JP6636415B2 - 引っ掛かり検出装置及びエレベーター - Google Patents

引っ掛かり検出装置及びエレベーター Download PDF

Info

Publication number
JP6636415B2
JP6636415B2 JP2016250766A JP2016250766A JP6636415B2 JP 6636415 B2 JP6636415 B2 JP 6636415B2 JP 2016250766 A JP2016250766 A JP 2016250766A JP 2016250766 A JP2016250766 A JP 2016250766A JP 6636415 B2 JP6636415 B2 JP 6636415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm member
surface portion
detection switch
inclined surface
catch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016250766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018104116A (ja
Inventor
真人 牛村
真人 牛村
松本 達也
達也 松本
関谷 裕二
裕二 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016250766A priority Critical patent/JP6636415B2/ja
Publication of JP2018104116A publication Critical patent/JP2018104116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6636415B2 publication Critical patent/JP6636415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は、調速機ロープ、主ロープ、コンペンロープ等の長尺物の引っ掛かりを検出する引っ掛かり検出装置、及びこの引っ掛かり検出装置を備えたエレベーターに関するものである。
一般的に、ロープ式のエレベーターは、乗りかごと釣合錘を連結する主ロープ及びコンペンロープや、乗りかご又は釣合錘の速度を検出するために用いられる調速機ロープ等の長尺物を有している。地震や強風等による建築構造物の揺れの影響により長尺物は、揺れて昇降路内に設けた機器に引っ掛かるおそれがあった。
このような、長尺物の引っ掛かりを検出するために、例えば、特許文献1に記載されているような技術がある。この特許文献1には、ガバナロープが昇降路機器に引っ掛かった場合にのみ引っ張られてガバナロープの引っ掛かりを検出するガバナロープ引っ掛かり検出装置に関する技術が記載されている。
特開2010−150000号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ハウジングと、このハウジングに支持されたロープサポート部と、さらにハウジングを支持するボックス部と、複数の戻しばねを有しており、その構造が複雑になっていた。
本目的は、上記の問題点を考慮し、簡単な構成で長尺物の引っ掛かりを検出することができる引っ掛かり検出装置及びエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するため、引っ掛かり検出装置は、ロープサポートと、アーム部材と、支持部材と、押圧部材と、検出スイッチと、を備えている。ロープサポートは、昇降路の中に配設されたエレベーターの長尺物が挿通する筒部を有する。アーム部材には、ロープサポートが一端部に取り付けられている。支持部材は、エレベーターに設けられた設置部材に設置されている。また、支持部材は、長尺物が移動する昇降方向にアーム部材を揺動可能に支持し、かつ昇降方向と直交する水平方向にアーム部材を回動可能に支持する。押圧部材は、アーム部材におけるロープサポートが取り付けられた一端部とは反対側の他端部に設けられている。検出スイッチは、設置部材に設置され、押圧部材と対向する。また、押圧部材は、検出スイッチから離反する方向に略円錐台形状に凹んだ凹部を有する押圧部を備えている。検出スイッチは、凹部に挿入される略半球状のボタン部を有している。
また、エレベーターは、昇降路内を昇降動作する乗りかごと、乗りかごに接続された主ロープと、主ロープが巻き掛けられた巻上機と、巻上機の駆動を制御する制御部と、昇降路の中に配設された長尺物の引っ掛かりを検出する引っ掛かり検出装置と、を備えている。また、引っ掛かり検出装置としては、上述した引っ掛かり検出装置が用いられる。
上記構成の引っ掛かり検出装置及びエレベーターによれば、簡単な構成で長尺物の引っ掛かりを検出することができる。
