JP5217916B2 - 通信装置及びそれを内蔵する電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間で送受される信号を伝送する通信装置及びそれを内蔵する電池パックに関する。
従来、信号を送受信する通信装置として、図9,10に開示の双方向通信回路が知られている。信号端子を4端子備えた図9の双方向通信回路では、レベルシフト回路G3を介して、入力端子92hから入力される信号がトランジスタT2を介して出力端子92kから出力され、入力端子92iから入力される信号がトランジスタT1を介して出力端子92jから出力される。一方、信号端子を2端子備えた図10の双方向通信回路では、レベルシフト回路G1,G2を介して、入出力端子91cから入力される信号がトランジスタT2を介して入出力端子91dに出力され、入出力端子91dから入力される信号がトランジスタT1を介して入出力端子91cに出力される。
図10の双方向通信回路では、図9の双方向通信回路に比べ、信号の入出力経路の削減を図ることができるものの、信号が両方から同時期に入ってくることによる誤作動(例えば、信号がHレベル又はLレベルに固定)を防ぐために、入出力端子間の内部回路に何らかの誤作動防止回路を設けたり、双方から信号を同時期に入力することを禁止するなどの制約を通信プロトコルに設けたりする必要がある。
この点に関し、特許文献1には、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間で信号を送受信する通信装置を構成している送信回路及び受信回路を制御する送受信切換回路が開示されている。この送受信切換回路は、第1の入出力端子と第2の入出力端子の信号を検出し、送信回路による送信動作と受信回路による受信動作とが重複しないように、送信回路と受信回路のいずれか一方を選択的に動作させるものである。
特開2006−100963号公報
しかしながら、カウンタによる計時によって送信回路と受信回路との切換制御を行う特許文献1の開示技術では、カウンタによって計測された時間が所定時間経過した後でなければ送受信を切り換えることができない。そのため、信号の送信元が送信先に信号を伝達できるタイミングが制約されすぎてしまう。
そこで、本発明は、双方向通信において信号が双方から入力されても一方から他方に信号を誤作動無く伝送可能であって、信号の送受の切り替えタイミングを任意に変更可能な、通信装置及びそれを内蔵する電池パックの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信装置は、
第1の入力信号がJ入力に入力され且つ前記第1の入力信号の反転信号がK入力に入力されて第1の出力信号をQ出力又は反転Q出力から出力する第1のJK型フリップフロップと、
第2の入力信号がJ入力に入力され且つ前記第2の入力信号の反転信号がK入力に入力されて第2の出力信号をQ出力又は反転Q出力から出力する第2のJK型フリップフロップと、
第1の入出力端子から入力される信号が前記第1の入力信号として出力され且つ前記第2の出力信号が前記第1の入出力端子から出力される信号として出力されるように、前記第1の入出力端子における論理レベルを整合する第1の論理変換回路と、
第2の入出力端子から入力される信号が前記第2の入力信号として出力され且つ前記第1の出力信号が前記第2の入出力端子から出力される信号として出力されるように、前記第2の入出力端子における論理レベルを整合する第2の論理変換回路とを備える、通信装置であって、
前記第1のJK型フリップフロップのJ入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第2のJK型フリップフロップのQ出力の反転信号に置換され、
前記第1のJK型フリップフロップのK入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第2の入力信号の反転信号に置換され、
前記第2のJK型フリップフロップのJ入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第1のJK型フリップフロップのQ出力の反転信号に置換され、
前記第2のJK型フリップフロップのK入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第1の入力信号の反転信号に置換されていることを特徴とする。
