JP5206400B2 - エレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置 - Google Patents
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Description
これが高速エレベータにおける地震復旧システムになると、異常検出運転時の速度が通常のエレベータに比較して速くなるため、ガバナロープの引っ掛かりが発生すると、昇降路内機器が損傷する可能性が高くなる。また、診断運転では引っ掛かり時の巻上機のトルクを検出しているが、昇降行程が高く、昇降路の下方で引っ掛かりが発生した場合には、巻上機のトルクの変動だけでは検出できなくなる恐れがあり、また検出できたとしても検出時点では既に非常止め装置の引き上げ棒等が変形、損傷していることがある。このような場合には、現場にてハンマー等で叩いて直す必要があった。
また、他の従来技術として、巻上機の綱車の主ロープ出口近傍に設けられ、綱車の主ロープ出口近傍のロープ変位を測定するエレベータロープ類の引っ掛かり検知装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の特許文献1記載のものでは、ロープに引っ掛かりが発生した場合には、ガバナテンショナが除々に上方向に持ち上がったことを検出するため、ロープの引っ掛かりを早期に検出することは困難であり、高速エレベータには適合しなかった。
また、特許文献2記載のものでは、ガバナロープの引っ掛かりを検知できず、もしガバナロープに適用しても昇降路下部の引っ掛かりは変位が少なく検知できないという問題点があった。
図1はエレベータにおける地震等の異常情報通信システムの概略構成を情報の流れとともに示すブロック説明図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を備えた地震時復旧運転システムの全体構成を示すシステム構成図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を示す拡大図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を上から見た平面図、図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を横から見た側面図、図6は地震発生後の診断運転時によりガバナロープに横からの引っ張りに対応する状態を示す図4相当図、図7は地震発生後の診断運転によりガバナロープに引っ掛かりが生じた状態を示す従来の場合の図3相当図、図8はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を備えた地震時復旧運転システムの動作フローを示すフローチャートである。
一般に、エレベータ制御回路71には、保守会社の専用の通信装置72が接続されており、電話回線73を通じて故障の情報等、地震異常検出70の情報もエレベータ保守会社の受信システム76の通信装置74を通じて受信端末75に送信されてくる。エレベータ保守会社の受信システム76は、本信号及び、エレベータのビルの利用者、管理人から電話連絡により受信した、「エレベータが地震にて動かなくなった」という、連絡により、保守・点検の専門技術者77を当該ビルに出動させることになる。
エレベータの地震計は、第1の基準値を超えると動作する復帰コイル21を備えた特低感知器22、第1の基準値よりも大きい第2の基準値を超えると動作する復帰コイル19を備えた低感知器20、第2の基準値よりも大きい第3の基準値を超えると動作する復帰コイルを備えない高感知器18の3段階レベルの地震計を備えている。震度3以下の低レベルの低規模地震では特低感知器22が動作する範囲であり、特低感知器22が動作するとエレベータは最寄階停止運転を行い、一定時間後に復帰コイル21を動作させて、通常運転に戻る運転を地震管制運転制御装置16が行う。
また、震度4以下の中規模地震では低感知器20が動作する範囲であり、低感知器20が動作すると、高感知器18が動作していない条件で、地震復旧運転のモードとなる。地震復旧運転の制御は地震復旧運転制御装置17が行う。
地震管制運転制御装置16、地震復旧運転制御装置17は、エレベータ制御回路6内で実行される。地震復旧運転制御装置17は、地震時運転状態確認手段11、感知器復帰回路12、微速異常検出運転回路13、手動速異常検出運転回路14、高速異常検出運転回路15がある。
この発明によるエレベータ地震復旧運転の目的は、中・低規模の地震発生に於いては、通常はエレベータ機器の地震による損傷が殆どないレベルについての、自動復旧を目的としている。
地震計の感度が超低感知、例えば震度3以下の場合は、現状でも低感知の地震計が動作しなければ一定時間後に自動復旧させることとしている。
従って、ここでは地震計のレベルを3段階に設定する。すなわち、現状の低感知の地震計が動作しなければ一定時間後に自動復旧させる地震計のレベルが超低感知(例えば震度3以下)の特低感知器22と、自動復旧運転で殆ど問題がない地震計のレベルである低感知(例えば震度4以下)の低感知器20と、それ以上の地震計のレベルであって、異常が発生し易く、又自動復旧運転では問題が発生しそうな高感知(例えば震度5以上)の高感知器18の3段階である。高感知の地震レベルに関しては、保守・点検の専門技術者を派遣する点検対応領域とする。
