JP5208815B2 - フレーム番号検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放送及び通信分野における伝送データ中からフレーム番号を取得するフレーム番号検出装置に関する。
放送及び通信分野においては、フレーム等の一定長のブロック単位でデータ伝送が行われる。受信装置は、伝送データ中にフレーム単位で格納されているフレーム同期信号等の識別子を検出し、これによりフレーム同期を確立して、フレーム単位での復調処理を行っている。
例えば、中国(中華人民共和国)地上デジタル放送規格のDTMB(Digital Terrestrial Multimedia Broadcast)においては、フレームは、フレームボディ(以下、FBともいう)とフレームヘッダー(以下、FHともいう)とによって構成されている。フレームボディには、変調されたソースストリームデータとシステム情報とが組み合わさった3780個のシンボルが格納されている。また、フレームヘッダーには、フレームを識別するための既知の擬似ランダムノイズ系列(以下、PN系列という)が格納されている。
フレームヘッダーのPN系列は、LFSR(線形帰還シフトレジスタ)によって生成される。LFSRは、周期性を有する既知のPN系列を生成することができ、生成多項式で定義された生成系列PN255を循環拡張することで、既知のフレームヘッダーを得ている。フレームヘッダーが既知のPN系列であることから、フレームヘッダーは、フレーム同期の検出に用いられるだけでなく、パイロット信号としても用いられて、伝送路応答推定等の復調処理に利用可能である。
DTMBは、FHモード1〜FHモード3の3つのモードを有しており、FHモード1,FHモード3は、フレームヘッダーのPN系列が毎フレーム同一パターンではなく、フレーム単位で変化するパターンを有する。従って、これらのFHモード1,FHモード3において、フレームヘッダーのPN系列をパイロット信号として利用するためには、フレーム単位でフレームヘッダーのPN系列を推定する必要がある。
LFSRは、LFSRに設定する初期値の相違によって、255種類のPN系列を生成することができる。FHモード1,FHモード3においては、フレームヘッダーに採用されるPN系列パターンは、LFSRによって発生可能な255種類のPN系列のうちの一部のPN系列である。FHモード1,FHモード3では、各フレームヘッダーのPN系列は、LFSRの初期値に夫々対応し、各フレームに割り当てられたフレーム番号とLFSRの初期値との対応は、規格書において規定されている。
DTMBでは、モードに応じた所定個数のフレームによって1スーパーフレームが定義される。1スーパーフレームの時間長は125msに固定されており、GPS等の時間照合が必要なシステムでの利用が想定されている。フレーム番号を推定することによって、スーパーフレーム同期の確立が可能である。
また、フレーム番号を推定することは、その時点のフレームにおけるPN系列を完全に推定したことと等価であり、パイロット信号が完全に推定できたことになる。従って、フレーム番号を検出できれば、復調性能の改善を期待することができる。
ところで、フレーム番号を取得する方法としては、パターンマッチングによる手法が考えられる。フレームヘッダーに採用されるPN系列に対応したLFSRの初期値のテーブルを用意し、このテーブルを利用して、各フレームヘッダーのPN系列に対するパターンマッチングによって、現フレームのフレーム番号を判定するのである。
しかしながら、この手法では、LFSRの初期値を保持するために比較的大きなサイズのテーブルが必要であり、回路規模が増大するという欠点がある。
なお、特許文献1においては、同期補足用の相関演算器を小規模化すると共に低消費電力化するマッチドフィルタ及びマッチドフィルタの相関検出方法が開示されている。しかしながら、特許文献1の技術を利用してフレーム番号を検出しようとすると、フレーム番号の数に応じて相関演算回数が増加し、フレーム番号の検出に極めて長時間を要してしまうという問題があった。
特開2006−14051公報