実施の形態例にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置及び調速機ロープの連結部を示す側面図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置を示す平面図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置を示す側面図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の押圧部材を示す斜視図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の押圧部材を示す側面図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の押圧部材を押圧部側から見た正面図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の動作を示すもので、図8Aは長尺物が水平方向の一側に傾いた状態を示す平面図、図8Bは押圧部材及び検出スイッチを拡大して示す説明図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の動作を示すもので、図9Aは長尺物が水平方向の他側に傾いた状態を示す平面図、図9Bは押圧部材及び検出スイッチを拡大して示す説明図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の動作を示すもので、図10Aは長尺物が昇降方向の一側に傾いた状態を示す平面図、図10Bは押圧部材及び検出スイッチを拡大して示す説明図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出装置の動作を示すもので、図11Aは長尺物が昇降方向の他側に傾いた状態を示す平面図、図11Bは押圧部材及び検出スイッチを拡大して示す説明図である。 実施の形態例にかかるエレベーターの引っ掛かり検出動作を示すフローチャートである。
以下、実施の形態例にかかる引っ掛かり検出装置及びエレベーターについて、図1〜図12を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.実施の形態例
1−1.エレベーターの構成例
まず、実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建築構造物内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベーター1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、主ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100と、調速機180と、を備えている。また、エレベーター1は、制御部の一例を示すエレベーター制御部170と、コンペンロープ131と、テールコード171と、中間ボックス172と、反らせ車150と、2つの引っ掛かり検出装置10A、10Bと、を備えている。なお、昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
機械室160には、巻上機100と、反らせ車150が配置されている。巻上機100には、主ロープ130が巻き掛けられている。主ロープ130の一端には、乗りかご120の上部が接続され、主ロープ130の他端には、釣合錘140の上部が接続されている。そして、巻上機100が駆動することで、乗りかご120及び釣合錘140が昇降路110を昇降する。また、巻上機100の近傍には、主ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
また、エレベーター1は、乗りかご120及び釣合錘140の昇降方向の移動距離が長くなると、主ロープ130における巻上機100から乗りかご120までの長さが乗りかご120の位置により変化する。その結果、主ロープ130自体の重さにより、主ロープ130における巻上機100に対して乗りかご120側の張力と、釣合錘140側の張力の差が大きくなる。そのため、図1及び図2に示すように、主ロープ130における乗りかご120側の張力と、釣合錘140側の張力の作を小さくするため、コンペンロープ131が設けられている。
コンペンロープ131の一端は、乗りかご120の下部に接続され、コンペンロープ131の他端は、釣合錘140の下部に接続されている。そして、コンペンロープ131は、乗りかご120の下部及び釣合錘140の下部から、昇降路110の昇降方向の下方に向けて垂れ下がっている。また、昇降路110の昇降方向の下部には、コンペンプーリ132が設置されている。そして、コンペンロープ131は、コンペンプーリ132に巻き掛けられている。
また、昇降路110の最下部における乗りかご120の下方には、緩衝部材155が配置されている。緩衝部材155は、乗りかご120が昇降路110の最下部に衝突した場合の衝撃を緩和させるための部材である。なお、昇降路110の最下部における釣合錘の下方にも不図示の緩衝部材が配置されている。
さらに、機械室160には、エレベーター制御部170が設置されている。エレベーター制御部170は、接続配線173を介して中間ボックス172に接続されている。中間ボックス172は、昇降路110の壁面における乗りかご120が昇降動作する間隔の中間位置に設置されている。
また、中間ボックス172と乗りかご120は、テールコード171を介して接続されている。テールコード171の一端は、中間ボックス172に接続されており、テールコード171の他端は、コンペンロープ131と同様に、乗りかご120の下部に接続されている。また、テールコード171は、エレベーター制御部170からの制御信号を乗りかご120に伝達し、乗りかご120からの信号をエレベーター制御部170に伝達する。
さらに、機械室160には、調速機180が設置されている。調速機180には、調速機ロープ181が巻き掛けられている。調速機ロープ181は、その軸方向の両端が連結された、いわゆる無端状に形成されている。また、調速機ロープ181における連結箇所には、調速機ロープ181の端部を連結する連結部182が設けられている。
連結部182には、乗りかご120に設けた非常止め装置を作動させる接続アーム191が接続されている。また、また、昇降路110の昇降方向の下部には、調速機プーリ183が設置されている。そして、調速機ロープ181は、調速機プーリ183に巻き掛けられている。