図3において、1aはかご縦梁、7はガバナロープ、10aはかご縦梁1aの上部に設けられた上部ガバナロープ引っ掛り検出装置、10bはかご縦梁1aの下部に設けられた下部ガバナロープ引っ掛り検出装置、30はかご1を案内する主ガイドレール、31はかご縦梁1aの下部に取り付けられた非常止め装置で、非常時に動作して主ガイドレール30を掴んでかご1を非常停止させる。32は非常止め装置31を動作させるための引き上げレバー、33は下端部が引き上げレバー32に連結された非常止め装置31の引き上げ棒で、垂直方向に延びている。ガバナロープ7は、その一端を上部ガバナロープ引っ掛り検出装置10aを通して引き上げ棒33の上端部に連結固定され、その他端を下部ガバナロープ引っ掛り検出装置10bを通して引き上げ棒33の下端部に連結固定されている。そして、かご縦梁1aの上部に設けられた上部ガバナロープ引っ掛り検出装置10aは、引き上げ棒33の上端部上方に位置しており、かご縦梁1aの下部に設けられた下部ガバナロープ引っ掛り検出装置10bは、引き上げ棒33の下端部下方に位置している。なお、34はかご縦梁1aの中間部に設けられた引き上げ棒33の中間支持部で、引き上げ棒33の中間部を支持している。
次に、ガバナロープ引っ掛り検出装置10a、10bの詳細構造を図4〜図6により説明する。ガバナロープ引っ掛り検出装置10a、10bは、ガバナロープ7が中央部を挿通しているリング状のロープサポート部40を備えており、ガバナロープ7がかご1から昇降路壁方向に引っ張られたことを検出できる構成としている。ガバナロープ7は、通常走行時多少の振動があるが、ロープサポート部40を引っ張るようなことはない。ロープサポート部40は、外周の一部からかご1側に延びている支持腕41によりほぼ水平に保持されている。ロープサポート部40の支持腕41の延長端側はハウジング42内に収納されている。43は支持腕41の延長端部のばね座44とハウジング42内壁との間の支持腕41に巻装された戻しばねで、通常時はガバナロープ7がリング状のロープサポート部40の中心を通るように保持している。45はハウジング42内でかつ支持腕41のばね座44の背面側に設けられたマイクロスイッチからなる検出スイッチである。そして、ガバナロープ7が昇降路機器に引っ掛かった場合には、リング状のロープサポート部40が前側(図4)又は左右の横側(図6)の方向に引っ張られることとなり、戻しばね43が圧縮されて、マイクロスイッチ45が動作する。ロープサポート部40のハウジング42は、その上下部をガバナロープ引っ掛り検出装置10のボックス部46に支点47により回動可能に支持されており、左右方向に横振れすることができる。48は上端部が支持腕41のハウジング42外の中間部に取り付けられ、下端部がガバナロープ引っ掛り検出装置10のボックス部46の底部に取り付けられた戻しばねで、通常時はガバナロープ7がリング状のロープサポート部40の中心を通るように水平状態を保持している。
これにより、地震発生後の診断運転時に、ガバナロープ7が引っ掛かると、ロープサポート部40が前側(図4)、左右等の横側(図6)の方向に引っ張られ、直ちにガバナロープ7の引っ掛かりを検出することができる。従来の場合は、地震発生後の診断運転によりガバナロープ7に引っ掛かりが生じると、図7に示すように、ガバナロープ7と共に非常止め装置31の引き上げ棒33が引っ張られて、引き上げ棒33の中間支持部34付近で折れ曲がって変形したり、損傷することがあった。このため、現場にてハンマー等で叩いて引き上げ棒33等を直す必要があったが、この発明によれば、地震発生後の診断運転によりガバナロープ7に引っ掛かりが生じても、ロープサポート部40が引っ張られ、引き上げ棒33が変形、損傷する以前に、直ちにガバナロープ7の引っ掛かりを検出できるので、異常を早期に検出できることから診断運転の速度を上げることが可能となり、診断運転時間の短縮を図ることができる。
ステップS1で開始され、地震管制運転制御装置16にて、低感知器20が動作したかどうかをステップS2で判定する。ステップS2で低感知器20の地震計が動作している場合は、ステップS3に進み、通信装置72から地震感知器動作通報をエレベータ保守会社受信システム76に対し通報する。次に、ステップS4に進み、高感知器18が動作したかどうかを判定する。ステップS4で高感知器18が動作していなければ、地震復旧運転を開始する(ステップS5)。そして、先ずエレベータが地震感知器の低感知器20が動作した時点で、エレベータの運転状態が1階またはロビー階等の特定階で停止していたかのデータ(地震復旧運転条件)を制御回路6のメモリーから地震時運転状態確認手段11が確認する(ステップS6)。ステップS6でかごが1階またはロビー階等の特定階で停止中であれば、ステップS7で特低感知器22の復帰により、復帰コイル21を動作させる。次にステップS8で低感知器20の復帰により、復帰コイル19を動作させる。これらの復帰動作は感知器復帰回路12が行う。
特低感知器22、低感知器20の地震計を復帰させた後に、ステップS9でかご1を微
速異常検出運転回路13にて微速運転し、微速異常検出運転を行い、最上階までアップ運
転、更に最下階までのダウン運転を行い、一往復させる。ここでいう微速運転は、例えば