ここで、前記第1の入出力端子から入出力される信号は二次電池を電源とする電子機器と通信可能な制御部との間で送受され、前記第2の入出力端子から入出力される信号は前記電子機器との間で送受されるとよい。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る電池パックは、前記通信装置と前記二次電池とを内蔵する。
本発明によれば、双方向通信において信号が双方から入力されても一方から他方に信号を誤作動無く伝送できるとともに、信号の送受の切り替えタイミングを任意に変更できる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明の実施形態である電池パック100の全体構成図である。電池パック100は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、電気二重層キャパシタなどの二次電池200を電源とする携帯機器300への放電及び二次電池200の充電器(不図示)による充電を行うための入出力端子5,6と二次電池200の両極端子3,4との間の充放電経路9(9a,9b)の導通/遮断を切り替えるスイッチング素子1,2と、スイッチング素子1,2の切り替え動作を制御する電池保護IC90と、二次電池200に関する電池状態等の電池情報を監視する制御部50とを備える電池保護装置を、二次電池200と共に内蔵するモジュール部品である。なお、制御部50は電池保護IC90に内蔵されてもよく、電池保護IC90に内蔵された制御部50がスイッチング素子1,2の切り替え動作を制御してもよい。
電池パック100は、携帯機器300に、内蔵されたり、外付けされたりする。携帯機器300は、人が携帯可能な電子機器であって、携帯電話などの無線通信機能を備えるものが具体例として挙げられる。その他の具体例として、PDAやモバイルパソコン等の情報端末装置、カメラ、ゲーム機、音楽やビデオ等のプレーヤーなどが挙げられる。
電池パック100は、入出力端子(正極入出力端子5及び負極入出力端子6)と通信端子7とを介して携帯機器300に着脱可能に接続される。携帯機器300側の正極端子に接続される正極入出力端子5は二次電池200の正極3に充放電経路9aを介して電気的に接続され、携帯機器300側の負極端子に接続される負極入出力端子6は二次電池200の負極4に充放電経路9bを介して電気的に接続される。携帯機器300側の通信端子に接続される通信端子7は、電池保護ICの端子90dに接続される。
スイッチング素子1,2は、二次電池200の負極4と負極入出力端子6との間の充放電経路9bの導通/遮断の切り替えが可能なように直列に接続される。スイッチング素子1は、充放電経路9を充電方向に流れる二次電池200の充電電流の遮断/導通を切り替え可能な第1の切替手段であり、スイッチング素子2は、充放電経路9を放電方向に流れる二次電池200の放電電流の遮断/導通を切り替え可能な第2の切替手段である。スイッチング素子1がオン状態で二次電池20の充電が許可され、オフ状態で二次電池200の充電が禁止される。また、スイッチング素子2がオン状態で二次電池200の放電が許可され、オフ状態で二次電池200の放電が禁止される。
スイッチング素子1,2は、例えば、寄生ダイオードを有するMOSFETやIGBTなどの半導体素子である。スイッチング素子1は、その寄生ダイオード1aの順方向が二次電池200の放電方向になる向きで負極4と負極入出力端子6との間に配置され、スイッチング素子2は、その寄生ダイオード2aの順方向が二次電池200の充電方向になる向きで負極4と負極入出力端子6との間に配置される。なお、スイッチング素子1,2は、バイポーラトランジスタであって、そのコレクタエミッタ間に図示の向きにダイオードが構成されたものでもよい。
制御部50は、電池保護IC90を介して、携帯機器300と通信する。制御部50は、二次電池200に関する電池状態等の電池情報を携帯機器300に送信し、携帯機器300からの指令信号等の信号を受信する。制御部50は、例えば、二次電池200の温度を検出する温度検出部と、二次電池200の電圧を検出する電圧検出部と、二次電池200の充放電電流を検出する電流検出部と、検出結果を示す各検出部から出力されるアナログ電圧値をデジタル値に変換するADコンバータと、二次電池200の残容量などの算出処理や二次電池200の劣化判定などの判定処理を行う演算処理部(例えば、論理回路やマイクロコンピュータ(マイコン)によって構成されるとよい)と、その演算処理に利用される二次電池200や電池パック100の各構成部の特性を特定するための特性データや電池パック100の固有情報を格納するメモリ(例えば、EEPROMやフラッシュメモリ等の記憶装置)とを備える。
