JP5204823B2 - 綴じ具 - Google Patents

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Description

この発明は、綴じ具に関し、特に開閉して環状にすることができるハーフリング部を有し、たとえば書類等の被綴じ物をリング部に綴じることができる綴じ具に関する。
この発明の背景となる従来のリングバインダー機構が、たとえば特開2010−069863号公報に開示されている(特許文献1参照)及び特許第3672905号公報に開示されている。特許文献1に開示されている綴じ具10は、裏表紙1014の内面に固定されるベース部材12と、該ベース部材12の背表紙1016側の端縁に回転可能に支持されるムーブメント14とを備える。
綴じ具10は、円環状の綴杆を構成する一対のリング状部を閉じたとき略Oの字のリング状になる、向こう側の第1の綴じ環16及び前記第1の綴じ環16と対になる手前側の第2の綴じ環18とを備え、ABS樹脂等の合成樹脂で一体成形してなる。
この実施の形態においては、ベース部材12の長さ方向にムーブメント14をスライド移動させて、第1の綴じ環16及び第2の綴じ環18の閉じた状態を解除させるとともにムーブメント14をベース部材12の幅方向に回転させて、第2の綴じ環18を構成する第2の綴じ片26及び第2の綴じ片28を、第1の綴じ環16を構成する第1の綴じ片22及び第1の綴じ片24から離間する方向すなわちベース部材12の幅方向に回転させることにより、第1の綴じ環16及び第2の綴じ環18を開くことができる。
特許文献2に開示されている綴じ具は、ファイル表紙などに取り付けられる基台12と、前記基台12に形成された装填部14に回動自在に取り付けられる回動体16と、前記回動体16の上面に突設された半円弧状の第1リング部20および第2リング部22を備え、前記基台12は、その上面に回動体16を装填するために凹設された装填部14を形成した平面略方形状であり、前記回動体16の第1リング部20と第2リング部22とを綴じることによって円環状リングを構成する、第1リング部20および第2リング部22を備える。前記基台12の上部に突設された第1リング部20および第2リング部22および回動体16の上面に突設された第1リング部20および第2リング部22は、このリング綴じ具10が用箋等の被綴じ物Aに貫通された2穴の綴じ穴にリング部16を貫挿して綴じる2穴タイプのために、前後に分かれた一対の第1リング部20と第2リング部22とを備える。
基台12は、合成樹脂をもって一体成型され、また、別体として、回動体16は、基台12に回動自在に取り付けられたとき、基台12の外表面と略対称となる形状に合成樹脂をもって一体成型されてなる。
特開2010−069863号公報 特許第3672905号公報
特許文献1に開示されている綴じ具は、ベース部材12の長さ方向にムーブメント14をスライド移動させて、第1の綴じ環16及び第2の綴じ環18の閉じた状態を解除させるとともにムーブメント14をベース部材12の幅方向に回転させて、第2の綴じ環18を構成する第2の綴じ片26及び第2の綴じ片28を、第1の綴じ環16を構成する第1の綴じ片22及び第1の綴じ片24から離間する方向すなわちベース部材12の幅方向に回転させることにより、第1の綴じ環16及び第2の綴じ環18を開くことができるが、いずれの第1の綴じ環16及び第2の綴じ環18を操作するのか判別しにくい。
特許文献2に開示されている綴じ具においては、第1リング部20は、それを構成する第2のリング部材74aが基台12の幅方向の外側方向に開くことができ、且つ第2リング部22は、それを構成する第2のリング部材74bが基台12の幅方向の外側方向に開くことができる。
しかしながら、いずれの第1リング部20及び第2リング部22を操作するのか判別しにくい。
それゆえに、この発明の主たる目的は、リング部を閉じた状態から開くときに、どのハーフリング部を作動させるとよいか判別し易い綴じ具を提供することである。
この発明にかかる綴じ具は、並列され、互いにヒンジ部を介して揺動可能に接続された一対の支持部と、前記一対の支持部の各々に、対向するように設けられ、開閉することが可能なハーフリング部と、前記対向するハーフリング部の先端に設けられ、前記ハーフリング部の先端を係合するための係合部と、前記一対の支持部のうちの一方の支持部に形成され、ファイル・バインダ類の表紙に取り付け可能に形成される取付部とを含む、綴じ具であって、一方のハーフリング部の外側に操作すべきハーフリング部と操作する必要のないハーフリング部とを認識するための、凹凸による識別部が形成された、綴じ具である。
この発明の請求項2にかかる綴じ具は、前記取付部は、一方の支持部の縁より他方の支持部側に向けて突き出るように突設され、更に、前記一方の支持部と前記取付部との間に、ハーフリング部を閉じた状態において前記一方の支持部に対して前記取付部を折り曲げ可能にするための折曲部が形成された、請求項1に記載の綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる綴じ具は、前記支持部とハーフリング部とは、合成樹脂で一体成形され、前記識別部は、前記支持部とハーフリング部に施されたシボ加工により形成された、請求項1又は請求項2に記載の綴じ具である。