調速機ロープ181は、乗りかご120の昇降動作に合わせて、調速機180と調速機プーリ183の間を循環移動する。そのため、調速機ロープ181の循環速度と、乗りかご120の循環速度は、互いに連動している。そして、調速機180は、調速機ロープ181の循環速度から乗りかご120の昇降速度を検出する。また、調速機180は、調速機ロープ181の循環速度、すなわち乗りかご120の昇降速度が所定の速度以上に達した際には、調速機ロープ181を把持し、調速機ロープ181の循環移動を停止させる。
また、乗りかご120には、調速機ロープ181の引っ掛かりを検出する2つの引っ掛かり検出装置10A、10Bが設けられている。
1−2.引っ掛かり検出装置の構成
次に、図2〜図4を参照して引っ掛かり検出装置の構成について説明する。
図2は、引っ掛かり検出装置10A、10B及び調速機ロープ181の連結部182を示す側面図である。以下、昇降方向と直交する方向を第1の方向Xとし、第1の方向Xと直交し、かつ昇降方向とも直交する方向を第2の方向Yとする。また、昇降方向は、第3の方向Zとする。そのため、第1の方向X及び第2の方向Yは、水平方向と平行をなしている。ここで、図2に示すように、接続アーム191は、連結部182から第1の方向Xに延在している。
図2に示すように、第1引っ掛かり検出装置10A及び第2引っ掛かり検出装置10Bは、乗りかご120(図1参照)に設けた設置部材を示すブラケット121に設置されている。また、第1引っ掛かり検出装置10Aは、調速機ロープ181における連結部182よりも第3の方向Zの上方に配置されている。第2引っ掛かり検出装置10Bは、調速機ロープ181における連結部182よりも第3の方向Zの下方に配置されている。そして、第1引っ掛かり検出装置10Aと第2引っ掛かり検出装置10Bは、ブラケット121に設置される向きが第3の方向Zで反対向きとなっている。
第1引っ掛かり検出装置10Aは、調速機ロープ181における連結部182よりも第3の方向Zの上方の引っ掛かりを検出する。また、第2引っ掛かり検出装置10Bは、調速機ロープ181における連結部182よりも第3の方向Zの下方の引っ掛かりを検出する。
なお、第1引っ掛かり検出装置10Aと第2引っ掛かり検出装置10Bの構成は、同一であるため、ここでは第1引っ掛かり検出装置10Aについて説明する。
図3は、第1引っ掛かり検出装置10Aを示す平面図、図4は、第1引っ掛かり検出装置10Aを示す側面図である。なお、図4では、ブラケット121を断面にして示している。
図3及び図4に示すように、第1引っ掛かり検出装置10Aは、アーム部材11と、支持部材12と、ロープサポート13と、ブラケット121に固定された検出スイッチ14と、押圧部材15とを有している。
[アーム部材]
アーム部材11は、略L字状をなす部材により構成されている。アーム部材11は、主面部21と、側面部22と、ストッパ片23とを有している。主面部21は、略矩形状に形成されている。主面部21には、軸受け孔21aが設けられている。この軸受け孔21aには、後述する支持部材12の軸部31bが挿通する。
また、主面部21は、ブラケット121の一面121aと略平行に配置される。そのため、主面部21の長手方向は、第1の方向Xに沿って配置される。主面部21における第1の長手方向の一端部は、第1の方向Xの一側に向けられ、主面部21の長手方向の他端部は、第1の方向Xの他側に向けられる。そして、ブラケット121の第1の方向Xの一側には、調速機ロープ181が配置される。また、主面部21の短手方向の一端部、すなわち第2の方向Yの一端部には、側面部22が設けられている。
側面部22は、主面部21の第2の方向Yの一端部から略垂直に連続する。そして、側面部22は、第3の方向Zと略平行に配置される。この側面部22における第1の方向Xの一端部には、後述するロープサポート13が固定ボルト28を介して固定される。
主面部21及び側面部22の第1の方向Xの他端部には、ストッパ片23が設けられる。ストッパ片23は、主面部21及び側面部22と略垂直に接続される。また、ストッパ片23における第3の方向Zの下端部である一端部23aは、主面部21から第3の方向Zの下方に向けて突出し、ブラケット121の一面121aと対向する。このストッパ片23には、後述する押圧部材15が固定ナット48を介して固定される。
[支持部材]
次に、支持部材12について説明する。
支持部材12は、アーム部材11を水平方向に回動可能に支持し、かつ昇降方向である第3の方向Zに揺動可能に支持している。支持部材12は、支柱部31と、支点部32と、付勢部材34と、取付ナット35とを有している。
支柱部31は、頭部31aと、雄ねじが形成された軸部31bからなるボルト部材により構成されている。軸部31bは、ブラケット121の第3の方向Zの下面から上方に向けて挿入される。そして、軸部31bは、ブラケット121の一面121aから突出している。ブラケット121の一面121aから突出した軸部31bは、アーム部材11の軸受け孔21aを挿通する。軸部31bには、支点部32が取り付けられる。
支点部32は、ブラケット121の一面121aに形成した座グリ穴121bに配置される。この座グリ穴121bは、一面121aから第3の方向Zの下方に向けて長さT1で凹んだ凹部である。また、支点部32は、座グリ穴121bとアーム部材11の主面部21の間に介在される。
また、軸部31bにおけるアーム部材11の軸受け孔21aを挿通した部分には、付勢部材34が取付ナット35を介して取り付けられている。付勢部材34は、例えば、圧縮コイルばねにより構成されている。付勢部材34を軸部31bが貫通し、軸部31bの先端部に取付ナット35が固定されている。
