、第2の後輪31は第2のSRモータ9の出力軸9aに第2の減速ギヤ(減速機構)11を介して機械的に接続されている。第1および第2の後輪30、31には、第1および第2のSRモータ8、9の出力軸8a、9aの回転が減速され伝達される。
車両本体1の後部には、第1のバッテリ(高圧バッテリ)5が配置され、第1のバッテリ(高圧バッテリ)5は、第1および第2のインバータ80、90に接続されており、第1および第2のSRモータ8,9が駆動動作した場合に、第1および第2のインバータ80、90から第1および第2のSRモータ8、9に第1および第2のモータ駆動電力を供給するための電力を、第1および第2のインバータ80、90に供給する。
その一方、第1および第2のSRモータ8、9が制動動作した場合には、第1および第2のSRモータ8、9からの第1および第2の回生電力が、第1および第2のインバータ80、90から第1のバッテリ5に供給される。第1のバッテリ5からの第1および第2のSRモータ8、9への第1および第2のモータ駆動電力の供給により第1のバッテリは放電し、第1および第2のSRモータ8、9からの第1のバッテリ5への第1および第2のモータ回生電力の供給により第1のバッテリ5は充電される。この第1および第2のモータ回生電力の発生の方式については、後に詳述する。なお、本実施形態の第1のバッテリ5は、蓄電電圧50V以上のリチウムイオン電池である。
第1のSRモータ8には、図2に示すように複数のスイッチ素子を有する第1のインバータ80が一体的に配置されるとともに電気的に接続されている。第1のSRモータ8を駆動動作させる場合は、これら複数のスイッチ素子のオンオフによる第1の駆動制御により、第1のインバータ80は第1のバッテリ5から第1のSRモータ8に第1のモータ駆動電力を供給する。一方、第1のSRモータ8を制動動作させる場合は、これら複数のスイッチ素子のオンオフによる第1の制動制御により、第1のSRモータ8に第1のモータ回生電力を発生させ、第1のインバータから第1のバッテリ5に第1のモータ回生電力を供給する。
同様に、第2のSRモータ9にも、図2に示すように複数のスイッチ素子を有する第2のインバータ90が一体的に配置されるとともに電気的に接続されている。第2のSRモータ9を駆動動作させる場合は、これら複数のスイッチ素子のオンオフによる第2の駆動制御により、第2のインバータ90は第1のバッテリ5から第2のSRモータ9に第2のモータ駆動電力を供給する。一方、第2のSRモータ9を制動動作させる場合は、これら複数のスイッチ素子のオンオフによる第2の制動制御により第2のSRモータ9のに第2のモータ回生電力を発生させ、第2のインバータから第1のバッテリ5に第2のモータ回生電力を供給する。
図1に示すように、車両本体1の左側側面部(紙面左側)には、交流100Vを供給する家庭用プラグ60との接続端子6aを有するプラグイン装置6が配置されている。プラグイン装置6は、50Hzまたは60Hzの交流の家庭用電源の電力信号を直流に変換するAC/DCコンバータ7を介して、第1バッテリ5に接続されており、第1のバッテリ5は、第1および第2のSRモータ8、9の他にも、家庭用プラグ60を通じて家庭用電源からも充電可能となっている。なお、本実施の形態では、家庭用電源からの充電方式についてのみ記載されているが、家庭用電源からの充電に限らず、インフラ整備にて各地に設けられた急速充電装置による充電も可能な構造としてもよいことはいうまでもない。
第1および第2の前輪28、29の近傍には、第1および第2の前輪回転センサ14、15が設けられ、第1および第2の前輪回転センサ14、15により、第1および第2の前輪28、29の回転情報が検出される。また、第1および第2の後輪30、31の近傍には、第1および第2の後輪回転センサ16、17が設けられ、第1および第2の後輪回転センサ16、17により、第1および第2の後輪30、31の回転情報が検出される。回転信号処理手段18には、第1および第2の前輪回転センサ14、15、ならびに第1および第2の後輪回転センサ16、17がそれぞれ接続されており、回転信号処理手段18により、電気自動車100の速度信号が処理される。