本発明は、小さい回路規模で且つ少ない演算量によってフレーム番号を取得することができるフレーム番号検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のフレーム番号検出装置は、1フレームが所定のシンボル数で構成され、各フレームに含まれるフレーム同期信号が他のフレームのフレーム同期信号を所定の法則を用いてシンボル単位でシフトさせて得られる部分を含む受信信号が与えられて、シンボル毎にカウントアップしてカウント値をシンボル番号として出力するシンボルカウンタと、前記受信信号に含まれる複数種類のフレーム同期信号のうちの少なくとも1つに基づく同期系列を記憶する系列記憶部と、前記系列記憶部が記憶した同期系列と前記受信信号とのパターンマッチングを行うパターンマッチング部と、前記パターンマッチング部のパターンマッチング処理結果に基づいて前記各フレームのフレーム同期信号を検出し、検出タイミングにおける前記シンボル番号を出力するタイミング検出部と、前記タイミング検出部からの前記シンボル番号と前記所定の法則とに基づいて、前記受信信号のフレーム番号を取得するフレーム番号取得部とを具備したことを特徴とする。
また、本発明の他の態様のフレーム番号検出装置は、1フレームが所定のシンボル数で構成され、各フレームに含まれるフレーム同期信号が他のフレームのフレーム同期信号を所定の法則を用いてシンボル単位でシフトさせて得られる部分を含む受信信号が与えられて、シンボル毎にカウントアップしてカウント値をシンボル番号として出力するシンボルカウンタと、前記受信信号に含まれる複数種類のフレーム同期信号のうちの少なくとも1つに基づく同期系列を生成する系列生成部と、前記系列生成部が生成した同期系列と前記受信信号とのパターンマッチングを行うパターンマッチング部と、前記パターンマッチング部のパターンマッチング処理結果に基づいて前記各フレームのフレーム同期信号を検出し、検出タイミングにおける前記シンボル番号を出力するタイミング検出部と、前記タイミング検出部からの前記シンボル番号と前記所定の法則とに基づいて、前記受信信号のフレーム番号を取得するフレーム番号取得部とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、小さい回路規模で且つ少ない演算量によってフレーム番号を取得することができるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係るフレーム番号検出装置を示すブロック図。 DTMBのフレームの構成を示す説明図。 DTMBのフレームヘッダーを生成するLFSRの具体的な回路構成を示す回路図。 横軸にシンボル番号をとり縦軸に相関値をとってパターンマッチングの相関結果を示すグラフ。 DTMBの放送信号のフレームヘッダーのPN系列の配置を説明するための説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るフレーム番号検出装置を示すブロック図である。本実施の形態はDTMBのフレーム番号の取得に適用した例である。
先ず、図2乃至図4を参照してDTMBの放送信号について説明する。図2はDTMBのフレームの構成を示し、図2(a)乃至(c)は夫々FHモード1〜FHモード3を示している。図3はDTMBのフレームヘッダーを生成するLFSRの具体的な回路構成を示す回路図である。
図2に示すように、DTMBの各フレームは、フレームヘッダー(FH)とフレームボディ(FB)によって構成される。フレームボディはいずれのモードにおいても、3780シンボル長に構成される。フレームヘッダーのシンボル長はモード毎に異なり、FHモード1では420シンボル長、FHモード2では595シンボル長、FHモード3では945シンボル長である。
図3(a)はFHモード1のフレームヘッダーを生成するLFSRの構成を示し、図3(b)はFHモード3のフレームヘッダーを生成するLFSRの構成を示している。図3(a)に示すLFSRは、縦続接続された8個の遅延器D1〜D8及び3個の加算器によって構成されている。図3(a)のLFSRは、各遅延器D1〜D8に所定の初期値が与えられると、FHモード1の所定のフレームのフレームヘッダーのPN系列を生成することができる。同様に、図3(b)に示すLFSRは、縦続接続された9個の遅延器D1〜D9及び3個の加算器によって構成されている。図3(b)のLFSRは、各遅延器D1〜D9に所定の初期値が与えられると、FHモード3の所定のフレームのフレームヘッダーのPN系列を生成することができる。
