JP5225543B2 - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、優れた洗浄性能を有し、安全で環境に優しい自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関する。
従来、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物においては、食器類の腐食、劣化を抑制させるためのビルダーとして、ケイ酸塩類が配合されてきた。これらケイ酸塩には、非晶質シリケート、結晶質シリケート及びアルミノシリケートが汎用されており、その多機能性(アルカリ源、イオン交換能、耐腐食、緩衝能等)やコスト面からも重要なビルダーとなっている。
しかしながら、これらケイ酸塩の自動食器洗浄機での使用は、重大なスケール付着問題を引き起こす。このため、例えば、特許文献1では、アルカリ剤(A)、有機リン系キレート剤(B)及び(C)高分子水溶性分散剤(C)を含有し、(A)/(B)重量比が(A)/(B)=1/1〜10/1、(B)/(C)重量比が(B)/(C)=1/1〜10/1であることを特徴とする食器洗浄機用洗浄剤組成物(請求項1);アルカリ剤(A)、有機リン系キレート剤(B)、高分子水溶性分散剤(C)及び水(D)を含有し。アルカリ剤(A)の含有量が5〜50重量%、(A)/(B)重量比が(A)/(B)=1/1〜10/1、(B)/(C)重量比が(B)/(C)=1/1〜10/1であることを特徴とする食器洗浄機用の水性液体洗浄剤組成物(請求項2);アルカリ剤(A)、有機リン系キレート剤(B)及び(C)高分子水溶性分散剤(C)を含有し、アルカリ剤(A)の含有量が40〜90重量%であり、(A)/(B)重量比が(A)/(B)=1/1〜10/1、(B)/(C)重量比が(B)/(C)=1/1〜10/1であることを特徴とする食器洗浄機用の固形又は粉末洗浄剤組成物(請求項3);アルカリ剤(A)が、アルカリ金属水酸化物、ケイ酸アルカリ金属塩及びアルカリ金属炭酸塩から選ばれる1種または2種以上である請求項1〜3の何れか1項記載の組成物(請求項4)が開示されている。
また、参考文献2には、アルカリ剤及び金属イオン封鎖剤を含む強アルカリ洗浄剤に、平均分子量1000〜3000のマレイン酸ホモポリマー又はこれらの重合物の水溶性塩から選ばれる少なくとも1種を配合してなることを特徴とする洗浄機用洗剤組成物(請求項1);アルカリ剤が、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、ケイ酸アルカリ金属塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の洗浄機用洗剤組成物(請求項2);金属イオン封鎖剤が、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン5酢酸(DTPA)、ニトリロ3酢酸(NTA)、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、トリポリリン酸、ピロリン酸、エタンジホスホン酸若しくはこれらの塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載の洗浄機用洗剤組成物(請求項3)が開示されている。
特開平10−226800号公報 特許請求の範囲 特開2002−363596号公報 特許請求の範囲
しかしながら、上記特許文献に開示されているような組成物では、スケール付着の問題を完全に解消することができなかった。
更に、近年登場した、環境や安全性に配慮した中性〜弱アルカリ性の洗浄剤では、従来のアルカリ洗浄剤に見られるケイ酸マグネシウムやケイ酸カルシウムのような水中のマグネシウム分やカルシウム分と洗剤中のケイ酸分に由来するようなスケールではなく、ケイ酸そのものの溶解性低下に起因するスケールが発生するという問題が発生している。このようなスケールは、上記特許文献に開示されているような組成物では解決することができない。
従って、本発明の目的は、優れた洗浄力を有し、スケールの発生が抑制され、被洗物に対し低腐食性の、安全で環境に優しく、特に、業務用自動食器洗浄機において優れた性能を示す、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の(A)〜(C)成分を含有し、(A)成分100質量部に対して、(B)成分の比率が0.0125〜10000質量部であり、(C)成分の比率が0.0125〜10000質量部である自動食器洗浄機用洗浄剤組成物であって、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の0.01〜0.5質量%濃度水溶液のpHが6.0〜11.0の範囲内にあることを特徴とする自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に係るものである:
(A)ケイ酸塩;
(B)質量平均分子量が1000〜20000である、オレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体とのコポリマー及び/またはその塩;
(C)質量平均分子量が500〜20000である、不飽和カルボン酸単量体のホモポリマー。
更に、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、任意成分として、0.1〜20質量%のノニオン界面活性剤、0.1〜20質量%の酵素、0.1〜80質量%のヒドロキシカルボン酸、0.1〜90質量%の硫酸塩、0.5〜50質量%のpH調整剤、1〜80質量%のキレート剤、5〜80質量%の無機中性塩及び1〜80質量%の炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムからなるアルカリ剤からなる群から選択される1種または2種以上の成分を含有してなることを特徴とする。