次に、主に図3から図8に基づき、本実施形態の第1および第2の制御手段19、20とその周辺手段の構造および機能について詳述する。図3は、第1および第2の制御手段19、20とその周辺手段の構造を示すシステムブロック図である。電気自動車100の車速を処理する車速判定手段200は、回転信号処置手段18、駆動車速判定手段34および回生車速判定手段35とを備えている。
また、本実施形態に設けられている第1の制御手段19は、液体燃料エンジン2に接続され、液体燃料エンジン2を制御し、第2の制御手段20は、第1および第2のインバータ80、90に接続され、第1および第2のSRモータ8、9を制御する。ここで、第2の制御手段20は、第1および第2のSRモータ8,9に第1および第2の駆動電力を供給するための制御を行う駆動制御手段21と、第1および第2のSRモータ8,9に第1および第2の回生電力を生じさせるための制御を行う第1の回生制御手段22と、第1および第2のSRモータ8,9に第3および第4の回生電力を生じさせるための制御を行う第2の回生制御手段22とが設けられている。
上述のように、回転信号処理手段18には、第1および第2の前輪回転センサ14、15、ならびに第1および第2の後輪回転センサ16、17がそれぞれ接続されており、回転信号処理手段18により、電気自動車100の速度信号が処理される。この回転信号処理手段18により、例えば、前後4輪の平均回転数から車両100の車速が求められ、速度信号として出力される。駆動車速判定手段34は、回転信号処理手段18に接続されており、回転信号処理手段18からの車両100の速度信号が、予め定められた第1の値、および第1の値より大きい第2の値を超えるか否かを判断し、車両100の速度信号が第1の値を超えると第1の指令信号を発生し、第2の値を超えると第2の指令信号を発生する。
次に、液体燃料エンジン2による駆動と第1および第2のSRモータ8、9による駆動の切り換えについて、図3および図4を用いて説明する。図3は、回転処理手段18、駆動車速判定手段34、第1および第2の制御装置19、20等の構成を示したブロック図であり、図4は、第1および第2のSRモータ8、9による駆動と液体燃料エンジン2によるの切り換えを図示たものであり、横軸に時間、縦軸に車両100の速度を示す。また、図中の(1)の実線は第1または第2のSRモータ8、9により車両100が駆動している状態を、(2)の破線は液体燃料エンジン2により車両100が駆動している状態を示している。本実施の形態では、車両100の速度に応じて、第1および第2のSRモータ8,9の駆動と液体燃料エンジン2による駆動を切り換える制御を行うので、その内容について以下説明する。
第の制御手段20の駆動制御手段21は、アクセルセンサ32、駆動車速判定手段34、第1および第2のインバータ80、90、第1および第2の電流検出手段24、25、並びに第1および第2の回転検出手段26、27に接続されている。ここで、第1および第2の電流検出手段24、25は、第1および第2のSRモータ8、9のコイルを流れる電流値を検出するものであり、第1および第2の回転検出手段26、27は、第1および第2のSRモータ8、9の回転を検出するものである。
車両100を前進に発進させるため、乗客がアクセルべダル(図示せず)の踏込みを開始し、アクセルセンサ32からアクセルペダル(図示せず)の踏込み信号が発生した場合、第1の制御装置19に優先して第2の制御装置20の駆動制御装置21が動作を開始する。すなわち、駆動制御装置21から、複数のスイッチ素子を有する第1および第2のインバータ80、90に、複数のスイッチ素子のオンオフによる第1および第2の駆動制御を行わせ、第1および第2のSRモータ8,9を駆動するための第1および第2の駆動電力を供給するよう第1および第2のインバータ80、90に指令する第1および第2の駆動制御指令信号を出力する。この第1および第2の駆動制御指令信号により、車両は停止状態から前進に発進する。なお、上述のように駆動制御手段21は、アクセルセンサ32に接続されており、第1および第2の駆動制御指令信号は、アクセルセンサ32からの踏込み信号の増大に応じて、第1および第2のSRモータ8、9の出力軸8a、9aの回転トルクが大きくなるように設定されている。
