JP5206326B2 - 画像形成装置、画像形成装置による搬送制御方法、搬送制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置による搬送制御方法、搬送制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、帯電された搬送ベルトに静電力で吸着固定された記録紙を副走査方向に間欠的に搬送するとともに、印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を記録紙に記録する画像形成装置、この画像形成装置による搬送制御方法、搬送制御プログラムに関する。
従来の画像形成装置には、帯電された搬送ベルトに静電力で吸着固定された記録紙を副走査方向に間欠的に搬送するとともに、印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を記録紙に記録する装置がある。この画像形成装置の搬送ベルトは、ごく薄い材質で構成されており、搬送ベルトにインクが付着した場合にはインクが付着した部分において搬送ベルトが記録紙に作用する静電力が小さくなる。その結果、記録紙が搬送ベルトから浮き、記録紙の表面を印字ヘッドがこすって記録画像がかすれたり、印字ヘッドが破損するなどの不具合が生じるおそれがある。
このため従来の画像形成装置では、記録紙後端を検知し、ベルトにインクを付着させないように様々な工夫がなされている。
例えば特許文献1には、ベルトにインクを付着させないように必要に応じて画像を削除するよう制御することが記載されている。また特許文献2には、後端を検知するためのセンサを用いて求めた後端位置と、記録紙の搬送量を用いて求めた後端位置とに基づき後端位置を確定することが記載されている。
特開2007−216670号公報 特開2007−160681号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、ノズル孔位置とセンサの位置関係から記録紙後端位置を単純に計算するものであり、記録紙を間欠搬送する場合には、間欠搬送の搬送距離に応じて後端位置の検出精度が変動する。このため適切に後端位置を検出することができず、場合によっては記録紙の後端部を超えて印刷動作を行い、搬送ベルトにインクを付着させるという不具合が生じる虞があった。
また特許文献2記載の発明では、後端を検知するためのセンサを用いて求めた後端位置と記録紙の搬送量を用いて求めた後端位置と差分が閾値よりも小さい場合に、記録紙の搬送量を用いて求めた後端位置を採用することで、後端位置の検出精度の変動を無くしている。
しかしながら、例えばユーザが記録紙の用紙サイズを間違えて設定したり、記録紙を配置する際に縦と横を逆にして配置した場合等には、記録紙の後端位置はセンサを用いて求めた後端位置となる。特許文献2記載の発明では、上記したような場合にも、差分が閾値以内であったら、記録紙の搬送量を用いて求めた後端位置が採用されるため、搬送ベルトにインクを付着させるという不具合が生じる虞があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、搬送ベルトのインク付着を抑止することのできる画像形成装置、画像形成装置による搬送制御方法、搬送制御プログラムを提供すること目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如き構成を採用した。
本発明は、記録紙を間欠的に搬送するとともに印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を記録紙に記録する画像形成装置であって、前記印字ヘッドよりも搬送方向上流側に設けられ、前記記録紙が第一の位置を通過したことを検出するフィラーセンサと、前記印字ヘッドの近傍に設けられたセンサを基準とした第二の位置から前記第一の位置までの距離を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの実測値を算出する実測値算出手段と、前記記録紙の搬送量を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの理論値を算出する理論値算出手段と、前記実測値と前記理論値との大小関係に基づき前記実測値又は前記理論値の何か一方を前記記録紙の後端位置を示す値として選択する選択手段と、を有する構成とした。
また本発明の画像形成装置において、前記選択手段は、前記理論値が前記実測値よりも小さいとき、前記理論値を選択する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置は、第一の閾値が記憶された記憶手段を有し、前記選択手段は、前記理論値が実測値よりも大きく、且つ前記理論値と前記実測値との差分が前記第一の閾値よりも大きいとき、前記実測値を選択する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置は、前記理論値が前記実測値よりも小さいとき、前記記憶手段に記憶された前記第一の閾値を書き換える書換手段を有し、前記選択手段は、前記理論値が前記実測値よりも小さく、且つ前記理論値と前記実測値との差分が前記書換手段により書き換えられた第一の閾値よりも小さいとき、前記理論値を選択する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置において、前記書換手段は、前記第一の閾値を書き換え前の値よりも大きい値へ書き換える構成としても良い。
また本発明の画像形成装置において、前記記憶手段には前記第一の閾値よりも値の大きい第二の閾値が記憶されており、前記選択手段は、前記理論値が前記実測値よりも小さく、且つ前記理論値と前記実測値との差分が前記第二の閾値よりも小さいとき、前記理論値を選択する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置は、前記記録紙を搬送するモータの駆動を制御するモータ駆動制御手段を有し、前記モータ駆動制御手段は、前記モータを駆動させるための駆動量を算出する残駆動量算出手段を有する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置において、前記モータ駆動制御手段は、前記モータを駆動させるための消費された駆動量を算出する駆動総量算出手段を有する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置において、前記実測値算出手段は、予め設定された前記フィラーセンサのストローク量を取得するストローク量取得手段と、前記記録紙が前記第一の位置を通過したことが検出されたときに前記残駆動量算出手段により算出された駆動量を取得する残駆動量取得手段と、を有し、前記第二の位置から前記第一の位置までの距離から、前記ストローク量と前記残駆動量に対応して前記記録紙が搬送される距離とを減算することで前記実測値を算出する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置において、前記理論値算出手段は、副走査方向における前記記録紙の長さを取得する用紙サイズ取得手段と、前記駆動総量算出手段により算出された駆動量を取得する駆動総量取得手段と、を有し、副走査方向における前記記録紙の長さから前記駆動量に対応して前記記録紙が搬送された距離を減算することで前記理論値を算出する構成としても良い。
