JP2005001853A - 塵芥収集車 - Google Patents
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Abstract
【課題】ごみ積載量を測定する重量検出器の耐久性と、積載重量の計測精度とを向上させる。
【解決手段】塵芥収容箱3を上下方向へ移動自在とし、塵芥収容箱3を重量検出器6から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置10を備え、車両走行中の衝撃等が重量検出器6に加わらないようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】塵芥収容箱3を上下方向へ移動自在とし、塵芥収容箱3を重量検出器6から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置10を備え、車両走行中の衝撃等が重量検出器6に加わらないようにした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収容箱の重量を検出する重量検出器を備えた塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、家庭等から排出されるごみ等の塵芥は、塵芥収集車によって巡回回収され、焼却場等の処理場において処理されている。塵芥収集車も自動車車両であるので、最大積載量が法律により規制されている。塵芥収集車の塵芥収集箱には、水分を多量に含んだごみや、重量の割に嵩張るごみなど、比重の異なる塵芥が混在している。すなわち、比重が大きい塵芥を大量に収容した場合は、塵芥収集箱が満杯にならずとも、最大積載量を超過してしまうおそれがある。
【0003】
この問題を解決すべく、塵芥収容箱の重量を検出する複数の重量検出器を備えた塵芥収集車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これによれば、各重量検出器にて検出された積載重量を車体側部に設置された表示器に表示させることにより、作業者が積載重量を認識することができるようになっている。各重量検出器は、車体と塵芥収容箱との間に介在するよう配置され、各重量検出器により塵芥収容箱が支持される。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−49524号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記塵芥収集車では、走行中、地面の凹部等に嵌り込んだり、縁石等に乗り上げるなどして車輪に衝撃的な荷重が加わると、塵芥収容箱から重量検出器に一時的に過大な負荷が加わることとなる。すなわち、重量検出器の耐久性が著しく低下するという問題点がある。また、この負荷に耐えうるように強度の高い重量検出器を選定すると、計測精度もまた低下してしまうという問題点もある。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重量検出器の耐久性を向上するとともに、積載重量の計測精度を向上することのできる塵芥収集車を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、荷台上にて塵芥収容箱の下側を支持して、この塵芥収容箱の重量を検出する重量検出器を備えた塵芥収集車において、前記塵芥収容箱を上下方向へ移動自在とし、前記塵芥収容箱を前記重量検出器から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、重量検出器で塵芥収容箱の重量を検出して、車両の所定部位に重量を表示させることにより、作業者等は車両の積載重量を把握することができる。ここで、車両の走行に際しては、塵芥収容箱を上昇させて重量検出器から離隔させた後、固縛装置により塵芥収容箱を固縛した状態とする。
これにより、車両走行時に、重量検出器と塵芥収容箱との間に隙間が生じ、塵芥収容箱からの負荷が重量検出器側に一切加わらないこととなる。すなわち、車両走行中に、地面の凹部、縁石等からの衝撃等が車輪に加わったとしても、重量検出器に負荷が加わることはなく、重量検出器の耐久性を飛躍的に向上させることができる。
ここで、重量検出器においては、計測精度が高いものは強度、耐久性等が低く、計測精度が粗いものは強度、耐久性等が高くなる傾向がある。従って、重量検出器に過大な強度、耐久性等が要求されることはないことから、計測精度の高い重量検出器を用いることができ、積載重量の計測精度を向上することができる。
さらには、塵芥収容箱を固縛装置で固縛することにより、車両走行中の塵芥収容箱の移動を的確に阻止することもできる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の塵芥収集車において、前記固縛装置は、前記塵芥収容箱に設けられた棒状部材と、この棒状部材と係脱するよう鉤状に形成され前記荷台に回動自在に固定されたフックとを有することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、フックを回動させることにより、塵芥収容箱の固縛及び固縛解除が行われる。すなわち、固縛及び固縛解除の動作が簡単であるので、固縛装置の構造を簡単にすることができ、固縛装置の製造コストの低減、信頼耐久性の向上等を図ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の塵芥収集車において、前記フックの回動と連動して、前記塵芥収容箱が上下動するよう構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、フックの回動と連動して塵芥収容箱が上下動するので、1つの駆動装置でフック及び塵芥収容箱を移動させることができ、部品点数の低減を図って車両重量、製造コスト等の低減を図ることができる。