第2の制御装置20の駆動制御手段21からの第1および第2の駆動制御指令信号により、車両は停止状態から前進に発進した後は、車速が予め定められた第2の値(図4において、100[km/h])に達し、駆動車速判定手段34から駆動制御手段21に、第2の指令信号が駆動制御手段21に供給されるまでは、駆動制御手段21は、第1および第2のインバータ80、90に第1および第2の駆動制御の実行を指令する第1および第2の駆動制御指令信号を出力する。従って、第1および第2のSRモータ8、9は、停止状態から駆動を開始し、第2の値(図4において、100[km/h])までの低中速走行状態にて駆動を行う。なお、本実施の形態では、第2の値として、100[km/h]と設定しているが、この値に限定されないことは言うまでもない。
第1の制御装置19は、アクセルセンサ32、駆動車速判定手段34および液体燃料エンジン2に接続されており、車速が予め定められた第1の値(図4において、50[km/h])を超え、駆動車速判定手段34から第1の指令信号が第1の制御装置19に供給されると、液体燃料エンジン5により第1および第2の前輪21、22を駆動するエンジン駆動制御信号を発生し、液体燃料エンジン5にエンジン駆動制御信号を供給する。また、第1の制御装置19は、燃料供給手段13にも接続されており、燃料タンク12から液体燃料エンジン5への燃料の供給も制御する。
上述のように第1の制御装置19は、アクセルセンサ32に接続されており、エンジン駆動制御信号は、アクセルセンサ32からの踏込み信号の増大に応じて、液体燃料エンジン5のエンジンシャフト30の回転トルクが大きくなるように設定されている。従って、液体燃料エンジン2は、第1の値(図4において、50[km/h])の値を超える中高速走行状態にて駆動を行う。なお、本実施の形態では、第1の値として、50[km/h]と設定しているが、この値に限定されず、第の2の値とより小さい値であればよいことは言うまでもない。
車速が予め定められた第1の値(図4において、50[km/h])に達し、駆動車速判定手段34から第1の指令値が出力されるまでのいわゆる低速から中速状態では、液体燃料エンジン2の走行距離辺り燃料消費量は、中速から高速状態に比べて多くなり、低速から中速状態はいわゆる燃費の悪い状態である。そこで、このような低速から中速状態はでは、駆動制御手段21により、第1および第2のSRモータ8,9のみを駆動させる。
次に、車速が第1の値(図4において、50[km/h])から第2の値(図4において、100[km/h])の中速から高速状態では、比較的燃費が良くなるので駆動制御装置21により第1および第2のSRモータ8,9を駆動させるとともに、第1の制御装置19により、液体燃料エンジン5を併用し駆動させる。
さらに、車速が第2の値(図4において、100[km/h])を超える高速状態では、液体燃料エンジン2の燃費が一層向上するので、駆動制御手段21による第1および第2のSRモータ8,9を駆動は停止させ、第1の制御装置19により、液体燃料エンジン5のみを駆動させる。このような駆動の切り替えを行うことにより、車両100の燃費の向上が図られる。また、第1のバッテリ5に、家庭用電源からの充電も可能とすることで、さらなる燃費の向上が可能となる。
なお、本実施の形態では、第1の値と第2の値は異なる値に設定されており、中速から高速状態において、液体燃料エンジン2による車両100の駆動と、第1および第2のSRモータ8、9による車両100の駆動が同時になされる設定となっている。しかし、第1の値と第2の値を略同じ値にし、液体燃料エンジン2による車両100の駆動と、第1および第2のSRモータ8、9による車両100の駆動が同時になされる速度帯域を設けず、第1の値(第2の値)にて、第1および第2のSRモータ8、9による車両100の駆動から液体燃料エンジン2による車両100の駆動に切り換える設定としてもよい。
