JP5104821B2 - 塗布、現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に対してレジストを塗布し、露光後の基板に対して現像を行う塗布、現像装置であって、基板搬送機構等の移動機構に対して、自動給脂が行われる装置に関する。
前記塗布、現像装置は、キャリアブロックと、処理ブロックと、インターフェイスブロックと、を備えている。前記処理ブロックは、基板例えば半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)にレジスト液を塗布する塗布モジュール、アニール後のウエハに現像液を供給して現像処理を行う現像モジュール、これら液処理の前あるいは後にウエハの加熱、冷却を行う加熱、冷却モジュール等を備えている。また、この塗布、現像装置には、直線状の案内軌道であるガイド部に沿って移動する移動機構が設けられ、この移動機構としては具体的にはウエハ搬送機構、塗布モジュールや現像モジュールに用いられるノズル移動機構等が相当する。
ところで、移動機構はガイド部上を摺動するため、摺動する部分に潤滑剤であるグリスを定期的に供給する必要がある。
一方、前記ウエハ搬送機構、ノズル移動機構等には、適正な運用をするためにグリスを供給する推奨周期が、メーカー側より経験的な知見により夫々決められている。例えばウエハ搬送機構において、駆動回数、移動距離、振動及び移動慣性モーメントの大きいX軸の移動基体では、グリスを供給する周期は例えば9ヶ月に設定されている。また、X軸の移動基体よりも駆動回数が少ないY軸の移動基体及びZ軸の移動基体では、夫々3ヶ月に設定されている。また、例えばノズル移動機構においては、移動距離、移動及び配管の振動により、グリス供給周期は6ヶ月に設定され、またリンスノズルの移動機構では、低加重であること及び移動距離も短いため、グリス供給周期は12ヶ月に設定されている。
従って、ユーザはこのようなグリス供給周期(給脂周期)に応じて、装置を停止して作業者がグリスガンにより給脂を行っていた。しかしながらこのような作業は装置の生産性の低下を招くし、また作業者の負担も大きい。このような給脂に関する公知技術として、特許文献1には、ガイド部の端部に設けられた給脂機構にガイド部に沿って移動する移動基体が接触することで、摺動部位に給脂が行われる装置が記載されている。
ところで、塗布、現像装置はある時点において処理ブロック内の各ウエハと各モジュールとを対応させたフェーズ(状態)を、時系列で並べたスケジュール表を作成し、このスケジュールに従ってウエハが一枚ずつ上流側から下流側のモジュールに搬送されるように制御される。このため装置の運転中はむやみに給脂作業を行うと、ウエハ搬送機構が長い時間待機し、結果としてスケジュールが乱れ、全体のスループットが低下する事態を招く。特許文献1にはこのような課題及び解決手段については記載されていない。
このようにメーカー側から推奨されるグリス供給周期は、各移動機構により、まちまちであり、ユーザー側は、塗布、現像装置の定期的なメンテナンス時に各移動機構にグリスを供給している。このメンテナンスの時期は、塗布、現像装置の生産性が低下しないような時期をユーザーが決めている。従って、メーカー側が推奨しているグリス供給周期を超えて、グリスの供給が行われている実態があり、グリスの供給が遅れると移動機構の動きが鈍くなることから、半導体ウエハの生産性に悪影響を及ぼしかねない。前記特許文献1には、グリスを供給する時期については、具体的に記載されていない。
特開2006−203175
本発明は、このような事情の下になされたものであり、その目的は、ウエハ搬送機構やノズル移動機構等の各移動機構に対して、夫々の適切な時期に給脂を行うことができる塗布、現像装置を提供することにある。
本発明に係る塗布、現像装置は、
複数枚の基板を収納したキャリアが搬入、搬出されるキャリア載置台と、このキャリア載置台上のキャリアとの間で基板の受け渡しを行うと共に現像後の基板を前記キャリアに戻す受け渡し機構と、を備えたキャリアブロックと、
前記基板受け渡し機構を介して搬入された基板に対してレジスト液を塗布する塗布モジュールと、レジスト液を塗布した後に基板を加熱するためのモジュールと、レジスト膜が形成されかつ露光された基板に対して現像液を供給して現像を行う現像モジュールと、現像前に基板を加熱、冷却するためのモジュールと、これらモジュール間で基板の搬送を行う主搬送機構と、を含む処理モジュールと、
