JP6934900B2 - 保持具およびファイル - Google Patents

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Description

本発明は、保持具およびそれを備えたファイルに関するものである。
従来、背表紙と、背表紙に接続された第1表紙および第2表紙と、背表紙に取り付けられた綴じ具とを備えたファイルが用いられている。
使用者が上記のファイルを書棚等に収納する際、使用者は、背表紙と、第1表紙および第2表紙の背表紙側の部分とをつかんでファイルを持ち上げる。この際、綴じ具に綴じられた書類等に第1表紙および第2表紙の少なくともいずれかが押されることにより、背表紙と反対側において第1表紙と第2表紙との間隔が扇状に広がることがある。このように背表紙と反対側において第1表紙と第2表紙との間隔が扇状に広がると、使用者が片手でファイルをつかんでファイルを書棚等に収納することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、背表紙と反対側において第1表紙と第2表紙との間隔が扇状に広がることを抑制することができる保持具およびそれを備えたファイルを提供することである。
本発明の保持具は、互いに向かい合うように背表紙に接続された第1表紙および第2表紙を保持するための保持具である。保持具は、第1表紙に取り付けられる第1取付部と、第2表紙に取り付けられる第2取付部と、第1取付部と第2取付部とを接続する本体部とを備えている、本体部は、第1表紙と第2表紙との間隔を保持するように構成されている。本体部は、第1表紙および第2表紙が互いに向かい合う方向に交差するとともに背表紙に交差する方向から見て略X字状に構成されている。
本発明の保持具によれば、本体部は、第1表紙に取り付けられる第1取付部と第2表紙に取り付けられる第2取付部とを接続し、第1表紙と第2表紙との間の間隔を保持するように構成されている。このため、本体部によって第1表紙と第2表紙との間隔が保持される。したがって、背表紙と反対側において第1表紙と第2表紙との間隔が扇状に広がることを抑制することができる。
本発明の実施の形態1におけるファイルの斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるファイルを背表紙と反対側から見た正面図である。 図1に示すファイルの分解斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるファイルの変形例の斜視図である。 図2に示すファイルの分解斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるファイルの斜視図である。 図6のVII−VII線に沿う拡大断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う拡大断面図である。 本発明の実施の形態2における保持具の変形例の正面図である。 本発明の実施の形態3におけるファイルを背表紙と反対側から見た正面図である。 本発明の実施の形態4におけるファイルを背表紙と反対側から見た正面図である。 本発明の実施の形態4におけるファイルの変形例を背表紙と反対側から見た正面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態5におけるファイルの斜視図である。 本発明の実施の形態5におけるファイルの変形例の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。以下においては、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1〜図3を参照して、本発明の実施の形態1におけるファイル200について説明する。図1および図2に示されるように、本実施の形態におけるファイル200は、ファイル本体100と、保持具10とを主に有している。ファイル本体100は、第1表紙1と、第2表紙2と、背表紙3と、綴じ具4とを主に有している。
第1表紙1および第2表紙2は、互いに向かい合うように背表紙3に接続されている。第1表紙1および第2表紙2は、背表紙3を挟んで互いに向かい合うように配置されている。第1表紙1および第2表紙2は、第1表紙1および第2表紙2が互いに向かい合う第1方向D1における背表紙3の両端を基端として開閉するように構成されている。第1表紙1、第2表紙2、背表紙3は、1枚の長方形状の薄板を、短辺に平行な折り曲げ線で折り曲げることにより一体的に構成されていてもよい。この薄板の材料は、例えば、厚紙、樹脂等である。