図1の受信信号は、FHモード1又はFHモード3のDTMB放送信号である。この放送信号は、図示しないアンテナよって受信され、図示しないA/Dコンバータによってデジタル化されて得られたものである。受信信号はパターンマッチング部11及びシンボルカウンタ12に供給される。シンボルカウンタ12は受信信号の1フレームを構成するシンボル数でリセットされて、受信信号の各シンボルが入力される毎にカウントアップして、カウント値(以下、シンボル番号という)をタイミング検出部14に出力する。
同期系列記憶部13は、受信信号のフレームヘッダーに含まれるPN系列の一部又は全部と同じパターン(以下、同期系列という)を記憶している。パターンマッチング部11には、同期系列記憶部13からの同期系列も与えられる。
パターンマッチング部11は、受信信号の各シンボルが順次入力されて、所定シンボル長の受信信号と同期系列記憶部13からの同期系列とのパターンマッチング処理を行い、受信信号と同期系列記憶部13からの同期系列との相関結果をタイミング検出部14に出力する。
なお、パターンマッチング部11におけるパターンマッチング処理としては、種々の方法を採用することができ、例えばスライディング相関やマッチングフィルタ処理等が考えられる。例えば、パターンマッチング部11からはインパルス形状の相関性を示す相関波形が出力される。
図4は横軸にシンボル番号をとり縦軸に相関値をとってパターンマッチングの相関結果を示すグラフである。図4に示すように、パターンマッチング部11からは所定のシンボル数期間毎に、極めて相関値が高い相関結果が出力される。極めて高い相関値は、パターンマッチング部11によるパターンマッチング処理において、受信信号に含まれるPN系列の一部又は全部と同期系列記憶部13からの同期系列との一致が検出されたタイミングにおいて得られる。
タイミング検出部14は、相関値が最大となる相関結果が得られたタイミングを検出し、検出したタイミングにおけるシンボルカウンタ12からのシンボル番号を同期検出シンボル番号として平均化部15及びフレーム番号検出部16に出力するようになっている。
図5はDTMBの放送信号のフレームヘッダーのPN系列の配置を説明するための説明図である。図5は例えばFHモード1におけるPN系列を示しているがFHモード3においてもPN系列は同様に配置される。図5において、フレーム番号0,1,…は、FHモード1の1スーパーフレームを構成する1番目、2番目、…のフレームに対応する。図5においては、フレーム番号0のフレームヘッダーを構成する420シンボルのPN系列が系列Aであることを示している。そして、図5では、次のフレーム番号1のフレームにおいてフレーム番号0のフレームの系列Aが1シンボルだけ前方にシフトしたシンボル番号1〜419がフレームヘッダー期間に含まれ、次のフレーム番号2のフレームにおいて、フレーム番号0のフレームの系列Aが1シンボルだけ後方にシフトしたシンボル番号0〜418がフレームヘッダー期間に含まれることを示している。」
同様に、図5は、次のフレーム番号3のフレームにおいては、フレーム番号0のフレームの系列Aが2シンボル分だけ前方にシフトしたシンボル番号2〜419がフレームヘッダー期間に含まれ、、次のフレーム番号4のフレームにおいては、フレーム番号0のフレームの系列Aが2シンボル分だけ後方にシフトしたシンボル番号0〜417がフレームヘッダー期間に含まれることを示している。
以後同様に、DTMBの放送信号のフレームヘッダーのPN系列は、フレーム番号が1つ変化する毎にシフトする方向が変化すると共に、フレーム番号が2つ変化する毎に、シフト量が1シンボル分だけ増加又は減少する。即ち、各フレームのフレームヘッダーには、系列Aの一部が含まれる。
同期系列記憶部13はこの系列Aに相当する同期系列を保持し 、パターンマッチング部11は、受信信号と系列Aとを順次比較する。そして、タイミング検出部14は、パターンマッチング部11の出力から、順次入力される受信信号に含まれる系列Aの検出タイミングを取得する。いずれのフレームにも系列Aの一部が含まれていることから、フレーム毎相関値のピークが現れ、そのピーク位置は、図5の特性に応じてフレーム番号に対応するシンボル数だけシフトしたものとなる。
例えば、タイミング検出部14において、系列Aを最初に検出したタイミングを基準に、次に1シンボル分だけ早く系列Aが検出され、次いで1シンボル分だけ遅く系列Aが検出されるものとする。この場合には、最初に検出された系列Aはフレーム番号0に含まれる系列であるものと推定することができる。