処理モジュールと露光装置との間に介在し、基板を搬送する移載機構を有するインターフェイスブロックと、
自動給脂を行うための給脂機構と、
キャリアから払い出された基板を順番に上流側のモジュールから下流側のモジュールに搬送するように前記受け渡し機構及び主搬送機構を制御すると共に前記給脂機構を制御する制御部と、を備え、
前記塗布モジュール及び現像モジュールは、液体を基板に供給するノズルを搬送するノズル移動機構を備え、
前記受け渡し機構、主搬送機構、移載機構及びノズル移動機構は、直線状の案内軌道に沿って移動し、移動方向の端面に摺動部位に潤滑剤を供給するための潤滑剤注入口が形成された移動基体を備え、
前記給脂機構は、前記案内軌道の端部に設けられ、移動基体の移動動作により当該移動基体の前記注入口に潤滑油を供給するための供給口を備え、
前記制御部は、移動基体に対して給脂を行った後における当該移動基体の使用時間を計測し、使用時間が予め定めた給脂の周期を越えたときにフラグを立てるステップと、フラグが立ったときに、(a)当該移動基体が準備期間中である、(b)当該移動基体が休止期間中である、または(c)キャリア載置台上のキャリアから一のロットの最終基板が払い出された、のいずれかであるかを判断し、前記(a)、(b)のいずれかに相当するときには当該移動基体を端部に移動させて給脂機構により当該移動基体に対して給脂を行い、前記(c)に相当するときには、移動基体に給脂を行うために必要な時間だけキャリアから次のロットの先頭基板の払い出しを遅らせ、前記一のロットの最終基板に関する当該移動基体の作業が終了した後、当該移動基体を端部に移動させて給脂機構により当該移動基体に対して給脂を行うように制御信号を出力するステップと、を実行するプログラムを備えていることを特徴とする。
前記塗布、現像装置は、以下の構成を取ってもよい。
1.前記処理ブロックは、基板にレジスト膜を形成するための領域と基板を現像するための領域とに分割され、これら領域に夫々主搬送機構が設けられている構成。
2.前記レジスト液を塗布した後に基板を加熱、冷却するためのモジュールは、基板を加熱板により加熱する加熱領域と、前記主搬送機構または移載機構との間で基板の受け渡しが行われる受け渡し領域と、加熱領域及び受け渡し領域との間で基板を搬送する専用搬送機構と、を備え、前記移動機構はこの専用搬送機構を含む構成。
本発明によれば、移動基体が案内される直線軌道の端部に給脂機構を設け、移動基体を給脂機構まで移動させて移動基体の摺動部位に自動で給脂(潤滑剤の供給)を行うようにしているため、作業者の負担が軽減され、また塗布、現像装置の運転を行ったまま給脂が行われるので装置の生産性の低下が抑えられる。そして移動基体が準備状態(アイドリング状態)または休止状態であるときに、あるいはロットの切り替え時に自動給脂を行うようにしているため、基板を1枚ずつ上流側から下流側のモジュールに搬送する作業中に、自動給脂の実施による搬送機構の長い待機時間の発生が避けられ、従って後続のロットの基板の搬送も含めて全体の搬送がスムーズに行われ、結果としてスループットの低下が抑えられる。
本発明の塗布、現像装置に組み込まれるウエハ搬送機構を示す斜視図である。 前記ウエハ搬送機構の一部を成す給脂機構を示す斜視図である。 前記給脂機構と移動機構の縦断側面図である。 前記給脂機構の給脂ノズルが移動機構により、押圧される様子を示す縦断側面図である。 前記給脂機構より移動機構へ給脂が行われる様子を示す縦断側面図である。 前記給脂機構より移動機構へ給脂が行われた後の様子を示す縦断側面図である。 前記塗布、現像装置に組み込まれる現像液ノズルの移動機構を示す斜視図である。 本発明に係る塗布、現像装置を示す斜視図である。 前記塗布、現像装置を示す上面図である。 前記塗布、現像装置を示す側面図である。 前記ウエハ搬送機構を制御する制御部を示すブロック図である。 前記制御部の一部を成す記憶部の記憶テーブルを説明する説明図である。 前記ウエハ搬送機構の給脂が行われるタイミングを説明するフローチャートである。 前記塗布、現像装置におけるウエハの流れを説明するテーブルである。
本発明に係る塗布、現像装置は、基板であるウエハを搬送する搬送機構等の移動機構の擦過部位(摺動部位)に対して自動的に給脂を行うものであるが、全体構成を説明する前に、移動機構及び給脂機構について説明する。
[塗布、現像装置に用いられる移動機構及び給脂機構]