また、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、有機溶剤、カチオン界面活性剤、漂白剤、漂白活性化剤、香料、色素、分散剤、防食剤及び水からなる群から選択される1種または2種以上のその他の任意成分を含有してなることを特徴とする。
更に、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、1〜30質量%のポリアルキレングリコールを含有してなることを特徴とする。
本発明によれば、優れた洗浄力を有し、スケールの発生が抑制され、被洗物に対し低腐食性の、安全で環境に優しい自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することができ、特に、業務用自動食器洗浄機において優れた性能を示す自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することができるという効果を奏するものである。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、必須成分として下記の(A)〜(C)成分を含有してなるものである:
まず、(A)成分について説明する。本発明の(A)成分はケイ酸塩である。(A)成分のケイ酸塩の例としては、アルカリ金属ケイ酸塩が挙げられ、具体的には、オルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、1号ケイ酸ナトリウム、2号ケイ酸ナトリウム、3号ケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸カリウム、メタケイ酸カリウムあるいは層状ケイ酸ナトリウム等の結晶性ケイ酸ナトリウムまたは非晶質ケイ酸ナトリウムが挙げられ、洗浄性および防食性の点からメタケイ酸ナトリウム、層状ケイ酸ナトリウム及び2号ケイ酸ナトリウムが好ましい。
(A)成分の配合量は、0.1〜80重量%の範囲内であり、好ましくは5〜50質量%の範囲内であり、最もがより好ましくは10〜40質量%の範囲内である。(A)成分の含有量が上記量未満では、洗浄性が不十分となる場合があり、上記量を超過すると、経済性及び他成分との配合バランスの点から好ましくない。なお、(A)成分のケイ酸塩は1種または2種以上を併用することもできる。
次に、(B)成分について説明する。本発明の(B)成分はオレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体とのコポリマー及び/またはその塩である。塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩、エタノールアミン塩等が挙げられ、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
(B)成分を構成するオレフィン単量体は特に限定されるものではないが、好ましくはアミレン、イソアミレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクテンなどを例示することができ、これらの中でも本発明の効果を効率的に発揮させる観点から最も好ましいのはイソアミレンである。
(B)成分を構成する不飽和カルボン酸単量体もまた特に限定されるものではなく、オレフィン単量体との重合が可能である不飽和カルボン酸化合物であればどのようなものでも差し支えなく、一塩基酸でも二塩基酸でもよく、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イソクロトン酸、トランスクロトン酸、ビニル酢酸、2−メチルクロトン酸、3,3−ジメチルアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、タイコン酸、メチルフマル酸、プロピレンジカルボン酸、グルタコン酸、メチルマレイン酸などを例示することができ、これらの中でも本発明の効果を効率的に発揮酸させる観点から好ましいのはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などであり、特にマレイン酸が好ましい。
なお、オレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体の重合方法は何ら限定されるものではなく、従来公知の任意の方法を採用することができ、不飽和カルボン酸単量体としての2塩基酸を酸無水物として重合させることもできる。ここで、(B)成分のオレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体とのコポリマー及びその塩におけるオレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体の割合は特に限定されるものではないが、本発明の効果を効率的に発揮させる観点から好ましくはモル比として1:3〜3:1、より好ましくは1:2〜2:1、最も好ましくは2:3〜3:2の範囲内である。
また、(B)成分のオレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体とのコポリマー及びその塩の質量平均分子量は、ケイ酸スケール防止の点から、1000〜2000の範囲内、好ましくは5000〜16000の範囲内である。
(B)成分の使用割合は、(A)成分100質量部に対して、0.0125〜10000質量部の範囲内であり、0.125〜5000質量部の範囲内がより好ましく、0.625〜3000質量部の範囲内が更に好ましい。この範囲内であれば、スケール防止能が十分に発揮され、優れた洗浄性能が得られる。
