JP5216428B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来より、導電板を打ち抜いて形成した複数本のバスバーを基板に貼り付け、または、インサート成形により基板に一体に保持して所定の回路を形成し、この回路にリレー等の電子部品を実装してなる回路構成体が知られている。この回路構成体においては、バスバーの端部が基板から突出して配され、外部の端子と電気的に接続される端子部を構成するものが多い。
そして、回路構成体をケーシングに収容してなる電気接続箱は、一般にエンジンルーム内に格納されて使用されるものであり、エンジンルーム内のスペースには限りがあるため小型化が要望されている。
そこで、基板の面積を小さくして回路構成体をコンパクトにするべく、電子部品を高密度で基板に実装することが考えられる。ところが、外部との接続の兼ね合い等により、複数の端子部を基板の一縁部にまとめて突出させたい場合には、基板の一縁部に、複数の端子部を並べるだけの長さ寸法を確保しなければならず、電子部品を高密度で実装すればするほど多くの端子部を並べる必要が生じ、基板を小さくすることが難しくなる。
そこで、複数枚の基板に回路を形成し、各基板の一縁部に端子部を並べ、その端子部が同じ側の縁部に配されるよう基板を重ねて、回路構成体を形成することが考えられる(例えば特許文献1)。このようにすれば、端子部は、基板の一縁部側で実質的に複数段に配されるので、一枚の基板に一列に端子部を並べる場合に比べて基板を小さくすることが可能となる。
特開2005−210804公報
ところが、上記のように基板を多層化する構造では、コストが増大するという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の端子部を基板の一縁部にまとめて突出させるものにおいて、基板を多層化することなく、小型化を図ることが可能な回路構成体および電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明の電気接続箱は、回路構成体と、前記回路構成体を収容するケーシングと、を備えた電気接続箱であって、前記回路構成体は、導電板を打ち抜いて形成された複数本のバスバーと、前記複数本のバスバーを一体に保持する基板部と、前記複数本のバスバーの端部のうち前記基板部の一縁部に並んで突出する一の端子部群と、前記複数本のバスバーの端部のうち前記基板部から延出した延出部が少なくとも2回屈曲されることで、前記基板部の一縁部側において前記一の端子部群と複数段をなして配される他の端子部群と、を備え、前記ケーシングは、前記ケーシング内に収容された前記回路構成体の前記延出部に沿う仕切壁を備えることを特徴を有する。
このような構成によれば、一の端子部群と他の端子部群とが、基板部の一縁部において複数段に配置されるから、これらの端子部群を基板部の一縁部に一列に並べる場合に比べて基板部を小型化することができる。そして、バスバーの延出部を屈曲することにより、端子部群を基板部の一縁部にまとめて配したから、基板部を多層化する必要はない。したがって、複数の端子部を基板部の一縁部にまとめて突出させるものにおいて、基板部を多層化することなく、小型化を図ることができる。
前記基板部には、複数の電子部品が前記端子部群の突出方向に並べられているものとしてもよい。これにより、回路構成体の、端子部群の突出方向の投影面積を小さくすることができる。
前記回路構成体は、前記延出部を覆う樹脂製の壁部を有するものとしてもよい。これにより、複数の回路構成体を並べてケーシングに収容する場合には、延出部同士を絶縁する仕切壁をケーシングに設けなくてもよい。
本発明によれば、複数の端子部を基板の一縁部にまとめて突出させるものにおいて、基板を多層化することなく、小型化を図ることが可能な回路構成体および電気接続箱を提供することができる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図15によって説明する。
本実施形態における電気接続箱P1は、図示しないリレーボックス内に収容されて自動車のエンジンルームに設置されるものである。電気接続箱P1は、図2に示すように、4つの回路構成体10をケーシング30に並べて収容してなるものである。以下、各構成部材において、図2の左下側(ケーシング30のコネクタ部34が設けられている側)を下方、右上側を上方、左上側を左方、右下側を右方として説明する。
