JP5223799B2 - 直線案内装置及び基板搬送装置並びに基板処理装置 - Google Patents

直線案内装置及び基板搬送装置並びに基板処理装置 Download PDF

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本発明は、直線状に伸びる案内軌道に沿って摺動する移動基体に潤滑剤を供給する機構を備えた直線案内装置と、この直線案内装置を用いた基板搬送装置及び基板処理装置に関する。
半導体デバイスやLCD基板の製造プロセスにおいては、装置内に基板に対して処理を行うモジュールを複数個設け、これらモジュールに基板搬送装置により基板を順次搬送して、所定の処理が行なわれている。前記基板搬送装置は、基板を保持するフォークが進退自在、鉛直軸周りに回転自在、昇降自在、さらには装置の縦方向又は横方向に移動自在に構成されている。このような基板搬送装置では、フォークが基台に沿って摺動したり、フォークを搭載した基台が案内ガイドに沿って摺動する。この際、摺動動作がスムーズに行われない場合には、基板を安定して搬送できなくなるため、所定のタイミングで潤滑剤例えばグリスを摺動する部材同士の間に給脂し、スムーズな摺動の継続を確保している。
前記給脂作業は、装置を停止し、作業者が例えばフォークや基台等の摺動体に設けられた給脂孔にグリスガンを用いてグリスを注入することにより行われる。この際給脂孔を露出させるために、案内ガイドのカバーや、給脂孔を塞ぐように設けられたネジの脱着が必要である場合もあり、グリスの注入以外にも手間や時間がかかる。このため装置の停止時間が長くなり、生産性が低下するという問題が発生する。また作業者によってグリスの給脂量がばらつくため、次回の給脂タイミングの前にグリス量が不足してしまうという事態が発生するおそれもある。
そこで本発明者らは自動的に給脂できる機構について検討している。特許文献1には、軌道レールに沿って移動する摺動台に潤滑剤供給装置が設けられた構成が記載されている。この潤滑剤供給装置は、筐体内に潤滑剤吸貯体を設けて構成され、前記潤滑剤吸貯体に吸貯されている潤滑剤を塗布片を介して機動レールと摺動体との間に供給するように構成されている。
しかしながらこの構成では、潤滑剤吸貯体は摺動台に設けられているので、当該吸貯体に潤滑剤を補充するときには、装置を停止して、作業者が補充作業を行わなければならず、結果として上述の本発明の課題を解決することはできない。
特開2003-222127号公報
本発明は、このような事情の下になされたものであり、直線案内装置への潤滑剤の供給を容易かつ安定して行うことができる技術を提供することにある。
本発明は、直線状に伸びる案内軌道に沿って移動基体を駆動機構により摺動移動させる直線案内装置において、
前記移動基体における移動方向の一方側の端面に形成された凹部状の潤滑剤注入口と、
前記案内軌道における端部に固定して設けられたシリンダ室と、
前記移動基体に潤滑剤を供給するための給脂機構と、を備え、
前記給脂機構は、
このシリンダ室内に嵌合した状態で移動基体の移動方向に移動自在に設けられ、その先端部が前記潤滑剤注入口に突出すると共に当該注入口に嵌合するように構成された給脂用のピストンロッドと、
前記ピストンロッド内に設けられ、その一端側が前記先端部に開口すると共に、その他端側がシリンダ室内においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部側の領域に第1の逆止弁を介して開口する潤滑剤供給路と、
前記ピストンロッドに対して前記移動基体側に付勢力を作用させるための付勢手段と、
前記シリンダ室に潤滑剤を補充するために、当該前記シリンダ室においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部側の領域に第2の逆止弁を介して接続された潤滑剤貯留室と、
前記移動基体により、前記潤滑剤注入口とピストンロッドの先端部とを嵌合させた状態で前記付勢手段の付勢力に抗して当該ピストンロッドを押圧し、次いで当該移動基体を退行させてピストンロッドの押圧を解除するように前記駆動機構を制御する手段と、を備え、
前記第1の逆止弁は、潤滑剤供給路よりもシリンダ室内の圧力が高くなったときに開き、前記第2の逆止弁はシリンダ室内よりも潤滑剤貯留室の圧力が高くなったときに開き、
前記ピストンロッドが移動基体に押圧されたときに潤滑剤貯留室からシリンダ室に潤滑剤が補充され、当該ピストンロッドが付勢手段により復帰するときにシリンダ室内の潤滑剤が前記潤滑剤注入口に供給されることを特徴とする。
他の発明は、直線状に伸びる案内軌道に沿って移動基体を駆動機構により摺動移動させる直線案内装置において、
前記移動基体における移動方向の一方側の端面に形成された凹部状の潤滑剤注入口と、
前記案内軌道における端部に固定して設けられたシリンダ室と、
前記移動基体に潤滑剤を供給するための給脂機構と、を備え、
前記給脂機構は、
このシリンダ室内に嵌合した状態で移動基体の移動方向に移動自在に設けられ、その先端部が前記潤滑剤注入口に突出すると共に当該注入口に嵌合するように構成された給脂用のピストンロッドと、
前記ピストンロッド内に設けられ、その一端側が前記先端部に開口すると共に、その他端側がシリンダ室内においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部とは反対側の領域に第1の逆止弁を介して開口する潤滑剤供給路と、
前記ピストンロッドに対して前記移動基体側に付勢力を作用させるための付勢手段と、
前記シリンダ室に潤滑剤を補充するために、当該シリンダ室においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部とは反対側の領域に接続された潤滑剤貯留室と、
前記潤滑剤貯留室にピストンを介して接続された蓄圧室と、
前記蓄圧室と大気雰囲気との間に介在し、当該蓄圧室内の圧力が大気雰囲気よりも低くなったときに開く第2の逆止弁と、
前記移動基体により、前記潤滑剤注入口とピストンロッドの先端部とを嵌合させた状態で前記付勢手段の付勢力に抗して当該ピストンロッドを押圧し、次いで当該移動基体を退行させてピストンロッドの押圧を解除するように前記駆動機構を制御する手段と、を備え、
前記第1の逆止弁は、潤滑剤供給路よりもシリンダ室内の圧力が高くなったときに開き、
