JP4299611B2 - データ送信装置及びデータ受信装置 - Google Patents

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Description

データ送信装置及びデータ受信装置に係り、詳しくは、画像データをフレーム化して伝送するデータ送信装置及びデータ受信装置に関する。
近年、デジタル化の進展に伴い、画像データなど大容量のデータを伝送する要求が高まっている。画像データのような大容量のデータは1系統の伝送回線で送信しきれないことがあるため、伝送するデータを分配して複数系統の伝送回線を利用して送信し、受信側でデータを合成する画像データ分配合成システムが用いられる。
図9に、画像データ分配送信装置及び画像データ合成受信装置から構成される画像データ分配合成システムの一例を示す。なお、図9では説明を簡略化するため、2系統の伝送回線を用いる場合について述べている。
同図において、送信側の画像データ分配送信装置250では、ビット単位のデータを2系統の伝送回線271及び272に分配して送信する。また、受信側の画像データ合成受信装置260では、2系統の伝送回線271及び272から受信したビット単位のデータを合成することにより元のデータを復元する。
画像データ分配送信装置250のデータ分配器251は、入力データのビット系列b1、b2、b3、b4、b5、…を2系統(系統1、系統2)の伝送回線271及び272に交互に振り分ける。例えば、最初のビットb1を系統1へ、2番目のビットb2を系統2へ振り分ける。このような操作を行うことで、奇数番目のビットが系統1へ、偶数番目のビットが系統2に振り分けられる。
このようにして系統1に振り分けられた奇数番目のビットb1、b3、b5、…は、伝送回線271に送出される。また、系統2に振り分けられた偶数番目のビットb2、b4、b6、…は、伝送回線272に送出される。
このとき、伝送回線271及び伝送回線272の伝送遅延時間が同一であれ
ば、画像データ合成受信装置260が系統1及び系統2からビットを受信するタイミングは、送信された際のタイミングと同様である。従って、データ合成器261が系統1、系統2、系統1、系統2、…の順で交互に信号を切り換えて出力すれば、元のビット系列b1、b2、b3、b4、b5、・・・が得られる。
しかしながら、通常の伝送回線では伝送遅延時間が完全に一致することはまれである。従って、伝送遅延時間が異なる複数系統に信号を分配して送信し、受信側で信号を合成して元の信号に復元する場合には、各系統で異なる伝送遅延時間を補償する必要がある。このような伝送遅延時間の補償する方法としては、送信装置側で基準タイミングを示す同期信号を伝送し、受信側では抽出した同期信号を元にして、各系統の時間タイミングを基準タイミングに合うようにする方法が用いられる。
ところで、通常、同期信号は所定単位のデータ毎(ブロック、フレーム、パケット、セルなど)に挿入して伝送される。例えば、MPEG2のTS(トランスポート・ストリーム)においては先頭のデータを47Hにして同期信号として伝送し、またハイビジョンデジタル伝送装置では伝送パケット8個ごとに同期ビットを反転させてフレーム単位の同期信号を伝送している(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
一般的に、同期信号を挿入するデータの間隔は、装置で行われる信号処理の単位(ブロック符号を用いた誤り訂正など)や、入力されるデータの構造に関連して設定される。例えば、MPEG2は、1パケットあたり188バイトで構成され、外符号としては、符号化効率が高く、バースト誤り訂正能力の高い誤り訂正方式であるリード・ソロモン(Reed-Solomon:RS)符号のRS(204,188)に対応している。
次に、図10にフレーム化して同期信号を伝送する場合の、フレームの構成図の一例を示す。フレームは、フレーム位置を正しく識別するための同期信号と複数個のデータから構成される。
同図が示すように、1フレームは、先頭に同期信号、2番目以降にm個のデータが収容されている。各データの形態は伝送システムによって異なるが、複数データを合わせたパケット形式であることがデータ通信においては一般的である。また、フレーム化される前に、誤り訂正符号化処理を行われていることが通常である。図9で説明したように2系統の伝送回線から構成される場合は、n=2である。
通常、複数の伝送回線へは、図11に示すように全系統同じタイミングで送出される。図11では各フレームについて、送出する順にフレーム番号0、1、2、・・・が各系統(系統1〜系統n)に付されている。フレーム番号が同じフレームは、同一タイミングで伝送回線に送出されている。このとき、通常は伝送系統毎の遅延時間が異なっているため、図12に示すように受信する信号のタイミングは一致せず、ずれてしまう。しかし、受信側で同期信号を参照してデータの正確なタイミングを判別してデータの合成を行えば、正確に元のデータを復元することができる。