第1表紙1および第2表紙2の各々は、第1表紙1および第2表紙2が互いに向かい合う第1方向D1から見て略正方形状に構成されている。つまり、第1表紙1および第2表紙2は、第1方向D1に交差する第2方向D2および第3方向D3に略同じ寸法を有している。第2方向D2は、第1方向D1に交差するとともに背表紙3に沿う方向である。第3方向D3は、第1方向D1に交差するとともに背表紙3に交差する方向である。背表紙3は、第1方向D1に短辺を有しかつ第2方向D2に長辺を有する略長方形状に構成されている。
なお、第1表紙1および第2表紙2は、第1方向D1から見て略長方形状に構成されていてもよい。また、背表紙3は、第1方向D1および第2方向D2に略同じ寸法を有する略正方形状に構成されていてもよい。
綴じ具4は、背表紙3の内面に取り付けられている。綴じ具4は、第1表紙1と第2表紙2とに挟まれている。綴じ具4は、書類に開けられた孔に軸部材4aを挿入して書類を綴じるように構成されている。
ファイル本体100に保持具10が取り付けられている。保持具10は、第1表紙1および第2表紙2を保持するためのものである。保持具10は、第1取付部11と、第2取付部12と、本体部13とを主に有している。保持具10は、帯状に構成されている。つまり、保持具10は、薄板状に構成されている。保持具10の材料は、例えば、厚紙、樹脂等である。
第1取付部11は、第1表紙1に取り付けられる。第1取付部11は、第1表紙1の内面に取り付けられる。第1取付部11は、第1表紙1の背表紙3と反対側の端部(先端部)に取り付けられる。第1取付部11は、第1表紙1の下端部および上端部に取り付けられる。
第1取付部11は、第1取付片11aと、第2取付片11bとを有している。第1取付片11aは第1表紙1の下端部に取り付けられ、第2取付片11bは第1表紙1の上端部に取り付けられる。第1取付片11aは、保持具10の下端部に配置されており、第2取付片11bは保持具10の上端部に配置されている。
第1取付部11は、第1表紙1に面ファスナー5を介して取り付けられる。面ファスナー5は、互いに係合可能なループ部材5aおよびフック部材5bを有している。第1取付部11にループ部材5aが取り付けられており、第1表紙1にフック部材5bが取り付けられている。なお、第1取付部11にフック部材5bが取り付けられており、第1表紙1にループ部材5aが取り付けられていてもよい。
第1取付片11aおよび第2取付片11bの各々にループ部材5aが取り付けられている。第1表紙1の内面の下端部および上端部にフック部材5bが取り付けられている。これらのフック部材5bは、第1表紙1の背表紙3と反対側の端部(先端部)に取り付けられている。第1取付片11aに取り付けられたループ部材5aは、第1表紙1の内面の下端部に取り付けられたフック部材5bに対応するように位置している。第2取付片11bに取り付けられたループ部材5aは、第1表紙1の内面の上端部に取り付けられたフック部材5bに対応するように位置している。
第2取付部12は、第2表紙2に取り付けられる。第2取付部12は、第2表紙2の内面に取り付けられる。第2取付部12は、第2表紙2の背表紙3と反対側の端部(先端部)に取り付けられる。第2取付部12は、第2表紙2の下端部および上端部に取り付けられる。
第2取付部12は、第1取付片12aと、第2取付片12bとを有している。第1取付片12aは第2表紙2の下端部に取り付けられ、第2取付片12bは第2表紙2の上端部に取り付けられる。第1取付片12aは、保持具10の下端部に配置されており、第2取付片12bは保持具10の上端部に配置されている。
第2取付部12は、第2表紙2に面ファスナー5を介して取り付けられる。第2取付部12にループ部材5aが取り付けられており、第2表紙2にフック部材5bが取り付けられている。なお、第2取付部12にフック部材5bが取り付けられており、第2表紙2にループ部材5aが取り付けられていてもよい。
第1取付片12aおよび第2取付片12bの各々にループ部材5aが取り付けられている。第2表紙2の内面の下端部および上端部にフック部材5bが取り付けられている。これらのフック部材5bは、第2表紙2の背表紙3と反対側の端部(先端部)に取り付けられている。第1取付片12aに取り付けられたループ部材5aは、第2表紙2の内面の下端部に取り付けられたフック部材5bに対応するように位置している。第2取付片12bに取り付けられたループ部材5aは、第2表紙2の内面の上端部に取り付けられたフック部材5bに対応するように位置している。
本体部13は、第1取付部11と第2取付部12とを接続する。本体部13は、第1表紙1と第2表紙2との間隔を保持するように構成されている。本体部13は、背表紙3と第1表紙1とのなす角度が直角となり、背表紙3と第2表紙2とのなす角度が直角となるように、第1表紙1と第2表紙2との間隔を保持することが好ましい。本体部13は、第1表紙1と第2表紙2との間隔を背表紙3の第1方向D1の幅と同じ寸法に保持することが好ましい。