回路構成体10は、所定の導電路を形成する複数本(本実施形態では8本)のバスバー20と、複数本のバスバー20を一体に保持する基板部11と、バスバー20に接続されるリレー12および抵抗素子13(本発明の電子部品に該当する)とを備えてなる。回路構成体10を表裏方向から見ると、全体として、上下方向に長い長方形状をなしている(図7参照)。
各回路構成体10には、リレー12および抵抗素子13が2つずつ実装されている。2つのリレー12は、上下方向に所定の間隔を空けて並び、2つの抵抗素子13は、各リレー12のすぐ上側に1ずつ配置されている。すなわち、リレー12および抵抗素子13は、上下方向に一列に並んでいる。
各回路構成体10は、図示しない外部の端子と電気的に接続される複数本(本実施形態では8本)の端子部21,22を有している。端子部21,22は、表裏2段に並べられ、各段には端子部21,22が4本ずつ左右方向に略等ピッチで並んでいる(図9参照)。なお、表裏2段の端子部21,22のうち、裏側に配される端子部を第1端子部21(本発明の一の端子部に該当する)、表側に配されて第1端子部21と段をなす端子部を第2端子部22(同、他の端子部に該当する)と称する。全ての端子部21,22は、回路構成体10の下端、言い換えると、基板部11の周縁のうち下側の縁部(基板部11の一縁部)に並んで下方(リレー12および抵抗素子13の並び方向)に突出している。
リレー12は、略直方体をなす本体12Aと、この本体12Aの裏面に設けられた複数の端子12Bとを備えている(図4参照)。リレー12の端子12Bは、本体12Aの裏面から左右方向へそれぞれ延出している。抵抗素子13は、軸方向に長い略円筒形をなす本体13Aと、本体13Aの長手方向の両端から延出する一対の端子13Bとを有している(図7参照)。リレー12の端子12Bおよび抵抗素子13の端子13Bは、それぞれバスバー20の部品接続部23に半田付け、または、抵抗溶接されて電気的に接続される。
基板部11は、熱可塑性樹脂(PBT、PPSまたはPEEK等)やLCP、熱硬化性樹脂(EP等)よりなり、インサート成形により8本のバスバー20に一体化されている。基板部11は、バスバー20のうちリレー12および抵抗素子13が接続される部品接続部23を表側に露出し、また隣り合うバスバー20間を埋めて絶縁するとともにバスバー20の裏面を被覆している(図5参照)。
基板部11は、抵抗素子13の位置決めを行う位置決め部14を有している(図7参照)。位置決め部14は基板部11の上端位置と、上下方向の略中央位置とに一つずつ設けられている。
基板部11の下端には、バスバー20の部品接続部23に対して略垂直に立ち上がる下壁部15が設けられている(図5参照)。下壁部15は、端子部21,22の上側に配されて、外部端子との接続の際の第2端子部22の上方への変位を規制する。
下壁部15の上側には、下壁部15と一体に支持部15Aが設けられている。支持部15Aは表側から裏側に向かって下壁部15から上方へ突出する形状をなしている。
そして、上下に配された位置決め部14の間と、下側に配された位置決め部14と支持部15Aとの間にリレー12が設置され、各リレー12は位置決め部14と支持部15Aとにより、上下方向の位置決めがなされる。なお、バスバー20のうちリレー12の本体12Aの真裏に配される部分、すなわち上下の位置決め部14の間と、位置決め部14と支持部15Aとの間の部分は、基板部11に覆われている。
基板部11の裏面には、一対の係合片16が設けられている(図9参照)。係合片16は、基板部11の裏面から裏方へ突出し、その突出端は略直角に曲げられ、基板部11の板面と略平行をなしている。一対の係合片16は、基板部11の上端部に設けられ、後述するインナケース30Aのスリット32にそれぞれ差し入れられてインナケース30Aに係合し、回路構成体10の浮き上がりを防止する。
また、基板部11の裏面には、係合突起17が設けられている。係合突起17は、一対の係合片16の間に配されている。係合突起17は、インナケース30Aの係合凹部33に嵌合し、回路構成体10の上下方向の位置ずれを規制する。
8本のバスバー20は、導電性に優れた金属板(本発明の導電板に該当する)を打ち抜いて形成されている(図11参照)。なお、8本のバスバー20のうち下側のリレー12または抵抗素子13が接続されるバスバー20を第1バスバー20Aと称し、上側のリレー12または抵抗素子13が接続されるバスバー20を第2バスバー20Bと称して説明する。
