JP5210680B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大当り判定手段の判定結果に基づいて複数種類の図柄を変動させる図柄変動ゲームを含む遊技演出を実行する遊技機に関する。
遊技機の一種であるパチンコ遊技機には、図柄変動ゲームを含む遊技演出を実行する表示装置やスピーカ等の遊技演出装置が装備されており、その遊技演出装置において様々な遊技演出を行うことで興趣の向上を図っている。そしてパチンコ遊技機では、複数種類の遊技演出を用意しておき、演出毎に大当り遊技状態が付与される割合(大当り信頼度又は大当り期待度)を異ならせている。即ち、これらの演出は、図柄変動ゲーム中の演出として出現する割合(出現率)は高いが大当りになる期待が小さい演出や、出現する割合(出現率)は低いが大当りになる期待が大きい演出などに区別され、期待の大小によって遊技者が抱く大当りになる期待感を変化させるようになっている。
ところで、前述のように複数種類の遊技演出を用意したとしても、遊技者は常に全ての演出を目にすることができる訳ではなく、一部の演出しか目にすることができない。特に、遊技者は、出現率は高いが大当り信頼度が低い演出を最も目にし、出現率は低いが大当り信頼度が高い演出ほど、目にするチャンスが少ない。
そこで、特許文献1に記載の遊技機では、大当り信頼度の高い演出(特定の演出)の出現率を高めるために、図柄制御基板が、遊技機本体の電源投入後、所定回数目の変動パターン選択指令コマンドを受信すると、当該コマンドの受信に基づいて特定の演出の実行に係る変動パターンの選択率を高くするように設定している。したがって、特許文献1に記載の遊技機では、所定回数目の図柄変動ゲームの実行を契機に特定の演出が出現する割合が高くなり、変化に富んだ遊技を楽しむことができるとされている。
特開2003‐325824号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機では、図柄変動ゲーム中に特定の演出が出現する割合を高くするために、図柄変動後にはずれ態様となるはずれ演出用の変動パターンに対しても特定の演出が出現する割合を高くなるように設定している。これにより、特定の演出が出現する割合が高くなる一方で、当該演出の大当り信頼度は低くなってしまう。遊技者は、大当り当選時に実行される演出を大当り信頼度の高い演出として認識するため、遊技開始後の早い段階で特定の演出が出現して大当りに当選すると、どの演出が出現すると大当りとなるかをいち早く認識できるため、その後も当該演出の出現による大当りを目指して遊技を行うことができる。しかしながら、特定の演出が出現してもなかなか大当りに当選しないと、どの演出が出現すると大当りとなるかを理解するためには時間がかかってしまい、遊技者の興趣を低下させてしまう虞があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、特定の演出による大当りへの信頼度を低下させることなく、遊技者に当該特定の演出が大当り信頼度の高い演出であるということをいち早く理解させることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、始動入賞装置への遊技球の入球を契機に大当り判定用乱数の値を取得する乱数取得手段と、前記乱数取得手段が取得した前記大当り判定用乱数の値と予め定めた大当り判定値とを比較して特別入賞装置を開放させる大当り遊技を生起させる大当りとするか否かを判定する大当り判定手段と、前記大当り判定手段が肯定判定する確率を低確率から高確率に変動させる確変状態を付与するか否かを判定する確変判定手段と、前記確変判定手段の判定結果が肯定の場合、前記大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する確変付与手段と、前記大当り判定手段の判定結果に基づいて複数種類の図柄を変動させる図柄変動ゲームに係る遊技演出及び前記図柄変動ゲームに係る遊技演出とは異なる大当りの可能性を示唆する示唆演出を実行する遊技演出装置と、を備えた遊技機において、前記大当り判定手段の判定結果に基づき、前記図柄変動ゲームの演出内容及び変動時間を特定するための変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンに基づき前記遊技演出及び前記示唆演出を前記遊技演出装置に実行させる演出制御手段と、電源投入後、前記確変付与手段が最初に前記確変状態を付与してから、前記確変判定手段が次に否定判定するまでの出現率向上期間であるか否かを判定する出現率向上判定手段と、各変動パターンにそれぞれ複数種類の示唆演出が対応付けられている演出テーブルであって、前記出現率向上期間中に参照される第1の演出テーブル、及び各変動パターンにそれぞれ複数種類の示唆演出が対応付けられている演出テーブルであって、前記出現率向上期間以外の通常期間中に参照される第2の演出テーブルを記憶した演出テーブル記憶手段と、遊技機への電源供給が遮断される場合、電源供給が遮断される直前に図柄変動ゲームが行われていたか否かを判定する電源断時判定手段と、を備え、前記各示唆演出は、それぞれ前記大当り判定手段における当否の可能性を示唆する大当り信頼度が設定されており、前記示唆演出のうち、前記第2演出テーブルにおいてはずれ演出用の変動パターンが決定された場合より大当り演出用の変動パターンが決定された場合に選択される確率が高く設定された示唆演出の中から予め定めた演出を特定の示唆演出とし、前記第1の演出テーブルにおける前記はずれ演出用の変動パターンには、前記特定の示唆演出の選択率が、当該はずれ演出用の変動パターンが決定された場合に前記第2の演出テーブルを参照するときと同等となるように、複数種類の示唆演出が対応付けられている一方、前記第1の演出テーブルにおける前記大当り演出用の変動パターンには、前記特定の示唆演出の選択率が、当該大当り演出用の変動パターンが決定された場合に前記第2の演出テーブルを参照するときよりも高くなるように、複数種類の示唆演出が対応付けられており、前記出現率向上判定手段は、前記出現率向上期間の設定状態を管理する特定管理情報を記憶するフラグ記憶手段における前記特定管理情報の設定状態から前記出現率向上期間であるか否かを判定するようになっており、電源投入後、最初に前記確変判定手段が肯定判定した場合の前記特定管理情報は、前記出現率向上期間であることを示す一方で、前記電源断時判定手段の判定結果が否定である場合、前記大当り遊技中を除き前記確変判定手段が否定判定した場合、又は前記確変判定手段が肯定判定した後に否定判定し、再度、肯定判定した場合の前記特定管理情報は、前記通常期間であることを示し、前記演出制御手段は、前記出現率向上判定手段によって前記通常期間であることが判定された場合には、前記第2の演出テーブルを参照して選択された前記示唆演出を実行させる一方、前記出現率向上判定手段によって前記出現率向上期間であることが判定された場合には、前記第1の演出テーブルを参照して選択された前記示唆演出を実行させることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、付与する大当りの種類を決定する大当り種決定手段と、大当り遊技の終了後、前記確変状態の付与態様を報知する報知手段と、を備え、前記大当り種決定手段が決定する大当りには、大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する一方で、前記確変状態が付与されていることが前記報知手段によって確定的に報知される確変大当りと、大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する一方で、前記確変状態が付与されていることが前記報知手段によって確定的に報知されない確変秘匿大当りと、を含み、前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記確変大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記出現率向上期間であることを示す一方で、前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記確変秘匿大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記通常期間であることを示すことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、付与する大当りの種類を決定する大当り種決定手段を備え、前記大当り種決定手段が決定する大当りには、大当り遊技を構成するラウンド遊技数を第1回数とし、かつ大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する第1確変大当りと、大当り遊技を構成するラウンド遊技数を前記第1回数よりも少ない第2回数とし、かつ大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する第2確変大当りと、を含み、前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記第1確変大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記出現率向上期間であることを示す一方で、前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記第2確変大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記通常期間であることを示すことを要旨とする。
本発明によれば、特定の演出による大当りへの信頼度を低下させることなく、遊技者に当該特定の演出が大当り信頼度の高い演出であるということをいち早く理解させることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機に具体化した一実施形態を図1〜図10にしたがって説明する。
図1には、パチンコ遊技機10と該パチンコ遊技機10が遊技場の遊技機設置設備(遊技島)に設置された際に並設される遊技媒体貸出用ユニットとしてのカードユニット装置11が略示されている。カードユニット装置11には、遊技者に貸し出される貸出用遊技媒体としての遊技球(貸し球)と交換可能な交換媒体としてのプリペイドカードを投入するための投入口11aが設けられている。カードユニット装置11は、投入されたプリペイドカードの価値を読み書き可能な構成となっている。具体的に言えば、カードユニット装置11は、投入時にプリペイドカードの残金(価値)を読込むとともに、貸し球の払出しに伴ってプリペイドカードの残金(価値)を書き替える。
パチンコ遊技機10の機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠13が開放及び着脱自在に組み付けられているとともに、中枠13の前面側には前枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。前枠14は、図1に示すようにパチンコ遊技機10を機正面側から見た場合において、中枠13に重なるように組み付けられている。このため、中枠13は、前枠14の後側に配置されており、機正面側からは視認し得ないようになっている。前枠14は、中央部に窓口15を有するとともに、該窓口15の下方にパチンコ遊技機10の遊技媒体となる遊技球を貯留可能な第1貯留皿としての上皿(貯留皿)16を一体成形した構成とされている。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤YBを保護し、かつ窓口15を覆う大きさのガラスを支持する図示しないガラス支持枠が着脱及び傾動開放可能に組み付けられている。遊技盤YBは、中枠13に装着される。また、前枠14には、窓口15のほぼ全周を囲むように、図示しない発光体(ランプ、LEDなど)の発光(点灯や点滅)により発光演出を行う電飾表示部を構成する上側枠用ランプ部17と、左側枠用ランプ部18と、右側枠用ランプ部19とが配置されている。各枠用ランプ部17,18,19は、前枠14の前面に装着される複数の発光体を、該各発光体の発する光を透過可能に成形したランプレンズ17a,18a,19aで覆って構成されている。