移動機構であるウエハ搬送装置は、図1に示すように支持面に沿ってY方向に直線状に配置された案内軌道を成すガイド部材であるガイドレール10と、このガイドレール10にガイドされながら水平移動する移動基体11と、を備えている。この移動基体11はY方向に移動することから、以降「Y移動基体」と呼ぶことにする。このY移動基体は、台座部分12と、この台座部分12の左右両側(Y方向を左右方向としている)に垂直に伸びると共に互いに上端部同士が連結部により連結している支持部材13、13と、これら支持部材13、13に夫々設けられた昇降用のガイド部材14、14にその両端側がガイドされながら昇降する移動基体である昇降機構15と、を備えている。なお、図1では一方の支持部材13を鎖線で表すことで、内部のガイド部材14を図示するようにしている。
この昇降基体15には、回動機構16aを介して、鉛直軸回りに回動自在な回動基体16が設けられており、この回動基体16には進退自在な移動基体17が設けられている。この移動基体17にはウエハを保持する保持部材であるフォーク17aが取り付けてある。このフォーク17aの移動方向は、前記ガイドレールと直交する方向、即ちX方向であることから、移動基体17は以後「X移動基体」と呼ぶことにする。
Y移動基体11の説明に戻ると、ガイドレール10の側方には、当該ガイドレール10に沿って、タイミングベルト20が設けられており、このタイミングベルト20はガイドレール10の両端部よりも少し外側に夫々位置する駆動プーリ21a及び従属プーリ21bの間に巻き掛けられている。Y移動基体11はブランケットを介してタイミングベルト20に取り付けられており、従って駆動プーリ21aに連結された駆動部であるモータにより走行制御されることになる。また、Y移動基体11の端面には、Y移動基体11とガイドレール10との摺動部分に対して給脂を行うための潤滑剤(グリス)注入口(給脂孔)22aが設けられる一方、ガイドレール10の一端側には、図1及び図2に示すように前記給脂孔22aに嵌合してY移動基体11に給脂を行うための給脂機構3aが設けられている。
また、支持部材13における昇降用のガイドレール14の端部側例えば上端部側には、昇降基体15と当該ガイドレール14との摺動部分に対して給脂を行うための給脂機構3bが設けられている。昇降基体15における給脂機構3bと対向する端面には、当該給脂機構3bから給脂されるための給脂孔22bが設けられている。また、X移動基体17の後端面、即ちフォーク17aが飛び出す方向を前方としたときの後方側の端面にも、図示しないガイド部材と摺動する部位に給脂を行うための給脂孔が設けられている。そして、このX軸移動基体17に対して給脂を行うための給脂機構3cは、この例ではウエハ搬送装置とは別個に配置され、例えば昇降機構15が最も下方まで降下した位置において、X移動基体17が後退したときにX軸移動基体17の給脂孔22と嵌合する位置に設定されている。
なお、昇降基体15を昇降させるための昇降機構及びX移動基体17をX方向に移動させるための駆動機構については、図1では見えないが、例えば、周知のベルト機構などが用いられる。
次に給脂機構の説明をする。前記給脂機構3a、3b、3cの構造は夫々同じであるため、Y軸方向に伸びるガイドレール10の端部に設けられた給脂機構3aのみを以下に説明することとして、その他の給脂機構3b、3cの説明は省略することとする。
給脂機構3aは、図3に示すように潤滑剤であるグリスを収容するシリンダ室30を備え、このシリンダ室30内はピストンロッドのピストン部31が密合した状態でその長さ方向に移動するように設けられている。ピストンロッド40は側壁を貫通し、Y軸移動基体11側に突出している。 ピストンロッド40の内部には、その長さ方向に潤滑剤流路が形成され、この潤滑剤流路の一端はピストンロッド40の先端に開口されると共に、他端はシリンダ室30内におけるピストン部31の反対側(ピストンロッド40の先端とは反対側)に開口している。潤滑剤流路の他端側の開口部43は例えばピストンロッド40の縦断面の直径方向に2箇所設けられ、各々第1の逆止弁43aが設けられている。この第1の逆止弁43aは潤滑剤流路内の圧力がシリンダ室30内の圧力より小さい場合には開状態となる。
また、シリンダ室30内はグリスで満たされている。前記シリンダ室30の上側にはグリスGを貯留しておく貯留タンク32が設けられ、シリンダ室30の上面に形成された連通孔33を介してシリンダ室30と貯留タンク32とは互いに連通している。連通孔33には第2の逆止弁34が設けられ、シリンダ室30から貯留タンク32へのグリスGの逆流を防止している。第2の逆止弁34は貯留タンク32内部の圧力がシリンダ室30内部の圧力より大きい場合は開状態となる。