第1バスバー20Aは、それぞれ上下方向に長い略直線状をなし、上端部が部品接続部23、下端部が第1端子部21とされている。全ての第1端子部21は左右方向の幅寸法が略同一であり、左右方向にほぼ等ピッチで並べられ、また基板部11からの突出寸法は同等とされている。
第2バスバー20Bは、それぞれ基板部11から外側へ延出する延出部24を有し、各延出部24の端部が第2端子部22を構成する。4本の延出部24は、各第2バスバー20Bの部品接続部23から左方および右方に2本ずつ配され、ほぼ左右対称となっている。
各延出部24は、部品接続部23に対して板面が略直角をなす立上り部24Aと、部品接続部23に対して板面が略平行をなす平行部24Bと、第1端子部21の表側に配されて、第1端子部21と略平行をなす第2端子部22とを有している。
第2バスバー20Bの立上り部24Aは、片持ち状をなして下方へ延び、根元部分は、他の部分に比べて幅寸法が大きくされている(図8参照)。立上り部24Aは、上下方向に長く、その下端は第1端子部21の根元位置に達している。第2バスバー20Bの立上り部24Aは、部品接続部23の両側において表裏に並べられている。なお、表側に配された第2バスバー20Bの立上り部24Aの幅寸法(表裏方向の幅寸法)は、裏側に配された第2バスバー20Bの立上り部24Aの幅寸法よりも小さくされている。
第2バスバー20Bの平行部24Bは、第1端子部21から表側に略同一の間隔を空けた位置において、上下に並んで配されている(図7参照)。なお、各平行部24Bの幅寸法は、それぞれの立上り部24Aの幅寸法と同等とされている。
そして、第2端子部22は、第2バスバー20Bの延出部24がそれぞれ2回屈曲されることで、基板部11の下縁部側に配され、第1端子部21と表裏に2段に配されて下方へ突出している。第2端子部22の幅寸法は、第1端子部21の幅寸法と略同一とされ、また並列ピッチも略同一とされて、各端子部21,22同士は表裏方向に重なっている。
回路構成体10を収容するケーシング30は合成樹脂製であって、図2に示すように、4つの回路構成体10を収容する収容部31を有するインナケース30Aと、インナケース30Aの外側に組み付けられるアウタケース30Bとを有している。
インナケース30Aは、表裏方向から見ると、全体として左右方向に長い略長方形の扁平な箱型をなしている。収容部31は、表方および上方に開放され、上方から各回路構成体10が差し入れられる。収容部31は、3つの仕切壁31Aにより左右方向に等間隔で4つの区域にわけられ、それぞれの区域に一対のスリット32と係合凹部33が設けられている。一対のスリット32は、インナケース30Aの上縁から略平行をなして上下方向に延びている。係合凹部33は、一対のスリット32の間に設けられ、表裏方向に開口する略方形の孔である。なお、仕切壁31Aは、収容部31に収容された回路構成体10のリレー12の表端位置よりもわずかに表側へ突出する高さ寸法であり、またインナケース30Aの裏面には、複数箇所に突壁37が設けられ、アウタケース30Bが組み付けられた状態において収容部31の裏側に空間が形成される(図4参照)。なお、この空間にゲルや樹脂などを入れて、放熱性を向上させても良い。
インナケース30Aは、図示しない外部コネクタと嵌合可能なコネクタ部34を有している。コネクタ部34は、インナケース30Aの下端部(収容部31の下方)に設けられ、左右方向に長い略長方形をなして下方へ開口するフード部35を有している(図3参照)。フード部35の奥壁には、第1端子部21および第2端子部22が挿入可能な貫通孔36が左右方向に並列して2段に形成され、フード部35内には、収容部31に収容された各回路構成体10の第1端子部21および第2端子部22が下方へ突出して配される。
アウタケース30Bは、下方に開口する扁平な箱形状をなし、インナケース30Aの全周(表裏および左右)と上方とを全体にわたって覆う。アウタケース30Bの下端部(開口端部)には、インナケース30Aに設けられたロック突部39に係合可能なロック片38が設けられている。ロック片38とロック突部39とが係合することで、アウタケース30Bとインナケース30Aとが組み付け状態に保持される。なお、インナケース30Aとアウタケース30Bとが組み付けられた状態では、インナケース30Aのフード部35の下端部は、アウタケース30Bから下方に突出する。
