JP5203153B2 - パラレル伝送方法及びパラレル伝送装置 - Google Patents

パラレル伝送方法及びパラレル伝送装置 Download PDF

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Description

本発明は、パラレル伝送方法及びパラレル伝送装置に係り、特に、光信号を並列化して伝送するレーン間のスキューを調整するパラレル伝送方法及びパラレル伝送装置に関する。
これまで光ファイバ伝送は、時分割多重による高速化が図られてきたが、光ファイバの波長分散等により伝送距離が制限されるという問題が顕在化してきている。
この問題を解決する1つの手段として分散補償ファイバなどの分散補償デバイスを用いることが考えられるが、装置サイズ・装置コスト・付加的な損失の観点からできれば使用を回避することが望ましい。その1つの解決策として高速信号を並列展開して複数の光サブキャリアでパラレル伝送する方式が検討されている。しかし、パラレル伝送では一般に各光サブキャリアの受信端到着時間にばらつきが生じる。これらのばらつきは、例えば、光ファイバの波長分散により光サブキャリア毎に伝搬遅延が異なることや、光サブキャリア毎に通過する経路が異なること、などによって発生する。しかし、各光サブキャリアで伝送される信号は、元来一塊のバルク信号であるため、遅延時間にばらつきが生じると元のデータを復元できない。従って、パラレル伝送では受信端でこのばらつきを補償(デスキュー)することが必要となる。
デスキュー方法としてSFI−5(Serdes Framer Interface Level 5)を説明する。図20にSFI−5によるデスキューの方法を示す。
SFI−5では、フレーマICと、パラレル−シリアル変換を行うSerDes(Serializer-Deserializer)ICとの間の16パラレル電気インタフェースとして定義されている。SFI−5のデスキューアルゴリズムは光パラレル伝送にも適用可能である。
以下にその動作を説明する。SFI−5では、並列信号を伝送する16本のレーンに加えて、デスキューレーンとしてもう1本のレーンが設けられる。図20(A)に示す送信側では、16パラレルの各レーンの信号をブロック毎に順番にコピーし、コピーした信号をデスキューレーンに順次書き込む。最初はレーン1の信号をコピーし、次はレーン2の信号をコピー、という順に16番目のレーンの信号をコピーした後、再度レーン1のコピーに戻る。図20(B)に示される受信側では、デスキューレーンの信号をレーン1の信号を比較し、ビット列が揃うまでレーン1の信号用のバッファメモリを調整する。同じように、レーン2からレーン16までのスキューを調整する。SFI−5を用いると主信号のプロトコルによらずデスキューが可能である(例えば、非特許文献1参照)。
http://www.oiforum.com/public/documents/OIF-SFI5-01.0.pdf
しかしながら、従来技術ではデスキューのためにレーンを1本追加する必要があり、特に光パラレル伝送では光送受信回数を一式追加する必要があり、一般的に回路規模の増大を招く。さらに、光伝送帯域を余分に必要とするため、限られた帯域の1本の光ファイバで伝送できる主信号の容量を制限することになる。この方式はパラレル数が小さくなるほど帯域利用効率が悪くなり、パラレル数が2の場合には実に1/3の帯域をデスキューのために使用することになる。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、デスキューのための送受信装置及びレーンを用意することなく、低コストでかつ帯域を有効利用できるパラレル伝送方法及びパラレル伝送装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送方法であって、
パターン検出手段が、入力されたパラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出ステップ(ステップ1)と、
相対位置検出手段が、パラレルレーン毎に検出されたパターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出ステップ(ステップ2)と、
遅延量決定手段が、パラレルレーン毎のパターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定ステップ(ステップ3)と、
デスキュー指示手段が、スキューを補償するようにパラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキュー指示ステップ(ステップ4)と、
を行い、
デスキュー指示ステップ(ステップ4)において、
遅延量を、デスキューを設定するのに要する時間より長い固定遅延と補償するスキュー量に応じて変化する可変遅延の和で決定する。
上記のように、パターンマッチングを利用してパラレル化した信号を検出した後に、固定遅延と可変遅延を信号に付与し、可変遅延設定に要する時間以上の遅延を固定遅延により付与することにより、運用中にスキューが変化した場合でも信号が到達する前に可変遅延によるデスキューの再設定が完了しているので、運用中に同期外れが生じないという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)は、伝送フレームのフレーム同期情報に基づいて、フレーム同期外れを検出するステップと、
フレーム同期情報に基づいてフレーム同期が成立するまで可能性のある全ての遅延量を与えるステップと、を更に行う。
上記のように、レーン毎に検出するパターンマッチング信号と同期外れの両方を検出することにより、各レーンで誤ってパターンマッチングした場合でも、フレーム同期外れ情報をもとに遅延量を変化させるので、フレーム同期を確立できる。
本発明(請求項3)は、パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送方法であって、