この発明にかかる綴じ具によれば、並列され、互いにヒンジ部を介して揺動可能に接続された一対の支持部と、前記一対の支持部の各々に、対向するように設けられ、開閉することが可能なハーフリング部と、前記対向するハーフリング部の先端に設けられ、前記ハーフリング部の先端を係合するための係合部と、前記一対の支持部のうちの一方の支持部に形成され、ファイル・バインダ類の表紙に取り付け可能に形成される取付部とを含む、綴じ具であって、一方のハーフリング部の外側に操作すべきハーフリング部と操作する必要のないハーフリング部とを認識するための、凹凸による識別部が形成されているので、凹凸による識別部によりいずれのハーフリング部を作動させるとよいか判別し易い綴じ具を得ることができる。
この発明の請求項2にかかる綴じ具によれば、前記取付部は、一方の支持部の縁より他方の支持部側に向けて突き出るように突設され、更に、前記一方の支持部と前記取付部との間に、ハーフリング部を閉じた状態において前記一方の支持部に対して前記取付部を折り曲げ可能にするための折曲部が形成されているので、識別部によって判別して、ハーフリング部が開きやすく、しかも、ファイル・バインダ類の表紙を180度開いたスペースの半分のスペースで活用することができる。
この発明の請求項3にかかる綴じ具によれば、前記支持部とハーフリング部とは、合成樹脂で一体成形され、前記識別部は、前記支持部とハーフリング部に施されたシボ加工により形成されているので、ハーフリング部に、後加工等により特別に識別部を形成することなく、成形時に識別部を形成することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の説明において、ファイルの表紙に取り付けられた綴じ具における手前側を前側または下側といい、向こう側を後側または上側という。また、ファイルの表紙に取り付けられた綴じ具における高さ方向において上側を上または上側といい、下側を下または下側という。
本発明にかかる一実施の形態である綴じ具を用いたファイル・バインダ類の一例を示す斜視図解図である。 綴じ具の斜視図解図である。 開いた状態における綴じ具の平面図解図である。 図3A−A断面図解図である。 図3B−B断面図解図である。 図3C−C断面図解図である。 図3D−D断面図解図である。 図3E−E断面図解図である。 閉じた状態における綴じ具の平面図解図である。 表紙の綴じ具固定部の平面図解図である。 図9B1−B1断面図解図である。 図9C1−C1断面図解図である。 図9D1−D1断面図解図である。 図9E1−E1断面図解図である。 リング部の閉じた状態から開く状態を示す平面図解図であり、(A)は閉じた状態の図で、(B)は開き始めるときの状態の図で、(C)は開いた状態の図である。 開いた状態におけるリング部の係止部を示す平面図解図であり、(A)は第1リング部を示す図であり、(B)は第2リング部を示す図である。 取付部を表紙に取り付ける状態における取付部と表紙を示す図解図であり、(A)は斜視図解図であり、(B)(C)は断面図解図である。 ばねを示す図解図であり、(A)は支持部に固定する前の状態における平面図解図であり、(B)は支持部に固定する前の状態における側面図解図であり、(C)は支持部に固定する方法を示す支持部に固定する前の状態における正面図解図であり、(D)はリングを閉じた状態における正面図解図である。 リング部を開いた状態におけるリング部近傍を示す正面図解図である。 リング部を閉じた状態におけるリング部近傍を示す正面図解図である。 作動状態を示す正面断面図解図である。 作動状態を示す正面断面図解図である。 表紙を折り返した状態における断面図解図である。 取付部の斜視図解図である。 取付部の平面図解図である。 図24A−A断面図解図である。 図24B−B断面図解図である。 図24C−C断面図解図である。 図24D−D断面図解図である。 取付部を表紙に取り付けるための固定具の斜視図解図である。 取付部を表紙に取り付けるための固定具の図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は正面図解図であり、(C)は側面図解図である。 (A)は図27(A)のA−A断面図解図であり、(B)は図27(A)のB−B断面図解図である。 表紙の綴じ具固定部の平面図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す斜視図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す斜視図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す斜視図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す斜視図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す横断面図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す横断面図解図である。 表紙の綴じ具固定部に綴じ具の取付部を固定する方法を示す縦断面図解図である。 綴じ具の説明図である。 ファイル・バインダ類の説明図である。
