JP5213374B2 - Ip式遠隔監視制御装置および監視制御システム - Google Patents

Ip式遠隔監視制御装置および監視制御システム Download PDF

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Description

本発明は、IP網を介して接続される被制御所を複数の制御所から監視制御するシステムに係り、被制御所の機器に対して制御指令を出力することのできる制御所を制御権によって管理するIP式遠隔監視制御装置および監視制御システムに関する。
従来、インターネットを代表とするインターネット・プロトコル(IP)方式の伝送技術によるIP網を介した監視制御システムが提案されている。特許文献1には、IP方式を使用した被制御所遠隔監視制御装置とワイド・エリア・ネットワーク(WAN)を介して複数のサーバに通信用系統データを入力して必要なコンテンツを作成記憶し、同じくWANに接続された複数の監視クライアントが、サーバのコンテンツにアクセスして監視制御する技術が提案されている。
特許文献2には、複数の監視制御対象施設が、各対象施設に対応した複数の管理責任の事業体とインターネットで接続され、監視制御されているシステムを、同じくインターネットで接続された一カ所のサービスセンターで各事業体の監視制御の代行を行う技術が提案されている。
また、特許文献3では、上位集中監視制御装置、監視制御卓装置および遠隔監視制御装置親局をネットワークに接続し、制御権を有する上位集中監視制御装置又は監視制御卓装置のいずれかから制御指令を送信し遠隔監視制御装置を介して被制御所の機器を制御する分散型監視制御システムが提案されている。
以下、従来技術による監視制御システムの制御権の管理方式について、図7〜図9を用いて、さらに具体的に説明する。
図7は従来の監視制御システムの構成図であり、図8は、このシステム構成における遠隔監視制御装置の機能ブロック図である。これらの図において、複数の制御所として、上位の制御所20aと通常の制御所20bとバックアップ制御所20cとを有し、変電所に設置された遠隔監視制御装置(以下、「TC」と略す)10Xに、1:1の伝送網30Xで接続されている。
TC10Xは、各制御所との伝送回線と接続するモデム8a,8b,8cとがあり、その下に伝送制御部11がある。この伝送制御部11に監視制御される電圧階級毎の機器60a,60b,60cがインタフェースされる入出力器(PI/O)6a,6b,6cを介して接続されている。
また、伝送制御部11には、電圧階級毎にバックアップ制御所20cか、他の制御所20a,20bから制御されるかを決める制御権スイッチ14が設けられている。そして伝送制御部11内には、制御所毎,電圧階級毎に複数のワード番号を割り当てられたワード単位に制御可能な範囲を決める図9に示す制御権テーブル2aが設けられている。
この制御権テーブル2aにより、制御権スイッチ14が上位制御所20aと制御所20b側に切り替わっている通常時においては、上位制御所20aはワード番号1から4に割り当てられた電圧階級1を、制御所20bは、電圧階級1の一部であるワード番号3,4、および、それ以外のワード番号に対応する電圧階級2,3を制御することができる。バックアップ制御所20cからは全てのワード番号の電圧階級を制御権スイッチ14の切替により制御できるようにしている。たとえば、TC10Xが、上位制御所20aから制御情報を受信すると、モデム8aを介して伝送制御部11にこの制御情報が入力され、この制御情報の制御所方向や制御情報内の制御所名情報により制御権スイッチ14がバックアップ制御所20c側なら入力を拒否し、制御所側の状態なら次の処理を行う。次の処理として、制御権テーブル2aにより制御情報内のワード番号を制御権テーブル2aで制御権をチェックし、制御権あり(図中「○」)の場合は入出力器6a他に出力し、制御権なし(図中「×」)の場合は出力をロックする。この処理は、制御所20bの制御情報受信時にも行う。バックアップ制御所20cは、制御権テーブル2aでは全てのワード番号の制御が可能なため、制御権スイッチ14の状態のみをチェックし、バックアップ側の状態なら受信した全ての制御情報の出力処理を行う。
上記の如く制御権情報を用いることによって、制御権を有する制御箇所からの制御のみを受け付けて監視制御を行っている。
特開2002−238158号公報 特開2004−199211号公報 特開平11−032449号公報
しかしながら、上記の方式は常にワードを意識して切り替えるため、予め切り替えを考慮したポジション表を作成する必要があり、そのための労力が過大となる。またワード単位に整理することにより、各ワードに不使用なポジションが発生するため、遠隔監視制御装置の入出力器の使用効率が低下することになる。
