JP2014220709A - 多重伝送システム及び多重伝送方法 - Google Patents

多重伝送システム及び多重伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のOTU信号を簡易に多重し、様々なレートでの伝送を実現する。
【解決手段】複数のOTU信号を多重して伝送する多重伝送システムであって、OTU信号のうち、少なくとも1つのOTU信号のフレーム同期パターンを他のOTU信号のフレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更するフレーム同期パターン変更手段と、OTU信号それぞれに対してMLD処理を行い、MLD処理を行った複数のOTU信号を所定のビット長毎に所定のレーン数に多重化した多重化信号を送信する送信手段と、多重化信号を受信し、フレーム同期パターンが異なるOTU信号に対してフレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重化された所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれにMLD復元処理を行い、OTU信号それぞれのフレーム同期パターンを元のパターンに復元することにより、元のOTU信号を復元する受信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のOTU信号を簡易に多重して伝送する多重伝送システム及び多重伝送方法に関する。
ITU−Tにおいて国際標準化されているOptical Transport Network(OTN)では、複数のOTUk信号を多重して伝送する場合、各OTUk信号(kは1〜4)からODUk信号(kは1〜4)をデマッピングし、ODUk多重して、より高速なOTUk信号を生成する。図3は、OTUkとODUkのフレーム構造、及び、ODUk多重方法を示す図である。OTUk信号はOTUkレイヤで終端され、ODUk信号が抽出される。抽出されたODUk信号は、より上位のOPUkペイロードに多重される。多重時には、Asynchronous Mappiing Procedure(AMP)、もしくは、Generic Mapping Procedure(GMP)が用いられ、多重されるODUk信号とOPUkペイロードの周波数の差が吸収される。各ODUk信号が多重されたOPUk信号は、ODUkおよびOTUk信号へマッピングされる。このように低速クライアント信号のパスを管理するODUk信号をオーバーヘッドを含めて多重して、より高速なパスを生成することで、詳細なパス管理が可能となり、柔軟なネットワーク運用が可能となる(例えば、非特許文献1参照)。
ITU−T G.709「Interfaces for the Optical Transport Network(OTN)」
ITU−Tにて国際標準化されたOTNでは、現在2.5Gbps級のOTU1から100Gbps級のOTU4までが規定されている。現在標準化されているOTU4よりも更に高速なレートで伝送を行う場合や標準化されている10Gbps級、40Gbps級、100Gbps級以外のレートで伝送を行う場合、現在の標準化されている多重化方式では対応ができない。デジタルコヒーレント光送受信方式では、変調方式をBPSK、QPSK、16QAM、64QAMなどを用いて、変調多値度を変えることで、伝送レートを増やすことが可能である。また、複数のサブキャリアをまとめるスーパーチャネル方式では、サブキャリア数を変えることで、伝送レートを増やすことが可能である。変調多値度やサブキャリア数による伝送レートの増加は、これまで標準化されてきているOTN多重化階梯の伝送レートの粒度(4倍もしくは2.5倍)よりも、小さい粒度で伝送レートが可変となる(伝送レートが2、3、4、・・・N倍)。
しかしながら、現在のOTN多重化方式では、このような伝送レートを小さい粒度で変更するリンク技術に対応できないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数のOTU信号を簡易に多重し、標準化で規定されていないレートも含めて、様々なレートでの伝送を実現することができる多重伝送システム及び多重伝送方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数のOTU信号を多重して伝送する多重伝送システムであって、前記OTU信号のうち、少なくとも1つの前記OTU信号のフレーム同期パターンを他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更するフレーム同期パターン変更手段と、前記OTU信号それぞれに対してMLD処理を行い、MLD