パターン検出手段が、パラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出ステップと、
相対位置検出手段が、パラレルレーン毎に検出されたパターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出ステップと、
遅延量決定手段が、パラレルレーン毎のパターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定ステップと、
補償手段が、スキューを補償するようにパラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキュー指示ステップと、
を行い、
デスキューステップにおいて、
パラレル数をn(nは2以上の整数)、シリアルパラレル変換を行う際の単位ビットであるインタリーブビット数をm(mは自然数)とするとき、n×mが伝送フレームの1フレームの総ビット数の約数以外とする。
上記のように、パラレル化する際に、パラレル数nとインタリーブビット数mの場合、n×mが伝送フレームの総ビット数の約数とならないようにnとmを決めることにより、パターンマッチング信号が現われる周期がフレーム周期以上になり、フレーム周期より長いスキューの検出が可能となる。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項4)は、パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送装置であって、
入力されたパラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出手段10と、
パラレルレーン毎に検出されたパターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出手段20と、
パラレルレーン毎のパターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定手段30と、
スキューを補償するようにパラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキュー手段49と、
を有し、
デスキュー手段40は、
遅延量を、デスキューを設定するのに要する時間より長い固定遅延と補償するスキュー量に応じて変化する可変遅延の和で決定する手段を含む。
また、本発明(請求項5)は、伝送フレームのフレーム同期情報に基づいて、フレーム同期外れを検出する手段と、
フレーム同期情報に基づいてフレーム同期が成立するまで可能性のある全ての遅延量を与える手段と、を更に有する。
本発明(請求項6)は、パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送装置であって、
パラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出手段と、
パラレルレーン毎に検出されたパターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出手段と、
パラレルレーン毎のパターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定手段と、
スキューを補償するようにパラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキュー手段と、
を有し、
デスキュー手段は、
パラレル数をn(nは2以上の整数)、シリアルパラレル変換を行う際の単位ビットであるインタリーブビット数をm(mは自然数)とするとき、n×mが伝送フレームの1フレームの総ビット数の約数以外とする。
上述のように本発明によれば、主信号が伝達する情報をのみを用いてデスキューを実現するので、デスキューのための追加の光送受信装置または伝送路を設ける必要がなく、大容量パラレル伝送システムを低コストで実現することができる。
また、本発明によれば、運用中にスキューが変化した場合でもフレーム同期はずれを起こすことなく、スキューの変化に追従することができる。
また、本発明によれば、各レーンで誤った同期パターン検出が起こった場合でも最終的には伝送フレームのフレーム同期を確立することができる。
また、本発明によれば、同期パターンの周期を複数のフレーム周期に拡大できるため、伝送フレーム長より大きなスキューの検出が可能となる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるパラレル光伝送装置の構成図である。
同図に示すパラレル光伝送装置は、OTN(Optical Transport Network)などの送信側フレーマ100、送信側コンバータ200、4並列(パラレル数n=4)のパラレル光送信器300、合波器400、光ファイバ500、分波器600、4並列(n=4)のパラレル光送信器700、受信側コンバータ800、受信側フレーマ900から構成される。
同図の例では、パラレル数n=4の場合を示す。送信側フレーマ100で生成されたOTNフレームなどの伝送フレームは、SFI−5インタフェースにより送信側コンバータ200に入力される。送信側コンバータ200では、入力された16パラレル信号は、1ビットまたは複数ビット(インタリーブビット数mとする)毎に4パラレル信号に変換される。送信側コンバータ200から出力される4パラレル信号は、パラレル光送信器300で4つの異なる波長の光信号に変換された後、合波器400で1つの光ファイバに結合されて伝送路光ファイバ500に送出される。受信側では、分波器600で波長毎の4つの光信号に分離され、パラレル光受信器700に入力される。パラレル光受信器700では4つの光信号をそれぞれ電気信号に変換して受信側コンバータ800に入力する。受信側コンバータ800では、4つのパラレル信号の遅延差を検出して遅延差の補償を行った後、送信側と同じビット数毎に16パラレル信号に変換される。受信側コンバータ800は、受信側フレーマ900とSFI−5で接続され、受信側フレーマでOTNフレームなどの伝送フレームは終端される。フレーマ900とコンバータ800の間のインタフェースは、SFI−5以外の標準化されたインタフェースでもよいし、シリアルインタフェースでもよい。