本体部13は、ファイル200の前面に配置されている。本体部13は、第3方向D3に背表紙3と向かい合うように配置されている。本体部13は、背表紙3と向かい合う第1位置に配置されている。本体部13は、少なくともファイル本体100の第1方向D1および第2方向D2の中央に配置されていることが好ましい。
本体部13は、第3方向D3から見て略X字状に構成されている。本体部13の第1方向D1における一方側に第1取付部11が接続されており、本体部13の第1方向D1における他方側に第2取付部12が接続されている。本体部13の第1方向D1における一方側に第1取付部11の第1取付片11aおよび第2取付片11bが接続されており、本体部13の第1方向D1における他方側に第2取付部12の第1取付片12aおよび第2取付片12bが接続されている。本体部13の四隅に、第1取付部11の第1取付片11aおよび第2取付片11bならびに第2取付部12の第1取付片12aおよび第2取付片12bが接続されている。
本体部13は、第1凹部14と、第2凹部15と、中央部16と、貫通孔17とを有している。第1凹部14は、第1表紙1と第2表紙2とが向かい合う第1方向D1に凹むように構成されている。第2凹部15は、第1方向D1に交差する第2方向D2に凹むように構成されている。
中央部16は、本体部13の第1方向D1および第2方向D2の中央に配置されている。第1凹部14は、第1方向D1において中央部16の両側に設けられている。なお、第1凹部14は、第1方向D1において中央部16の片側のみに設けられていてもよい。第2凹部15は、第2方向D2において中央部16の両側に設けられている。なお、第2凹部15は、第2方向D2において中央部16の片側のみに設けられていてもよい。
中央部16に貫通孔17が設けられている。貫通孔17は、使用者の指を挿通可能に構成されている。貫通孔17は、使用者の複数の指が挿通されるように構成されていることが好ましい。貫通孔17は、楕円状に構成されている。なお、貫通孔17は、真円状に構成されていてもよく、矩形状に構成されていてもよい。
図3を参照して、保持具10は、ファイル本体100に着脱可能に構成されている。第1取付部11は第1表紙1に着脱可能に構成されており、第2取付部12は第2表紙2に着脱可能に構成されている。第1取付部11に取り付けられたループ部材5aを第1表紙1に取り付けられたフック部材5bに着脱し、第2取付部12に取り付けられたループ部材5aを第2表紙2に取り付けられたフック部材5bに着脱することにより、保持具10はファイル本体100に着脱されるように構成されている。なお、第1取付部11および第2取付部12の少なくもいずれかが着脱可能に構成されていればよい。
続いて、図4および図5を参照して、本実施の形態におけるファイル200の変形例について説明する。図4に示されるように、本実施の形態におけるファイル200の変形例では、本体部13は、ファイル200の底面に配置されている。つまり、本体部13は、ファイル200の下端部(底部)に配置されている。本体部13は、背表紙3と交差する第2位置に配置されている。なお、本体部13は、ファイル200の天面に配置されていてもよい。つまり、本体部13は、ファイル200の上端部(天井部)に配置されていてもよい。
第1表紙1の内面の下端部に2つのフック部材5bが取り付けられている。これら2つのフック部材5bは、第1表紙1の背表紙3と反対側の端部(先端部)および背表紙3側の端部(基端部)に取り付けられている。これら2つのフック部材5bに、保持具10の第1取付部11の第1取付片11aおよび第2取付片11bに取り付けられたループ部材5aが係合している。
第2表紙2の内面の下端部に2つのフック部材5bが取り付けられている。これら2つのフック部材5bは、第2表紙2の背表紙3と反対側の端部(先端部)および背表紙3側の端部(基端部)に取り付けられている。これら2つのフック部材5bに、保持具10の第2取付部12の第1取付片12aおよび第2取付片12bに取り付けられたループ部材5aが係合している。
なお、第1表紙1の内面の上端部にフック部材5bが取り付けられており、第2表紙2の内面の上端部にフック部材5bが取り付けられている。このため、本体部13は、背表紙3と向かい合う第1位置に配置することも可能である。したがって、本体部13は、第1位置および第2位置のいずれかに配置されるように構成されている。つまり、保持具10は、本体部13がファイル200の前面および底面のいずれかに配置されるように選択的にファイル本体100に取り付けられるように構成されている。
図5を参照して、本実施の形態におけるファイル200の変形例においても、保持具10は、ファイル本体100に着脱可能に構成されている。第1取付部11は第1表紙1に着脱可能に構成されており、第2取付部12は第2表紙2に着脱可能に構成されている。第1取付部11および第2取付部12に取り付けられたループ部材5aを、第1表紙1および第2表紙2に取り付けられたフック部材5bに着脱することにより、保持具10はファイル本体100に着脱されるように構成されている。