処理を行った複数の前記OTU信号を所定のビット長毎に所定のレーン数に多重化した多重化信号を送信する送信手段と、前記多重化信号を受信し、前記フレーム同期パターンが異なる前記OTU信号に対して前記フレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重化された前記所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれにMLD復元処理を行い、前記OTU信号それぞれの前記フレーム同期パターンを元のパターンに復元することにより、元の前記OTU信号を復元する受信手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記フレーム同期パターン変更手段は、信号論理が反転しても他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと一致しないように前記フレーム同期パターンを変更することを特徴とする。
本発明は、前記フレーム同期パターン変更手段は、前記フレーム同期パターンの前半部分と後半部分を入れ替えることにより前記フレーム同期パターンを変更することを特徴とする。
本発明は、前記送信手段は、前記MLD処理を行った前記OTU信号のそれぞれが2つ以上のレーンに分配されるように多重化することを特徴とする。
本発明は、前記受信手段は、受信した信号のフレーム同期を行う際に、他の前記OTU信号のフレーム同期パターンとは異なるパターンを持つ前記OTU信号の2つ以上に対して、フレーム同期を行い、1つ以上の前記OTU信号のフレーム同期が取れている場合は所定のビット長毎に信号の分離を行うビット位相は変化させないことを特徴とする。
本発明は、前記送信手段は、前記MLD処理を行った複数の前記OTU信号を多重化する前に、前記OTU信号それぞれのフレーム位相を揃えることを特徴とする。
本発明は、前記送信手段は、前記MLD処理を行った複数の前記OTU信号を多重化する前に、前記OTU信号それぞれのマルチフレーム位相を揃えることを特徴とする。
本発明は、複数のOTU信号を多重して伝送する多重伝送システムが行う多重伝送方法であって、前記OTU信号のうち、少なくとも1つの前記OTU信号のフレーム同期パターンを他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更するフレーム同期パターン変更ステップと、前記OTU信号それぞれに対してMLD処理を行い、MLD処理を行った複数の前記OTU信号を所定のビット長毎に所定のレーン数に多重化した多重化信号を送信する送信ステップと、前記多重化信号を受信し、前記フレーム同期パターンが異なる前記OTU信号に対して前記フレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重化された前記所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれにMLD復元処理を行い、前記OTU信号それぞれの前記フレーム同期パターンを元のパターンに復元する受信ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のOTU信号を簡易に多重し、標準化で規定されていないレートも含めて、様々なレートでの伝送を実現することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す信号処理部13の動作を示す説明図である。 従来技術による多重化方式を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による多重伝送システムを説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、情報の送信を行うデジタルコヒーレント送信機である。符号2は、デジタルコヒーレント送信機1が送信した情報を受信するデジタルコヒーレント受信機である。符号3は、デジタルコヒーレント送信機1とデジタルコヒーレント受信機2との間を結ぶ伝送路である。伝送方式として、デジタルコヒーレント伝送方式を用いることにより、変調多値度を柔軟に変更することができ、様々な伝送レートに対応した多重伝送システムを実現できる。
符号11、12は、100Gbpsのクライアント信号から長距離光伝送用の統一信号フレーム形式(100G OTL4.10)に変換するフレーマである。ここでは、2チャネルのクライアント信号を入力する例を示している。入力するクライアント信号は、3チャネル以上であってもよく、その場合、入力するクライアント信号の数と同数のフレーマを設ければよい。
