JP5222352B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、動バランスを軽減しうる空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤのトレッドゴムに、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を用いることが、例えば下記特許文献1乃至3等で提案されている。このようなストリップ積層体は、従来、所定の断面形状で押し出されたゴムをスプライスして環状にしたトレッドゴムに比べると、継ぎ目が無くタイヤのユニフォミティを向上させるという利点がある。
特開2006−130880号公報 特開2006−62196号公報 特開2006−43908号公報
図8(a)には、従来の前記ストリップ積層体aの巻付け状態の平面展開図、同図(b)にはそのA−A断面図が示されている。このストリップ積層体aは、ゴムストリップbの巻付け始端b1を円筒状の被巻付体cの外側に固着して巻付け終端b2まで螺旋状に巻き付けて形成されている。この例のストリップ積層体aは、例えばトレッドゴムの最もタイヤ半径方向内方に配されるベース層として形成される。
しかしながら、このようなストリップ積層体aは、ゴムストリップbがタイヤ周方向に対して角度α1で傾けて巻き付けられるため、ストリップ積層体aの両側の側縁aeがタイヤ周方向に対して斜めに傾く。その結果、側縁aeの外側にゴムストリップbの無い三角形状の領域が形成される。このような三角形状の領域は、空気入りタイヤの動バランス(動不釣合)の原因になり、走行時の振動を発生させるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み案出なされたもので、請求項1の発明では、ストリップ積層体を、タイヤ半径方向の内層部と外層部とを含んで構成するとともに、外層部を、内層部とはゴムストリップの螺旋の向きを逆とししかもそのトレッド幅方向の両側縁を内層部の両側縁と交差するように配することを基本として、動バランス(動不釣合)を軽減しうる空気入りタイヤの提供を目的としている。
また、請求項4の発明では、ストリップ積層体を、タイヤ半径方向の内層部と外層部とを含んで構成するとともに、外層部を、内層部とゴムストリップの螺旋の向きを同一とししかもそのトレッド幅方向の両側縁が内層部の両側縁からはみ出して配することを基本として、動バランス(動不釣合)を軽減しうる空気入りタイヤの提供を目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層を含むトレッド補強層と、このトレッド補強層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを有する空気入りタイヤであって、前記トレッドゴムは、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を含み、前記ストリップ積層体は、タイヤ半径方向内側に形成された内層部と、この内層部のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部とを含み、前記外層部は、前記内層部とはゴムストリップの螺旋の向きが逆であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁と交差して配されることを特徴とする空気入りタイヤである。
また請求項2記載の発明は、前記トレッドゴムは、タイヤ半径方向の最内側のベース層と、その外側に配されたキャップ層とを含む少なくとも2層からなり、前記ストリップ積層体は、前記ベース層をなす請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記外層部のゴムストリップの巻付け始端は、前記内層部のゴムストリップの巻付け始端から180度位置ズレしている請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層を含むトレッド補強層と、このトレッド補強層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを有する空気入りタイヤであって、前記トレッドゴムは、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を含み、前記ストリップ積層体は、タイヤ半径方向内側に形成された内層部と、この内層部のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部とを含み、前記外層部は、前記内層部とはゴムストリップの螺旋の向きが同一であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁からはみ出して配され、前記外層部のゴムストリップの巻付け始端は、前記内層部のゴムストリップの巻付け始端から180度位置ズレしていることを特徴とする空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層を含むトレッド補強層と、このトレッド補強層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを有する空気入りタイヤであって、前記トレッドゴムは、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を含み、前記ストリップ積層体は、タイヤ半径方向内側に形成された内層部と、この内層部のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部とを含み、前記外層部は、前記内層部とはゴムストリップの螺旋の向きが同一であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁からはみ出して配され、前記トレッドゴムは、タイヤ半径方向の最内側のベース層と、その外側に配されたキャップ層とを含む少なくとも2層からなり、前記ストリップ積層体は、前記ベース層をなすことを特徴とする空気入りタイヤである。
