JP5210829B2 - カラーフィルタの製造方法及び固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる着色層間の境界に合わせた位置にブラックマトリクスを形成する工程を含むカラーフィルタの製造方法及びこの製造方法により製造されたカラーフィルタを用いた固体撮像装置に関する。
近年、固体撮像装置では、撮像画素数の増加が顕著であり、これに伴って従来と同じサイズの有効画素領域では1画素当たりの面積の縮小化が進んでいる。特に固体撮像装置に設けられるカラーフィルタは、受光部面積が縮小化するにつれて各画素間の混色が顕著となることから、色分離の性能を維持すること要求されている。カラーフィルタの製造方法としては、フォトリソ法やドライエッチング法が広く知られている。
フォトリソ法は、製造工程が半導体製造のフォトリソプロセスに準じているため、初期投資の抑制が可能である。これにより、従来はカラーフィルタの製造方法として広く利用されていた。このフォトリソ法を用いたカラーフィルタの製造方法では、基板上に着色硬化性組成物等の感放射線性組成物を塗布し乾燥させて形成した塗膜をパターン露光・現像・ベーク処理することによって着色画素を形成し、この操作を各色ごとに繰り返し行なってカラーフィルタを製造する。
一方、フォトリソ法を利用するカラーフィルタの製造方法に対して、より薄膜で、かつ微細パターンの形成に有効な方法としてドライエッチング法が用いられている。ドライエッチング法は、色素の蒸着薄膜に対してパターン形成する方法として従来から採用されており(例えば、特許文献1参照)、薄膜形成に関してはフォトリソ系に比べ、分光特性を同じ程度としながら膜厚が1/2以下の薄膜の形成も可能である。また、フォトリソ法とドライエッチング法を組みわせたパターン形成法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、ドライエッチング法でパターン形成された第1色のカラーフィルタ(着色層)の上に、第1色とは異なるカラーフィルタ材料(着色剤含有組成物)を塗布して第2色のカラーフィルタ(着色層)を形成し、CMP(化学機械研磨)法、又はエッチバック法を用いて、第2色のカラーフィルタの表面を平坦化して、第1色のカラーフィルタの隙間に第2色のカラーフィルタが配列されるようにする方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、カラーフィルタの性能は、固体撮像装置の重要な特性維持に関わるため、薄型化や矩形化、各画素間の混色(色同士が重なり合うオーバーラップ)防止など様々な性能の向上が求められている。
カラーフィルタの性能要求対策として、特許文献4には、各カラーフィルタを互いに分離するためのフィルタ分離層を支持体上に形成した後、このフィルタ分離層に対してドライエッチングによりカラーフィルタを形成する領域を開口して着色層を埋め込み、CMP(化学的機械研磨)などの平坦化処理によって開口に埋め込まれた領域以外の着色層の除去を行なってカラーフィルタを製造する方法が提案されている。
特開昭55−146406号公報 特開2001−249218号公報 特開2006−351786号公報 特開2006−351775号公報
上記特許文献4に記載された製造方法では、カラーフィルタ層と屈折率の異なる材料からフィルタ分離層を形成して、カラーフィルタとフィルタ分離層との屈折率差により、斜めからの入射光を反射させ混色を抑制することを目的としている。この場合、撮像素子の画面周辺部では、射出瞳からの光の角度が光を全反射させることができない臨界角以下の場合があり、反射効率が悪く、混色抑制効果を十分に得られない場合がある。
そこで、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイでカラーフィルタの発色効果やコントラストを上げるために、3色カラーフィルタ間の境界部分に形成されている遮光性のブラックマトリクス(遮光壁)を固体撮像装置のカラーフィルタに適用することが考えられている。液晶ディスプレイなどに適用される遮光壁の形成方法としては、金属クロムを蒸着し、エッチングするクロムエッチング法や、顔料などの黒色成分を分散したフォトレジストを光硬化してパターンを形成する方法などがある。特に、クロムエッチング法を用いて遮光壁を形成した場合、微細加工性に優れている。
このような遮光壁をカラーフィルタに設ける場合、カラーフィルタのさらなる微細化、に対応しつつ要求性能を満たすためには、遮光壁を従来の製造工程より狭い0.2μm以下の線幅に形成しなければならない。しかしながら、上記の各方法では、カラーフィルタの要求性能を満たし、且つ遮光壁の線幅を従来より小さく形成することは困難である。すなわち、クロムエッチング法を用いた遮光壁形成方法では、反射率が高く、コントラストが上がりにくいという問題があるため、カラーフィルタの色分離性能を維持することが難しく、さらに蒸着などの真空成膜工程のコストが高い。また、顔料レジスト法を用いた場合、遮光性を高めるために黒色成分を多くすると、フォトレジストの解像力が低下する。よって、遮光壁の矩形性の向上、及び微細化を図ることが困難である。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、カラーフィルタ間の混色を確実に防止することを可能にするとともに、遮光壁のさらなる微細化が可能なカラーフィルタの製造方法及び固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、支持体上に、少なくとも2色以上の着色層を配列してなり、前記着色層の下に、異なる前記着色層間の境界に合わせて黒着色剤を含有させた遮光壁を形成するカラーフィルタの製造方法において、前記支持体上に前記黒着色剤を含有させた組成物からなる黒色遮光層を形成する黒色遮光層形成工程と、前記黒色遮光層の上に第1のフォトレジスト層を形成し、前記第1のフォトレジスト層にパターンを形成する第1のパターニング工程と、前記第1のフォトレジスト層のパターンをマスクとして、前記黒色遮光層にドライエッチングを行い、市松模様に配列された第1の開口部を形成する第1のエッチング工程と、前記黒色遮光層及び前記第1の開口部を埋めるように、第2のフォトレジスト層を形成し、前記第2のフォトレジスト層にパターンを形成する第2のパターニング工程と、前記第2のフォトレジスト層のパターンをマスクとして、前記黒色遮光層にドライエッチングを行い、前記第1の開口部の中間となる箇所に新たな市松模様配列の第2の開口部を形成し、前記着色層の境界に対応する箇所を残す第2のエッチング工程と、前記第1及び第2の開口部を埋めるように透明層を形成する透明層形成工程と、を少なくとも含むことを特徴とする