上述のように、車速が第2の値(図4において、100[km/h])を超える高速走行状態となると、第1および第2のSRモータ8,9は駆動を停止する。この際、第1および第2のSRモータ8、9の出力軸8a、9aは、クラッチを介せず、減速ギヤ10、11を介して第1および第2の後輪30、31に直接機械的に接続されている。
従って、車両走行時の第1および第2の後輪30、31の回転により、第1および第2のSRモータ8、9のロータ44(図10参照)は、回転させられる。本実施の形態では、第1のバッテリ5の充電方式として、別途専用の発電機を設けることなく、この高速走行状態でのロータの回転の運動エネルギを電気エネルギに変えるいわゆる回生により、第1のバッテリ5の充電を行うことも採用されている。以下その内容について詳述する。なお、本実施形態では、第1および第2の後輪30、31を駆動する電動モータとして、ロータに磁界の発生源としてマグネットを用いないSRモータを利用しているので、外部からの回転されたときにコギングトルクが生じないので、回生を行わないときには、ロータの回転が第1および第2の後輪30、31の回転負荷とはならない。
図5は、回生車速判定手段35および第1回生制御手段22の詳細を示すブロック図である。図5に示すように、回生車速判定手段35は、回転信号処理手段18に接続されており、速度メモリ35a、タイマ35bおよび回生指令手段35cを備えている。速度メモリ35aには、前記第2の値を超える第3の値(図4にて、120[km/h])が記憶されており、タイマは、一定条件下において、予め定められた第1の時間(T)をカウントし、カウントされた場合にカウント信号を発生するよう設定されている。なお、本実施の形態では、第3の値として、120[km/h]と設定してあるが、この値に限定されず第2の値を超える値であればよいことは言うまでもない。
回転信号処理手段18からの車両100の速度信号が回生指令手段35cに供給されると、回生指令手段35cにて、回転信号処理手段18から供給された速度信号が速度メモリ35aにて記憶された第3の値と参照され、第3の値を超えるか否かの判定がなされる。図4に示すように、速度信号が第3の値を超えると、回転指令手段35cは、タイマ35bに対し、予め定められた第1の時間(T)をカウントするよう指令する。
一方、タイマ35bが予め定められた第1の時間(T)をカウントする途中において、速度信号が第3の値を下回ったことを、回生指令手段35cが検知するとタイマ35bに対し、カウントの中止を指令する。タイマ35bがカウントを開始し、前記の中止の指令が出ずに予め定められた第1の時間(T)がカウントされタイマ35bからカウント信号が回生指令手段35cに供給されると、間欠回生を行うべく回生指令手段35cから間欠回生指令信号が出力される。
次に、第1の回生制御手段22について説明する。第1の回生制御手段22は、回転信号処理手段18、回生車速判定手段35および第1のバッテリ5等に接続されている。また、第1の回生制御手段22は、励磁電流決定手段22a、第1のメモリ22b、第2のメモリ22c、間欠時間決定手段22d、第3のメモリ22eおよび回生制御手段22fを備えている。
励磁電流決定手段22aは、回転信号処理手段18、第1のバッテリ5、第1のメモリ22b、第2のメモリ22cおよび回生制御手段22fに接続されている。SRモータに発電のための回生電力を発生させるためには、まず、ロータの回転によりロータ突極とステータ突極が互いに近づき略対向状態にあるときに、呼び水として予めステータ突極に巻装されたコイルに励磁電流(供給電流)を供給し、ステータ突極に巻線電界を生じさせておく必要がある。
このとき回生電力の大きさは、励磁電流(供給電流)の大きさと、車速の大きさに比例する。また、回生電力が一定の値を超えると第1および第2のインバータ80、90に備えられた複数のスイッチ素子等の破損の原因ともなる。従って、回生電力が一定の値を超えないよう車速に応じて励磁電流(供給電流)を制御する必要がある。また、第1のバッテリ5が満充電に近い場合に、必要以上に回生電力を第1のバッテリ5に供給すると第1のバッテリ5の発熱の原因となり、さらに回生電力の過剰な供給がなされると第1のバッテリ5を破損させる原因ともなりかねない。そこで、車速および第1のバッテリ5を監視し、励磁電流(供給電流)を決定する必要がある。