また請求項6記載の発明は、前記外層部のゴムストリップの巻付け始端は、前記内層部のゴムストリップの巻付け始端から180度位置ズレしている請求項5記載の空気入りタイヤである。
請求項1の発明によれば、ストリップ積層体が、タイヤ半径方向の内層部と外層部とを含んで構成されるとともに、外層部は、内層部とゴムストリップの螺旋の向きが逆でしかもそのトレッド幅方向の両側縁が、内層部の両側縁と交差するように配されている。このようなストリップ積層体は、内層部の両側縁の外側に形成されるゴムストリップのない三角形状の領域を減じることができるため、タイヤの動バランス(動不釣合)を軽減しうる。
また、請求項4及び5の発明によれば、ストリップ積層体が、タイヤ半径方向の内層部と外層部とを含んで構成されるとともに、外層部は、内層部とゴムストリップの螺旋の向きを同一とししかもそのトレッド幅方向の両側縁が内層部の両側縁からはみ出して配されることを特徴としている。このようなストリップ積層体においても、内層部の両側縁の外側に形成されるゴムストリップのない三角形状の領域を減じることができるため、タイヤの動バランス(動不釣合)を軽減しうる。
本実施形態の空気入りタイヤの右半分断面図である。 図1のトレッドゴムのベース層の巻付け状態の展開図である。 (a)は図2のA−A位置での内層部のみを示す断面図、(b)はA−A位置での内層部及外層部を離間させて表示する断面図である。 他の実施形態を示すベース層の巻付け状態の展開図である。 他の実施形態を示すベース層の巻付け状態の展開図である。 本発明のさらに他の実施形態を示すベース層の巻付け状態の展開図である。 (a)は図6のA−A位置での内層部のみを示す断面図、(b)はA−A位置での内層部及外層部を離間させて表示する断面図である。 従来のベース層の巻付け状態を示す展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は本実施形態の空気入りタイヤ1のタイヤ軸を含むタイヤ子午線右半分断面図を示す。
前記空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたトレッド補強層8と、このトレッド補強層8のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴム9とを含み、この例では乗用車用のものが例示されている。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して例えば80゜〜90゜の角度で配列したラジアル構造の1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aにより構成されている。カーカスコードとしては、例えばポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維コードや必要によりスチールコードが採用される。またカーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体部6aと、この本体部6aからのびて前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを有する。
前記トレッド補強層8は、ベルト層7を含んで構成される。該ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜40°の小角度で傾けて配列した少なくとも2枚、本例ではタイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね合わせて構成される。ベルトコードには、本例ではスチールコードが採用される。トレッド補強層8として、ベルト層7に加え、周知のバンド層などが含まれても良い。
前記トレッドゴム9は、タイヤ半径方向外側に配され接地面を形成しているキャップ層9Aと、最もタイヤ半径方向の内側に配されかつ前記キャップ層9Aとは異なるゴム組成物が用いられたベース層9Bとの2層で形成される。
また、本実施形態では、トレッドゴム9のベース層9Bが、リボン状の未加硫のゴムストリップbを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体10から形成されている。
ストリップ積層体10は、図2及びそのA−A断面である図3に示されるように、タイヤ半径方向内側に形成された内層部11と、この内層部11のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部12とを含み、本実施形態では、これらの内層部11と外層部12とで構成されている。また、内層部11と外層部12とには、同一のゴム組成物が使用され、かつ、各層11、12は、それぞれ異なるゴムストリップbを用いて形成される。