以上のように同期信号をデータの所定単位毎に挿入するためには、入力データのフレーム化を行うが、入力されるデータの構造がフレーム長と一致しない場合に余りの部分が生じることがある。さらに、入力デ一夕が長さの一定しない可変長符号である場合には、フレーム長と一致しない場合が多く発生する。こうした場合には、余りの部分にダミーデータが挿入される。ダミーデータとしては、例えばオール"0"などが用いられる。ただし、このようにダミーデータを付加して伝送することは、伝送効率の低下につながるため好ましくない。ダミーデータを低減する方法として、入力データの符号長に応じて誤り訂正符号の符号長を選択する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−335297号公報 特開平10−285147号公報 テレビジョン放送番組素材伝送用可搬型OFDM方式デジタル無線伝送システム標準規格ARIB STD−B33
しかしながら、従来の方法では、誤り訂正符号の符号長を可変とすれば、結果として得られる符号長が可変となってしまい、一定の時間間隔で同期信号を挿入して複数系統で伝送時のタイミングを管理するというフレーム化の目的とは相容れないといった問題があった。
一方で、現在実現されている画像データのデジタル伝送(例えば、BSデジタル放送やCSデジタル放送)は、MPEG2などの圧縮処理を伴っており、伝送されるデータは、パケット構造のデータである。このような圧縮処理を伴う画像データのデジタル伝送では、圧縮後の画質や圧縮処理に伴う処理遅延時間が問題となっており、圧縮符号化処理を伴わずに、画像データを非圧縮のままデジタル伝送する装置の実現が望まれている。また、画像データを非圧縮のままデジタル伝送する装置では、入力される画像データを伝送フレーム化する必要があるが、現在のところ、伝送フレーム化に関する提案はされていない。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、同期信号の挿入によるタイミング管理と伝送効率の向上という双方の目的を達成することで非圧縮映像伝送サービスの提供が可能になるデータ送信装置及びデータ受信装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、入力される画像データを並列伝送するデータ送信装置において、前記画像データの各画素を輝度データ及び色度データの各ビット毎の並列データに分配するデータ分配部と、前記並列データを誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化されたデータを、前記画像データのデータ構造における1又は複数の水平ラインあたりの画素数に対して所定の整数で除算した数をパケットのデータ数として所定のパケット数からなるフレーム構造によりフレーム化し、フレーム化された各フレームの先頭部にフレーム同期信号を付加して、前記フレーム同期信号が付加された伝送フレームを同一のタイミングで並列に伝送回線に送信させるフレーム構成部とを備え、更に前記フレーム構成部は、前記伝送フレームの先頭部に付加する前記フレーム同期信号のタイミングを、前記画像データの水平ラインの先頭部に一致させることを特徴としている。
上記本発明によれば、伝送フレーム構造を画像のデータ構造に整合させることにより、ダミーデータを挿入しなくても済むようになり、伝送効率の低下を防ぐことができる。また、画像のデータ構造に整合したタイミングの同期信号の挿入が可能になり、複数系統を用いた伝送間のタイミング管理を実現できる。つまり、同期信号の挿入によるタイミング管理と伝送効率の向上という双方の目的を同時に解決することができるので、MPEG−2等による圧縮が不要となり、高品質な非圧縮映像伝送サービスを提供することが可能となる。
本発明の伝送システムによれば、伝送フレーム構造を画像のデータ構造に整合させることにより、ダミーデータの挿入による伝送効率の低下を防ぐことができる。また画像のデータ構造に整合したタイミングの同期信号を挿入することにより、複数系統を用いた伝送間のタイミング管理を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態における画像データ分配合成システム1の構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像データ分配合成システム1のブロック構成図である。同図において、この画像データ分配合成システム1は、画像データ分配送信装置10と、画像データ合成受信装置20と、から構成される。画像データ分配送信装置10と画像データ合成受信装置20の間は、伝送回線30〜3010(Y0〜Y9伝送用)及び伝送回線31〜3110(C0〜C9伝送用)の計20系統の伝送回線を介して接続されている。
まず、送信側の動作を説明する。
(送信側の動作)