(B)成分の含有量は、0.01〜10質量%の範囲内であり、好ましくは0.1〜5質量%の範囲内であり、最も好ましくは0.5〜3質量%の範囲内である。上記量未満ではスケール防止能が不十分となる場合があり、上記量を超過すると経済性及び起泡性のために好ましくない。(B)成分のオレフィン単量体特に不飽和カルボン酸単量体とのコポリマー及び/またはその塩は、1種でも2種以上併用してもよい。
次に、(C)成分について説明する。本発明の(C)成分は不飽和カルボン酸単量体のホモポリマーである
(C)成分を構成する不飽和カルボン酸単量体は特に限定されるものではなく、ホモポリメリゼーションが可能である不飽和カルボン酸化合物であればどのようなものでも差し支えなく、1塩基酸でも2塩基酸でもよく、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イソクロトン酸、トランスクロトン酸、ビニル酢酸、2−メチルクロトン酸、3,3−ジメチルアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、チメルフマル酸、プロピレンジカルボン酸、グルタコン酸、メチルマレイン酸などを例示することができ、これらの中でも本発明の効果を効率的に発揮させる観点から好ましいのはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などであり、特にアクリル酸、マレイン酸が好ましい。
また、(C)成分の質量平均分子量は、スケール防止能の点から500〜20000の範囲内が好ましく、1500〜8000の範囲内がより好ましい。
(C)成分の使用割合は、(A)成分100質量部に対して、0.0125〜10000質量部の範囲内であり、0.0625〜3000質量部の範囲内が好ましく、0.125〜1000質量部の範囲内がより好ましい。この範囲内であれば、スケール防止能が十分に発揮され、優れた洗浄性能が得られる。
(C)成分の含有量は、0.01〜10質量%の範囲内であり、好ましくは0.05〜3質量%の範囲内であり、最も好ましくは0.1〜1質量%の範囲内である。上記量未満ではスケール防止能が不十分となる場合があり、上記量を超過すると経済性及び他の成分との配合バランスのため好ましくない。(C)成分の不飽和カルボン酸単量体を主体とするポリマー及び/またはその塩は1種でも2種以上を併用してもよい。
また、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物において、(B)成分と(C)成分の配合比率(質量比)は、スケール防止の点から50:1〜2:1が好ましく、20:1〜5:1がより好ましい。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物には、所望により任意の成分を配合することができ、例えば好ましい任意の配合成分として、ノニオン界面活性剤、酵素、ヒドロキシカルボン酸塩、硫酸塩、pH調整剤、キレート剤、無機中性塩及びアルカリ剤からなる群から選択される1種または2種以上の成分を使用することができる。
上記ノニオン界面活性剤としては、一般的に知られているノニオン界面活性剤を使用することが可能である。例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマー、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:1)、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド(1:2)、ラウリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類、アルキルグルコシド類、アミンオキサイド類等が挙げられる。これらのノニオン界面活性剤は、単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記ノニオン界面活性剤の中でも、特に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルが好ましく、また、一般式(1)
P−O−(EO)(PO)−R’ (1)
(式中、Rは平均炭素数11〜16の直鎖または分岐のアルキル基、R’は水素原子又はメチル基、EOはエチレンオキサイドの付加単位、POはプロピレンオキサイドの付加単位を表し、ここで、mは2.0〜11.0、nは0.4〜9.5であり、EO/POの付加単位m/n=0.8〜5.0である)で表されるものがより好ましい。
ノニオン界面活性剤を配合する場合、その使用割合は(A)成分100質量部に対して、0.125〜20000質量部が好ましく、0.625〜10000質量部がより好ましく、1.25〜5000質量部が最も好ましい。この範囲内であれば、優れた洗浄性能が得られる。
また、ノニオン界面活性剤の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、0.1〜20質量%の範囲内であり、が好ましくは0.5〜10質量%の範囲内であり、最も好ましくは1.0〜5.0質量%の範囲内である。ノニオン界面活性剤の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、また、上記量を超過すると、配合成分のバランス及び経済性の観点から好ましくない。
次に、酵素について説明する。酵素の例としては、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、セルラーゼ、プルラナーゼ等の公知の酵素を、単独または混合物として使用できる。これらの酵素の中では、食器汚れの成分が澱粉や蛋白質であることを考慮すると、アミラーゼとプロテアーゼが特に好ましく、両者を併用することが好ましい。酵素は1種または2種以上を併用してもよい。