電池保護IC90は、制御部50からの信号を携帯機器300に伝送し、携帯機器300からの信号を制御部50に伝送する、通信インターフェイス回路を備えた通信装置である。
図2は、電池保護IC90の第1の構成例である。電池保護IC90は、制御部50のマイコンM1と携帯機器300のマイコンM2との間で送受される信号を伝送する。マイコンM1の送信信号は、インバータF1を介してデッドロック防止回路Dに入力信号IN1として入力される。デッドロック防止回路Dは入力信号IN1に基づいて出力信号OUT1を出力し、出力信号OUT1によってトランジスタT2は駆動される。したがって、マイコンM1の送信信号は、端子90cを介して入力信号INとして入力され、入力信号IN1に対応する出力信号OUT1に従って駆動するトランジスタT2のオンオフによりマイコンM2に端子90dを介して伝送される。逆に、マイコンM2の送信信号は、インバータF2を介してデッドロック防止回路Dに入力信号IN2として入力される。デッドロック防止回路Dは入力信号IN2に基づいて出力信号OUT2を出力し、出力信号OUT2によってトランジスタT1は駆動される。したがって、マイコンM2の送信信号は、端子90dを介して入力信号IN2として入力され、入力信号IN2に対応する出力信号OUT2に従って駆動するトランジスタT1のオンオフによりマイコンM1に端子90cを介して伝送される。
マイコンM1が送受信する信号は、第1の論理変換回路を介して伝送され、単一の端子90cでの信号の論理レベルによって定められる。この第1の論理変換回路は、端子90cから入力される信号を入力信号IN1としてデッドロック防止回路Dに出力するインバータF1と、インバータF1の入力側を電圧E1にプルアップする抵抗R1と、デッドロック防止回路Dから出力される出力信号OUT2が入力されるインバータF3と、インバータF3の出力信号に従ってインバータF1の入力側(端子90c)を端子90bに接続されるグランドに短絡可能なトランジスタT1とから構成されている。同様に、マイコンM2が送受信する信号は、第2の論理変換回路を介して伝送され、単一の端子90dでの信号の論理レベルによって定められる。この第2の論理変換回路は、端子90dから入力される信号を入力信号IN2としてデッドロック防止回路Dに出力するインバータF2と、インバータF2の入力側を電圧E2(電圧E1と同じでもよい)にプルアップする抵抗R2と、デッドロック防止回路Dから出力される出力信号OUT1に従ってインバータF2の入力側(端子90d)を端子90eに接続されるグランドに短絡可能なトランジスタT2とから構成されている。なお、抵抗R1,R2は、保護IC90に内蔵されてもよいし、インバータF1,F2,F3及びトランジスタT1,T2は、保護IC90の外部に構成されてもよい。
デッドロック防止回路Dは、入力信号IN1とIN2の双方が入力されても、先に入力された方の信号がもう一方の信号を無効化し、当該先に入力された信号だけを優先して次段に出力する回路である。これにより、入力信号IN1とIN2の双方が入力されても、保護IC90内を伝送する信号の論理レベルがH又はLのいずれかの論理レベルに固定して、相手のマイコンに信号が伝達できなくなることを防いでいる。
双方のマイコンとのインターフェイスが図2で示した論理変換回路で構成されている場合のデッドロック防止回路Dは、入力信号IN1を優先させている状態では、入力信号IN2の論理レベルが変化してもトランジスタT1をオフ状態に維持(すなわち、出力信号OUT2をHレベルに維持)したまま、入力信号IN1に従って出力信号OUT1を出力する回路動作を行い、逆に、入力信号IN2を優先させている状態では、入力信号IN1の論理レベルが変化してもトランジスタT2をオフ状態に維持(すなわち、出力信号OUT1をLレベルに維持)したまま、入力信号IN2に従って出力信号OUT2を出力する回路動作を行う。
図3は、このような回路動作を実現するデッドロック防止回路Dの回路構成図である。デッドロック防止回路Dは、クロック信号の入力方法を改変した2つのJK型フリップフロップを組み合わせた回路から構成された順序回路である。参考に、NANDゲートによって構成された一般的なJK型フリップフロップの回路構成図を図11に示し、その一般的なJK型フリップフロップの真理値表を図12に示す。なお、JK型フリップフロップはクロック信号CLKがLのときには出力Qは前の状態を保持するため、CLKがHのときの真理値表のみを図12に示し、CLKがLのときの真理値表については省略している。