前記ピストンロッドが移動基体に押圧されたときにシリンダ室内の潤滑剤が前記潤滑剤注入口に供給され、当該ピストンロッドが付勢手段により復帰するときに潤滑剤貯留室からシリンダ室に潤滑剤が補充されることを特徴とする。
さらに本発明の基板搬送装置は、上述の直線案内装置における移動基体に、基板を保持する保持部材を設けたことを特徴とする。さらにまた本発明の基板処理装置は、基板を載置するか又は処理する複数の基板載置部を備え、この基板載置部同士に対して、前記基板搬送装置により基板を搬送することを特徴とする。
本発明によれば、駆動機構により移動基体側を移動させて、給脂ロッドを押圧することにより給脂ロッドから移動基体に給脂しているので、所定のタイミングで作業者の手を介することなく自動的に容易に給脂を行うことができる。また給脂ロッドの押圧量に応じた潤滑剤が移動基体に給脂されるので、潤滑剤の給脂量が安定する。さらに給脂を行う度に潤滑剤貯留室から潤滑剤がシリンダ室に補充されるので、シリンダ室内の潤滑剤量が安定し、安定した給脂を行うことができる。
本発明に係るレジストパターン形成装置の実施の形態を示す平面図である。 前記レジストパターン形成装置を示す斜視図である。 前記レジストパターン形成装置を示す側部断面図である。 前記レジストパターン形成装置に設けられたキャリアブロックの受け渡し手段を示す概略斜視図である。 前記受け渡し手段のY軸給脂ユニットの一例を示す断面図である。 前記Y軸給脂ユニットに設けられた第1の逆止弁を説明するための断面図である。 前記Y軸給脂ユニットの作用を説明するための断面図である。 前記Y軸給脂ユニットの他の例を示す断面図である。 前記Y軸給脂ユニットのさらに他の例を示す断面図である。 図8に示すY軸給脂ユニットの作用を説明するための断面図である。 Z軸給脂ユニット及びX軸給脂ユニットを説明するための正面図及び側面図である。
以下本発明の直線案内装置を備えた基板処理装置を、塗布、現像装置に適用した場合を例にして説明する。先ず前記塗布、現像装置に露光装置を接続したレジストパターン形成装置について、図面を参照しながら簡単に説明する。図1は、前記レジストパターン形成装置の一実施の形態の平面図を示し、図2は同概略斜視図である。この装置には、キャリアブロックS1が設けられており、このブロックS1では、載置台11上に載置された密閉型のキャリア10から基板搬送装置をなす受け渡し手段CがウエハWを取り出して、当該ブロックS1に隣接された処理ブロックS2に受け渡すと共に、前記受け渡し手段Cが、処理ブロックS2にて処理された処理済みのウエハWを受け取って前記キャリア10に戻すように構成されている。前記受け渡し手段Cは本発明の直線案内装置を備えるものであり、後で詳述する。
前記処理ブロックS2には、図2に示すように、この例では現像処理を行うための第1のブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜の形成処理を行なうための第2のブロック(BCT層)B2、レジスト液の塗布処理を行うための第3のブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜の形成処理を行なうための第4のブロック(TCT層)B4を下から順に積層して構成されている。
第2のブロック(BCT層)B2と第4のブロック(TCT層)B4とは、各々反射防止膜を形成するための薬液をスピンコーティングにより塗布する塗布ユニットと、この塗布ユニットにて行われる処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の処理ユニット群と、前記塗布ユニットと処理ユニット群との間に設けられ、これらの間でウエハWの受け渡しを行なう搬送アームA2,A4と、を備えている。第3のブロック(COT層)B3においても、前記薬液がレジスト液であることを除けば同様の構成である。
一方、第1の処理ブロック(DEV層)B1については、一つのDEV層B1内に現像ユニット12が2段に積層されている。そして当該DEV層B1内には、これら2段の現像ユニット12にウエハWを搬送するための搬送アームA1が設けられている。つまり2段の現像ユニット12に対して搬送アームA1が共通化されている構成となっている。
さらに処理ブロックS2には、図1及び図3に示すように、棚ユニットU1が設けられ、この棚ユニットU1の各部同士の間では、前記棚ユニットU1の近傍に設けられた昇降自在な受け渡しアームDによってウエハWが搬送される。キャリアブロックS1からのウエハWは前記棚ユニットU1の一つの受け渡しユニット、例えば第2のブロック(BCT層)B2の対応する受け渡しユニットCPL2に受け渡し手段Cによって順次搬送される。第2のブロック(BCT層)B2内の搬送アームA2は、この受け渡しユニットCPL2からウエハWを受け取って各ユニット(反射防止膜ユニット及び加熱・冷却系の処理ユニット群)に搬送し、これらユニットにてウエハWには反射防止膜が形成される。
その後、ウエハWは棚ユニットU1の受け渡しユニットBF2、受け渡しアームD、棚ユニットU1の受け渡しユニットCPL3及び搬送アームA3を介して第3のブロック(COT層)B3に搬入され、レジスト膜が形成される。こうしてレジスト膜が形成されたウエハWは、搬送アームA3を介して、棚ユニットU1の受け渡しユニットBF3に受け渡される。なおレジスト膜が形成されたウエハWは、第4のブロック(TCT層)B4にて更に反射防止膜が形成される場合もある。この場合は、ウエハWは受け渡しユニットCPL4を介して搬送アームA4に受け渡され、反射防止膜が形成された後、搬送アームA4により受け渡しユニットTRS4に受け渡される。
一方DEV層B1内の上部には、棚ユニットU1に設けられた受け渡しユニットCPL11から棚ユニットU2に設けられた受け渡しユニットCPL12にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトルアームEが設けられている。レジスト膜やさらに反射防止膜が形成されたウエハWは、受け渡しアームDにより受け渡しユニットBF3、TRS4を介して受け渡しユニットCPL11に受け渡され、ここからシャトルアームEにより棚ユニットU2の受け渡しユニットCPL12に直接搬送され、インターフェイスブロックS3に取り込まれることになる。なお図3中のCPLが付されている受け渡しユニットは、温調用の冷却ユニットを兼ねており、BFが付されている受け渡しユニットは、複数枚のウエハWを載置可能なバッファユニットを兼ねている。
次いで、ウエハWはインターフェイスアームFにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚ユニットU2の受け渡しユニットTRS6に載置されて処理ブロックS2に戻される。戻されたウエハWは、第1のブロック(DEV層)B1にて現像処理が行われ、搬送アームA1により棚ユニットU1における受け渡し手段Cのアクセス範囲の受け渡し台に搬送され、受け渡し手段Cを介してキャリア10に戻される。なお図1においてU3は加熱部と冷却部とを積層した熱系ユニット群である。
そして上述のレジストパターン形成装置は、各処理モジュールのレシピの管理や、ウエハWの搬送フロー(搬送経路)のレシピの管理、各処理モジュールにおける処理や、受け渡し手段C、搬送アームA1〜A4、受け渡しアームD、シャトルアームE,インターフェイスアームF等の駆動制御を行うコンピュータからなる制御部2を備えている。この制御部2は、例えばコンピュータプログラムからなるプログラム格納部を有しており、このプログラム格納部には、レジストパターン形成装置全体の作用、つまりウエハWに対して所定のレジストパターンを形成するための、各モジュールにおける処理や、ウエハWの搬送、後述する給脂処理が実施されるようにステップ(命令)群を備えた例えばソフトウェアからなるプログラムが格納される。そして、これらプログラムが制御部2に読み出されることにより、制御部2によってレジストパターン形成装置全体の作用が制御される。なおこのプログラムは、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカード等の記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
続いて前記キャリアブロックS1に設けられた受け渡し手段Cについて説明する。この受け渡し手段Cは、図1及び図4に示すように、ウエハWを保持する保持部材をなすフォーク31が基台32に沿って進退自在(図4中X軸方向に移動自在)に構成されると共に、前記基台32が回転機構33により鉛直軸まわりに回転自在に構成されている。前記フォーク31は、その基端側が支持部材30に支持され、この支持部材30が基台32内部に設けられたタイミングベルトを用いた駆動機構により基台32に沿って移動するように構成されている。
前記回転機構33の下方側には昇降台34が設けられており、この昇降台34は上下方向(Z軸方向)に直線状に伸びるZ軸ガイドレール35に沿って昇降自在に設けられている。詳しくは昇降台34の左右両側には夫々Z軸ガイドレール35が設けられていると共に、昇降台34の左右両側には夫々Z軸移動基体36(36A,36B、図9参照)が取り付けられている。そしてこれらZ軸移動基体36が夫々駆動機構により駆動されてZ軸ガイドレール35に沿って摺動するようになっている。例えばZ軸移動基体36の駆動機構としては、タイミングベルトを用いた機構やボールネジ機構等、周知の構成を用いることができる。この例ではZ軸ガイドレール35及び駆動機構は夫々カバー体37により覆われており、これらカバー体37は例えば上部側にて接続されて一体となっている。
前期Z軸ガイドレール35及びカバー体37の下方側は共通のY軸移動基体41に取り付けられている。このY軸移動基体41は、Y軸方向に直線状に伸びるY軸ガイドレール42に沿って、駆動機構5により摺動移動するように構成されている。この例におけるY軸移動基体41の駆動機構5としては、図1に示すようにタイミングベルト51を用いた機構が用いられている。このタイミングベルト51はY軸方向に沿って伸びるように、モータMにより駆動する駆動プーリ52と従動プーリ53の間に架け渡され、モータMの回転により、図中Y軸方向の一方側及び他方側に移動自在に構成されている。
一方前記Y軸移動基体41はブラケット43を介してタイミングベルト51に接続されている。ここでタイミングベルト51の表面全体には、図4に示すように凹凸51aが形成される一方、ブラケット43の表面にも前記凹凸51aと係合する凹凸43aが形成されている。そしてタイミングベルト51の凹凸51aとブラケット43の凹凸43aとが互いに係合しながらY軸方向に移動することにより、Y軸移動基体41がY軸ガイドレール42に沿って摺動移動することになる。
この際例えばY軸ガイドレール42には、その長さ方向に沿って図示しないボール(転動体)の転送面が形成され、Y軸移動基体41とY軸ガイドレール42とは前記ボールを介して接触するように構成されている。こうして前記フォーク31は、進退自在、昇降自在、鉛直軸周りに回転自在及びキャリア10の配列方向(Y軸方向)に移動自在に設けられることになる。
ここで前記基台32、Y軸ガイドレール42及びZ軸ガイドレール35は、夫々本発明の案内軌道に相当し、フォーク31の支持部材30、Y軸移動基体41及びZ軸移動基体36は本発明の移動基体に夫々相当する。以下では、Y軸ガイドレール42及びY軸移動基体41を例にして説明する。
前記Y軸ガイドレール42は、図1に示すように、キャリア10の配列方向に沿って設けられており、当該Y軸ガイドレール42における一端側近傍には、Y軸給脂ユニット6が設けられている。このY軸給脂ユニット6は、前記Y軸移動基体41に対して潤滑剤を供給する役割を果たすものであり、前記フォーク31が前記キャリアブロックS1における一端側のキャリア10Aに対してアクセスするときにY軸移動基体41と緩衝しないように配置されている。このY軸給脂ユニット6は例えばキャリアブロックS1のベースプレート13に固定して設けられている。
前記Y軸給脂ユニット6は、図5に示すように、前記Y軸移動基体41の移動方向(Y軸方向)に伸びるシリンダ室61と、前記Y軸移動基体41に潤滑剤を供給するための給脂機構60とを備えている。前記シリンダ室61には潤滑剤が充填されており、この潤滑剤としては、鉱物グリスや化学合成グリス、オイル、シリコン系の油脂を用いることができる。