次に、金属板を打ち抜いたときのバスバー20の形状について説明する(図11参照)。
8本のバスバー20は、タイバー25を介して上下のフレーム26U,26Sに連結されている。第1バスバー20Aは、所定ピッチで並んだ各第1端子部21の下端が下側のフレーム26Sに連結されている。
第2バスバー20Bは、部品接続部23がタイバー25を介して上側のフレーム26Uに連結され、延出部24は、第1バスバー20Aの左右両側に2本ずつ、上下方向に延びて並べられている。
第2バスバー20Bの立上り部24Aは、それぞれ部品接続部23から下側のフレーム26Sに向かって直線状に延び、平行部24Bは、立上り部24Aの下端からそれぞれ立上り部24Aに対して略直角をなして左方または右方に延びている。第2端子部22は、各平行部24Bの延出端から略直角をなして下側のフレーム26Sに向かって延び、第1端子部21の左方または右方に配されて、第1端子部21と略平行をなしている。
第2バスバー20Bの屈曲は、計4箇所においてなされる。第2バスバー20Bは、延出部24の根元(立上り部24Aの根元)位置と、平行部24Bの根元位置において屈曲される。なお、延出部24の根元位置の屈曲箇所を第1屈曲部27A、平行部24Bの根元位置の屈曲箇所を第2屈曲部27Bと称し、図11に点線で示した。第2バスバー20Bの延出部24は、第1屈曲部27Aにおいて表側に折り曲げられてなり、平行部24Bは、第2屈曲部27Bにおいて内側に折り曲げられてなる。
次に、上記のように構成された電気接続箱P1の製造工程について、図11〜図15を参照しつつ説明する。
まず、金属板を打ち抜いて所定形状のバスバー20を形成し、基板部11をインサート成形する(図12参照)。
次に、第2バスバー20Bの延出部24を第1屈曲部27Aにおいて折り曲げて基板部11に対して略直角に立ち上がらせ(図13参照)、下側のフレーム26Sを切り離す。
次いで、第2バスバー20Bの延出部24を第2屈曲部27Bにおいて折り曲げ、第2端子部22を第1端子部21の表側に配して下方へ突出した姿勢にする(図14参照)。その後、第2バスバー20Bに付いているタイバー25(5箇所)を切り離すとともに、上側のフレーム26Uを切り離し、基板部11から露出している部品接続部23の表面に、例えばディスペンサーなどの半田ペースト塗布機によりクリーム半田を塗布する。なお、クリーム半田は鉛フリーの半田を使用する。
そして、図15に示すように、リレー12および抵抗素子13を所定の位置に載置し、図示しないリフロー炉内に設置してはんだ溶融温度まで加熱し、その後冷却するか、または、半田ペースト部を局所的に加熱することによって、各リレー12および抵抗素子13を部品接続部23に半田付けする。
こうして製造された各回路構成体10を縦向き(第1端子部21および第2端子部22が下方へ突出する向き)にして、インナケース30Aの収容部31に上方から差し入れる。第1端子部21および第2端子部22を貫通孔36に挿入して所定の位置まで押し込むと、係合片16がスリット32に入り込み、また係合突起17が係合凹部33に嵌合して、各回路構成体10がインナケース30Aの収容部31に組み付けられる。そして、回路構成体10が組み付けられたインナケース30Aにアウタケース30Bを組み付けると、電気接続箱P1の製造が完了する。
次に、上記のように構成された実施形態1の作用および効果について説明する。
電気接続箱P1においては、第1端子部21群と第2端子部22群とが、基板部11の下縁部において2段に配置されているから、これら第1端子部21群および第2端子部22群を基板部11の下縁部に一列に並べる場合に比べて基板部11を小型化することができる。そして、第2バスバー20Bの延出部24を2回屈曲することにより、第2端子部22群を基板部11の下縁部にまとめて配したから、基板部11を多層化する必要はない。したがって、複数の端子部21,22を基板部11の下縁部にまとめて突出させたものにおいても、基板部11を多層化することなく、小型化を図ることができる。