前枠14には、窓口15の左右上部に、各種音声を出力して音声演出を行う左スピーカ20と、右スピーカ21とが配置されている。左スピーカ20と右スピーカ21は、前枠14の裏面に装着されており、該前枠14の前面であって左スピーカ20及び右スピーカ21の装着部位に対応する部位には図示しない放音孔が複数形成されている。
中枠13の前面側であって前枠14の下部には、上皿16から溢れ出た遊技球を貯留する第2貯留皿としての下皿(貯留皿)23が装着されている。また、中枠13の前面側であって下皿23の右方には、遊技球を遊技盤YBに発射させる際に遊技者によって回動操作される遊技球発射用の発射ハンドル24が装着されている。また、前枠14には、下皿23の左方に、各種音声を出力して音声演出を行う下スピーカ25が配置されている。下スピーカ25は、中枠13に装着されている。上皿16には、その左方側に機内部から払出される遊技球の払出口16aが設けられているとともに、遊技者の保有する遊技球を貯留する凹状の貯留通路16bが連設されており、さらに右方側に貯留通路16b内の遊技球を機内部に取り込む図示しない上皿取込口が設けられている。上皿16に貯留された遊技球は、貯留通路16bにより前記上皿取込口へ案内されるとともに該上皿取込口を介して1球ずつ機内に取り込まれ、遊技盤YBに向けて発射される。遊技盤YBに向けて発射される遊技球は、発射ハンドル24の回動量に応じて発射の強弱が設定される。また、下皿23には、上皿16から溢れ出て流下した遊技球の出口23aが設けられているとともに、遊技球を貯留する凹状の貯留部23bが遊技球の出口23aに連設されている。
次に、遊技盤YBの構成について図2にしたがって詳しく説明する。
遊技盤YBの前面には、発射ハンドル24の操作によって発射された遊技球を誘導し、かつパチンコ遊技の主体となるほぼ円形の遊技領域H1を形成する誘導レール26が円形渦巻き状に敷設されている。この誘導レール26によって遊技盤YBには、該遊技盤YBの左下方から左上方に向かって延びる遊技球の誘導路26aが形成されるとともに、誘導レール26の内側に遊技領域H1が形成される。また、遊技盤YBの前面であって誘導レール26の外側となる遊技領域H1外は、パチンコ遊技に直接関与しない非遊技領域H2とされている。
遊技盤YBの遊技領域H1のほぼ中央(センター)には、各種の表示器や各種の飾りを施した表示枠体(センター役物)27が装着されている。表示枠体27の略中央には、正面視横長矩形に開口するセット口27aが形成されており、当該セット口27aに整合して表示枠体27には液晶ディスプレイ型の画像表示部GHを有する演出表示装置28が装着されている。演出表示装置28には、複数列(本実施形態では3列)の図柄列を変動させて行う図柄変動ゲームを含み、該ゲームに関連して実行される各種の表示演出(遊技演出)が画像表示されるようになっている。本実施形態において演出表示装置28の図柄変動ゲームでは、複数列(本実施形態では3列)の図柄からなる図柄組み合わせを導出する。なお、演出表示装置28の図柄変動ゲームは、表示演出を多様化するための飾り図柄(演出用図柄)を用いて行われる。また、表示枠体27には、発光により発光演出を行う盤用ランプ部27bが装着されている。本実施形態では、各ランプ部17〜19,27b、各スピーカ20,21,25、及び演出表示装置28が遊技演出装置となる。
また、表示枠体27の右下方には、特別図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを表示する特別図柄表示装置30が設けられている。特別図柄表示装置30は、例えば7セグメントLED型の発光装置から構成されている。特別図柄は、大当りか否かの内部抽選(大当り抽選)の結果を示す報知用の図柄である。
演出表示装置28と特別図柄表示装置30では、図柄変動ゲームの開始により同時に図柄(特別図柄と飾り図柄)の変動が開始される。具体的には、図柄変動ゲームの開始に伴って、特別図柄表示装置30では特別図柄の変動が開始する一方で、演出表示装置28では各列の飾り図柄の変動が開始する。そして、演出表示装置28と特別図柄表示装置30には、大当り抽選の抽選結果に基づき、図柄変動ゲームの終了によって同時に大当り図柄(大当り表示結果)又ははずれ図柄(はずれ表示結果)が確定的に停止表示される。このとき、特別図柄表示装置30と演出表示装置28では、大当り抽選の抽選結果が大当りである場合には何れの表示装置にも大当り図柄が確定的に停止表示(確定停止表示)され、大当り抽選の抽選結果がはずれである場合には何れの表示装置にもはずれ図柄が確定停止表示される。すなわち、演出表示装置28の図柄変動ゲームは、特別図柄表示装置30の図柄変動ゲームの変動表示結果に対応付けて行われ、特別図柄の変動表示結果に対応する飾り図柄の変動表示結果を導出する。
本実施形態において演出表示装置28の図柄変動ゲームで導出される大当り図柄とはずれ図柄は、各列に導出された飾り図柄の組み合わせによって構成される。例えば、大当り図柄は全列が同一の飾り図柄からなる組み合わせで構成される一方で、はずれ図柄は全列が同一の飾り図柄にならない組み合わせで構成される。本実施形態において演出表示装置28には、各列毎に、[1]〜[8]までの数字が飾り図柄として表示されるようになっている。また、本実施形態において特別図柄表示装置30には、[1]〜[8]までの数字と[−(バー)]が特別図柄として表示されるようになっている。そして、9種類の特別図柄のうち、特別図柄[1]〜[8]が大当り図柄となり、特別図柄[−]がはずれ図柄となる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、演出表示装置28の表示領域(画像表示面)を特別図柄表示装置30の表示領域よりも大きく形成し、演出表示装置28を遊技者の正面に目立つように配置している。このため、遊技者は、特別図柄表示装置30よりも自身の目の前で多彩な画像によって表示演出(例えば、リーチ演出や予告演出)が行われる演出表示装置28の表示内容に注目し、該演出表示装置28の図柄変動ゲームで導出されて確定停止表示される図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識することになる。
また、表示枠体27の右下方には、普通図柄表示装置31が設けられている。普通図柄表示装置31は、例えば7セグメントLED型の発光装置から構成されている。普通図柄表示装置31では、大当りか否かの大当り抽選とは別に行う当りか否か(開閉羽根35の開動作により下始動入賞口34を開放するか否か)の内部抽選(当り抽選)の抽選結果を表示する。そして、本実施形態の普通図柄表示装置31では、当り抽選で当りを決定している場合には普通図柄変動ゲームで当り図柄が確定停止表示される一方で、当り抽選ではずれを決定している場合には普通図柄変動ゲームではずれ図柄が確定停止表示される。
また、表示枠体27の下方の遊技領域H1には、遊技球の入球口33aを有する上始動入賞口33と遊技球の入球口34aを有する下始動入賞口34が上下方向に並ぶように配置されている。上始動入賞口33は、常時遊技球の入球を許容し得るように入球口33aを常時開放させた構成とされている。一方で、下始動入賞口34は普通電動役物とされ、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う開閉羽根35を備えており、開閉羽根35が開動作することにより遊技球の入球を許容し得るように入球口34aを開放させる構成とされている。換言すれば、下始動入賞口34は、開閉羽根35が開動作して入球口34aが開放されない限り、遊技球の入球を不能とする構成とされている。
上始動入賞口33の奥方には、入球した遊技球を検知する上始動口スイッチSW1(図3に示す)が配設されているとともに、下始動入賞口34の奥方には、入球した遊技球を検知する下始動口スイッチSW2(図3に示す)が配設されている。上始動入賞口33と下始動入賞口34は、入球した遊技球を検知することにより、図柄変動ゲームの始動条件と予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件を付与し得る。下始動入賞口34は開閉羽根35が開動作すると、入口が拡大されて遊技球が入球し易い状態とされる一方で、開閉羽根35が閉動作すると、入口が拡大されずに遊技球の入球が不能となる状態とされる。本実施形態では、上始動入賞口33と下始動入賞口34により、始動入賞装置が構成される。
また、表示枠体27であって、下始動入賞口34の下方の遊技領域H1には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉40を備えた特別入賞装置としての大入賞口(特別電動役物)41が配設されている。大入賞口41の奥方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW3(図3に示す)が配設されている。大入賞口41は、入球した遊技球を検知することにより、予め定めた個数の賞球としての遊技球の払出条件を付与し得る。
そして、大当り遊技が付与されると、付与された大当り遊技の種類に応じて大入賞口扉40が開動作して大入賞口41が開放され、その開放により遊技球の入球が許容される。このため、遊技者は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。本実施形態において大当り遊技は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得られることから、遊技者に有利な状態となる。そして、この大当り遊技は、内部抽選で大当りが決定し、図柄変動ゲームにて大当り図柄(大当り表示結果)が確定停止表示されることを契機に付与される。
大当り遊技は、内部抽選で大当りを決定し、図柄変動ゲームで大当り図柄が確定停止表示されて該ゲームの終了後、開始される。大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、大入賞口扉40の開動作により大入賞口41が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数(ラウンド遊技の上限回数)を上限として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、ラウンド遊技が開始してから予め定めたラウンド遊技時間が経過する、又は予め定めた入球上限個数の遊技球が入球するの何れか一方の条件を満たすことにより終了する。そして、大当り遊技は、規定ラウンド数のラウンド遊技の終了後に大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われて終了する。
また、表示枠体27の左方の遊技領域H1には、普通図柄作動ゲート42が配設されている。普通図柄作動ゲート42の奥方には、該普通図柄作動ゲート42へ入球し通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチSW4(図3に示す)が設けられている。普通図柄作動ゲート42は、遊技球の通過を契機に、普通図柄変動ゲームの始動条件のみを付与し得る。