この発明の一実施の形態である綴じ具10は、ファイル・バインダ類の表紙、特に裏表紙に固定して用いられるに適するリング開閉型綴じ具である。
綴じ具10は、表紙12に固定され、綴じ穴が穿設された用箋等の被綴じ物Xを、綴じ穴をリング部26に嵌挿して綴じるための綴じ部材20を含み、綴じ部材20はポリプロピレン等の比較的弾力性を有する合成樹脂で一体成形されている。
綴じ部材20は、長さ方向を有する一対の支持部22と、前記一対の支持部22の間の対向する部位において長さ方向に設けられ、前記一対の支持部22を互いに揺動可能に接続するための薄肉状のヒンジ部24と、前記支持部22の長さ方向において手前側と向こう側とに適宜な間隔をおいて分かれて、前後一対設けられた第1リング部26a及び第2リング部26bからなるリング部26と、前記一対の支持部22のうちの一方の支持部22からのび且つ他方の支持部22から独立して形成され、ファイル・バインダ類の表紙に取り付け可能に形成される取付部30とを有する。
そして、綴じ部材20は、前記一方の支持部22および前記取付部30間にかつ前記一対のリング部26の根元の近傍に形成され、前記一方の支持部22に対して前記取付部30を折り曲げ可能にするための折曲部32を形成されている。
リング状に閉じることが可能なリング部26は、幅方向において分かれて前記一対の支持部22を構成する左右の第1支持部22a及び第2支持部22bのそれぞれに設けられて対向する左右のハーフリング部からなり、ハーフリング部は、第1リング部26aを構成する手前側の第1ハーフリング部26a1及び向こう側の第1ハーフリング部26a2並びに第2リング部26bを構成する手前側の第2ハーフリング部26b1及び向こう側の第2ハーフリング部26b2を有し、一対の手前側の第1ハーフリング部26a1及び向こう側の第1ハーフリング部26a2並びに前記一対の手前側の第2ハーフリング部26b1及び向こう側の第2ハーフリング部26b2は、それぞれの先端に設けられ、前記幅方向において左右に分かれた一対の手前側の第1ハーフリング部26a1と手前側の第2ハーフリング部26b1との先端及び向こう側の第1ハーフリング部26a2と向こう側の第2ハーフリング部26b2との先端を係合して輪環状にするための係合部28を有する。
更に、綴じ具10は、前記綴じ部材20の前記一対の支持部22間に架け渡して設けられ、前記一対のリング部26が開く方向に前記一対の支持部22を付勢するためのばね部材50を含む。
支持部22は、断面方形の角柱棒からなる第1支持部22aと、断面略五角形の角柱状棒からなる第2支持部22bとにより構成され、第1支持部22aと第2支持部22bとは並列されている。第1支持部22aは、取付部30によって裏表紙14bに連結されている。
第2支持部22bは、第1リング部26aと第2リング部26bとを開いたとき、第1支持部22aの平面状下面(表紙12に接合する面)と略々平行となる平面状下面(表紙12の面と対向する面)を有し、第1リング部26aと第2リング部26bとを閉じたとき、第2支持部22bの該平面状下面は、表紙12の表面より離れて、高さ方向において上に向けて上昇し、第1支持部22aの平面状下面と斜行するように構成されている。
ヒンジ部24は、B面側(右側)の第1支持部22aの内側上部とA面側(左側)の第2支持部22bの内側上部とを連結する薄肉状連結部で、支持部22の長さ方向において、第1リング部26aの手前側より第2リング部26bの向こう側に亘って連続して形成されている。
リング部26は、前記第1支持部22aと第2支持部22bとにそれぞれ設けられた、ハーフリング部である一対の第1リング部26aと第2リング部26bとからなる。
B面側(右側)の第1リング部26aは、正面視略C字形で断面円形の円柱状であり、第1支持部22aの長さ方向において適宜な間隔をあけて形成された手前側の第1ハーフリング部26a1と向こう側の第1ハーフリング部26a2とを有し、第1支持部22aの外側側面部から上方に向けて、突き出るように設けられている。
A面側(左側)の第2リング部26bは、正面視略L字形で断面円形の円柱状であり、第2支持部22bの長さ方向において適宜な間隔をあけて形成された手前側の第2ハーフリング部26b1と向こう側の第2ハーフリング部26b2とを有し、第2支持部22bの斜め外側側面部からやや上方に向けて、突き出るように設けられている。
第1リング部26a及び第2リング部26bは、基部から先端に至るまで略々同一の径の綴杆で構成され、先端の係合部28は、その軸方向に切り欠かれた断面略L字型に形成されている。
手前側の第1ハーフリング部26a1の第1係合部28aと向こう側の第1ハーフリング部26a2の第1係合部28aとは、第2リング部26bをリング部26の軸方向すなわち支持部22の長さ方向と直交する方向に向けて移動させて係合を解除することに対応して、先端側に向かうに従って薄くなるように構成され、第2リング部26bの第2係合部28bは、リング部26の軸方向すなわち、支持部22の長さ方向と直交する方向に向けて移動させて係合を解除することに対応して、先端側に向かうに従って細くなるように構成されている。
リング部26を構成する一方のハーフリング部すなわち第1リング部26aの外側は、閉じたリング部26を開くときに、操作すべき第2リング部26bと、操作する必要のない第1リング部26aとを認識させるための識別部80が形成されている。