内層部11は、そのゴムストリップbの巻付け始端11aが内層部11のトレッド幅方向の一端E1側かつタイヤ周方向の任意の基準位置(以下、この位置を「0度位置」とする。)に固着される。また、内層部11のゴムストリップbは、タイヤ周方向に対して0.3〜1度程度の小角度α1を維持しかつゴムストリップの側縁が互いに接するように矢印a1方向に螺旋状に巻き付けられている。そして、内層部11のゴムストリップbの巻付け終端11bは、前記巻付け始端b1と同じタイヤ周方向の位置(0度位置)に設けられている。
他方、外層部12は、そのゴムストリップbの巻付け始端12aが外層部12のトレッド幅方向の他端E2側かつタイヤ周方向の前記0度位置に固着されている。また、外層部12のゴムストリップbも、タイヤ周方向に対して0.3〜1度程度の小角度α2(本実施形態ではα1=α2)を維持しかつゴムストリップの側縁が互いに巻き重なるように矢印a2方向に螺旋状に巻き付けられている。このように、外層部12は、内層部11とはゴムストリップbの螺旋の向きが逆で形成される。そして、外層部12のゴムストリップbの巻付け終端12bは、前記巻付け始端12aと同じタイヤ周方向の位置(0度位置)に設けられている。
さらに、外層部12は、そのトレッド幅方向の両側縁12E、12Eが、内層部11の両側縁11E、11Eと逆向きで交差して配されている。
このようなストリップ積層体10は、内層部11の両側縁11Eの外側に形成されるゴムストリップのない三角形状の領域の一部を外層部12で覆い、その面積を減じることができる。従って、本実施形態のストリップ積層体10を具える空気入りタイヤ1は、動バランス(動不釣合)を軽減し、高速走行時の振動の発生を効果的に抑制できる。また、ベース層9Bは、トレッドゴムのうち最もベルト層7に近接して配される。このようなベース層9Bの動バランスを改善することで、走行中のベルト層7の変形が安定し、走行時の振動をより一層効果的に抑制することができる。
図4、図5には、他の実施形態が示される。これらの実施形態では、外層部12のゴムストリップの巻付け始端12a(及び巻付け終端12b)は、内層部11のゴムストリップの巻付け始端11a(及び巻付け終端11b)とは、タイヤ周方向に位置ずれして設けられている。即ち、図4の実施形態では、外層部12のゴムストリップの巻付け始端12a(及び巻付け終端12b)は、内層部11のゴムストリップの巻付け始端11a(及び巻付け終端11b)から90度位置ズレして設けられる。同様に、図5の実施形態では、外層部12のゴムストリップの巻付け始端12a(及び巻付け終端12b)は、内層部11のゴムストリップの巻付け始端11a(及び巻付け終端11b)から180度位置ズレしている。
図6には、さらに本発明の他の実施形態が示される。
この実施形態では、ストリップ積層体10が、タイヤ半径方向内側に形成された内層部11と、この内層部11のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部12とを含む点では先の実施形態と同じである。しかし、この実施形態では、外層部12は、内層部11とはゴムストリップの螺旋の向きが同一であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁からはみ出して配される。
この実施形態の内層部11は、図2の実施形態で説明した内層部11の構成と同一である。
外層部12は、前記内層部11とはゴムストリップbの螺旋の向きが同一、即ち矢印a1方向に巻き付けられている。また、この実施形態の外層部12は、そのゴムストリップbの巻付け始端12aが、内層部11のトレッド幅方向の一端E1側かつタイヤ周方向の前記0度位置から180度ずらせた位置に固着されている。また、外層部12のゴムストリップbも、タイヤ周方向に対して0.3〜1度程度の小角度α2(本実施形態ではα1=α2)を維持しかつゴムストリップの側縁が互いに巻き重なるように矢印a1方向に螺旋状に巻き付けられている。そして、外層部12のゴムストリップbの巻付け終端12bは、前記巻付け始端12aと同じタイヤ周方向の位置(180度の位置)に設けられている。
さらに、外層部12のトレッド幅方向の両側縁12Eが内層部11の両側縁11Eからはみ出して配される。
このようなストリップ積層体10は、先の実施形態と同様、内層部11の両側縁11Eの外側に形成されるゴムストリップのない三角形状の領域の一部を外層部12で覆い、その面積を減じることができる。従って、本実施形態のストリップ積層体10を具える空気入りタイヤ1も、動バランス(動不釣合)を軽減し、高速走行時の振動の発生を効果的に抑制できる。
この実施形態においても、外層部12のゴムストリップの巻付け始端12aは、内層部11のゴムストリップの巻付け始端11aから位置ずれさせるのが好ましく、とりわけ90度又は本実施形態のように180度(±5度ズレは許容される)位置ズレさせるのが良い。これにより、さらに動バランスが軽減し、かつ、タイヤのユニフォミティにおいても有利となることが実験により確かめられている。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、ゴムストリップbの厚さ及び幅については、慣例に従って、種々定めることができ、好ましくは、厚さが0.3〜1.5mm、かつ、幅Wが15〜35mm程度が望ましい。前記幅が15mm未満の場合又は厚さが0.3mm未満の場合、所定幅及び所定厚さのストリップ積層体を仕上げる際に著しく多くの巻き付け回数を必要とし、生産性が低下する傾向がある。逆に前記幅が35mmを超える場合又は厚さが1.5mmを超える場合、微妙なトレッドゴムの断面形状を作るのが困難になる傾向がある。