前記透明層形成後、前記黒色遮光層上の前記透明層を全面平坦化処理して前記透明層及び前記黒色遮光層の膜厚を均一化する平坦化工程を有することが好ましい。また、前記透明層の膜厚は前記黒色遮光層の設定膜厚と同じになるように形成することが好ましい。さらにまた、前記黒着色剤は、チタンブラック材、もしくはカーボンブラック材の少なくとも1種を含むことが好ましい。また、前記黒着色剤は、チタンブラック材であることが好ましい。さらに前記黒色遮光層を形成する組成物は、前記黒着色剤としてのチタンブラック材の配合量が20〜80重量%であることが好ましい。あるいは、前記平坦化工程は、エッチバック法、もしくはCMP法のいずれかの平坦化処理を用いることが好ましい。また、平坦化工程は、エッチバック処理のみで平坦化することが好ましい。
本発明によれば、支持体上に形成した黒色遮光層の上に第1のフォトレジスト層を形成し、第1のフォトレジスト層に形成したパターンをマスクとして、黒色遮光層にドライエッチングを行い、市松模様に配列された第1の開口部を形成し、さらに、黒色遮光層及び第1の開口部を埋めるように第2のフォトレジスト層を形成し、第2のフォトレジスト層に形成したパターンをマスクとして、黒色遮光層にドライエッチングを行い、第1の開口部の中間となる箇所に新たな市松模様配列の第2の開口部を形成し、着色層の境界に対応する箇所を残しているので、カラーフィルタの薄型化、及び薄型化に伴う混色防止の性能を満たしつつ、微細な遮光壁を形成することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明について具体的に説明する。図1において、本実施形態の固体撮像装置2は、フォトダイオード3R,3G,3Bを備えた半導体基板4と、半導体基板4のフォトダイオード3R,3G,3Bへの入射側に設けられたカラーフィルタ5R,5G,5Bと、カラーフィルタ5R,5G,5Bの下層且つ半導体基板4の上層で、カラーフィルタ5R,5G,5B間の境界の位置に合わせて形成したブラックマトリクス(遮光壁)6(図2も参照)と、ブラックマトリクス6と同じ層にあり、ブラックマトリクス6の開口部を埋める透明層7と、カラーフィルタ5R,5G,5Bを覆って平坦化する平坦化層8と、平坦化層8の上にカラーフィルタ5R,5G,5Bの形成領域に対応するように設けられたマイクロレンズ9と、ブラックマトリクス6及び透明層7の下層で半導体基板4の上層に位置する層間絶縁膜層10及び反射防止層11とを備える。カラーフィルタ5R,5G,5Bは、それぞれ赤、緑、青色の光を透過させる。
遮光壁14は、カラーフィルタ5R,5G,5Bの下層でカラーフィルタ5R,5G,5B間の境界の位置に合わせて形成されているため、マイクロレンズ16及びカラーフィルタ5R,5G,5Bを通って入射した光のうち、特に斜め入射光を吸収してマイクロレンズ16及びカラーフィルタ5R,5G,5Bを通過して隣接する画素へ光漏れ(混色)することを防止する。
図2において、固体撮像装置2は、画素を構成するカラーフィルタ5R,5G,5B及びそれに対応するフォトダイオード3R,3G,3Bが、ベイヤー配列、すなわち、奇数ラインがカラーフィルタ13G,13Rの繰り返し、偶数ラインがカラーフィルタ13B,13Gの繰り返しで配置されている。マイクロレンズ9及びカラーフィルタ5R,5G,5Bを通ってフォトダイオード3R,3G,3Bへ入射した光が、光電変換により各色の光量に応じた信号電荷に生成されて蓄積される。ブラックマトリクス6は、マイクロレンズ9及びカラーフィルタ5R,5G,5Bを通って入射した光のうち、特に斜め入射光を吸収してマイクロレンズ9及び平坦化層8を通過して隣接する画素へ光漏れ(混色)することを防止する。さらに半導体基板4には、転送電極(図示せず)が設けられており、フォトダイオード3R,3G,3Bに蓄積された信号電荷が読み出され、転送される。
本発明を適用した固体撮像装置2のブラックマトリクス(遮光壁)14は、カラーフィルタ5R,5G,5Bの画素ピッチをP、膜厚方向と直交する画素方向におけるブラックマトリクス6の線幅をDとすると、D=(1/5〜1/15)Pとなるように形成することが好ましく、遮光性の観点からD=(1/7〜1/10)Pで形成されることが好ましい。また、ブラックマトリクス6の膜厚は、カラーフィルタの平坦性の観点から、透明層7と同等であることが好ましい。
このような固体撮像装置2を構成するカラーフィルタは、特にドライエッチング法を適用して製造する場合に好適である。以下、本発明に係るカラーフィルタの製造方法について具体的に説明する。
図3に示すように、カラーフィルタ製造工程18は、ブラックマトリクス形成工程20、第1色カラーフィルタ形成工程21、第2色カラーフィルタ形成工程22、第3色カラーフィルタ形成工程23とからなり、さらにブラックマトリクス形成工程20は、黒色遮光層形成工程24、パターニング工程25、エッチング工程26、フォトレジスト除去工程27、透明層形成工程28、平坦化工程29からなる。
一方、第1〜3色カラーフィルタ形成工程21〜23は、パターニング工程31,36、エッチング工程32,37、フォトレジスト除去工程33,38、着色層形成工程30,34,39、平坦化工程35,40からなる。なお、第1色カラーフィルタ形成工程21には、パターニング工程、エッチング工程、フォトレジスト除去工程、平坦化工程が無い。
固体撮像装置2の場合は、これらの工程20〜23の前に支持体としての半導体基板4を形成する工程があり、さらにこれらの工程の後には、カラーフィルタ13B,13Gを覆う平坦化層8と、平坦化層8の上に配されるマイクロレンズ9とを形成する工程が少なくともある。
カラーフィルタ製造工程18では、先ず、ブラックマトリクス形成工程20から開始する。なお、本実施形態では、ブラックマトリクス形成工程20を行った後、ドライエッチングでブラックマトリクスに開口部を形成し、この開口部を埋めるように透明層を形成するが、この場合、ブラックマトリクス形成工程20の前に、エッチングストッパー層形成工程を行うようにしてもよい。このエッチングストッパー層形成工程を行う場合、後述する支持体41上に少なくとも酸化シリコンを含むエッチングストッパー層を、ゾルゲル法より、例えばVR1(ラサ工業社製)をスピンコーター(SCWC80A 大日本スクリーン社製)を用いて塗布し、次にホットプレートを用いて、雰囲気温度が200℃〜250℃で、5〜10分加熱処理し、塗布膜を乾燥・硬化させてエッチングストッパー層を形成し、このエッチングストッパー層上に後述する黒色遮光層及び透明層を形成する。なお、ゾルゲル法に限らず、CVD法、スパッタ法、蒸着法を用いてもよい。着色層の透過性を損なわない観点から、可視領域に透明で、膜厚は50nm〜200nmが好ましく、100nm〜150nmが更に好ましい。また屈折率は、1.45〜1.7が好ましく、1.5〜1.65が更に好ましい。なお、エッチングストッパー層を形成するには、上記の他にも、4MS(ラサ工業社製)、OCD Type−12(東京応化社製)、CERAMATE−LNT(触媒化成工業社製)を用いてもよい。また、エッチングストッパー層は、ハロゲン系ガスを含む構成としてもよく、この場合、酸化チタンを含むTI204(ラサ工業社製)を用いてもよい。
[ブラックマトリクス形成工程]
以下のように、ブラックマトリクス形成工程20を行ってブラックマトリクス及びブラックマトリクスの開口部を埋める透明層を形成する。
[黒色遮光層形成工程]