また、遊技盤YBの遊技領域H1の最下方(大入賞口41よりも下方)には、遊技領域H1に発射された後、何れの入賞口にも入球しなかった遊技球をアウト球として機外に排出するためのアウト球口43が形成されている。アウト球口43を通過した遊技球は、パチンコ遊技機10の設置設備(遊技島)に配設されたアウト球タンク(図示しない)に排出される。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10は、表示枠体27の下方に配置される始動入賞口(上始動入賞口33と下始動入賞口34)へ遊技球が入球した場合、その入球した遊技球の個数を記憶し、始動保留球の記憶数として機内部(主制御基板45の主制御用RAM45c)で記憶するようになっている。始動保留球の記憶数は、保留中(図柄変動ゲーム待機中)の図柄変動ゲームの回数を示している。そして、始動保留球の記憶数は、始動入賞口に遊技球が入球することで1加算され、図柄変動ゲームの開始により1減算されるようになっている。したがって、図柄変動ゲーム中に始動入賞口へ遊技球が入球すると、始動保留球の記憶数は更に加算され、所定の上限数(本実施形態では4個)まで累積されるようになっている。この始動保留球の記憶数は、保留記憶表示装置32(図3に示す)によって遊技者に報知される。保留記憶表示装置32は、遊技盤YBに配設されているとともに例えば複数のランプから構成され、始動保留球の記憶数に対応する個数のランプを点灯させることによって始動保留球の記憶数を遊技者に報知する。また、上皿16の上面には、遊技者(及び遊技場の従業員)が操作可能な演出用操作ボタン36が配設されている。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10は、確率変動(以下、「確変」と示す)機能を備えている。確変機能は、大当り遊技終了後に大当りの抽選確率(当選確率)が低確率である通常確率から高確率に変動する確変状態(大当り抽選の高確率抽選状態)を付与する機能である。確変状態は、予め定めた回数(本実施形態では10回)の図柄変動ゲームが行われる迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。確変状態が付与されると、大当りの抽選確率が高確率に変動して大当りが生起され易くなるため、確変状態は遊技者にとって有利であり、遊技者は確変大当りになることを期待しつつ遊技を行っている。本実施形態では、大当り遊技終了後に確変状態を付与する(抽選確率が高確率である状態が付与される)大当りが確変大当りとなり、大当り遊技終了後に確変状態が付与されない(抽選確率が低確率である非確変状態が付与される)大当りが非確変大当りとなる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10は、変動時間短縮(以下、「時短」と示す)機能を備えている。時短機能は、普通図柄変動ゲームの変動時間が短縮されるとともに、普通図柄作動ゲート42の通過に基づく普通図柄変動ゲームの抽選確率(当りの当選確率)が低確率である通常確率から高確率に変動する時短状態を特典として付与する機能である。また、時短状態が付与されている場合と時短状態が付与されていない場合とで下始動入賞口34の開閉羽根35は、普通図柄変動ゲームにおいて当選した際、異なる動作パターンで開閉動作するようになっている。すなわち、時短状態が付与されていない時に普通図柄変動ゲームに当選する場合には、開閉羽根35が第1回数(例えば1回)分開放し、開放してから第1開放時間(例えば、0.3(秒))経過するまで開放状態を維持するようになっている。一方、時短状態が付与されている時に普通図柄変動ゲームに当選する場合には、開閉羽根35が開放する回数が増加(例えば、3回)して第1回数よりも多い第2回数となり、1回の開放において開放してから第1開放時間よりも長い第2開放時間(例えば、1.4(秒))が経過するまで開放状態を維持するようになっている。すなわち、開閉羽根35は、時短状態が付与されている場合、時短状態が付与されていない状態に比較して、遊技者にとって有利に動作するように設定されている。時短状態は、予め定めた回数の図柄変動ゲームが行われる迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。本実施形態では、非確変大当りとなるとき、大当り遊技終了後、時短状態が付与されるようになっている。
次に、パチンコ遊技機10の電気的構成について図3にしたがって説明する。
パチンコ遊技機10の機裏側には、遊技場の電源(例えば、AC24V)を、パチンコ遊技機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板44が装着されている。また、電源基板44は、主制御基板45(主制御用RAM45c)に記憶保持され、パチンコ遊技機10の動作中に適宜書き換えられる各種制御情報(記憶内容)を消去したい場合に操作されるRAMクリアスイッチ44aを備えている。本実施形態では、RAMクリアスイッチ44aは、遊技店の店員のみの操作が許容されるように機裏側に設けられており、該RAMクリアスイッチ44aを操作すると、図示しないRAMクリアスイッチ回路から初期化指示信号が出力されるようになっている。
また、パチンコ遊技機10の機裏側には、パチンコ遊技機10全体を制御する主制御基板45が装着されている。主制御基板45は、パチンコ遊技機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、サブ統括制御基板46と、演出表示制御基板47と、音声・ランプ制御基板48が装着されている。
サブ統括制御基板46は、主制御基板45が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、演出表示制御基板47、及び音声・ランプ制御基板48を統括的に制御する。演出表示制御基板47は、主制御基板45とサブ統括制御基板46が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、演出表示装置28の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。また、音声・ランプ制御基板48は、主制御基板45とサブ統括制御基板46が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、各種ランプ部17〜19,27bの発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)及びスピーカ20,21,25の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
以下、主制御基板45、サブ統括制御基板46、及び演出表示制御基板47について、その具体的な構成を説明する。
主制御基板45には、制御動作を所定の手順で実行することができる主制御用CPU45aと、主制御用CPU45aの制御プログラムを格納する主制御用ROM45bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM45cが設けられている。主制御用CPU45aには、主制御用ROM45bと主制御用RAM45cが接続されている。また、主制御用CPU45aには、上始動入賞口33に入球した遊技球を検知する上始動口スイッチSW1と、下始動入賞口34に入球した遊技球を検知する下始動口スイッチSW2が接続されている。また、主制御用CPU45aには、大入賞口41に入球した遊技球を検知するカウントスイッチSW3と、普通図柄作動ゲート42を通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチSW4が接続されている。また、主制御用CPU45aには、図柄表示基板49を介して、特別図柄表示装置30と、普通図柄表示装置31と、保留記憶表示装置32とが接続されている。図柄表示基板49は、特別図柄表示装置30、普通図柄表示装置31、及び保留記憶表示装置32と対応する位置にそれぞれ装着されている。そして、図柄表示基板49は、主制御基板45が出力する制御信号を入力し、特別図柄表示装置30、普通図柄表示装置31及び保留記憶表示装置32の表示内容を制御する。
主制御用CPU45aは、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数や変動パターン振分用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を主制御用RAM45cの設定領域に記憶(設定)することで更新前の値を書き換えており、乱数更新処理(乱数生成処理)を実行する。大当り判定用乱数は、大当りとするか否かの大当り抽選(大当り判定)で用いる乱数である。大当り図柄用乱数は、大当りとする場合に特別図柄表示装置30に確定停止表示させる特別図柄としての大当り図柄を決定する際に用いる乱数である。変動パターン振分用乱数は、図柄変動ゲームの変動時間と演出内容(大当り演出、はずれ演出など)を決定する際に用いる乱数である。また、本実施形態の主制御用CPU45aはタイマ機能を搭載しており、所定のタイミング(例えば、図柄変動ゲームを開始するタイミング)で時間を計測する。
主制御用ROM45bには、前記制御プログラムに加え、複数種類の変動パターンと各種判定値(大当り判定値など)が記憶されている。変動パターンは、演出表示装置28及び特別図柄表示装置30において図柄の変動開始による図柄変動ゲームが開始してから、演出表示装置28及び特別図柄表示装置30において図柄が確定停止表示されて図柄変動ゲームが終了するまでの変動時間と演出内容を特定するためのパターンである。すなわち、変動パターンの決定により、演出表示装置28及び特別図柄表示装置30で行われる図柄変動ゲームの演出態様が決定される。
そして、変動パターンに基づき特別図柄表示装置30では、特別図柄の変動が開始してから、変動パターンに定める変動時間の経過時に変動が停止し、大当り図柄又ははずれ図柄が確定停止表示される図柄変動ゲームが実行される。一方、変動パターンに基づき演出表示装置28では、飾り図柄の変動が開始してから、変動パターンで特定される演出内容で各種遊技演出が行われるとともに変動パターンに定める変動時間の経過時に変動が停止し、大当り図柄又ははずれ図柄を確定停止表示させる図柄変動ゲームが実行される。そして、変動パターンは、大当り演出用、はずれリーチ演出用及びはずれ演出用からなる演出内容毎に分類されている。
大当り演出では、演出表示装置28において図柄変動ゲームがリーチ演出を経て最終的に大当り図柄(飾り図柄)を確定停止表示させるように展開されるとともに、特別図柄表示装置30において図柄変動ゲームが大当り図柄(特別図柄)を確定停止表示させるように展開される。はずれリーチ演出は、演出表示装置28において図柄変動ゲームがリーチ演出を経て最終的にはずれ図柄(飾り図柄)を確定停止表示させるように展開されるとともに、特別図柄表示装置30において図柄変動ゲームがはずれ図柄(特別図柄)を確定停止表示させるように展開される。はずれ演出は、演出表示装置28において図柄変動ゲームがリーチ演出を経ることなく最終的にはずれ図柄(飾り図柄)を確定停止表示させるように展開されるとともに、特別図柄表示装置30において図柄変動ゲームがはずれ図柄(特別図柄)を確定停止表示させるように展開される。なお、特別図柄表示装置30では、図柄変動ゲームが開始されると、リーチ演出を行うことなく、変動時間の経過時まで図柄の変動が継続される。
大当り判定値は、大当り判定で用いる判定値であり、大当り判定用乱数の取り得る数値の中から定められている。さらに、大当り判定値は、遊技状態が非確変状態(低確率抽選状態)の時の大当り抽選で用いる低確率用の大当り判定値と、遊技状態が確変状態(高確率抽選状態)の時の大当り抽選で用いる高確率用の大当り判定値とがある。例えば、大当り判定用乱数の取り得る数値を「0(零)」〜「999」までの全1000通りの整数に設定し、その値の中から、低確率用の大当り判定値として3個の値を設定した場合、非確変状態時に大当り判定が肯定判定される割合、すなわち、大当り抽選の当選確率は1000分の3となる。また、高確率用の大当り判定値として30個の値を設定した場合、確変状態時に大当り判定が肯定判定される割合、すなわち、大当り抽選の当選確率は1000分の30(100分の3)となる。
また、図5には本実施形態のパチンコ遊技機10において主制御用ROM45bに記憶されている複数の変動パターンが示されている。
変動パターンP1は、リーチ演出を経てはずれとなるはずれリーチ演出用の変動パターンである。変動パターンP2は、変動パターンP1のリーチ演出とは前半部分が同一であって後半部分が異なるリーチ演出を経て大当りとなる大当り演出用の変動パターンである。変動パターンP3は、リーチ演出を経ずにはずれとなるはずれ演出用の変動パターンである。なお、本実施形態のリーチ演出では、画像表示部GHに今にも大砲が発射されそうな状態の大砲台が表示され、所定時間の経過後に大砲が発射されるようになっている。
次に、サブ統括制御基板46について説明する。