また、リレー12および抵抗素子13は、各回路構成体10において第1端子部21群および第2端子部22群の突出方向に一列に並べられている。これにより、各回路構成体10の上下方向(端子部21,22群の突出方向)の投影面積、すなわち水平方向の占有面積を小さくすることができる。このような回路構成体10を縦置きで並べてなる電気接続箱P1を、コネクタ部34を下方に向けてリレーボックス内に設置すれば、リレーボックス内における電気接続箱P1の水平方向の占有面積を小さくすることができる。したがって、その分リレーボックスの水平方向の占有面積を小さくすることができ、エンジンルームの高さ方向のスペースを有効に使うことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2に係る電気接続箱P2を図16〜図17によって説明する。
本実施形態の電気接続箱P2は、回路構成体10の基板部11が、第2バスバー20Bの延出部24に沿う壁部(側壁部50と称する)を有する点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
基板部11は、左右に側壁部50R,50Lを有している。両側壁部50R,50Lの下端は、下壁部15の左右両端に連結されており、基板部11は全体として箱型形状をなしている(図18参照)。側壁部50R,50Lは、第2バスバー20Bの立上り部24Aのほぼ全体、詳しくは、立上り部24Aの内外両面および表裏両側を覆っている(図22参照)。
両側壁部50R,50Lは、上端寄りの位置において上下に分断され(この分断部分を切断部51と称する)、この切断部51においては、立上り部24Aが露出している。右側の側壁部50Rの切断部51は、右側の2本の第2バスバー20B同士を連結するタイバー25の側方に形成され、左側の側壁部50Lの切断部51は、右側の第2バスバー20Bと左側の第2バスバー20Bとを連結するタイバー25の側方に形成されている(図23参照)。この切断部51を設けることで、側壁部50R,50Lを含んで基板部11をインサート成形した後に、第2バスバー20Bの切り離しが可能とされている。
電気接続箱P2は、実施形態1と同様、インナケース30Aとアウタケース30Bとからなるケーシング30を有し、インナケース30Aの収容部31には、4つの回路構成体10が縦置きにして並べられる。このとき、側壁部50R,50Lは第2バスバー20Bの左右の両外側面を覆っているから、インナケース30Aに仕切壁を設けることなく、延出部24は絶縁状態になる。
次に、上記のように構成された電気接続箱P2の製造工程について説明する。
まず、金属板を打ち抜いて所定形状のバスバー20を形成し、基板部11をインサート成形する前の段階で、第2バスバー20Bの延出部24を第1屈曲部27Aにおいて折り曲げ、部品接続部23に対して略直角に立ち上がらせる(図24参照)。その後、側壁部50R,50Lとともに基板部11をインサート成形する(図25参照)。
次いで、下側のフレーム26Sを切り離し、第2バスバー20Bの延出部24を第2屈曲部27Bにおいて折り曲げた後、第2バスバー20B同士を切り離すとともに、上側のフレーム26Uを切り離す。そして、部品接続部23の表面にクリーム半田を塗布し、リレー12および抵抗素子13を所定の位置に載置して各リレー12および抵抗素子13を部品接続部23に半田付けする。
こうして製造された各回路構成体10を、実施形態1と同様、インナケース30Aの収容部31に収容した後、インナケース30Aにアウタケース30Bを組み付けると、電気接続箱P2の製造が完了する。
次に、上記のように構成された実施形態2の作用および効果について説明する。
電気接続箱P2においては、実施形態1と同様、第2バスバー20Bの延出部24を2回屈曲することにより、第2端子部22群を基板部11の下縁部にまとめて配したから、基板部11を多層化することなく小型化を図るという、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、基板部11は、第2バスバー20Bの延出部24に沿う側壁部50R,50Lを有している。これにより、延出部24は側壁部50R,50Lにより形状を維持されるから、各回路構成体10を単体で取り扱う際に、延出部24が変形等してしまうことを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、リレー12および抵抗素子13は、上下方向に一列に並べられているが、これらは幅方向にずれていてもよい。また、リレー12および抵抗素子13の並び順や向きを変えても良い。
(2)上記実施形態では、本発明を、リレー12および抵抗素子13が2個ずつ実装された回路構成体10に適用したが、本発明は、電子部品が何個実装されるものにも適用でき、例えばリレーおよび抵抗素子が3個以上ずつ上下方向に並べられる回路構成体にも適用することができる。