シンボルカウンタ12は、所定のシンボルタイミングで初期値にセットされ、受信信号が1シンボル分入力される毎にカウントアップし、以後1フレームのシンボル数毎にリセットされる。従って、シンボルカウンタ12からのカウント値(シンボル番号)と1フレーム中の各シンボルの位置とは1対1に対応する。シンボルカウンタ12からのシンボル番号を基準に、系列Aの検出タイミングを求めることで、系列Aが1フレーム中のいずれの位置に挿入されているかを判別することができる。
フレーム番号取得部を構成する平均化部15は、タイミング検出部14からの同期検出シンボル番号を平均化する。例えば、平均化部15は、連続して入力される2つ以上の同期検出シンボル番号を平均化する。連続した2つ以上の同期検出シンボル番号を平均化すると、後述するようにフレーム番号0に対応するシンボル番号が得られる。平均化部15は平均化によって得たフレーム番号0に対応するシンボル番号を、基準シンボル番号としてフレーム番号検出部16に出力する。
フレーム番号取得部を構成するフレーム番号検出部16は、タイミング検出部14から順次同期検出シンボル番号が与えられており、現在の同期検出シンボル番号と基準シンボル番号の比較及び順次入力される同期検出シンボル番号の遷移状態によって、現在受信中のフレーム番号を検出してその情報を出力するようになっている。
次に、図6乃至図9の説明図を参照して実施の形態の動作について説明する。図6乃至図9は横軸にフレーム番号をとり縦軸にシンボル番号をとって、同期検出シンボル番号とフレーム番号との関係を示している。
シンボルカウンタ12は、任意のタイミングで初期値にセットされる。従って、フレームの先頭のシンボルについてのシンボルカウンタ12の出力であるシンボル番号の値は不明である。パターンマッチング部11は、同期系列記憶部13から受信信号のフレームヘッダーのPN系列の一部又は全部に対応する同期系列が与えられ、受信信号と同期系列とのパターンマッチング処理を行う。受信信号が1シンボル分が入力される毎に、シンボル番号がカウントアップしながら、パターンマッチング処理が行われる。FHモード1の場合には、タイミング検出部14から出力されるシンボル番号は0〜4199番のいずれかとなる。
パターンマッチング部11からの相関結果はタイミング検出部14に与えられ、タイミング検出部14は相関値がピークとなるタイミングにおいて同期系列が検出されたものと判断して、そのタイミングのシンボルカウンタ12のカウント値(シンボル番号)を同期検出シンボル番号として出力する。なお、同期検出シンボル番号はフレーム毎に検出される。
図6はFHモード1において毎フレーム検出された同期検出シンボル番号を黒丸にて示している。PN系列の配置が図5の特性を有することから、図6に示すように、フレーム番号が1つ変化する毎に、同期検出シンボル番号は増減を繰返し、その増減量はフレーム番号0に近づくほど小さくなる。なお、同期検出シンボル番号を示す黒丸は、図6乃至図9の実線上に現れるが、図6乃至図9では、図面の簡略化のために、一部の黒丸のみを示している。
本実施の形態においては、同期検出シンボル番号が図6の特性を有することを利用して、3個以上の同期検出シンボル番号を検出するのみで、フレーム番号0のシンボル番号(基準シンボル番号)を求めると共に、同期検出シンボル番号が得られた現在受信中のフレームのフレーム番号を求めることを可能にしている。
即ち、平均化部15は、連続した2つ以上の同期検出シンボル番号の平均化によって、フレーム番号0の基準シンボル番号を求める。例えば、図7に示すように、連続する4つの同期検出シンボル番号が195、205、194、206であったものとする。即ち、所定の1番目のフレームで検出された同期検出シンボル番号が195番、次のフレームで検出された同期検出シンボル番号が205番、次のフレームで検出された同期検出シンボル番号が194番、次のフレームで検出された同期検出シンボル番号が206番であったものとする。
この場合には、平均化部15は、(195+205+194+206)/4=200によって、基準シンボル番号が200であることを検出する。図6に示すように、フレーム番号と同期検出シンボル番号との関係は、フレーム番号0(又は224番)を中心線として上下対称となる。この上下対称性を利用すると、平均化部15によって得られたシンボル番号200は、フレーム番号0のフレームが入力された場合の同期検出シンボル番号(基準シンボル番号)であることが推定できる。平均化部15は検出した基準シンボル番号をフレーム番号検出部16に出力する。