サブ統括制御基板46には、制御動作を所定の手順で実行することができる統括制御用CPU46aと、統括制御用CPU46aの制御プログラムを格納する統括制御用ROM46bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる統括制御用RAM46cが設けられている。統括制御用CPU46aには、統括制御用ROM46bと統括制御用RAM46cが接続されている。また、統括制御用CPU46aには、演出用操作ボタン36が接続されており、該演出用操作ボタン36からの操作信号を入力するようになっている。操作信号は、演出用操作ボタン36を操作する毎に該演出用操作ボタン36が出力する信号である。そして、統括制御用CPU46aはタイマ機能を搭載しており、所定のタイミング(例えば、図柄変動ゲームを開始するタイミング)で時間を計測する。
次に、演出表示制御基板47について説明する。
演出表示制御基板47には、制御動作を所定の手順で実行することができる表示制御用CPU47aと、表示制御用CPU47aの制御プログラムを格納する表示制御用ROM47bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる表示制御用RAM47cが設けられている。表示制御用CPU47aには、演出表示装置28(画像表示部GH)が接続されている。また、本実施形態の表示制御用CPU47aはタイマ機能を搭載しており、所定のタイミング(例えば、図柄変動ゲームを開始するタイミング)で時間を計測する。表示制御用ROM47bには、各種の画像データ(図柄、背景、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。
以下、主制御基板45、サブ統括制御基板46、及び演出表示制御基板47が実行する制御内容を説明する。
主制御基板45の主制御用CPU45aは、上始動入賞口33又は下始動入賞口34へ遊技球が入球し、該遊技球を検知した始動口スイッチSW1,SW2が出力する検知信号を入力すると、主制御用RAM45cに記憶されている始動保留球の記憶数が上限数(本実施形態では4)未満であるか否かの保留判定を行う。保留判定の判定結果が肯定(始動保留球の記憶数<4)の場合、主制御用CPU45aは、始動保留球の記憶数を1加算(+1)し、前記記憶数を書き換える。主制御用CPU45aは、特別図柄用の保留記憶数を書き換えた後、該書き換えた後の保留記憶数を表示するために保留記憶表示装置32の表示内容を制御する。また、主制御用CPU45aは、保留判定を肯定判定している場合、大当り判定用乱数の値と大当り図柄用乱数の値を主制御用RAM45cから取得し、その取得した大当り判定用乱数の値と大当り図柄用乱数の値を始動保留球の記憶数に対応付けて主制御用RAM45cの所定の記憶領域に格納する。なお、主制御用CPU45aは、保留判定の判定結果が否定(始動保留球の記憶数=4)の場合、上限数を超える始動保留球の記憶数の書き換えを行わないとともに、大当り判定用乱数の値と大当り図柄用乱数の値を取得しない。
そして、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームの開始直前に、主制御用RAM45cの所定の記憶領域に格納した大当り判定用乱数の値を読み出し、その読み出した大当り判定用乱数の値と主制御用ROM45bに記憶されている大当り判定値とを比較し、大当りか否かの大当り判定を行う。なお、大当り判定において主制御用CPU45aは、遊技状態が通常状態である場合には、低確率用の大当り判定値と大当り判定用乱数の値を比較し、遊技状態が確変状態である場合には、高確率用の大当り判定値と大当り判定用乱数の値を比較する。
大当り判定の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが一致)の場合、主制御用CPU45aは、大当りを決定する。大当りを決定した主制御用CPU45aは、大当り図柄用乱数の値をもとに、特別図柄表示装置30で行われる図柄変動ゲームで確定停止表示させる大当り図柄(特別図柄)を決定する。特別図柄の大当り図柄は、確変大当りとなる特別図柄と非確変大当りとなる特別図柄に分類されている。本実施形態では、奇数の特別図柄が確変大当りとなる特別図柄に設定されている一方、偶数の特別図柄が非確変大当りとなる特別図柄に設定されている。これにより、主制御用CPU45aが確変大当りであるか否かを判定することとなる。また、大当りを決定した主制御用CPU45aは、変動パターン振分用乱数の値を主制御用RAM45cから取得し、該値に対応する変動パターンを大当り演出用の変動パターンの中から選択して決定する。
一方、主制御用CPU45aは、大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが不一致)の場合、はずれ(はずれリーチも含む)を決定する。そして、はずれを決定した主制御用CPU45aは、特別図柄表示装置30に確定停止表示させる特別図柄としてはずれ図柄を決定するとともに、変動パターン振分用乱数の値を主制御用RAM45cから取得し、該値に対応する変動パターンをはずれ演出(はずれリーチ演出も含む)用の変動パターンの中から選択して決定する。
特別図柄及び変動パターンを決定した主制御用CPU45aは、所定の制御コマンドを所定のタイミングでサブ統括制御基板46(統括制御用CPU46a)に出力する。具体的に言えば、主制御用CPU45aは、変動パターンを指示するとともに図柄変動ゲームの開始を指示する変動パターン指定コマンドを最初に出力する。次に、主制御用CPU45aは、特別図柄を指示する特別図柄用の停止図柄指定コマンドを出力する。そして、主制御用CPU45aは、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に、図柄変動ゲームの終了(図柄の確定停止)を指示する図柄停止コマンドを出力する。
また、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームの開始時に始動保留球の記憶数を1減算(−1)し、始動保留球の記憶数を書き換える。そして、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームの開始に伴って特別図柄表示装置30の表示内容を制御する。すなわち、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームの開始により特別図柄の変動を開始させ、決定した変動パターンに定められている変動時間の経過時に決定した特別図柄(大当り図柄又ははずれ図柄)を確定停止表示させる。本実施形態では、主制御基板45(主制御用CPU45a)が、大当り判定用乱数の値を取得する乱数取得手段に相当する。また、主制御基板45(主制御用CPU45a)が、大当りとするか否かを判定する大当り判定手段に相当する。また、主制御基板45(主制御用CPU45a)は、変動パターンを決定する変動パターン決定手段に相当する。
次に、主制御用CPU45aが実行する制御内容として、大当り遊技時の制御内容を説明する。
主制御用CPU45aは、大当り遊技の開始時にオープニングコマンドを出力するとともに、各ラウンド遊技の開始時にラウンドコマンドを出力し、さらに大当り遊技の終了時にエンディングコマンドを出力する。オープニングコマンドはオープニングの開始を指示し、ラウンドコマンドはラウンド遊技の開始を指示し、エンディングコマンドはエンディングの開始を指示する。
また、大当り遊技を終了させた主制御用CPU45aは、大当り遊技終了後に確変状態を付与するか否かの確変判定(状態移行判定)の判定結果に基づき、前記判定結果が肯定の場合には確変状態を付与し、前記判定結果が否定の場合には確変状態を付与しない。そして、主制御用CPU45aは、大当り遊技の終了後、遊技状態を確変状態とする場合には高確率指定コマンドを出力する一方で、大当り遊技の終了後、時短状態とする場合には時短作動コマンドを出力する。また、確変状態の付与を決定した主制御用CPU45aは、予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了後、又は前記回数に達する前に大当りに当選すると低確率指定コマンドを出力して確変状態を終了させる。一方、時短状態の付与を決定した主制御用CPU45aは、時短中に大当りに当選しなかった場合には、予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了後、時短停止コマンドを出力して時短状態を終了させる。本実施形態では、主制御基板45(主制御用CPU45a)が、確変状態を付与するか否かを判定する確変判定手段に相当する。また、主制御基板45(主制御用CPU45a)が、確変判定手段の判定結果が肯定の場合に確変状態を付与する確変付与手段に相当する。
次に、サブ統括制御基板46について説明する。
サブ統括制御基板46の統括制御用CPU46aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、その変動パターン指定コマンドを演出表示制御基板47、及び音声・ランプ制御基板48に出力する。また、統括制御用CPU46aは、特別図柄用の停止図柄指定コマンドを入力すると、その停止図柄指定コマンドに対応する特別図柄の停止図柄指定に応じて演出表示装置28に停止表示させる図柄組み合わせを構成する飾り図柄を決定する。また、統括制御用CPU46aは、特別図柄用の停止図柄指定コマンドを入力した際、特別図柄の停止図柄指定として大当り図柄が指定されている場合には、その指定された特別図柄の大当り図柄を統括制御用RAM46cに記憶する。このとき、統括制御用CPU46aは、特別図柄の停止図柄指定が確変大当りとなる特別図柄の場合には確変大当りを認識し得る飾り図柄の大当り図柄を決定し、特別図柄の停止図柄指定が非確変大当りとなる特別図柄の場合には非確変大当りを認識し得る飾り図柄の大当り図柄を決定する。そして、飾り図柄を決定した統括制御用CPU46aは、飾り図柄を指示する飾り図柄用の停止図柄指定コマンドを演出表示制御基板47に出力する。また、統括制御用CPU46aは、図柄停止コマンドを入力すると、該コマンドを演出表示制御基板47、及び音声・ランプ制御基板48に出力する。
また、統括制御用CPU46aは、主制御基板45からオープニングコマンド、ラウンドコマンド及びエンディングコマンドを入力すると、それぞれのコマンドに対応した演出指示コマンドを、演出表示制御基板47及び音声・ランプ制御基板48にそれぞれ出力する。また、統括制御用CPU46aは、高確率指定コマンドを入力すると確変状態が付与されたことを示す情報(フラグなど)を統括制御用RAM46cに設定する一方で、低確率指定コマンドを入力すると確変状態が終了したことを示す情報を統括制御用RAM46cに設定する。また、統括制御用CPU46aは、時短作動コマンドを入力すると時短状態が付与されたことを示す情報を統括制御用RAM46cに設定する一方で、時短停止コマンドを入力すると時短状態が終了したことを示す情報を統括制御用RAM46cに設定する。また、統括制御用CPU46aは、これらのコマンドを入力すると、それぞれのコマンドを演出表示制御基板47及び音声・ランプ制御基板48に出力する。
また、統括制御用CPU46aは、演出用操作ボタン36と接続されており、当該演出用操作ボタン36から操作信号を入力することにより、演出用操作ボタン36が押下操作されたことを検知するようになっている。そして、演出用操作ボタン36の押下操作を検知した統括制御用CPU46aは、ボタン操作されたことを示すボタン操作コマンドを演出表示制御基板47及び音声・ランプ制御基板48にそれぞれ出力する。
次に、演出表示制御基板47について説明する。
演出表示制御基板47の表示制御用CPU47aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、該コマンドに指示される変動パターンに対応する演出内容を選択し、該演出内容で図柄変動ゲームを実行させるように画像表示部GHの表示内容を制御する。このとき、表示制御用CPU47aは、選択した演出内容をもとに表示制御用ROM47bの画像データを用いて前記演出内容に沿った画像を表示するための表示用データを生成する。