ピストンロッド40は、その先端側にY軸移動基体11と当接するためのフランジ部41が形成されている。また、ピストンロッド40は、その他端側に付勢手段例えばバネ45の一端が接続され、このバネ45の他端はシリンダ室30の内壁に固定されていることから、図3中の左側方向へ付勢されている。
次に、ウエハ搬送装置の移動基体へグリスを補充する様子を説明する。給脂機構によるグリスGの補充はX軸の給脂機構3c、Y軸の給脂機構3a、Z軸の給脂機構3bのいずれも同様に行うため、Y軸方向に設けられた給脂機構3aのみについて説明する。
Y軸移動基体11がガイドレール10に沿って給脂機構3aに隣接する位置(給脂位置)へ移動すると、図4及び図5に示すようにY軸移動基体11の側面とフランジ部41の左側面とが当接して、Y軸移動基体11の慣性力がバネ45の復元力に抗してピストンロッド40を押圧する。ピストン部31が後退し、シリンダ室30の圧力がピストンロッド40内部の圧力より大きくなり、潤滑剤流路に流入してきたグリスGはY軸移動基体11の給脂孔22を介して、摺動部へ補充される。
次に、図6に示すようにY軸移動基体11が、給脂機構3aと離れる方向へ移動をすると、ピストンロッド40が給脂孔22より外れて、バネ45の付勢力により定位置に戻る。このとき、シリンダ室30内は、貯留タンク32よりも圧力が小さく、そのため、逆止弁34が開状態となり、貯留タンク32よりグリスGがシリンダ室30へ補充される。
ここで移動機構としては、上述のウエハ搬送機構に限られず、後述の塗布、現像装置内に設けられるレジスト塗布モジュールなどに用いられるノズル機構であってもよい。ノズル移動機構例えば現像液を吐出する現像液ノズルは、図7に示すように、ガイドレール10上をY軸方向に沿って摺り動するY軸移動基体11に支持体50が設けられ、この支持体50から水平方向へノズル保持部材51が伸び出て、ノズル保持部材51に現像液ノズル52が保持されている。ガイドレール10の端部には給脂機構3aが設けられ、既述のようにY軸移動基体11とガイドレール10との摺動部に給脂が行われる。
[塗布、現像装置の全体構成]
次に、塗布、現像装置の全体構成について説明する。図8及び図9に示すように塗布、現像装置100には、キャリアブロックC1が設けられている。このキャリアブロックC1では、載置台111上に載置された密閉型のキャリア(FOUP)Cから受け渡し機構112(CRA)がウエハWを取り出して、当該キャリアブロックC1に隣接された処理ブロックC2に受け渡すと共に、前記受け渡し機構112が、処理ブロックC2にて処理された処理済みのウエハWを受け取って前記キャリアCに戻すように構成されている。
前記処理ブロックC2は、図10に示すように、この例では現像処理を行うための第1のブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜の形成処理を行うための第2のブロック(BCT層)B2、レジスト液の塗布処理を行うための第3のブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜の形成処理を行うための第4のブロック(ITC層)B4を下から積層して構成されている。
前記第3のブロック(COT層)B3は、レジスト液を塗布する液処理モジュール(塗布モジュール)60と、この液処理モジュールにて行われる処理の後処理を行うための加熱、冷却系の処理モジュール群U1〜U4と、これらモジュールの間でウエハWの受け渡しを行う主搬送機構A3とを備えている。また、第2のブロック(BCT層)B2と第4のブロック(ITC層)B4とは、各々反射防止膜を形成するための薬液をスピンコーティングにより塗布する液処理モジュール(反射防止膜モジュール)と、前記加熱、冷却系の処理モジュール群と、これらモジュールの間でウエハWの受け渡しを行う主搬送機構A2、A4とを備えている。
一方、第1の処理ブロック(DEV層)B1については、例えば一つのDEV層B1内に現像モジュールが2段に積層されている。そして当該DEV層B1内には、これら2段の現像モジュールにウエハWを搬送するための共通の主搬送機構A1が設けられている。さらに処理ブロックC2には、図9及び図10に示すように、棚ユニットU5が設けられ、この棚ユニットU5の各部同士の間では、前記棚ユニットU5の近傍に設けられた昇降自在な受け渡しアームD1によってウエハWが搬送される。