前記識別部80は、一方のハーフリング部である第1リング部26aを構成する第1ハーフリング部26a1及び向こう側の第1ハーフリング部26a2の外側に形成された凹凸部により形成されている。
また、前記前後一対の第1リング部26aの内側は、鏡面仕上げが施され、且つ、第2リング部26bの外側及び内側の全て、すなわち外表面全体は鏡面仕上げが施されている。従って、リング部26に綴じられた被綴じ物Xを開閉するとき、円滑に第1リング部26a及び第2リング部26bに沿って、被綴じ物Xを円滑に摺動させることができる。
この発明の一実施の形態である綴じ具10は、前記支持部22とリング部26とは、合成樹脂で一体成形されており、識別部80を構成する凹凸部は、綴じ具10の成形加工時においてシボ加工により形成されている。
シボのデザインとしては、皮,織布,木目,砂目など天然物のパターンが多く用いられる。
この発明の実施の形態である綴じ具10においては、識別部80を構成する凹凸加工が、第1ハーフリング部26a1及び向こう側の第1ハーフリング部26a2の外側表面並びに第1支持部22a及び取付部30の外表面に施されている。従って、操作すべき第2リング部26bがより鮮明に認識できる。
第1係合部28aは、第2係合部28bと接し合う内側面が円滑な平面であり、その中央に係合凹部28a1が穿設されている。
また、第2係合部28bは、第1係合部28aと接し合う外側面が円滑な平面であり、その中央に係合凸起28b1が突設されている。
而して、第1係合部28aと第2係合部28bとは、接し合い且つ係合凹部28a1と係合凸起28b1とが嵌合されて、第1リング部26aと第2リング部26bとは密に係合される。
ハーフリング部は、半径に関し種々の大きさに変更でき、D形状、矩形あるいは多角形の輪環のリング部材を構成することも好ましい。
この実施の形態においては、被綴じ物Xである用紙に穿設される綴じ穴は、直径6±0.5mmであるので、それに対応して、リング部26の綴杆の太さは約直径4mmに設定されており、支持部22を構成する第1支持部22a及び第2支持部22bの幅及び高さは、リング部26の綴杆の太さに近い長さに形成されている。第1支持部22a及び第2支持部22bは、細く形成されているので、表紙を180度開き、折曲部32を中心にして第1支持部22aと第1取付部30a及び第2取付部30bとの対向する面を開いたときにも、裏表紙14bの表面に載置された被綴じ物Xに筆記するときに、被綴じ物Xの表面に殆ど凹凸ができることなく、筆記することができる。
係合部28は、第1リング部26aの自由端に形成された第1係合部28aと、第2リング部26bの自由端に形成された第2係合部28bとを備える。
第1係合部28aは、第1リング部26aの内側面、すなわち、手前側の第1ハーフリング部26a1と向こう側の第1ハーフリング部26a2とにおいて対向するように同一の形状に形成されている。
第2係合部28bは、第2リング部26bの外側面、すなわち、手前側の第2ハーフリング部26b1と向こう側の第2ハーフリング部26b2とにおいて反対側を向くように形成され、同一の形状に形成されている。
取付部30は、第1支持部22aの手前側端と向こう側端とに分かれて形成された、手前側の第1取付部30aと向こう側の第2取付部30bとを備える。
第1取付部30aは、手前側の第1ハーフリング部26a1より手前側であって、第2支持部22bの手前側端より手前側において第2支持部22b側に向けて突き出るように、第1支持部22aの内側縁より突設され、第2取付部30bは、向こう側の第1ハーフリング部26a2より向こう側であって、第2支持部22bの向こう側端より向こう側において第2支持部22b側に向けて突き出るように、第1支持部22aの内側縁より突設されている。
折曲部32は、第1支持部22aと第1取付部30aとの間であって、ヒンジ部24の延長直線上に形成された、長手方向にのびる薄肉状の第1折曲部32aと、第1支持部22aと第2取付部30bとの間であって、ヒンジ部24の延長直線上に形成された、長手方向にのびる薄肉状の第2折曲部32bとを有する。
更に、折曲部32は、第2支持部22bの手前側端縁と第1取付部30aの向こう側端縁との間に形成された、第2支持部22bと第1取付部30aとを分離するための第1分割部32cと、第2支持部22bの向こう側端縁と第2取付部30bの手前側端縁との間に形成された、第2支持部22bと第2取付部30bとを分離するための第2分割部32dとを備える。
第1分割部32c及び第2分割部32dは、第2支持部22bの外側端縁より内側に向けて延び、ヒンジ部24に至るスリット状に形成されている。
而して、第1支持部22a及び第2支持部22bと第1取付部30a及び第2取付部30bとは、第1リング部26aと第2リング部26bとを閉じた状態において、第1折曲部32a及び第2折曲部32bを枢軸として枢動して第1取付部30a及び第2取付部30bと第1支持部22aと対向する面を開いて、第1取付部30a及び第2取付部30bを、第1支持部22a及び第2支持部22bから引き離すことができる。
