JP4833733B2 - 配線基板ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、配線基板ユニットに関し、特に例えば自動車に搭載される配線基板ユニットに関する。
近年、例えば自動車においては、自動車構成部品搭載スペースの確保が限界に近づいており、省エネルギーの観点からも、自動車構成部品の小型化、軽量化、および省スペース化の要求がさらに高まっている。
自動車には、各部分に例えば電力供給を行うために配線基板ユニットが配置されている。このような配線基板ユニットの小型化も求められている。
従来の配線基板ユニットでは、コネクタハウジングが配線基板の上に搭載されており、コネクタハウジングの端子は、配線基板に対してハンダを用いて電気的かつ機械的に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006―42586号公報
ところで、配線基板ユニットの上には、さらに例えばECU(電子制御ユニット)などが重ねて配置されることがある。このように他の装置を配線基板ユニットの上に配置するために、複数の端子は、複数箇所で折り曲げてクランク状に形成し、各端子間の配置間隔が小さく設定される。このために、本発明者らの検討では、図7に示すように各端子101間には電気絶縁板100を配置して、各端子101相互間の電気絶縁性を確保することが有効である。
しかし、各端子101間に電気絶縁板100を配置すると、部品点数が増加するばかりでなく、組み立てが煩雑であり配線基板ユニットの薄型化が図れない。また、各電気絶縁板100の大きさは少しずつ小さくなってそれぞれ形状が異なるために、各電気絶縁板100ごとに成型用の金型を起こす必要があることから、製造コストが増加する。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、複数箇所で折れ曲がり部を有する端子を固定する際に、部品点数が少なく、組み立てが容易であり、かつ製造コストを低減することができる配線基板ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の配線基板ユニットは、配線基板と、
前記配線基板上に搭載された端子ホルダーと、
前記端子ホルダーと前記配線基板とに固定された複数の端子とを有する配線基板ユニットであって、
前記複数の端子はそれぞれ略L字状の、第1折れ曲がり部と第2折れ曲がり部とを有し、
前記複数の端子には、前記端子ごとに当該端子の前記第1折れ曲がり部もしくはその近傍に取り付け片部が形成されており、
前記端子ホルダーには、第1固定部と第2固定部とが一体に形成されており、
前記第1固定部には、前記端子における前記第1折れ曲がり部もしくはその近傍の一部分を位置決めし、隣接する前記端子同士を前記配線基板に略水平な方向で所定の間隔に位置決めする第1位置決め部を、前記端子ごとに備え、
前記端子ホルダーの前記第1位置決め部が、前記取り付け片部を受け入れ突き当てる、前記端子ごとに階段状に形成された取り付け溝部であり、
前記第2固定部には、前記端子における前記第2折れ曲がり部もしくはその近傍の一部分を位置決めし、隣接する前記端子同士を前記配線基板に略垂直な方向で所定の間隔に位置決めする第2位置決め部を、前記端子ごとに備えており、
前記複数の端子は、前記端子ホルダーの前記第1位置決め部と前記第2位置決め部に保持された状態で前記配線基板に略垂直方向および略水平方向に間隔を空けて積層状態に配置されていることを特徴とする。
発明の配線基板ユニットは、好ましくは前記端子ホルダーの前記第2位置決め部は、前記端子の前記第2折れ曲がり部もしくはその近傍の一部分が当接する突き当て面であり、
前記突き当て面が前記端子ごとに階段状に形成されていることを特徴とする。



本発明の配線基板ユニットによれば、複数箇所で折れ曲がり部を有する端子を固定する際に、部品点数が少なく、組み立てが容易であり、かつ製造コストを低減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の配線基板ユニットの好ましい実施形態を示す図である。
図1に示す配線基板ユニット1は、電気接続装置あるいは配線基板ユニットなどとも呼ぶことができる。図1に示すように、配線基板ユニット1は、一例として自動車用の配線基板ユニットであり、下部ケース5は図示されているが、上部ケースの図示は省略されている。下部ケース5と上部ケースは、収納ケースを構成している。
図1の配線基板ユニット1は、配線基板2と、コネクタハウジング(コネクタあるいは部品ともいう)3と、端子ホルダー4と、リレー6などの電子部品と、複数本の端子11〜18を有している。