以下に、受信側コンバータ800について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における受信側コンバータの構成例である。
同図に示す受信側コンバータ800は、レーン数分配置される、バッファ801、パターン検出回路802、固定遅延回路803、可変遅延回路804、及び、1つずつ配置される相対位置検出回路807、遅延量決定回路808、デスキュー指示回路809、インタリーブ回路805、SFI−5インタフェース回路806から構成される。
同図に示す受信側コンバータ800のパラレル数はn=4である。パラレル受信器700から入力される4つの信号(レーン1,2,3,4)は、レーン毎のバッファ801を介してパターン検出回路802に入力される。パターン検出回路802では、OTNフレームなどの伝送フレームのフレーム同期パターンに起因する特徴的なパターンを各レーン毎に検出する。各レーンで検出されたパターンから相対位置検出回路807で当該パターンの先頭の相対位置を検出し、遅延量決定回路808で相対位置に基づいて各レーン間の遅延量(スキュー)を検出する。デスキュー指示回路809において、各レーンで検出されたパターンから遅延量決定回路808で検出された遅延差に基づいて各レーンの遅延補償(デスキュー)量を決定する。
一方、各レーンの信号はパターン検出回路802を通過後、検出された遅延差から各レーンのデスキュー量を決定して可変遅延回路804の遅延を所望の値に設定するまで、固定遅延回路803で遅延される。所望の値に設定された可変遅延回路804を通過した信号は、インターリーブ回路805で1ビットまたは複数ビット毎に16パラレル信号に変換される。変換された16パラレル信号は、SFI−5インタフェース回路806でSFI−5インタフェース信号に変換され、伝送フレーマに入力される。
具体的な伝送フレーム同期パターンを用いて、各レーンの同期パターンがどうなるか見ていくこととする。
図5は、本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その1)である。同図は、OTNフレームの1つであるOTU3フレームのフレーム同期パターンのビット列とそれをインタリーブビット数m=1で4パラレル展開した4つのレーンの同期パターンビット列を示す。OTU−3フレームは、同図(A)に示すように、各フレームの先頭に6byte(48bit)のフレーム同期パターンを持ち、フレーム毎に必ずこのパターンが現われる。OTNフレーマは、このパターンを検出することによりフレーム同期を行っている。このパターンを1ビット毎に4つのパラレル信号(レーン1,2,3,4)に変換したものを同時に図5(B)に示す。各レーン毎に12ビットの特徴的なパターンが現われていることがわかる。受信側コンバータ800では、この特徴的なパターンを検出することにより、各レーンの遅延差を検出して遅延差補償(デスキュー)を行う。
図6〜図10は、それぞれインタリーブビット数m=2,3,4,6,12の場合の同期パターンビット列を表す。これらはどの場合でも4つの各レーンで特徴的なパターンが得られるため、そのパターンを検出することにより遅延差補償(デスキュー)を行うことができる。
しかし、これまでに示した例は、フレーム周期の半分以上の遅延差(スキュー)が発生した場合は正しい遅延差が検出できなくなる。フレーム周期の半分以上の遅延差(スキュー)を検出するためには、インタリーブビット数mの値を適当に選べばよいことを次に説明する。
図11は、本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その7)である。同図は、インタリーブビット数m=7の場合の同期パターンビット列を示す。伝送フレーム同期パターンのビット数(48)が、パラレル数nとインタリーブビット数mの積(n×m=4×7=28)の倍数でないため、各レーンの同期パターンビット数は異なるが、各レーンにそれぞれ特徴的なパターンが現われる。一方、1つのレーンに注目してみると、例えば、同図(B)のレーン1には、伝送フレームのビットがn×m=28ビット毎に現われる。OTU3フレームの1フレームのビット数は、4080×4×8=130560ビットであり、素因数分解すると130560=17×5×3×2となり、28(=7×2)の倍数とはならない。従って、レーン1に現われる同期パターンは1伝送フレーム(130560ビット)毎ではなく、130560と28の最小公倍数913920(=130560×7)ビット、すなわち7伝送フレーム毎に現われることになる。上述のように、この例では、検出可能な遅延差(スキュー)を7倍に拡大できることがわかる。
同様に、パラレル数n×インタリーブビット数mが1伝送フレームの総ビット数の約数でない場合を図12〜図14に示す。図12はm=9、図13はm=11、図14はm=13の場合であり、検出可能な遅延差(スキュー)をn×mが130560の約数である場合に比べて、それぞれ3倍、11倍、13倍に拡大することができる。一般化すると、検出可能な遅延差(スキュー)は、
±(1フレーム継続時間)/2×(n×mと1伝送フレームの総ビット数の最小公倍数)/(1伝送フレームの総ビット数)
となる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、図3の受信側コンバータ800の別の構成について説明する。他の構成要素については、第1の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。