ストッパ部34は、第1支持部22a及び第2支持部22bの手前側と向こう側とに分かれて形成され、第1支持部22a側の第1ストッパ部34aと第2支持部22b側の第2ストッパ部34bとにより協動して、第1リング部26aと第2リング部26bが係合部28で合わず、第1リング部26aの第1係合部28aが第2リング部26bの第2係合部28bを通り越して、第1リング部26aの第1係合部28aが第2リング部26bと係合しないことを防ぎ、第1係合部28aと第2係合部28bとが密に嵌合するように構成されている。
第1ストッパ部34aは、第1支持部22aの上面より上方に向けて突設された山型で、第2ストッパ部34bは、第2支持部22bの上面より上方に向けて突設された山型であり、第1ストッパ部34aの内側斜面と第2ストッパ部34bの内側斜面とが対向して、リング部26を開いたときに、第1ストッパ部34aの内側斜面と第2ストッパ部34bの内側斜面とが離れ、リング部26を閉じたときに、第1ストッパ部34aの内側斜面と第2ストッパ部34bの内側斜面とが密着するように構成されている。
ばね部材50は、細長い弾性を有するピアノ線からなり、ヒンジ部24に沿って直線状にのびる長さ方向を有する枢軸部52と、前記枢軸部52の両端に突設された固定腕部54とを備える。
固定腕部54は、枢軸部52の手前側に突設された第1固定腕部54aと、枢軸部52の向こう側に突設された第2固定腕部54bとからなり、第1固定腕部54aは、第1支持部22a側に向けて枢軸部52との間において平面視約45度の角度を有して折曲され、第2固定腕部54bは、第2支持部22b側に向けて枢軸部52との間において平面視約45度の角度を有して折曲されている。第1固定腕部54aは、長手方向において向こう側にのび、第2固定腕部54bは、長手方向において手前側にのびている。
このような平面視約45度の角度としたのは、第1固定腕部54a及び第2固定腕部54bをより長くして、第1支持部22a及び第2支持部22bに固定するためである。
又、第1固定腕部54a及び第2固定腕部54bは、枢軸部52を中心にして、正面視約110度の角度を有して、折曲されている。
第1固定腕部54aは、第1支持部22aの高さ方向において上の面に凹設された第1固定凹部36aに嵌装され、第2固定腕部54bは、第2支持部22bの高さ方向において上の面に凹設された第2固定凹部36bに嵌装されている。
第1固定腕部54aと、第2固定腕部54bとは、図17(A)(B)(C)において示すように、外力をかけない状態においては、正面視約110度の角度を有している。そして、第1支持部22aの第1固定凹部36aに第1固定腕部54aを固定し且つ第2支持部22bの第2固定凹部36bに第2固定腕部54bを固定するときには、リング部26が開いた状態において第1固定腕部54aと第2固定腕部54bとは、図17(C)二点鎖線で示すように、正面視約180度まで開いて固定する。そして、リング部26が閉じた状態においては、図17(D)において示すように、第1固定腕部54aと第2固定腕部54bとは、正面視約145度の角度まで捩られて、第1支持部22a及び第2支持部22bを付勢するように構成されている。
第1固定凹部36aは、第1支持部22aの上面に凹設されて、上部が開放され、第2固定凹部36bは、第2支持部22bの上面に凹設されて、高さ方向において上部が開放されている。
第1固定凹部36aの内側には、ばね部材50の枢軸部52を固定するための第1枢軸固定部38aが形成され、第2固定凹部36bの内側には、ばね部材50の枢軸部52を固定するための第2枢軸固定部38bが形成されている。
第1枢軸固定部38aは、ヒンジ部24に平行にのびる第1枢軸固定凹部38a1を凹設され、第2枢軸固定部38bは、ヒンジ部24に平行にのびる第2枢軸固定凹部38b1を凹設されている。
第1枢軸固定凹部38a1は、断面半円形で高さ方向において下方に開口部を備え、第2枢軸固定凹部38b1は、断面半円形で高さ方向において下方に開口部を備えている。
第1固定凹部36aは、第1枢軸固定凹部38a1と平面視略45度の角度をもって連結され、第2固定凹部36bは、第2枢軸固定凹部38b1と平面視略45度の角度をもって連結されている。
第1固定凹部36aは、長手方向において向こう側にのび、第2固定凹部36bは、長手方向において手前側にのびている。
ばね部材50は、第1固定腕部54aの近傍の枢軸部52が第1枢軸固定凹部38a1に、下側の開口部より緩挿されて固定され、且つ第2固定腕部54bの近傍の枢軸部52が第2枢軸固定凹部38b1に、下側の開口部より緩挿されて固定されて、第1支持部22a及び第2支持部22bに固定されている。
第1枢軸固定部38a及び第2枢軸固定部38bは、ヒンジ部24にばね部材50の弾性により引き離す力を加えないように、ヒンジ部24を保護するための保護部を構成している。
取付部30は、ファイル・バインダ類の表紙12、特に綴じ具10に綴じられた用紙等の被綴じ物Xの表面に筆記する側であるB面側に固定されている。
この実施の形態の取付部30は、第1取付部30a及び第2取付部30bにおける表紙12の取り付け面側に接し合う底面に、固定凸起30a1及び固定凸起30b1が突設されている。
この綴じ具10が固定される表紙12は、表表紙14aと裏表紙14bと、表表紙14aと裏表紙14bとの間において表表紙14a及び裏表紙14bに開閉自在に連設される背表紙14cを備える。
表表紙14a及び裏表紙14bは、背表紙14cの表表紙14a寄りに開閉用の表側折曲部16aを備え且つ背表紙14cの裏表紙14b寄りに開閉用の裏側折曲部16bを備える。