このような塗布、現像装置110では、受け渡し機構112により、キャリアブロックC1から払い出されたウエハWは、前記棚ユニットU5の一つの受け渡しモジュール、例えば第2のブロック(BCT層)B2の対応する受け渡しモジュールCPL2に受け渡し機構112によって順次搬送される。次いで、ウエハWは受け渡しモジュールCPL3及び主搬送機構A3を介して第3のブロック(COT層)B3に搬入され、液処理モジュールにてレジスト膜が形成される。レジスト膜形成後のウエハWは、主搬送機構A3により、棚ユニットU5の受け渡しモジュールBF3に受け渡される。なお、レジスト膜の上に反射防止膜を形成する場合や、レジスト塗布前にウエハWに対して疎水化処理を行う場合もある。
一方DEV層B1内の上部には、棚ユニットU5に設けられた受け渡しモジュールCPL11から棚ユニットU2に設けられた受け渡しモジュールCPL12にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトルアームEが設けられている。レジスト膜が形成されたウエハWは、受け渡しアームD1により受け渡しモジュールBF3、TRS4を介して受け渡しモジュールCPL11に受け渡され、ここからシャトルアームEにより棚ユニットU2の受け渡しモジュールCPL12に直接搬送され、インターフェイスブロックC3に取り込まれることになる。なお図11中のCPLが付されている受け渡しモジュールは、温調用の冷却モジュールを兼ねており、BFが付されている受け渡しモジュールは、複数枚のウエハWを載置可能なバッファモジュールを兼ねている。
次いで、ウエハWは移載機構118により露光装置C4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚ユニットU2の受け渡しモジュールTRS6に載置されて処理ブロックC2に戻される。戻されたウエハWは、先ず加熱、冷却系のモジュールにて加熱処理され、冷却後に第1のブロック(DEV層)B1にて現像処理が行われ、主搬送機構A1により棚ユニットU5における受け渡し機構112のアクセス範囲の受け渡し台に搬送され、受け渡し機構112を介してキャリアCに戻される。
ここで加熱、冷却系のモジュールの構成について述べると、このモジュールは図9に略解的に示すように加熱板71と、主搬送機構A3によりウエハの受け渡しが行われる受け渡し領域と加熱板71の上方領域との間でウエハを移動させる専用のウエハ移動機構72を備えている。そして、この例では、この専用の移動機構が冷却アーム72を兼用しており、加熱板72により加熱されたウエハは冷却板に受け渡される。この移動機構は、直線状のガイドレールに沿って、移動基体(冷却アーム)が移動するように構成されている。
また、冷却モジュールや現像モジュールなどの液処理モジュールには、薬液をウエハに供給する薬液ノズルや純水をウエハに供給する純水ノズルが設けられている。
上述の塗布、現像装置のウエハの搬送については、後述の図14に示すように予め作成された搬送スケジュールに基づいて行われる。この搬送スケジュールは、ある時点における各モジュールにどのウエハがおかれているかを示すフェーズを時系列に並べたものであり、ウエハは上流側のモジュールから下流側のモジュールに向かって順次1枚づつ搬送される。そして、各フェーズが実行されるのに要する時間の目標値が決められており、できるだけ目標値に近づけるように搬送制御を行うことにより、結果として、高いスループットを得られることがシミュレーションで把握されている。なお、この搬送スケジュールに記載されているモジュールは、この例ではインターフェイスブロックC3内のモジュールに含まれていない。その理由はインターフェイスブロックC3内のウエハの搬送は、露光機の処理との関係で処理ブロックC2内のウエハの搬送とは非同期で行うことが好ましいとされているからである。
以上に述べた塗布、現像装置110において、給脂機構により給脂される移動機構としては、棚ユニットU5を上下する受渡し搬送アーム112(CRA)、各ブロック内の主搬送機構A1〜A5、加熱装置の冷却アーム、ノズル移動機構、インターフェイスブロックC3の移載機構118などが相当する。