黒色遮光層形成工程24では、図4に示すように、支持体41の上にスピンコーター(SCWC80A 大日本スクリーン社製)を用いて、黒色遮光層42を形成する黒着色剤を含有する組成物を塗布する。次にホットプレートを用いて、雰囲気温度が200℃〜250℃、5〜10分間加熱処理し、塗布膜を硬化させて黒色遮光層42を形成する。この加熱処理は組成物塗布後の乾燥と同時であってもよく、また塗布乾燥後に別途熱硬化の工程を設けてもよい。
[支持体]
本発明で使用される支持体41としては、用途に応じて選択すればよく、例えば、固体撮像装置を製造する場合は半導体基板(光電変換素子基板)、例えばシリコン基板、酸化膜、窒化シリコン等を、液晶表示装置を製造する場合は、ガラス基板、例えばソーダガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス及びこれらに透明導電膜を付着させたものを用いることができる。また、これら支持体と着色層との間には本発明を損なわない限り中間層などを設けても良い。
[i線フォトレジストのパターニング]
次に、黒色遮光層42上にポジ型のフォトレジスト(FHi622BC:富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社製)を、スピンコーターを用いて塗布する。ホットプレートで、80〜100℃の範囲で、60秒プリベークを実施して、フォトレジスト層43を形成する。続いて、フォトレジスト層43の上方から、フォトマスクを用いて、透明層が形成される領域に、i線(波長365nm)の紫外線を、ステッパーを用いて露光する。次に、ホットプレートで、100〜120℃の範囲で、90秒PEB処理を行なう。その後、現像液でパドル現像処理を行ない、更にホットプレートでポストベーク処理を実施し、透明層55が形成される領域のフォトレジストを除去する(パターニング工程25)。図5は、透明層55が形成される領域のフォトレジストを除去した状態、すなわち後述する第1〜第3の着色層56,60,62の境界に対応する箇所を残した状態であり、符号44は、フォトレジストを除去した開口部を示す。
フォトレジストは、公知のポジ型フォトレジストを使用することができる。ポジ型フォトレジストとしては、紫外線(g線、i線)、KrF,ArFなどのエキシマレーザー等を含む遠紫外線、電子線などに感応するポジ型の感光性樹脂組成物を使用することができる。
露光に用いる光源としては、カラーフィルタパターンの形成が1.0μm程度の解像力を有していればよいとの理由から、i線であることが好ましい。現像液としては、黒色遮光層42には影響を与えず、ポジレジストの露光部およびネガレジストの未硬化部を溶解するものであればいかなるものも用いることができる。具体的には、種々の有機溶剤の組合せやアルカリ性の水溶液を用いることができる。
[エッチング工程]
次に、フォトレジスト層43をマスクとしてドライエッチングするエッチング工程26について説明する。使用するドライエッチング装置としては、日立ハイテクノロジーズ社製のリアクティブイオンエッチング装置(RIE;U−621)、あるいは、誘導結合プラズマ(inductive coupled plasma:ICP)を利用したICPエッチャー装置(NE500:アルバック社製)を用いることが好ましい。RIE装置45は、公知な平行平板型や容量結合型、電子サイクロトロン共鳴型で、RF、マイクロ波、VHF放電を用いてドライエッチングを行うことができる。このRIE装置45(図7参照)を用いて、フォトレジスト層43をマスクとしてドライエッチング処理するエッチング工程を行う。これにより、透明層が形成される領域の黒色遮光層42を除去する。なお、図6は、エッチング工程26によって黒色遮光層42がエッチングされた状態を示し、符号46は、エッチング工程26によって除去された黒色遮光層42の開口部である。
図7は、ドライエッチング装置の構成の概略を示す。本実施形態では、このRIE装置45を用いて各種ドライエッチング処理を行う。このRIE装置45は、チャンバー47と、平面電極(カソード)48と、対向電極(アノード)49と、RF発振器50と、ブロッキングコンデンサ51と、エッチングガス供給部52と、これらを制御する制御部53とを備える。
チャンバー47は、側面から内部へエッチングガスが導入される導入口47aが設けられ、内部には、平面電極48と対向電極49とが配置されている。平面電極48及び対向電極49は、RF発振器50と直列に接続されている。さらに、平面電極48とRF発振器50の間にはブロッキングコンデンサ51が接続され、対向電極49とRF発振器50との間ではアース45に接続されている。カラーフィルタが形成される支持体41は、平面電極(カソード)48の上にセットされる。
エッチング工程26に用いるプラズマガスは、異方性加工をする観点から、フッ素系ガス、または酸素ガス、または混合ガスを用いることが好ましい。フッ素系ガスは、SF6、CxFy(x=1〜5、y=1〜8)、CHF3ガスを用いることができる。エッチングの速さと異方性加工を求める点では、例えば、CF4とOの混合ガスを用いることが好ましい。流量比としては、1/2〜5/1とすることが好ましい。
混合ガスは、エッチングプラズマの分圧コントロール安定性、及び面内均一性、被エッチング形状の垂直性を維持する観点から、前記ガスに加え、他のガスとしてさらに、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)などの希ガス、塩素原子、フッ素原子、臭素原子等のハロゲン原子を含むハロゲン系ガス(例えば、CCl、CClF、AlF、AlCl等)、N、CO、及びCOの群から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、Ar、He、Kr、N、及びXeの群から選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましく、He、Ar、及びXeの群から選ばれる少なくとも1種を含むことが更に好ましい。但し、エッチングプラズマの分圧コントロール安定性、及び面内均一性、被エッチング形状の垂直性を維持することが可能である場合は、フッ素系ガス及び酸素ガスのみからなるものであってもよい。
エッチング工程26で用いる混合ガスに加えて含んでいてもよい他のガスの含有量は、エッチングパターンの選択性の点で、前記混合ガス全流量を1としたときの流量比で25以下であることが好ましく、5以上20以下であることがより好ましく、8以上18以下であることが特に好ましい。
エッチング工程26では、上述した異方性エッチング処理を先に行い、続いて等方性エッチング処理を行う。このように、異方性エッチンング処理と等方性エッチング処理とを交互に行うことで、異方性エッチング処理で黒色遮光層42が除去された開口部46の側壁に付着される堆積物が、等方性エッチング処理によって除去される。よって、黒色遮光層42はフォトレジスト層43によるマスキングに対して精度良くエッチングされる。また、エッチング工程26としては、これに限らず、異方性及び等方性エッチング処理のうち、いずれか一方のみを行ってもよい。