また、裏側折曲部16bと第1取付部30a及び第2取付部30bの幅よりも長い間隔をあけて、裏側折曲部16bと平行に長手方向にのびる直線上の反転折曲部16cが形成されている。
裏表紙14bは、裏側折曲部16bの近傍において、背表紙14c,表側折曲部16a及び裏側折曲部16bと平行に、一対の綴じ具10を固定するための綴じ具固定部14b1を備えている。
綴じ具固定部14b1は、裏側折曲部16bと反転折曲部16cとの間に形成された平面長方形状領域であり、第1取付部30aの固定凸起30a1を嵌入するための綴じ具固定孔14b2と、前記綴じ具固定孔14b2と適宜な間隔をあけて形成された、第2取付部30bの固定凸起30b1を嵌入するための綴じ具固定孔14b3が穿設されている。
一方、取付部30の固定凸起30a1と固定凸起30b1とは、綴じ具10が表紙12の綴じ具固定部14b1の長手方向にのびるように、第1支持部22a及び第2支持部22bと平行線L2上において間隔をおいて形成されている。そして、取付部30の固定凸起30a1と固定凸起30b1とは、綴じ部材20の第1折曲部32aと第2折曲部32bとが表紙12の反転折曲部16cに沿うようにできる位置に形成されている。
綴じ具固定孔14b2と綴じ具固定孔14b3とは、反転折曲部16cと平行に、綴じ具固定部14b1の中央線L1上において、長手方向に適宜な間隔をおいて綴じ具固定部14b1に穿設されている。
而して、綴じ部材20の直線状の第1折曲部32a及び直線状の第2折曲部32bを、直線上の反転折曲部16cに沿わせて、第1取付部30aの固定凸起30a1を綴じ具固定孔14b2に嵌入し且つ第2取付部30bの固定凸起30b1を綴じ具固定孔14b3に嵌入して、固定凸起30a1及び固定凸起30b1の先端を熱溶融させて綴じ具固定部14b1の外側表面を被覆するようにして、綴じ部材20を表紙12に取り付ける。
リング部26の基部と頂部との間の長さ(すなわち第1リング部26a及び第2リング部26bの高さ)は、背表紙14cの背幅と略同等もしくはわずかに長く形成されている。表表紙14aの接し合う部分に貫通孔からなる綴じ具嵌挿孔18a及び綴じ具嵌挿孔18bが穿設されている。
而して、リング部26は、綴じ具嵌挿孔18a及び綴じ具嵌挿孔18bに嵌挿されることにより、第2リング部26bの長さ方向への移動を規制されて、リング部26が不用意に開くことがない。
次に、この綴じ具の作動について、主として図14及び図18ないし図22に基づいて説明する。
この綴じ具10は、リング部26が閉じられたリング状を形成しているときに、第2係合部28bの係合凸起28b1が第1係合部28aの係合凹部28a1に嵌合している。
そして、係合凹部28a1の先端側の垂直壁は、係合凸起28b1の基部側の垂直壁に係止され、第2リング部26bを第1リング部26aから引き離す方向に直交するように形成された前記垂直壁によって第1リング部26a及び第2リング部26bが不用意に開くことがない。
次に、この綴じ具10は、閉じられているリング部26を開くときには、例えば、親指と人差指で手前側の第2ハーフリング部26b1と向こう側の第2ハーフリング部26b2とを摘み、手前側の第2ハーフリング部26b1と向こう側の第2ハーフリング部26b2とを近づけるように撓めることにより第1リング部26aと第2リング部26bとを引き離し、手前側の第2ハーフリング部26b1及び向こう側の第2ハーフリング部26b2を枢動させることにより、第1係合部28aと第2係合部28bとの係合が解除される。
取付部30は、図23ないし図31に示すような取付部130に変更してもよい。
この取付部130は、表紙12に穿設された綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3に嵌入された固定具160に嵌合されて、表紙12の綴じ具固定部14b1に固定されるように構成されている。
この発明の実施の形態である綴じ具10の取付部130は、手前側の第1取付部130aと、向こう側の第2取付部130bとを備える。
第1取付部130aは、後述する固定具160を嵌入するための固定具固定孔130a1を有し、該固定具固定孔130a1の中に、取付部130を表紙12の綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3に嵌入された固定具160に嵌合する方向(この実施の形態においては手前側)に向けてのびる、左右一対の固定爪130a2及び固定爪130a3が形成されている。
左側の固定爪130a2と右側の固定爪130a3とは、略平行に向こう側から手前側に向けて突設された角柱状体であり、弾力性を有している。そして、固定爪130a2の先端には、固定具固定孔130a1の内側に向けて膨らむ係合頭部130a4が突設され、且つ固定爪130a3の先端にも、固定具固定孔130a1の内側に向けて膨らむ係合頭部130a5が突設されている。
第2取付部130bは、前記第1取付部130aと同一の構造を備えており、後述する固定具160を嵌入するための固定具固定孔130b1を有し、該固定具固定孔130b1の中に、取付部130を表紙12の綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3に嵌入された固定具160に嵌合する方向(この実施の形態においては手前側)に向けてのびる、左右一対の固定爪130b2及び固定爪130b3が形成されている。