コネクタハウジング3と、端子ホルダー4と、リレー6などの電子部品は、それぞれ配線基板2の上に搭載されており、リレー6などの電子部品は配線基板2の回路パターンに対して電気的にかつ機械的に接続されている。配線基板2は、好ましくはメタルコア基板であり、配線基板2には必要な回路が形成されており、内部には銅などのメタルコアが配置されている。
図2と図3は、端子ホルダー4と、複数本の端子11〜18を示す斜視図である。端子11〜18は、端子ホルダー4と配線基板2とに固定されている。
図2では、最も左側の列Lの端子11〜18が代表して例示されており、図3では、最も右側の列Rの端子11、12,13,14,17,18が代表して例示されている。しかし、図2と図3のいずれにおいても、図面の簡単化のために、他の列の端子11〜18の図示は省略している。図4は、図2のF方向から見た端子ホルダー4と端子11〜18の側面図である。
まず、図2〜図4を参照して、各端子11〜18の形状例について説明する。各端子11〜18は、導電性を有する金属材料により作られており、例えば長方形断面あるいは矩形断面を有している。
図1と図4に示すように、複数の端子11〜18のうちの端子11〜15は、それぞれ略L字状に折り曲げられた第1折れ曲がり部300と、略L字状に折り曲げられた第2折れ曲がり部400を有している。
図1と図4に示すように、端子ホルダー4は、第1固定部500と第2固定部600を有している。この端子ホルダー4の第1固定部500は、端子11〜15の第1折れ曲がり部300もしくはその近傍の一部分(立ち下がり部11D〜15Dと直線部11E〜15E)を位置決めしている。この第1固定部500は、隣接する端子11〜15同士を、配線基板2に略水平な方向で図1に示す所定の間隔Kを空けて位置決めする第1位置決め部520を、端子11〜15ごとに備えている。
また、図1と図4に示すように、端子ホルダー4の第2固定部600は、端子11〜15の第2折れ曲がり部400もしくはその近傍の一部分を位置決めしている。この第2固定部600は、隣接する端子11〜15同士を、配線基板2に略垂直な方向で図1に示す所定の間隔Jを空けて位置決めする第2位置決め部620を、端子11〜15ごとに備えている。
図1〜図3に示すように、複数の端子11〜15は、端子ホルダー4の第1位置決め部520と第2位置決め部620に保持された状態で、配線基板2に略垂直および略水平方向に間隔K、Jを空けて積層状態に配置されている。
図1〜図4の例では、複数の端子11〜18のうちの端子11〜15については、第1折れ曲がり部300もしくはその近傍には取り付け片部40が形成されている。端子ホルダー4の第1位置決め部520は、取り付け片部40を受け入れて突き当てる取り付け溝部85を有しており、取り付け溝部85が端子11〜15ごとに階段状に形成されている。 端子ホルダー4の第2位置決め部620は、端子11〜15の第2折れ曲がり部400もしくはその近傍の一部分が当接する突き当て面620a(図2と図を4参照)を有し、この突き当て面620aが端子11〜15ごとに階段状に形成されている。
次に、上述した端子11〜15の形状と端子ホルダー4の構造について、さらに詳しく説明する。
図1と図4に示すように、端子11〜15の形状と端子16〜18の形状とは異なり、端子11〜15は、それぞれいわゆるクランク形状を有しており、端子16〜18はL字形状を有している。
端子11〜15では、端子11が最も上段にあって最も大きく、端子12から端子15の順に下側に位置して長さが短くなっている。端子11〜15の途中部分が3回ほぼ直角に折り曲げて形成されており、上述した第1折れ曲がり部300と、第2折れ曲がり部400と、追加的に第3折れ曲がり部700を有している。第3折れ曲がり部700が最も上に位置しており、次に第1折れ曲がり部300と第2折れ曲がり部400の順に下に位置している。
図1と図4に例示するように、端子11の一端部11Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子11の他端部11Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。一端部11Bと他端部11Cの間には、立ち下がり部11Dと直線部11Eが形成されている。立ち下がり部11Dと直線部11Eの間に第1折れ曲がり部300が形成されている。直線部11Eと他端部11Cの間に第2折れ曲がり部400が形成されている。
端子12の一端部12Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子12の他端部12Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。一端部12Bと他端部12Cの間には、立ち下がり部12Dと直線部12Eが形成されている。立ち下がり部12Dと直線部12Eの間に第1折れ曲がり部300が形成されている。直線部12Eと他端部12Cの間に第2折れ曲がり部400が形成されている。