[フォトレジスト除去工程]
エッチング工程26の次は、溶剤もしくはフォトレジスト剥離液を使用して、フォトレジスト剥離処理を実施し、黒色遮光層42上に残存するフォトレジスト層43の除去を行なう。その後、脱溶剤、脱水処理の脱水ベーク処理を行なうことができる。以上のように、透明層を形成しようとする領域の黒色遮光層42をエッチングで除去し、フォトレジスト層43を剥離する。図8にフォトレジスト剥離後の形状を示す。フォトレジスト層上に、剥離液または溶剤を付与してフォトレジスト層43を除去可能な状態にする工程と、洗浄水を用いてフォトレジスト層43を除去する工程とを含むことが好ましい。
[透明層形成工程]
フォトレジスト除去工程の後、続いて透明層形成工程28を行う。透明層形成工程28では、先ず、図9(A)に示すように、黒色遮光層42上全体を覆うと共に、開口部46に埋め込むようにして、透明層55を形成する。黒色遮光層42の形成方法と同様に、スピンコータを用いて、透明層組成物を塗布する。次に、ホットプレートを用いてポストベーク処理し、透明層55を形成する。
[平坦化工程]
次に、図9(B)に示すように、少なくとも酸素ガスと窒素ガスとを混合した混合ガス(エッチングガス)を用いて、異方性エッチング処理を実施し、黒色遮光層42が露出するまで透明層55を全面エッチング(エッチバック)処理で平坦化する(平坦化工程29)。
[エッチバック条件]
平坦化工程29で使用するドライエッチング装置としては、RIE装置45または上述したICPエッチャー装置を用いることが好ましい。また、フルオロカーボンガス、または塩素ガスのいずれかを含む混合ガス(プラズマガス)を用いて事前に設定したエッチング条件により、透明層55を全面エッチング(エッチバック)する。そして、黒色遮光層42の表面が露出し、透明層55と黒色遮光層42の膜厚が均一になった地点を終点として、エッチバック処理を完了する。
なお、平坦化工程29としてはこれに限らず、化学的機械研磨法(CMP法)を用いてもよい。研磨剤には、シリカ微粒子を分散したスラリーを使用し、研磨装置には、スラリー流量:100〜250ml/min、ウエハ圧:0.2〜5.0psi、ウエハ及び研磨パッド回転数:50〜300rpm、リテーナーリング圧:1.0〜2.5psi、研磨布からなる装置を使用することができる。研磨終了後、純水洗浄及び脱水ベーク処理を行うことで、次工程の塗布不良,剥がれなどの影響を排除することができる。
[第1色カラーフィルタ形成工程]
第1色カラーフィルタ形成工程は、第1の着色層形成工程30を行う。黒色遮光層42の形成方法と同様に、スピンコータを用いて、黒色遮光層42及び透明層55の上全体に、カラーフィルタ組成物を塗布する。次に、ホットプレートを用いてポストベーク処理し、第1の着色層56を形成する(図10に示す状態)。
[第2色カラーフィルタ形成工程]
第2色カラーフィルタ形成工程21では、先ず、第1の着色層56上全体にフォトレジスト層57(図11(A)参照)を形成する。次に、露光機のフォトマスクを用いて、第2の着色層60(第2色目;例えばブルー(B);図12参照)を形成しようとする領域を、パターニングしてフォトレジストを除去する(パターニング工程31)。図11(A)は、このパターニング工程31を行った状態を示し、符号58は、パターニングで形成されたフォトレジスト層57の開口部である。
そして、第2の着色層60を形成しようとする領域を除去するエッチング工程32を行う。図11(B)の符号59は、エッチングによって除去された第1の着色層56の開口部である。エッチング工程32の次は、フォトレジスト層57の除去工程(フォトレジスト除去工程33)を行う。図11(B)は、フォトレジスト層57が除去された状態を示す。
フォトレジスト除去工程33の次は、図12(A)に示すように、第1の着色層56上全体を覆うと共に、開口部59に埋め込むようにして、第2の着色層(第2色目;例えばブルー(B))60を形成する(第2の着色層形成工程34)。第1の着色層56の形成方法と同様に、スピンコータを用いて、カラーフィルタ組成物を塗布する。次に、ホットプレートを用いてポストベーク処理し、第2の着色層60を形成する。
[平坦化工程]
次に、図11(B)に示すように、CMP装置を用いて、研磨処理を実施し、第1の着色層56が露出するまで第2の着色層60の全面を平坦化する(平坦化工程35)。なお、これに限らず、平坦化工程29同様にドライエッチング装置で全面エッチングしてもよい。平坦化工程35の後、続いて第3色カラーフィルタ形成工程23を行う。
[第3色カラーフィルタ形成工程]
第3色カラーフィルタ形成工程23は、上述した第2色カラーフィルタ形成工程22と同様のパターニング工程36、エッチング工程37、フォトレジスト除去工程38、着色層形成工程39、平坦化工程40を行う。先ず、第1及び第2の着色層56,60上全体にフォトレジスト層(図示せず)を形成する。次に、フォトマスクを用いて、第3の着色層62(第3色目;例えばレッド(R);図14参照)を形成しようとする領域を、パターニングしてフォトレジストを除去する(パターニング工程36)。そして、第3の着色層62を形成しようとする領域を除去するエッチング工程37を行う。図13の符号61は、エッチングによって除去された第1及び第2の着色層56,60の開口部である。
エッチング工程37の次は、フォトレジスト層の除去工程(フォトレジスト除去工程38)で、図13は、フォトレジスト層が除去された状態を示す。フォトレジスト除去工程38の次は、第1及び第2の着色層56,60上全体を覆うと共に、開口部61に埋め込むようにして、第3の着色層(第3色目;例えばレッド(R))62を形成する(着色層形成工程39)。次に、図14に示すように、第1及び第2の着色層56,60が露出するまで第3の着色層62を研磨処理で平坦化する(平坦化工程40)。
以上で説明したように、カラーフィルタ製造工程18では、第1〜第3の着色層56,60,62の下層で、異なる着色層間の境界に位置するように、黒着色剤を含有させたブラックマトリクス(遮光壁)を形成したことで、第1〜第3の着色層56,60,62を形成する工程に依存せず、微細なブラックマトリクス(遮光壁)を形成することを可能としつつ、隣接する画素への混色を防いでカラーフィルタの要求性能を満たすことができる。
上記第1実施形態では、ブラックマトリクス形成工程20において、一回のエッチング工程でドライエッチングすることにより、黒色遮光層に透明層が形成されるべき箇所の開口部を形成しているが、本発明はこれに限るものではなく、以下で説明する本発明の第2実施形態のように、複数回のエッチング工程に分けて黒色遮光層に、透明層が形成されるべき箇所の開口部を形成するようにしてもよい。この場合、図15に示すようにブラックマトリクス形成工程70は、エッチングストッパー層形成工程71、黒色遮光層形成工程72、パターニング工程73、エッチング工程74、フォトレジスト除去工程75、パターニング工程76、エッチング工程77、フォトレジスト除去工程78、透明層形成工程79、平坦化工程80からなる。