酵素を使用する場合、その使用割合は、(A)成分に対して、0.125〜20000質量部が好ましく、0.625〜10000質量部がより好ましく、1.25〜5000質量部が最も好ましい。この範囲内であれば、酵素活性が十分であり、すすぎ性も良好であり、優れた洗浄性能が得られる。
また、酵素の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、0.1〜20質量%の範囲内であり、好ましくは0.5〜10質量%の範囲内であり、最も好ましくは1.0〜5.0質量%の範囲内である。酵素の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、また、上記量を超過すると、経済性及びすすぎ性が悪化するため好ましくない。
次に、ヒドロキシカルボン酸塩について説明する。ヒドロキシカルボン酸塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩、エタノールアミン塩等が挙げられ、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。好ましい具体例としては、グルコン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ヒドロキシ酢酸ナトリウム、グリセリン酸ナトリウム、ヘプトン酸ナトリウム等が挙げられ、金属、特に鉄に対する腐食性を改善する点から、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ヘプトン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムが好ましく、グルコン酸ナトリウムが特に好ましい。ヒドロキシカルボン酸塩は1種でも2種以上を併用してもよい。
ヒドロキシカルボン酸塩を配合する場合、その使用割合は、(A)成分100質量部に対して、0.125〜80000質量部が好ましく、6.25〜40000質量部がより好ましく、12.5〜30000質量部が最も好ましい。この範囲内であれば、防食性が十分であり、優れた洗浄性能が得られる。
また、ヒドロキシカルボン酸塩の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、0.1〜80質量%の範囲内であり、好ましくは5〜40質量%の範囲内であり、最も好ましくは10〜30質量%の範囲内である。ヒドロキシカルボン酸塩の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、上記量を超過すると経済性及び他の成分との配合バランスの点から好ましくない。
次に、硫酸塩について説明する。硫酸塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が挙げられ、例えば、硫酸ナトリウム(ボウ硝)、硫酸カリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニウム及びそれらの無水物を挙げることができ、特に無水硫酸ナトリウムが好ましい。硫酸塩は1種または2種以上を併用することができる。
硫酸塩を配合する場合、その使用割合は、(A)成分100質量部に対して、0.125〜90000質量部が好ましく、6.25〜70000質量部がより好ましく、12.5〜40000質量部が最も好ましい。この範囲内であれば、優れた洗浄性能が得られる。
硫酸塩の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、0.1〜90質量%の範囲内であり、好ましくは5〜80質量%の範囲内であり、最も好ましくは10〜70質量%の範囲内である。硫酸塩の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、また、上記量を超過すると経済性及び他の成分との配合バランスの点から好ましくない。
次に、pH調整剤について説明する。pH調整剤は、洗浄液のpHを調整するために用いられ、特に、添加することによりアルカリを中和してpHを調整するために用いられるのが好ましい。pH調整剤の例としては、無機酸や有機酸を例示することができ、具体的には、無機酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ホウ酸等が挙げられ、有機酸としては、クエン酸、リンゴ酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、グルコン酸、アスパラギン酸、ギ酸、酢酸、乳酸等が挙げられる。このうち、特に、フマル酸、クエン酸が好ましい。なお、pH調整剤は1種でも2種以上を併用してもよい。
pH調整剤を配合する場合、その使用割合は、pHを調整できる量であればよいが、(A)成分100質量部に対して、0.125〜50000質量部が好ましく、0.625〜30000質量部がより好ましく、1.25〜10000質量部が最も好ましい。
pH調整剤の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、pHを調整できる量であればよく、0.1〜50質量%の範囲内であり、より好ましくは0.5〜30質量%の範囲内であり、最も好ましくは1〜10質量%の範囲内である。
また、キレート剤としては、例えばアミノポリ酢酸及びその塩、各種リン酸塩、ホスホン酸またはホスホノカルボン酸及びその塩、有機酸塩、ポリカルボン酸及びその塩、アミノ酸及びその塩等が挙げられる。