そして、表示制御用CPU47aは、図柄変動ゲームの開始に伴って該ゲームの開始からの経過時間を計時し、その計時した時間と表示用データをもとに画像表示部GHに映し出す画像を所定の制御周期毎(例えば、4ms毎)に切り替える。そして、表示制御用CPU47aは、図柄変動ゲーム中に図柄停止コマンドを入力すると、飾り図柄用の停止図柄指定コマンドで指示された図柄を画像表示部GHに確定停止表示させるように画像表示部GHの表示内容を制御し、図柄変動ゲームを終了させる。
また、表示制御用CPU47aは、大当り遊技が付与されている場合、サブ統括制御基板46が出力する演出指示コマンドをもとに、オープニング演出、各ラウンド演出及びエンディング演出を実行させる。このとき、表示制御用CPU47aは、表示制御用ROM47bの画像データを用いて各演出の演出内容に沿った画像を表示するための表示用データを生成する。そして、表示制御用CPU47aは、生成した表示用データをもとに画像表示部GHに映し出す画像を所定の制御周期毎(例えば、4ms毎)に切り替える。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、図柄変動ゲーム中に大当り予告としてのボタン表示演出が行われるようになっており、サブ統括制御基板46(統括制御用CPU46a)が大当り予告を実行させるか否かを決定するようになっている。大当り予告は、大当りとなる可能性があることを予め遊技者に告げるための演出(大当りの可能性を示唆する示唆演出)である。本実施形態では、図4に示すように、画像表示部GHに演出用操作ボタン36の操作を促す画像として、大ボタン又は小ボタンを登場(表示)させて大当り予告を行うようになっている。なお、図4(a)は、画像表示部GHの表示領域に「大ボタン」が表示された画像を示しており、図4(b)は、画像表示部GHの表示領域に「小ボタン」が表示された画像を示している。前述したように、変動パターンP1,P2で特定されるリーチ演出では画像表示部GHに大砲台が表示されるため、大砲台の表示に加えて大ボタン又は小ボタンが表示されると、遊技者は演出用操作ボタン36の操作が促されることになる。そして、遊技者が演出用操作ボタン36を操作した場合、該ボタンの操作によって自らの意思で大砲を発射させたような感覚を味わうことができる。
本実施形態では、「大ボタン」は「小ボタン」よりも大当り遊技状態が付与される割合を示す大当り信頼度が高い演出として位置付けられており、通常は「大ボタン」は「小ボタン」よりも表示される割合が低くなっている一方で、所定期間中は「大ボタン」又は「小ボタン」の表示される割合が変化するようになっている。なお、所定期間中とは、電源投入後最初の確変状態のことであり、その期間は電源投入後最初に確変状態が付与されてから予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了後、又は前記回数に達する前に大当りに当選し、確変状態が終了する迄である。
以下、サブ統括制御基板46が大当り予告としてのボタン表示演出を実行するために実行する制御内容について説明する。
サブ統括制御基板46の統括制御用CPU46aは、確変大当りに当選して付与される確変状態の中から電源投入後最初の確変状態を判別するとともに、該確変状態が開始してから終了するタイミングを判定するために2種類の条件フラグ(条件フラグ1,2)を遊技状態に応じて統括制御用RAM46cに設定し、現在の遊技状態を判定する。
なお、第1のフラグとしての条件フラグ1は、主制御用CPU45aから高確率指定コマンドが入力されると統括制御用CPU46aによって統括制御用RAM46cに設定されるフラグである。一方、第2のフラグとしての条件フラグ2は、主制御用CPU45aから低確率指定コマンド及びオープニングコマンドのいずれか一方を入力すると統括制御用CPU46aによって統括制御用RAM46cに設定されるフラグである。
次に、統括制御用CPU46aが実行する条件フラグ処理について図6にしたがって説明する。
条件フラグ処理において統括制御用CPU46aは、条件フラグ1,2をクリアする条件フラグクリア処理を行い(ステップS1)、次に、条件フラグ1を設定する条件フラグ1設定処理を行い(ステップS2)、続いて条件フラグ2を設定する条件フラグ2設定処理を行う(ステップS3)。統括制御用CPU46aは、所定の制御周期毎(4ms毎)にステップS1に移行し、条件フラグ処理を繰り返す。
次に、条件フラグ処理にて実行される処理について図7〜図9にしたがってさらに詳しく説明する。なお、図7〜図9では、統括制御用RAM46cにフラグを設定することを「ON」とし、統括制御用RAM46cに設定されているフラグをクリアすることを「OFF」と示している。
図7に示す条件フラグクリア処理において統括制御用CPU46aは、まず、パチンコ遊技機10が電源OFF状態であるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定結果が否定(電源ON)の場合、統括制御用CPU46aは、条件フラグクリア処理を終了する。一方、ステップS10の判定結果が肯定(電源OFF)の場合、統括制御用CPU46aは、図柄変動停止中であるか、又はデモ中であるか否かを判定する(ステップS11)。なお、デモ中とは、パチンコ遊技機10で図柄変動ゲームが行われていないときに行われるデモ演出の実行中を示す。
ステップS11の判定結果が肯定(図柄変動停止又はデモ中)の場合、つまり、該パチンコ遊技機10で遊技者が遊技を行っていない場合は、統括制御用CPU46aは条件フラグ1,2をクリアし(ステップS12)、条件フラグクリア処理を終了する。一方、ステップS11の判定結果が否定(図柄変動中)の場合、統括制御用CPU46aは条件フラグ1,2をクリアすることなく、条件フラグクリア処理を終了する。
つまり、統括制御用CPU46aは、電源断時において、電源供給が遮断される直前に該パチンコ遊技機10で遊技者が遊技を行っている場合以外は統括制御用RAM46cに設定されている条件フラグ1,2をクリアするので、電源投入直後は条件フラグ1,2共にOFF状態となる。
次に、条件フラグ処理にて実行される条件フラグ1設定処理について図8にしたがって説明する。
図8の条件フラグ1設定処理において統括制御用CPU46aは、条件フラグ1が統括制御用RAM46cに設定されているか否かを判定する(ステップS20)。ステップS20の判定結果が肯定(条件フラグ1がON)の場合、統括制御用CPU46aは、統括制御用RAM46cに条件フラグ1を設定することなく条件フラグ1設定処理を終了する。一方、ステップS20の判定結果が否定(条件フラグ1がOFF)の場合、統括制御用CPU46aは、高確率指定コマンドを入力したか否かを判定する(ステップS21)。そして、ステップS21の判定結果が肯定(高確率指定コマンドを入力した)の場合、統括制御用CPU46aは条件フラグ1のみを統括制御用RAM46cに設定し(ステップS22)、条件フラグ1設定処理を終了する。一方、ステップS21の判定結果が否定(高確率指定コマンドを入力していない)の場合、統括制御用CPU46aは、統括制御用RAM46cに条件フラグ1を設定することなく条件フラグ1設定処理を終了する。
次に、条件フラグ処理にて実行される条件フラグ2設定処理について図9にしたがって説明する。
図9に示す条件フラグ2設定処理において統括制御用CPU46aは、大当り遊技実行中ではないか否かを判定する(ステップS30)。ステップS30の判定結果が否定(大当り遊技実行中)の場合、統括制御用CPU46aは、条件フラグ2設定処理を終了する。一方、ステップS30の判定結果が肯定(大当り遊技実行中ではない)の場合、統括制御用CPU46aは、条件フラグ1が統括制御用RAM46cに設定されているか否かを判定する(ステップS31)。なお、確変状態は大当り遊技終了時に付与されるため、大当り遊技実行中は確変状態ではない。
そして、ステップS31の判定結果が肯定(条件フラグ1がON)の場合、統括制御用CPU46aは、条件フラグ2が統括制御用RAM46cに設定されているか否か判定する(ステップS32)。ステップS32の判定が否定(条件フラグ2がOFF)の場合、統括制御用CPU46aは、低確率指定コマンドを入力したか否かを判定する(ステップS33)。ステップS33の判定結果が肯定(低確率指定コマンドを入力した)の場合、統括制御用CPU46aは、統括制御用RAM46cに条件フラグ2を設定し(ステップS34)、条件フラグ2設定処理を終了する。一方、ステップS33の判定結果が否定(低確率指定コマンドを入力していない)の場合、統括制御用CPU46aは、オープニングコマンドを入力したか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35の判定結果が肯定(オープニングコマンドを入力した)の場合、統括制御用CPU46aは、ステップS34に移行して、統括制御用RAM46cに条件フラグ2を設定し、条件フラグ2設定処理を終了する。
なお、ステップS31の判定結果が否定(条件フラグ1がOFF)の場合、ステップS32の判定結果が肯定(条件フラグ2がON)の場合、及びステップS35の判定結果が否定(オープニングコマンドを入力していない)の場合、統括制御用CPU46aは、統括制御用RAM46cに条件フラグ2を設定することなく条件フラグ2設定処理を終了する。
前述したように、電源投入後最初の確変状態の開始条件は、電源投入後最初の確変大当りへの当選によって高確率指定コマンドが出力されることである。そして、電源投入後最初の確変状態の終了条件は、予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了によって低確率指定コマンドが出力されること、又は前記回数に達する前に大当りに当選し、オープニングコマンドが出力されることである。
また、統括制御用CPU46aは、遊技中でなければ条件フラグクリア処理にて条件フラグ1,2をクリアするので、電源投入直後は条件フラグ1,2ともにOFF状態となる。そして、統括制御用CPU46aは、電源投入後最初の確変大当りで高確率指定コマンドを入力すると、条件フラグ1のみを統括制御用RAM46cに設定する。電源投入直後は条件フラグ1,2ともにOFF状態であるため、条件フラグ1のみが設定されるという状態は、電源投入後最初の確変状態ということになる。したがって、統括制御用CPU46aは、条件フラグ1のみが統括制御用RAM46cに設定されている場合に、電源投入後最初の確変状態が開始されたことを認識することができる。
その後、統括制御用CPU46aが、予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了によって低確率指定コマンドを入力すると、条件フラグ2を統括制御用RAM46cに設定する。また、統括制御用CPU46aが、前記回数に達する前に大当りに当選したことによってオープニングコマンドを入力した場合であっても、条件フラグ2を統括制御用RAM46cに設定する。これにより、統括制御用CPU46aは電源投入後最初の確変状態が終了したことを認識することができる。
したがって、統括制御用CPU46aは、たとえ、確変大当りに当選したとしても、当該確変状態が電源投入後最初の確変状態ではなければ、当該確変大当りへの当選によって出力されるオープニングコマンドの入力による条件フラグ1,2の設定態様より、当該確変状態は電源投入後最初の確変状態ではないと認識することができる。
本実施形態では、サブ統括制御基板46(統括制御用CPU46a)が電源投入後最初の確変状態であるか否かを判定する出現率向上判定手段に相当する。また、統括制御用RAM46cは、フラグ記憶手段に相当する。
次に、統括制御用CPU46aが条件フラグを使用し、どのようにしてボタン表示演出の実行に係る演出パターンを決定するのかを説明する。以下、電源投入後最初の確変状態を特別状態と示し、電源投入後最初の確変状態ではない状態を非特別状態と示す場合もある。
統括制御用CPU46aは、変動パターン指定コマンドの入力時に統括制御用RAM46cに設定された条件フラグ1,2の設定態様を判定する。このとき、条件フラグ1,2がともにOFFの場合又はともにONの場合には、現在の遊技状態が非特別状態であることを認識し、統括制御用ROM46bに記憶された演出テーブルTA,TB(図5参照)の中から演出テーブルTAを選択、決定し、当該演出テーブルTAを参照して、小ボタン表示演出又は大ボタン表示演出のいずれかを決定する。