また、塵芥収容箱の固縛及び固縛解除の動作と、塵芥収容箱の上下動とを的確なタイミングで行うことができる。すなわち、フックと塵芥収容箱とで別個に駆動装置を備えたもののように、例えば、フックの駆動装置が固縛状態のときに、塵芥収容箱の駆動装置が駆動状態となって、固縛装置等が破損したりすることはない。
【0013】
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の塵芥収集車において、前記フックに前記棒状部材と当接して前記塵芥収容箱を上下動させるカム部を形成したことを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の作用に加え、カム部と棒状部材とが当接した状態でフックを回動すると、塵芥収容箱が上下動する。すなわち、フックにて塵芥収容箱の固縛と、上下動とを行うことができ、部品点数を低減して製造コストの低減を図ることができる。
【0015】
請求項5に記載の発明では、請求項2から4のいずれか一項に記載の塵芥収集車において、前記固縛装置を、前記塵芥収容箱の前後左右の角部付近に、前後及び左右に対称となるようそれぞれ設置し、前記塵芥収容箱の左側及び右側にて前後対称に配された2つの固縛装置のフックを、前後に延びるシャフトで連結し、1つの駆動装置により前後対称の固縛装置のフックがともに回動するよう構成したことを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2から4のいずれか一項の作用に加え、塵芥収容箱を4つの角部にて各重量検出器により支持するので、塵芥収容箱の積載重量の検出を安定的に行うことができる。また、前後対称の固縛装置のフックを、前後に延びるシャフトにより接続したので、2つの固縛装置に対して1つの駆動装置であっても固縛動作を行うことができる。従って、さらに部品点数を低減して、車両の軽量化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1から図6は本発明の一実施形態を示すもので、図1は固縛装置の配置状態を示す塵芥収集車の概略側面図、図2は固縛装置と、固縛装置のフックを回動駆動するシャフト、シリンダ等の配置状態を示す塵芥収集車の上面説明図、図3及び図4は図1のA−A断面説明図、図5は固縛装置の一部側面説明図、図6はフックの正面図である。尚、図1及び図2においては、説明のため、固縛装置全体を四角形で図示している。また、図3及び図4においては、説明のため、ハッチングを省略して図示している。
【0018】
図1に示すように、この塵芥収集車1は運転席の後方に荷台2を備え、荷台2には塵芥収容箱3が配されている。この塵芥収容箱3の後部には、後側が開放された塵芥投入箱4が連続的に設けられる。また、塵芥投入箱4の後端上部には、塵芥投入箱4の投入口側(後側)を開閉するテールゲート5が回動自在に設けられる。図3に示すように、荷台2には、重量検出器として複数のロードセル6が設置されている。
【0019】
図3に示すように、塵芥収容箱3の前後左右の各角部には、左右外側へ向かって斜め下方へ延びる箱側ブラケット7が形成される。各箱側ブラケット7は、図5に示すように、前後一対の板部材7aを有する。また、図3及び図4に示すように、各板部材7aには前後に延びる棒状部材8が架設される。この棒状部材8は、荷台2に設置された拘束ブラケット9により左右方向への移動が拘束される。
【0020】
拘束ブラケット9は、荷台2の側部から左右外側へ突出し、棒状部材8の左右外側にて上下方向に延びる(図3及び図4参照)。尚、拘束ブラケット9は、棒状部材8の左右外側と当接して案内する案内部9aの他、箱側ブラケット7の各板部材7aと当接する拘束面9bを有する(図5参照)。これにより、塵芥収容箱3は、荷台2に対して、前後方向及び左右方向への移動が拘束されるとともに、上下方向への移動が許容されるようになっている。この塵芥収容箱3は、固縛等をされない限りは、自重により移動可能な範囲の最下端に位置することとなり、各ロードセル6により支持され重量測定が可能な状態となっている。そして、各ロードセル6により検出された重量を利用して、塵芥収容箱3の積載重量を算出し、荷台2に設置された表示部(図示せず)に表示する。
【0021】
図3に示すように、この塵芥収集車1には、塵芥収容箱3を各ロードセル6から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置10が備えられる。この固縛装置10は、前述の塵芥収容箱3の棒状部材8に対応するように、前後及び左右に対称となるよう4つ設置される(図2参照)。
【0022】