次いで、上述の塗布、現像装置において移動機構の給脂に関する部位を中心に制御部の構成を説明する。制御部8は、例えばコンピュータからなり、図11に示すように移動機構の動作を制御する搬送プログラム80と、給脂用の時間管理プログラム81と、給脂のタイミングを図る判断プログラム82と、各移動機構83の給脂動作を制御する自動給脂プログラム84と、各移動機構83の給脂管理用のテーブル85と、を備えている。なお、このテーブル85は記憶部内に格納されているものであるが、便宜上記憶部を図示せずにテーブルを図示する。図12はテーブル85の記載例を示したものであり、左側から順番に移動機構の種別、移動軸、給脂周期、フラグの記載欄となっている。図11中、86はCPU、87はディスプレイなどの表示部、88はデータバス、89はアラーム、83は受け渡し機構や主搬送機構などを移動機構としてまとめてブロック化したものである。
時間管理プログラム81は、各移動機構毎に、給脂を行った後の使用時間について管理を行うプログラムである。受け渡し機構、主搬送機構A1、A2、加熱冷却用のアーム、各液処理モジュール内のノズル移動機構及び移載機構は、給脂を行った後、次の給脂を行うまでの給脂周期が各々決められている。時間管理プログラム81は、これら移動機構毎に給脂を行った後の使用時間を測定しており、その使用時間が予め定められた給脂周期に達したときにテーブル85における当該移動機構に対応する欄にフラグ「1」を立てるようにステップが組まれている。
ここで前記使用時間は、各移動機構の使用時間の計測値である。各移動軸毎に使用時間を求めてもよいが、移動機構が使用される時間は当該移動機構の各軸の使用時間としてカウントしてもよい。そして移動機構が使用される時間とは、例えば当該移動機構を使用状態とする塗布、現像装置の運転時間である(即ち移動機構が待機している時間もカウントされる)。なお移動機構が待機している時間は、使用時間としてカウントしないようにしてもよい。また各移動機構の給脂周期の一例を挙げると例えば受け渡し機構112は、X軸方向が9ヶ月、Y軸方向及びZ軸方向が3ヶ月、冷却アームはX軸方向が6ヶ月、Z軸方向が3ヶ月、またノズル移動機構は6ヶ月、更にまたリンスノズルは12ヶ月である。各移動機構の使用時間の計測開始のタイミングについては、例えば後述の自動給脂プログラム84が実行されて出力される給脂の終了信号をトリガとすることができる。
搬送プログラム80は、各移動機構の搬出動作を制御するためのものであり、例えば各移動機構毎に設けられているが、説明の便宜上それらプログラム群をまとめて搬送プログラムとして取り扱うこととする。判断プログラム82は、テーブル85にフラグが立ったときには、更に所定の条件が成立したか否かを判断し、その条件が成立したと判断したときに自動給脂プログラム84を起動させるようにステップが組まれている。この判断プログラム82及び所定の条件については後述の図13のフローチャートにおいて詳述する。
自動給脂プログラム84は、判断プログラム82から移動機構に対して(詳しくは移動機構の移動軸に係る移動基体に対して)自動給脂の起動指令が出力されたときに既述のように自動給脂を行うように制御信号を出力するためのステップ群からなる。
次に上述の実施形態の作用について説明する。今、キャリアステージ111にキャリアCが搬入され、ここからウエハが取り出されて既述のようにして塗布、現像装置110内にて処理が行われているものとする。一方、給脂用の時間管理プログラム81は、各移動機構について給脂を行った後の使用時間について計測を行っている。そして、いずれかの移動機構の移動軸の移動基体について使用時間が給脂周期に達すると、テーブル85内の該当箇所にフラグ「1」を立てる。一方、給脂用の判断プログラム82は図12に示すようにテーブル85にフラグが立ったか否かを判断しており(ステップS1)、いずれかの移動機構についてフラグが立っていると、次にこの移動機構がアイドリング状態であるか否かを判断する(ステップS2)。アイドリングとは、塗布、現像装置の運転を休止していてその後再開したときに、例えばメンテナンス後に運転を再開したときに、ウエハをキャリアCから払い出す前に準備運転を行っているときである。アイドリング時であれば、自動給脂プログラムが起動されて移動機構に対して給脂が行われる(ステップS7)。
アイドリング時ではない場合には、当該移動機構が休止中であるか否かについて判断され(ステップS3)、休止中であれば自動給脂プログラム84が起動されて、当該移動機構に対して給脂が行われる。移動機構が休止中であるとは、塗布、現像装置が稼働しているが、当該移動機構がその時点から自動給脂を行うのに十分な時間だけ使用されない状態をいう。例えば、塗布、現像装置の稼動直後、最初のロットのウエハがキャリアCから払いだされ、先頭のウエハがBCT層に到達した時点においては、COT層における加熱、冷却モジュールの冷却アームは、作業が開始されるまでには時間に余裕があり、この場合には冷却アームが休止状態にある。また、キャリアCから払い出されたロットのウエハが反射防止膜の塗布を必要としない場合には、当該ウエハはBCT層を経由せずにCOT層に搬送させるため、BCT層内の移動機構は休止状態である。