本発明は、記録紙を間欠的に搬送するとともに、印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を前記記録紙に記録し、前記記録紙が第一の位置を通過したことを検出するための前記印字ヘッドよりも搬送方向上流側に設けられたフィラーセンサを有する画像形成装置による前記記録紙の搬送制御方法であって、前記印字ヘッドの近傍に設けられたセンサを基準とした第二の位置から前記第一の位置までの距離を用いて、前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの実測値を算出する実測値算出手順と、前記記録紙の搬送量に基づき前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの理論値を算出する理論値算出手順と、前記実測値と前記理論値との大小関係に基づき、前記実測値又は前記理論値の何か一方を前記記録紙の後端位置を示す値として選択する選択手順と、を有する方法とした。
本発明は、記録紙を間欠的に搬送するとともに、印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を前記記録紙に記録し、前記記録紙が第一の位置を通過したことを検出するための前記印字ヘッドよりも搬送方向上流側に設けられたフィラーセンサを有する前記画像形成装置において実行される前記記録紙の搬送制御プログラムであって、前記画像形成装置に、前記印字ヘッドの近傍に設けられたセンサを基準とした第二の位置から前記第一の位置までの距離を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの実測値を算出する実測値算出ステップと、前記記録紙の搬送量を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの理論値を算出する理論値算出ステップと、前記実測値と前記理論値との大小関係に基づき、前記実測値又は前記理論値の何か一方を前記記録紙の後端位置を示す値として選択する選択ステップと、を実行させるプログラムとした。
本発明によれば、搬送ベルトへのインク付着を未然に防止することができるという効果を得る。
(第一の実施形態)
以下、添付図面を参照しながら、本発明の第一の実施形態を詳細に説明する。
図1は、第一の実施形態の画像形成装置の記録紙搬送系および画像記録系の概略構成を示している。本実施形態の画像形成装置100では、シリアルヘッド方式の印字ヘッド(例えば、インクジェット記録方式の印字ヘッド)を用いて、副走査方向に間欠搬送される記録紙に画像を記録するとともに、3つの給紙トレイを備えている。間欠搬送とは、記録紙を次の書き込み位置まで搬送し、搬送を停止して画像を書き込む(記録)、という動作の繰り返しにより記録紙を搬送することである。
給紙トレイ1に収容されている記録紙PP1は、その最上位のものがピックアップコロ2により拾い上げられて搬送ローラ対3へと送られる。搬送ローラ対3は、記録紙PP1を搬送ローラブロック4へ搬送し、搬送ローラブロック4は、搬送ローラ対3から送られた記録紙PP1を上方向へ偏向し、レジストローラ5へ至る搬送路へと送り出す。また、用紙センサ6は、搬送ローラ対3を通過した記録紙PP1を検出するためのものである。
また、給紙トレイ7に収容されている記録紙PP2は、その最上位のものがピックアップコロ8により拾い上げられて搬送ローラ対9へと送られる。搬送ローラ対9は、記録紙PP2を搬送ローラブロック10へ搬送し、搬送ローラブロック10は、搬送ローラ対9から送られた記録紙PP2を上方向へ偏向し、レジストローラ5へ至る搬送路上へと送り出す。また、搬送ローラブロック10により送り出された記録紙PP2は、搬送ローラブロック4に至り、この場合、搬送ローラブロック4は、下方向から搬送されてくる記録紙PP2をレジストローラ5に向かう搬送路へと送り出す。また、用紙センサ11は、搬送ローラ対8を通過した記録紙PP2を検出するためのものである。
また、給紙トレイ12に収容されている記録紙PP3は、その最上位のものがピックアップコロ13により拾い上げられて搬送ローラ対14へと送られる。搬送ローラ対14は、記録紙PP3を搬送ローラブロック15へ搬送し、搬送ローラブロック15は、搬送ローラ対14から送られた記録紙PP3を上方向へ偏向し、レジストローラ5へ至る搬送路上へと送り出す。また、搬送ローラブロック15により送り出された記録紙PP3は、搬送ローラブロック10に至り、この場合、搬送ローラブロック10は、下方向から搬送されてくる記録紙PP3を搬送ローラブロック4へ向かう搬送路へと送り出す。そして、搬送ローラブロック4は、搬送ローラブロック10から搬送されてくる記録紙PP2をレジストローラ5に向かう搬送路へと送り出す。また、用紙センサ16は、搬送ローラ対13を通過した記録紙PP2を検出するためのものである。
このようにして、搬送路へ送り出された記録紙PP1、PP2、PP3は、レジストローラ5の直前位置で用紙センサ17により検出され、レジストローラ5(と搬送ベルト20(後述)と)のニップ部に突き当たる。
一方、記録紙PP1、PP2、PP3を画像記録の副走査方向へ搬送する搬送ベルト20は、搬送ローラ21と搬送ローラ22の間に巻回されて、無限軌道駆動される。また、その表面は、チャージャ23により帯電されて静電力が与えられた後、レジストローラ5を通過し、レジストローラ5のニップ部に突き当たっている記録紙PP1、PP2、PP3と接触する。
このとき、レジストローラ5が搬送動作している場合は、記録紙PP1、PP2、PP3は、搬送ベルト20の表面に上述した静電力により吸着され、密着した状態で、印字ヘッド25の記録位置へと送り出される。それに対し、レジストローラ5が搬送動作していない場合、すなわち、停止している場合は、記録紙PP1、PP2、PP3は、レジストローラ5のニップ部に突き当たった状態でその位置を保持する。すなわち、この場合には、記録紙PP1、PP2、PP3は搬送されずに停止している。
印字ヘッド25は、画像記録の主走査方向に往復移動するキャリッジ30に搭載されており、シリアルヘッド方式の画像記録動作を行う。また、キャリッジ30には、検出光を搬送ベルト20へ投光し、搬送ベルト20からの反射光を検出する反射型光センサ31が付設されている。