図1の基本構造を有しかつ表1の仕様に基づいたベース層を有するトレッドゴムを使用して225/45ZR17の乗用車用ラジアルタイヤが試作され、そのユニフォミティ等が測定された。実験例1は、図2〜5の態様、実験例2は、図6の態様である。さらに、従来例は、図8のストリップ積層体を2枚重ねた形態(内層部と外層部とは側縁を完全に整一させた構造)とした。なお、表1以外の仕様はいずれも同一である。
ユニフォミティは、コーナリング試験機を用い、JASO C607:2000のユニフォミティ試験条件に準拠してRFV(ラジアルフォースバリエーション)、RH1(変動波形のフーリエ変換の基本振動数成分の両振幅)、LFV(ラテラルフォースバリエーション)、SB(1回転面における重量アンバランス)、DB上(多回転面における重量アンバランスでタイヤの非ステンシル側)、DB下(上記と同様の重量アンバランスでタイヤのステンシル側)が測定された。評価速度は30km/hである。評価は、いずれもタイヤ20本の平均値(N)で表され、従来例の値を100とする指数である。数値が小さいほど良好であることを示す。テストの結果等は表1に示される。
Figure 0005222352
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例に比べてユニフォミティに優れかつ動バランスも小さくなっていることが確認できる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
9 トレッドゴム
10 ストリップ積層体
11 内層部
11a 内層部のゴムストリップの巻付け始端
11b 内層部のゴムストリップの巻付け終端
12 外層部
12a 外層部のゴムストリップの巻付け始端
12b 外層部のゴムストリップの巻付け終端

Claims (6)

  1. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層を含むトレッド補強層と、このトレッド補強層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッドゴムは、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を含み、
    前記ストリップ積層体は、タイヤ半径方向内側に形成された内層部と、
    この内層部のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部とを含み、
    前記外層部は、前記内層部とはゴムストリップの螺旋の向きが逆であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁と交差して配されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッドゴムは、タイヤ半径方向の最内側のベース層と、その外側に配されたキャップ層とを含む少なくとも2層からなり、前記ストリップ積層体は、前記ベース層をなす請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記外層部のゴムストリップの巻付け始端は、前記内層部のゴムストリップの巻付け始端から180度位置ズレしている請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層を含むトレッド補強層と、このトレッド補強層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッドゴムは、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を含み、
    前記ストリップ積層体は、タイヤ半径方向内側に形成された内層部と、
    この内層部のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部とを含み、
    前記外層部は、前記内層部とはゴムストリップの螺旋の向きが同一であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁からはみ出して配され
    前記外層部のゴムストリップの巻付け始端は、前記内層部のゴムストリップの巻付け始端から180度位置ズレしていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層を含むトレッド補強層と、このトレッド補強層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッドゴムは、リボン状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体を含み、
    前記ストリップ積層体は、タイヤ半径方向内側に形成された内層部と、
    この内層部のタイヤ半径方向外側に巻き重ねられた外層部とを含み、
    前記外層部は、前記内層部とはゴムストリップの螺旋の向きが同一であり、しかもそのトレッド幅方向の両側縁が前記内層部の両側縁からはみ出して配され、
    前記トレッドゴムは、タイヤ半径方向の最内側のベース層と、その外側に配されたキャップ層とを含む少なくとも2層からなり、前記ストリップ積層体は、前記ベース層をなすことを特徴とする空気入りタイヤ。
  6. 前記外層部のゴムストリップの巻付け始端は、前記内層部のゴムストリップの巻付け始端から180度位置ズレしている請求項5記載の空気入りタイヤ。
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