(3)上記実施形態では、複数本のバスバー20をインサート成形により基板部11に一体に形成したが、これに限らず、例えば複数本のバスバーを絶縁基板に接着剤等で貼り付けて一体に形成してもよい。
(4)上記実施形態では、端子部21,22は、表裏2段に配されているが、これに限らず、3段以上に配しても良い。
(5)上記実施形態では、各電気接続箱P1(P2)には回路構成体10が4個ずつ収容されているが、これに限らず、回路構成体を3個以下、または5個以上収容してもよい。
(6)上記実施形態では、第1端子部21および第2端子部22は基板部11の下縁部から下方へ突出しているが、これに限らず、端子部は基板の一縁部において段をなしていれば突出方向はいずれであってもよく、例えば、端子部は基板部の下縁部から下方へ突出した後、表側へ屈曲されていてもよく、また基板部の下縁部から表側へ突出した後、下方へ屈曲されていてもよい。
実施形態1にかかる電気接続箱の外観斜視図 同分解斜視図 同下面図 同横断面図 同縦断面図 回路構成体の外観斜視図 同表面図 同側面図 同下面図 同裏面図 バスバーの展開図 基板部をインサート成形した状態を表す斜視図 第1屈曲部を屈曲した状態を表す斜視図 第2屈曲部を屈曲した状態を表す斜視図 電子部品を実装する前の状態を表す斜視図 実施形態2にかかる電気接続箱の分解斜視図 同横断面図 回路構成体の表面図 同側面図 同下面図 同裏面図 図18のA−A断面図 バスバーの展開図 第1屈曲部を屈曲した状態を表す斜視図 基板部をインサート成形した状態を表す斜視図 第2屈曲部を屈曲した状態を表す斜視図 電子部品を実装する前の状態を表す斜視図
符号の説明
P1,P2…電気接続箱
10…回路構成体
11…基板部
12…リレー(電子部品)
13…抵抗素子(電子部品)
20…バスバー
21…第1端子部(一の端子部)
22…第2端子部(他の端子部)
23…部品接続部
24…延出部
30…ケーシング
50…側壁部(壁部)

Claims (5)

  1. 回路構成体と、
    前記回路構成体を収容するケーシングと、を備えた電気接続箱であって、
    前記回路構成体は、
    導電板を打ち抜いて形成された複数本のバスバーと、
    前記複数本のバスバーを一体に保持する基板部と、
    前記複数本のバスバーの端部のうち前記基板部の一縁部に並んで突出する一の端子部群と、
    前記複数本のバスバーの端部のうち前記基板部から延出した延出部が少なくとも2回屈曲されることで、前記基板部の一縁部側において前記一の端子部群と複数段をなして配される他の端子部群と、を備え
    前記ケーシングは、前記ケーシング内に収容された前記回路構成体の前記延出部に沿う仕切壁を備えることを特徴とする電気接続箱
  2. 前記ケーシング内には複数の前記回路構成体が左右方向に並べて収容されており、前記仕切壁は隣り合う前記延出部の間に配されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱
  3. 複数の回路構成体と、
    複数の前記回路構成体を収容するケーシングと、を備えた電気接続箱であって、
    前記回路構成体は、
    導電板を打ち抜いて形成された複数本のバスバーと、
    前記複数本のバスバーを一体に保持する基板部と、
    前記複数本のバスバーの端部のうち前記基板部の一縁部に並んで突出する一の端子部群と、
    前記複数本のバスバーの端部のうち前記基板部から延出した延出部が少なくとも2回屈曲されることで、前記基板部の一縁部側において前記一の端子部群と複数段をなして配される他の端子部群と、
    前記延出部を覆う樹脂製の壁部と、を備えることを特徴とする電気接続箱。
  4. 前記ケーシング内には複数の前記回路構成体が左右方向に並べて収容されており、前記壁部は前記延出部の左右両側部を覆っていることを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記基板部には、複数の電子部品が前記端子部群の突出方向に並べられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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