この固縛装置10は、塵芥収容箱3が上方へ移動した状態で、棒状部材8と係脱するよう鉤状に形成された回動自在のフック11を有する。図3及び図4に示すように、このフック11は、荷台2の下面に左右方向へ延びるよう配された伸縮自在のシリンダ12に、連結リンク13を介して接続される。本実施形態においては、駆動装置としての各シリンダ12は後側の固縛装置10の下方に左右一対となるよう配され、連結リンク13は後側の固縛装置10に備えられる。そして、図2に示すように、各固縛装置10のフック11の回動軸11bは、前後に延びるシャフト14で連結されている。すなわち、1つのシリンダ12により前後対称の固縛装置10のフック11がともに回動するよう構成されている。これにより、塵芥収容箱3の左側及び右側の前後対称の2つの固縛装置10で、シリンダ12の共用化が図られている。
【0023】
図3に示すようにフック11の鉤状部11aは棒状部材8と係合した状態で左右内側に対して凹となっており、この状態から下側に配された回動軸11bを中心してフック11を回動することにより、図4に示すように、鉤状部11aが棒状部材8から離隔して係合が解除されるようになっている。すなわち、図3及び図4に示すように、このシリンダ12が伸張するとフック11により塵芥収容箱3が固縛され、シリンダ12が収縮すると塵芥収容箱3の固縛が解除される。
【0024】
また、図6に示すように、フック11には、鉤状部11aと回動軸11bとの間に、塵芥収容箱3の棒状部材8と当接するカム部11cが形成されている。このカム部11cは、鉤状部11aの凹部と連続的に、左右内側に向かって凸に湾曲して形成される。すなわち、図3に示す棒状部材8と鉤状部11aとの係合状態からフック11が回動すると、塵芥収容箱3の自重によりカム部11cと当接する棒状部材8が、拘束ブラケット9の案内部9aに案内され、カム部11cの形状に沿って降下する。そして、塵芥収容箱3が各ロードセル6により支持される位置まで降下すると、図4に示すようにカム部11cと棒状部材8とが離隔して、各ロードセル6に塵芥収容箱3の荷重が加わる。
【0025】
また、これとは逆方向にフック11を回動させることにより、カム部11cと棒状部材8とが当接して塵芥収容箱3が上昇する。そして、塵芥収容箱3が各ロードセル6から離隔した状態で、鉤状部11aと棒状部材8とが係合する。
【0026】
また、塵芥収集車1には、塵芥収容箱3の前側の浮上を防止する浮上防止装置15が備えられる。この浮上防止装置15は、塵芥収容箱3の前面下側に前方へ突出するよう設けられた突出部15aと、荷台2に設けられ突出部15aの前方及び上方にて略逆L字状に延びる押さえ部15bとを有する。これにより、塵芥収容箱3の後側に塵芥が偏って収容され、塵芥収容箱3が後下がりに傾倒した場合に、塵芥収容箱3の前側に設置された突出部15aを押さえ部15bで押さえることにより、塵芥収容箱3の過度の傾倒を防止することができる。
【0027】
このように、本実施形態の塵芥収集車1によれば、ロードセル6で塵芥収容箱3の重量を検出して、車両の所定部位に塵芥収容箱3の積載重量を表示させることにより、作業者等は車両の積載重量を把握することができる。ここで、車両の走行に際しては、塵芥収容箱3を上昇させてロードセル6から離隔させた後、固縛装置10により塵芥収容箱3を固縛した状態とする。
これにより、車両走行時に、ロードセル6と塵芥収容箱3との間に隙間が生じ、塵芥収容箱3からの負荷がロードセル6側に一切加わらないこととなる。従って、車両走行中に、地面の凹部、縁石等からの衝撃等が車輪に加わったとしても、ロードセル6に負荷が加わることはない。また、塵芥収容箱3を固縛装置10で固縛することにより、車両走行中の塵芥収容箱3の移動を的確に阻止することができる。
【0028】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、各シリンダ12を伸縮させてフック11を回動させることにより、塵芥収容箱3の固縛及び固縛解除が行われる。すなわち、固縛及び固縛解除の動作が簡単であるので、固縛装置10の構造を簡単にすることができ、固縛装置10の製造コストの低減、信頼耐久性の向上等を図ることができる。
【0029】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、フック11の回動と連動して塵芥収容箱3が上下動するので、1つのシリンダ12でフック11及び塵芥収容箱3を移動させることができ、部品点数の低減を図って車両重量、製造コスト等の低減を図ることができる。
また、塵芥収容箱3の固縛及び固縛解除の動作と、塵芥収容箱3の上下動とを的確なタイミングで行うことができる。すなわち、フック11と塵芥収容箱3とで別個に駆動装置を備えたもののように、例えば、フック11の駆動装置が固縛状態のときに、塵芥収容箱3の駆動装置が駆動状態となって、固縛装置10等が破損したりすることはない。
【0030】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、カム部11cと棒状部材8とが当接した状態でフック11を回動すると、塵芥収容箱3が上下動する。すなわち、フック11にて塵芥収容箱3の固縛と、上下動とを行うことができ、これによっても部品点数を低減して製造コストの低減を図ることができる。