上記アミノポリ酢酸およびその塩としては、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ビス(2−ヒドロキシフェニル酢酸)エチレンジアミン、ジエンコル酸、イミノジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸およびその塩等のアミノポリ酢酸およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、若しくはアルカノールアミン塩等があげられる。
また、上記各種リン酸塩としては、オルトリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸およびそのアルカリ金属塩が用いられる。これらと化合させるアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等があげられる。
更に、上記ホスホン酸またはホスホノカルボン酸およびその塩としては、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸等のホスホン酸化合物、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩、2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸化合物、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩等があげられる。
そして、上記有機酸塩としては、マレイン酸、フマル酸、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくはアルカノールアミン塩、または硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等の硫酸塩のほか、アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩等を用いることができる。
上記ポリカルボン酸およびその塩の例としては、必須の構成成分である(B)成分及び(C)成分以外の、ポリアクリル酸、ポリイタコン酸、ポリマレイン酸、アクリル酸−マレイン酸共重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸−アクリル酸エステル共重合体等およびこれらのアルカリ金属塩が挙げられる。
これらのキレート剤のうち、なかでも、洗浄性能、イオン封鎖性能の点から、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸(ナトリウム)等が好適に用いられる。なお、これらのキレート剤は、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
キレート剤を配合する場合の使用割合は、(A)成分100質量部に対して、1.5〜80000質量部が好ましく、6.25〜50000質量部がより好ましく、10〜30000質量部がさらに好ましい。この範囲内であれば、優れたイオン封鎖性能と洗浄性能を得られる。
キレート剤の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、1〜80質量%の範囲内であり、好ましくは5〜50質量%の範囲内であり、最も好ましくは10〜30質量%の範囲内である。キレート剤の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、また、上記量を超えると、他の洗浄成分とのバランスや経済性の点で好ましくない。
次に、上記無機中性塩の例をあげると、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等があげられる。
上記無機中性塩を配合する場合の使用割合は、(A)成分100質量部に対して、6.25〜80000質量部、10〜50000質量部がより好ましく、15〜40000質量部がさらに好ましい。この範囲内であれば、充分な電解質量が得られる。
上記無機中性塩の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、5〜80質量%の範囲内であり、好ましくは10〜50質量%の範囲内であり、最も好ましくは15〜30質量%の範囲内である。無機中性塩の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、また、上記量を超えると、他の洗浄成分とのバランスや経済性の点で好ましくない。
次に、上記アルカリ剤の例を挙げると、特に安全性の点から、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムが好ましい。
上記アルカリ剤を配合する場合の使用割合は、(A)成分100質量部に対して、1.5〜80000質量部、6.25〜50000質量部がより好ましく、10〜30000質量部がさらに好ましい。この範囲内であれば、優れた洗浄性が得られる。
上記アルカリ剤の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、1〜80質量%の範囲内であり、好ましくは5〜60質量%の範囲内であり、最も好ましくは15〜50質量%の範囲内である。無機中性塩の配合量が上記量未満では、その配合効果が発現しないために好ましくなく、また、上記量を超えると、他の洗浄成分とのバランスや経済性の点で好ましくない。
なお、上記任意の成分に記載した化合物は、各成分の中に重複して記載されている化合物もあるが、そのような化合物を使用する場合はそれぞれの機能を有する成分として兼用して使用することができ、好ましい使用量としてはそれぞれの観点から勘案するものとする。