更に例を挙げると、移載機構やDEV層内の移動機構(主搬送機構やノズル移動機構)については、ロット間隔が空いたために、後続のロットがキャリアCから払い出されてはいるが、現時点から当該移動機構が作業を行うまでには十分な時間がある場合には休止状態に相当する。ここで十分な時間が存在するか否かの判断は、例えば塗布、現像装置内の搬送スケジュールを参照することにより行うことができる。搬送スケジュールとは、ある時点においてどのウエハが、どのモジュールに置かれるのかという配置状態を決め、この配置状態を時系列に並べたものであり、例えば図14に示すように作成される。従って、判断プログラム82は、現時点のフェーズから次にその移動機構が作業をするフェーズまで空白のフェーズ(サイクル)の数が分かるので、現時点でその移動機構に対して給脂を行って良いか否かが判断できる。あるフェーズが実行されるのに要する時間は予め設定されているため、例えば現時点において、その移動機構が作業を行っておらずしかもその移動機構の作業に関連するモジュールがそのときのフェーズ以降のフェーズについて予め設定したフェーズ回数だけ例えば2回のフェーズ分だけ不使用であるとすれば、その移動機構は休止状態となる。この空白フェーズ回数は、給脂に要する時間との関係で決定される。
そして、移動機構が休止中でなければ、キャリアCから払い出されるウエハのロットの切り替え時であるか否か、つまりキャリアCからロットの最終ウエハが払い出される時点か否かを判断する(ステップS4)。ロットとは、ウエハの種別が同じであり、塗布、現像装置内で互いに同一の処理が行われるウエハをいう。ロットの切り替え時でなければステップS2に戻り、ロットの切り替え時であれば、キャリアCからの次のロットのウエハの払い出しを所定時間止める(ステップS5)。この所定時間とは、移動機構に対して給脂を行うのに十分な時間であり、例えば上述のフェーズの2回分だけ遅らせて前記次のロットの先頭のウエハを払いだすようにする。このようにすることで、移動機構例えば現像モジュール内の薬液ノズルの移動機構であれば、当該現像モジュールからウエハが搬出された後、フェーズ2回分に相当する時間だけ休止状態となるので、この間に給脂を行うことができる。従って、ステップS5が実行された後、既述のロットの切り替え時における先のロットの最終ウエハに対し、当該移動機構の作業が終了したか否かの判断(ステップS6)が行われることになる。最終ウエハに対する移動機構の作業とは、ウエハの搬送機構であれば、当該最終ウエハの搬送であり、ノズルの移動機構であればそのノズルが含まれるモジュールが行う処理である。そして、ステップS6の判断が「YES」であれば、その移動機構に対して給脂が行われる(ステップS7)。なお、キャリアブロックの受渡し機構112に関しては、処理済の最終ウエハをキャリアCに戻す作業を行った後、給脂作業が行われている間は、キャリアCから未処理のウエハを払い出すことができないので、その分払いだし作業が遅れることになる。
以上の図13のフローチャートは塗布、現像装置を通常運転している場合の作用であり、装置のメンテナンスを行っているときにフラグが立った場合には、例えば画面(表示部)に、どの移動機構についてフラグが立ったかが表示されるようになっており、オペレータの判断により、図11の制御部には示していないが、例えば画面上に表示される操作部であるソフトスイッチにより給脂を行うことができるようになっている。
上述実施形態によれば、例えばY軸移動基体11が案内される直線軌道の端部に給脂機構3aを設け、Y軸移動基体11を給脂機構3aまで移動させてY軸移動基体11の摺動部位に自動で給脂(潤滑剤の供給)を行うようにしているため、作業者の負担が軽減され、また塗布、現像装置110の運転を行ったまま給脂が行われるので装置の生産性の低下が抑えられる。そして移動基体が準備状態(アイドリング状態)または休止状態であるときに、あるいはロットの切り替え時に自動給脂を行うようにしているため、ウエハを1枚ずつ上流側から下流側のモジュールに搬送する作業中に、自動給脂の実施による搬送機構の長い待機時間の発生が避けられ、従って後続のロットの基板の搬送も含めて全体の搬送がスムーズに行われ、結果としてスループットの低下が抑えられる。