また、印字ヘッド25よりも搬送方向上流側には、記録紙の後端を検出するためのフィラーセンサFSが設けられている。フィラーセンサFSは、記録紙PP1、PP2、PP3の有無に基づき記録紙PP1、PP2、PP3がフィラーセンサFSを通過したか否かを検出する。フィラーセンサFSは、例えば、搬送ベルト20上の記録紙PP1、PP2、PP3の表面にフィラー(図示略)が接触している場合にはオン動作し、記録紙PP1、PP2、PP3の表面にフィラーが接触していない場合にはオフ動作するような、周知のセンサであるので、その詳細な説明については、省略する。
図2は、第一の実施形態の画像形成装置における主走査方向と副走査方向を説明するための図である。
本実施形態の画像形成装置100において、主走査方向とは、搬送ベルト20の搬送方向と直行する方向であり、図2に示すX−X方向である。また本実施形態の画像形成装置100における副走査方向とは、搬送ベルト20の搬送方向を示し、図2に示すY方向である。キャリッジ30は、主走査方向であるX−X方向に往復移動する。
本実施形態の画像形成装置100の記録紙搬送系および画像記録系の制御は画像形成装置100を制御するプログラム等により実現される。以下にプログラムを実行するために必要となる画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
図3は、第一の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置31、出力装置32、ドライブ装置33、補助記憶装置34、メモリ装置35、演算処理装置36およびインタフェース装置37で構成される。
入力装置31は、画像データを入力するための装置であり、例えばスキャン装置等により実現されても良い。出力装置32は画像データを出力するための装置であり、例えばプロッタ装置等により実現されても良い。インタフェース装置37は、モデム、LANカードなどで構成されており、画像形成装置100をネットワーク等に接続する為に用いられる。操作装置38は、画像形成装置100を操作するための装置であり、例えば表示機能を有する操作パネル等により実現されても良い。
本発明の搬送制御プログラムは、画像形成装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。搬送制御プログラムは例えば記録媒体39の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。搬送制御プログラムを記録した記録媒体39は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、搬送制御プログラムを記録した記録媒体39がドライブ装置33にセットされると、搬送制御プログラムは記録媒体39からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた搬送制御プログラムは、インタフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34は、インストールされた搬送制御プログラムを記憶する。また補助記憶装置34には、画像形成装置100に予め設定された値や演算処理の結果により求められた値等が記憶されるデータ記憶領域が設けられている。メモリ装置35は、画像形成装置100の起動時に補助記憶装置34から搬送制御プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納された搬送制御プログラムに従って、後述するような各部による各種処理を実現している。
以下に補助記憶装置34に設けられたデータ記憶領域について説明する。図4は、第一の実施形態の画像形成装置の補助記憶装置に設けられたデータ記憶領域を説明するための図である。
本実施形態の画像形成装置100の補助記憶装置34には、データ記憶領域200が設けられている。データ記憶領域200には、予めレイアウト設計値210、ストローク量220、閾値230が記憶されている。レイアウト設計値210とストローク量220とは、後述する実測値の算出において用いられる値である。閾値230は、実測値と理論値の何れか一方を選択する選択において用いられる値である。実測値と理論値の詳細と、選択の詳細は後述する。
データ記憶領域200には、演算処理結果等のデータが一時的に記憶される作業領域240が設けられている。作業領域240には、後述する各部の処理により求められる残駆動量241、駆動総量242、実測値243、理論値244等が記憶される。
次に図5を参照して本実施形態における実測値と理論値について説明する。図5は、実測値と理論値を説明するための図である。図5では、記録紙PP1が搬送ベルト20により搬送され、記録紙PP1がフィラーセンサFSを通過してから距離H移動し、記録紙PP1の後端が後端位置Tで停止した状態を示している。尚図5の例では、記録紙PP1を用いて説明するが、記録紙は記録紙PP2であっても良いし記録紙PP3であっても良い。
図5に示す位置T1は反射型光センサ31が搬送ベルト20からの反射光を検出する位置であり、特許請求の範囲に記載された第二の位置である。位置T2はフィラーセンサFSにおいてフィラーFが静止した状態のフィラーFの位置であり、特許請求の範囲に記載された第一の位置である。位置T3は、記録紙PP1からフィラーFが離れた位置を示す。尚位置T1は、本実施形態では搬送ベルト20からの反射光を検出する位置としたが、位置T1は反射型光センサ31から光が照射される位置としても良い。
本実施形態では、位置T1から位置T2までの距離であるレイアウト設計値210、後述するストローク量220、距離Hに基づき、記録紙PP1における位置T1から後端位置Tまでの長さを算出した値を実測値243と呼ぶ。実測値243は、レイアウト設計値210から、フィラーセンサFSのストローク量220と、距離Hとを減算した値である。
また本実施形態では、記録紙PP1の副走査方向の長さと記録紙の搬送量とに基づき記録紙PP1における位置T1から後端位置Tまでの長さを算出した値を理論値244と呼ぶ。理論値244は、記録紙PP1の副走査方向の長さから、搬送量に対応した記録紙PP1の長さを減算した値である。
レイアウト設計値210は、画像形成装置100の設計時に決められた値であり、データ記憶領域200に予め記憶されている。
ストローク量220とは、フィラーセンサFSの特性等により決められる値であり、データ記憶領域200に予め記憶されている。ストローク量220は、記録紙PP1がフィラーセンサFSの下を通過する際に、フィラーFが記録紙PP1に引っ張られることにより生じる。ストローク量220は、フィラーFが静止した状態の位置T2から、記録紙PP1からフィラーFが離れる位置T3までの距離を示す。フィラーセンサFSは、フィラーFから記録紙PP1が離れたときにオフ状態となる。