ブラックマトリクス形成工程70では先ず、支持体41上に酸化シリコンを少なくとも含むエッチングストッパー層81を形成し(エッチングストッパー層形成工程71)、続いてこのエッチングストッパー層81上に黒色遮光層82を形成し(黒色遮光層形成工程72)、さらに、黒色遮光層82の上にフォトレジスト層83を形成する。そして、フォトレジスト層83の上方から、フォトマスクを用いてi線(波長365nm)の紫外線を、ステッパーを用いて露光、及び現像してパターンを形成する(パターニング工程73)。このパターニング工程73では、図16及び図17に示すように、開口部84が市松模様となるように配列されたパターンをフォトレジスト層83に形成する。なお、エッチングストッパー層81、黒色遮光層82、フォトレジスト層83を形成する条件は上記第1実施形態と同様である。
図18に示すように、パターニング工程73の後、フォトレジスト層83をマスクとしてドライエッチングすると、黒色遮光層82に、市松模様に配列された開口部85が形成される(エッチング工程74)。このエッチング工程74で使用される装置及びエッチング条件としては、上記第1実施形態と同様に黒色遮光層に開口部を形成する第1のエッチング処理(異方性エッチング処理)と、開口部の側壁に形成された残渣を除去する第2のエッチング処理(等方性エッチング処理)に加えて、エッチングストッパー層81を除去する第3のエッチング処理を行う。なお、符号86は、エッチング工程74で黒色遮光層82とともに除去されたエッチングストッパー層81の開口部である。このエッチング工程74で形成された開口部85は幅寸法Wとなるように形成される。この幅寸法Wは、画素ピッチの幅寸法Pよりもやや小さい寸法で形成され、例えば画素ピッチPが1.0μmの場合、開口部の幅寸法Wは0.9μmで形成することができる。開口部85を形成した後、上記第1実施形態と同様の方法でフォトレジストを除去する(フォトレジスト除去工程75)。
次に、図19に示すように、黒色遮光層82上、及び開口部85を埋めるようにフォトレジスト層87を形成し、図20に示すように、エッチング工程74で形成された市松模様配列の開口部85の中間となる箇所に新たな市松模様配列の開口部88を形成するようにフォトレジスト層87にパターニングする(パターニング工程76)。そして、図21に示すように、フォトレジスト層87をマスクとしてドライエッチングすると、黒色遮光層82に開口部89が形成される(エッチング工程77)。また、符号90は、エッチング工程77で黒色遮光層82とともに除去されたエッチングストッパー層81の開口部である。このエッチング工程77で形成された開口部89は、上述のエッチング工程74で形成された開口部85と同じ幅寸法Wとなるように形成される。これにより、図22に示すように、黒色遮光層82は、透明層が形成される領域に開口部85,89が形成された状態、すなわち第1〜第3の着色層の境界に対応する箇所を残した状態となる。以降は、フォトレジストを除去し(フォトレジスト除去工程78)、開口部85,89を埋めるように透明層を形成し(透明層形成工程79)、透明層の膜厚が、黒色遮光層82の膜厚と等しくなるまで平坦化する(平坦化工程80)。そして、ブラックマトリクス形成工程70の後は、上記第1実施形態と同様に黒色遮光層82及び透明層上に第1〜第3の着色層を形成してカラーフィルタが製造される。このように複数回に分けて黒色遮光層のエッチングを行うことで、開口部の矩形性がさらに向上し、微細な遮光壁を形成することが可能であり、例えば画素ピッチPが1.0μm、開口部85,89の幅寸法Wが0.9μmの場合、ブラックマトリクスの線幅Dを0.1μmに形成することができる。
なお、上記各実施形態では、ブラックマトリクス形成工程20,70において、黒色遮光層形成工程の後、パターニング工程、エッチング工程を行ってブラックマトリックスが形成されるべき箇所を残してエッチングした後、黒色遮光層の開口部を埋めるようにして透明層を形成(透明層形成工程)しているが、本発明はこれに限らず、図23に示すブラックマトリクス形成工程100のように、先に透明層を形成する(透明層形成工程101)。透明層形成工程101後、パターニング工程102、エッチング工程103でブラックマトリクスが形成されるべき箇所をエッチングし、さらに黒色遮光層上のフォトレジストを除去(フォトレジスト除去工程104)し、透明層の開口部を埋めるようにして黒色遮光層を形成し(黒色遮光層形成工程105)、透明層を平坦化(平坦化工程106)してブラックマトリクスを形成してもよい。なお、これらの工程を行う場合、透明層の膜厚と同じ寸法になるまで黒色遮光層を平坦化する。
また、上記実施形態では、カラーフィルタアレイ形成工程(カラーフィルタ形成工程21〜23)において、ドライエッチング法を用いてカラーフィルタアレイを形成しているが、これに限らず、フォトリソ法を用いて、具体的には、特願2006−196622、特願2006−283454、特願2007−011291、特願2006−284363、特願2006−350428、特願2006−346108、特願2006−350429、特願2007−033576。に記載されている方法を用いて、これらの先行特許文献に記載された感光性組成物、もしくは熱硬化性組成物から形成することが好ましい。
[ブラックマトリクスの組成物について]
ブラックマトリクスの組成物について以下に説明する。ブラックマトリクスに用いることができる黒着色剤含有組成物は、(A)着色剤、(B)熱硬化性化合物、(C)有機溶剤、を含有する。また、ブラックマトリクスの組成物は、上記(A)〜(C)に加えて、添加剤として他の成分を含有してもよい。
前記(A)着色剤としては、以下の着色剤を挙げることができる。
(a)チタンブラック
本発明に用いることができる黒着色剤含有組成物は、黒着色剤として、チタンブラックを含有する。
チタンブラックは、従来感光性樹脂組成物、特に遮光膜用感光性樹脂組成物に分散、溶解されている顔料・染料と比較して、赤外光領域の遮光能力が高いため、遮光膜の重ね合わせでは遮光できない、赤外光領域の遮光を確実に行うことができる。特に、本発明の黒着色剤含有組成物を硬化した遮光膜は赤外光領域の遮光性が高く、これを備える固体撮像素子の暗電流によるノイズを抑制することができる。また、チタンブラックは、黒着色剤として一般的に使用されるカーボンブラックと比較して、パターン形成のために照射するi線の吸収が小さいため、少ない露光量で硬化することができ、生産性の向上に寄与することができる。
チタンブラックは、チタン原子を有する黒色粒子である。好ましくは低次酸化チタンや酸窒化チタン等である。チタンブラック粒子は、分散性の向上や凝集性の抑制などの目的で必要に応じ、表面を化学修飾することが可能である。具体的には、チタンブラックの表面を酸化ケイ素、酸化チタン、酸化ゲルマニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウムで被覆することが可能であり、また、特開2007−302836号公報に示されるような撥水性物質による表面処理も可能である。また、前記チタンブラックは、分散性、着色性等を調整する目的で、Cu、Fe、Mn、V、Ni等の複合酸化物、酸化コバルト、酸化鉄、カーボンブラック、アニリンブラック等の黒色顔料を1種あるいは2種以上の組み合わせて含有してもよい。また、所望とする波長の遮光性を制御する目的で、既存の赤、青、緑、黄色、シアン、マゼンタ、バイオレット、オレンジ等の顔料、又は染料などの着色剤を添加することも可能である。