一方、IP網の普及に伴い、被制御所と制御所間を従来の専用回線からIP網に変更しただけでは、従来と同程度の監視制御しかできない。効率のよい監視制御を行うためには、制御権データや系統データ等をどのように管理するかが問題となる。
本発明は上述のかかる事情に鑑みてなされたものであり、IP網を介して複数の制御箇所から制御される被制御所の機器に対して機器毎および制御所毎に制御の可否を判定して、利便性・保守性に優れたIP式遠隔監視制御装置および監視制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係わるIP式遠隔監視制御装置は、被制御所に設置され、IP網を介して複数の制御所装置から監視制御されるIP式遠隔監視制御装置にあって、被制御所の機器毎に該機器を制御可能な制御所を特定するための制御権設定情報を保存する制御権テーブルと、前記制御権テーブルの制御権設定情報に基づいて前記制御所装置から送られてくる前記機器に対する制御情報の出力の可否を判定する制御権判定手段と、該制御権判定手段の判定結果により前記制御情報の出力を行う制御出力手段と、を備えたこと特徴とする。
本発明では、ワード毎、すなわち、グループ毎に複数の制御所からの制御の可否を設定するのではなく、機器毎、すなわち、ポジション毎に制御の可否を設定する。機器ごとに整理したポジション表をもとに機器毎に各制御箇所の制御の可否を関連付けた制御権テーブルを構築し、ワード、ビットで特定されるポジションをキーとして、機器に対する制御権あるいは機器の状態や故障情報などを管理することによって、設計時や保守時のポジション表の作成・変更が容易になる。
ここで、「制御所装置」とは、特に断らない限り、いわゆる制御所のほか、制御中継所、電力センター、電力所等の監視制御装置を含み、その名称には限定されない。
本発明に係わるIP式遠隔監視制御装置は、さらに、現地または遠方の制御所装置からのダウン・ライン・ローディングによって制御権テーブルの制御権設定情報を変更するダウン・ライン・ローディング手段を備えたことを特徴とする。
本発明では、各機器の作業や保守が頻繁に実施されるため、現地またはいずれかの制御所からの伝送によって、各制御所からの制御の可否を容易に変更できるため、作業の効率が向上する。
本発明に係わるIP式遠隔監視制御装置は、さらに、系統構成データおよび各機器の状態データを保存する手段と、前記系統構成データおよび前記状態データをもとに監視制御のためのWEB画面を生成しIP網を通してアクセス可能に保存する手段とを備え、前記制御所装置から前記WEB画面を通して被制御所の機器の監視制御を可能にすることを特徴とする。
IP式遠隔監視制御装置をサーバとして構築し、制御所装置はこのIP式遠隔監視制御装置にアクセスしてWEB表示されたスケルトン画面を通して機器を監視制御することによって、IP網を通してどの場所からでも監視制御でき、また現地の系統構成や機器の変更時は被制御所に設置されているIP式遠隔監視制御装置のデータを変更するのみで対応できるため、利便性が向上する。なお、セキュリティ強化のために,VPN等暗号化の機能を付加するのが好ましい。
また、本発明に係わる監視制御システムは、夫々IP網に繋がり、被制御所に設置されるIP式遠隔監視制御装置と、前記被制御所の機器を監視制御する制御所装置と、前記制御所装置から送信される前記被制御所の機器への制御情報を中継する制御中継所装置とを有する監視制御システムであって、前記制御中継所装置は、被制御所の機器毎に該機器を制御可能な制御所を特定するための制御権設定情報を保存する制御権テーブルと、前記制御権テーブルの制御権設定情報に基づいて前記制御所装置から送られてくる前記機器に対する制御情報の出力の可否を判定する制御権判定手段と、該制御権判定手段の判定結果に基づいて前記機器を管理するIP式遠隔監視制御装置へ制御情報を送信する手段と、を備えたこと特徴とする。
本発明では、IP網を利用して監視制御システムを構築する場合でも、制御中継所装置を設け、制御権の判定を制御中継所装置で実行し、制御可の場合のみIP式遠隔監視制御装置へ制御情報を送信することによって、IP式遠隔監視制御装置の負荷を軽減することができる。また、制御中継装置にサーバとしての機能を集約することによって、IP式遠隔監視制御装置をマイクロプロセッサや静止型のメモリで実現できるため、無人の変電所等への設置や、自然空冷などの要請にも応えることができる。