本実施形態では、フィラーセンサFSが所定時間以上連続してオフ状態であった場合に、フィラーセンサFSのオフ状態を確定する。フィラーセンサFSのオフ状態が確定されると、システム制御部300は記録紙PP1がフィラーセンサFSを通過したものと判断する。
距離Hは、実測値243の算出処理を行う際に求められる。距離Hは、記録紙PP1がフィラーセンサFSを抜けてから、記録紙PP1が停止するまでの間に記録紙PP1が搬送された距離を示す。
本実施形態において、距離Hは、搬送ローラ21、22を動作させるモータの駆動量に基づき求めることができる。搬送ベルト20は、搬送ローラ21、22をモータにより駆動させることで記録紙PP1を間欠搬送する。したがって記録紙PP1の距離Hはモータの駆動量と等価である。本実施形態では、記録紙PP1を搬送するためのモータの残駆動量により距離Hを求める。モータの残駆動量とは、これからモータが停止するまでの間のモータの駆動量を示す。
尚フィラーセンサFSでは、フィラーFが記録紙PP1と離れた後もフィラーFが振り子のように振動するため、記録紙PP1がフィラーFから一度離れたにも関わらず記録紙PP1を検出する等のチャタリングが発生する。
本実施形態では、チャタリングの影響を回避するために、チャタリングの影響を吸収するための時間(以下、「チャタリング吸収時間」という)を設けている。本実施形態では、フィラーセンサFSのオフ状態がチャタリング吸収時間を超えて連続すれば、フィラーセンサFSのオフ状態を確定する。チャタリング吸収時間は、例えば10ms〜100ms程度の時間であることが多い。
記録紙PP1の搬送は、チャタリング吸収時間においても続いている。よって記録紙PP1の後端位置Tは、オフ状態を確定したときには、フィラーFが記録紙PP1から離れた位置T3よりも下流まで進んでいる。チャタリング吸収時間中に記録紙PP1が搬送された距離(以下、チャタリング時搬送距離)は、フィラーセンサFSの特性等により決定される固定値である。本実施形態では、チャタリング時搬送距離はストローク量220に含まれる値とした。
よって本実施形態の距離Hは、フィラーセンサFSのオフ状態が確定されてから記録紙PP1が搬送された距離となる。
尚本実施形態では、チャタリング時搬送距離をストローク量220に含まれる値としたが、チャタリング時搬送距離をストローク量220に含めずに距離Hを算出しても良い。
この場合距離Hは、フィラーセンサFSのオフ状態確定時のモータの残駆動量に対応した記録紙PP1の搬送距離と、チャタリング時搬送距離との和として求められる。
次に理論値244について説明する。
上で述べたように、記録紙PP1が搬送される距離はモータの駆動量と等価である。よって本実施形態の理論値244は、記録値PP1の副走査方向における記録紙PP1の長さから、モータが駆動を開始してから停止するまでの駆動総量により記録紙PP1が搬送された距離を引いた値となる。
次に、図6を参照して本実施形態の画像形成装置100の機能構成について説明する。図6は、第一の画像形成装置の機能構成を説明するための図である。
本実施形態の画像形成装置100は、システム制御部300、センサ制御部400、モータ駆動制御部500を有する。
システム制御部300は、画像形成装置100の記録紙搬送系および画像記録系の制御を行う。システム制御部300は、センサオフ確定部310、実測値算出部320、理論値算出部330、比較部340、選択部350を有する。
センサオフ確定部310は、センサ制御部400からセンサオフ通知を受けると、センサオフを確定する。
実測値算出部320は、搬送ベルト20により搬送される記録紙の後端位置の実測値243を算出する。
本実施形態の実測値算出部320は、設計値取得部321、ストローク量取得部322、残駆動量取得部323を有する。設計値取得部321は、データ記憶領域200に記憶されたレイアウト設計値210を取得する。ストローク量取得部322は、データ記憶領域200に記憶されたストローク量220を取得する。残駆動量取得部323は、モータ制御部500において算出された残駆動量242を取得する。
実測値算出部320は、レイアウト設計値210、ストローク量220、残駆動量242が取得されると、レイアウト設計値210からストローク量220と残駆動量242から算出される距離Hとを減算し、実測値243を算出する。算出された実測値243は、作業領域240へ記憶される。レイアウト設計値210、ストローク量220、距離Hの単位は、ミリメートルである。
理論値算出部330は、搬送ベルト20により搬送される記録紙の後端位置の理論値244を算出する。
本実施形態の理論値算出部330は、用紙サイズ取得部331、駆動総量取得部323を有する。用紙サイズ取得部331は、画像形成装置100に設置された記録紙のサイズを示す情報(以下、サイズ情報)を取得する。サイズ情報とは、例えば記録紙の主走査方向の長さと副走査方向の長さとを含む情報であり、補助記憶装置34等に予め記憶されている。用紙サイズ取得部331は、例えば操作装置38等により設定された用紙サイズを参照して規定のサイズ情報を取得する。駆動総量取得部332は、モータ駆動制御部500から駆動総量242を取得する。
理論値算出部330は、サイズ情報と駆動総量242とを取得すると、用紙サイズ(副走査方向の用紙の長さ)から駆動総量242により搬送された記録紙の長さを減算して理論値244を算出する。算出された理論値244は、作業領域240へ記憶される。
比較部340は、算出された実測値243と理論値244とを比較し、実測値243と理論値244の大小関係を判断する。選択部350は、比較部340の比較結果に基づき、実測値243と理論値244の何れか一方を選択する。
センサ制御部400は、画像形成装置100の有するセンサの制御を行う。本実施形態のセンサ制御部400により制御されるセンサは、例えば反射型光センサ31、フィラーセンサFS等である。
センサ制御部400は、主にフィラーセンサFSのオフを確定させるための制御を行う。センサ制御部400は、センサオフ検出部410、チャタリング処理部420、センサオフ通知部430を有する。
センサオフ検出部410は、フィラーセンサFSがオフ状態となったことを検出する。チャタリング吸収処理部420は、フィラーセンサFSのオフ状態が確定するまでのチャタリングを吸収するためのチャタリング吸収処理を行う。
チャタリング吸収処理とは、例えばフィラーセンサFSが所定時間オフ状態であったか否かを監視し、オフ状態が確定するまではフィラーセンサFSのオン状態/オフ状態をシステム制御部300へ通知しないようにする処理等であっても良い。
センサオフ通知部430は、チャタリング吸収処理部420によるチャタリング吸収処理が終了すると、フィラーセンサFSのオフ状態が確定したことをシステム制御部300へ通知する。またセンサオフ通知部430は、フィラーセンサFSのオフ状態が確定したことをモータ駆動制御部500へ通知しても良い。