図15は、本発明の第2の実施の形態における受信側コンバータの構成を示す。
同図に示す構成では、パラレル数は一般化してnとしている。図4に示した構成と異なるのは、受信側コンバータ800の後段に接続された受信側フレーマ900からのフレーム同期信号を受信側コンバータ800内のOOF(Out Of Frame)/LOF(Los Of Frame)検出回路831に入力し、OOFとLOFの少なくとも一方を検出する。OOF/LOF検出回路831では、OOFとLOFの少なくとも一方が検出され、かつその状態がある保護段数分だけ続いた場合、可変遅延器824で与える遅延量の決定をやり直す。各レーンのパターン検出が成功しているにもかかわらず、伝送フレーム同期が確立できないのは、ビット誤りが発生した場合、各レーンの同期パターンが本来の同期パターンでないところに偶然発生した場合、遅延差(スキュー)が検出可能な範囲を超えた場合などが考えられる。これらの場合は、伝送フレーム同期が確立するまで各レーンの遅延量を可能性のある全ての組み合わせを試すことにより、最終的に伝送フレーム同期を確立することができる。
この効果は、パラレル数が大きくなるほど大きくなる。図16に、パラレル数n=8、インタリーブビット数m=1の場合、図17に、パラレル数n=12、インタリーブビット数m=1の場合のパターン同期ビット列を示す。各レーンの同期パターンのビット数は、それぞれ6ビット、4ビットであり、n=4の場合の12ビットに比べて短くなっている。同期パターン長が短くなると、本来同期パターンでないところに同期パターンが偶然現われる確率が高くなる。また、異なるレーンで同じパターンが発生しているところも見られる。これは、各レーンのフレームを検出することに問題はないが、レーンの識別が必要な場合には問題となってくる。例えば、各レーンを異なるファイバで伝送する場合や1つのファイバ内で異なる波長で伝送する場合などは、各レーンを受信側コンバータの各入力ポートに1対1に固定的に対応させることができるため、必ずしもレーンの識別は必要ではない。
一方、各レーンを多値変調の1シンボルあたりのビット数に対応させる場合などは受信側コンバータの各入力ポートに必ずしも固定的に対応させられない場合も考えられるため、レーンの識別が必要になる場合もある。このようにレーンの識別が必要な場合であっても、伝送フレーマかラのフレーム同期情報を用いて、各レーンが現われるポートと各レーンの遅延量において可能性のある全ての組み合わせを試すことにより、最終的に伝送フレーム同期を確立することができる。
図18にパラレル数n=5,インタリーブビット数m=1の場合の同期ビット列を示す。各レーンの同期パターンビット数は必ずしも同じではないが、各レーンに特徴的なパターンが現われており、各レーンの同期パターンを検出することにより各レーン間の遅延差(スキュー)を検出できることがわかる。
図19には、パラレル数n=5,インタリーブビット数m=5の場合の同期ビット列を示す。これは前述のn×mが伝送フレームの1フレームの総ビット数の約数でない場合に相当し、検出可能な遅延量(スキュー)を5倍に拡大することができる。
上記のように、本発明では、パラレル伝送時のデキュー手段として、SDH/SONETあるいはOTNのフレーム同期情報を示す特定バイトがパラレル化した際に、レーン毎に異なるパターンとなることを利用したパターンマッチングを適用してパラレル化したレーン間のスキュー量を調整することにより、デスキューのための送受信装置及びレーンを用意する必要がなくなる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、光信号を並列化して伝送する技術の、特に、パラレル光伝送システムのパラレルレーン間のデスキューを行う技術に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパラレル光伝送装置の構成図である。 本発明の第1の実施の形態における受信側コンバータの構成例である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その5)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その6)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その7)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その8)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その9)である。 本発明の第1の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その10)である。 本発明の第2の実施の形態における受信側コンバータの構成図である。 本発明の第2の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その3)である。 本発明の第2の実施の形態における同期パターンビット列を示す図(その4)である。 従来のSFI−5で規定されているデスキュー方法を示す図である。
符号の説明
10 パターン検出手段
20 相対位置検出手段
30 遅延量決定手段
40 デスキュー手段
100 送信側フレーマ
200 送信側コンバータ
300 パラレル光送信器
400 合波器
500 光ファイバ
600 分波器
700 パラレル光受信器
800 受信側コンバータ
801 バッファ
802 パターン検出回路
803 固定遅延回路
804 可変遅延回路
805 インタリーブ回路
806 SFI−5インタフェース回路
807 相対位置検出回路
808 遅延量決定回路
809 デスキュー指示回路
821 バッファ
822 パターン検出回路
823 固定遅延回路
824 可変遅延回路