符号13は、フレーマ11、12が出力した信号の信号処理を行う信号処理部である。符号141、142は、100G OTL4.10形式のそれぞれの信号に対してマルチレーン処理を行うマルチレーン処理部である。符号151、152は、マルチレーン処理された信号の誤り訂正を行うための誤り訂正符号化処理を行う誤り訂正部である。符号161、162は、Multi Lane Distribution(MLD)処理を行うMLD処理部である。
なお、入力するクライアント信号の数が3以上である場合、入力するクライアント信号の数に応じて、信号処理部13内のマルチレーン処理部、誤り訂正部、MLD処理部を増設すればよい。
符号17は、2チャネルの信号のうち、一方のチャネルの信号のフレーム同期パターン(FAS:Frame Alignment Signal)を他方の信号のフレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更するFAS変更部である。符号18は、2チャネルの信号を多重化する多重化部である。なお、FAS変更部17は、多重化部18による多重化後の信号に対してFASの変更を行うようにしてもよい。各チャネルのビット位置が分かっていれば、多重化後の信号に対してFASを変更することも可能である。
なお、デジタルコヒーレント送信機1及びデジタルコヒーレント受信機2の構成を図1を参照して説明するに際して、デジタルコヒーレント送信機及びデジタルコヒーレント受信機が普通に有する公知の機能・構成については、本発明の説明に直接関わりがない限り、その説明及び構成の図示を省略する。
次に、図1に示す多重伝送システムの動作を説明する。ここでは例として、100Gbps級のOTU4信号を2チャネル多重して、200Gbps級の偏波多重(DP)−16QAMで伝送する場合の構成と信号処理を説明する。FAS変更部17は、複数のOTUkまたはOTUkV信号(以下、OTUkまたはOTUkVの信号を総称してOTU信号と称する)のフレーム同期パターン(FAS)を少なくとも1つのOTU信号(例えば、1チャネル目のOTU信号)のフレーム同期パターンは他のOTU信号(例えば、2チャネル目のOTU信号)のフレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更する。各OTU信号に対してMulti Lane Distribution(MLD)処理を行い、MLD処理を行った複数のOTU信号を所定のビット長毎に伝送に必要なレーン数に時間多重する。所定のビット長とは、予め定められたビット長のことであり、1ビット、8ビット、64ビット、128ビット等を選択して用いればよい。
FAS変更部17が、フレーム同期パターンを変更することで、時間多重後の信号パターンの中で、フレーム同期パターンが様々なタイミングで重複して現れることを防止し、デジタルコヒーレント受信機2側でのフレーム同期が可能となる。また、MLD処理部161、162が行うMLD処理は、ITU−T G.709で標準化されているOTL3.4やOTL4.10のように、所定のビット長毎に複数レーンにデータ信号を振り分け、且つ、フレーム毎にレーンの順番を回転させることで、レーン識別・並び替えやデスキューを実現する複数レーンへの分配処理のことである。
MLD処理部161、162が標準に準拠したMLD処理を行うことで、電子回路で多重伝送方式を実現する際に、標準MLD処理の回路を流用することが可能となる。但し、必ずしもOTL3.4,OTL4.10に準じたMLD処理である必要はない。デジタルコヒーレント受信機2側では、他のOTU信号のフレーム同期パターンとは異なるパターンを持つOTU信号に対してフレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重した所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれで各信号に設定されたフレーム同期パターンを用いてフレーム同期を取り、MLD復元処理を行い、各OTU信号のフレーム同期パターンを元のパターンに書き換えて、元のOTU信号を復元する。
マルチレーン処理部141、142は、OTU4信号のそれぞれに対して、16バイト(所定のビット長が128)毎に4レーンにデータ分配する。データ分配する際のバイト数(ビット長)とレーン数は16バイトと4レーンに限るものではない。そして、MLD処理部161、162は、次のOTU4フレームの先頭でレーンの順番を回転させるMLD処理を行い、合計8レーンの信号を生成する。図2は、MLD処理の一例を示す図である。図2(a)は、1チャネル目のMLD処理(MLD処理部161が行う処理)によってレーンの順番を回転させた例であり、1チャネル目のOTU4信号が16バイト毎に4レーンに分配される様子を示している。また、図2(b)は、2チャネル目のMLD処理(MLD処理部162が行う処理)によってレーンの順番を回転させた例であり、2チャネル目のOTU4信号が16バイト毎に4レーンに分配される様子を示している。この際、フレーム同期パターンを2チャネルで一致しないよう変更する。2チャネル多重の場合はフレーム同期パターン変更は一方のチャネルのみでよい。