尚本実施形態ではオフ状態の確定をセンサオフ通知部430がシステム制御部300へ通知するものと説明したが、これに限定されない。オフ状態の確定は、例えばシステム制御部300がポーリングを行うことにより検出されても良い。
モータ駆動制御部500は、画像形成装置100の有するモータの駆動を制御する。本実施形態のモータ駆動制御部500により制御されるモータは、例えば記録紙を搬送する搬送ローラ21、22を動作させるためのモータ(図示せず)である。
モータ駆動制御部500は、駆動総量算出部510、残駆動量算出部520を有する。駆動総量算出部510は、駆動総量242を算出する。駆動総量算出部510により算出される駆動総量242は、反射型光センサ31により記録紙の先端を検知してからフィラーセンサFSのオフ状態が確定されるまでのモータの駆動量を示す。算出された駆動総量242は、作業領域240へ記憶される。
残駆動量算出部520は、モータの残駆動量241を算出する。残駆動量算出部520は、間欠搬送において、モータの駆動開始から停止までに必要とされる駆動量から、すでに消費された駆動量を減算することで残駆動量241を算出する。本実施形態の残駆動量算出部520は、センサオフ検出部410によりフィラーセンサFSのオフ状態が確定されたときの残駆動量を算出する。尚チャタリング時搬送距離がストローク量220に含まれない場合には、残駆動量算出部520は、フィラーセンサFDがオン状態から最初にオフ状態となったときに残駆動量の算出を行っても良い。
次に、図7を参照して本実施形態の画像形成装置100の動作を説明する。図7は、第一の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態の画像形成装置100では、実測値243と理論値244との大小関係に基づき、実測値243と理論値244の何れか一方を選択し、記録紙PP1の後端位置Tの検出に用いる。
システム制御部300は、搬送ベルト20による記録紙PP1の搬送を開始すると、理論値算出部330は、用紙サイズ取得部331により記録紙PP1のサイズ情報を取得する。また理論値算出部330は、駆動総量取得部332により、モータ駆動制御部500の駆動総量算出部510で逐次算出される駆動総量242を取得する。そして理論値算出部330は、サイズ情報と駆動総量242に基づき理論値244を逐次算出している(ステップS71)。
システム制御部300は、センサオフ確定部310がセンサ制御部410のセンサオフ通知部430からフィラーセンサFSのオフ状態が確定したことを示す通知を受けたか否かを判断する(ステップS72)。センサオフ確定部310がセンサオフ通知部430から通知を受けた場合、システム制御部300は記録紙PP1の後端がフィラーセンサFSを通過したと判断する。
システム制御部300は、フィラーセンサFSのオフ状態が確定すると、実測値算出部320により実測値243を算出する(ステップS73)。詳細には実測値算出部320は、データ記憶領域200から設計値取得部321によりレイアウト設計値210を取得し、ストローク量取得部322によりストローク量220を取得する。また実測値算出部320は、モータ駆動制御部500の残駆動量算出部520により算出された残駆動量241を取得する。そしてレイアウト設計値210、ストローク量220、残駆動量241に基づき実測値243を算出する。
次にシステム制御部300は、比較部340によりフィラーセンサFSのオフ状態が確定したときの理論値244と、ステップS73で算出された実測値243とを比較し、実測値243>理論値244を満たすか否かを判断する(ステップS74)。
ステップS74において、実測値243>理論値244を満たす場合、選択部350は後端位置Tの決定に用いる値として理論値244を選択する(ステップS75)。
ステップS74において、実測値243>理論値244を満たさない場合、比較部340は実測値243と理論値244の差分を求める。比較部340は、データ記憶領域200に記憶された閾値230を参照して差分と閾値230とを比較し、差分>閾値230を満たすか否かを判断する(ステップS76)。
ステップS76において、差分>閾値230を満たす場合、選択部350は後端位置Tの決定に用いる値として実測値243を選択する(ステップS77)。ステップS76において、差分>閾値230を満たさない場合、ステップS75に進み、選択部350は理論値244を選択する。
このように本実施形態の画像形成装置100は、ステップS74において実測値243>理論値244を満たす場合、小さい方の値である理論値244を用いて記録紙PP1の後端位置Tを決定する。
この結果、画像形成装置100は位置T1から後端位置Tまでの距離が短い方の値が後端位置Tを示す値となり、記録紙後端以降にインクを吐出する可能性を低減させることができる。よって本実施形態によれば、搬送ベルト20にインクが付着することを抑止できる。
一方、本実施形態の画像形成装置100は、ステップS74において実測値243>理論値244を満たさない場合であり、且つ実測値243と理論値244との差分>閾値230を満たす場合、実測値243を用いて後端位置Tを決定する。差分>閾値230を満たす場合とは、例えばユーザが記録紙の縦横を間違えてセットした場合や、A4縦設定の給紙トレイにA5横の記録紙をセットしてしまった等、用紙サイズを間違えた場合等が考えられる。
そこで本実施形態では、閾値230を小さい値とし、実測値243と理論値244との差分が十分に小さくない限り、実測値243は採用されず、理論値244が採用されるようにする。本実施形態では、閾値230は、例えば6mm程度とした。6mmとは、A4用紙の短辺の長さとレター用紙の短辺の長さとの差である。
このように制御することで、例えば、記録紙が若干短く、後端位置Tの決定に実測値243が採用されたときには、画像の後端を少しカットするなどの処理が行われる。
また、上述した閾値230は、フィラーセンサ用紙センサFSの取り付け精度、ストローク量、あるいは搬送速度のバラツキなどが原因で最適値がある程度変動することが考えられる。よって、閾値230の値は、実験的に得られた最適値を設定することが好ましい。
また、例えば、図8に示すような閾値230の入力画面を設けて、ユーザが、適宜に設定入力できるようにすることができる。入力画面は、例えば表示機能を有する操作パネル等に表示されても良い。図8は、閾値の入力画面の一例を示す図である。この場合入力された閾値は、データ記憶領域200に記憶された閾値230に上書きされて記憶されても良い。
また、例えば記録紙が若干短く、画像形成装置100が、後端位置Tの決定に実測値243が採用されたときに画像の後端を少しカットする必要があると判断した場合、例えば図9に示すような画面を操作装置38に表示して画像をカットしたことをユーザに通知することが好ましい。図9は、後端の画像をカットしたことを通知する画面の一例である。また、この画像カットの警告通知は、LEDやブザーにて通知することもできる。