図5に示される本実施の形態におけるファイル200の変形例の保持具10は、図3に示される本実施の形態におけるファイル200の保持具10と同じ形状に構成することが可能である。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態の保持具10によれば、本体部13は、第1表紙1に取り付けられる第1取付部11と第2表紙2に取り付けられる第2取付部12とを接続し、第1表紙1と第2表紙2との間の間隔を保持するように構成されている。このため、本体部13によって第1表紙1と第2表紙2との間隔が保持される。したがって、背表紙3と反対側において第1表紙1と第2表紙2との間隔が扇状に広がることを抑制することができる。これにより、使用者は小さい力でファイル200をつかんで移動させることができる。よって、使用者が片手でファイル200をつかんでファイルを書棚等に収納することが容易となる。
また、本体部13が第1表紙1と第2表紙2との間隔を背表紙3の第1方向D1の幅と同じ寸法に保持することにより、背表紙3と反対側において第1表紙1と第2表紙2との間隔が狭くなることを抑制することができる。このため、背表紙3と反対側において第1表紙1と第2表紙2との間隔が狭くなることにより、ファイル200が傾いて倒れることを抑制することができる。
また、第1取付部11は第1表紙1の背表紙3と反対側の端部(先端部)に取り付けられ、第2取付部12は第2表紙2の背表紙3と反対側の端部(先端部)に取り付けられる。このため、背表紙3と反対側において第1表紙1と第2表紙2との間隔が広がることを効果的に抑制することができる。
また、第1取付部11は第1表紙1の上端部および下端部に取り付けられ、第2取付部12は第2表紙2の上端部および下端部に取り付けられる。このため、背表紙3と反対側において第1表紙1と第2表紙2との間隔が広がることを効果的に抑制することができる。
また、使用者は、保持具10をつかんでファイル200を移動させることができる。このため、使用者は保持具10をつかんでファイル200を書棚等に収容することができる。したがって、使用者が背表紙3のみをつかんでファイル200を移動させる場合に比べて、ファイル200の向きを変える手間および労力を低減させることができる。
また、第1取付部11は第1表紙1に着脱可能に構成されており、第2取付部12は第2表紙2に着脱可能に構成されている。このため、第1取付部11および第2取付部12のいずれかを外して綴じ具4に書類等を綴じることが可能となる。
本実施の形態における保持具10によれば、本体部13は、背表紙3と向かい合う第1位置または背表紙3と交差する第2位置のいずれかに配置されるように構成されている。このため、保持具10を第1位置および第2位置に選択的に配置することができる。したがって、保持具10の配置の自由度を向上させることができる。
本実施の形態における保持具10によれば、本体部13は、第1方向D1に凹む第1凹部14と、第2方向D2に凹む第2凹部15とを有している。このため、使用者は、第1凹部14および第2凹部15の少なくともいずれかに指をかけてファイル200をつかんでファイル200を移動させることができる。
本実施の形態における保持具10によれば、本体部13の中央部16に貫通孔17が設けられている。このため、使用者は、貫通孔17に指をかけてファイル200をつかんでファイル200を移動させることができる。
本実施の形態におけるファイル200は、上記の保持具10を備えている。このため、本実施の形態のファイル200によれば、上記の保持具10の効果を奏するファイル200を提供することができる。
(実施の形態2)
図6〜図8を参照して本発明の実施の形態2におけるファイル200について説明する。本発明の実施の形態2では、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態1と同様の構成を備えているため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図6に示されるように、本実施の形態におけるファイル200では、保持具10の第1取付部11は、第1表紙1に取付具20により取り付けられている。取付具20は、第1取付部11の四隅に取り付けられている。保持具10の第2取付部12は、第2表紙2に取付具30により取り付けられている。取付具30は、第2取付部12の四隅に取り付けられている。
図7に示されるように、取付具20は、受けネジ21と、ネジ22とを有している。受けネジ21およびネジ22は、第1表紙1および第1取付部11を挟んで互いに螺合されている。受けネジ21の内周面にネジ溝21aが設けられている。ネジ22は、頭22aと、軸22bとを有している。頭22aは、軸22bの径方向に軸22bから張り出している。軸22bは、頭22aから受けネジ21に向けて突出している。軸22bは、第1表紙1に設けられた貫通孔H1および第1取付部11に設けられた貫通孔H2に挿通されている。第1表紙1の貫通孔H1および第1取付部11の貫通孔H2は穴開けパンチにより開けられてもよい。