ここでは、所定のビット長として16バイト(128ビット)の例を説明したが、128ビット以外のビット長を用いてもよい。ビット長は、長くするほど、遅延と実現する回路規模が大きくなるため、フレーム同期パターン(FAS)を全て含むことができ、遅延と回路規模の関係から最適な値を選択すればよい。
また、4チャネル多重の場合は、フレーム同期パターンとして4種類の固定パターンA,B,C,Dを用意して各チャネルで用いてもよいし、2種類の固定パターンA,Bを用意して1チャネルは固定パターンAを、他の3チャネルは固定パターンBを用いてもよい。
多重化部18は、MLD処理された2チャネルの信号を16バイト毎に時間多重し、4レーンのデータ信号を生成する(図2(c)参照)。このとき、時間多重する単位や多重化の方式はチャネルで共通でなくてもよい。デジタルコヒーレント受信機2側では、一方のチャネルのフレーム同期パターン(フレーム同期パターン1)を用いて、各レーンのフレーム同期を確立し、16バイト毎にデータを分離して、それぞれMLDの復元処理(フレーム同期パターンの復元を含む)を行うことで、元のOTU4信号を復元する。
なお、チャネル分離前のフレーム同期は、複数チャネルのうち、いずれか1つのチャネルのフレーム同期パターンを用いて行うと説明したが、フレーム同期は、複数のチャネルのフレーム同期パターンを用いて行うようにしてもよい。
各チャネルのフレーム同期パターンがそれぞれ異なっている場合、フレーム同期は各チャネルで実施してもよい。この場合、一部のチャネルの信号が異常でフレーム同期が取れない場合でも、いずれかのチャネルが正常であれば、受信信号処理が可能となる。ここでは、2チャネルのフレーム位相が一致した場合のデータパターンを記載しているが、必ずしもフレーム位相は一致する必要はない。2チャネルのフレーム位相が一致していない場合、一方のチャネルのフレーム同期してチャネル分離後、他方のチャネルで改めてフレーム同期をとればよい。
また、フレーム位相が一致していれば、一方のフレーム同期が取れれば、他方のフレーム同期が取れるという利点を有している。また、フレーム位相を一致させた場合、2チャネル間の位相関係は特定状態(フレーム位相が一致している状態)しかなくなるため、電子回路への実装時に検証を簡素化できる利点がある。
2チャネル間の位相関係が任意の場合は、位相がずれた状態の多数の信号パターンに対して電子回路が正しく動作するか検証する必要がある。例えば、フレーム長が10000ビットでフレーム位相が任意であれば、パターン数は10000となるが、フレーム位相を一致させれば、パターン数は1となる。
誤り訂正部151、152は、複数のOTU信号の中のODUk/ODUkV信号全体に対して誤り訂正符号化を行い、デジタルコヒーレント受信機2側では誤り訂正復号化を行う。伝送する全てのOTU信号を1つの信号として、誤り訂正処理することで、各伝送レーンのBER特性を平均化することができ、特定の伝送レーン(例えば、サブキャリアの1つ等)でのBER悪化の影響を平均化することができる。一方、各OTU信号の中のODUk/ODUkV信号それぞれに対して誤り訂正を行った場合、誤り訂正が入力BER劣化に伴って出力BERが急激に劣化する傾向を持つため、特定の伝送レーンでBER劣化が発生すると、その伝送レーンの誤り訂正後のBERが大きく劣化し、信号全体のBERも大きく劣化する。
なお、OTU信号のフレーム同期パターン変更を、信号論理が反転しても他のOTU信号のフレーム同期パターンと一致しないようにしてもよい。ここでいう信号論理が反転しても他のOTU信号のフレーム同期パターンと一致しないようにするとは、例えば、論理反転した場合のフレーム同期パターンが他のフレーム同期パターンと一致しないか確認して、一致しないものを選択することである。これにより、デジタルコヒーレント光伝送方式における信号復調や光変復調用デバイスにおける論理反転などで信号論理が反転した場合でも、誤フレーム同期の発生を防止し、安定した分離処理を実現できる。
また、OTU信号のフレーム同期パターン変更する際に、フレーム同期パターンの前半と後半を入れ替える処理を行うようにしてもよい。OTU信号では、フレーム同期パターンは2種類のパターンOA1,OA2から構成されている。OA1,OA2の順番を入れ替えて、OA2,OA1に変更することで、論理反転があっても元のOTU信号のフレーム同期パターン(OA1,OA2)に一致しないパターンを実現することが可能である。