分速60mのエレベータで1/10程度の分速5m程度の速度とする。この微速異常運転
を行うことにより、各種検出センサーの検出効率の向上と物損事故の軽減を図ることがで
きる。
そして、次のステップS10で、走行中のガバナロープ7の引っ掛り検出をガバナロープ引っ掛かり検出装置10a、10bによって実施する。ステップS10でガバナロープ7の引っ掛りを検出すると、即時に異常検出運転となり地震復旧運転は中止され(ステップS11)、地震復旧運転不可通報をエレベータ保守会社受信システム76に送信し(ステップS12)、終了する(ステップS13)。
上記ステップS9で1階まで戻り、徴速異常検出運転が終了し、ステップS10でもガバナロープ7の引っ掛かり検出が無いと、ステップS14でかご1を手動速異常検出運転回路14にて手動速異常検出運転を実施し、同様に最上階までアップ運転、更に最下階までのダウン運転を行う。ここでいう手動速運転は、保守点検時の速度として設定されている分速15m程度の速度をいう。
そして、次のステップS15で、走行中のガバナロープ7の引っ掛り検出をガバナロープ引っ掛かり検出装置10a、10bによって実施する。ステップS15でガバナロープ7の引っ掛りを検出すると、即時に異常検出運転となり地震復旧運転は中止され(ステップS11)、地震復旧運転不可通報をエレベータ保守会社受信システム76に送信し(ステップS12)、終了する(ステップS13)。
更に、地震復旧運転は、手動速異常検出運転が終了し、ステップS15でもガバナロープ7の引っ掛かり検出が無いと、ステップS16でかご1を高速異常検出運転回路15にて高速異常検出運転を実施し、同様に最上階までアップ運転、更に最下階までのダウン運転を行う。
そして、次のステップS17で、走行中のガバナロープ7の引っ掛り検出をガバナロープ引っ掛かり検出装置10a、10bによって実施する。ステップS17でガバナロープ7の引っ掛りを検出すると、即時に異常検出運転となり地震復旧運転は中止され(ステップS11)、地震復旧運転不可通報をエレベータ保守会社受信システム76に送信し(ステップS12)、終了する(ステップS13)。
このように復旧運転による異常検出結果を逐次エレベータ保守会社に連絡することにより、自動復旧できないエレベータに対し早期に専門技術者を点検に出動させることができる巡回点検システムを構築することができる。
また、異常検出運転を、微速走行、手動速走行、高速走行の三段階とすることにより、物損事故、検出効率の向上を図ることができる。
上記ステップS17でも異常が検知されなかった場合は、ステップS18に進み、エレベータに損傷を検知しなかったと判断し、エレベータを通常運転に復旧する。その後、ステップS19で地震復旧通報をエレベータ保守会社受信システム76に発報して、エレベータの地震復旧を完了したことを伝える。
以上により、エレベータは地震復旧運転を終了する(ステップS13)。
また、この実施の形態1によれば、ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かっていた場合でも、その引っ掛かりを早期に検出可能であるので、地震時の診断運転の診断スピードを高速化することができる。例えば、微速異常検出運転の速度を上げるか、微速異常検出運転を省略して手動速異常検出運転から実施することが可能となる。これにより、高層マンション等の建物の地震復旧運転の復旧までに要する時間が飛躍的に短縮されることになる。
図9〜図11はいずれもこの発明の実施の形態2におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を上から見た平面図である。図10は地震発生後の診断運転時によりガバナロープに横からの引っ張りに対応する状態を示す図9相当図、図11は地震発生後の診断運転時によりガバナロープに前からの引っ張りに対応する状態を示す図9相当図である。
この実施の形態2では、ガバナロープ7が中央部を挿通している四角形からなる環状のロープサポート部84を備えており、ガバナロープ7が接触する内面にはロープ摺動材83が施されている。ロープサポート部84は固定ばね81、82により固定されており、ガバナロープ7が昇降路機器に引っ掛かり、前方向に引かれた場合(図11)、横方向に引かれた場合(図10)には、マイクロスイッチからなる検出スイッチ85が動作して、ガバナロープ7の引っ掛かりを検出することができる。
この実施の形態2の場合も、実施の形態1と同様の効果がある。
図12はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置を上から見た平面図、図13は地震発生後の診断運転時によりガバナロープに横からの引っ張りに対応する状態を示す図12相当図である。
この実施の形態3では、ガバナロープ7に検出ワイヤ95の一端が充分な余裕を持って接続されており、ガバナロープ7が昇降路機器に引っ掛かり前方向又は左右方向に引かれた場合(図13参照には)、検出ワイヤ95の他端に接続されたスイッチプレート93が引っ張られ、このスイッチプレート93によりマイクロスイッチからなる検出スイッチ94が動作してガバナロープ7の引っ掛かりを検出することができる構成である。なお、90はハウジング、91はスイッチプレート93の戻しばね、92はスイッチ破損防止用ストッパ、96はハウジング90の検出ワイヤ95が挿通する部分に設けられた挿通穴、97は挿通穴96に設けられたリング状の緩衝体である。ガバナロープ7が昇降路機器に引っ掛かり、横方向に引かれた場合(図13)には、マイクロスイッチ94が動作して、ガバナロープ7の引っ掛かりを検出することができる。