【0031】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、塵芥収容箱3を4つの角部にて各ロードセル6により支持するので、塵芥収容箱3の積載重量の検出を安定的に行うことができる。また、前後対称の固縛装置10のフック11を、前後に延びる1つのシャフト14により接続したので、2つの固縛装置10に対して1つのシリンダ12であっても固縛動作を行うことができる。従って、さらに部品点数を低減して、車両の軽量化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【0032】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、浮上防止装置15を設けたので、塵芥収容箱3の固縛を解除した際に、上下方向へ移動自在な塵芥収容箱3が後倒して、後方のロードセル6に過大な負荷が加わることがなく、ロードセル6を的確に保護することができる。また、塵芥収容箱3の荷台2からの脱落等を阻止することができ、実用に際して極めて有利である。
【0033】
尚、前記実施形態においては、固縛装置10を、回動自在なフック11、このフック11と係脱する棒状部材8等から構成したものを示したが、例えば、ウォームギヤ等のようなねじを用いた方式で、塵芥収容箱3を上下させるとともに塵芥収容箱3を固縛する構成としてもよい。
【0034】
また、前記実施形態においては、フック11の当接部11cを利用して塵芥収容箱3を上下動させるものを示したが、フック11の回動と連動するものであれば、他の構成であってもよいことは勿論である。
【0035】
また、前記実施形態においては、前後及び左右に対称となるように固縛装置10を設置したものを示したが、固縛装置10の個数、設置位置等は任意であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、重量検出器と塵芥収容箱との間に隙間が生じた状態で走行するので、車両走行中に、地面の凹部、縁石等からの衝撃等が車輪に加わったとしても、重量検出器に負荷が加わることはなく、重量検出器の耐久性を飛躍的に向上させるとともに、計測精度の高い重量検出器を用いて積載重量の計測精度を向上することができる。
【0037】
請求項2に記載の発明によれば、フックを回動させることにより塵芥収容箱の固縛及び固縛解除が行われるので、固縛装置の構造を簡単にすることができ、固縛装置の製造コストの低減、信頼耐久性の向上等を図ることができる。
【0038】
請求項3に記載の発明によれば、フックの回動と連動して塵芥収容箱が上下動するので、1つの駆動装置でフック及び塵芥収容箱を移動させることができ、部品点数の低減を図って車両重量、製造コスト等の低減を図ることができる。また、塵芥収容箱の固縛及び固縛解除の動作と、塵芥収容箱の上下動とを的確なタイミングで行うことができる。
【0039】
請求項4に記載の発明によれば、フックに棒状部材を当接して上下動させるカム部を形成したので、フックにて塵芥収容箱の固縛と、上下動とを行うことができ、部品点数を低減して製造コストの低減を図ることができる。
【0040】
請求項5に記載の発明によれば、塵芥収容箱を4つの角部にて各重量検出器により支持するので、塵芥収容箱の積載重量の検出を安定的に行うことができる。また、前後対称の固縛装置のフックを、前後に延びる1つのシャフトにより接続したので、さらに部品点数を低減して車両の軽量化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、固縛装置の配置状態を示す塵芥収集車の概略側面図である。
【図2】固縛装置と、固縛装置のフックを回動駆動するシャフト、シリンダ等の配置状態を示す塵芥収集車の上面説明図である。
【図3】図1のA−A断面説明図であり、塵芥収容箱の棒状部材と固縛装置のフックとが係合した状態を示したものである。
【図4】図1のA−A断面説明図であり、塵芥収容箱がロードセルにより支持された状態を示したものである。
【図5】固縛装置の一部側面説明図である。
【図6】フックの正面図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車
2 荷台
3 塵芥収容箱
6 ロードセル
7 箱側ブラケット
8 棒状部材
9 拘束ブラケット
10 固縛装置
11 フック
11a 鉤状部
11b 回動軸
11c カム部
14 シャフト
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収容箱の重量を検出する重量検出器を備えた塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、家庭等から排出されるごみ等の塵芥は、塵芥収集車によって巡回回収され、焼却場等の処理場において処理されている。塵芥収集車も自動車車両であるので、最大積載量が法律により規制されている。塵芥収集車の塵芥収集箱には、水分を多量に含んだごみや、重量の割に嵩張るごみなど、比重の異なる塵芥が混在している。すなわち、比重が大きい塵芥を大量に収容した場合は、塵芥収集箱が満杯にならずとも、最大積載量を超過してしまうおそれがある。
【0003】