端子13の一端部13Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子13の他端部13Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。一端部13Bと他端部13Cの間には、立ち下がり部13Dと直線部13Eが形成されている。立ち下がり部13Dと直線部13Eの間に第1折れ曲がり部300が形成されている。直線部13Eと他端部13Cの間に第2折れ曲がり部400が形成されている。
端子14の一端部14Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子14の他端部14Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。一端部14Bと他端部14Cの間には、立ち下がり部14Dと直線部14Eが形成されている。立ち下がり部14Dと直線部14Eの間に第1折れ曲がり部300が形成されている。
端子15の一端部15Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子15の他端部15Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。一端部15Bと他端部15Cの間には、立ち下がり部15Dと直線部15Eが形成されている。立ち下がり部15Dと直線部15Eの間に第1折れ曲がり部300が形成されている。直線部15Eと他端部15Cの間に第2折れ曲がり部400が形成されている。
図1に示すように、各一端部11B、12B、13B、14B、15Bと直線部11E、12E、13E、14E、15Eは、T方向に沿っており、各立ち下がり部11D、12D、13D、14D、15DはV方向に沿っている。なお、図1のT方向、V方向およびW方向は互いに直交している。
図1に示す各端子11〜14において、特徴的なのは、立ち下がり部11D,12D,13D,14Dには、取り付け片部(耳部あるいは固定片ともいう)40がそれぞれ形成されていることである。すなわち、取り付け片部40は、第1折れ曲がり部300もしくはその近傍に形成されている。各取り付け片部40は、第1固定部500の第1位置決め部520にある取り付け溝部85内に受け入れて突き当てることで固定されている。
取り付け片部40は、図2と図3にも示しており、立ち下がり部11D,12D,13D,14DのようにV方向の長さがある程度長い場合に、立ち下がり部11D,12D,13D,14Dの両側において、W方向に沿って突出して反対側に向けて形成されている。
第2固定部600の第2位置決め部620は、端子11〜15の第2折れ曲がり部400もしくはその近傍の一部分(直線部11E〜15Eと他端部11C〜15C)が当接する突き当て面620aを有し、この突き当て面620aは穴91〜95内の内壁に相当する。
一方、図4に示す残りの端子16〜18では、端子16が最も上段にあって最も大きく、端子17と端子18は順に下側に位置して長さが短くなっている。
端子16の各一端部16Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子16の他端部16Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。
端子17の各一端部17Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子17の他端部17Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。
端子18の各一端部18Bは、ヒューズ10を着脱可能に固定するための固定部であり、図1に示すように端子18の他端部18Cは配線基板2のスルーホールに挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に固定されている。各一端部16B、17B、18BはT方向に沿っており、各他端部16C、17C、18CはV方向に沿っている。
次に、図2と図5と図6を参照して、端子ホルダー4の形状例を説明する。
図5は、図2においてC方向から見た端子ホルダー3と端子11〜18を示す平面図であり、図6は、図2のE方向から見た端子ホルダー4と端子11〜18の正面図である。
図5と図6に示すように、端子ホルダー4は、複数列の各端子11〜18を圧入して保持するブロック体であり、電気絶縁性を有する材料である樹脂あるいはセラミックスなどにより一体成形で作られている。