左側の固定爪130b2と右側の固定爪130b3とは、略平行ないしは自由端に向かうに従ってややその間隔を狭める斜行に向こう側から手前側に向けて突設された角柱状体であり、弾力性を有している。そして、固定爪130b2の先端には、固定具固定孔130b1の内側に向けて膨らむ係合頭部130b4が突設され、且つ固定爪130b3の先端にも、固定具固定孔130b1の内側に向けて膨らむ係合頭部130b5が突設されている。
固定爪130a2及び固定爪130b2と固定爪130a3及び固定爪130b3とは左右対称で略同一の形状に形成されている。
また、係合頭部130a4及び係合頭部130b4と係合頭部130a5及び係合頭部130b5とは左右対称で略同一の形状に形成されている。
取付部130は、固定具160に嵌入するときに、初期的に固定具160を嵌挿させるための待機部130cが固定具固定孔130a1及び固定具固定孔130b1の手前側に穿設されている。待機部130cは、高さ方向において下の開口部から上に向けて凹み、固定具160の高さより若干高く、固定具160を嵌入するための長さと幅を備える空間を有している。
固定具160は、平面視方形の接合平板部162と、該接合平板部162の略中央において突設された固定凸部164とを、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体成形してなる。
固定凸部164は、左右側面に、前記取付部130の左側の固定爪130a2及び固定爪130b2並びに取付部130の右側の固定爪130a3及び固定爪130b3を嵌入させるための左側の嵌入凹溝166a1及び右側の嵌入凹溝166a2を形成されており、嵌入凹溝166a1と嵌入凹溝166a2とは、左右対称に形成されており、略同一の形状を備えている。
固定凸部164は、左側の嵌入凹溝166a1及び右側の嵌入凹溝166a2の手前側に、前記取付部130の左側の係合頭部130a4及び右側の係合頭部130a5が嵌入されるための左側の係合凹部168a1及び右側の係合凹部168a2を形成されている。係合凹部168a1及び係合凹部168a2は、左右対称に形成され略同一の形状を備えており、嵌入凹溝166a2及び嵌入凹溝166a2の溝底よりも更に深く、内に向けて凹設されている。
表紙12は、表表紙14a,裏表紙14b及び背表紙14cを備えており、表表紙14a及び裏表紙14bは、背表紙14cの表表紙14a寄りに開閉用の表側折曲部16aを備え且つ背表紙14cの裏表紙14b寄りに開閉用の裏側折曲部16bを備える。
また、裏側折曲部16bとの間に、第1取付部30a及び第2取付部30bの幅よりも長い間隔をあけて、裏側折曲部16bと平行に長手方向にのびる直線上の反転折曲部16cが形成されている。
綴じ具固定孔14b2と綴じ具固定孔14b3とは、反転折曲部16cと平行に、綴じ具固定部14b1の略中央線L1上において、長手方向に適宜な間隔をおいて綴じ具固定部14b1に穿設されている。
表紙12の綴じ具固定部14b1の綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3は、固定具160の固定凸部164に近い形状の開口部を有している。
特に、綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3の開口部の幅は、固定具160の嵌入凹溝166a1の溝底と嵌入凹溝166a2の溝底との間隔に略々近い幅に形成されているために、綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3は、固定具160の固定凸部164の最も上部の幅の広い部位も嵌入できるように、開口部の左側及び右側の口縁より内側に向けて、左右一対のスリット14b4が穿設されている。而して、固定具160の固定凸部164を綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3に嵌入させるときに、スリット14b4が若干分かれて開き、綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3の開口部が固定具160の固定凸部164を嵌入できるようにわずかに広く拡開するように構成されている。
取付部130を表紙12の綴じ具固定部14b1に固定する方法について、次に説明する。
まず、綴じ具固定部14b1の綴じ具固定孔14b2及び綴じ具固定孔14b3の中に、固定具160の固定凸部164を嵌入させ、接合平板部162の上面を表紙12の綴じ具固定部14b1の表面に当接させ、次に、固定凸部164の上側から取付部130を綴じ具固定部14b1の内側面に載置させ、取付部130の待機部130cに固定凸部164を嵌挿させる。
次に、第1取付部130aの係合頭部130a4及び係合頭部130a5を固定具160の嵌入凹溝166a1及び嵌入凹溝166a2の向こう側端にあてがい、嵌入凹溝166a1及び嵌入凹溝166a2に沿って手前側にスライド移動させて、取付部130の固定爪130a2及び固定爪130a3を嵌入凹溝166a1及び嵌入凹溝166a2に嵌め込む。