第1のメモリ22bには、低速から高速に変化する車速に対応する適切な励磁電流(供給電流)の関係がマップとして記憶されており、図6は、マップとして記憶されている車速に対応する励磁電流(供給電流)の関係を示すものである。図6に示すように、車速の増大に伴い励磁電流(供給電流)が小さくなるマップとなっている。また、第2のメモリ22cには、バッテリ残量に対応する適切な励磁電流(供給電流)の関係がマップとして記憶されており、図7は、マップとして記憶されているバッテリ残量の増大に伴い励磁電流(供給電流)が小さくなるマップとなっている。
励磁電流決定手段22aには、回生信号処理手段18から車両100の車速の信号が供給されるとともに、第1のバッテリ5からバッテリ残量の信号が供給される。この車速の信号と第1のメモリ22bに記憶されているマップ、およびバッテリ残量の信号と第2のメモリ22cに記憶されているマップとの対比により、励磁電流決定手段22aでは、励磁電流(供給電流)の大きさ(目標値)が決定され、目標励磁電流信号が発生される。
さらに、本実施の形態の第1の制御手段22では、回生電力を継続して常時連続的に発生させるのではなく、間欠時間決定手段22dにて間欠時間を設定し、回生電力を間欠的に発生させる手段がとられている。間欠時間決定手段22dには、第1のバッテリ5および第3のメモリ22eが接続されており、第3のメモリ22eには、バッテリ残量に対応する適切な間欠時間の関係がマップとして記憶されている。そして、バッテリ残量の信号と第3のメモリ22eに記憶されているマップとの対比により、間欠時間決定手段22dでは、間欠時間が決定され、間欠時間信号が発生される。。例えば、1秒を1周期とする回生制御がなされている場合に、間欠時間が0.8秒と決定された場合には、1秒のうち0.2秒だけ回生電力を発生するよう設定される。すなわち、このように設定された場合には、0.8秒間隔で0.2秒の間だけ回生電力の発生が行われる。
回生制御手段22fには、回生指令手段35c、励磁電流決定手段22aおよび間欠時間決定手段22fが接続されており、回生指令手段35cからの間欠回生指令信号を受けると、間欠時間決定手段22fから供給される間欠時間信号の間欠時間にて、励磁電流決定手段22aから供給される目標励磁電流信号となる励磁電流(供給電流)にて、回生制御手段22fは、回生制御を行う。回生制御手段22fには、さらに第1および第2の電流検出手段24、25、第1および第2の回転検出手段26、27、第1および第2のインバータ80、90が接続されている。
第1および第2の電流検出手段24は、第1および第2のSRモータ8、9のコイル48(図10参照)を流れる電流値を検出しており、回生制御手段22fでは、コイル48に流れる励磁電流(供給電流)が上記の目標励磁電流信号と略同一となるよう処理がなされる。このとき、第1および第2のSRモータ8、9のステータ突極に対するロータ突極の相対的回転位置の信号が必要となるが、第1および第2の回転検出手段は、第1および第2のSRモータ8、9のステータ突極に対するロータ突極の相対的回転位置回転の信号を検出しており、その信号をもとに回生制御のための処理がなされる。
以上のように回生車速判定手段35の回生指令手段35cから間欠回生指令信号を受けると、上記の励磁電流(供給電流)および間欠時間で、第1および第2のインバータ80、90に第1および第2の制動制御の間欠的な実行を指令する間欠制動制御指令信号が、第1の回生制御手段から供給される。
このように、第1および第2のSRモータ8、9が駆動しない高速走行状態において、車両走行時の液体燃料エンジン2の運動エネルギをの第1および第2の後輪30、31の回転を介して回転するロータの運動エネルギを、第1および第2のSRモータ8、9を間欠的に回生制御させることで、電気エネルギである回生電力に変え、この回生電力に第1のバッテリ5を充電することができる。したがって、第1のバッテリ5を充電するために別途専用の発電機を設ける必要がない。また、間欠的に回生制御することで、第1および第2のインバータ80、90のスイッチ素子に電流を連続的に流さないので、第1および第2のインバータ80、90の発熱を防止することができる。また、第1および第2のSRモータ80、90に必要以上の負荷をかけることがないので、車両100の過剰な速度低下をもたらすことがなく、車速の低下により車両の操作性を損なわす、乗客に違和感を与えることがない。