825 インタリーブ回路
826 SFI−5インタフェース回路
828 相対位置検出回路
829 遅延量決定回路
830 デスキュー指示回路
831 OOF/LOF検出回路
900 受信側フレーマ

Claims (6)

  1. パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送方法であって、
    パターン検出手段が、前記パラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    相対位置検出手段が、前記パラレルレーン毎に検出された前記パターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出ステップと、
    遅延量決定手段が、前記パラレルレーン毎の前記パターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、前記パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定ステップと、
    デスキュー手段が、前記スキューを補償するように前記パラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキューステップと、
    を行い、
    前記デスキューステップにおいて、
    前記遅延量を、デスキューを設定するのに要する時間より長い固定遅延と補償するスキュー量に応じて変化する可変遅延の和で決定することを特徴とするパラレル伝送方法。
  2. 前記伝送フレームのフレーム同期情報に基づいて、フレーム同期外れを検出するステップと、
    前記フレーム同期情報に基づいてフレーム同期が成立するまで可能性のある全ての前記遅延量を与えるステップと、
    を更に行う請求項1記載のパラレル伝送方法。
  3. パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送方法であって、
    パターン検出手段が、前記パラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出ステップと、
    相対位置検出手段が、前記パラレルレーン毎に検出された前記パターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出ステップと、
    遅延量決定手段が、前記パラレルレーン毎の前記パターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、前記パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定ステップと、
    デスキュー手段が、前記スキューを補償するように前記パラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキューステップと、
    を行い、
    前記デスキューステップにおいて、
    パラレル数をn(nは2以上の整数)、シリアルパラレル変換を行う際の単位ビットであるインタリーブビット数をm(mは自然数)とするとき、n×mが伝送フレームの1フレームの総ビット数の約数以外とすることを特徴とするパラレル伝送方法。
  4. パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送装置であって、
    入力された前記パラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出手段と、
    前記パラレルレーン毎に検出された前記パターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出手段と、
    前記パラレルレーン毎の前記パターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、前記パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定手段と、
    前記スキューを補償するように前記パラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキュー手段と、
    を有し、
    前記デスキュー手段は、
    前記遅延量を、デスキューを設定するのに要する時間より長い固定遅延と補償するスキュー量に応じて変化する可変遅延の和で決定する手段を含むことを特徴とするパラレル伝送装置。
  5. 前記伝送フレームのフレーム同期情報に基づいて、フレーム同期外れを検出する手段と、
    前記フレーム同期情報に基づいてフレーム同期が成立するまで可能性のある全ての前記遅延量を与える手段と、
    を更に有する請求項4記載のパラレル伝送装置。
  6. パラレル光伝送システムの受信側でパラレルレーン間のデスキューを行うパラレル伝送装置であって、
    前記パラレルレーン毎に伝送フレームのフレーム同期情報のパターンを検出するパターン検出手段と、
    前記パラレルレーン毎に検出された前記パターンの先頭の相対位置を検出する相対位置検出手段と、
    前記パラレルレーン毎の前記パターンの先頭の相対位置の情報に基づいて、前記パラレルレーン間のスキューを決定する遅延量決定手段と、
    前記スキューを補償するように前記パラレルレーン毎に異なる遅延量を定めるデスキュー手段と、
    を有し、
    前記デスキュー手段は、
    パラレル数をn(nは2以上の整数)、シリアルパラレル変換を行う際の単位ビットであるインタリーブビット数をm(mは自然数)とするとき、n×mが伝送フレームの1フレームの総ビット数の約数以外とすることを特徴とするパラレル伝送装置。
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