JP5222577B2 - 荷役車両 - Google Patents
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Description
このために、荷役フレーム上にロードセルを設け、コンテナを荷役フレームに積み込んだ際の当該コンテナの重量をロードセルで計量することが提案されている(特許文献1参照)。
そこで、本発明は、正確な計量が可能であると共に、荷役装置の全重量がロードセルのみに常時作用してしまうことを防止することができる荷役装置を提供することを目的とする。
この荷役車両によれば、支持部材が解除位置にあると、荷役装置の重量をロードセルのみが支持することから、ロードセルによって荷役装置の重量を正確に計測することができ、この計測結果に基づいてコンテナ重量を精度良く求めることができる。そして、支持部材が支持位置にあると、荷役装置の重量を車体側フレームに伝達させることから、荷役装置の全重量がロードセルのみに常時作用してしまうことを防止することができる。
これによれば、荷役装置の製造の際に、当該荷役装置におけるコンテナの載置位置に対して、支持部材の取り付け位置を調整することができる。これにより、荷役装置の重量を支持するための支持部材を、好ましい位置に設置する作業が行ないやすくなる。
これによれば、コンテナの重量は載置部材を介して荷役フレームの取付部に作用し、この取付部に作用した荷重を、支持位置で、その直下に位置する支持部材が支持することができる。このように、支持位置でコンテナの重量を支持する載置部材を、前記取付部を介して真下から支持部材が支持することができる。このため、コンテナを安定して支持することができる。
これによれば、脱落防止部によって、荷役装置が車体側フレームから脱落するのを防止することができる。
図1は本発明の荷役車両の側面図である。この荷役車両Vは、コンテナCを地上と車体上との間で積み降ろしする荷役装置1と、この荷役装置1を搭載している車体側フレーム2とを備えている。この図1は、コンテナCの積込み完了時の状態、及び、コンテナCの降ろし開始時の状態を示している。コンテナCの積込み動作及び降ろし動作については、後に説明する。
図5において、荷役フレーム5は、左右(車両進行方向に向かって左右。以下同様)の縦桁5aと、左右の縦桁5aを連結する複数の横桁5bとによって略矩形の枠状に形成されている。荷役フレーム5の後部の左右には、コンテナCの後ろ寄り部を載置させる案内ローラ5cが回転自在に軸支されている。これらの案内ローラ5cによって、荷役フレーム5上に搭載されるコンテナC(図2参照)が誘導案内される。
また、図4と図5とにおいて、荷役装置1は、荷役フレーム5の前寄り部の左右(左右の縦桁5a上)に取り付けられた載置部材31を有しており、この載置部材31上に、コンテナCの前寄り部が載置される(図2参照)。載置部材31は板状の部材であり、コンテナCの下面と面接触し、コンテナCの荷重を受けている。これにより、コンテナCは、載置部材31及び案内ローラ5cを介して荷役フレーム5の上に載置される。
荷役フレーム5の後部に、ダンプアーム6の後部(基部)が回動可能として軸支されている。ダンプアーム6は水平姿勢から上方へ回動し後方に傾斜した姿勢となることができる。
ダンプアーム6の長手方向の中間部に、リフトアーム7の後部(基部)が回動可能として軸支されている。リフトアーム7とダンプアーム6との間には、固縛装置(図示せず)が設けられている。この固縛装置は、ダンプアーム6とリフトアーム7とを直線状に一体固定するように固縛した固縛状態と、この固縛を解除することによってリフトアーム7がダンプアーム6に対して回動することができる解除状態とに切り替えることができる。
また、荷役フレーム5の前部と、リフトアーム7との間には、油圧シリンダからなるリフトシリンダ8が連結されている。
また、リフトアーム7とフックアーム10との間には、当該フックアーム10を駆動させるための駆動手段であるフックシリンンダ12が連結されている。
図10は、図3のB矢視断面図である。計量フレーム4は、シャシフレーム3の補強部材となる。つまり、計量フレーム4の縦桁4aはそれぞれ、車幅方向内側の側壁(側桁)4c及び外側の側壁(側桁)4eと、これら側壁4c,4eを連結している上桁4dと、計量フレーム4(側壁4c)をシャシフレーム3に固定するための下桁4fとを有しており、これらによって車体側フレーム2の断面係数を大きくしている。また、横桁4bは左右の縦桁4a間に設けられた梁構造となっており、計量フレーム4の剛性を高めている。
そして、ロードセル9a及びロードセル9b,9c上に荷役フレーム5が載置されている。また、荷役フレーム5は、ロードセル9a,9b,9cにボルトによって固定されている。なお、荷役フレーム5とロードセル9a,9b,9cとを固定している前記ボルトが外れたとしても、後述する脱落防止部によって、荷役装置1が変位して車体側フレーム2から脱落することを防止する。
図8及び図9は、図3のA−A矢視断面図である。図8は、支持部材15が解除位置にあり、前記計量状態を示している。図9は、支持部材15が支持位置にあり、前記走行状態を示している。
これにより、前記切り替え装置16は、左右の支持部材15を解除位置(図8)と支持位置(図9)との間を移動させる駆動装置としての支持シリンダ17及び流体ユニット20と、この流体ユニット20を制御して支持シリンダ17の伸縮動作を制御する制御装置18とを有している構成となる。
このように、左右の支持部材15を一本の支持シリンダ17によって駆動することができ、部品点数の省略化が可能となる。