以上のように、本実施形態によれば、搬送ベルトへのインク付着を未然に防止することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、理論値244を選択する際の処理のみ第一の実施形態と相違する。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は、第二の実施形態の画像形成装置100Aの機能構成を説明するための図である。
本実施形態の画像形成装置100Aは、第一の実施形態の画像形成装置100の有する各部に加え、書換部360を有する。
書換部360は、実測値243>理論値244を満たす場合に、選択部350が理論値244を選択するようにデータ記憶領域200に記憶された閾値230の書き換えを行う。書き換え後の閾値の候補となる値は、例えばデータ記憶領域200に予め記憶されており、書換部360は、候補となる値を閾値230に上書きすることにより書き換えを行っても良い。
図11を参照して本実施形態の画像形成装置100Aの動作を説明する。図11は、第二の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図11のステップS111からステップS116までの処理は、図7のステップS71からステップS74、ステップS76、ステップS77の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS114において、実測値243>理論値244を満たす場合、書換部360は、データ記憶領域200に記憶された閾値230を書き換える(ステップS117)。書換部360は、後述するステップS118以降の処理で理論値244が採用されるような値に閾値230を書き換える。書換部360は、例えば閾値230が6mmであった場合には、閾値230の値を無限大に書き換えても良い。
閾値230の書き換えが完了すると、比較部340は実測値243と理論値244の差分を求め、差分<書き換え後の閾値を満たすか否かを判断する(ステップS118)。ステップS118において差分<書き換え後の閾値を満たす場合、選択部350は理論値244を採用する(ステップS119)。ステップS118において、差分<書き換え後の閾値を満たさない場合、ステップS116に進み、選択部350は実測値243を選択する。
このように、本実施形態では、差分<書き換え後の閾値を満たす場合に閾値230を書き換えるため、閾値230を小さく設定しておくことができる。このため実測値243と理論値244との差分の原因をより正確に判断し、適切な状況で実測値243を選択することができる。
例えば実測値243と理論値244との差分が小さい場合には、差分の原因として実測値243を算出する際の測定誤差が考えられる。また実測値243と理論値244との差分が大きい場合には、差分の原因は記録紙の配置ミス等が考えられる。実測値243を選択するか否かを判断する閾値230を小さく設定することができれば、記録紙の配置ミスによる差分については考慮する必要がない。よって閾値230は、測定誤差である場合にのみ実測値243が選択されるような小さい値に設定することができる。
このため本実施形態では、測定誤差の範囲では実測値243を用いて後端位置Tを決定することができ、後端位置Tをより正確に検出できる。また本実施形態では、後端余白量を正確に確保することができる。さらに実測値243が選択された場合、画像形成装置100は、後端部分でカットされていた画像がカットせずに全ての画像を印刷しても良い。
尚本実施形態では、閾値230は、差分<書き換え後の閾値を満たす十分大きい値に書き換えられることが望ましいが、書き換え後の閾値を適切に調整することにより、実測値244が選択される可能性を高めても良い。実測値243が選択された場合、上述したように画像の後端余白量を正確に確保することができる。また全ての画像を印刷することができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態は、閾値230を置き換える点のみ第二の実施形態と相違する。よって以下の第三の実施形態の説明では、第二の実施形態との相違点についてのみ説明し、第二の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第二の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図12は、第三の実施形態の画像形成装置の補助記憶装置に設けられたデータ記憶領域を説明するための図である。
本実施形態では、データ記憶領域200には、閾値230と閾値231が記憶されている。閾値230は、実測値243>理論値244を満たさない場合に用いられる閾値である。閾値231は、実測値243>理論値244を満たす場合に用いられる閾値である。本実施形態では、このように2つの閾値を設けることにより、第二の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図13は、第三の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図13のステップS131からステップS136までの処理は、図7のステップS71からステップS74、ステップS76、ステップS77の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS134において実測値243>理論値244を満たす場合、比較部340は、実測値243と理論値244との差分を求め、データ記憶領域200に記憶された閾値231を参照し、差分<閾値231を満たすか否かを判断する(ステップS137)。
差分<閾値231を満たす場合、選択部350は理論値244を選択する(ステップS138)。ステップS137において差分<閾値231を満たさない場合、ステップS135に進み選択部350は実測値243を選択する。
本実施形態の閾値231は、差分<閾値231を満たすような十分大きい値であることが好ましい。
本実施形態では、以上の構成により第二の実施形態で述べた効果と同様の効果を奏することができる。
(第四の実施形態)
以下に本実施形態の第四の実施形態について説明する。本発明の第四の実施形態は、記録紙の搬送速度に基づき閾値を切り替える。
例えば記録紙PP1に書き込む画像が、精密(例えば、高画質モード)である場合、記録紙PP1の搬送を遅くする場合がある。一方、速度優先(例えば、普通画質モード)である場合、記録紙PP1の搬送速度は高速である。
そこで、本実施形態の画像形成装置では、書込モードが高速なモードであるか、通常のモードであるかを判定するモード判定部(図示せず)とモード判定部の判定結果に基づき閾値を切り換える閾値切替部(図示せず)とを備える。本実施形態の画像形成装置は、書込モードに基づき、記録紙PP1の搬送速度に応じて閾値を切り替える。