画像データ分配送信装置10は、データ分配部11、フレーム構成部12〜1210及び13〜1310、そして制御部14を具備して構成される。制御部14はフレーム同期信号を生成し、そのフレーム同期信号をフレーム構成部12〜1210及び13〜1310に供給する。
画像データ分配送信装置10に入力される画像データは、輝度データ(Y0〜Y9)及び色度データ(C0〜C9)の各10bitから構成されるシリアル(直列)データ形式であり、1本のケーブルから供給されて、画像データ分配送信装置10に入力される。
画像データ分配送信装置10に入力されたシリアルデータ形式の画像データは、まず、データ分配部11に入力される。データ分配部11は、入力されたシリアルデータ形式の画像データを、パラレル(並列)データ形式に変換して、複数の系統に割り振る。本実施形態では、映像の輝度データであるY0〜Y9を10並列化し、同様に色度データであるC0〜C9を10並列化している。
なお、パラレルデータ形式への変換は、市販のシリアル/パラレル変換処理ICやデジタル映像入カインターフエースICで行われている処理であり、限定されるものでは無い。また、本実施形態では、入力される画像データを10ビットパラレル化しているが、下位2ビットを使用しないなどの方法によって、8ビットパラレル化することも可能であり、いずれのパラレル化でもよい。
上記のようにしてパラレルに振り分けられたデータは、各フレーム構成部12〜1210及び13〜1310に入力される。
図2に各フレーム構成部12〜1210及び13〜1310のブロック構成図の一例を示す。なお、ここでは、各フレーム構成部12〜1210及び13〜1310のうちの、m番目のフレーム構成部30mを例にとり説明するが、12〜1210及び13〜1310のいずれも、そのブロック構成は同様である。
同図が示すように、フレーム構成部30mは、符号化処理部31m、フレーム化部32mから構成される。符号化処理部31mでは、系統m(Y0〜Y9、C0〜C9のいずれか)からのデータに対して誤り訂正符号化が行われる。リード・ソロモン符号のような、ブロック符号型の誤り訂正符号では、入力されたデータをブロック化、例えばパケット化して誤り訂正用の冗長データが付加される。
フレーム化部32mでは、符号化処理部31mにおいて誤り訂正符号化されたデータを複数個合わせてフレーム化し、制御部14から供給されるフレーム同期信号を付加する。同期信号は、フレーム先頭部に通常付加される。
フレーム構成部30mで構成された伝送フレームは、同じタイミングで伝送回線mに送出される。すなわち、フレーム構成部12〜1210及び13〜1310で構成された伝送フレームは、全系統同じタイミングで伝送回線30〜3010及び、伝送回線31〜3110に送出される。伝送回線30〜3010及び、伝送回線31〜3110を介して伝送されるデータは、画像データ合成受信装置20で受信される。
続いて受信側の動作を説明する。
(受信側の動作)
図1において、画像データ合成受信装置20は、フレーム受信部21〜2110及び22〜2210、制御部23、データ合成部24を具備して構成される。
画像データ分配送信装置10のフレーム構成部12〜1210及び13〜1310から送信されたフレーム化信号は、それぞれ該当の伝送回線30〜3010及び、伝送回線31〜3110を介してフレーム受信部21〜2110及び22〜2210で受信される。
図3は、フレーム受信部のブロック構成図の一例である。ここでは、各フレーム受信部21〜2110及び22〜2210のうちの、m番目のフレーム受信部40mを例にとり説明するが、フレーム受信部21〜2110及び22〜2210のいずれもブロック構成は同様である。
同図において、フレーム受信部40mは、同期検出処理部41m、フレーム復号部42m、復号化処理部43m、バッファ部44mから構成される。
同期信号検出部41mは、伝送回線mを介して受信した受信データに含まれる同期信号を検出し、同期信号を検出したタイミングをフレーム同期信号として制御部23に出力する。受信データからの同期信号の検出方法は、通常のデジタル復調における方法を適用することが可能であり、例えば、受信信号とリファレンス信号の相関を計算する方法や、FFTなどのデジタル処理後のデータから判別する方法があり、いずれの方法を用いてもよい。
フレーム復号部42mは、複数個のデータからなるフレームデータを、構成データに分割する。構成データは、図4に示すように、同期信号とデータから構成され、1フレームは複数個の構成データを含んで構成される。
復号化処理部43mは、フレーム復号部42mから出力される構成データに対して誤り訂正復号処理を行う。バッファ部44mは、誤り訂正復号されたデータのタイミング調整用のバッファ機能を持つと共に、制御部23からの制御に基づいて、バッファからの出力データのタイミングを調整する。
図1に戻り、フレーム受信部21〜2110及び22〜2210以降の動作を説明する。データ合成部24では、フレーム受信部21〜2110及び22〜2210から出力されるパラレルデータ形式の画像データを、シリアルデータ形式に変換して元のデータを復元する。なお、制御部23は、伝送遅延時間の補償のためのタイミング及び、各バッファ部がオーバーフローもしくはアンダーフローしないように、前述した各バッファ部を制御する。