本発明に係わる監視制御システムは、さらに、IP式遠隔監視制御装置に、系統構成データおよび各機器の状態データを保存する手段と、前記制御中継所装置の要求に応じて前記系統構成データを該制御中継所装置へ送信する一方、機器の状態変化を検出することによって該機器の状態データを制御中継所装置へ送信する手段とを設け、前記制御中継所装置に、前記IP式遠隔監視制御装置から送られてきた前記系統構成データおよび前記状態データをもとに監視制御のためのWEB画面を生成しIP網を通してアクセス可能に保存する手段を設け、前記制御所装置から前記制御中継所装置へアクセスすることによって前記WEB画面を通して被制御所の機器の監視制御を可能にすることを特徴とする。
本発明では、制御中継所装置にWEB機能を設け、IP式遠隔監視制御装置から送られてくる系統構成データや機器の状態データをもとにスケルトン画面を作成し、制御箇所からこのスケルトン画面を通して監視制御することによって、さらに利便性が向上する。
本発明によれば、ポジション毎、すなわち機器毎に複数の制御箇所からの制御の可否をそれぞれ設定する制御権テーブルを設けることによって、機器毎の保守や作業が容易になる。
また、この制御権テーブルを用いてIP式遠隔監視制御装置または制御中継所装置で制御可否の判定を行うことによってバックアップや管轄の変更に対する融通性が向上する。
さらに、WEB機能を設けることによりIP網に繋がるどの制御箇所からでも端末によって監視制御を行うことができ、利便性が飛躍的に向上する。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、一実施の形態によるIP式遠隔監視制御装置の機能構成図である。図2は、この装置を使用した監視制御システムの構成例である。
図2のシステム構成において、監視制御システム50は、上位制御所装置20a、制御中継所装置20b、電力センター装置20c、電力所装置20dおよび被制御所である変電所100に設置されるIP式遠隔監視制御装置(以下、「IPTC」と略す)10が、インターネット・プロトコル(以下、「IP」と略す)により伝送できるIP網30によって接続されている。各装置20a〜20d,10は、それぞれ必要により複数設けられる。制御所装置20a,制御中継所装置20b,電力センター装置20c,および電力所装置20dは、それぞれ制御所,制御中継所,電力センター,電力所に設置され計算機によって実現される監視制御装置であり、IPTC10に対して監視制御するための情報の伝送を行う。以下の説明において、装置20a〜20dを総称して制御箇所装置20という。
図1に示すように、上記したIPTC10は、上記複数の制御箇所装置20とIP網30を介して接続される。IPTC10は、全体の処理を行う伝送制御手段11と入出力手段6x、6y、6zとで構成される。伝送制御手段11は、制御箇所装置20との間で制御情報の送受信を行うIP送受信手段1と、制御情報処理としての制御権有無の判定を行う制御権判定手段2と,制御権の設定データを格納する制御権テーブル(TB)2aを含むデータベース(以下、「変電所DB」という)12と、制御権判定手段2から出力された判定情報に基づいて出力手段6xに制御信号を出力する制御出力手段3と、表示情報処理用の表示入力手段4と、計測情報処理用の計測入力手段5とで構成される。
また、IPTC10の外部に装置を保守、試験するための保守ツール40が必要時に接続される。IP送受信手段1は、IP網30から受信される情報の宛先アドレスがIPTC10のアドレスの場合、その情報を入力し、また、IPTC10の情報を必要な制御所などに宛先アドレスと送信元アドレスを付けてIP網30に送信するものである。制御権判定手段2は、受信した情報が制御情報であれば、その送信元アドレスより送信した制御箇所を確認し、制御情報内の制御対象機器のアドレス、いわゆる、ポジション番号より制御権テーブル2aを参照し、該当するポジションの制御の可否(制御権)を判定する。
制御出力手段3は、制御権がある制御情報より該当するポジションの機器とインタフェースしている出力用入出力手段6xを駆動するものである。表示入力手段4は、機器の状態を表す接点などの表示情報を入力する表示用入出力手段6yから出力される「1」,「0」情報を入力して、その状態や変化した表示情報をIP送受信手段1からIP網30を介して必要な制御箇所装置20へ送信するための処理を行うものである。計測入力手段5は、アナログ値やデジタル値の計測情報を計測用入出力手段6zより入力し、計測情報として制御箇所装置20へ送信する処理を実行する。
図3は、制御権テーブル2aを含む変電所DB12の構成の一例である。変電所DB12は、監視制御される機器や故障情報を項目として、図4に示すような系統構成データを項目毎にその接続先などの情報や、各機器の遮断容量などの定格などの情報を記憶している。また、IPTC10に必要な項目毎のIDであるワードとビットで表すポジション番号が、項目毎に割り当てられている。そして、このポジション毎および制御箇所毎の制御の可否を表す制御権の情報が設定されている。制御権テーブル2aを含む変電所DB12のデータは、パーソナルコンピュータなどで構成された外部の保守ツール40、または、後述する制御箇所の装置から伝送で設定変更、いわゆるダウン・ライン・ローディング(以下、「DLL」と略す)機能で変更することができる。