更に、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物には、上記(A)〜(C)成分並びに任意の成分に加えて、その他の任意成分として有機溶剤、カチオン界面活性剤、漂白剤、漂白活性化剤、香料、色素、高分子カルボン酸などの分散剤、防食剤及び水等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、粉末や粒子の飛散のない、安全かつ便利な洗浄形態である固形ブロック洗浄剤(錠剤形)として使用することができ、この場合、固形ブロック状とするために、更に、任意の成分として、常温(25℃)で固体のポリアルキレングリコールを配合することができる。使用可能なポリアルキレングリコールの例としては、ポリエチレングリコールが挙げられ、好ましくはその質量平均分子量が1000以上、より好ましくは1000〜6000であり、常温(25℃)、好ましくは40〜65℃で、固体であることが好ましい。
このポリアルキレングリコールを配合する場合、その使用割合は、(A)成分100質量部に対して、1.25〜30000質量部が好ましく、3.75〜10000質量部がより好ましい。この範囲内であれば、溶解性も良好な固形ブロック状とすることができる。
ポリアルキレングリコールの自動食器洗浄機用洗浄剤組成物への配合量は、1〜30質量%、好ましくは3〜10質量%である。ポリアルキレングリコールの配合量が上記量未満では、固形ブロック状へ固化することが困難であり、一方、上記量を超過すると、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の溶解性が悪くなるために好ましくない。
なお、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、配合成分を上記ポリアルキレングリコールで固めた固体状態の形態の製品(固形ブロック洗浄剤)としてもよいし、その他従来公知の方法で固めた固形ブロック洗浄剤としてもよい。勿論、そのまま紛体の形態の製品としてもよい。また任意の量の水及び/または有機溶剤に溶解して、液状の製品としてもよい。酵素を配合する場合、酵素の安定性から、固体状態が最も好ましく、粉体が次に好ましい。
上述のような構成を有する本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機で使用することを意図するものであるが、その形態は特に限定されるものではなく、上述のように液状であっても固形状(粉末や錠剤形態などいずれでもよい)であってもよいが、いずれの場合であっても食器を洗浄する際には水溶液となるものである。なお、本明細書中の各種成分の配合量(質量%)は、水を含まない自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を基準とするものである。
ここで、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、水溶液となった場合、即ち、洗浄時の洗浄液が中性から弱アルカリ性、即ち、pHが6.0〜11.0であることが好ましく、より好ましくは6.0〜8.0である。本発明において、「洗浄時の洗浄液」とは、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を水に溶解し、0.01〜0.5質量%、より好ましくは0.03〜0.3質量%の濃度とした水溶液のことを言う。また、洗浄時の使用温度は40〜80℃であることが好ましく、50〜70℃がより好ましい。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、優れた洗浄力を有し、スケールの発生も抑制されている。また、中性から弱アルカリのマイルドな条件で使用されるため、安全性及び環境に対する負荷の面からも、非常に優れているといえる。
また、陶磁器、グラス、木製製品、プラスチック製品、金属(鉄、銅、銀、アルミニウム、ステンレス等)製品等の被洗物(グラス、食器等)あるいは自動食器洗浄機自体に対し、低腐食性であり、特に鉄類(鉄、鉄を含有する合金)に対しての低腐食性であることが優れている。
また、固形ブロック洗浄剤として使用した場合も、経時的に膨張したり、亀裂が生じることがなく、更に、酵素や漂白成分、キレート剤等の活性成分が失活することなく、洗浄剤の溶解性に優れ、供給水温や供給水圧が低い場合にも必要量の洗浄剤を充分に供給することができる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、家庭用自動食器洗浄機や業務用自動食器洗浄機等の自動食器洗浄機で使用されるが、特に、家庭用自動食器洗浄機に比較して稼動条件に制約の多い業務用自動食器洗浄機において、より優れた洗浄性能を示す。例えば、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、洗浄時間が5分以下、より短くは1分以下の時間でも優れた洗浄性能を示し、さらに洗浄温度が常に45〜70℃の範囲でも優れた洗浄性能を示す。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、油脂、蛋白質、でんぷん等、あらゆる汚れに対して優れた洗浄性能を示し、アルミ製、ステンレス製、銀製等の金属製、メラミン製、プラスチック製、ガラス製、磁器、漆器、陶磁器などあらゆる素材の食器に対して優れた洗浄性能を示し、これらに対して低腐食性であると共にケイ酸塩由来のスケールの発生を抑制することができる。
以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、実施例中の「部」及び「%」は特に記載が無い限り質量基準である。