次に、第2の制御手段20に備わる第2の回生制御手段23について、図3に基づき説明する。車両本体1には、ブレーキペダル(図示せず)とブレーキべダルの踏込み量をセンシングするブレーキセンサ33が設けられており、ブレーキペダルが踏み込まれるとブレーキセンサ33にはブレーキ信号が発生する。第2の回生制御手段23には、ブレーキセンサ33、第1および第2のインバータ80、90が接続されており、ブレーキセンサ33からのブレーキ信号が供給されると、制動制御指令信号が発生し、第1および第2のインバータ80、90に制動制御指令信号が供給され、第1および第2の制動制御の実行が指令される。
このときの、制動制御は、上述の間欠的な回生制御ことなり継続的かつ連続的な回生動作を第1および第2のSRモータ8、9に行わせるものである。従って、継続的かつ連続的な回生制御により多く運動エネルギが電気エネルギに変換されるため、ブレーキの本来の目的である車両100の速度の適切な低下がなされるともに、多くの電気エネルギが第1のバッテリ5に充電される。
本実施の形態では、第1および第2のSRモータ8、9に電力を供給する第1のバッテリ5とは別に、通常の車両と同様に蓄電電圧50V以下の鉛蓄電池からなる第2のバッテリ50を備えている。この第2のバッテリ50は、第1および第2のSRモータ8、9以外のヘッドランプ等の車両の補機に電力を供給するものである。また、第1のバッテリ5を充電するための第1の発電機4とは別に、通常の車両と同様に、第2のバッテリ50に接続され、第2のバッテリ50を充電するための発電機40を備えている。第2の発電機40は、発電機4と同様に液体燃料エンジン2の近傍に配置されており、液体燃料エンジン2のエンジンシャフトの回転により発電し、発電した電力を第2のバッテリ50に供給するものである。
次に、本発明の実施形態にて用いられる第1および第2のSRモータ8、9の構造について説明する。また、第1および第2のSRモータ8、9は、以下に説明する同一構造のSRモータ8(9)が用いられている。図3は、SRモータの斜視図であり、図4は、図2にてA-Aにて示すSRモータの断面図である。
本実施形態のSRモータ8(9)は、半径方向内側に等ピッチにて一体に形成された6個のステータ突極46を有する円筒形状のステータ42と、ステータ42の内側にて回転自在に配置され、半径方向外側に等ピッチにて一体に形成された4個のロータ突極47を有するロータ44を備えている。また、ステータ42とロータ44は、薄板の鋼板を一体的に積層させ形成されている。ステータ突極46には、U相、V相およびW相のコイル48が、それぞれ巻装されている。ロータ44の中央部には、シャフト45との勘合用の孔が設けられており、この勘合用の孔にシャフト45は固定されている。
ロータ44が内部に配置されたステータ42の両端部には、それぞれフロントブラケット41およびエンドブラケット42が配置され、セットボルト49にてステータ42に固定されている。また、フロントブラケット41およびエンドブラケット42の中央部には、それぞれ軸受(図示せず)が配置されており、これらの軸受によりロータ44のシャフト45は回転自在に軸支されている。そして、コイル8に第1または第2のモータ駆動信号が供給されることにより、ロータ44は回転する。
このように、第1および第2のSRモータ8、9を、ホイール内ではなく車両本体1の後部に配置することで、第1および第2のSRモータ8、9のレイアウトの自由度を高め、SRモータやブレーキディスクの放熱性を向上できる4輪駆動のハイブリッド電気自動車を提供することができる。