続いて前記給脂機構60について説明する。この給脂機構60は、前記シリンダ室61内に嵌合した状態でY軸移動基体41の移動方向に移動自在に設けられた給脂用のピストンロッドをなす給脂ロッド7を備えている。この給脂ロッド7の先端領域はシリンダ室61からY軸移動基体41側に向けて突出するように設けられると共に、シリンダ室61内におけるその基端側近傍にはピストン71が設けられている。このピストン71は前記シリンダ室61の内壁に対して摺動した状態でY軸方向に移動可能に構成され、これにより前記給脂ロッド7は、シリンダ室61の一端を押圧自在に塞ぐことになる。また給脂ロッド7の基端部は付勢手段をなすバネ72を介してシリンダ室61の内壁と接続されており、このバネ72は給脂ロッド72に対して前記Y軸移動基体41側に付勢力を作用させている。付勢手段としては、バネ72以外にシリコンゴムやシリコンゴムスポンジ等を用いることができる。
前記給脂ロッド7の内部には潤滑剤供給路73が形成されている。この潤滑剤供給路73は、その一端側が前記先端部において潤滑剤吐出口74として開口し、その他端側がシリンダ室61内において前記ピストン71に対して前記先端部とは反対側の領域S1に第1の逆止弁75aを介して潤滑剤供給口75として開口している。この第1の逆止弁75aは、潤滑剤供給路73内の圧力P1よりもシリンダ室61における前記領域S1の圧力P2が高くなったときに開くように構成されている。
この第1の逆止弁75aの構造について、図6を用いて説明する。本発明でいう逆止弁とは、流体である潤滑剤を一方向に通流させ、逆流を防止する弁のことであり、通常の通流方向に対して逆圧がかかった場合に閉じて、逆流を防止する。この例では逆止弁75aは、給脂ロッド7の潤滑剤供給口75の外側に設けられた弁本体100と、当該弁本体100に設けられた潤滑剤通流口101と、弁本体100の内部に移動可能に設けられたボール体102とを備えている。
この逆止弁75aでは、通常の通流方向に対して逆圧がかかった場合、つまり潤滑剤供給路73内の圧力P1よりもシリンダ室61内の圧力P2が低いときには、図6(a)に示すように、前記ボール体102が負圧により潤滑剤通流口101側に押し付けられて、当該潤滑剤通流口101を塞ぐように構成されている。この場合には、潤滑剤供給路73内とシリンダ室61内とは連通せず、第1の逆止弁75aは閉じた状態となる。
また潤滑剤供給路73内の圧力P1よりもシリンダ室61内の圧力P2が高いときには、図6(b)に示すように、前記ボール体102は潤滑剤通流口101側から離れて、当該潤滑剤通流口101を開くように構成されている。この場合には、潤滑剤供給路73内とシリンダ室61内とが連通し、第1の逆止弁75aは開いた状態となる。
また給脂ロッド7における先端領域は、先端部に向けて徐々に細くなるようなノズル状に構成されると共に、給脂ロッド7におけるY軸給脂ユニット6から突出した領域には、その周囲に位置決め用のフランジ76が形成されている。このフランジ76は、後述するようにY軸移動基体41により給脂ロッド7を押圧するときに、Y軸移動基体41を給脂ロッド7に対して所定位置に固定した状態で押圧する役割を果たす。またY軸移動基体41により給脂ロッド7を押圧したとき、当該押圧ロッド7の押圧終了位置を決定する役割も果たしている。
さらにシリンダ室61と給脂ロッド7との接合面や、給脂ロッド7とピストン71との接合面、ピストン71とシリンダ室61との接合面には、夫々シール部材をなす例えばOリング77a,77b,77cが設けられている。
さらにまたシリンダ室61の上部側には潤滑剤が貯留される潤滑剤貯留室64が設けられている。このシリンダ室61と潤滑剤貯留室64との間は、シリンダ室61内における前記領域S1において、第2の逆止弁62を備えた通流口63により接続されている。この第2の逆止弁62は、シリンダ室61内における前記領域S1の圧力P2よりも潤滑剤貯留室64内の圧力P3が高くなったときに開くように構成されている。
当該第2の逆止弁62も第1の逆止弁75aと同様に構成され、この場合には図6(a)におけるシリンダ室61が潤滑剤貯留室64に相当し、潤滑剤通路73がシリンダ室61に相当する。前記ボール体102は、通常の通流方向に対して逆圧がかかった場合、つまりシリンダ室61内の前記領域S1内の圧力P2よりも潤滑剤貯留室64内の圧力P3が低いときには、図6(a)に示すように、負圧によりボール102が潤滑剤通流口101側に押し付けられて、当該潤滑剤通流口101を塞ぐように構成されている。この場合には、シリンダ室61内と潤滑剤貯留室64内とは連通せず、第2の逆止弁62は閉じた状態となる。
またシリンダ室61内の前記圧力P2よりも潤滑剤貯留室64の圧力P3が高いときには、図6(b)に示すように、ボール102が潤滑剤通流口101側から離れて、当該潤滑剤通流口101を開くように構成されている。この場合には、シリンダ室61内と潤滑剤貯留室64とが連通し、第2の逆止弁62は開いた状態となる。給脂ユニット6においては、給脂ロッド7、ピストン71、バネ72、第1の逆止弁75aを備えた潤滑剤供給路73、第2の逆止弁62を備えた潤滑剤貯留室64と、により給脂機構60が構成されている。
一方Y軸移動基体41側における、Y軸給脂ユニット6に対向する端面には、当該Y軸移動基体41に潤滑剤を供給するために、潤滑剤注入口44が形成されている。この潤滑剤注入口44は、前記給脂ロッド7の先端領域と嵌合する形状の凹部として形成されている。また潤滑剤注入口44の入り口近傍には、給脂ロッド7と嵌合したときに、これらの間を気密に塞ぐために、シール部材例えばOリング47が設けられている。
Y軸移動基体41における当該潤滑剤注入口44の下流側の構造については、Y軸移動基体41と摺動する部材例えばY軸ガイドレール42や、前記図示しない転動体との接合面に対して潤滑剤を供給する構成であれば適宜選択できる。例えば図5に示す例は、Y軸移動基体41とY軸ガイドレール42との間に開口する潤滑剤吐出部45を形成し、この潤滑剤吐出部45と潤滑剤注入口44とを供給路46を介して接続するように構成したものである。また例えばY軸移動基体41と摺動する部材との接合面に、例えば潤滑剤を吸貯できる例えばスポンジ状の潤滑剤吸貯体を設け、ここに潤滑剤注入口44から潤滑剤を供給するように構成してもよい。