まず、実施例で用いた評価方法を説明する。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の効果を確認するために、洗浄力試験と、ガラス白化抑制能試験、スケール付着防止能試験を行なった。また洗浄液のpHを測定し、評価を行なった。
(1)洗浄力試験
<洗浄条件>
使用洗浄機:HOBART製自動食器洗浄機(機種AM−14型)
洗浄温度:66℃
洗浄時間:40秒
すすぎ温度:82℃
すすぎ時間:9秒
洗浄剤濃度:0.1%
使用水:硬度10°DHの水(塩化カルシウムで調整)
<被洗物の調整>
米澱粉5gをお湯20gに溶解し、80℃で5分間糊化させる。これに溶解させた牛脂20gを加え、よく攪拌し、50℃まで冷却した後、卵黄10gを加え均一に攪拌したものを汚れに供する。この複合汚れを、150mm×150mmのメラミン製樹脂プレートにコーティングロッドを用いて均一に塗布し、室温で乾燥させたものを洗浄試験用プレートとした。
<洗浄力評価方法>
洗浄試験用プレート5枚を洗浄ラックの所定の位置に設置し、前記洗浄条件で洗浄/すすぎ後、室温で乾燥させた。このプレートの表面を5mm×5mmの碁盤目上に分画し、清浄な碁盤目を数え、全体に対する清浄な碁盤目の割合(%)を洗浄率とし、下記評価基準に従い評価した。
◎:洗浄率80%以上
○:洗浄率60%以上80%未満
△:洗浄率40%以上60%未満
×:洗浄率40%未満
(2)グラス白化抑制能試験
<試験方法>
洗浄用ラックにクリスタルグラスをフルラッキングし、洗浄、すすぎ、インターバルの工程を100サイクル繰り返し行なった後、クリスタルグラスの白化の度合いを以下の基準で目視判定した。
<評価方法>
◎:白化しなかった
○:わずかに白化した
△:白化した
×:著しく白化した
(3)ケイ酸スケール付着防止能試験
<試験方法>
洗浄用ラックにグラスをフルラッキングし、洗浄、すすぎ、インターバルの工程を200サイクル繰り返し行なった後、洗浄機内のスケール生成を以下の基準で目視判定した。<評価方法>
◎:スケール付着がなかった
○:スケール付着がほとんどなかった
△:スケール付着があった
×:スケール付着が著しかった
実施例1〜9、比較例1〜6
表1に記載した配合組成に洗浄剤組成物を調整し、各試験を行なった。結果を表1に示す。また比較例を表2に示す。
Figure 0005225543
Figure 0005225543
表中、
コポリマー(1):イソアミレン−マレイン酸(1:1)コポリマー、質量平均分子量6 000
コポリマー(2):イソアミレン−マレイン酸(1:1)コポリマー、質量平均分子量1 5000
ポリマー酸(1):アクリル酸ホモポリマー、質量平均分子量5000
ポリマー酸(2):マレイン酸ホモポリマー、質量平均分子量3000
ノニオン界面活性剤(1):R−O−(EO)(PO)−H(Rは炭素数12〜14 のアルキル基、平均付加モル数mは約8、nは約5)で表さ れるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエー テル
また、pHのデータは、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物水溶液の濃度が0.1質量%の時のものである。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、家庭用自動食器洗浄機や業務用自動食器洗浄機等の自動食器洗浄機に使用してアルミ製、ステンレス製、銀製等の金属製、メラミン製、プラスチック製、ガラス製、磁器、漆器、陶磁器などあらゆる素材の食器を洗浄することができる。

Claims (4)

  1. 下記の(A)〜(C)成分を含有し、(A)成分100質量部に対して、(B)成分の比率が0.0125〜10000質量部であり、(C)成分の比率が0.0125〜10000質量部である自動食器洗浄機用洗浄剤組成物であって、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の0.01〜0.5質量%濃度水溶液のpHが6.0〜11.0の範囲内にあることを特徴とする自動食器洗浄機用洗浄剤組成物:
    (A)ケイ酸塩;
    (B)質量平均分子量が1000〜20000である、オレフィン単量体と不飽和カルボン酸単量体とのコポリマー及び/またはその塩;
    (C)質量平均分子量が500〜20000である、不飽和カルボン酸単量体のホモポリマー。
  2. 任意成分として、0.1〜20質量%のノニオン界面活性剤、0.1〜20質量%の酵素、0.1〜80質量%のヒドロキシカルボン酸、0.1〜90質量%の硫酸塩、0.5〜50質量%のpH調整剤、1〜80質量%のキレート剤、5〜80質量%の無機中性塩及び1〜80質量%の炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムからなるアルカリ剤からなる群から選択される1種または2種以上の成分を含有してなる請求項1記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  3. 更に、有機溶剤、カチオン界面活性剤、漂白剤、漂白活性化剤、香料、色素、分散剤、防食剤及び水からなる群から選択される1種または2種以上のその他の任意成分を含有してなる請求項1または2記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  4. 更に、1〜30質量%のポリアルキレングリコールを含有してなる請求項1ないし3のいずれか1項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
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