軸22bの受けネジ21側の外周面にネジ山22cが設けられている。ネジ山22cはネジ溝21aに螺合するように構成されている。第1表紙1の貫通孔H1および第1取付部11の貫通孔H2に軸22bが挿通された状態でネジ山22cがネジ溝21aに螺合することにより、第1取付部11は第1表紙1に固定されている。
図8に示されるように、取付具30は、第1部材31と、第2部材32とを有している。第1部材31および第2部材32は、第2表紙2および第2取付部12を挟んで互いに係合されている。第1部材31の中央には貫通孔31aが設けられている。第2部材32は、頭部32aと、軸部32bと、先端部33cとを有している。頭部32aは、軸部32bの径方向に軸部32bから張り出している。軸部32bは、頭部32aから第1部材31に向けて突出している。軸部32bは、第2表紙2に設けられた貫通孔H3および第2取付部12に設けられた貫通孔H4に挿通されている。第2表紙2の貫通孔H3および第2取付部12の貫通孔H4は穴開けパンチにより開けられてもよい。
先端部33cは、軸部32bに対して頭部32aと反対側に配置されている。先端部33cは、軸部32bの径方向に軸部32bから張り出している。先端部33cは、軸部32bが第1部材31の貫通孔31aに挿通された状態で、第1部材31の第2取付部12と反対側の面に係止されるように構成されている。先端部33cおよび軸部32bの中央に先端部33cから軸部32bにわたって溝部33dが設けられている。
第2表紙2の貫通孔H3、第2取付部12の貫通孔H4および第1部材31の貫通孔31aに軸部32bが挿通された状態で先端部33cの張出部分が第1部材31の第2取付部12と反対側の面に係止されることにより、第2取付部12は第2表紙2に取り付けられている。第1部材31の貫通孔31aに第2部材32の先端部33cが挿抜される際に溝部33dの間隔が狭くなることで、第2部材32は、第1部材31に工具を使わずに着脱することができる。したがって、取付具30により、第2取付部12は、第2表紙2に着脱可能に取り付けられている。
貫通孔H1〜H4を開けるために、穴開け目安用具が用いられてもよい。穴開け目安用具には、貫通孔H1〜H4に対応する位置に穴が開けられており、この穴を通して筆記用具で貫通孔H1〜H4を開ける位置に印をつけることにより、貫通孔H1〜H4を開ける位置を示すことが可能となる。これにより、貫通孔H1〜H4を適切な位置に設けることが容易となる。
取付具30は、第1部材31に第2部材32が着脱可能に係合されていればよい。例えば、取付具30は、第2部材32が貫通孔31aに挿通された状態で折り曲げられるように変形可能なフックにより構成されていてもよい。また、取付具30は、第1部材31および第2部材32が互いに着脱可能な凹凸を有するように構成されていてもよい。
続いて、図8を参照して、本実施の形態における保持具10の変形例について説明する。図8に示されるように、本実施の形態における保持具10の変形例では、第1取付部11の貫通孔H2および第2取付部12の貫通孔H4は十字状に設けられている。
本実施の形態における保持具10によれば、第1取付部11は、第1表紙1に固定されており、第2取付部12は、第2表紙2に着脱可能に取り付けられている。このため、第1取付部11を第1表紙1に固定しつつ、第2取付部12を第2表紙2から外して綴じ具4に書類等を綴じることが可能となる。
また、第1取付部11の貫通孔H2および第2取付部12の貫通孔H4が十字状に設けられているため、貫通孔H1内を軸22bが十字状に移動可能となり、貫通孔H4内を軸部32bが十字状に移動可能となる。このため、第1取付部11に対する取付具20の位置を変化させることができ、第2取付部12に対する取付具30の位置を変化させることができる。したがって、保持具10によって、第1表紙1と第2表紙2との間隔を可変にすることができる。
(実施の形態3)
図10を参照して、本発明の実施の形態3におけるファイル200について説明する。本発明の実施の形態3では、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態1と同様の構成を備えているため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図10に示されるように、本実施の形態におけるファイル200では、本体部13は、グリップ部13aと、表示部40とを有している。グリップ部13aは、第1凹部14と、第2凹部15と、中央部16と、貫通孔17とを有している。表示部40は、グリップ部13aに対して背表紙3と反対側に配置されている。表示部40は、第1表紙1と第2表紙2との間の空間に対して背表紙3と反対側に配置されている。表示部40は、ファイル200の名称などを表示するためのものである。表示部40は、収容部41と、表示札42とを有している。収容部41は、透明な部材で構成されている。表示札42には、ファイル200の名称などを表示することが可能である。表示札42は、収容部41に収容されるように構成されている。図10中矢印で示されるように、収容部41に表示札42が挿入されることで、表示札42に表示されたファイル200の名称などを表示部40に表示することが可能となる。