図2に示すように端子ホルダー4は、第1部分71と第2部分72を有している。第1部分71はV2方向に突出して形成されている。第2部分72は第1部分71に連続しており、T1方向に沿って階段状に高くなるようにして形成されている。第1固定部500は、第1部分71の上部に設けられており、第2固定部600は、第2部分72に設けられている。
図5と図6に示すように第1部分71の第1固定部500は、複数列の端子取り付け部75,76を有しており、隣接する端子取り付け部75,76と、隣接する端子取り付け部76,76の間には、それぞれ縦に長い溝形のはめ込み設定部80が形成されている。
端子取り付け部75,76の上部には、取り付け溝部85がT1方向に沿って階段状に形成されている。これらの取り付け溝部85の深さ方向はV1方向であり、図4の矢印で示すように、各取り付け溝部85には、対応する位置の端子11〜14の各取り付け片部40がV1方向に差し込まれて固定される。
一方、図2と図5に示すように、第2部分72の第2固定部600には、複数のはめ込み用の穴91〜98が形成されている。各端子11〜18の他端部11C〜18Cが、これらの穴91〜98にそれぞれはめ込むことで圧入して保持される。穴91〜98の組の列は、図5に示すようにW方向に沿って一定間隔をおいて7つ形成されている。穴91〜98の各組の列は、はめ込み設定部80に対応した位置に形成されている。各穴91〜98は長方形の穴である。
上述したように一体構造を有する端子ホルダー4は、複数本の端子11〜18を次のようにして圧入して固定することができる。
図4を参照すると、最下段の端子18の他端部18Cが穴98に圧入して取り付けられ、端子17の他端部17Cが穴97に圧入して取り付けられ、そして端子16の他端部16Cが穴96に圧入して取り付けられる。このようにして、L字形の3つの端子18,1716が順次端子ホルダー4に対して圧入して保持される。この場合に、端子18,17,16の一端部18B,17B,16Bは、それぞれ図5のはめ込み設定部80内に位置決めして固定される。
次に、クランク状の端子15,14,13,12,11が順に圧入して取り付けられる。
まず、端子15の他端部15Cが穴95に圧入して取り付けられ、一端部15Bがはめ込み設定部80内に位置決めして固定される。
端子14の他端部14Cが穴94に圧入して取り付けられるとともに、端子14の取り付け片部40,40が、はめ込み設定部80の両側にある取り付け溝部85,85に圧入してはめ込まれ、一端部14Bがはめ込み設定部80内に位置決めして固定される。
端子13の他端部13Cが穴93に圧入して取り付けられるとともに、端子13の取り付け片部40,40が、はめ込み設定部80の両側にある取り付け溝部85,85に圧入してはめ込まれ、一端部13Bがはめ込み設定部80内に位置決めして固定される。
端子12の他端部12Cが穴92に圧入して取り付けられるとともに、端子12の取り付け片部40,40が、はめ込み設定部80の両側にある取り付け溝部85,85に圧入してはめ込まれ、一端部12Bがはめ込み設定部80内に位置決めして固定される。
端子11の他端部11Cが穴91に圧入して取り付けられるとともに、端子11の取り付け片部40,40が、はめ込み設定部80の両側にある取り付け溝部85,85に圧入してはめ込まれ、一端部11Bがはめ込み設定部80内に位置決めして固定される。
このようにして、L字形の端子18,17,16と、クランク状の端子15,14,13,12,11が、順に圧入して取り付けられ、図1に示すようにL字形の端子18,17,16とクランク状の端子15,14,13,12,11の各他端部18C,17C,16C,15C,14C,13C,12C,11Cは、配線基板2の電気接続部のスルーホールに対して挿入されてハンダにより電気的かつ機械的に接続される。
また、図1に示すように、L字形の端子18,17,16とクランク状の端子15,14,13,12,11の各一端部18B,17B,16B,15B,14B,13B,12B,11Bは、コネクタハウジング3に圧入して保持されて、コネクタハウジング3の開口部98に位置される。一端部18B,17B,16B,15B,14B,13B,12B,11Bには、基板搭載部品の例であるヒューズ10が着脱可能に装着することができる。
図1に示すように、クランク状の端子14,13,12,11に対してヒューズ10を装着する場合には、各端子14,13,12,11の一端部14B,13B,12B,11Bに対してはT1方向に圧力が加わる。また、クランク状の端子14,13,12,11からヒューズ10を取り外す場合には、一端部14B,13B,12B,11Bには逆のT2方向に圧力が加わる。