前記チタンブラックの市販品の例としては、(株)ジェムコ製(三菱マテリアル(株)販売)チタンブラック10S、12S、13R、13M、13M−C、13R、13R−N、赤穂化成(株)製ティラック(Tilack)Dなどが挙げられる。
前記チタンブラックの製造方法としては、二酸化チタンと金属チタンの混合体を還元雰囲気で加熱し還元する方法(特開昭49−5432号公報)、四塩化チタンの高温加水分解で得られた超微細二酸化チタンを水素を含む還元雰囲気中で還元する方法(特開昭57−205322号公報)、二酸化チタン又は水酸化チタンをアンモニア存在下で高温還元する方法(特開昭60−65069号公報、特開昭61−201610号公報)、二酸化チタン又は水酸化チタンにバナジウム化合物を付着させ、アンモニア存在下で高温還元する方法(特開昭61−201610号公報)などがあるが、これらに限定されるものではない。
前記チタンブラックの粒子の粒子径に特に制限は無いが、分散性、着色性の観点、及び、固体撮像素子における歩留まりへの影響の観点から、平均粒子径(平均一次粒子径)が10〜150nmであることが好ましく、15〜100nmであることがより好ましく、20−80nmであることが特に好ましい。平均粒子径は、チタンブラックを適当な基板へ塗布し、走査型電子顕微鏡により観察することによって測定することができる。前記チタンブラックの比表面積は、特に限定がないが、チタンブラックを撥水化剤で表面処理した後の撥水性が所定の性能となるために、BET法にて測定した値が約5〜150m2/gであることが好ましく、約20〜100m2/gであることがより好ましい。
(b)カーボンブラック
カーボンブラックは、炭素の微粒子を含む黒色の微粒子であり、好ましい粒子は直径約3〜1,000nmの炭素の微粒子を含んでなるものである。また、該微粒子の表面には様々な炭素原子、水素原子、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、ハロゲン、無機原子などを含有する官能基を有することができる。また、カーボンブラックは目的とする用途に応じて、粒子径(粒の大きさ)、ストラクチャー(粒子のつながり)、表面性状(官能基)をさまざまに変えることにより特性を変化させることができる。黒度や樹脂との親和性を変えたり、導電性を持たせたることも可能である。
前記カーボンブラックの具体例としては、例えば、三菱化学社製のカーボンブラック#2400、#2350、#2300、#2200、#1000、#980、#970、#960、#950、#900、#850、MCF88、#650、MA600、MA7、MA8、MA11、MA100、MA220、IL30B、IL31B、IL7B、IL11B、IL52B、#4000、#4010、#55、#52、#50、#47、#45、#44、#40、#33、#32、#30、#20、#10、#5、CF9、#3050、#3150、#3250、#3750、#3950、ダイヤブラックA、ダイヤブラックN220M、ダイヤブラックN234、ダイヤブラックI、ダイヤブラックLI、ダイヤブラックII、ダイヤブラックN339、ダイヤブラックSH、ダイ ヤブラックSHA、ダイヤブラックLH、ダイヤブラックH、ダイヤブラックHA、ダイヤブラックSF、ダイヤブラックN550M、ダイヤブラックE、ダイヤブラックG、ダイヤブラックR、ダイヤブラックN760M、ダイヤブラックLP。キャンカーブ社製のカーボンブラックサーマックスN990、N991、N907、N908、N990、N991、N908。旭カーボン社製のカーボンブラック旭#80、旭#70、旭#70L、旭F−200、旭#66、旭#66HN、旭#60H、旭#60U、旭#60、旭#55、旭#50H、旭#51、旭#50U、旭#50、旭#35、旭#15、アサヒサーマル、デグサ社製のカーボンブラックColorBlack Fw200、ColorBlack Fw2、ColorBlack Fw2V、ColorBlack Fw1、ColorBlack Fw18、ColorBlack S170、ColorBlack S160、SpecialBlack6、SpecialBlack5、SpecialBlack4、SpecialBlack4A、PrintexU、 PrintexV、Printex140U、Printex140V等を挙げることができる。
また、前記カーボンブラックは、絶縁性を有することが好ましいことがある。
絶縁性を有するカーボンブラックとは、下記のような方法で粉末としての体積抵抗を測定した場合、絶縁性を示すカーボンブラックのことである。この絶縁性は、例えば、カーボンブラック粒子表面に、有機物が吸着、被覆又は化学結合(グラフト化)しているなど、カーボンブラック粒子表面に有機化合物を有していることに基づく。即ち、カーボンブラックをベンジルメタクリレートとメタクリル酸がモル比で70:30の共重合体(重量平均分子量30,000)と20:80重量比となるように、プロピレングリコールモノメチルエーテル中に分散し塗布液を調製し、厚さ1.1mm、10cm×10cmのクロム基板上に塗布して乾燥膜厚3μmの塗膜を作製し、さらにその塗膜をホットプレート中で220℃、約5分加熱処理した後に、JISK6911に準拠している三菱化学(株)製高抵抗率計、ハイレスターUP(MCP−HT450)で印加して、体積抵抗値を23℃相対湿度65%の環境下で測定する。そして、この体積抵抗値として、105Ω・cm以上、より好ましくは106Ω・cm以上、特に好ましくは107Ω・cm以上を示すカーボンブラックが好ましい。
上述のようなカーボンブラックとして、例えば、特開平11−60988号公報、特開平11−60989号公報、特開平10−330643号公報、特開平11−80583号公報、特開平11−80584号公報、特開平9−124969号公報、特開平9−95625号公報で開示されている樹脂被覆カーボンブラックを使用することができる。
チタンブラックと併用する黒着色剤の平均粒子径(平均一次粒子径)は、異物発生の観点、固体撮像素子の製造におけるその歩留まりへの影響の観点から、その平均一次粒子径は小さいことが好ましい。平均一次粒子径が50〜100nmが好ましく、50nm以下がより好ましく、30nm以下が好ましい。平均粒子径は、黒着色剤を適当な基板へ塗布し、走査型電子顕微鏡により観察することにより測定することができる。
熱硬化性樹脂組成物中のチタンブラックの含有量は、特に限定されるものではないが、形成される遮光性フィルターの可視域〜赤外域(400〜1,600nm)における、平均透過率が1%以下となることが好ましい。RGB等の色分解フィルターとほぼ同じ膜厚で2.0以上の光学濃度が得られることが好ましい。黒着色剤含有組成物の固形分中のチタンブラックの配合量は、10〜95重量%が好ましく、20〜80重量%がより好ましい。