本発明の実施形態におけるハイブリッド電気自動車のシステムブロック図である。 本発明の実施形態における第1および第2のインバータを説明する回路ブロック図である。 本発明の実施形態における第1の制御手段、第2の制御手段および周辺手段を説明するブロック図である。 第1および第2のSRモータまたは液体燃料エンジンの駆動の切替、および間欠回生の開始を説明する図である。 本実施形態の回生車速判定手段、第1回生制御手段を説明するブロック図である。 バッテリ残量に対する励磁電流の関係を示す図である。 車速に対する励磁電流の関係を示す図である。 バッテリ残量に対する間欠時間の関係を示す図である。 本実施の形態のSRモータの斜視図である。 図9にてA−Aにして示すSRモータの断面図である。
符号の説明
1 車両本体
2 液体燃料エンジン
5 第1のバッテリ
50 第2のバッテリ
8 第1のスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)
80 第1のインバータ
9 第2のスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)
90 第2のインバータ
14 第1の回転センサ
15 第2の回転センサ
16 第3の回転センサ
17 第4の回転センサ
18 回転処理手段
19 第1の制御装置
20 第2の制御装置
21 駆動制御手段
22 第1の回生制御手段
22a 励磁電流決定手段
22b 第1のメモリ
22c 第2のメモリ
22d 間欠時間決定手段
22e 第3のメモリ
22f 回生制御手段
23 第3の回生制御手段
28 第1の後輪
29 第2の後輪
30 第1の前輪
31 第2の前輪
34 駆動車速判定手段
35 回生車速判定手段
35a 速度メモリ
35b タイマ
35c 回生指令手段
200 車速判定手段

Claims (3)

  1. 車両の車両本体と、
    前記車両本体の前部に配置され、液体燃料の燃焼により回転されるエンジンシャフトを有する液体燃料エンジンと、
    前記車両本体の前部の左右に回転自在に配置され、前記液体燃料エンジンの前記エンジンシャフトにより回転される第1および第2の前輪と、
    前記車両本体の後部に配置されるとともに、電力の充放電を行う第1のバッテリと、
    前記車両本体の後部の左右にそれぞれ配置され、出力軸有し、前記第1のバッテリからの駆動電力の供給により駆動動作し、または制動動作し前記第1のバッテリに回生電力の供給をする第1および第2のスイッチトリラクタンスモータと、
    前記車両本体の後部の左右に回転自在に配置され、それぞれ前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータの前記出力軸に減速機構を介して機械的に接続され、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータの駆動動作により駆動させられ、制動動作により制動させられる前記第1および第2の後輪と、
    前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータ、並びに前記第1のバッテリに接続され、複数のスイッチ素子を有し、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータを駆動動作させる場合は、前記複数のスイッチ素子のオンオフによる駆動制御により、前記第1のバッテリから前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータへそれぞれ駆動電力を供給するとともに、
    前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータを制動動作させる場合は、前記複数のスイッチ素子のオンオフによる制動制御により、前記第1および第2のスイッチトリラクタンスモータからそれぞれ回生電力を前記第1のバッテリに供給するの第1および第2のインバータと、
    前記第1および第2の前輪の近傍に設けられ、前記第1および第2の前輪の回転情報を検出する第1および第2の前輪回転センサと、
    前記第1および第2の後輪の近傍に設けられ、前記第1および第2の後輪の回転情報を検出する第1および第2の後輪回転センサと、