このT1方向とT2方向の圧力により、クランク状の端子14,13,12,11が変形して移動しないようにするために、図4に示すように端子14,13,12,11の取り付け片部40,40が、はめ込み設定部80の両側にある取り付け溝部85,85に圧入してはめ込まれている。これにより、クランク状の端子14,13,12,11はL字形の端子18,17,16,15に比べて長いが、クランク状の端子14,13,12,11は、T1方向あるいはT2方向に移動して変形せず、他端部14C,13C,12C,11Cがハンダ付けされている状態に影響を与えることもない。
なお、図4に示すように、クランク状の端子14は、立ち下がり部14Dの長さが端子11〜13の立ち下がり部11D〜13Dに比べて短いので、取り付け片部40,40は備えていないが、取り付け片部40,40を備えていても良い。
以上のようにして、L字形の端子18,17,16と、クランク状の端子15,14,13,12,11は、一体物の端子ホルダー4を用いるだけで、互いにできる限り小さい間隔をおいて空中配策した状態で、互いに接触することなく電気絶縁状態を保持することができる。従って、端子間には電気絶縁板を配置する必要がないことから、配線基板ユニット1の部品点数を減らして、組み立てが容易であり、配線基板ユニットの製造コストの低減化と配線基板ユニットの薄型化が図れる。
本発明の実施形態の配線基板ユニット1では、クランク形状の端子11〜14は、部品であるヒューズ10を装着するための一端部11B〜14Bを有しており、取り付け片部40が、ヒューズ10の装着方向(T1,T2)と交差する方向(W方向)に沿って、クランク形状の端子11〜14に形成されている。このため、取り付け片部40はヒューズ10の着脱に伴う応力に抵抗して、比較的長いクランク形状の端子11〜14の変形と移動を防ぐことができる。
本発明の実施形態の配線基板ユニット1の端子ホルダー4は、クランク形状の端子11〜14の他端部11C〜14Cをはめ込むことで圧入して保持する穴91〜94を有するので、他端部11C〜14Cを確実に保持でき、他端部11C〜14Cと配線基板2との電気接続を確実に保持できる。
本発明の実施形態の配線基板ユニット1では、端子ホルダー4は、取り付け溝部85を有する第1部分71と、穴91〜94を有する第2部分72とを有しており、端子ホルダー4は、配線基板2に固定されていることから、端子の取り付け構造が簡単化でき、配線基板ユニット1の部品点数を減らして、組み立てが容易であり、配線基板ユニットの製造コストの低減化と配線基板ユニットの薄型化が図れる。
本発明の実施形態では、複数の端子11〜15はそれぞれ略L字状の第1折れ曲がり部300と第2折れ曲がり部400を有する。端子ホルダー4の第1固定部500には、端子11〜15の第1折れ曲がり部300もしくはその近傍の一部分(立ち下がり部11D〜15Dと直線部11E〜15E)を位置決めし、隣接する端子11〜15同士を配線基板2に略水平な方向で所定の間隔Kを空けて位置決めする第1位置決め部520を端子11〜15ごとに備えている。しかも、端子ホルダー4の第2固定部600には、端子11〜15の第2折れ曲がり部400もしくはその近傍の一部分(直線部11E〜15Eと他端部11C〜15C)を位置決めし、隣接する端子11〜15同士を配線基板2に略垂直な方向で所定の間隔Jを空けて位置決めする第2位置決め部620を端子11〜15ごとに備えている。そして、複数の端子11〜15は、端子ホルダー4の第1位置決め部520と第2位置決め部620に保持された状態で、配線基板2に略垂直および略水平方向に間隔を空けて積層状態に配置されている。
このような構造によれば、電気絶縁板を用いることなく、端子と端子ホルダーの作り込みだけで、端子11〜18の間隔を小さくできる。
これにより、複数箇所で折れ曲がり部を有する端子を固定する際に、部品点数が少なく、組み立てが容易であり、かつ製造コストを低減することができる配線基板ユニットが提供できる。
また、図1に示す端子11〜15の第1折れ曲がり部300もしくはその近傍には取り付け片部40が形成され、端子ホルダー4の第1位置決め部520は、取り付け片部40を受け入れ突き当てる取り付け溝部85であり、取り付け溝部85が端子11〜15ごとに階段状に形成されている。
これにより、取り付け片部40を形成しても端子11〜15の打ち抜きの手間は増えない。このような取り付け片部40を受け入れる取り付け溝部85の間隔はある程度正確に規定ことが可能である。よって、本構造によって、低コストかつ簡易な構造の端子と端子ホルダーで、端子同士の間隔Kを前記略水平方向に沿って正確に規定することができる。
さらに、端子ホルダー4の第2位置決め部620は、端子11〜15の第2折れ曲がり部400もしくはその近傍の一部分が当接する突き当て面620aを有し、突き当て面620aが前記端子ごとに階段状に形成されている。これらの突き当て面は、図4に示す穴91〜95の内壁(内面)である。