なお、図5(a),(b)に示す演出テーブルTA,TBには、変動パターンP1,P2にパターン選択用乱数の値が所定個数ずつ振分けられており、その乱数値の振分けによって各ボタン表示演出の実行に係る各演出パターンの選択割合が設定されている。統括制御用CPU46aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、パターン選択用乱数及び演出テーブルに基づいてボタン表示演出制御を行う。パターン選択用乱数とは、統括制御用CPU46aが所定の周期毎に更新する乱数であって、更新後の値は統括制御用RAM46cの設定領域に記憶(設定)される。本実施形態では、パターン選択用乱数の取り得る数値を0〜99までの全100通りの整数としている。
前述したように、図5(a)に示す演出テーブルTAは、統括制御用RAM46cおいて条件フラグ1,2がともにOFFの場合、又はともにONの場合に参照される。なお、非特別状態時に主制御用CPU45aによって変動パターンP1〜P3が選択される確率(変動パターン選択率)は、大当り抽選の当選確率が1000分の3であるため、それぞれ、10%,0.3%,89.7%となるように設定されている。そして、非特別状態において変動パターンP1が選択、決定された場合に小ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、99/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている一方で、大ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、1/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている。
また、非特別状態において変動パターンP2が選択、決定された場合に小ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、90/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている一方で、大ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、10/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている。つまり、非特別状態では、大ボタン表示演出は、はずれリーチ演出用の変動パターンP1が選択された場合よりも大当り演出用の変動パターンP2が選択された場合に選択される割合が高くなっている。なお、はずれ演出用の変動パターンP3には、パターン選択用乱数の値が振分けられていない。
したがって、非特別状態時において演出テーブルTAが参照された場合におけるはずれ時の大ボタン表示演出の出現率は、10(%)×1/100=0.1(%)となる。また、非特別状態時において演出テーブルTAが参照された場合における大当り時の大ボタン表示演出の出現率は、0.3(%)×10/100=0.03(%)となる。そして、非特別状態時に大ボタン表示演出が実行されて大当りとなる確率(大ボタン表示演出の大当り信頼度)は、その演出が大当り及びはずれとなる図柄変動ゲームで出現する全体の割合と大当りとなる図柄変動ゲームで出現する割合とから算出される。つまり、0.03(%)/(0.1(%)+0.03(%))×100≒23(%)となる。
また、変動パターン指定コマンドの入力時に条件フラグの設定態様から非特別状態であることを認識し、演出テーブルTAを参照してボタン表示演出の実行を決定した統括制御用CPU46aは、以下の処理を行う。即ち、統括制御用CPU46aは、各ボタン表示演出の実行に係る各演出パターンを指示する演出パターン指定コマンドを、演出表示制御基板47及び音声・ランプ制御基板48にそれぞれ出力する。
また、統括制御用CPU46aは、変動パターン指定コマンドの入力時に統括制御用RAM46cに設定された条件フラグ1,2の設定態様を判定する。このとき、条件フラグ1のみが設定されている場合には、現在の遊技状態が特別状態であることを認識し、統括制御用ROM46bに記憶された演出テーブルTA,TB(図5参照)の中から演出テーブルTBを選択、決定し、当該演出テーブルTBを参照して、小ボタン表示演出又は大ボタン表示演出のいずれかを決定する。
前述したように、図5(b)に示す演出テーブルTBは、統括制御用RAM46cに条件フラグ1のみが設定されているときに参照される。なお、特別状態時に主制御用CPU45aによって変動パターンP1〜P3が選択される確率(変動パターン選択率)は、大当り抽選の当選確率が通常時の10倍の1000分の30(100分の3)であるため、それぞれ、10%,3%,87%となる。つまり、特別状態中は確変状態が付与されている状態でもあるため、大当り演出用の変動パターンP2の選択率が、確変状態が付与されていない通常状態に比べて高くなるように設定されている。そして、特別状態において変動パターンP1が選択、決定された場合に小ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、前述した非特別状態と同一の99/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている一方で、大ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、1/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている。
また、特別状態において変動パターンP2が選択、決定された場合に小ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、5/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている一方で、大ボタン表示演出が選択される割合(選択率)は、95/100となるようにパターン選択用乱数の値が振分けられている。つまり、特別状態中では、大ボタン表示演出は、変動パターンP1が決定された場合よりも変動パターンP2が決定された場合に選択される割合が高くなっている。それとともに、特別状態時における変動パターンP2が決定された場合の大ボタン表示演出の選択率は、非特別状態時における変動パターンP2が決定された場合の大ボタン表示演出の選択率よりもはるかに高くなるように設定されている。なお、変動パターンP3には、パターン選択用乱数の値が振分けられていない。
したがって、特別状態時において演出テーブルTBが参照された場合におけるはずれ時の大ボタン表示演出の出現率は、10(%)×1/100=0.1(%)となる。また、特別状態時において演出テーブルTBが参照された場合における大当り時の大ボタン表示演出の出現率は、3(%)×95/100=2.85(%)となる。そして、特別状態時に大ボタン表示演出が実行されて大当りとなる確率(大ボタン表示演出の大当り信頼度)は、2.85(%)/(0.1(%)+2.85(%))×100≒97(%)となる。
また、変動パターン指定コマンドの入力時に条件フラグの設定態様から特別状態であることを認識し、演出テーブルTBを参照してボタン表示演出の実行を決定した統括制御用CPU46aは、各ボタン表示演出の実行に係る各演出パターンを指示する演出パターン指定コマンドを、演出表示制御基板47及び音声・ランプ制御基板48にそれぞれ出力する。
また、表示制御用CPU47aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、図柄変動ゲームと共に、演出パターン指定コマンドにより指定された演出パターンでボタン表示演出(大ボタン表示演出又は小ボタン表示演出)を実行させるように画像表示部GHの表示内容を制御する。具体的には、大ボタン表示演出の実行を指示する演出パターン指定コマンドを入力した場合、表示制御用CPU47aは、大ボタンを表示させるように画像表示部GHの表示内容を制御する。一方、小ボタン表示演出の実行を指示する演出パターン指定コマンドを入力した場合、表示制御用CPU47aは、小ボタンを表示させるように画像表示部GHの表示内容を制御する。
このように、本実施形態では、特別状態であるか否かによって大当り時における大ボタン表示演出の選択率が異なるように設定されている。具体的には、特別状態時及び非特別状態時において変動パターンP1に対するボタン表示演出の振分けを変えず、特別状態時のみ、変動パターンP2に対する大ボタン表示演出の振分けを非特別状態時における振分けよりも多くなるように設定されている。確変状態中は、通常状態よりも大当りに当選しやすいので、特別状態中におけるボタン表示演出の振分けを前述したように設定したことで、結果的に大ボタン表示演出の選択率及び大当り信頼度が高くなる。このことにより、電源投入後最初の確変状態という比較的早い段階にて、遊技者に大ボタン表示演出が大当り信頼度の高い演出であるということを理解させることができる。
本実施形態では、特別状態において大ボタン表示演出の出現率が向上するので、当該特別状態中が大ボタン表示演出の出現率向上期間となる。また、非特別状態が通常期間となる。また、サブ統括制御基板46(統括制御用CPU46a)が、遊技演出及びボタン表示演出を遊技演出装置に実行させる演出制御手段に相当する。また、統括制御用ROM46bが演出テーブル記憶手段に相当する。また、演出テーブルTAが第2の演出テーブルに相当し、演出テーブルTBが第1の演出テーブルに相当する。また、大ボタン表示演出が特定の示唆演出に相当する。
次に、電源投入後最初の確変状態が付与されるまでの遊技状態の変化を図10にしたがって説明する。
図10(a)は、電源投入後最初の確変状態が付与されるまでの流れと、電源投入後最初の確変状態中に、再度、確変大当りに当選した場合の遊技の流れを示している。
パチンコ遊技機10に電源を投入した直後は、条件フラグ1,2は共に統括制御用RAM46cに設定されていない状態である(時点a1)。主制御用CPU45aは、上始動入賞口33又は下始動入賞口34での遊技球の入球を検知すると大当り判定を行う。このとき、確変大当りに当選するものとして説明する。前記大当り判定が肯定判定され、確変大当りに当選すると、大当り図柄が決定されるとともに大当り演出用の変動パターン(本実施形態では変動パターンP2)が選択、決定される。そして、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームを開始させ(時点a2)、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に図柄変動ゲームを終了させる(時点a3)。また、条件フラグ1,2は共に統括制御用RAM46cに設定されていない状態であるため、統括制御用CPU46aは、演出テーブルTAを参照してボタン表示演出の実行に係る演出パターン指定コマンドを演出表示制御基板47に出力し、ボタン表示演出を実行させる。その後、主制御用CPU45aは、大当り遊技を開始させ、大当り遊技の終了時にエンディングコマンドをサブ統括制御基板46に出力し、大当り遊技を終了させる(時点a4)。
また、主制御用CPU45aは確変大当りに当選したことに基づき、大当り遊技終了後に高確率指定コマンドをサブ統括制御基板46に出力し、確変状態を付与する(時点a4)。高確率指定コマンドを入力した統括制御用CPU46aは、当該コマンドの入力によって条件フラグ1のみを統括制御用RAM46cに設定することにより、現在の遊技状態が電源投入後最初の確変状態、つまり、特別状態であると判定する。特別状態中は条件フラグ1のみが統括制御用RAM46cに設定されている状態であるため、図柄変動ゲームが行われる際、統括制御用CPU46aは、演出テーブルTBを参照してボタン表示演出の実行に係る演出パターン指定コマンドを演出表示制御基板47に出力し、ボタン表示演出を実行させる。