続いてこのY軸給脂ユニット6を用いたY軸移動基体41への給脂処理について説明する。この給脂処理は、レジストパターン形成装置の全体の動作を統括的に制御する制御部2によって、駆動機構5であるタイミングベルト51の駆動を制御することによって行われる。Y軸移動基体41に潤滑剤を供給するために、当該移動基体41により、潤滑剤注入口44と給脂ロッド7の先端部とを嵌合させた状態でバネ72の付勢力に抗して当該給脂ロッド7を押圧したり、前記移動基体41を退行させて前記給脂ロッド7の押圧を解除するように、前記駆動機構5を制御する手段は当該制御部2に相当する。前記給脂処理は、制御部2により所定のタイミング、例えば所定数のロットのウエハWに対して処理を行った後、次のロットのウエハWに対して処理を開始する前のタイミングで実行される。
この給脂処理では、図7(a)に示すように、先ずY軸移動基体41を給脂開始位置まで移動する。この給脂開始位置は、通常位置にある給脂ロッド7の先端部とY軸移動基体41の潤滑剤注入口44とが嵌合し、給脂ロッド7のフランジ76にY軸移動基体41の端面が当接している位置である。また給脂開始位置は、Y軸移動基体41が通常のウエハWの搬送動作で移動する領域よりも外側の位置であるので、この給脂処理を行うときのみ、Y軸移動基体41がこの位置まで移動する。この際通常位置にある給脂ロッド7では、第1の逆止弁75aにより、潤滑剤供給口74が閉じられており、図7(a)では潤滑剤供給口75が閉じられた状態を示している。また潤滑剤供給路73には、図5及び図7(a)に示すように、前回の給脂処理により残ったグリスがその先端部近傍まで入りこんでいる。
次いで図7(b)に示すように、Y軸移動基体41をさらにY軸給脂ユニット6側に移動する。このようにすると、Y軸移動基体41は潤滑剤注入口44に給脂ロッド7の先端部が嵌合した状態でY軸給脂ユニット6側に移動し、給脂ロッド7がY軸移動基体41により押圧される。これによりピストン71がシリンダ室61内をバネ72の付勢力に抗してバネ72側に移動し、こうして給脂ロッド7の周囲に形成されたフランジ76がシリンダ室61の外面に当接するまで、Y軸移動基体41により給脂ロッド7を押圧する。
この段階では、通流口63の第2の逆止弁62は閉じられているので、ピストン71がシリンダ室61内においてバネ72側に移動すると、シリンダ室61内における前記領域S1の容積が小さくなり、当該領域S1内の圧力P2が高くなる。これにより図6(b)に示すように、シリンダ室61内における当該領域S1の圧力P2は潤滑剤供給路63の圧力P1よりも高くなるので、第1の逆止弁75aが開き、シリンダ室61内のグリスが潤滑剤供給路73に流れ込む。なお図6(b)では第1の逆止弁75aが開いた状態を示している。一方この潤滑剤供給路73に新たなグリスが供給されると、当該供給路73内のグリスはそのまま潤滑剤吐出口74からY軸移動基体41の潤滑剤注入口44に流出し、こうしてY軸移動基体41に対してグリスが給脂される。
この際グリスの供給量は、Y軸移動基体41による給脂ロッド7の押圧力に応じて決定される。つまりピストン71がシリンダ室61内をバネ72側に移動する距離が長い程、シリンダ室61内における前記領域S1内の圧力P2が高まるため、潤滑剤供給路73を介して、Y軸移動基体41側へ流れ込むグリスの量が多くなる。
ここでこの例では既述のように、前記Y軸移動基体41が給脂ロッド7のフランジ76に当接する位置が、Y軸移動基体41による給脂ロッド7の押圧開始位置、前記フランジ76がシリンダ室61に当接した位置が押圧終了位置となる。つまり前記フランジ76により押圧開始位置と押圧終了位置とが決定されるため、これらは常に一定となる。従ってシリンダ室61内にグリスを充填しておき、かつ潤滑剤供給路73内のグリス量がほぼ同じである場合、給脂ロッド7をY軸移動基体41により押圧すれば、前記押圧開始から押圧終了までに給脂ロッド7からY軸移動基体41に供給されるグリス量はほぼ一定量となる。そしてY軸移動基体41側では、潤滑剤吐出部45から供給路46を介してY軸移動基体41とY軸ガイドレール42の接触部にグリスが給脂されることになる。
このようにしてY軸移動基体41により給脂ロッド7を押圧してY軸移動基体41に対して給脂処理を行った後、図7(c)に示すように、Y軸移動基体41を例えば給脂開始位置よりも退行させ、給脂ロッド7の押圧を解除して給脂処理を終了する。この際給脂ロッド7はバネ72により押圧前の通常位置まで復帰しようとするが、このときにはピストン71がY軸移動基体41側へ移動し、シリンダ室61内における前記領域S1の容積が大きくなるため、当該領域S1の圧力P2が低くなる。こうして潤滑剤貯留室64内の圧力P3がリンダ室61内における前記領域S1内の圧力P2よりも高くなると、第2の逆止弁62が開き、潤滑剤貯留室64からシリンダ室61内へグリスが供給される。
この際潤滑剤貯留室64はシリンダ室61の上方側に設けられているので、潤滑剤貯留室64内のグリスは自重によりシリンダ室61に供給される。そして潤滑剤貯留室64の圧力P3とシリンダ室61における前記領域S1内の圧力P2とが平衡状態になるまで、つまりシリンダ室61内がグリスで充填されるまで供給される。これによりシリンダ室61には、給脂処理により減少した分量分のグリスが補充されることになる。
一方給脂ロッド7はシリンダ室61内へのグリスの補充により、当該シリンダ室61内の圧力P2が次第に高くなり、バネ72の復元力により前記基準位置に復帰する。このときには、既述の図6(a)に示すように、通常の通流方向に対して逆圧がかかった状態となるので、ボール102は負圧により潤滑剤通流口101側に押し付けられて、当該潤滑剤通流口101を塞ぎ、潤滑剤供給路73内のグリスがシリンダ室61へ逆流することが防止される。なお給脂ロッド7の潤滑剤供給路73では、前記給脂処理にて当該供給路73から吐出されなかったグリスが当該供給路73の先端部近傍まで入り込んだ状態となっている。
このように当該実施の形態では、シリンダ室61内の容量と給脂ロッド7内の潤滑剤供給路73の容量と、フランジ76の大きさや、取り付け位置により決定されるピストン71による押圧量とにより、押圧開始から押圧終了までに給脂ロッド7からY軸移動基体41に供給されるグリス量が決定される。このためこれらを適宜設定することにより、所望の供給量を設定することができる。
上述の実施の形態のY軸給脂ユニット6によれば、駆動機構5によりY軸移動基体41側を移動させて給脂ロッド7を押圧することにより、Y軸移動基体41に対して給脂を行っているので、所定のタイミングで作業者の手を介することなく自動的に容易に給脂を行うことができる。