図3のデッドロック防止回路Dは、入力信号IN1がJ入力(J1)に入力され且つ入力信号IN1がインバータ11によって反転された反転信号がK入力(K1)に入力されて出力信号OUT1をQ出力(Q1)から出力する第1の改変JKフリップフロップと、入力信号IN2がJ入力(J2)に入力され且つ入力信号IN2がインバータ21によって反転された反転信号がK入力(K2)に入力されて出力信号OUT2を反転Q出力(バーQ2)から出力する第2の改変JKフリップフロップとを備える。
なお、出力信号OUT1は、外部回路との論理の整合が図られていればよいため、外部回路で論理の整合を図った上で反転Q出力(バーQ1)から出力させてもよい。同様に、出力信号OUT2は、Q出力(Q2)から出力させてもよい。例えば、図2に示されるように、第1の論理変換回路のインバータF3を挿入することによって、デッドロック防止回路Dの入出力の論理の整合が図られている。
また、第1の改変JKフリップフロップのJ入力側のNANDゲート12には第2の改変JKフリップフロップのQ出力の反転信号を入力し、第1の改変JKフリップフロップのK入力側のNANDゲート13には入力信号IN2がインバータ21によって反転された反転信号を入力することで、NANDゲートにより構成されたJK型フリップフロップのクロック信号の入力部を改変している。同様に、第2の改変JKフリップフロップのJ入力側のNANDゲート22には第1の改変JKフリップフロップのQ出力の反転信号を入力し、第2の改変JKフリップフロップのK入力側のNANDゲート23には入力信号IN1がインバータ11によって反転された反転信号を入力することで、NANDゲートにより構成されたJK型フリップフロップのクロック信号の入力部を改変している。
図4は、入力信号IN1が優先されている場合のデッドロック防止回路D内の各部のタイミングチャートである。ここで、入力信号IN2と出力信号OUT1の論理レベルの関係は、図2に示されるインバータF2とトランジスタT2と抵抗R2とによって、整合されている。図4に示されるように、入力信号IN2の論理レベルが変化しても、トランジスタT1をオフ状態に維持するために出力信号OUT2をHレベルに維持したまま、入力信号IN1に同期した出力信号OUT1が出力されている。
一方、図5は、入力信号IN2が優先されている場合のデッドロック防止回路D内の各部のタイミングチャートである。ここで、入力信号IN1と出力信号OUT2の論理レベルの関係は、図2に示されるインバータF1,F3とトランジスタT1と抵抗R1とによって、整合されている。図5に示されるように、入力信号IN1の論理レベルが変化しても、トランジスタT2をオフ状態に維持するために出力信号OUT1をLレベルに維持したまま、入力信号IN2に同期した出力信号OUT2が出力されている。
すなわち、図4に示されるように、デッドロック防止回路Dは、入力信号IN1の立下り時に入力信号IN2がHレベルのとき(又は、入力信号IN2の立下り時に入力信号IN1がLレベルのとき)、入力信号IN1が入力信号IN2に対して先にデッドロック防止回路Dに入力されることにより入力信号IN1が入力信号IN2に対して優先するとして、入力信号IN1に同期した出力信号OUT1を出力すると同時に、入力信号IN2の入力を無効化して入力信号IN2の論理レベルの切り替わりにかかわらず出力信号OUT2をHレベルに維持する。一方、図5に示されるように、デッドロック防止回路Dは、入力信号IN1の立下り時に入力信号IN2がLレベルのとき(又は、入力信号IN2の立下り時に入力信号IN1がHレベルのとき)、入力信号IN2が入力信号IN1に対して先にデッドロック防止回路Dに入力されることにより入力信号IN2が入力信号IN1に対して優先するとして、入力信号IN2に同期した出力信号OUT2を出力すると同時に、入力信号IN1の入力を無効化して入力信号IN1の論理レベルの切り替わりにかかわらず出力信号OUT1をLレベルに維持する。
したがって、図2,3の構成によれば、入力信号IN1とIN2の双方が入力されても(双方の論理レベルが変化しても)、信号がいずれかの論理レベルに固定されることなく、マイコンM2の送信信号より優先したマイコンM1の送信信号をトランジスタT2のオンオフによりマイコンM2に正しく伝達させ、マイコンM1の送信信号より優先したマイコンM2の送信信号をトランジスタT1のオンオフによりマイコンM1に正しく伝達させることができる。
