JP5793642B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、各種電子機器に用いられるコイル部品に関するものである。
近年自動車のエンジン近傍のDC/DCコンバータ回路部等に用いられるコイル部品では、電気的性能および信頼性向上のため、図6に示すように、エッジワイズに巻回したコイル1を磁性体2に埋設させ、コイル1の端部を磁性体2から突出させたものを折り曲げて端子3とし、磁性体2底面の端子3が当接する部分に凹部4を設けていた。この凹部4を設けることにより、端子3の位置決め、および端子3の平坦性を確保していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−309024号公報
しかしながら、自動車用のコイル部品では大電流化に対応するために、直流抵抗値を低くすることが要求され、そのためにコイル電極を太くする必要があり、コイル部品の大型化を招き、上記従来のコイル部品では、耐振性や半田付け性に課題が生じてきていた。これに対し本発明は、耐振性、および半田付け性に優れたコイル部品を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、平角導線の幅広面を巻回軸に対して垂直に巻回してなるエッジワイズ状のコイル電極と、このコイル電極を埋設する外装体とを備え、コイル電極の端部を、コイル電極の両側からそれぞれ巻回軸に対して垂直な同一方向に延びるように外装体の底面から突出させ、この突出させた部分からそれぞれ遠い方の第1の側面に向かって折り曲げ、第1の側面に設けられた係止部でコイル電極の端部を係止させることにより端子電極を形成し、外装体の底面に沿った部分の端子電極の底面に、端子電極の延伸方向に伸びる直線状の凹部を設け、端子電極の凹部と反対側の面に、凹部に対応する凸部が設けられており、この凹部に半田を埋めたものである。
上記構成により、コイル部品が実装基板に実装されたときに、大きな面積の底面で半田付けをすることができ、耐振性等の信頼性を向上させることができる。コイル電極の端部を底面の端子電極として使う場合、端子電極のたわみによって平坦性が損なわれる場合があるが、本発明の構成によれば、端子電極の底面に沿った部分に、端子電極の延伸方向に伸びる直線状の凹部を設けているため、端子電極のたわみを防ぐことができる。さらに、コイル部品が大型化してくると、リフロー半田付け時に、熱がコイル部品の内部に吸収され、端子電極部分の温度が下がり、半田付け性が悪くなりやすい。特に、従来のコイル部品のように底面に凹部を設けて、ここに端子を収納するようにすると、端子の側面が凹部によって一部隠れるようになるため、リフロー半田付け時の加熱の熱風が遮られてさらに端子部分の温度が上がりにくくなり、半田付け性を悪化させていた。
これに対し本発明の構成によれば、外装体の底面に沿った部分の端子電極の底面に、端子電極の延伸方向に伸びる直線状の凹部を設けることにより、たわみ等による変形を受けにくくなり、端子電極の平坦性が確保できるとともに、外装体の底面に沿った部分の端子電極の表面積が大きくなるため、リフロー半田の熱を、半田付けする部分で吸収しやすくなり、半田付け性が向上するという効果も得ることができる。
本発明の一実施の形態におけるコイル部品の底面側斜視図 本発明の一実施の形態におけるコイル部品の端子電極部分断面図 本発明の一実施の形態における他の例を示すコイル部品の底面側斜視図 本発明の一実施の形態におけるコイル部品の係止部付近の要部断面図 本発明の一実施の形態におけるコイル部品の製造方法を示す図 従来のコイル部品の断面図
以下、本発明の一実施の形態におけるコイル部品について、図面を参照しながら説明する。
図1において、絶縁被覆付き平角導線の幅広面を巻回軸に対して垂直に巻回してなるいわゆるエッジワイズ巻きすることによって得られたコイル電極11を、磁性体粉と樹脂を混合した外装体12に埋設させ、コイル電極の端部11aをそれぞれ巻回軸に対して平行な外装体12の一つの面(コイル部品の底面となる面)から突出させ、これを折り曲げることにより端子電極17としている。
外装体の底面12aに沿った部分のコイル電極の端部11aからなる端子電極17の底面には、端子電極17の延伸方向に伸びる直線状の凹部13が設けられ、この凹部13は半田15で埋められている。また凹部13と反対側の面には、凹部13に対応する凸部14が設けられ、この凸部14を設けた面が外装体の底面12aに当接するようになっている。このようにすることにより、実装基板(図示していない)にリフロー半田付けするときに、底面の端子電極17にも十分に加熱の熱風を当てることができ、半田付け性を向上させることができる。
また、図2は、外装体の底面12aに沿った部分の端子電極17の延伸方向に対して垂直に切った時の断面図であり、図2のように外装体の底面12aに、外装体の底面12aと当接する部分の端子電極17の幅よりも狭い幅で、凸部14が入る溝16が設けられていることが望ましく、このようにすることにより端子電極17の位置決めをすることができる。このとき、溝16の深さは、凸部14の高さ寸法よりも深くしている。これにより端子電極17の平坦性を向上させることができる。この場合においても、端子電極17の厚さ分は、外装体の底面12aから出ているため、半田付け性を確保することができる。さらに、図3(a)のように端子電極17の外側部分の外装体12を肉薄にしてもよく、また、図3(b)のように端子電極17と対向していない外装体の底面12aの全てを肉薄にしてもよい。このようにすることにより、リフロー半田付けするときに、さらに底面の端子電極17に十分に加熱の熱風を当てることができ、半田付け性を向上させることができる。