この際、給脂ロッド7の押圧量に応じたグリスがY軸移動基体41に給脂されるので、グリスの給脂量が安定する。つまり上述の構成では、給脂ロッド7にフランジ76を形成して、Y軸移動基体41が給脂ロッド7を押圧する開始位置と、押圧の終了位置とを決定しているため、既述のように常に一定量のグリスをY軸移動基体41側に供給することができる。
また潤滑剤貯留室64からシリンダ室61にグリスを補充しているので、シリンダ室61内のグリス量が安定し、安定した給脂を行うことができる。つまり既述のように、給脂処理毎にシリンダ室61にグリスが補充することにより、次の給脂処理開始時には、常にシリンダ室61内にグリスが充填された状態を確保できる。さらに既述のようにY軸移動基体41による給脂ロッド7の押圧量は常に一定である。このためY軸移動基体41により給脂ロッド7を押圧するといった簡易な手法によって、常に一定量のグリスをY軸移動基体41側に供給することができる。
このようにグリスの給脂量にばらつきが生じることがなく、安定した給脂を行うことができるので、本発明の直線案内装置を基板搬送装置である受け渡し手段Cに適用した場合には、受け渡し手段Cの動作が安定するという効果が得られる。
また本実施の形態の給脂ユニット6を基板処理装置に適用した場合には、装置を停止することなく、あるロットと次のロットとの間等の所定のタイミングで給脂処理を行うことができるので、装置の稼働率の低下を抑えることができる。また装置を停止させなくて済むため、装置を再稼働する際の調整作業が不要となるほか、作業者が給脂処理のために、Y軸移動基体41におけるカバーの脱着やネジの取り外しなどの作業を行うことがないので、作業者の負担が大幅に軽減され、これらの作業が不要となることから給脂処理に要する時間も短縮される。
さらにまた、Y軸移動基体41を移動させて給脂ロッド7を押圧することによって給脂が行われるため、給脂処理を実行するために別の駆動機構が不要であり、このため電源やケーブル等の駆動機構に付随する部品も不要となるので、給脂ユニット6を簡易かつ小型な構成とすることができる。
続いて本発明の他の実施の形態について図8を用いて説明する。この例のY軸給脂ユニット65が上述のY軸給脂ユニット6と異なる点について、以下に説明するが、上述の実施の形態と同様の構成については同じ符号が付してある。この例のY軸給脂ユニット65が上述のY軸給脂ユニット6と異なる点は、シリンダ室61内において給脂ロッド7のピストン71に対して先端部側の領域S2に第1の逆止弁75aを介して潤滑剤供給口75を形成したことと、潤滑剤貯留室64をシリンダ室61内における前記領域S2に第2の逆止弁62を介して接続したことである。
このような構成では、給脂ロッド7がY軸移動基体41により押圧されると、シリンダ室61内における前記領域S2の容積が大きくなるため、この領域S2の圧力P4が低くなる。そして潤滑剤貯留室64の圧力P3が前記シリンダ室61における前記領域S2の圧力P4よりも高くなると、第2の逆止弁62が開いて潤滑剤貯留室64からシリンダ室61における前記領域S2に潤滑剤が補充される。
一方Y軸移動基体41が退行して、給脂ロッド74の押圧が解除され、給脂ロッド74がバネ72により復帰しようとすると、シリンダ室61における前記領域S2の容積が小さくなる。このため当該領域S2の圧力P4が高くなり、この圧力P4が給脂ロッド7の潤滑剤供給路73の圧力P1よりも高くなると、第1の逆止弁75aが開き、当該領域S2から潤滑剤供給路73にグリスが供給されて、当該グリスがY軸移動基体41の潤滑剤注入口44に供給される。
このような実施の形態においても、上述の実施の形態と同様に、駆動機構5によりY軸移動基体41側を移動させて、給脂ロッド7を押圧し、この押圧量に応じたグリスを給脂ロッド7からY軸移動基体41に給脂している。このため所定のタイミングで作業者の手を介することなく自動的に容易に給脂を行うことができる。また給脂ロッド7の押圧量に応じたグリスが給脂されるので、グリスの給脂量が安定する。さらに潤滑剤貯留室64からグリスをシリンダ室61に補充しているので、シリンダ室61内のグリス量が安定し、安定した給脂を行うことができる。この際給脂処理毎に給脂処理により減少したグリスの分量分、シリンダ室61に補充されるので、シリンダ室61内のグリス量が一定となる。従って給脂ロッド7の押圧量を一定とすれば、常に給脂量が同じとなり、安定した給脂を行うことができる。
続いて本発明の他の実施の形態について、図9及び図10を用いて説明する。以下では、この例のY軸給脂ユニット8が上述の図5に示す実施の形態と異なる点について説明するが、上述の実施の形態と同様の構成については同じ符号が付してある。シリンダ室61の構成については上述の実施の形態とほぼ同様であるが、この例のシリンダ室61は、通常位置におけるピストン71の位置を規制するために、シリンダ室61内に突出するピストン押え部材78を備えている。
この例のY軸給脂ユニット8が上述の図5に示す実施の形態と異なる点は、前記シリンダ室61が潤滑剤貯留室81とが供給路82を介して直接接続されており、この潤滑剤貯留室81と大気雰囲気との間には、潤滑剤貯留室81内の圧力が大気雰囲気よりも低くなったときに開く第2の逆止弁83が介在することである。
図9及び図10を用いて具体的に説明する。この例では、潤滑剤貯留室81がシリンダ室61の下方側に設けられており、潤滑剤貯留室81及びシリンダ室61は潤滑剤供給路82により接続されている。また潤滑剤貯留室81内には、当該貯留室81内部をシリンダ室61に直接接続される潤滑剤貯留部84と、この潤滑剤貯留部84に隣接する蓄圧部85とに区画するために、潤滑剤貯留室81の内壁に対してY軸方向に摺動するピストン86が設けられている。前記蓄圧部85は、大気雰囲気と第2の逆止弁83を備えた給気路87、及びリセットバルブ88aを備えた排気路88を介して接続されている。また前記給気路87に、一定圧力、例えば0.1MPaの圧縮エアが接続するようにしてもよい。