続いて、電池保護IC90の他の構成例について説明する。図6は、電池保護IC90の第2の構成例である。本電池保護IC90は、第1の論理変換回路としてレベルシフト回路L1が追加され、第2の論理変換回路としてレベルシフト回路L2が追加されている。デッドロック防止回路Dの構成は、図3と同じである。また、マイコンM1,M2が送受信する信号の伝達経路も上述と同様である。
図7は、レベルシフト回路L1の構成図である。出力信号OUT2を受ける回路はNANDゲートL11であるため、出力信号OUT2がHレベルで維持されている状態では、入力信号IN1のパルスに同期してトランジスタT1はオンオフする。なお、図6に示されるインバータF1は図7では省略しているが、入力信号IN1の論理レベルはインバータF1の出力信号の論理レベル(言い換えれば、トランジスタT1のゲートの論理レベル)と同じである。
図8は、レベルシフト回路L2の構成図である。出力信号OUT1を受ける回路はNORゲートL22であるため、出力信号OUT1がLレベルで維持されている状態では、入力信号IN2のパルスに同期してトランジスタT2はオンオフする。なお、図6に示されるインバータF2は図8では省略しているが、入力信号IN2の論理レベルはインバータF2の出力信号の論理レベル(言い換えれば、トランジスタT2のゲートの論理レベル)と同じである。
すなわち、双方のマイコンとのインターフェイスが図6で示した論理変換回路で構成されている場合のデッドロック防止回路Dは、図2の場合と異なり、入力信号IN1を優先させている状態では、入力信号IN2の論理レベルが変化しても、入力信号IN1を無条件で通過させるための出力信号OUT2をHレベルに維持することによりトランジスタT1をオンオフさせて端子90cでの論理レベルの整合を図りながら、入力信号IN1に従って出力信号OUT1を出力する回路動作を行い、逆に、入力信号IN2を優先させている状態では、入力信号IN1の論理レベルが変化しても、入力信号IN2を無条件で通過させるための出力信号OUT1をLレベルに維持することによりトランジスタT2をオンオフさせて端子90dでの論理レベルの整合を図りながら、入力信号IN2に従って出力信号OUT2を出力する回路動作を行う。
したがって、図3,6〜8の構成であっても、図4,5と同じタイミングチャートになるので、入力信号IN1とIN2の双方が入力されても、信号がいずれかの論理レベルに固定されることなく、マイコンM2の送信信号より優先したマイコンM1の送信信号をトランジスタT2のオンオフによりマイコンM2に正しく伝達させ、マイコンM1の送信信号より優先したマイコンM2の送信信号をトランジスタT1のオンオフによりマイコンM1に正しく伝達させることができる。
また、図16は、図2又は図6の構成を備えた電池保護IC90を動作させたときのシミュレーション結果である。入出力端子90cと90dの両側から方形波を入力した場合の挙動を示している。入出力端子90cから入力する信号の周波数(又は、入出力端子90dから入力する信号の周波数)を可変することによって、一方の入力信号の立下りエッジ時の他方の入力信号の論理レベルを切り換えることができるので、上述のデッドロック防止回路Dの入出力の論理関係の特性から、入力信号IN1を優先させたり(図の左半分)入力信号IN2を優先させたり(図の右半分)することを遅れなく切り換えることができる。これは、マイコンM1又はM2が、自ら、信号の送受の切り替えタイミングを任意に変更できることを意味している。すなわち、マイコンM1又はM2が自ら出力する出力信号の出力タイミングを変えることによって(例えば、出力信号のデューティ比を変えることによって)、送受信を切り換えることができる。
このように、マイコンM2は、入力信号IN1が優先されている場合(図の左半分)、入力信号IN1に同期した出力信号OUT1がデッドロックすることなく出力されているため、その出力信号OUT1により駆動されるトランジスタT2のオンオフにより生成されたパルスを端子90dを介して検出することによって、マイコンM1の伝達内容を正確に認識することができる。一方、マイコンM1は、入力信号IN2が優先されている場合(図の右半分)、入力信号IN2に同期した出力信号OUT2がデッドロックすることなく出力されているため、その出力信号OUT2により駆動されるトランジスタT1のオンオフにより生成されたパルスを端子90cを介して検出することによって、マイコンM2の伝達内容を正確に認識することができる。