そして、取付部130の係合頭部130a4及び係合頭部130a5が固定具160の係合凹部168a1及び係合凹部168a2に嵌入する迄、取付部130をスライド移動させる。
第2取付部130bも第1取付部130aと同様に固定具160に固定する。
第1取付部130aと第2取付部130bとは、第1折曲部32a及び第2折曲部32bを表紙12の反転折曲部16cに沿って固定できるように、第1支持部22aと平行な線L2上に適宜な間隔をおいて手前側と向こう側とに分かれて形成されている。また、第1取付部130aと第2取付部130bとは、幅方向において、第1折曲部32a及び第2折曲部32bを表紙12の反転折曲部16cに沿って固定できる位置に形成されている。
而して、取付部130の固定爪130a2,固定爪130a3,固定爪130b2及び固定爪130b3の弾性と取付部130の係合頭部130a4,係合頭部130a5,係合頭部130b4及び係合頭部130b5の作用により、固定具160の接合平板部162の上面と取付部130の下面との間に、表紙12の綴じ具固定部14b1を挟着して、第1支持部22a及び第2支持部22bが表紙12の綴じ具固定部14b1において反転折曲部16cに略平行に長手方向にのび、第1折曲部32a及び第2折曲部32bが表紙12の反転折曲部16cに位置して第1取付部130a及び第2取付部130bが表紙12の綴じ具固定部14b1に固定される。
そして、図22に示すように、表表紙14a及び背表紙14cを反転折曲部16cにおいて裏表紙14bの下側に向けて折り返すと、綴じ具10は折曲部32を中心にして第1支持部22aと第1取付部30a及び第2取付部30bとの対向する面を開かれる。
このとき、第1支持部22a及び第2支持部22bは、細く形成されているので、表紙を180度開き、折曲部32を中心にして第1支持部22aと第1取付部130a及び第2取付部130bとの対向する面を開いたときにも、裏表紙14bの表面に載置された被綴じ物Xに筆記するときに、被綴じ物Xの表面に殆ど凹凸ができることなく、筆記することができる。
なお、取付部30は、表紙12が合成樹脂製などの場合には、取付部30の底面と表紙12の表面とを超音波による溶着や接着剤による接着などに代えてもよい。
この発明にかかる綴じ具は、たとえばファイル・バインダ類の綴じ具に適用できる。
10 綴じ具
12 表紙
14a 表表紙
14b 裏表紙
14b1 綴じ具固定部
14b2,14b3 綴じ具固定孔
14b4 スリット
14c 背表紙
16a 表側折曲部
16b 裏側折曲部
16c 反転折曲部
18a,18b 綴じ具嵌挿孔
20 綴じ部材
22 支持部
22a 第1支持部
22b 第2支持部
24 ヒンジ部
26 リング部
26a 第1リング部
26a1 手前側の第1ハーフリング部
26a2 向こう側の第1ハーフリング部
26b 第2リング部
26b1 手前側の第2ハーフリング部
26b2 向こう側の第2ハーフリング部
28 係合部
28a 第1係合部
28a1 係合凹部
28b 第2係合部
28b1 係合凸起
30,130 取付部
30a,130a 第1取付部
30a1 固定凸起
30b,130b 第2取付部
30b1 固定凸起
32 折曲部
32a 第1折曲部
32b 第2折曲部
32c 第1分割部
32d 第2分割部
34 ストッパ部
34a 第1ストッパ部
34b 第2ストッパ部
36 固定凹部
36a 第1固定凹部
36b 第2固定凹部
38 枢軸固定凹部
38a 第1枢軸固定部
38a1 第1枢軸固定凹部
38b 第2枢軸固定部
38b1 第2枢軸固定凹部
50 ばね部材
52 枢軸部
54 固定腕部
54a 第1固定腕部
54b 第2固定腕部
80 識別部
130a1,130b1 固定具固定孔
130a2,130a3,130b2,130b3 固定爪
130a4,130b4,130a5,130b5 係合頭部
130c 待機部
160 固定具
162 接合平板部
164 固定凸部
166a1,166a2 嵌入凹溝
168a1,168a2 係合凹部
X 被綴じ物

Claims (3)

  1. 並列され、互いにヒンジ部を介して揺動可能に接続された一対の支持部と、
    前記一対の支持部の各々に、対向するように設けられ、開閉することが可能なハーフリング部と、
    前記対向するハーフリング部の先端に設けられ、前記ハーフリング部の先端を係合するための係合部と、
    前記一対の支持部のうちの一方の支持部に形成され、ファイル・バインダ類の表紙に取り付け可能に形成される取付部とを含む、綴じ具であって
    方のハーフリング部の外側に操作すべきハーフリング部と操作する必要のないハーフリング部とを認識するための、凹凸による識別部が形成された、綴じ具。
  2. 前記取付部は、
    一方の支持部の縁より他方の支持部側に向けて突き出るように突設され、
    更に、前記一方の支持部と前記取付部との間に、ハーフリング部を閉じた状態において前記一方の支持部に対して前記取付部を折り曲げ可能にするための折曲部が形成された、請求項1に記載の綴じ具。
  3. 前記支持部とハーフリング部とは、合成樹脂で一体成形され、前記識別部は、前記支持部とハーフリング部に施されたシボ加工により形成された、請求項1又は請求項2に記載の綴じ具。
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