この例の給脂ユニット8においても、上述の給脂ユニット6と同様に給脂処理が行われる。つまり給脂を行う際には、図10(a)に示すように、Y軸移動基体41を給脂開始位置(押圧開始位置)まで移動する。この給脂開始位置は、通常位置にある給脂ロッド7とY軸移動基体41の潤滑剤注入口44とが嵌合し、給脂ロッド7のフランジ76にY軸移動基体41が当接している位置である。次いで図10(b)に示すように、Y軸移動基体41をY軸給脂ユニット8側に移動して、こうして通常位置にある給脂ロッド7をフランジ76がシリンダ室61に当接する押圧終了位置まで押圧する。これにより既述のように、第1の逆止弁75aを開き、シリンダ室61内のグリスを潤滑剤供給口75を介して給脂ロッド7内の潤滑剤供給路73に供給して、潤滑剤吐出口74からY軸移動基体41の潤滑剤注入口44に供給する。
こうして給脂処理を行った後、Y軸移動基体41を、前記給脂開始位置よりも退行させ、給脂ロッド7の押圧を解除して給脂処理を終了する。ここで給脂ロッド7はバネ72により押圧前の前記通常位置まで復帰しようとするが、この復帰によりシリンダ室61におけるピストン71に対して先端部とは反対側の領域S1の容積が大きくなると、当該領域の圧力P2は低くなるので、潤滑剤貯留部84との圧力差により潤滑剤貯留部84からシリンダ室61にグリスが供給される。この供給量は、給脂により減少した分量分に相当する。一方給脂ロッド7は、バネ72の復元力と、シリンダ室61内の圧力が高くなることにより、押圧前の通常位置に復帰する。
このように潤滑剤貯留部84からシリンダ室61内にグリスが供給されると、これに伴ってピストン86が下流側に移動し、これにより前記蓄圧部85の容積が大きくなるため、当該蓄圧部85の圧力P5が低くなる。こうして蓄圧部85の圧力P5が大気雰囲気よりも低くなると、第2の逆止弁83が開き、大気雰囲気から当該蓄圧部85に大気が供給される。このとき潤滑剤蓄留室81内においてピストン86が図10(c)に点線で示すように、最下流側に移動した場合には、リセットバルブ88aを開くと共に、潤滑剤貯留部84に図示しない潤滑剤供給機構により新たな潤滑剤を補充して当該ピストン86を所定位置まで戻す。
このような給脂ユニット8においても、上述の実施の形態と同様に、駆動機構5によりY軸移動基体41側を移動させて、給脂ロッド7を押圧し、この押圧量に応じたグリスを給脂ロッド7からY軸移動基体41に給脂している。このため所定のタイミングで作業者の手を介することなく自動的に容易に給脂を行うことができる。また給脂ロッド7の押圧量に応じたグリスが給脂されるので、グリスの給脂量が安定する。さらに潤滑剤貯留室81からグリスをシリンダ室61に補充しているので、シリンダ室61内のグリス量が安定し、安定した給脂を行うことができる。この際、給脂処理毎に給脂処理により減少したグリスの分量分、シリンダ室61に補充されるので、シリンダ室61内のグリス量が一定となる。従って給脂ロッド7の押圧量を一定とすれば、常に給脂量が同じとなり、安定した給脂を行うことができる。
以上、Y軸給脂ユニット6について説明したが、前記受け渡し手段Cは、図4及び図11に示すように、Z軸移動基体36(36A,36B)にグリスを供給するZ軸給脂ユニット91(91A,91B)と、X軸移動基体であるフォーク31の支持部材30にグリスを供給するX軸給脂ユニット92と、を備えている。この例においては、前記Z軸給脂ユニット91A,91Bは、2つのZ軸移動基体36A,36Bに夫々グリスを供給するために、2本のZ軸ガイドレール35の上方側の端部に夫々設けられている。この位置は、ウエハの搬送のために移動する領域よりも上方側の位置である。
これらZ軸給脂ユニット91は、Y軸給脂ユニット6と同様に構成され、給脂ロッド93が下方側に突出するように設けられている。一方前記Z軸移動基体36Bの上方側端面には、給脂ロッド93に嵌合するように潤滑剤注入口94が形成されており、グリスを給脂するときには、Z軸移動基体36Bを上昇させて給脂ロッド93を押圧することにより、グリスが潤滑剤注入口94を介してZ軸移動基体36Bに供給される。そしてZ軸移動基体36B側では、例えばZ軸移動基体36BとZ軸ガイドレール35との接触面に開口する供給路94aを介して、これらの間にグリスが供給される。
またX軸給脂ユニット92は、この例においては、Y軸移動基体41に対してY軸給脂ユニット6から給脂処理を行なうときに、合わせてZ軸移動基体36及び支持部材30への給脂を行うことができるように、Y軸給脂ユニット6の上方側近傍位置に設けられている。つまりY軸移動基体41が給脂処理を行うために、ウエハの搬送のために移動する領域よりも外側に移動したときであって、かつZ軸移動基体36が給脂処理を行うために、ウエハの搬送のために移動する領域よりも上方側に移動したときに、支持部材30への給脂を行うことができるように、その配置場所が設定されている。この際、Y軸移動基体41やZ軸移動基体36は給脂処理時に移動するので、これらが給脂開始位置に移動したとき、給脂終了位置に移動したとき、給脂が終了して給脂開始位置よりも退行した位置にいるときのいずれの場合に支持部材30への給脂処理を行うようにしてもよい。
このX軸給脂ユニット92は、Y軸給脂ユニット6と同様に構成され、給脂ロッド95がX軸方向に突出するように設けられている。一方前記X軸移動基体をなす支持部材30の背面には、給脂ロッド95に嵌合するように潤滑剤注入口96が形成されている。そしてグリスを給脂するときには支持部材30を基台32に沿って退行させて、前記給脂ロッド95を押圧することにより、グリスが潤滑剤注入口96を介してフォークに供給される。一方支持部材30側では、例えば支持部材30と基台32との接触面に開口する供給路96aを介して、これらの間にグリスが供給される。なおX軸給脂ユニット92は、支持部材30が給脂ロッド95を押圧するときに基台32と緩衝しないようにその位置や形状が設定される。
このような構成では、Y軸移動基体41、Z軸移動基体36A,36B、支持部材30に対して給脂処理を行なうときには、この給脂処理を近くの場所でまとめて行うことができるので、給脂処理に係る時間が短時間で済むというメリットがある。
以上において、以上の給脂ユニット6,8では、給脂ロッド7に設けたフランジ76により、Y軸移動基体41による給脂ロッド7の押圧開始や押圧終了を決定するようにしているが、押圧終了はこれに限るものではない。例えばフランジ76がシリンダ室61と当接する前に押圧を終了させてもよく、例えば駆動機構5によりY軸移動基体41を所定の位置まで移動させたときに押圧を終了してもよい。この場合、押圧量(Y軸移動基体41により給脂ロッド7を押圧した距離)に対応するグリスが給脂ロッド7からY軸移動基体41に供給される。