このように、支持部材15を解除位置とすると、この支持部材15は計量フレーム4の下桁4fの上面と当接することができないことから、荷役フレーム5と計量フレーム4との間で支持部材15を介在させた荷重の伝達が行なわれない。この結果、荷役装置1の全重量をロードセル9a,9b,9cのみで支持している計量状態となる。
なお、本発明では、荷役装置1がコンテナCの重量を支持していても、その解除位置にある支持部材15は、荷役フレーム5(荷役装置1)及び計量フレーム4(車体側フレーム2)の内の少なくとも一方と当接不可能である位置に存在していればよい。つまり、解除位置にある支持部材15は、荷役フレーム5と当接することができない位置にあってもよい。
また、支持装置14は荷役装置1の荷役フレーム5に設けられているため、荷役装置1の製造の際に、載置部材31の位置に対して、支持部材15の取り付け位置を調整することができる。つまり、荷役装置1の重量を支持するための支持部材15を、好ましい位置(載置部材31の直下となる位置)に設置する作業が行ないやすくなる。
図11において、第二当接部材38は、第一当接部材37の後方に、前後方向の隙間が形成されて設けられており、実施の形態では、第二当接部材38は、計量フレーム4の後部の横桁4bである(図6と図7参照)。したがって、荷役フレーム5が後方へ移動しようとすると、第一当接部材37の後面が第二当接部材38の前面に当接する。これにより、荷役フレーム5は、計量フレーム4の第二当接部材38によって、後方への移動が制限され、荷役装置1が後方へ移動して車体側フレーム2から脱落するのを防止することができる。また、第二当接部材38は横桁4bによって兼用されていることから、製造コストの低減を図ることができる。
リフトシリンダ8が伸長を継続してリフトアーム7及びフックアーム10の後方回動終端位置(図13参照)に至れば、フックアーム10は後方下向きとなって、コンテナCは地上に降ろされる。ここで、フックアーム10先端のフック11からリフトバー22を外せば、コンテナCは荷役車両Vから分離される。
そして、リフトシリンダ8の収縮作動によりリフトアーム7をフックアーム10とともに前方へ回動させると、コンテナCは持ち上げられつつ荷役車両V側に移動し(この移動途中においては、コンテナCの重量はフック11と地面により支持される)、やがてコンテナCの底部が案内ローラ5cに接触して、当該案内ローラ5cに案内されつつさらに前方へ移動する(図14参照)。コンテナCが案内ローラ5cに案内されつつ地面上を移動しているとき、コンテナCの重量は、フック11、案内ローラ5c及び地面により支持されている。
また、コンテナCの積み込みが完了した状態(図1及び図2の状態:つまり、載置部材31上にコンテナCが載っている状態)で、かつ、支持部材15が解除位置にあると、コンテナCの重量は、案内ローラ5c及び載置部材31(さらには、場合によりフック11及びフックアーム10)を介して、荷役装置1の自重とともに、車体側フレーム2上の前記ロードセル9a,9b,9cが支持する。
そして、支持部材15が解除位置にあると、計量フレーム4及びシャシフレーム3に固定されたロードセル9a,9b,9cが、コンテナCを搭載した荷役装置1を計量しており、コンテナCは荷役装置1のみと接触し、荷役装置1の荷役フレーム5はロードセル9a,9b,9cのみと接触していることから、荷役装置1の重量をロードセル9a,9b,9cのみで支持することができる。これにより、コンテナCを支持している荷役装置1の重量を、高精度に計量することができる。
例えば、前記実施形態では、支持装置14を車両の前後方向の途中部の位置(荷役フレーム5の前部寄りの位置)に設けたが、これに限らず、図示しないが、後部寄りの位置に設けてもよい。この場合、車両後部においてコンテナCの支持部となる前記案内ローラ5cの下方(直下)に設けるのが好ましい。これにより、前記実施形態(図2参照)で、コンテナCの支持部となる載置部材31の真下に支持装置14(支持部材15)を設けた場合と同様に、荷役装置1の重量を、力の作用点の真下から支持部材15が支持することができる。
2 車体側フレーム
3 シャシフレーム
4 計量フレーム
5 荷役フレーム
9a,9b,9c ロードセル
14 支持装置
15 支持部材
16 切り替え装置
17 支持シリンダ(駆動装置)
18 制御装置
20 油圧ユニット(駆動装置)
31 載置部材
32 取付部
35a,35b,35c,35d 脱落防止部
40 積込装置
C コンテナ
V 荷役車両
Claims (5)
- 車体側フレームと、この車体側フレーム上に設けられたロードセルと、このロードセル上に固定されコンテナを地上と車体上との間で積み降ろしすると共に前記コンテナを積んだ状態で当該コンテナの重量を支持する荷役装置と、を備えた荷役車両において、
前記荷役装置の重量の一部を前記車体側フレームに伝達させる支持位置と、前記荷役装置の重量を前記ロードセルのみが支持する解除位置との間を移動する支持部材を備えていることを特徴とする荷役車両。 - 前記支持部材を前記支持位置と前記解除位置との間を移動させる駆動装置と、
この駆動装置の動作を制御する制御装置と、を有している請求項1に記載の荷役車両。 - 前記支持部材は、前記荷役装置に設けられている請求項1又は2に記載の荷役車両。
- 前記荷役装置は、荷役フレームと、この荷役フレーム上に取り付けられ前記コンテナを載置させる載置部材とを有し、
前記支持位置で、前記支持部材は、前記荷役フレームの内の前記載置部材が取り付けられている取付部の直下に位置する請求項1〜3のいずれか一項に記載の荷役車両。 - 前記荷役装置が前記車体側フレームから脱落するのを防止する脱落防止部を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の荷役車両。
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