本発明において、チタンブラックとカーボンブラックを併用してもよく、更にチタンブラック、カーボンブラック以外の黒着色剤を更に一種類を併用してもよい。
併用できる黒着色剤としては、各種公知の黒色顔料や黒色染料を用いることができるが、特に、少量で高い光学濃度を実現できる観点から、酸化鉄、酸化マンガン、グラファイト等が好ましい。
その他の組成物としては、先述の着色組成物で用いる化合物を適用することができる。
[着色熱硬化性組成物の調液]
表1に示すような3種類の着色熱硬化性組成物を調液した。いずれも質量%で調整した。
(着色熱硬化性組成物1)
着色剤)チタンブラック、固形分中比率:58.8質量%
固形分)20.0質量%
硬化性成分)12.0質量%
(着色熱硬化性組成物2)
着色剤)チタンブラックおよびカーボンブラック、混合比率=6:5
固形分中比率:66.0質量%
固形分)20.0質量%
硬化性成分)12.0%
(着色熱硬化性組成物3)
着色剤)カーボンブラック、固形分中比率:62.5質量%
固形分)20.0質量%
硬化性成分)12.0%
Figure 0005210829
[透明層の組成物について]
以下では、透明層の組成物について説明する。透明層は、可視領域に透明で、光透過性の観点から、着色層との屈折率差が0.3以下であることが好ましい。また、透明層は着色層をドライエッチング法でパターニングする際のエッチングストッパー層として用いてもよい。膜厚は遮光壁の遮光能の観点で、50〜200nmで形成されることが好ましく、光の干渉回避の観点で、50〜120nmで形成されることが好ましい。
透明層の材料については、金属を含まない有機膜でもよく、または、Si、Ti、Ta、Zn、及びZrから選ばれる少なくとも一種の金属酸化物で構成される無機層でもよい。半導体層間絶縁膜として用いられるTEOSやSOG、SiN膜を用いてもよい。透明膜の形成方法は上記実施形態の方法に限定されず、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、塗布法、ゾルゲル法により形成することができる。塗布法は、回転塗布、スリット塗布、流延塗布、ロール塗布等を用いることができる。有機膜は、平坦性が良好であれば問わず、例としてはCT−3050L、CT−3060L(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社品)が挙げられる。金属酸化物で構成される無機層は、VR1、TI204、4MS(ラサ工業品)、OCD Type−12(東京応化社品)、CERAMATE−LNT(触媒化成品)を用いることができる。
[実施例1]
本発明のカラーフィルタ製造工程を適用し、以下の工程を経てカラーフィルタを形成する。
(a)先ず、支持体上に、膜厚100nmの酸化シリコン層(透明層)を、CVD法を用いて形成する(透明層形成工程)。
(b)酸化シリコン層(透明層)上にi線用フォトレジスト(Fhi622BC;富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社製)を膜厚800nmで形成する。
(c)線幅0.1μmで開口したマトリックスパターンをフォトレジストに露光・現像でパターニング形成する(パターニング工程)。
(d)フォトレジストをマスクとして、酸化シリコン層にドライエッチング処理し、開口部を形成する(エッチング工程)。このエッチング工程におけるドライエッチング条件は、Cガス(流量50ml/min)とOガス(流量50ml/min)の混合ガスを用いて、圧力0.5Pa、ソースパワー800W、アンテナ100W、ウェハバイアス500Wの出力、基板温度50°Cで行った。
(e)エッチング工程で形成した開口部に、上記表1の着色熱硬化性組成物1を塗布・加熱で埋めるようにして黒色遮光層を形成する。
(f)開口部以外の酸化シリコン層上に覆った着色熱硬化性組成物1を、CMP法を用いて、平坦化する。
(g)平坦化した酸化シリコン層上、及び着色熱硬化性組成物1上にRGB着色層を積層し、カラーフィルタを形成する。
[実施例2]
本発明のカラーフィルタ製造工程を適用し、以下の工程を経てカラーフィルタを形成する。
(a)支持体上に、エッチングストッパー層として酸化シリコン層を膜厚70nmで形成し(エッチングストッパー層形成工程)、酸化シリコン層上に、着色熱硬化性組成物1をスピンコート法で塗布し、ホットプレートで乾燥させて膜厚100nmの黒着色層を形成する(黒色遮光層形成工程)。
(b)次に、黒着色層上に、i線用フォトレジスト(Fhi622BC;富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社製)を膜厚800nmで形成する。
(c) 続いて、i線ステッパーFPA―3000(キヤノン社製)を用いて、露光・現像し、フォトレジストに市松模様のパターンを形成する(パターニング工程)。
(d)次に、フォトレジストをエッチングマスクとして第1〜第3のドライエッチング処理からなるエッチング工程を行い、黒着色層に市松模様で配列された縦横幅0.9μmの開口部を形成する。エッチング条件は以下の表2に記載されたものを用いる。なお、第1のエッチング処理は、黒色遮光層に矩形の開口部を形成し、第2のエッチング処理は、開口部に付着した残渣を除去し、第3のエッチング処理は、酸化シリコン層(エッチングストッパー層)を除去する。
Figure 0005210829
(e)次に、黒着色層上、及び開口部を埋めるようにi線フォトレジストを形成する。
(f)そして、i線ステッパーを用いて、露光・現像し、市松模様の開口部の中間に新たな市松模様配列の開口部を形成し、着色層間の境界に合わせた箇所を残すようにパターンを形成する(パターニング工程)。
(g)次に、フォトレジストをエッチングマスクとして第1〜第3のドライエッチング処理からなるエッチング工程を行い、このエッチング工程で残った黒着色層が線幅0.1μmでブラックマトリクス(遮光壁)を形成する。なお、エッチング条件は、上記(d)と同様である。
(h)ブラックマトリクス上及び開口部を埋めるように、TEOS層(透明層)を、CVD法を用いて、形成する。
(i)開口部以外にブラックマトリクス上に被覆したTEOS層を、エッチバック法を用いて平坦化し、ブラックマトリスと同じ膜厚に形成する。
(i)平坦化したTEOS層上、及びブラックマトリックス上にRGB着色層を積層し、カラーフィルタを形成する。
[比較例1]
従来のカラーフィルタ製造工程を適用し、以下の工程を経て従来のカラーフィルタ、すなわち、着色層と同じ層、且つ着色間の境界にブラックマトリックスを有するカラーフィルタを形成する。
(a)支持体上に、酸化シリコン層(エッチングストッパー層)を膜厚70nmで形成し、酸化シリコン層上に着色熱硬化性組成物1を塗布・加熱して、黒着色層を膜厚400nmで形成する。
(b)黒着色層上に、フォトレジストを膜厚800nmで形成する。
(c)次に露光・現像し、線幅0.1μmのマトリックスパターンを形成する。