付勢部材34は、アーム部材11の主面部21を、支点部32及びブラケット121の一面121aに向けて付勢している。これにより、乗りかご120の昇降動作時に生じる振動によってアーム部材11が回動又は揺動することを防ぐことができる。そして、付勢部材34によるアーム部材11の付勢力を調整することで、アーム部材11が回動又は揺動する感度を調整することができる。さらに、付勢部材34の付勢力により、アーム部材11が回動又は揺動した後に、初期位置に戻すことができる。
なお、付勢部材34としては、圧縮コイルばねに限定されるものではなく、ゴムや板ばね等その他各種の弾性を有する部材を用いてもよい。
[ロープサポート]
次に、ロープサポート13について説明する。
ロープサポート13は、接続部25と、筒状の筒部26とを有している。接続部25は、固定ねじ28を介してアーム部材11の側面部22に固定されている。そして、接続部25は、アーム部材11の第1の方向Xの一端部から調速機ロープ181に向けて突出している。接続部25における第1の方向Xの一端部には、筒部26が形成されている。
筒部26は、第3の方向Zに沿って貫通する筒孔26aを有している。筒部26は、接続部25を介してアーム部材11により、筒孔26aの開口が第3の方向Zを向くように支持されている。そして、筒部26の筒孔26aには、調速機ロープ181が挿通している。なお、調速機ロープ181に引っ掛かりが生じていない通常状態では、調速機ロープ181は、筒部26の筒孔26aの略中心を挿通する。また、調速機ロープ181に引っ掛かりが生じた場合、筒部26の筒孔26aの内壁に調速機ロープ181が当接する。
[検出スイッチ]
次に、検出スイッチ14について説明する。
検出スイッチ14は、アーム部材11のストッパ片23と対向するようにして、ブラケット121の一面121aに固定されている。検出スイッチ14は、本体部41と、ボタン部42とを有している。ボタン部42は、第1の方向Xの一側に向けて突出する凸部であり、略半球状に形成されている。そして、ボタン部42が押圧部45で押圧された際に、本体部41は、テールコード171、中間ボックス172及び接続配線173を介してエレベーター制御部170(図1参照)に検出信号を出力する。エレベーター制御部170は、検出信号を受信すると、調速機ロープ181に引っ掛かりが生じていると判断する。
[押圧部材]
次に、押圧部材15について図5〜図7を参照して説明する。
図5は、押圧部材15を示す斜視図、図6は、押圧部材15を示す側面図、図7は、押圧部材15を押圧部45側から見た正面図である。
図5及び図6に示すように、押圧部材15は、略円板状の押圧部45と、雄ねじが形成された固定軸部46とを有している。固定軸部46における第1の方向Xの他端部には、押圧部45が設けられている。そして、図3及び図4に示すように、押圧部45を検出スイッチ14のボタン部42に対向させた状態で、固定軸部46がアーム部材11のストッパ片23を貫通する。そして、固定軸部46に固定ナット48を螺合させることで、押圧部材15は、アーム部材11の第1の方向Xの他端部に固定される。
図5に示すように、押圧部45におけるボタン部42と対向する面には、第1の方向Xの一側に向けて略円錐台形状に凹んだ凹部50が形成されている。そして、図3及び図4に示すように、押圧部45の凹部50には、検出スイッチ14のボタン部42が挿入される。
また、図5〜図7に示すように、凹部50は、平面部51と、第1傾斜面部52と、第2傾斜面部53と、第3傾斜面部54と、切り欠き部55を有している。平面部51は、凹部50の底面部である。平面部51は、凹部50の半径方向の略中心部からの第3の方向Zの下側にかけて形成されている。
平面部51の第2の方向Yの一端部には、第1傾斜面部52が連続して形成され、平面部51の第2の方向Yの他端部には、第2傾斜面部53が連続して形成されている。また、平面部51の第3の方向Zの上側には、第3傾斜面部54が形成されている。
第1傾斜面部52は、平面部51の第2の方向Yの一端部から凹部50の外縁部に向かうにつれて連続的に、第1の方向Xの他側に向けて突出するように傾斜したテーパー面である。第2傾斜面部53は、平面部51の第2の方向Yの他端部から凹部50の外縁部に向かうにつれて連続的に、第1の方向Xの他側に向けて突出するように傾斜したテーパー面である。第1傾斜面部52と第2傾斜面部53の傾斜角度は、略同一に設定されている。
第3傾斜面部54は、平面部51の第3の方向Zの上側から凹部50の外縁部に向かうにつれて連続的に、第1の方向Xの他側に向けて突出するように傾斜したテーパー面である。また、第3傾斜面部54の傾斜角度は、第1傾斜面部52及び第2傾斜面部53の傾斜角度よりも大きく設定されている。
切り欠き部55は、凹部50の第3の方向Zの下側に形成されている。切り欠き部55は、第1傾斜面部52及び第2傾斜面部53における第3の方向Zの下側を切り欠くことで形成される。
なお、第2引っ掛かり検出装置10Bでは、平面部51は、凹部50の半径方向の略中心部から第3の方向Zの上側にかけて形成される。そして、第3傾斜面部54は、凹部50における第3の方向Zの下側に形成され、切り欠き部55は、凹部50における第3の方向Zの上側に形成される。
2.引っ掛かり検出装置の検出動作
次に、図8〜図12を参照して、上述した構成を有する引っ掛かり検出装置10A、10Bの検出動作について説明する。なお、ここでは、第1引っ掛かり検出装置10Aの検出動作について説明する。
図8Aは、調速機ロープ181が第2の方向Yの一側に傾いた状態を示す平面図である。図8Bは、図8Aにおける押圧部材15及び検出スイッチ14を拡大して示す説明図である。
図8Aに示すように、調速機ロープ181が昇降路内の機器に引っ掛かることで、第2の方向Yの一側に傾いた場合、ロープサポート13における筒部26の筒孔26aに調速機ロープ181が当接する。そして、アーム部材11は、ロープサポート13を介して調速機ロープ181に引っ張られる。そのため、アーム部材11は、第1の方向Xの一端部が第2の方向Yの一側に向けて支持部材12の支柱部31を中心に回動する。このとき、アーム部材11は、支持部材12の付勢部材34の付勢力に抗して回動する。