なお、平均化部15は、2つ以上で偶数個の同期検出シンボル番号の平均化によって、基準シンボル番号を検出することができる。平均化部15の平均化処理では、割り切れない場合には、四捨五入が行われる。
また、平均化部15は、タイミング検出部14から入力されるシンボル番号を順次平均化し、基準シンボル番号を順次出力するようにしてもよい。また、平均化部15は、電源投入後やチャンネル切換え後等、あるいは所定のフレーム周期で平均化処理を行って、処理結果に基づく基準シンボル番号を保持して出力するようにしてもよい。
フレーム番号検出部16は、タイミング検出部14からの現在の同期検出シンボル番号(現同期検出シンボル番号)と、平均化部15からの基準シンボル番号とに基づいて、現在の受信フレーム番号(現フレーム番号)を算出する。図8及び図9は現在の同期検出シンボル番号が207番である場合においてフレーム番号検出部16の検出動作を説明するためのものである。
FHモード1の場合には、図6に示すように、フレーム番号と同期検出シンボル番号とは、フレーム番号112を中心線として左右対称である。従って、図8に示すように、現在の検出された同期検出シンボル番号に対して、2つの現フレーム番号が考えられる。これらの2つの現フレーム番号の候補A,Bは、FHモード1では、下記(1)式によって表すことができる。但し、*は乗算を示す。
現フレーム番号A = (|現同期検出シンボル番号−基準シンボル番号| * 2) − X
(X は 現同期検出シンボル番号 < 基準シンボル番号 ならば 1 でなければ 0)
現フレーム番号B = 225 − (|現同期検出シンボル番号−基準シンボル番号| * 2) − Y
(Y は 現同期検出シンボル番号 ≧ 基準シンボル番号 ならば 1 でなければ 0)
…(1)
基準シンボル番号が0で現同期検出シンボル番号が207であるものとすると、2つの現フレーム番号の候補A,Bは、下記(2)式となる。
現フレーム番号A = (|207 − 200| * 2) − 0 = 14
現フレーム番号B = 225 − (|207 − 200| * 2) − 1 = 210
次に、フレーム番号検出部16は、これらの2つの候補のうちフレーム番号112番よりも大きい番号であるか小さい番号であるかを、過去の同期検出シンボル番号の遷移を利用して求める。例えば、図9は過去の2つの同期検出シンボル番号を利用して、現フレーム番号を求める例を示している。
いま、過去の2つの同期検出シンボル番号をm,lとする。また、現同期検出シンボル番号をnとする。図9から明らかなように、現フレーム番号が112番よりも小さいならば、|l|<|m|<|n|であり、112番よりも大きいならば、|l|>|m|>|n|である。
従って、フレーム番号検出部16は、|l−m|<|m−n|の場合、現フレーム番号は112番よりも下の番号であると判定し、|l−m|>|m−n|の場合、現フレーム番号は112番よりも上の番号であると判定する。
従って、例えば、タイミング検出部14において、同期検出シンボル番号が図7のシンボル番号206、193及び207であることが検出された場合には、現同期検出シンボル番号207に対応するフレーム番号は、14番であることがフレーム番号検出部16において検出される。フレーム番号検出部16は、検出したフレーム番号の情報を出力する。
なお、フレーム番号検出部16による現フレーム番号の検出方法としては、上記例に限らず、種々の方法が考えられることは明らかである。例えば、(1)式以外の他の計算式を用いてもよく、あるいは、予めシンボル番号とフレーム番号との関係を記述したテーブルを用意し、このこのテーブルを参照することで、現フレーム番号を求めるようにしてもよい。
このように本実施の形態においては、同期系列記憶部13に、1つのフレームヘッダーのPN系列の一部又は全部が一致する同期系列のみを保持させればよく、小さい回路規模でフレーム番号の検出が可能である。また、3つの同期検出シンボル番号のみを検出することによって現フレーム番号の算出が可能であり、短時間に少ない演算量で、フレーム番号の検出が可能である。また、フレーム同期が確立していなくても、フレーム番号の検出が可能である。