そして、特別状態中において、再度、確変大当りに当選するものとして説明する。前記大当り判定が肯定判定され、再度、確変大当りに当選すると、前述同様に主制御用CPU45aは大当り判定を肯定判定し、大当り図柄を決定するとともに大当り演出用の変動パターンを選択、決定する。そして、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームを開始させ(時点a5)、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に図柄変動ゲームを終了させる(時点a6)。
その後、主制御用CPU45aはオープニングコマンドをサブ統括制御基板46に出力し、大当り遊技を開始させる(時点a6)。オープニングコマンドを入力した統括制御用CPU46aは、当該コマンドの入力によって条件フラグ2を統括制御用RAM46cに設定するので、この時点では統括制御用RAM46cに条件フラグ1,2が設定されていることになる。そして、統括制御用CPU46aは、条件フラグ1,2の設定態様から電源投入後最初の確変状態が終了したことを認識する。その後、主制御用CPU45aは、大当り遊技の終了時にエンディングコマンドをサブ統括制御基板46に出力し、大当り遊技を終了させる(時点a7)。また、主制御用CPU45aは確変大当りに当選したことに基づき、大当り遊技終了後に高確率指定コマンドをサブ統括制御基板46に出力し、確変状態を付与する(時点a7)。時点a7以降で図柄変動ゲームが行われる場合、条件フラグ1,2が共に統括制御用RAM46cに設定されている状態であるため、統括制御用CPU46aは、演出テーブルTAを参照してボタン表示演出の実行に係る演出パターン指定コマンドを演出表示制御基板47に出力し、ボタン表示演出を実行させる。
図10(b)は、非確変大当りに当選後、確変大当りに当選した場合の遊技の流れを示している。
前述の図10(a)同様、パチンコ遊技機10に電源を投入した直後は、条件フラグ1,2は共に統括制御用RAM46cに設定されていない状態である(時点b1)。主制御用CPU45aは、上始動入賞口33又は下始動入賞口34での遊技球の入球を検知すると大当り判定を行う。このとき、非確変大当りに当選するものとして説明する。前記大当り判定が肯定判定され、非確変大当りに当選すると、大当り図柄が決定されるとともに大当り演出用の変動パターンが選択、決定される。そして、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームを開始させ(時点b2)、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に図柄変動ゲームを終了させる(時点b3)。また、条件フラグ1,2は共に統括制御用RAM46cに設定されていない状態であるため、図柄変動ゲームが行われる際、統括制御用CPU46aは、ボタン表示演出の実行に際し、演出テーブルTAを参照する。その後、主制御用CPU45aは、大当り遊技を開始させ、大当り遊技の終了時にエンディングコマンドをサブ統括制御基板46に出力し、大当り遊技を終了させる(時点b4)。
その後、上始動入賞口33又は下始動入賞口34で遊技球が入球検知され、確変大当りに当選するものとして説明する。大当り判定が肯定判定され、確変大当りに当選すると、大当り図柄が決定されるとともに大当り演出用の変動パターンが選択、決定される。そして、主制御用CPU45aは、図柄変動ゲームを開始させ(時点b5)、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に図柄変動ゲームを終了させる(時点b6)。また、条件フラグ1,2は共に統括制御用RAM46cに設定されていない状態であるため、図柄変動ゲームが行われる際、統括制御用CPU46aは、ボタン表示演出の実行に際し、演出テーブルTAを参照する。その後、主制御用CPU45aは、大当り遊技を開始させ、大当り遊技の終了時にエンディングコマンドをサブ統括制御基板46に出力し、大当り遊技を終了させる(時点b7)。
また、主制御用CPU45aは確変大当りに当選したことに基づき、大当り遊技終了後に高確率指定コマンドをサブ統括制御基板46に出力し、確変状態を付与する(時点b7)。時点b7以降で図柄変動ゲームが行われる場合、条件フラグ1のみが統括制御用RAM46cに設定されている状態であるため、統括制御用CPU46aは、ボタン表示演出の実行に際し、演出テーブルTBを参照する。
続いて、予め定めた回数(本実施形態では10回)の図柄変動ゲームが終了する迄に大当りに当選しなかったものとして説明する。この場合、10回目の図柄変動ゲームの終了後、主制御用CPU45aは、低確率指定コマンドを統括制御用CPU46aに出力する(時点b8)。低確率指定コマンドを入力した統括制御用CPU46aは、当該コマンドの入力によって条件フラグ2を統括制御用RAM46cに設定するので、この時点では統括制御用RAM46cに条件フラグ1,2が設定されていることになる。そして、統括制御用CPU46aは、条件フラグ1,2の設定態様から電源投入後最初の確変状態が終了したことを認識する。また、時点b8以降で図柄変動ゲームが行われる場合、条件フラグ1,2が共に統括制御用RAM46cに設定されている状態であるため、統括制御用CPU46aは、ボタン表示演出の実行に際し、演出テーブルTAを参照する。
したがって、たとえ、電源投入後最初に当選した大当りが非確変大当りであっても、その後、確変大当りに当選した場合は、当該確変大当りによって付与される確変状態が、電源投入後最初の確変状態となる。
したがって、本実施形態では以下に示す効果を得ることができる。
(1)主制御用CPU45aが大当り演出用の変動パターンP2を選択、決定し、かつ、統括制御用CPU46aによって特別状態であると判定された場合には、大ボタン表示演出の選択率が、非特別状態における選択率よりも高くなるように設定した。それとともに、主制御用CPU45aがはずれリーチ演出用の変動パターンP1を選択、決定し、かつ、統括制御用CPU46aによって特別状態であると判定された場合には、大ボタン表示演出の選択率を非特別状態における選択率と同等になるように設定した。このことにより、特別状態における大ボタン表示演出の大当り信頼度及び選択率を向上させることができるので、遊技者に当該大ボタン表示演出が大当り信頼度の高い演出であるということを理解させることができる。また、特別状態において大当りに当選した場合に、非特別状態のときより大ボタン表示演出の選択率が高くなるように設定している。このことにより、電源投入時である遊技店の開店時から遊技を行う遊技者に対して、大ボタン表示演出の選択率の高さ及び信頼度の高さを認識させるという特典を与えることができ、開店時から遊技者に遊技を実行させる意欲を持たせることができる。
(2)非特別状態中は、大当り当選時であっても大ボタン表示演出の選択率が低くなるように設定した。つまり、遊技者は、非特別状態中に大当り抽選に当選しても、大ボタン表示演出は大当り信頼度の高い演出であるのか否かを認識しにくかったが、特別状態中に大当り抽選に当選した場合には、大ボタン表示演出の選択率が高くなるように設定したので、次回からの当該大ボタン表示演出の出現時には遊技者は大当りを想起しやすくなる。
(3)統括制御用CPU46aは、特別状態であるか否かの判定を、条件フラグ1及び条件フラグ2という2種類のフラグの設定態様にて判定するようにした。本実施形態では、確変大当りに複数回当選し得るため、それに伴って確変状態も複数回付与されるが、統括制御用CPU46aは、条件フラグ1のみが統括制御用RAM46cに設定されている場合のみ特別状態であると判定するので、電源投入後最初の確変状態とその他の確変状態を区別して明確に判定することができる。
(4)特別状態において参照される演出テーブルTBでは、変動パターンP2が選択された場合における大ボタン表示演出の選択率を95/100とする一方で、小ボタン表示演出の選択率を5/100とした。このことにより、特別状態において大ボタン表示演出が出現した場合は、ほぼ100%の割合(97%)で大当りに当選するため、特別状態中に大ボタン表示演出が実行されるとほぼ大当りに当選することになる。したがって、遊技者に大ボタン表示演出が信頼度及び選択率の高い演出であることを理解させやすくなる。
(5)特別状態中においても非特別状態中においても変動パターンP1が決定された場合における大ボタン表示演出の選択率を1/100とする一方で、小ボタン表示演出の選択率を99/100とした。このことにより、変動パターンP1が決定された場合は大当りボタン表示演出が出現しにくいので、特別状態中において大当りに当選しなかったにもかかわらず大ボタン表示演出が頻繁に出現してしまい、大ボタン表示演出の大当り信頼度が低下するといった事態を防ぐことができる。
(6)特別状態中においても非特別状態中においても変動パターンP1が決定された場合における各ボタン表示演出の出現率を同一としたため、記憶領域にかかる制御負担を少なくすることができる。
(7)統括制御用CPU46aは、条件フラグ2を、統括制御用RAM46cに条件フラグ1が設定されている状態において低確率指定コマンド及びオープニングコマンドのいずれか一方を入力した場合に設定するようにした。このことにより、特別状態の終了を知らせる特別なコマンド出力を実行することなく、既存のコマンド出力を利用するだけで特別状態の終了契機を明確にすることができる。
(8)予告演出としてボタン表示演出を実行することによって、演出用操作ボタン36の操作を促すことができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、確変状態が付与される図柄変動ゲームの回数は10回に限られず、10回未満でも10回以上でも良い。また、回数制限を設けず、次回大当りが生起されるまでとしても良い。
○ 実施形態において、統括制御用CPU46aは、条件フラグ2設定処理では、低確率指定コマンドの入力判定(ステップS33)及びオープニングコマンド入力判定(ステップS35)を行ったが、オープニングコマンド入力判定を行わなくても良い。このことにより、特別状態において、連続して確変状態が付与され続けた場合には、大ボタン表示演出が連続して実行されやすくなり、遊技者に対して、大ボタン表示演出の選択率及び信頼度の高さを確実に認識させることができる。加えて、特別状態において大当りに当選して、大ボタン表示演出が選択率及び信頼度の高い演出であると遊技者に理解し得るようにすると、遊技者は、再度、大ボタン表示演出が行われて大当りとなることを期待するので、特別状態終了後も大ボタン表示演出が出現することを楽しみにして継続して遊技を実行したいという遊技意欲を持たせることができる。
○ 実施形態において、確変状態中に入球率向上状態が付与される大当り遊技をさらに設定しても良い。そして、このとき統括制御用CPU46aは、条件フラグ1設定処理では、高確率指定コマンド及び入球率向上状態を付与する時短作動コマンドの両方を入力したか否かを判定し、両方のコマンドを入力した場合のみ条件フラグ1を設定するようにしても良い。このように設定した場合であっても、上記実施形態と同様、特別状態における大ボタン表示演出の大当り信頼度及び選択率を向上させることができ、遊技者に当該大ボタン表示演出が大当り信頼度の高い演出であるということを理解させることができる。また、大当り遊技終了後に時短状態を付与する確変大当りと、時短状態を付与せずに確変を秘匿する確変秘匿大当りを設定した場合、確変秘匿大当りに当選した場合は特別状態であると判定されない。このため、確変秘匿大当りに当選して、大ボタン表示演出の信頼度及び選択率が向上し、秘匿している確変が遊技者に分かってしまうことがなくなる。
○ 実施形態において、大当り遊技を構成するラウンド数の多い確変大当りと(例えば15ラウンド確変大当り)、大当り遊技を構成するラウンド数の少ない確変大当り(例えば2ラウンド確変大当り)を設定しても良い。そして、このとき統括制御用CPU46aは、電源投入後最初にラウンド数の少ない確変大当りに当選した場合は、特別状態であると判定しないようにしても良い。この場合、電源投入後最初にラウンド数の少ない確変大当りに当選しても大ボタン表示演出の信頼度及び選択率は向上しない一方で、ラウンド数が多い確変大当りに当選した場合のみ、大ボタン表示演出の信頼度及び選択率が向上するので、遊技者の興趣をさらに高めることができる。