また上述の給脂ユニット6,8では、シリンダ室61や潤滑剤貯留室64の周囲に断熱材を設けて、グリスの温度をある温度範囲に保持し、グリスの粘度の変化を抑えることが好ましい。また給脂ロッド7にフランジ76を設けずに、例えば給脂ユニット6,8側にロッド状の位置決め部材を設け、これをY軸移動基体41に当接させて、押圧開始位置や、押圧終了位置の位置決めを行うようにしてもよい。
さらに本発明の基板搬送装置は、上述のレジストパターン形成装置において、受け渡し手段Cのみならず、搬送アームA1〜A4、受け渡しアームD、シャトルアームE、インターフェイスアームFに適用できる。ここで基板を載置するか又は処理する複数の基板載置部とは、前記レジストパターン形成装置において、基板を処理するモジュールや、受け渡しのために基板が載置されるモジュールや、多数の基板を保持するキャリアやバッファをいう。また本発明の直線案内装置は、物質の搬送以外にも適用でき、例えば移動基体にノズルを固定して当該ノズルを案内軌道に沿って移動させる装置にも適用できる。
W 半導体ウエハ
C 受け渡し手段
A1〜A4 搬送アーム
D 受け渡しアーム
E シャトルアーム
F インターフェイスアーム
2 制御部
41 Y軸移動基体
42 Y軸ガイドレール
44 潤滑剤注入口
5 駆動機構
6 Y軸給脂ユニット
61 シリンダ室
63 第2の逆止弁
64 潤滑剤貯留室
7 給脂用ロッド
71 ピストン
73 潤滑剤供給路
74 潤滑剤吐出口
75 潤滑剤供給口
75a 第1の逆止弁

Claims (4)

  1. 直線状に伸びる案内軌道に沿って移動基体を駆動機構により摺動移動させる直線案内装置において、
    前記移動基体における移動方向の一方側の端面に形成された凹部状の潤滑剤注入口と、
    前記案内軌道における端部に固定して設けられたシリンダ室と、
    前記移動基体に潤滑剤を供給するための給脂機構と、を備え、
    前記給脂機構は、
    このシリンダ室内に嵌合した状態で移動基体の移動方向に移動自在に設けられ、その先端部が前記潤滑剤注入口に突出すると共に当該注入口に嵌合するように構成された給脂用のピストンロッドと、
    前記ピストンロッド内に設けられ、その一端側が前記先端部に開口すると共に、その他端側がシリンダ室内においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部側の領域に第1の逆止弁を介して開口する潤滑剤供給路と、
    前記ピストンロッドに対して前記移動基体側に付勢力を作用させるための付勢手段と、
    前記シリンダ室に潤滑剤を補充するために、当該前記シリンダ室においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部側の領域に第2の逆止弁を介して接続された潤滑剤貯留室と、
    前記移動基体により、前記潤滑剤注入口とピストンロッドの先端部とを嵌合させた状態で前記付勢手段の付勢力に抗して当該ピストンロッドを押圧し、次いで当該移動基体を退行させてピストンロッドの押圧を解除するように前記駆動機構を制御する手段と、を備え、
    前記第1の逆止弁は、潤滑剤供給路よりもシリンダ室内の圧力が高くなったときに開き、前記第2の逆止弁はシリンダ室内よりも潤滑剤貯留室の圧力が高くなったときに開き、
    前記ピストンロッドが移動基体に押圧されたときに潤滑剤貯留室からシリンダ室に潤滑剤が補充され、当該ピストンロッドが付勢手段により復帰するときにシリンダ室内の潤滑剤が前記潤滑剤注入口に供給されることを特徴とする直線案内装置。
  2. 直線状に伸びる案内軌道に沿って移動基体を駆動機構により摺動移動させる直線案内装置において、
    前記移動基体における移動方向の一方側の端面に形成された凹部状の潤滑剤注入口と、
    前記案内軌道における端部に固定して設けられたシリンダ室と、
    前記移動基体に潤滑剤を供給するための給脂機構と、を備え、
    前記給脂機構は、
    このシリンダ室内に嵌合した状態で移動基体の移動方向に移動自在に設けられ、その先端部が前記潤滑剤注入口に突出すると共に当該注入口に嵌合するように構成された給脂用のピストンロッドと、
    前記ピストンロッド内に設けられ、その一端側が前記先端部に開口すると共に、その他端側がシリンダ室内においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部とは反対側の領域に第1の逆止弁を介して開口する潤滑剤供給路と、
    前記ピストンロッドに対して前記移動基体側に付勢力を作用させるための付勢手段と、
    前記シリンダ室に潤滑剤を補充するために、当該シリンダ室においてピストンロッドのピストン部分に対して前記先端部とは反対側の領域に接続された潤滑剤貯留室と、
    前記潤滑剤貯留室にピストンを介して接続された蓄圧室と、
    前記蓄圧室と大気雰囲気との間に介在し、当該蓄圧室内の圧力が大気雰囲気よりも低くなったときに開く第2の逆止弁と、
    前記移動基体により、前記潤滑剤注入口とピストンロッドの先端部とを嵌合させた状態で前記付勢手段の付勢力に抗して当該ピストンロッドを押圧し、次いで当該移動基体を退行させてピストンロッドの押圧を解除するように前記駆動機構を制御する手段と、を備え、
    前記第1の逆止弁は、潤滑剤供給路よりもシリンダ室内の圧力が高くなったときに開き、
    前記ピストンロッドが移動基体に押圧されたときにシリンダ室内の潤滑剤が前記潤滑剤注入口に供給され、当該ピストンロッドが付勢手段により復帰するときに潤滑剤貯留室からシリンダ室に潤滑剤が補充されることを特徴とする直線案内装置。
  3. 請求項1または2に記載の直線案内装置における移動基体に、基板を保持する保持部材を設けたことを特徴とする基板搬送装置。
  4. 基板を載置するか又は処理する複数の基板載置部を備え、
    この基板載置部同士に対して、請求項記載の基板搬送装置により基板を搬送することを特徴とする基板処理装置。
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