アーム部材11の第1の方向Xの一端部が第2の方向Yの一側に向けて回動すると、アーム部材11の第1の方向Xの他端部は、第2の方向Yの他側に向けて回動する。そのため、図8Bに示すように、検出スイッチ14のボタン部42は、押圧部45の凹部50における第1傾斜面部52によって押圧される。ボタン部42が押圧されると、本体部41は、エレベーター制御部170(図1参照)に検出信号を出力する。その結果、エレベーター制御部170は、調速機ロープ181に引っ掛かりが発生したことを検出する。
図9Aは、調速機ロープ181が第2の方向Yの他側に傾いた状態を示す平面図である。図9Bは、図9Aにおける押圧部材15及び検出スイッチ14を拡大して示す説明図である。
図9Aに示すように、調速機ロープ181が第2の方向Yの他側に傾いた場合、アーム部材11は、図8Aに示す向きとは逆向きに、回動する。したがって、アーム部材11の第1の方向Xの他端部は、第2の方向Yの一側に向けて回動する。図9Bに示すように、検出スイッチ14のボタン部42は、押圧部45の凹部50における第2傾斜面部53によって押圧される。これにより、調速機ロープ181が第2の方向Yの他側に傾いた場合でも、調速機ロープ181の引っ掛かりを検出することができる。
図10Aは、調速機ロープ181が、第1の方向Xの一側に傾いた状態を示す側面図である。図10Bは、図10Aにおける押圧部材15及び検出スイッチ14を拡大して示す説明図である。
調速機ロープ181が第1の方向Xの一側に傾いた場合、調速機ロープ181がロープサポート13における筒部26の筒孔26aに当接する。そのため、アーム部材11は、ロープサポート13を介して調速機ロープ181に第1の方向Xの一側でかつ、第3の方向Zの下方に引っ張られる。そして、アーム部材11の第1の方向Xの一端部は、第3の方向Zの下方を向くように、支持部材12の支点部32を支点に揺動する。
また、アーム部材11の第1の方向Xの他端部は、第3の方向Zの上方を向くように、支持部材12の支点部32を支点に揺動する。図10Bに示すように、検出スイッチ14のボタン部42は、凹部50における切り欠き部55側の平面部51によって押圧される。これにより、調速機ロープ181の引っ掛かりを検出することができる。
ここで、調速機ロープ181が第1の方向Xの一側に大きく傾いた場合、検出スイッチ14は、押圧部材15における押圧部45の押し込み量が大きくなり、破損するおそれがある。これに対して、本例の押圧部材15の押圧部45には、第3の方向Zの下側に切り欠き部55を設けている。
そのため、アーム部材11が大きく揺動した場合、検出スイッチ14のボタン部42は、切り欠き部55を通過して凹部50から抜ける。これにより、押圧部45の押し込み量を調整することができるだけでなく、検出スイッチ14が押圧部材15によって破損することを防ぐことができる。
なお、ボタン部42が凹部50から抜ける前に、ボタン部42は、平面部51によって押圧されるため、調速機ロープ181の引っ掛かりを確実に検出することができる。
図11Aは、調速機ロープ181が、第1の方向Xの他側に傾いた状態を示す側面図である。図11Bは、図11Aにおける押圧部材15及び検出スイッチ14を拡大して示す説明図である。
調速機ロープ181が第1の方向Xの他側に傾いた場合、アーム部材11は、ロープサポート13を介して調速機ロープ181に第1の方向Xの他側でかつ、第3の方向Zの下方に引っ張られる。そのため、アーム部材11の第1の方向Xの一端部は、第3の方向Zの上方を向くように、まず支持部材12の支点部32を支点にして揺動する。そして、アーム部材11の第1の方向Xの他端部は、第3の方向Zの下方を向くように、まず支持部材12の支点部32を支点にして揺動する。
図11Bに示すように、検出スイッチ14のボタン部42は、凹部50における第3傾斜面部54によって押圧される。これにより、調速機ロープ181の引っ掛かりを検出することができる。なお、第3傾斜面部54の傾斜角度は、第1傾斜面部52及び第2傾斜面部53の傾斜角度よりも大きく設定されている。そのため、調速機ロープ181が第2の方向Y、すなわち水平方向に傾いた場合に比べて、調速機ロープ181が第1の方向Xの他側に傾いた場合では、調速機ロープ181の引っ掛かりを素早く検出することができる。
ここで、調速機ロープ181が第1の方向Xの他側にさらに大きく傾いた場合、アーム部材11の第1の方向Xの他端部は、さらに第3の方向Zの下方を向くように揺動する。そして、アーム部材11のストッパ片23の一端部23aがブラケット121の一面121aに当接する。そのため、アーム部材11の揺動の支点は、支点部32からストッパ片23の一端部23aに移る。ここで、ストッパ片23は、支点部32よりもアーム部材11の第1の方向Xの他端部に配置されている。
ストッパ片23が支点部32よりもアーム部材11の第1の方向Xの他端部に配置されているため、アーム部材11の第1の方向Xの他端部の揺動量は、支点部32を支点とした場合よりも小さくなる。これにより、押圧部45におけるボタン部42への押し込み量を減少させることができる。その結果、検出スイッチ14が押圧部材15によって破損することを防ぐことができる。
図8A〜図11Aに示す例において、調速機ロープ181の引っ掛かりが解消されると、調速機ロープ181は、図3及び図4に示す状態に戻り、ロープサポート13における筒部26の筒孔26aの略中心を挿通する。そして、アーム部材11は、支持部材12の付勢部材34に付勢力により、図3及び図4に示す初期位置に戻る。