本実施の形態における保持具10によれば、本体部13は表示部40を有しているため、表示部40にファイル200の名称などを表示することができる。このため、表示部40を背表紙3と同様に用いることができる。したがって、背表紙3のみにファイル200の名称などを表示する場合に比べて、ファイル200の向きを変える手間および労力を低減させることができる。
(実施の形態4)
図11を参照して、本発明の実施の形態4におけるファイル200について説明する。本発明の実施の形態4では、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態3と同様の構成を備えているため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図11に示されるように、本実施の形態におけるファイル200では、保持具10のグリップ部13aは、透明な部材で構成されている。グリップ部13aは、表示部40に対して背表紙3と反対側に配置されている。つまり、表示部40は、グリップ部13aと背表紙3との間に配置されている。
グリップ部13aは、表示部40の収容部41の上部および下部の各々に接続されており、収容部41の中央に接続されていない。具体的には、グリップ部13aは、貫通孔17の周囲で収容部41に接続されていない。
本実施の形態における保持具10によれば、グリップ部13aおよび収容部41は透明な部材で構成されているため、背表紙3と反対側から表示部40の表示札42に表示されたファイル200の名称などを視認することができる。
また、グリップ部13aは貫通孔17の周囲で収容部41に接続されていないため、貫通孔17の周囲でグリップ部13aと収容部41との間に貫通孔17に入れた指を配置することができる。このため、貫通孔17に指を入れて保持具10を掴むことが容易となる。したがって、保持具10を掴みやすくすることができる。
続いて、図12および図13を参照して、本実施の形態における保持具10の変形例について説明する。
図12および図13に示されるように、本実施の形態における保持具10の変形例では、グリップ部13aの中央は、背表紙3と反対側に突き出すように構成されている。具体的には、グリップ部13aは、貫通孔17の周囲で背表紙3と反対側に突き出すように構成されている。グリップ部13aの中央は、弓なりに湾曲するように構成されていてもよい。
表示部40の収容部41は、上下に真っ直ぐに伸びるように構成されている。つまり、収容部41は、平板状に構成されている。したがって、グリップ部13aは、貫通孔17の周囲で収容部41との間に隙間が設けられるように構成されている。
収容部41は、第1側面部41aと、第2側面部41bと、底面部41cとを有している。第1側面部41aは本体部13に接続されている。第1側面部41aと第2側面部41bとは互いに向かい合うように配置されている。底面部41cは、第1側面部41aおよび第2側面部41bの各々の下端同士を接続するように構成されている。第1側面部41aおよび第2側面部41bの各々の上端には開口が設けられている。この開口から第1側面部41aと第2側面部41bとの間に挿入された表示札42は底面部41cに載置されている。
本実施の形態における保持具10の変形例によれば、グリップ部13aは、貫通孔17の周囲で収容部41との間に隙間が設けられるように構成されている。このため、この隙間に貫通孔17に入れた指を配置することができる。このため、貫通孔17に指を入れて保持具10を掴むことがさらに容易となる。したがって、保持具10をさらに掴みやすくすることができる。
(実施の形態5)
図14を参照して本発明の実施の形態5におけるファイル200について説明する。本発明の実施の形態5では、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態1の変形例および実施の形態3と同様の構成を備えているため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図14に示されるように、本実施の形態におけるファイル200では、保持具10の本体部13は、ファイル200の底面に配置されている。そのため、グリップ部13aは、ファイル200の底面に配置されている。表示部40は、グリップ部13aに対してファイル200の天面と反対側に配置されている。表示部40は、グリップ部13aに対して第1表紙1と第2表紙2との間の空間と反対側に配置されている。