    前記第1および第2の前輪センサ、ならびに前記第1および第2の後輪センサに接続され、前記第1および第2の前輪、ならびに前記第1および第2の後輪の回転情報を処理し、前記車両の速度信号を出力する回転信号処理手段と、
    前記回転信号処理手段に接続され、前記回転信号処理手段からの前記車両の速度信号が、予め定められた第1の値及び第1の値より大きい第2の値を超えるか否かを判断し、前記車両の速度信号が第1の値を超えると第1の指令信号を発生し、第2の値を超えると第2の指令信号を発生する駆動車速判定手段と、
    前記駆動車速判定手段に接続され、前記駆動車速判定手段から第1の指令信号が供給されると前記液体燃料エンジンにより前記第1および第2の前輪を駆動するエンジン駆動制御信号を発生し、前記液体燃料エンジンにエンジン駆動制御信号を供給する第1の制御装置と、
    前記回転処理手段に接続され、前記回転処理手段からの前記車両の速度信号が、前記第2の値より大きい第3の値を予め定められた時間以上継続して超える場合には、間欠回生指令信号を発生する回生車速判定手段と、
    前記駆動車速判定手段、前記回転信号処理手段、前記第1バッテリ、前記回生車速判定手段、ならびに前記第1および第2のインバータに接続され、前記駆動車速判定手段から第2の指令信号が供給されるまでは前記第1および第2のインバータに、駆動制御の実行を指令する駆動制御指令信号を出力する駆動制御手段と、
    前記回生車速判定手段から間欠回生指令信号が供給されると、前記第1および第2のインバータに、制動制御の間欠的な実行を指令する間欠制動制御指令信号を出力する第2の制御装置とを備えたことを特徴とするハイブリッド電気自動車。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド電気自動車において、前記回生車速判定手段は、
    前記第3の値を記憶する速度メモリと、前記予め定められた時間をカウントし、予め定められた時間をカウントするとカウント信号を発生するするタイマと、前記速度メモリ、前記タイマおよび前記回転信号処置手段とに接続された回生指令手段を備え、前記回生指令手段は、前記回転信号処理手段からの前記速度信号と前記速度メモリに記憶されている第3の値とを比較し、前記速度信号が第3の値を超えている場合には前記タイマに予め定められた時間(第1の時間)をカウントすることを指令し、前記タイマから前記カウント信号が供給されると、間欠回生指令信号を発生することを特徴とするハイブリッド電気自動車。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のハイブリッド電気自動車において、前記第1の回生制御手段は、
    前記回転信号処理手段、前記第1のバッテリ、バッテリ残量と励磁電流の関係のマップを記憶した第1のメモリおよび車速と励磁電流の関係のマップを記憶した第2のメモリに接続され、前記第1のバッテリの残量と前記第1のメモリに記憶されたマップとを比較し、前記回転信号処理手段からの速度信号と前記第2のメモリに記憶されたマップとを比較し、それらの比較結果から励磁電流を決定し、目標励磁電流信号を発生する励磁電流決定手段と、
    前記第1のバッテリおよびバッテリ残量と間欠時間との関係のマップを記憶した第3のメモリに接続され、前記第1のバッテリの残量と前記第3のメモリに記憶されたマップとを比較し、比較結果から間欠時間を決定し、間欠時間信号を発生する間欠時間決定手段と、
    前記回生車速判定手段、前記励磁電流決定手段および前記間欠時間決定手段に接続され、前記回生車速判定手段から供給される間欠回生指令信号を受けると、前記励磁電流決定手段から供給される目標励磁電流信号における励磁電流および前記間欠時間決定手段より供給される間欠時間信号における間欠時間にて、間欠制動制御信号を発生し、前記第1および第2のインバータに供給する間欠制御手段とを備えていることを特徴とするハイブリッド電気自動車。

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