本一実施の形態の作用を図1の機能構成図と、図3の変電所DB表と、図5の制御権処理フローチャートを用いて説明する。いま、制御所20aが○○CB63を制御するとき、制御所装置20aは、IPTC10のIPアドレスと、○○CB63のポジション番号11(ワード番号:1,ビット:1)を付加した制御情報をIP網30に送出する。IPTC10は、この送出された制御情報の宛先アドレスが自身のIPアドレスと一致するため、これをIP送受信手段1で受信し(S101)、制御情報であるため制御権判定手段2に入力する。この制御権判定手段2は、この制御情報内のポジション番号をもとに変電所DB12内の制御権テーブル2aを参照する(S102)。図3に示すように制御所装置20aの制御権は有り(○)のためこの制御情報は、次の制御出力手段3に渡され(S103)、この制御出力手段3は、制御情報に従って該当するポジションの入出力手段6xを駆動して出力させる(S104)。
いま、この同じポジション番号11の○○CB63を制御中継所装置20bが、同じく制御情報をIPTC10に送信したとする。IPTC10は、上記の処理によって制御権テーブル2aを参照する(S102)。この場合は、制御中継所装置20bは制御権なし(×)のため制御権判定手段2はこの制御情報をロックし、出力しない(S103)。同様に電力センター装置20cが○○CB63の制御情報を送信した場合は、制御権テーブル2aにおいて制御権ありが(○)のため、IPTC10は、制御情報と同じ処理で制御出力する。
以上、本実施の形態によれば、IPTC10の変電所DB12に、制御項目単位に複数の制御所毎の制御の可否の制御権テーブル2aを持つことによって、従来制御所毎に同じ制御権テーブルを持ち、別々に管理していたものを、IPTC10のみでの単純な管理でよくなり、しかも機器毎の作業や保守が監視制御運用中にも容易にできる。
なお、現地の監視・制御には、受電盤等の制御装置が必要となるため、この機能をIPTC10内に設けることによって受電盤が削減できコスト低減が期待できる。
上記は、制御権判定手段2や制御権テーブル2aをIPTC10に備えるようにしたが、制御中継所装置20bに設けるようにしても良い。この場合、他の制御箇所の装置(たとえば制御所装置20aは、宛先アドレスを制御中継所装置20bのIPアドレスに設定して、制御対象機器の制御情報を送信する。この制御情報は、制御中継所装置20bによって受信され、制御権判定手段2によって送信元の制御箇所装置が当該機器に対する制御権を有しているか否かを判定する。そして、制御権を有している場合は、その機器を管理するIPTC10のIPアドレスを宛先アドレスとして、制御情報を送信する。なおIPTCのアドレスは、上位の制御箇所で管理するようにしても良い。
次に、本実施の形態の応用例を説明する。
図6は、図1の機能構成に加えて、変電所DB12およびその中の制御権テーブル2aの内容を、ダウン・ライン・ローディングによって現地,制御箇所あるいはIP網に接続された別の箇所から設定変更するDLL手段13を設けた点で上記一実施の形態と構成を異にし、その他の構成においては一実施の形態と実質的に同じ構成である。
以下、このDLL手段13の作用を説明する。
制御権テーブル2aを制御所装置20aから変更する場合、制御所装置20aは、制御権テーブル2aの制御権設定データを事前または直前に読み出し、その制御権設定データを制御所装置20aの画面などに表示し、必要な手順に従って変更処理を実行する。この操作により制御権設定データの変更情報がIPTC10に送信され、IP送受信手段1で受信される。受信した情報はDLL情報のためDLL手段13は、変電所DB12内の制御権テーブル2aを受信されたDLL情報に従って変更する。この機能は、制御権と同様、特定の制御箇所または別の箇所からのみ変更できるようにしてもよい。また、同じ手順により、パソコンなどで構成された保守ツール40を、IP送受信手段1を介して、またはDLL手段13に直接アクセスできる別の手段を介して接続し、この保守ツールによって制御権テーブル2aを現地で変更設定ができる。
以上、本実施の形態によれば、制御所や他のIP網に接続されている遠方の箇所から各機器の、しかも制御所毎の制御権を設定変更できるとともに、現地でも簡単な保守ツールにより同じ制御権を変更できることによって、各機器への作業や保守などの効率が向上する。