外装体の底面12aから突出させたコイル電極の端部11aは、それぞれ突出させた部分から遠い方の第1の側面12bに向かって折り曲げられることにより、端子電極17を形成している。このようにすることにより、半田付けする面積を大きくすることができ、実装した時のコイル部品の耐振性を向上させることができる。またコイル電極11の両端部から形成される端子電極17は、お互いに点対称になるようにすることが望ましく、このようにすることにより、回転方向の振動に対して強くすることができる。
図4は、係止部18付近の要部断面図であり、コイル電極の端部11aを、外装体の底面12aから突出させ、この突出させた部分から遠い方の第1の側面12bに向かって折り曲げ、第1の側面12bに設けられた係止部18に向かってコイル電極の端部11aを折り曲げることにより、固定させ、端子電極17を形成したものである。このとき係止部18の位置が高すぎると、外装体12の側面にきた電極により、半田付けしたときのフィレットが大きくなるため、外装体の底面12aから係止部18の下部までの高さを、端子電極17の幅寸法よりも低くすることが望ましい。
次に、本実施の形態におけるコイル部品の製造方法について図5を用いて説明する。
まず、図5(a)のように、絶縁被覆付き平角導線の幅広面を巻回軸に対して垂直に巻回してなるいわゆるエッジワイズ巻きすることによってコイル電極11を形成する。このときコイル電極11の幅を約2.5mm、厚さを約0.2mmとし、コイル電極の端部11aはそれぞれ巻回軸に対して垂直な同一方向に延びるようにする。このようにすることにより、外装体12から直接実装基板の方につながるため、磁気効率を上げることができ、結果として直流抵抗が小さいコイル部品を得ることができる。
次に、図5(b)のように、コイル電極11を、磁性体粉と樹脂を混合したものに金型(図示していない)により埋設させることにより、外装体12を形成する。このとき同時に金型により外装体12の側面に係止部18、必要に応じて外装体の底面12aに溝16を形成する。この場合、溝16の幅寸法を約0.9mm、深さ寸法を約0.3mmとしている。ここで係止部18を外装体の底面12a(コイル端部が突出している面)から約2.0mmの位置に形成し、その幅を約2.7mmとしている。尚、本実施の形態では外装体12を磁性体粉と樹脂を混合したもので形成したが、コイル電極11の中芯部に絶縁スリーブ(図示していない)を挿入し、中芯部および周辺部に磁性体コア(図示していない)を形成し、全体を液晶ポリマー等の樹脂でモールドして外装体12を形成しても良く、この場合、外側の樹脂モールド部分に係止部18、溝16等を形成することにより同様の効果を得ることができる。
次に、外装体12から突出したコイル電極の端部11aの絶縁被覆を剥離し、金型(図示していない)でプレスすることにより、コイル電極の端部11aの所定の位置に、凹部13および凸部14を形成し、半田ディップすることにより凹部13を半田15で埋めることにより、図5(c)のようになる。このとき凸部14の幅寸法を約0.8mm、高さ寸法を約0.2mmとし、凹部13および凸部14は、コイル電極の端部11aの延伸方向に伸びる直線状の形状とし、その長さは、コイル電極の端部11aを折り曲げて端子電極17とした時に、外装体の底面12aに沿う部分のほぼ全域とする。このようにすることにより端子電極17の平坦性を向上させることができる。
次に、外装体の底面12aから突出したコイル電極の端部11aを、それぞれ突出させた部分から遠い方の第1の側面12bに向かって折り曲げ、第1の側面12bに設けられた係止部18でコイル電極の端部11aを係止させることにより端子電極17を形成し、図5(d)のようなコイル部品を得ることができる。
本発明に係るコイル部品は、耐振性、および半田付け性に優れたコイル部品を提供することができ、産業上有用である。
11 コイル電極
11a コイル電極の端部
12 外装体
12a 外装体の底面
12b 第1の側面
13 凹部
14 凸部
15 半田
16 溝
17 端子電極
18 係止部

Claims (4)

  1. 平角導線の幅広面を巻回軸に対して垂直に巻回してなるエッジワイズ状のコイル電極と、このコイル電極を埋設する外装体とを備え、前記コイル電極の端部を、前記コイル電極の両側からそれぞれ巻回軸に対して垂直な同一方向に延びるように前記外装体の底面から突出させ、この突出させた部分からそれぞれ遠い方の第1の側面に向かって折り曲げ、前記第1の側面に設けられた係止部で前記コイル電極の端部を係止させることにより端子電極を形成し、前記外装体の底面に沿った部分の前記端子電極の底面に、前記端子電極の延伸方向に伸びる直線状の凹部を設け、前記端子電極の前記凹部と反対側の面に、前記凹部に対応する凸部が設けられており、前記凹部に半田を埋めたコイル部品。
  2. 前記外装体の底面の前記凸部と当接する部分には溝が設けられており、前記溝の幅は、前記外装体の底面と当接する部分の前記端子電極の幅よりも狭い請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記端子電極から外側部分の外装体を肉薄にした請求項1記載のコイル部品。
  4. 前記端子電極と対向していない外装体の底面を肉薄にした請求項1記載のコイル部品。
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