この実施の形態3の場合も、実施の形態1と同様の効果がある。
1a かご縦梁
2 主ロープ
3 釣り合い重り
4 巻上機
5 制御ケーブル
6 制御回路
7 ガバナロープ
8 ガバナ
9 ガバナテンショナ
10a、10b ガバナロープ引っ掛かり検出装置
11 地震時運転状態確認手段
12 感知器復帰回路
13 微速異常検出運転回路
14 手動速異常検出運転回路
15 高速異常検出運転回路
16 地震管制運転制御装置
17 地震復旧運転制御回路
18 高感知器
19、21 復帰コイル
20 低感知器
22 特低感知器
30 主ガイドレール
31 非常止め装置
32 引き上げレバー
33 引き上げ棒
34 中間支持部
40、84 ロープサポート部
41 支持腕
42、90 ハウジング
43、48、91 戻しばね
44 ばね座
45、85、94 検出スイッチ(マイクロスイッチ)
46 ボックス部
47 支点
70 地震異常検出
71 エレベータ制御回路
72、74 通信装置
73 電話回線
75 受信端末
76 エレベータ保守会社受信システム
77 保守技術者
81、82 固定ばね
83 ロープ摺動材
92 スイッチ破損防止用ストッパ
93 スイッチプレート
95 検出ワイヤ
96 挿通穴
97 緩衝体
Claims (5)
- 地震発生後の診断運転時にガバナロープが昇降路内機器に引っ掛かっていないかを点検し、前記ガバナロープの引っ掛かりが検出されると地震復旧運転を中止し、前記ガバナロープの引っ掛かりが検出されない場合はエレベータを自動復旧させるようにしたエレベータにおいて、
かごに設けられ、非常時に動作して主ガイドレールを掴んでかごを非常停止させる非常止め装置と、
前記非常止め装置を動作させるための引き上げレバーに連結されて垂直方向に延びており、上端部に前記ガバナロープの一端が連結固定されかつ下端部に前記ガバナロープの他端が連結固定された引き上げ棒と、
前記かごの上部に設けられ、通常時は前記ガバナロープが中央部を挿通しており、かつ前記ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かった場合にのみ引っ張られて前記ガバナロープの引っ掛かりを検出する上部ガバナロープ引っ掛り検出装置と、
前記かごの下部に設けられ、通常時は前記ガバナロープが中央部を挿通しており、かつ前記ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かった場合にのみ引っ張られて前記ガバナロープの引っ掛かりを検出する下部ガバナロープ引っ掛り検出装置とを備え、
前記上部ガバナロープ引っ掛り検出装置は、前記引き上げ棒の上端部上方に位置しており、前記下部ガバナロープ引っ掛り検出装置は、前記引き上げ棒の下端部下方に位置していることを特徴とするエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置。 - 上部及び下部ガバナロープ引っ掛り検出装置は、通常時はガバナロープが中央部を挿通しており、かつ前記ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かった場合にのみ引っ張られて横方向に移動する環状のロープサポート部と、前記ロープサポート部の移動に伴って動作し、地震復旧運転を中止する検出スイッチとを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置。
- ロープサポート部は、リング状を呈してほぼ水平に支持されており、前記ロープサポート部が引っ張られたことを直ちに検出できるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置。
- 上部及び下部ガバナロープ引っ掛り検出装置は、通常時はガバナロープが中央部を挿通しており、かつ前記ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かった場合にのみ引っ張られて横方向に移動する環状のロープサポート部と、前記ロープサポート部の内周面に施されたロープ摺動材と、前記ロープサポート部の移動に伴って動作し、地震復旧運転を中止する検出スイッチとを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置。
- 上部及び下部ガバナロープ引っ掛り検出装置は、通常時はガバナロープに一端が充分な余裕を持って接続されており、前記ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かった場合にのみ引っ張られて横方向に移動する検出ワイヤと、前記検出ワイヤの移動に伴って動作し、地震復旧運転を中止する検出スイッチとを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置。
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