これにより、端子側には特別な位置決めのための構造を持たせる必要がない。また、端子ホルダー4側も突き当て面の高さ同士の位置関係を正確に規定するのは容易である。よって、本構造によって低コストかつ簡易な構造の端子と端子ホルダーで、端子同士の間隔Jを前記略垂直方向に沿って正確に規定することができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
本発明の実施形態の端子は、バスバーとも呼ぶことができる。例えば、図示例では、配線基板ユニット1は、電力供給だけでなく信号供給にも用いることができ、電力供給と信号供給の両方に使用することもできる。配線基板ユニット1は、自動車用途のみならず他の種類の機器、車両などに適用することができる。
図2に示すように取り付け片部40,40がW方向にそって両側に突出して形成されているが、これに限らず取り付け片部40が片側だけ突出して形成されていても良い。
図示例の配線基板2は、主に配線基板の均熱化を図るためにメタルコア基板を採用しているが、これに限らず他のいかなる種類のプリント基板であってもよく、例えばメタルベース基板であっても良いしメタルコアやメタルベースを有しない通常のガラスエポキシ基板であってもよい。尚、メタルベース基板は、積層した配線パターンを、絶縁層を介して金属板に貼り付けた構造である。
図示例の部品としてのコネクタハウジング3は、ヒューズ10を接続するコネクタであるが、これに限らず、本発明の実施形態における部品としてのコネクタハウジング3は、例えばECU(電子制御ユニット)を電気的に接続するコネクタであったり、ワイヤーハーネスを接続するためのコネクタであっても良い。
端子は、長方形断面あるいは矩形断面を有しているが、これに限らず例えば断面円形状あるいは楕円形状などであっても良い。
本発明の配線基板ユニットの好ましい実施形態を示す斜視図である。 端子ホルダーと複数本の端子を示す斜視図である。 端子ホルダーと複数本の端子を示す斜視図である。 図2のF方向から見た端子ホルダーと端子の側面を示す図である。 図2においてC方向から見た端子ホルダーを示す平面図である。 図2のE方向から見た端子ホルダーの正面を示す図である。 端子間に絶縁板を配置して比較例を示す図である。
符号の説明
1 配線基板ユニット
2 配線基板
3 コネクタハウジング
4 端子ホルダー
10 ヒューズ
11〜15 クランク状の端子
16〜18 端子
40 取り付け片部
80 はめ込み設定部
85 取り付け溝部
300 第1折れ曲がり部
400 第2折れ曲がり部
500 端子ホルダーの第1固定部
520 第1固定部の第1位置決め部
600 端子ホルダーの第1固定部
620 第2固定部の第2位置決め部
K 略水平な方向での端子11〜15の間隔
J 略垂直な方向での端子11〜15の間隔

Claims (2)

  1. 配線基板と、
    前記配線基板上に搭載された端子ホルダーと、
    前記端子ホルダーと前記配線基板とに固定された複数の端子とを有する配線基板ユニットであって、
    前記複数の端子はそれぞれ略L字状の、第1折れ曲がり部と第2折れ曲がり部とを有し、
    前記複数の端子には、前記端子ごとに当該端子の前記第1折れ曲がり部もしくはその近傍に取り付け片部が形成されており、
    前記端子ホルダーには、第1固定部と第2固定部とが一体に形成されており、
    前記第1固定部には、前記端子における前記第1折れ曲がり部もしくはその近傍の一部分を位置決めし、隣接する前記端子同士を前記配線基板に略水平な方向で所定の間隔に位置決めする第1位置決め部を、前記端子ごとに備え、
    前記端子ホルダーの前記第1位置決め部が、前記取り付け片部を受け入れ突き当てる、前記端子ごとに階段状に形成された取り付け溝部であり、
    前記第2固定部には、前記端子における前記第2折れ曲がり部もしくはその近傍の一部分を位置決めし、隣接する前記端子同士を前記配線基板に略垂直な方向で所定の間隔に位置決めする第2位置決め部を、前記端子ごとに備えており、
    前記複数の端子は、前記端子ホルダーの前記第1位置決め部と前記第2位置決め部に保持された状態で前記配線基板に略垂直方向および略水平方向に間隔を空けて積層状態に配置されていることを特徴とする配線基板ユニット。
  2. 前記端子ホルダーの前記第2位置決め部は、前記端子の前記第2折れ曲がり部もしくはその近傍の一部分が当接する突き当て面であり、
    前記突き当て面が前記端子ごとに階段状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板ユニット。
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