本例の引っ掛かり検出装置10A、10Bによれば、アーム部材11を支持部材12によって水平方向に回動可能に支持し、第3の方向Zにも揺動可能に支持している。さらに、ボタン部42を押圧する押圧部45に凹部50を設け、この凹部50に略半球状のボタン部42を挿入させている。これにより、アーム部材11が水平方向の又は、昇降方向である第3の方向Zのあらゆる方向に移動した場合でも確実に押圧部45でボタン部42を押圧することができる。その結果、長尺物である調速機ロープ181のあらゆる方向の引っ掛かりを1つの検出スイッチ14で検出することができ、引っ掛かり検出装置10A、10Bの構成の簡略化を図ることができる。
アーム部材11の回動及び揺動の中心となる支点部32をブラケット121の一面121aに形成した座グリ穴121bに配置することで、支持部材12によって支持されるアーム部材11の位置ズレを防止することできる。また、支点部32における座グリ穴121bに載置される面を球面状に形成してもよい。
3.エレベーターの引っ掛かり検出動作
次に、上述した構成を有するエレベーター1の引っ掛かり検出動作について図12を参照して説明する。
図12は、エレベーター1の引っ掛かり検出動作を示すフローチャートである。
図12に示すように、エレベーター制御部170は、調速機ロープ181に引っ掛かりが発生しているか否かを判断する(ステップS11)。このステップS11の処理では、エレベーター制御部170は、第1引っ掛かり検出装置10A又は第2引っ掛かり検出装置10Bの検出スイッチ14からの検出信号に基づいて判断する。
ここで、図8A〜図11Aに示すように、調速機ロープ181に引っ掛かりが発生していると、検出スイッチ14のボタン部42は、押圧部45に押圧される。そして、検出スイッチ14は、テールコード171、中間ボックス172及び接続配線173を介して検出信号をエレベーター制御部170に送信する。
検出スイッチ14から検出信号を受信し、エレベーター制御部170が調速機ロープ181の引っ掛かりが発生したと判断した場合(ステップS11のYES判定)、エレベーター制御部170は、異常検出運転時の制御を行う(ステップS12)。ステップS12の処理では、例えば、エレベーター制御部170は、巻上機100の駆動を停止させて、乗りかご120及び釣合錘140の昇降動作を停止する。そして、エレベーター制御部170は、調速機ロープ181に引っ掛かりが発生したことを、外部のオペレーターに出力する。
なお、ステップS12の異常検出運転は、上述した例に限定されるものではなく、例えば、エレベーター制御部170は、不図示の報知部を用いて警告音を発したり、異常情報を表示部に表示させたりしてもよい。
また、ステップS11の処理において、エレベーター制御部170が調速機ロープ181に引っ掛かりが発生していないと判断した場合(ステップS11のNO判定)、エレベーター制御部170は、通常運転時の制御を行う(ステップS13)。すなわち、通常運転時では、エレベーター制御部170は、巻上機100を駆動させて、乗りかご120及び釣合錘140を昇降動作させる。これにより、エレベーター1の引っ掛かり検出動作が完了する。
本例のエレベーター1によれば、巻上機100を駆動させることなく、長尺物である調速機ロープ181の引っ掛かりを検出することができる。さらに、調速機ロープ181に引っ掛かりが発生した場合では、エレベーター制御部170が巻上機100の駆動を停止させて、乗りかご120及び釣合錘140の昇降動作を停止している。これにより、調速機ロープ181に引っ掛かりが発生した状態で、乗りかご120及び釣合錘140が動作することがなく、エレベーター1の各種機器に変形や破損が生じることを防ぐことができる。
また、エレベーター制御部170は、地震が発生した際の診断運転時だけなく、常時調速機ロープ181に発生したか否かを判断している。これにより、調速機ロープ181に地震だけでなく強風等のその他の要因で引っ掛かりが生じた場合でも、検出することができる。
なお、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、長尺物として調速機ロープ181を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上述した構成を有する引っ掛かり検出装置10A、10Bを主ロープやコンペンロープに設けてもよく、釣合錘の速度を検出する調速機の調速機ロープ等その他各種の長尺物に設けてもよい。これにより、主ロープ、コンペンロープや、釣合錘用の調速機ロープ等のその他各種の長尺物の引っ掛かりも検出することができる。また、支持部材が設置される設置部材としては、乗りかごに設けたブラケットに限定されるものではなく、釣合錘等その他各種の昇降路内に設置された部材が適用されるものである。
また、上述した実施の形態例では、検出スイッチ14からの検出信号をテールコード171、中間ボックス172及び接続配線173を介してエレベーター制御部170に送信する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、検出スイッチ14に検出信号を送信する送信部を設けてエレベーター制御部170に検出信号を受信する受信部を設け、無線により検出スイッチ14が検出した信号をエレベーター制御部170に送信してもよい。