次に、本実施形態におけるフレーム化処理を、図4〜図6を用いて説明する。本実施形態における画像データ分配装置10では、各フレーム構成部12〜1210及び13〜1310は、フレーム化処理において、パラレルデータ化された画像データの構造に整合させたパラメータを設定して伝送フレーム構造を生成する機能を有する。パラメータの設定方法については後述する。
図4は、OFDM伝送方式における代表的な伝送フレーム構造を示す図である。同図において、OFDM伝送方式では、1フレームが複数個のデータパケットにより構成される。同図に示されるとおり、各パケットの先頭には、同期信号が挿入される。図4の例ではHDTVを伝送するOFDM伝送装置の伝送フレーム構造に従い(非特許文献1参照)、フレーム先頭のパケットのみ同期信号は「&HB8」のデータであり、それ以外のパケットの同期信号は「&H47」のデータになっている。HDTVを伝送するOFDM伝送装置においては、1フレームは8個のパケットから構成されており、受信装置ではフレーム先頭の同期信号である「&HB8」を検出してフレーム同期を確立し、また同様に「&H47」を検出することにより、パケット同期をとることができる。
図5は、標準的なデジタル画像データの1ラインあたりのデータ構造を示す図である。例えば、HDTVでは水平1ラインあたり2200BYTEのデータから構成され、NTSCでは水平1ラインあたり858BYTEのデータから構成されている。そして、同図に示されるとおり、各1ラインの画像データは、画像
データと予備データから構成され、同期信号(映像タイミング基準コード:SAV及びEAV)が挿入されている。ちなみに、HDTVでは画像データは1920BYTE、またNTSCでは画像データは720BYTEのデータ領域を持ち、また同期信号は「&H3FF」のデータを用いている。
次に、図6を用いて、図4に示すような伝送フレームの構造と、図5に示すような画像データの構造を整合させる方法について説明する。図6は、HDTVの画像データ構造(a)を伝送フレームの構造(b)に整合させる一例を示す図である。
前述のとおり、HDTVでは水平1ラインあたり2200個の画素から構成されている。従って、図6(a)で示されるとおり、シリアルデータ形式の入力データはパラレルデータ形式に変換されることにより、2200bitのデータが、輝度信号について10並列(Y0〜Y9)、同様に色度信号について10並列(C0〜C9)のパラレルデータとなる。
本実施形態では、パラレルデータ形式に変換された4ライン分のHDTV画像データを、5パケット分のデータパケットに対応させて伝送フレーム化する。つまり、パラレルデータ形式に変換された各並列分のデータは、4ライン分で8800bitのデータとなる。このとき、1パケットあたり1760bit(1760×5=8800)、すなわち220BYTE(1760/8=220)の画像データから構成されることになる。
次いで、各パケットの先頭に同期信号(1BYTE)を挿入する。本実施形態では、伝送フォーマットなどの情報を伝送するための予備領域として3BYTE分を確保している。
すなわち、本実施形態によれば、1伝送フレームを224BYTEから構成されるnパケット(ここでが、n=5)に対応させることで、1伝送フレームを4ライン分の画像データに整合させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、HDTV4ライン分のデータを5パケットに整合させる態様を例示したが、本発明においては、HDTVの整数ライン分のデータが整数個分のパケットに整合していればよく、前述した第1の実施形態に限定されるものではない。
また、第1の実施形態では、シリアルデータ形式で入力された画像データをパラレルデータ形式に変換した形式で並列伝送しているが、画像データの構造に整合した伝送フレーム構造は、第1の実施形態に示すようなシリアル/パラレルデータ変換形式による画像データ分配合成システム1に限られるものではない。
第2の実施形態では、画像データ分配合成システム2は、スイッチ形式のデータ分配機能を有する。
以下、図7を参照して、第2の実施形態における画像データ分配合成システム2の動作を説明する。
同図において、画像データ分配合成システム2は、画像データ分配送信装置100と画像データ合成受信装置200とが、n系統の伝送回線300〜300を介して接続されている。
画像データ分配送信装置100は、データ分配部110、フレーム構成121〜121、制御部131を具備して構成される。制御部131は入力画像データを各系統(系統1〜n)毎に切り換えるための切り換え信号をデータ分配部110に出力する。また制御部131はフレーム同期信号を生成し、そのフレー
ム同期信号をフレーム構成部121〜121に出力する。