本発明は、上述の実施の形態に限定されること無く、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。たとえば、IPTC10をサーバとして構築し、系統構成データおよび機器の状態データをもとに監視制御のためのスケルトン画面を生成し、制御箇所の装置からIP網を通してアクセスできるように保存するようにしても良い。
IPTCにWEB機能を付加することによって、IP網内の電力所や電力センター(維持担当箇所)など任意な箇所から監視・制御が可能となり、この場合、制御中継所等のバックアップ装置が不要になる。
また、監視・制御に必要な情報は各制御箇所に必要で設備変更時には、合わせて全ての制御箇所の監視制御装置でデータ修正が必要なため、費用および手間がかかっているが、IPTC内にスケルトン画面など監視制御に必要なデータを保存し、そのデータを各装置で共有することによってデータの一元化が行えるため、設備変更時に各装置でのデータ修正が不要となり費用および手間が削減できる。
勿論、WEB機能を制御中継所装置側に設け、制御中継所装置の要求に応じてIPTCから制御中継所装置へ系統構成データと機器の状態データを送り制御中継所装置においてスケルトン画面を作成するようにしてもよい。これにより、多数の変電所等に設置されるIPTCを小型安価に構築することができ、システム全体のコストダウンを図ることができる。
本発明は、電力系統の監視制御のほか、ガス・水道等の設備の監視制御、プラントの監視制御に利用することができる。
本発明の一実施の形態による遠隔監視制御装置の機能構成図である。 図1の遠隔監視制御装置のシステム構成図である。 図1の遠隔監視制御装置の制御権テーブルを含む変電所データベースである。 図3の変電所データベースの元となる変電所の単線結線図である。 一実施の形態による遠隔監視制御装置の制御権処理方法の手順を説明するためのフローチャートである。 一実施の形態の応用による機能構成図である。 従来の監視制御システムの構成図である。 従来の遠隔監視制御装置の構成図である。 図7の遠隔監視制御装置の制御権テーブルである。
符号の説明
1 IP送受信手段
2 制御権判定手段
2a 制御権テーブル
3 制御出力手段
4 表示入力手段
5 計測入力手段
6z、6y、6z6a,6b,6c 入出力手段
8a、8b、8c モデム
10 IP式遠隔監視制御装置(IPTC)
10X 遠隔監視制御装置
11 伝送制御部(手段)
12 変電所データベース
13 ダウン・ライン・ローディング(DLL)手段
14 制御権スイッチ
20 制御箇所装置
20a 制御所装置
20b 制御中継所装置
20c 電力センター装置
20d 電力所装置
30 IP網
30X 1:1通信網
40 保守ツール
50 監視制御システム
60a,60b,60c 電圧階級毎の配電盤と機器群
100 変電所

Claims (2)

  1. 夫々IP網に繋がり、被制御所の機器を監視制御する制御所装置と、前記制御所装置から送信される前記被制御所の機器への制御情報を中継する制御中継所装置と、前記被制御所に設置されるIP式遠隔監視制御装置と、を有する監視制御システムであって、
    前記制御所装置には、前記被制御所の機器を監視制御する制御情報を、前記制御中継所装置の宛先アドレスに送信する手段を備え、
    前記制御中継所装置には、被制御所の機器毎に該機器を制御可能な制御所を特定するための制御権設定情報を保存する制御権テーブルと、前記制御権テーブルの制御権設定情報に基づいて、前記制御所装置から送られてくる前記機器に対する制御情報の出力の可否を判定する制御権判定手段と、該制御権判定手段の判定結果が「可」である場合にのみ、該制御情報を、前記機器を管理するIP式遠隔監視制御装置の宛先アドレスへ送信する手段とを備え
    前記IP式遠隔監視制御装置は、前記制御中継所装置から送信された制御情報に基づき、前記機器を制御すること特徴とする監視制御システム。
  2. 請求項記載の監視制御システムにおいて、
    前記IP式遠隔監視制御装置は、系統構成データおよび各機器の状態データを保存する手段と、前記制御中継所装置の要求に応じて前記系統構成データを該制御中継所装置へ送信する一方、機器の状態変化を検出することによって該機器の状態データを制御中継所装置へ送信する手段と、を備え、
    前記制御中継所装置は、前記IP式遠隔監視制御装置から送られてきた前記系統構成データおよび前記状態データをもとに監視制御のためのWEB画面を生成しIP網を通してアクセス可能に保存する手段を備え、
    前記制御所装置から前記制御中継所装置へアクセスすることによって前記WEB画面を通して被制御所の機器の監視制御を可能にすることを特徴とする監視制御システム。
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