この問題を解決すべく、塵芥収容箱の重量を検出する複数の重量検出器を備えた塵芥収集車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これによれば、各重量検出器にて検出された積載重量を車体側部に設置された表示器に表示させることにより、作業者が積載重量を認識することができるようになっている。各重量検出器は、車体と塵芥収容箱との間に介在するよう配置され、各重量検出器により塵芥収容箱が支持される。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−49524号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記塵芥収集車では、走行中、地面の凹部等に嵌り込んだり、縁石等に乗り上げるなどして車輪に衝撃的な荷重が加わると、塵芥収容箱から重量検出器に一時的に過大な負荷が加わることとなる。すなわち、重量検出器の耐久性が著しく低下するという問題点がある。また、この負荷に耐えうるように強度の高い重量検出器を選定すると、計測精度もまた低下してしまうという問題点もある。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重量検出器の耐久性を向上するとともに、積載重量の計測精度を向上することのできる塵芥収集車を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、荷台上にて塵芥収容箱の下側を支持して、この塵芥収容箱の重量を検出する重量検出器を備えた塵芥収集車において、前記塵芥収容箱を上下方向へ移動自在とし、前記塵芥収容箱を前記重量検出器から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、重量検出器で塵芥収容箱の重量を検出して、車両の所定部位に重量を表示させることにより、作業者等は車両の積載重量を把握することができる。ここで、車両の走行に際しては、塵芥収容箱を上昇させて重量検出器から離隔させた後、固縛装置により塵芥収容箱を固縛した状態とする。
これにより、車両走行時に、重量検出器と塵芥収容箱との間に隙間が生じ、塵芥収容箱からの負荷が重量検出器側に一切加わらないこととなる。すなわち、車両走行中に、地面の凹部、縁石等からの衝撃等が車輪に加わったとしても、重量検出器に負荷が加わることはなく、重量検出器の耐久性を飛躍的に向上させることができる。
ここで、重量検出器においては、計測精度が高いものは強度、耐久性等が低く、計測精度が粗いものは強度、耐久性等が高くなる傾向がある。従って、重量検出器に過大な強度、耐久性等が要求されることはないことから、計測精度の高い重量検出器を用いることができ、積載重量の計測精度を向上することができる。
さらには、塵芥収容箱を固縛装置で固縛することにより、車両走行中の塵芥収容箱の移動を的確に阻止することもできる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の塵芥収集車において、前記固縛装置は、前記塵芥収容箱に設けられた棒状部材と、この棒状部材と係脱するよう鉤状に形成され前記荷台に回動自在に固定されたフックとを有することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、フックを回動させることにより、塵芥収容箱の固縛及び固縛解除が行われる。すなわち、固縛及び固縛解除の動作が簡単であるので、固縛装置の構造を簡単にすることができ、固縛装置の製造コストの低減、信頼耐久性の向上等を図ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の塵芥収集車において、前記フックの回動と連動して、前記塵芥収容箱が上下動するよう構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、フックの回動と連動して塵芥収容箱が上下動するので、1つの駆動装置でフック及び塵芥収容箱を移動させることができ、部品点数の低減を図って車両重量、製造コスト等の低減を図ることができる。
また、塵芥収容箱の固縛及び固縛解除の動作と、塵芥収容箱の上下動とを的確なタイミングで行うことができる。すなわち、フックと塵芥収容箱とで別個に駆動装置を備えたもののように、例えば、フックの駆動装置が固縛状態のときに、塵芥収容箱の駆動装置が駆動状態となって、固縛装置等が破損したりすることはない。
【0013】
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の塵芥収集車において、前記フックに前記棒状部材と当接して前記塵芥収容箱を上下動させるカム部を形成したことを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の作用に加え、カム部と棒状部材とが当接した状態でフックを回動すると、塵芥収容箱が上下動する。すなわち、フックにて塵芥収容箱の固縛と、上下動とを行うことができ、部品点数を低減して製造コストの低減を図ることができる。
【0015】
請求項5に記載の発明では、請求項2から4のいずれか一項に記載の塵芥収集車において、前記固縛装置を、前記塵芥収容箱の前後左右の角部付近に、前後及び左右に対称となるようそれぞれ設置し、前記塵芥収容箱の左側及び右側にて前後対称に配された2つの固縛装置のフックを、前後に延びるシャフトで連結し、1つの駆動装置により前後対称の固縛装置のフックがともに回動するよう構成したことを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2から4のいずれか一項の作用に加え、塵芥収容箱を4つの角部にて各重量検出器により支持するので、塵芥収容箱の積載重量の検出を安定的に行うことができる。また、前後対称の固縛装置のフックを、前後に延びるシャフトにより接続したので、2つの固縛装置に対して1つの駆動装置であっても固縛動作を行うことができる。従って、さらに部品点数を低減して、車両の軽量化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1から図6は本発明の一実施形態を示すもので、図1は固縛装置の配置状態を示す塵芥収集車の概略側面図、図2は固縛装置と、固縛装置のフックを回動駆動するシャフト、シリンダ等の配置状態を示す塵芥収集車の上面説明図、図3及び図4は図1のA−A断面説明図、図5は固縛装置の一部側面説明図、図6はフックの正面図である。尚、図1及び図2においては、説明のため、固縛装置全体を四角形で図示している。また、図3及び図4においては、説明のため、ハッチングを省略して図示している。