さらに、上述した実施の形態例では、ブラケット121と当接するストッパ片23をアーム部材11の他端部に設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。ストッパ片23は、アーム部材11における支持部材12が設けられた箇所よりも検出スイッチ14側に設けられていればよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 10A、10B…引っ掛かり検出装置、 11…アーム部材、 12…支持部材、 13…ロープサポート、 14…検出スイッチ、 15…押圧部材、 21…主面部、 21a…軸受け孔、 22…側面部、 23…ストッパ片、 23a…一端部、 25…接続部、 26…筒部、 26a…筒孔、 31…支柱部、 31a…頭部、 31b…軸部、 32…支点部、 34…付勢部材、 41…本体部、 42…ボタン部、 45…押圧部、 46…固定軸部、 50…凹部、 51…平面部、 52…第1傾斜面部、 53…第2傾斜面部、 54…第3傾斜面部、 55…切り欠き部、 100…巻上機、 110…昇降路、 120…乗りかご、 121…ブラケット(設置部材)、 121a…一面、 121b…座グリ穴、 130…主ロープ、 140…釣合錘、 160…機械室、 170…エレベーター制御部(制御部)、 171…テールコード、 172…中間ボックス、 173…接続配線、 180…調速機、 181…調速機ロープ(長尺物)、 182…連結部、 191…接続アーム

Claims (10)

  1. 昇降路の中に配設されたエレベーターの長尺物が挿通する筒部を有するロープサポートと、
    前記ロープサポートが一端部に取り付けられたアーム部材と、
    前記エレベーターに設けられた設置部材に設置され、前記長尺物が移動する昇降方向に前記アーム部材を揺動可能に支持し、かつ前記昇降方向と直交する水平方向に前記アーム部材を回動可能に支持する支持部材と、
    前記アーム部材における前記ロープサポートが取り付けられた一端部とは反対側の他端部に設けられた押圧部材と、
    前記設置部材に設置され、前記押圧部材と対向する検出スイッチと、を備え、
    前記押圧部材は、前記検出スイッチから離反する方向に略円錐台形状に凹んだ凹部を有する押圧部を備え、
    前記検出スイッチは、前記凹部に挿入される略半球状のボタン部を有する
    引っ掛かり検出装置。
  2. 前記支持部材は、
    前記アーム部材を挿通し、前記アーム部材の回動の中心となる支柱部と、
    前記支柱部に取り付けられ、前記アーム部材と前記設置部材の間に配置されて前記アーム部材の揺動の支点となる支点部と、を有する
    請求項1に記載の引っ掛かり検出装置。
  3. 前記支持部材は、前記アーム部材を前記支点部及び前記設置部材に向けて付勢する付勢部材を有する
    請求項2に記載の引っ掛かり検出装置。
  4. 前記設置部材には、前記支点部が配置される座グリ穴が形成されている
    請求項2又は3に記載の引っ掛かり検出装置。
  5. 前記凹部は、
    前記ボタン部と対向する平面部と、
    前記平面部の周囲から前記検出スイッチに向けて傾斜する傾斜面部と、を有する
    請求項1に記載の引っ掛かり検出装置。
  6. 前記押圧部には、前記凹部における前記設置部材側の端部を切り欠いた切り欠き部が形成されている
    請求項5に記載の引っ掛かり検出装置。
  7. 前記傾斜面部は、
    前記平面部における前記水平方向の一側に形成された第1傾斜面部と、
    前記平面部における前記水平方向の他側に形成された第2傾斜面部と、
    前記平面部における前記切り欠き部が形成された端部とは反対側に形成された第3傾斜面部と、を有し、
    前記第3傾斜面部における前記平面部から前記検出スイッチに向かう傾斜角度は、前記第1傾斜面部及び前記第2傾斜面部における前記平面部から前記検出スイッチに向かう傾斜角度よりも大きく設定されている
    請求項6に記載の引っ掛かり検出装置。
  8. 前記アーム部材における前記支持部材が設けられた箇所よりも前記検出スイッチ側に設けられたストッパ片を備え、
    前記ストッパ片は、前記アーム部材における前記検出スイッチ側の端部が昇降方向に沿って前記設置部材に接近する方向に揺動した際に、前記設置部材に当接する
    請求項1に記載の引っ掛かり検出装置。
  9. 前記支持部材は、
    前記アーム部材を挿通し、前記アーム部材の回動の中心となる支柱部と、
    前記支柱部に取り付けられ、前記アーム部材と前記設置部材の間に配置されて前記アーム部材の揺動の支点となる支点部と、
    前記アーム部材を前記支点部及び前記設置部材に向けて付勢する付勢部材と、を有し、
    前記凹部は、
    前記ボタン部と対向する平面部と、
    前記平面部の周囲から前記検出スイッチに向けて傾斜する傾斜面部と、有し、
    前記押圧部には、前記凹部における前記設置部材側の端部を切り欠いた切り欠き部が形成され、
    前記傾斜面部は、
    前記平面部における前記水平方向の一側に形成された第1傾斜面部と、
    前記平面部における前記水平方向の他側に形成された第2傾斜面部と、
    前記平面部における前記切り欠き部が形成された端部とは反対側に形成された第3傾斜面部と、を有し、
    前記第3傾斜面部における前記平面部から前記検出スイッチに向かう傾斜角度は、前記第1傾斜面部及び前記第2傾斜面部における前記平面部から前記検出スイッチに向かう傾斜角度よりも大きく設定され、
    前記アーム部材における前記支持部材が設けられた箇所よりも前記検出スイッチ側に設けられたストッパ片を備え、
    前記ストッパ片は、前記アーム部材における前記検出スイッチ側の端部が昇降方向に沿って前記設置部材に接近する方向に揺動した際に、前記設置部材に当接し、
    前記設置部材には、前記支点部が配置される座グリ穴が形成されている
    請求項1に記載の引っ掛かり検出装置。
  10. 昇降路内を昇降動作する乗りかごと、
    前記乗りかごに接続された主ロープと、
    前記主ロープが巻き掛けられた巻上機と、
    前記巻上機の駆動を制御する制御部と、
    前記昇降路の中に配設された長尺物の引っ掛かりを検出する引っ掛かり検出装置と、を備え、
    前記長尺物が挿通する筒部を有するロープサポートと、
    前記ロープサポートが一端部に取り付けられたアーム部材と、