例えば、高画質モードの場合は、閾値α2を"差分8mm以内"とし、速度優先モードの場合は、閾値α1を"差分10mm以内"とする。閾値α1と閾値α2は、例えばデータ記憶領域200に記憶されていても良い。
また、記録紙PP1の搬送速度とチャタリング吸収時間から、記録紙PP1の移動量を計算し、これを補正値として閾値に加えるようにしても良い。例えば、高画質モードの記録紙搬送速度200mm/sで、チャタリング吸収時間が20msならば、
閾値:初期閾値+200mm/s×20ms=初期閾値+4mm
とし、例えば速度優先モードの記録紙搬送速度300mm/sで、チャタリング吸収時間が20msならば、
閾値:初期閾値+300mm/s×20ms=初期閾値+6mm
としても良い。尚以下の説明では初期閾値を閾値αとする。閾値αは、データ記憶領域200に記憶されていても良い。
図14は、第四の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述したように、搬送ベルト20による記録紙PP1の搬送を開始すると、理論値算出部330は、駆動総量と記録紙サイズから理論値244を逐次算出する(ステップS1401)。システム制御部300のセンサオフ確定部310は、センサ制御部400からフィラーセンサFSのオフ状態の確定通知を受けて、フィラーセンサFSのオフ状態を確定する(ステップS1402の結果がYES)。モード判定部は、書込モードは、記録紙PP1の搬送速度が速いモードであるかを調べる(ステップS1403)。ステップS1403の結果がYESになるときには、閾値切替部は、閾値αに上述した閾値α1の値をセットする(ステップS1404)。ステップS1403の結果がNOになるときには、閾値切替部は、閾値αに上述した閾値α2の値をセットする(ステップS1405)。
次いで、比較部340は、実測値算出部320により算出した実測値243と理論値244が、実測値243>理論値244を満たすか否かを判断する(ステップS1406)。ステップS1406の結果がYESになるときには、選択部350は理論値244を選択する(ステップS1407)。
一方、ステップS1406の結果がNOになるときには、比較部340は実測値243と理論値244との差分を求め、差分>閾値αを満たすか否かを判断する(ステップS1408)。ステップS1408の結果がNOになるときには、ステップS1407へ進み、選択部350は理論値244を選択する。
また、ステップS1408の結果がYESになるときには、選択部350は実測値243を選択する(ステップS1409)。
また、システムによっては、間欠送り毎に、搬送速度が異なる場合も考えられる。例えば、長めの間欠駆動の場合は通常速度であるが、微小な送り量である場合は、搬送速度を下げる、といったこともある。
この場合には、本実施形態の画像形成装置では、速度判定部により、フィラーセンサFSのオフ状態が検出されたときの記録紙の搬送速度が速いか、又は遅いかを判定する。本実施形態の閾値切替部は、速度判定部の判定結果により、上述した閾値αの値を切り替えるようにすることで、適切な処理を行うことができる。尚本実施形態では、データ記憶領域200に、速い搬送速度と判定される速度の範囲、遅い搬送速度と判定される速度の範囲等が予め記憶されていても良い。また搬送速度は、搬送ローラ21、22を駆動させるモータの回転速度等により検出されても良い。
この場合の処理の一例を図15に示す。図15は、第四の実施形態の画像形成装置の別の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述したように、搬送ベルト20による記録紙PP1の搬送を開始すると、理論値算出部330は、駆動総量と記録紙サイズから理論値244を逐次算出する(ステップS1501)。システム制御部300のセンサオフ確定部310は、センサ制御部400からフィラーセンサFSのオフ状態の確定通知を受けて、フィラーセンサFSのオフ状態を確定する(ステップS1502の結果がYES)。
速度判定部は、そのときの搬送速度が速い速度であったかどうかを調べる(ステップS1503)。ステップS1503の結果がYESになるときには、閾値切替部は、閾値αに上述した閾値α1の値をセットする(ステップS1504)。ステップS1503の結果がNOになるときには、閾値切替部は、閾値αに上述した閾値α2の値をセットする(ステップS1505)。
次いで、比較部340は、実測値算出部320により算出した実測値243と理論値244が、実測値243>理論値244を満たすか否かを判断する(ステップS1506)。ステップS1506の結果がYESになるときには、選択部350は理論値244を選択する。
一方、ステップS1506の結果がNOになるときには、比較部340は実測値243と理論値244との差分を求め、差分>閾値αを満たすか否かを判断する(ステップS1508)。ステップS1508の結果がNOになるときには、ステップS1507へ進み、選択部350は理論値244を選択する。
また、ステップS1508の結果がYESになるときには、選択部350は実測値243を選択する(ステップS1509)。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
第一の実施形態の画像形成装置の記録紙搬送系および画像記録系の概略構成を示している。 第一の実施形態の画像形成装置における主走査方向と副走査方向を説明するための図である。 第一の実施形態の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の画像形成装置の補助記憶装置に設けられたデータ記憶領域を説明するための図である。 実測値と理論値を説明するための図である。 第一の画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第一の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 閾値の入力画面の一例を示す図である。 後端の画像をカットしたことを通知する画面の一例である。 第二の実施形態の画像形成装置100Aの機能構成を説明するための図である。 第二の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第三の実施形態の画像形成装置の補助記憶装置に設けられたデータ記憶領域を説明するための図である。 第三の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第四の実施形態の画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第四の実施形態の画像形成装置の別の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