【0018】
図1に示すように、この塵芥収集車1は運転席の後方に荷台2を備え、荷台2には塵芥収容箱3が配されている。この塵芥収容箱3の後部には、後側が開放された塵芥投入箱4が連続的に設けられる。また、塵芥投入箱4の後端上部には、塵芥投入箱4の投入口側(後側)を開閉するテールゲート5が回動自在に設けられる。図3に示すように、荷台2には、重量検出器として複数のロードセル6が設置されている。
【0019】
図3に示すように、塵芥収容箱3の前後左右の各角部には、左右外側へ向かって斜め下方へ延びる箱側ブラケット7が形成される。各箱側ブラケット7は、図5に示すように、前後一対の板部材7aを有する。また、図3及び図4に示すように、各板部材7aには前後に延びる棒状部材8が架設される。この棒状部材8は、荷台2に設置された拘束ブラケット9により左右方向への移動が拘束される。
【0020】
拘束ブラケット9は、荷台2の側部から左右外側へ突出し、棒状部材8の左右外側にて上下方向に延びる(図3及び図4参照)。尚、拘束ブラケット9は、棒状部材8の左右外側と当接して案内する案内部9aの他、箱側ブラケット7の各板部材7aと当接する拘束面9bを有する(図5参照)。これにより、塵芥収容箱3は、荷台2に対して、前後方向及び左右方向への移動が拘束されるとともに、上下方向への移動が許容されるようになっている。この塵芥収容箱3は、固縛等をされない限りは、自重により移動可能な範囲の最下端に位置することとなり、各ロードセル6により支持され重量測定が可能な状態となっている。そして、各ロードセル6により検出された重量を利用して、塵芥収容箱3の積載重量を算出し、荷台2に設置された表示部(図示せず)に表示する。
【0021】
図3に示すように、この塵芥収集車1には、塵芥収容箱3を各ロードセル6から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置10が備えられる。この固縛装置10は、前述の塵芥収容箱3の棒状部材8に対応するように、前後及び左右に対称となるよう4つ設置される(図2参照)。
【0022】
この固縛装置10は、塵芥収容箱3が上方へ移動した状態で、棒状部材8と係脱するよう鉤状に形成された回動自在のフック11を有する。図3及び図4に示すように、このフック11は、荷台2の下面に左右方向へ延びるよう配された伸縮自在のシリンダ12に、連結リンク13を介して接続される。本実施形態においては、駆動装置としての各シリンダ12は後側の固縛装置10の下方に左右一対となるよう配され、連結リンク13は後側の固縛装置10に備えられる。そして、図2に示すように、各固縛装置10のフック11の回動軸11bは、前後に延びるシャフト14で連結されている。すなわち、1つのシリンダ12により前後対称の固縛装置10のフック11がともに回動するよう構成されている。これにより、塵芥収容箱3の左側及び右側の前後対称の2つの固縛装置10で、シリンダ12の共用化が図られている。
【0023】
図3に示すようにフック11の鉤状部11aは棒状部材8と係合した状態で左右内側に対して凹となっており、この状態から下側に配された回動軸11bを中心してフック11を回動することにより、図4に示すように、鉤状部11aが棒状部材8から離隔して係合が解除されるようになっている。すなわち、図3及び図4に示すように、このシリンダ12が伸張するとフック11により塵芥収容箱3が固縛され、シリンダ12が収縮すると塵芥収容箱3の固縛が解除される。
【0024】
また、図6に示すように、フック11には、鉤状部11aと回動軸11bとの間に、塵芥収容箱3の棒状部材8と当接するカム部11cが形成されている。このカム部11cは、鉤状部11aの凹部と連続的に、左右内側に向かって凸に湾曲して形成される。すなわち、図3に示す棒状部材8と鉤状部11aとの係合状態からフック11が回動すると、塵芥収容箱3の自重によりカム部11cと当接する棒状部材8が、拘束ブラケット9の案内部9aに案内され、カム部11cの形状に沿って降下する。そして、塵芥収容箱3が各ロードセル6により支持される位置まで降下すると、図4に示すようにカム部11cと棒状部材8とが離隔して、各ロードセル6に塵芥収容箱3の荷重が加わる。
【0025】
また、これとは逆方向にフック11を回動させることにより、カム部11cと棒状部材8とが当接して塵芥収容箱3が上昇する。そして、塵芥収容箱3が各ロードセル6から離隔した状態で、鉤状部11aと棒状部材8とが係合する。
【0026】
また、塵芥収集車1には、塵芥収容箱3の前側の浮上を防止する浮上防止装置15が備えられる。この浮上防止装置15は、塵芥収容箱3の前面下側に前方へ突出するよう設けられた突出部15aと、荷台2に設けられ突出部15aの前方及び上方にて略逆L字状に延びる押さえ部15bとを有する。これにより、塵芥収容箱3の後側に塵芥が偏って収容され、塵芥収容箱3が後下がりに傾倒した場合に、塵芥収容箱3の前側に設置された突出部15aを押さえ部15bで押さえることにより、塵芥収容箱3の過度の傾倒を防止することができる。
【0027】