    前記昇降路内に設置された設置部材に設置され、前記長尺物が移動する昇降方向に前記アーム部材を揺動可能に支持し、かつ前記昇降方向と直交する水平方向に前記アーム部材を回動可能に支持する支持部材と、
    前記アーム部材における前記ロープサポートが取り付けられた一端部とは反対側の他端部に設けられた押圧部材と、
    前記設置部材に設置されて前記押圧部材と対向し、前記制御部に検出信号を送信する検出スイッチと、を備え、
    前記押圧部材は、前記検出スイッチから離反する方向に略円錐台形状に凹んだ凹部を有する押圧部を備え、
    前記検出スイッチは、前記凹部に挿入される略半球状のボタン部を有する
    エレベーター。
JP2016250766A 2016-12-26 2016-12-26 引っ掛かり検出装置及びエレベーター Active JP6636415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016250766A JP6636415B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 引っ掛かり検出装置及びエレベーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016250766A JP6636415B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 引っ掛かり検出装置及びエレベーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018104116A JP2018104116A (ja) 2018-07-05
JP6636415B2 true JP6636415B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=62785140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016250766A Active JP6636415B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 引っ掛かり検出装置及びエレベーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6636415B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH082844A (ja) * 1994-06-15 1996-01-09 Mitsubishi Electric Corp エレベーター釣合鎖用安全装置
JP5206400B2 (ja) * 2008-12-25 2013-06-12 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータのガバナロープ引っ掛り検出装置
JP5251999B2 (ja) * 2011-01-31 2013-07-31 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018104116A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2379657T3 (es) Detector de deslizamiento de cuerda de elevador y sistema elevador
ES2809800T3 (es) Sistemas y procedimientos de monitoreo de solidez para sistemas de ascensores
JP4896692B2 (ja) メインロープ異常検出装置およびそれを備えたエレベータ装置
KR101456403B1 (ko) 엘리베이터 장치
CN109229377B (zh) 自动归航提升机
JP2009007098A (ja) エレベータのガバナロープ状態検出装置およびエレベータの制御システム
JP5824206B2 (ja) 吊荷旋回装置
CN103118965A (zh) 电梯用限速器
JP6636415B2 (ja) 引っ掛かり検出装置及びエレベーター
JP4655575B2 (ja) 天井扇風機の安全装置
JP2006264882A (ja) エレベータの管制運転装置及びエレベータ
JP4678531B2 (ja) エレベータのロープ張力調整装置
JP5071968B2 (ja) エレベータのロープ異常検出装置
JP4773704B2 (ja) エレベータの制御装置
CN101326118A (zh) 电梯
JP5168342B2 (ja) 天井扇風機の安全装置
CN209922707U (zh) 一种松绳检测装置及堆垛机
JP4137795B2 (ja) 荷重検出装置及びその制御方法、エレベータ装置
CA2092143C (en) Sensing device for indicating improper orientation of a hoist lifting line
JP2002003119A (ja) ロープ異常検出装置及び同装置を備えたエレベーター制御装置
JP2007276895A (ja) エレベータの検出装置
JP6985728B2 (ja) 検知装置
CN211918629U (zh) 支腿装置和作业机械
JPH06271282A (ja) フック過巻き検出装置
JP2015187021A (ja) エレベータのかご揺れ検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6636415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150