20 搬送ベルト
34 補助記憶装置
38 操作装置
100、100A 画像形成装置
200 データ記憶領域
300 システム制御部
310 センサオフ確定部
320 実測値算出部
330 理論値算出部
340 比較部
350 選択部
400 センサ制御部
500 モータ駆動制御
FS フィラーセンサ

Claims (12)

  1. 記録紙を間欠的に搬送するとともに印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を記録紙に記録する画像形成装置であって、
    前記印字ヘッドよりも搬送方向上流側に設けられ、前記記録紙が第一の位置を通過したことを検出するフィラーセンサと、
    前記印字ヘッドの近傍に設けられたセンサを基準とした第二の位置から前記第一の位置までの距離を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの実測値を算出する実測値算出手段と、
    前記記録紙の搬送量を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの理論値を算出する理論値算出手段と、
    前記実測値と前記理論値との大小関係に基づき前記実測値又は前記理論値の何か一方を前記記録紙の後端位置を示す値として選択する選択手段と、を有する画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、
    前記理論値が前記実測値よりも小さいとき、前記理論値を選択する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 第一の閾値が記憶された記憶手段を有し、
    前記選択手段は、
    前記理論値が実測値よりも大きく、且つ前記理論値と前記実測値との差分が前記第一の閾値よりも大きいとき、前記実測値を選択する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記理論値が前記実測値よりも小さいとき、前記記憶手段に記憶された前記第一の閾値を書き換える書換手段を有し、
    前記選択手段は、
    前記理論値が前記実測値よりも小さく、且つ前記理論値と前記実測値との差分が前記書換手段により書き換えられた第一の閾値よりも小さいとき、前記理論値を選択する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記書換手段は、前記第一の閾値を書き換え前の値よりも大きい値へ書き換える請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶手段には前記第一の閾値よりも値の大きい第二の閾値が記憶されており、
    前記選択手段は、
    前記理論値が前記実測値よりも小さく、且つ前記理論値と前記実測値との差分が前記第二の閾値よりも小さいとき、前記理論値を選択する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記記録紙を搬送するモータの駆動を制御するモータ駆動制御手段を有し、
    前記モータ駆動制御手段は、
    前記モータを駆動させるための駆動量を算出する残駆動量算出手段を有する請求項1ないし6記載の画像形成装置。
  8. 前記モータ駆動制御手段は、
    前記モータを駆動させるための消費された駆動量を算出する駆動総量算出手段を有する請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記実測値算出手段は、
    予め設定された前記フィラーセンサのストローク量を取得するストローク量取得手段と、
    前記記録紙が前記第一の位置を通過したことが検出されたときに前記残駆動量算出手段により算出された駆動量を取得する残駆動量取得手段と、を有し、
    前記第二の位置から前記第一の位置までの距離から、前記ストローク量と前記残駆動量に対応して前記記録紙が搬送される距離とを減算することで前記実測値を算出する請求項7記載の画像形成装置。
  10. 前記理論値算出手段は、
    副走査方向における前記記録紙の長さを取得する用紙サイズ取得手段と、
    前記駆動総量算出手段により算出された駆動量を取得する駆動総量取得手段と、を有し、
    副走査方向における前記記録紙の長さから前記駆動量に対応して前記記録紙が搬送された距離を減算することで前記理論値を算出する請求項8記載の画像形成装置。
  11. 記録紙を間欠的に搬送するとともに、印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を前記記録紙に記録し、前記記録紙が第一の位置を通過したことを検出するための前記印字ヘッドよりも搬送方向上流側に設けられたフィラーセンサを有する画像形成装置による前記記録紙の搬送制御方法であって、
    前記印字ヘッドの近傍に設けられたセンサを基準とした第二の位置から前記第一の位置までの距離を用いて、前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの実測値を算出する実測値算出手順と、
    前記記録紙の搬送量に基づき前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの理論値を算出する理論値算出手順と、
    前記実測値と前記理論値との大小関係に基づき、前記実測値又は前記理論値の何か一方を前記記録紙の後端位置を示す値として選択する選択手順と、を有する搬送制御方法。
  12. 記録紙を間欠的に搬送するとともに、印字ヘッドを主走査方向に往復移動しながら画像を前記記録紙に記録し、前記記録紙が第一の位置を通過したことを検出するための前記印字ヘッドよりも搬送方向上流側に設けられたフィラーセンサを有する前記画像形成装置において実行される前記記録紙の搬送制御プログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    前記印字ヘッドの近傍に設けられたセンサを基準とした第二の位置から前記第一の位置までの距離を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの実測値を算出する実測値算出ステップと、
    前記記録紙の搬送量を用いて前記第二の位置から前記記録紙の後端位置までの長さの理論値を算出する理論値算出ステップと、
    前記実測値と前記理論値との大小関係に基づき、前記実測値又は前記理論値の何か一方を前記記録紙の後端位置を示す値として選択する選択ステップと、を実行させる搬送制御プログラム。
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