(d)フォトレジストをマスクとして、ドライエッチング法を用いて、黒着色層に開口部を形成し、線幅0.1μmのブラックマトリックスを形成する。なお、エッチング処理の条件としては、上記実施例2で用いた表2の条件と同様である。
(e)次いで、RGBカラーフィルタを、フォトリソ法を用いて積層し、着色層間にブラックマトリックスを有するRGBカラーフィルタを形成する。
以上の条件で製造したカラーフィルタの評価は以下の表3のようになる。なお、評価項目は、光の混色ノイズ、エッチングによる黒着色層の残渣とした。ブラックマトリックスを含むカラーフィルタを固体撮像素子に適用したモデルとして評価した。よって、ブラックマトリックス及びカラーフィルタ下には、層間絶縁膜層や反射防止層が形成されている(図1参照)。評価方法としては、光の混色ノイズは、分光光度計(U−4100)を用いて、光入射した画素に対して隣接した画素へ混色した透過光の割合を評価し、評価基準としては、隣接画素へ混色した透過光が光入射光の5%以下であれば○、10%以下であれば△、10%より高い場合は×とした。また、エッチングによる黒着色層の残渣は、表面状態を電子顕微鏡で観察し評価した。残渣がない場合を○、残渣が数個ある場合を△、残渣が数十個以上ある場合を×とした。また、総合評価は、○;良好、△;使用可、×使用不可とした。
Figure 0005210829
以上の条件で製造したカラーフィルタについて、上記表3に示すように、実施例1、2は光の混色ノイズ、及び残渣ともに固体撮像素子として実用可能な範囲内であるため、総合評価も良好又は使用可である。よって、実施例1,2の構成では、カラーフィルタのさらなる微細化に対応しつつ、要求性能を満たすことができる。これに対して比較例の構成では、光の混色ノイズが実用不可なレベルであり、カラーフィルタを微細化した場合、要求性能を満たせない。よって、総合評価でも使用不可となっている。
固体撮像装置の要部断面図である。 カラーフィルタ及びブラックマトリクスの配列を示す平面図である。 カラーフィルタ製造工程を説明する工程図である。 黒色遮光層及びフォトレジスト層を形成した状態を示す断面図である。 フォトレジスト層にパターニングを行った状態を示す断面図である。 黒色遮光層にエッチング工程が行われた状態を示す説明図である。 ドライエッチング装置の概略図である。 フォトレジスト層が剥離された状態を示す断面図である。 透明層を形成した後、平坦化工程が行われた状態を示す説明図である。 第1の着色層が形成された状態を示す説明図である。 第1の着色層に第2の着色層を形成しようとする領域のエッチング工程が行われた状態を示す説明図である。 第2の着色層を形成した後、平坦化工程が行われた状態を示す説明図である。 第1及び第2の着色層に第3の着色層を形成しようとする領域のエッチング工程が行われた状態を示す説明図である。 第3の着色層を形成した後、平坦化工程が行われた状態を示す説明図である。 第2実施形態のブラックマトリクス形成工程を説明する工程図である。 フォトレジスト層に市松模様状のパターニングを行った状態を示す断面図である。 フォトレジスト層に市松模様状のパターニングを行った状態を示す平面図である。 フォトレジスト層をマスクとして黒色遮光層に市松模様状の開口部をエッチングした状態を示す断面図である。 黒色遮光層及び開口部を埋めるようにフォトレジスト層を形成した状態を示す断面図である。 フォトレジスト層に着色層の境界を残すようにパターニングを行った状態を示す断面図である。 黒色遮光層に着色層の境界を残すようにエッチングした状態を示す断面図である。 黒色遮光層に着色層の境界を残すようにエッチングした状態を示す平面図である。 第3実施形態のブラックマトリクス形成工程を説明する工程図である。
符号の説明
10 固体撮像装置
13B B色カラーフィルタ
13G G色カラーフィルタ
13R R色カラーフィルタ
14 ブラックマトリクス
15 透明層
41 支持体
42,82 黒色遮光層
55 透明層
56 第1の着色層
60 第2の着色層
62 第3の着色層

Claims (8)

  1. 支持体上に、少なくとも2色以上の着色層を配列してなり、前記着色層の下に、異なる前記着色層間の境界に合わせて黒着色剤を含有させた遮光壁を形成するカラーフィルタの製造方法において、
    前記支持体上に前記黒着色剤を含有させた組成物からなる黒色遮光層を形成する黒色遮光層形成工程と、
    前記黒色遮光層の上に第1のフォトレジスト層を形成し、前記第1のフォトレジスト層にパターンを形成する第1のパターニング工程と、
    前記第1のフォトレジスト層のパターンをマスクとして、前記黒色遮光層にドライエッチングを行い、市松模様に配列された第1の開口部を形成する第1のエッチング工程と、
    前記黒色遮光層及び前記第1の開口部を埋めるように、第2のフォトレジスト層を形成し、前記第2のフォトレジスト層にパターンを形成する第2のパターニング工程と、
    前記第2のフォトレジスト層のパターンをマスクとして、前記黒色遮光層にドライエッチングを行い、前記第1の開口部の中間となる箇所に新たな市松模様配列の第2の開口部を形成し、前記着色層の境界に対応する箇所を残す第2のエッチング工程と、
    前記第1及び第2の開口部を埋めるように透明層を形成する透明層形成工程と、
    を少なくとも含むことを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 前記透明層形成後、前記黒色遮光層上の前記透明層を全面平坦化処理して前記透明層及び前記黒色遮光層の膜厚を均一化する平坦化工程を有することを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 前記透明層の膜厚は前記黒色遮光層の設定膜厚と同じになるように形成することを特徴とする請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
  4. 前記黒着色剤は、チタンブラック材、もしくはカーボンブラック材の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のカラーフィルタの製造方法。
  5. 前記黒着色剤は、チタンブラック材であることを特徴とする請求項4記載のカラーフィルタの製造方法。
  6. 前記黒色遮光層を形成する組成物は、前記黒着色剤としてのチタンブラック材の配合量が20〜80重量%であることを特徴とする請求項5記載のカラーフィルタの製造方法。
  7. 前記平坦化工程は、エッチバック法、もしくはCMP法のいずれかの平坦化処理を用いることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項記載のカラーフィルタの製造方法。
  8. 前記平坦化工程は、エッチバック処理のみで平坦化することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項記載のカラーフィルタの製造方法。
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