このように、本実施形態の塵芥収集車1によれば、ロードセル6で塵芥収容箱3の重量を検出して、車両の所定部位に塵芥収容箱3の積載重量を表示させることにより、作業者等は車両の積載重量を把握することができる。ここで、車両の走行に際しては、塵芥収容箱3を上昇させてロードセル6から離隔させた後、固縛装置10により塵芥収容箱3を固縛した状態とする。
これにより、車両走行時に、ロードセル6と塵芥収容箱3との間に隙間が生じ、塵芥収容箱3からの負荷がロードセル6側に一切加わらないこととなる。従って、車両走行中に、地面の凹部、縁石等からの衝撃等が車輪に加わったとしても、ロードセル6に負荷が加わることはない。また、塵芥収容箱3を固縛装置10で固縛することにより、車両走行中の塵芥収容箱3の移動を的確に阻止することができる。
【0028】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、各シリンダ12を伸縮させてフック11を回動させることにより、塵芥収容箱3の固縛及び固縛解除が行われる。すなわち、固縛及び固縛解除の動作が簡単であるので、固縛装置10の構造を簡単にすることができ、固縛装置10の製造コストの低減、信頼耐久性の向上等を図ることができる。
【0029】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、フック11の回動と連動して塵芥収容箱3が上下動するので、1つのシリンダ12でフック11及び塵芥収容箱3を移動させることができ、部品点数の低減を図って車両重量、製造コスト等の低減を図ることができる。
また、塵芥収容箱3の固縛及び固縛解除の動作と、塵芥収容箱3の上下動とを的確なタイミングで行うことができる。すなわち、フック11と塵芥収容箱3とで別個に駆動装置を備えたもののように、例えば、フック11の駆動装置が固縛状態のときに、塵芥収容箱3の駆動装置が駆動状態となって、固縛装置10等が破損したりすることはない。
【0030】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、カム部11cと棒状部材8とが当接した状態でフック11を回動すると、塵芥収容箱3が上下動する。すなわち、フック11にて塵芥収容箱3の固縛と、上下動とを行うことができ、これによっても部品点数を低減して製造コストの低減を図ることができる。
【0031】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、塵芥収容箱3を4つの角部にて各ロードセル6により支持するので、塵芥収容箱3の積載重量の検出を安定的に行うことができる。また、前後対称の固縛装置10のフック11を、前後に延びる1つのシャフト14により接続したので、2つの固縛装置10に対して1つのシリンダ12であっても固縛動作を行うことができる。従って、さらに部品点数を低減して、車両の軽量化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【0032】
また、本実施形態の塵芥収集車1によれば、浮上防止装置15を設けたので、塵芥収容箱3の固縛を解除した際に、上下方向へ移動自在な塵芥収容箱3が後倒して、後方のロードセル6に過大な負荷が加わることがなく、ロードセル6を的確に保護することができる。また、塵芥収容箱3の荷台2からの脱落等を阻止することができ、実用に際して極めて有利である。
【0033】
尚、前記実施形態においては、固縛装置10を、回動自在なフック11、このフック11と係脱する棒状部材8等から構成したものを示したが、例えば、ウォームギヤ等のようなねじを用いた方式で、塵芥収容箱3を上下させるとともに塵芥収容箱3を固縛する構成としてもよい。
【0034】
また、前記実施形態においては、フック11の当接部11cを利用して塵芥収容箱3を上下動させるものを示したが、フック11の回動と連動するものであれば、他の構成であってもよいことは勿論である。
【0035】
また、前記実施形態においては、前後及び左右に対称となるように固縛装置10を設置したものを示したが、固縛装置10の個数、設置位置等は任意であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、重量検出器と塵芥収容箱との間に隙間が生じた状態で走行するので、車両走行中に、地面の凹部、縁石等からの衝撃等が車輪に加わったとしても、重量検出器に負荷が加わることはなく、重量検出器の耐久性を飛躍的に向上させるとともに、計測精度の高い重量検出器を用いて積載重量の計測精度を向上することができる。
【0037】
請求項2に記載の発明によれば、フックを回動させることにより塵芥収容箱の固縛及び固縛解除が行われるので、固縛装置の構造を簡単にすることができ、固縛装置の製造コストの低減、信頼耐久性の向上等を図ることができる。
【0038】
請求項3に記載の発明によれば、フックの回動と連動して塵芥収容箱が上下動するので、1つの駆動装置でフック及び塵芥収容箱を移動させることができ、部品点数の低減を図って車両重量、製造コスト等の低減を図ることができる。また、塵芥収容箱の固縛及び固縛解除の動作と、塵芥収容箱の上下動とを的確なタイミングで行うことができる。
【0039】
請求項4に記載の発明によれば、フックに棒状部材を当接して上下動させるカム部を形成したので、フックにて塵芥収容箱の固縛と、上下動とを行うことができ、部品点数を低減して製造コストの低減を図ることができる。
【0040】