なお、本体部13はファイル200の天面に配置されていてもよい。つまり、グリップ部13aは、ファイル200の天面に配置されていてもよい。
本実施の形態における保持具10によれば、たとえば、ファイル200の背表紙3を底にしてファイル200が書棚等に収納されたときに、ファイル200の天面と反対側から表示部40を視認することができる。したがって、収容部41に挿入された表示札42に表示されたファイル200の名称などを視認することができる。
続いて、図15を参照して、本実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態の変形例では、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態1の変形例および実施の形態4と同様の構成を備えているため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図15に示されるように、本実施の形態の変形例では、保持具10のグリップ部13aおよび収容部41は、透明な部材で構成されている。グリップ部13aは、表示部40に対してファイル200の天面と反対側に配置されている。つまり、表示部40は、グリップ部13aとファイル200の天面との間に配置されている。
本実施の形態における保持具10の変形例によれば、グリップ部13aおよび収容部41は透明な部材で構成されているため、たとえば、ファイル200の背表紙3を底にしてファイル200が書棚等に収納されたときに、ファイル200の天面と反対側から表示部40の表示札42に表示されたファイル200の名称などを視認することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1 第1表紙、2 第2表紙、3 背表紙、4 綴じ具、5 面ファスナー、5a ループ部材、5b フック部材、10 保持具、11 第1取付部、12 第2取付部、13 本体部、14 第1凹部、15 第2凹部、16 中央部、17 貫通孔、20,30 取付具、40 表示部、100 ファイル本体、200 ファイル。

Claims (7)

  1. 互いに向かい合うように背表紙に接続された第1表紙および第2表紙を保持するための保持具であって、
    前記第1表紙に取り付けられる第1取付部と、
    前記第2表紙に取り付けられる第2取付部と、
    前記第1取付部と前記第2取付部とを接続する本体部とを備え、
    前記本体部は、前記第1表紙と前記第2表紙との間隔を保持するように構成されており、
    前記本体部は、前記第1表紙および前記第2表紙が互いに向かい合う方向に交差するとともに前記背表紙に交差する方向から見て略X字状に構成されている、保持具。
  2. 前記第1取付部は、前記第1表紙に固定されており、
    前記第2取付部は、前記第2表紙に着脱可能に取り付けられている、請求項1に記載の保持具。
  3. 前記本体部は、前記背表紙と向かい合う第1位置または前記背表紙と交差する第2位置のいずれかに配置されるように構成されている、請求項1または2に記載の保持具。
  4. 前記本体部は、表示部を含み、
    前記表示部は、前記第1表紙と前記第2表紙との間の空間に対して前記背表紙と反対側に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の保持具。
  5. 前記本体部は、前記第1表紙と前記第2表紙とが向かい合う第1方向に凹む第1凹部と、前記第1方向に交差する第2方向に凹む第2凹部とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の保持具。
  6. 互いに向かい合うように背表紙に接続された第1表紙および第2表紙を保持するための保持具であって、
    前記第1表紙に取り付けられる第1取付部と、
    前記第2表紙に取り付けられる第2取付部と、
    前記第1取付部と前記第2取付部とを接続する本体部とを備え、
    前記本体部は、前記第1表紙と前記第2表紙との間隔を保持するように構成されており、
    前記本体部は、前記第1表紙と前記第2表紙とが向かい合う第1方向に凹む第1凹部と、前記第1方向に交差する第2方向に凹む第2凹部とを含み、
    前記本体部は、前記本体部の前記第1方向および前記第2方向の中央に配置された中央部を含み、
    前記中央部に貫通孔が設けられている、保持具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の保持具を備えた、ファイル。
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