フレーム構成部121〜121及びフレーム受信部210〜210は、第1の実施形態のフレーム構成部部12〜1210及び13〜1310及びフレーム受信部21〜2110及び22〜2210と同様の動作を行う。
本実施形態では、画像データ分配送信装置100に入力されるデータは、まずデータ分配部110に入力される。データ分配部110は、制御部131から出力される切り換え信号に従って、可動接点111の接続先を接点111〜111のいずれかに切り換えて、複数の系統に画像データを割り振る。なお、振り分ける順番(パターン)は、予め制御部131に格納されているものとする。
本実施形態では、入力される画像データが振り分けられる系統はn(nは2以上の整数)系統となっており、それぞれ系統1、系統2、・・・系統nと表している。
上記のようにして割り振られた画像データは、各系統に対応しているフレーム構成部121〜121に入力される。フレーム構成部121〜121で構成されるフレームは、全系統同じタイミングで伝送回線300〜300に送出される。伝送回線300〜300を介して伝送される画像データは、画像データ合成受信装置200で受信される。
本実施形態では、画像データ合成受信装置200は、フレーム受信部210〜210、制御部211、データ合成部220を具備して構成される。
複数の伝送回線300〜300を介して送出されたフレームは、伝送回線300〜300毎に、フレーム受信部210〜210に入力される。制御部211は、フレーム受信部210〜210から出力されたフレーム同期信号に基づいて、切り換え信号を発生する。データ合成部220では、制御部211から出力される切り換え信号にしたがって、可動接点221の接続先を接点221〜221のいずれかに切り換える。従って、データ合成部220は、フレーム受信部210〜210から供給されるデータ系列を切り換え信号に従ってスイッチングし、元のデータを復元する。
なお、制御部211は、伝送遅延時間の補償のためのタイミング及び、各バッファ部(フレーム受信部に具備、ここでは図示省略)がオーバーフローもしくは、アンダーフローしないように、各バッファ部を制御する。
続いて、本実施形態におけるデータ分配処理及びフレーム化処理を、図8を参照しながら説明する。
同図において、入力される画像データの構造は、図8の(a)のように水平方向にDH画素、垂直方向にDV画素となっているものとする。例えば、HDTVでは、
DH=2200
DV=1125
となる。
また、本実施形態では、データ分配部110での分配単位(図8ではパケット)のデータ数PHを、水平方向の画素数DHを整数で割った数値とする。例えば、図8の(b)において、HDTVの場合は、
PH=220(=2200/10)
とすることができる。
図8の(b)に示されるように、データ分配処理の後は、符号化処理が行われる。具体的には、符号化処理部(フレーム構成部に具備、ここでは図示省略)において、誤り訂正符号化が行われる。例えば、リード・ソロモン符号化を行う場合には、パケットのデータ長に16の冗長データを付加することが考えられる。例えば、図8の(c)において、誤り訂正符号化後のデータ長は、
PH+EC=236(=220+16、EC=16)
となる。
次に、フレーム化部(フレーム構成部に具備、ここでは図示省略)において、フレーム化処理が行われる。具体的には、図8の(d)に示すように、符号化処理部からの誤り訂正符号化データを複数個(例えばk個)を合わせたうえで、制御部131からのフレーム同期信号(データ長をDとする)を付加する。
例えば、図8の(d)においては、誤り訂正符号化データを2個、つまりK=2でフレーム化を行っており、
(PH+EC)×2+1=473(235×2+1、D=1)
となる。
このように本実施形態によれば、上記のようなデータ分配処理及びフレーム化処理を行うことにより、1伝送フレームをHDTVの画像データの構造に整合させることができる。なお、本実施形態では、画像データがHDTVである場合を例として説明を行ったが、本実施形態はこれに限定されるものではない。画像データがNTSCである場合にもDH=858とすることで容易に1伝送フレームをNTSCの画像データの構造に整合させることができる。すなわち、あらゆる解像度のCG画像フォーマットにも本実施形態を適用することが可能である。
上述した第1の実施形態における伝送回線30〜3010、31〜3110及び第2の実施形態における伝送回線300〜300は有線回線を想定したが、無線回線であっても本発明を適用することが可能である。
これまで説明してきたように、本発明によれば、パケットのデータ長を画像データの水平方向の画素数DHを整数で割った数値のように、画像データの構造に整合性のあるパラメータを用いることにより、ダミーデータの挿入が不要となり、伝送効率の低下を回避することが可能になる。
また、伝送フレームの構造が画像データの構造に整合しているので、フレーム先頭部に挿入する同期信号のタイミングを、画像データの先頭部、例えば画像の水平1ラインの先頭部と一致させることが可能となる。すなわち、映像信号のデータ構造に整合させたタイミングでの同期信号の挿入により、複数系統を用いた並列伝送時の遅延時間差があっても、タイミング管理を実現できる。