○ 実施形態において、統括制御用CPU46aは、条件フラグクリア処理では、電源OFF判定(ステップS10)の代わりにRAMクリアスイッチ44aが操作されて初期化指示信号が主制御用CPU45aに出力されたか否かを判定するRAMクリア処理が行われたか否かを判定しても良い。
○ 実施形態において、条件フラグクリア処理では、図柄変動停止中であるか、又はデモ中であるか否かの判定(ステップS11)を省略しても良い。
○ 実施形態において、はずれリーチ演出用の変動パターンP1に対して大ボタン表示演出を対応付けない新たな演出テーブル(第3の演出テーブル)を設定し、統括制御用CPU46aは、電源投入後最初の確変状態に当選するまでの間において変動パターンP1が指示された場合には、当該第3の演出テーブルを選択するようにしても良い。このようにすれば、電源投入後最初の確変状態ではないときに大ボタン表示演出が出現したにも拘らずはずれてしまうことがなくなり、電源投入後最初の確変状態において変動パターンP2が選択され、かつ、大ボタン表示演出が出現した場合には、遊技者に対して当該演出の選択率及び信頼度の高さを認識させることができる。
○ 実施形態において、大ボタン表示演出及び小ボタン表示演出の選択率や大当り信頼度は本実施形態に記載した値に限られず、変更しても良い。この場合、演出テーブルTBでは大ボタン表示演出の選択率及び信頼度が高く設定されることが前提であり、それに応じてその他の割合を調整しても良い。
○ 実施形態において、特定の示唆演出は大ボタン表示演出に限られずリーチ演出等の他の表示演出であっても良い。また、特定の示唆演出は演出表示装置28以外の遊技演出装置で実行される演出(例えば、音声演出等)であっても良い。
○ 実施形態において、ボタン表示演出に加えて、演出テーブルTA,TBには、大当り信頼度が100%に設定されたプレミア演出を設定しても良い。つまり、当該プレミア演出を変動パターンP1には対応付けず、変動パターンP2にのみ対応付ける。加えて、演出テーブルTA,TBでは、当該プレミア演出の選択率を極めて低くなるように設定する(例えば、2/100)。これにより、当該プレミア演出は、選択率は低いが出現した場合には必ず大当りに当選する、価値の高い演出とすることができる。また、特別状態中に変動パターンP2が選択、決定された際は、特定の示唆演出としてプレミア演出のみの選択率を非特別状態中における選択率に比して高くなるように設定しても良い。また、特定の示唆演出として、例えば、大ボタン表示演出とプレミア演出の2種類の演出の選択率が高くなるように、つまり、複数の演出の選択率が高くなるように設定しても良い。
○ 実施形態において、フラグ設定による遊技状態判定は演出表示制御基板47が実行しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記演出テーブル記憶手段は、前記はずれ演出用の変動パターンに前記特定の示唆演出が対応付けられていない第3の演出テーブルを記憶しており、前記演出制御手段は、電源投入後から前記出現率向上判定手段の判定結果が肯定となるまでの間、前記第3の演出テーブルを選択する。
(ロ)前記出現率向上判定手段は、前記出現率向上期間を複数のフラグを用いて判定するフラグ記憶手段を有しており、前記フラグ記憶手段に記憶される複数のフラグには、前記確変判定手段の判定結果が肯定の場合に設定される第1のフラグと、前記第1のフラグが設定されている期間において前記確変状態の終了を示す低確率指定コマンド及び前記大当り遊技の開始を示す開始コマンドのいずれか一方を入力した場合に設定される第2のフラグとがあり、前記出現率向上判定手段は、前記フラグ記憶手段に前記第1のフラグのみが設定されている場合には肯定判定する一方で、前記第1のフラグが設定されていない場合又は前記第2のフラグが設定されている場合には否定判定する。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 遊技盤を示す拡大図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 (a),(b)は、画像表示部に表示されるボタン表示演出の表示画像を示す模式図。 (a),(b)は、ボタン表示演出の実行に係る演出パターンの振分け態様を示す説明図。 条件フラグ処理の流れを説明するフローチャート。 条件フラグクリア処理の流れを説明するフローチャート。 条件フラグ1設定処理の流れを説明するフローチャート。 条件フラグ2設定処理の流れを説明するフローチャート。 (a)は電源投入後最初の確変状態中に確変大当りに当選した場合の遊技の流れを示すタイミングチャート、(b)は非確変大当りに当選後、電源投入後最初の確変大当りに当選した場合の遊技の流れを示すタイミングチャート。
符号の説明
10…パチンコ遊技機、28…演出表示装置、30…特別図柄表示装置、33…上始動入賞口、34…下始動入賞口、36…演出用操作ボタン、45…主制御基板、45a…主制御用CPU、45b…主制御用ROM、45c…主制御用RAM、46…サブ統括制御基板、46a…統括制御用CPU、46b…統括制御用ROM、46c…統括制御用RAM、47…演出表示制御基板、47a…表示制御用CPU、47b…表示制御用ROM、47c…表示制御用RAM、48…音声・ランプ制御基板、GH…画像表示部、TA…演出テーブル、TB…演出テーブル。

Claims (3)

  1. 始動入賞装置への遊技球の入球を契機に大当り判定用乱数の値を取得する乱数取得手段と、前記乱数取得手段が取得した前記大当り判定用乱数の値と予め定めた大当り判定値とを比較して特別入賞装置を開放させる大当り遊技を生起させる大当りとするか否かを判定する大当り判定手段と、前記大当り判定手段が肯定判定する確率を低確率から高確率に変動させる確変状態を付与するか否かを判定する確変判定手段と、前記確変判定手段の判定結果が肯定の場合、前記大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する確変付与手段と、前記大当り判定手段の判定結果に基づいて複数種類の図柄を変動させる図柄変動ゲームに係る遊技演出及び前記図柄変動ゲームに係る遊技演出とは異なる大当りの可能性を示唆する示唆演出を実行する遊技演出装置と、を備えた遊技機において、
    前記大当り判定手段の判定結果に基づき、前記図柄変動ゲームの演出内容及び変動時間を特定するための変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
    前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンに基づき前記遊技演出及び前記示唆演出を前記遊技演出装置に実行させる演出制御手段と、
    電源投入後、前記確変付与手段が最初に前記確変状態を付与してから、前記確変判定手段が次に否定判定するまでの出現率向上期間であるか否かを判定する出現率向上判定手段と、
    各変動パターンにそれぞれ複数種類の示唆演出が対応付けられている演出テーブルであって、前記出現率向上期間中に参照される第1の演出テーブル、及び各変動パターンにそれぞれ複数種類の示唆演出が対応付けられている演出テーブルであって、前記出現率向上期間以外の通常期間中に参照される第2の演出テーブルを記憶した演出テーブル記憶手段と、
    遊技機への電源供給が遮断される場合、電源供給が遮断される直前に図柄変動ゲームが行われていたか否かを判定する電源断時判定手段と、を備え、
    前記各示唆演出は、それぞれ前記大当り判定手段における当否の可能性を示唆する大当り信頼度が設定されており、前記示唆演出のうち、前記第2演出テーブルにおいてはずれ演出用の変動パターンが決定された場合より大当り演出用の変動パターンが決定された場合に選択される確率が高く設定された示唆演出の中から予め定めた演出を特定の示唆演出とし、
    前記第1の演出テーブルにおける前記はずれ演出用の変動パターンには、前記特定の示唆演出の選択率が、当該はずれ演出用の変動パターンが決定された場合に前記第2の演出テーブルを参照するときと同等となるように、複数種類の示唆演出が対応付けられている一方、
    前記第1の演出テーブルにおける前記大当り演出用の変動パターンには、前記特定の示唆演出の選択率が、当該大当り演出用の変動パターンが決定された場合に前記第2の演出テーブルを参照するときよりも高くなるように、複数種類の示唆演出が対応付けられており、
    前記出現率向上判定手段は、前記出現率向上期間の設定状態を管理する特定管理情報を記憶するフラグ記憶手段における前記特定管理情報の設定状態から前記出現率向上期間であるか否かを判定するようになっており、
    電源投入後、最初に前記確変判定手段が肯定判定した場合の前記特定管理情報は、前記出現率向上期間であることを示す一方で、前記電源断時判定手段の判定結果が否定である場合、前記大当り遊技中を除き前記確変判定手段が否定判定した場合、又は前記確変判定手段が肯定判定した後に否定判定し、再度、肯定判定した場合の前記特定管理情報は、前記通常期間であることを示し、
    前記演出制御手段は、前記出現率向上判定手段によって前記通常期間であることが判定された場合には、前記第2の演出テーブルを参照して選択された前記示唆演出を実行させる一方、前記出現率向上判定手段によって前記出現率向上期間であることが判定された場合には、前記第1の演出テーブルを参照して選択された前記示唆演出を実行させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、付与する大当りの種類を決定する大当り種決定手段と、
    大当り遊技の終了後、前記確変状態の付与態様を報知する報知手段と、を備え、
    前記大当り種決定手段が決定する大当りには、大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する一方で、前記確変状態が付与されていることが前記報知手段によって確定的に報知される確変大当りと、大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する一方で、前記確変状態が付与されていることが前記報知手段によって確定的に報知されない確変秘匿大当りと、を含み、
    前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記確変大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記出現率向上期間であることを示す一方で、前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記確変秘匿大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記通常期間であることを示すことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、付与する大当りの種類を決定する大当り種決定手段を備え、
    前記大当り種決定手段が決定する大当りには、大当り遊技を構成するラウンド遊技数を第1回数とし、かつ大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する第1確変大当りと、大当り遊技を構成するラウンド遊技数を前記第1回数よりも少ない第2回数とし、かつ大当り遊技の終了後に前記確変状態を付与する第2確変大当りと、を含み、
    前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記第1確変大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記出現率向上期間であることを示す一方で、前記確変判定手段の判定結果が肯定であって、かつ前記第2確変大当りが決定された場合の前記特定管理情報は、前記通常期間であることを示すことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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