前記加熱、冷却モジュールとしては、既述のように一体となっているモジュールを用いる代わりに、加熱モジュールと冷却モジュールとして別々に分割されていてもよい。この場合、加熱モジュール及び冷却モジュールには、各々主搬送手段によってウエハが搬送され、加熱または冷却処理される。
前記塗布、現像装置110は、前記処理ブロック(塗布モジュール、加熱、冷却モジュール、現像モジュール)が分割されている場合に限られず、処理ブロックが一体となっている構成でもよい。
10 ガイドレール
11 Y軸移動基体
12 台座部分
13 支持部材
14 ガイド部材
15 昇降機構
16 回転基体
17 X軸移動基体
20 タイミングベルト
22 給脂孔
3a、3b、3c
給脂機構
30 シリンダ室
31 ピストン部
32 貯留タンク
40 ピストンロッド
41 フランジ部
G グリス
8 制御部
80 搬送プログラム
81 時間管理プログラム
82 判断プログラム
83 移動機構
84 自動給脂プログラム
85 給脂管理用のテーブル
110 塗布、現像装置

Claims (3)

  1. 複数枚の基板を収納したキャリアが搬入、搬出されるキャリア載置台と、このキャリア載置台上のキャリアとの間で基板の受け渡しを行うと共に現像後の基板を前記キャリアに戻す受け渡し機構と、を備えたキャリアブロックと、
    前記基板受け渡し機構を介して搬入された基板に対してレジスト液を塗布する塗布モジュールと、レジスト液を塗布した後に基板を加熱するためのモジュールと、レジスト膜が形成されかつ露光された基板に対して現像液を供給して現像を行う現像モジュールと、現像前に基板を加熱、冷却するためのモジュールと、これらモジュール間で基板の搬送を行う主搬送機構と、を含む処理モジュールと、
    処理モジュールと露光装置との間に介在し、基板を搬送する移載機構を有するインターフェイスブロックと、
    自動給脂を行うための給脂機構と、
    キャリアから払い出された基板を順番に上流側のモジュールから下流側のモジュールに搬送するように前記受け渡し機構及び主搬送機構を制御すると共に前記給脂機構を制御する制御部と、を備え、
    前記塗布モジュール及び現像モジュールは、液体を基板に供給するノズルを搬送するノズル移動機構を備え、
    前記受け渡し機構、主搬送機構、移載機構及びノズル移動機構は、直線状の案内軌道に沿って移動し、移動方向の端面に摺動部位に潤滑剤を供給するための潤滑剤注入口が形成された移動基体を備え、
    前記給脂機構は、前記案内軌道の端部に設けられ、移動基体の移動動作により当該移動基体の前記注入口に潤滑油を供給するための供給口を備え、
    前記制御部は、移動基体に対して給脂を行った後における当該移動基体の使用時間を計測し、使用時間が予め定めた給脂の周期を越えたときにフラグを立てるステップと、フラグが立ったときに、(a)当該移動基体が準備期間中である、(b)当該移動基体が休止期間中である、または(c)キャリア載置台上のキャリアから一のロットの最終基板が払い出された、のいずれかであるかを判断し、前記(a)、(b)のいずれかに相当するときには当該移動基体を端部に移動させて給脂機構により当該移動基体に対して給脂を行い、前記(c)に相当するときには、移動基体に給脂を行うために必要な時間だけキャリアから次のロットの先頭基板の払い出しを遅らせ、前記一のロットの最終基板に関する当該移動基体の作業が終了した後、当該移動基体を端部に移動させて給脂機構により当該移動基体に対して給脂を行うように制御信号を出力するステップと、を実行するプログラムを備えていることを特徴とする塗布、現像装置。
  2. 前記処理ブロックは、基板にレジスト膜を形成するための領域と基板を現像するための領域とに分割され、これら領域に夫々主搬送機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の塗布、現像装置。
  3. 前記レジスト液を塗布した後に基板を加熱、冷却するためのモジュールは、基板を加熱板により加熱する加熱領域と、前記主搬送機構または移載機構との間で基板の受け渡しが行われる受け渡し領域と、加熱領域及び受け渡し領域との間で基板を搬送する専用搬送機構と、を備え、前記移動機構はこの専用搬送機構を含むことを特徴とする請求項1または2記載の塗布、現像装置。
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