また、上記実施例において、第1の実施形態を例にとると、請求項記載のデータ送信装置の一例が、画像データ分配送信装置10に対応し、データ受信装置の一例が、画像データ合成受信装置20に対応する
第1の実施形態における画像データ分配合成システムの構成を示す図である。 フレーム構成部の構成を示す図である。 フレーム受信部の構成を示す図である。 デジタル伝送における伝送フレーム構造を示す図である。 シリアルデジタル伝送における画像データ構造を示す図である。 本発明における整合した画像データ構造と伝送フレーム構造の一実施例を示す図である。 第2の実施形態における画像データ分配合成システムの構成を示す図である。 第2の実施形態におけるデータ分配処理及びフレーム化処理の概要を示す図である。 従来の一般的な並列伝送の一例のブロック図である。 並列伝送の伝送フレーム構造の一例を示す図である。 並列伝送における伝送フレームのタイミングの関係が一致する一例を示す図である。 並列伝送における伝送フレームのタイミングの関係が一致しない一例を示す図である。
符号の説明
1,2,3 画像データ分配合成システム
10,100 画像データ分配送信装置
11,110 データ分配部
12〜1210,13〜1310,30m,121〜121 フレーム構成部
14,23,131,211 制御部
20、200 画像データ合成受信装置
21〜2110,22〜2210,40m,210〜210 フレーム受信部
24,220 データ合成部
30〜3010,31〜3110,300〜300 伝送回線
31m 符号化処理部
32m フレーム化部
41m 同期信号検出部
42m フレーム復号部
43m 復号化処理部
44m バッファ部
111,221 可動接点
111〜111,210〜210 接続先接点
310 制御回線

Claims (3)

  1. 入力される画像データを並列伝送するデータ送信装置において、
    前記画像データの各画素を輝度データ及び色度データの各ビット毎の並列データに分配するデータ分配部と、
    前記並列データを誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化されたデータを、前記画像データのデータ構造における1又は複数の水平ラインあたりの画素数に対して所定の整数で除算した数をパケットのデータ数として所定のパケット数からなるフレーム構造によりフレーム化し、フレーム化された各フレームの先頭部にフレーム同期信号を付加して、前記フレーム同期信号が付加された伝送フレームを同一のタイミングで並列に伝送回線に送信させるフレーム構成部とを備え
    更に前記フレーム構成部は、
    前記伝送フレームの先頭部に付加する前記フレーム同期信号のタイミングを、前記画像データの水平ラインの先頭部に一致させることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 入力される画像データを並列伝送するデータ送信装置において、
    前記画像データのデータ構造における水平ラインあたりの画素数に対して所定の整数で除算した数の並列データに分配するデータ分配部と、
    前記並列データを誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化されたデータを前記画像データのデータ構造における1又は複数の水平ラインあたりの画素数に対して前記所定の整数で除算した数をパケットのデータ数として所定のパケット数からなるフレーム構造によりフレーム化し、フレーム化された各フレームの先頭部にフレーム同期信号を付加して、前記フレーム同期信号が付加された伝送フレームを同一のタイミングで並列に伝送回線に送信させるフレーム構成部とを備え
    更に前記フレーム構成部は、
    前記伝送フレームの先頭部に付加する前記フレーム同期信号のタイミングを、前記画像データの水平ラインの先頭部に一致させることを特徴とするデータ送信装置。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ送信装置から並列伝送される伝送フレームを受信するデータ受信装置において、
    前記伝送フレームを受信するフレーム受信部と、
    前記フレーム受信部により受信された伝送フレームからフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検出手段と、
    前記フレーム同期信号検出手段により得られるフレーム同期信号を用いて前記伝送フレームから分割されたデータ部分を復号する復号手段と、
    前記復号手段により得られた復号データを合成するデータ合成手段とを備えることを特徴とするデータ受信装置。
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