なお、同期系列記憶部13としては、上述したように、フレームヘッダーのPN系列のシンボルに完全に一致させる必要はなく、パターンマッチング処理によって最も相関性の高いシンボル番号を特定できるだけのシンボル数だけあればよい。
(第2の実施の形態)
図10は本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図10において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、同期系列記憶部13に代えて同期系列生成部23を設けた点が第1の実施の形態と異なる。
同期系列生成部23は、図3に示すLFSRと同様の回路によって構成されており、初期値が与えられることで、フレームヘッダーのPN系列を生成することができるようになっている。パターンマッチング部11には、同期系列生成部23から同期系列が供給される。
他の構成及び作用効果は第1の実施の形態と同様である。また、本実施の形態においては、記憶すべき同期系列のデータ量が第1の実施の形態よりも小さく、回路規模を一層縮小することができるという利点がある。
また、上記各実施の形態においては、受信信号が時間軸領域データである例を説明したが、受信信号は周波数軸領域データであっても、本発明を同様に適用可能である。
11…パターンマッチング部、12…シンボルカウンタ、13…同期系列記憶部、14…タイミング検出部、15…平均化部、16…フレーム番号検出部。

Claims (4)

  1. 1フレームが所定のシンボル数で構成され、各フレームに含まれるフレーム同期信号が他のフレームのフレーム同期信号を所定の法則を用いてシンボル単位でシフトさせて得られる部分を含む受信信号が与えられて、シンボル毎にカウントアップしてカウント値をシンボル番号として出力するシンボルカウンタと、
    前記受信信号に含まれる複数種類のフレーム同期信号のうちの少なくとも1つに基づく同期系列を記憶する系列記憶部と、
    前記系列記憶部が記憶した同期系列と前記受信信号とのパターンマッチングを行うパターンマッチング部と、
    前記パターンマッチング部のパターンマッチング処理結果に基づいて前記各フレームのフレーム同期信号を検出し、検出タイミングにおける前記シンボル番号を出力するタイミング検出部と、
    前記タイミング検出部からの前記シンボル番号と前記所定の法則とに基づいて、前記受信信号のフレーム番号を取得するフレーム番号取得部と
    を具備したことを特徴とするフレーム番号検出装置。
  2. 1フレームが所定のシンボル数で構成され、各フレームに含まれるフレーム同期信号が他のフレームのフレーム同期信号を所定の法則を用いてシンボル単位でシフトさせて得られる部分を含む受信信号が与えられて、シンボル毎にカウントアップしてカウント値をシンボル番号として出力するシンボルカウンタと、
    前記受信信号に含まれる複数種類のフレーム同期信号のうちの少なくとも1つに基づく同期系列を生成する系列生成部と、
    前記系列生成部が生成した同期系列と前記受信信号とのパターンマッチングを行うパターンマッチング部と、
    前記パターンマッチング部のパターンマッチング処理結果に基づいて前記各フレームのフレーム同期信号を検出し、検出タイミングにおける前記シンボル番号を出力するタイミング検出部と、
    前記タイミング検出部からの前記シンボル番号と前記所定の法則とに基づいて、前記受信信号のフレーム番号を取得するフレーム番号取得部と
    を具備したことを特徴とするフレーム番号検出装置。
  3. 前記フレーム番号取得部は、
    前記タイミング検出部からの前記シンボル番号を平均化することにより、基準となるフレーム番号に対応する前記シンボル番号を推定して基準シンボル番号として出力する平均化部と、
    前記平均化部からの基準シンボル番号と前記シンボルカウンタからのシンボル番号とに基づいて、前記受信信号のフレーム番号を検出するフレーム番号検出部と、
    を具備したことを特徴とする請求項1又は2に記載のフレーム番号検出装置。
  4. 前記平均化部は、
    所定のタイミング、所定の周期又は連続的に前記平均化処理を行うことを特徴とする請求項3に記載のフレーム番号検出装置。
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