また、電池パック100内の制御部50と携帯機器300との間の信号を送受するための通信インターフェイス回路を順序回路の組み合わせという簡易な構成で実現できているので、電池パック100の小型化がしやすくなる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図13〜15のように、通信モジュールの特性に合わせてファンクションを選ぶことができる。デッドロック防止回路Dと双方のマイコンとの間に設けられる論理変換回路の入出力形式は、保護IC90の入出力端子での論理レベルの整合が図られれば、任意の適切なものでもよい。
また、ド・モルガンの定理等によって上述の構成を等価な論理回路に書き換えても、当該論理回路が上述と同様の効果を有することはもちろんである。
本発明の実施形態である電池パック100の全体構成図である。 電池保護IC90の第1の構成図である。 デッドロック防止回路Dの回路構成図である。 入力信号IN1が優先されている場合のデッドロック防止回路D内の各点のタイミングチャートである。 入力信号IN2が優先されている場合のデッドロック防止回路D内の各点のタイミングチャートである。 電池保護IC90の第2の構成例である。 レベルシフト回路L1の構成図である。 レベルシフト回路L2の構成図である。 従来の双方向通信回路である。 従来の双方向通信回路である。 NANDゲートによって構成された一般的なJK型フリップフロップの回路構成図である。 JK型フリップフロップの真理値表である。 第1の出力形式例である。 第2の出力形式例である。 第3の出力形式例である。 電池保護IC90を動作させたときのシミュレーション結果である。
符号の説明
50 制御部
90 電池保護IC
90c,90d 入出力端子
100 電池パック
200 二次電池
300 携帯機器

Claims (3)

  1. 第1の入力信号がJ入力に入力され且つ前記第1の入力信号の反転信号がK入力に入力されて第1の出力信号をQ出力又は反転Q出力から出力する第1のJK型フリップフロップと、
    第2の入力信号がJ入力に入力され且つ前記第2の入力信号の反転信号がK入力に入力されて第2の出力信号をQ出力又は反転Q出力から出力する第2のJK型フリップフロップと、
    第1の入出力端子から入力される信号が前記第1の入力信号として出力され且つ前記第2の出力信号が前記第1の入出力端子から出力される信号として出力されるように、前記第1の入出力端子における論理レベルを整合する第1の論理変換回路と、
    第2の入出力端子から入力される信号が前記第2の入力信号として出力され且つ前記第1の出力信号が前記第2の入出力端子から出力される信号として出力されるように、前記第2の入出力端子における論理レベルを整合する第2の論理変換回路とを備える、通信装置であって、
    前記第1のJK型フリップフロップのJ入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第2のJK型フリップフロップのQ出力の反転信号に置換され、
    前記第1のJK型フリップフロップのK入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第2の入力信号の反転信号に置換され、
    前記第2のJK型フリップフロップのJ入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第1のJK型フリップフロップのQ出力の反転信号に置換され、
    前記第2のJK型フリップフロップのK入力のNANDゲートに入力されるクロック信号が前記第1の入力信号の反転信号に置換されていることを特徴とする、通信装置。
  2. 前記第1の入出力端子から入出力される信号は二次電池を電源とする電子機器と通信可能な制御部との間で送受され、前記第2の入出力端子から入出力される信号は前記電子機器との間で送受される、請求項1に記載の通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置と前記二次電池とを内蔵する電池パック。
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