JP5213679B2 - コイル装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明の目的は、ボビンに外部接続端子を植設する必要を無くしたコイル装置を提供することにある。
上記第1の観点によるコイル装置では、半田揚げして硬くしたコイル端末部(2a,2b)に設けた穴(3a,3b)に端子台(5a,5b)の突起(2a,2b)を入れてコイル端末部(2a,2b)を固定するため、コイル端末部(2a,2b)が外部接続端子の働きをしうる。これにより、ボビンに外部接続端子を植設する必要が無くなる。
上記第2の観点によるコイル装置では、半田揚げして硬くしたコイル端末部(2a,2b)を端子台(5a,5b)の溝(8a,8b)に入れて固定するため、コイル端末部(2a,2b)が外部接続端子の働きをしうる。これにより、ボビンに外部接続端子を植設する必要が無くなる。
上記第3の観点によるコイル装置では、コイル端末部(2a,2b)をヒュージング又は溶接により中継端子(10a,10b)の接続部(11a,11b)に接続するため、圧着または圧接よりも接続が確実になる。また、中継端子(10a,10b)の端子部(12a,12b)を端子台(5a,5b)の突起(9a,9b)又は溝に嵌めて固定するため、中継端子(10a,10b)の端子部(12a,12b)が外部接続端子の働きをしうる。これにより、ボビンに外部接続端子を植設する必要が無くなる。
上記第4の観点によるコイル装置では、コイル端末部(2a,2b)を半田揚げしてから中継端子(10a,10b)の接続部(11a,11b)に圧着または圧接するため、ヒュージング又は溶接よりも製造が容易になる。また、中継端子(10a,10b)の端子部(12a,12b)を端子台(5a,5b)の突起(9a,9b)又は溝に嵌めて固定するため、中継端子(10a,10b)の端子部(12a,12b)が外部接続端子の働きをしうる。これにより、ボビンに外部接続端子を植設する必要が無くなる。
図1は、実施例1に係るコイル装置101を示す正面図である。図2は、同右側面図である。
このコイル装置101は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bとを具備してなる。
コイル端末部2aは、回路基板Bに穿設された貫通孔Baを貫通し、配線パターンPaに半田Saで半田付けされる。同様に、コイル端末部2bは、回路基板Bに穿設された貫通孔Bbを貫通し、配線パターンPbに半田Sbで半田付けされる。
図5は、実施例2に係るコイル装置102を示す正面図である。
このコイル装置102は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bとを具備してなる。
コイル端末部2bは、L字形に折り曲げられ、回路基板Bの配線パターンPb上にネジVbでネジ止めされる。コイル端末部2aも同様である。
図7は、実施例3に係るコイル装置103を示す正面図である。図8は、同右側面図である(ボビン1の右側のフランジを除去してある)。
このコイル装置103は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bとを具備してなる。
コイル端末部2aは、回路基板Bに穿設された貫通孔Baを貫通し、配線パターンPaに半田Saで半田付けされる。同様に、コイル端末部2bは、回路基板Bに穿設された貫通孔Bbを貫通し、配線パターンPbに半田Sbで半田付けされる。
図11は、実施例4に係るコイル装置104を示す正面図である。図12は、同右側面図である。
このコイル装置104は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bとを具備してなる。
図14は、実施例5に係るコイル装置105を示す正面図である。図15は、同右側面図である(ボビン1の右側のフランジを除去してある)。
このコイル装置105は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bとを具備してなる。
図16は、実施例6に係るコイル装置106を示す正面図である。
このコイル装置106は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bと、接続部11aおよび端子部12aを有する中継端子10aと、接続部11bおよび端子部12bを有する中継端子10bとを具備してなる。
端子部12aは、半田Saにより配線パターンPaに半田付けされる。端子部12bも同様である。
実施例6の変形として、コイル端末部2a,2bを半田揚げすると共に、コイル端末部2aを接続部11aに圧着または圧接し、コイル端末部2bを接続部11bに圧着または圧接してもよい。
実施例6,7の変形として、突起9a,9bの代わりに、図13の溝8a,8bのような溝を設けて、それら溝に中継端子10a,10bの端子部12a,12bを嵌めて、コイル端末部2a,2bを端子台5a,5bに固定してもよい。
図18は、参考例に係るコイル装置500を示す底面図である。
このコイル装置500は、樹脂製のボビン1と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線をボビン1に巻回したコイル2と、ボビン1と一体成形された端子台5a,5bと、端子台5aに植設された外部接続端子53aと、端子台5bに植設された外部接続端子53bとを具備してなる。
外部接続端子53aは、回路基板Bに穿設された貫通孔Baを貫通し、配線パターンPaに半田Saで半田付けされる。同様に、外部接続端子53bは、回路基板Bに穿設された貫通孔Bbを貫通し、配線パターンPbに半田Sbで半田付けされる。
2 コイル
2a,2b コイル端末部
3a,3b 固定用の穴
5a〜5d 端子台
6a,6b 突起
7a,7b ネジ用の穴
8a,8b 溝
9a,9b 突起
10a,10b 中継端子
11a,11b 接続部
12a,12b 端子部
101〜106 コイル装置
B 回路基板
Ba,Bb 貫通孔
Pa,Pb 配線パターン
Sa,Sb 半田
Claims (1)
- ボビン(1)と、素線表面を絶縁被覆した扁平形状の編組線を前記ボビン(1)に巻回したコイル(2)と、前記ボビン(1)と一体の端子台(5a,5b)とを具備し、コイル端末部(2a,2b)を半田揚げして硬い薄板状にすると共に穴(3a,3b)を開け、前記端子台(5a,5b)に突起(6a,6b)を設け、前記穴(3a,3b)に前記突起(2a,2b)を入れて前記コイル端末部(2a,2b)を固定したことを特徴とするコイル装置(101,102,103)。
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