請求項5に記載の発明によれば、塵芥収容箱を4つの角部にて各重量検出器により支持するので、塵芥収容箱の積載重量の検出を安定的に行うことができる。また、前後対称の固縛装置のフックを、前後に延びる1つのシャフトにより接続したので、さらに部品点数を低減して車両の軽量化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、固縛装置の配置状態を示す塵芥収集車の概略側面図である。
【図2】固縛装置と、固縛装置のフックを回動駆動するシャフト、シリンダ等の配置状態を示す塵芥収集車の上面説明図である。
【図3】図1のA−A断面説明図であり、塵芥収容箱の棒状部材と固縛装置のフックとが係合した状態を示したものである。
【図4】図1のA−A断面説明図であり、塵芥収容箱がロードセルにより支持された状態を示したものである。
【図5】固縛装置の一部側面説明図である。
【図6】フックの正面図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車
2 荷台
3 塵芥収容箱
6 ロードセル
7 箱側ブラケット
8 棒状部材
9 拘束ブラケット
10 固縛装置
11 フック
11a 鉤状部
11b 回動軸
11c カム部
14 シャフト
Claims (5)
- 荷台上にて塵芥収容箱の下側を支持して、この塵芥収容箱の重量を検出する重量検出器を備えた塵芥収集車において、
前記塵芥収容箱を上下方向へ移動自在とし、
前記塵芥収容箱を前記重量検出器から上方に離隔した位置で固縛する固縛装置を備えたことを特徴とする塵芥収集車。 - 前記固縛装置は、前記塵芥収容箱に設けられた棒状部材と、この棒状部材と係脱するよう鉤状に形成され前記荷台に回動自在に固定されたフックとを有することを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
- 前記フックの回動と連動して、前記塵芥収容箱が上下動するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の塵芥収集車。
- 前記フックに前記棒状部材と当接して前記塵芥収容箱を上下動させるカム部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の塵芥収集車。
- 前記固縛装置を、前記塵芥収容箱の前後左右の角部付近に、前後及び左右に対称となるようそれぞれ設置し、
前記塵芥収容箱の左側及び右側にて前後対称に配された2つの固縛装置のフックを、前後に延びるシャフトで連結し、1つの駆動装置により前後対称の固縛装置のフックがともに回動するよう構成したことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の塵芥収集車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003169135A JP2005001853A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 塵芥収集車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003169135A JP2005001853A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 塵芥収集車 |
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JP2005001853A true JP2005001853A (ja) | 2005-01-06 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003169135A Pending JP2005001853A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 塵芥収集車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005001853A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009184375A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-20 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 荷役車両 |
JP2010064573A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 荷役車両 |
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JP2015064360A (ja) * | 2014-10-21 | 2015-04-09 | 新明和工業株式会社 | 積載重量計付車両及びその組立方法 |
CN105668092A (zh) * | 2016-03-18 | 2016-06-15 | 福建省岚睿工程机械有限公司 | 清扫车的垃圾箱尾门自动开闭装置 |
-
2003
- 2003-06-13 JP JP2003169135A patent/JP2005001853A/ja active Pending
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