また、MLD処理を行った各OTU信号が伝送に必要なレーンの2つ以上に分配されるよう所定のビット長毎に時間多重するようにしてもよい。例えば、送受信したいOTU信号が8チャネルで、伝送に必要なレーンが4レーンの場合(25Gbps NZR信号を4波のWDMで伝送する場合)に、OTU信号2チャネルを1レーンに多重することも可能であるが、1チャネルのOTU信号が少なくとも2つ以上の伝送レーンに分配するように多重する。これにより、各OTU信号のFECが複数の伝送レーンに分配され、平均化されることで、特定の伝送レーン(例えば、サブキャリアの1つ等)でのBER悪化の影響を平均化することができる。
また、伝送後の受信信号のフレーム同期を行う際に、他のOTU信号のフレーム同期パターンとは異なるパターンを持つOTU信号の2つ以上に対して、フレーム同期を行い、1つ以上のOTU信号のフレーム同期が取れている場合は所定のビット長毎に信号分離を行うビット位相は変化させずに、信号分離処理を行うようにしてもよい。例えば、受信信号を8ビット毎に4つの信号に分離する場合、4つの信号に分けるタイミング(ビット境界)を変えずに、信号分離処理を継続する。これにより、送信側でOTU信号の一部が信号断となっても、デジタルコヒーレント受信機2側でフレーム同期、信号分離処理が継続できる。
また、MLD処理を行った複数のOTU信号を所定のビット長毎に多重する前に、各OTU信号のフレーム位相もしくはマルチフレーム位相を揃えるようにしてもよい。この場合、複数のOTU信号のフレーム位相関係は特定状態しかなくなるため、電子回路への実装時に検証を簡素化できる。また、1つのレーンでフレーム同期が確立できると同時に、他のレーンのフレーム位相が特定されるため、信号分離後の各チャネルのフレーム同期処理を簡易化することができる。
また、MLD処理を行った複数のOTU信号を所定のビット長毎に多重する前に、各OTU信号のマルチフレーム位相を揃えるようにしてもよい。この場合、複数のOTU信号のマルチフレーム位相関係は特定状態しかなくなるため、電子回路への実装時に検証を簡素化できる。また、1つのレーンでフレーム同期、マルチフレーム同期が確立できると同時に、他のレーンのフレーム位相、マルチフレーム位相が特定されるため、信号分離後の各チャネルのフレーム同期、マルチフレーム同期の処理を簡易化することができる。
なお、前述した説明では、100Gbps級のOTU4信号を2チャネル多重して、200Gbps級の偏波多重(DP)−16QAMで伝送する例を説明したが、10Gbps級、40Gbps級のOTU信号を多重化して20Gbps級、80Gbps級の転送としてもよい。さらに、多重化する数は2に限るものではなく、3以上であってもよい。
以上説明したように、デジタルコヒーレント送信機では、OTU信号のうち、少なくとも1つのOTU信号のフレーム同期パターンを他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更し、MLD処理を行った複数のOTU信号を所定のビット長毎に所定のレーン数に多重化した多重化信号を送信し、デジタルコヒーレント受信機では、フレーム同期パターンが異なるOTU信号に対してフレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重化された所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれにMLD復元処理を行うことにより、OTU信号それぞれのフレーム同期パターンを元のパターンに復元するようにした。これにより、標準化されている10Gbps級、40Gbps級、100Gbps級以外のレートも含む各チャネルのレートでフレーム同期を行うことが可能になるため、様々なレートでの伝送を実現する多重伝送システムを実現できる。
前述した実施形態におけるデジタルコヒーレント送信機1及びデジタルコヒーレント受信機3をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
複数の信号を簡易に多重し、標準化で規定されていないレートも含めて、様々なレートでの伝送を実現することが不可欠な用途にも適用できる。
1・・・デジタルコヒーレント送信機、11、12・・・フレーマ、13・・・信号処理部、141、142・・・マルチレーン処理部、151、152・・・誤り訂正部、161、162・・・MLD処理部、17・・・FAS変更部、18・・・多重化部、2・・・デジタルコヒーレント受信機、3・・・伝送路

Claims (8)

  1. 複数のOTU信号を多重して伝送する多重伝送システムであって、
    前記OTU信号のうち、少なくとも1つの前記OTU信号のフレーム同期パターンを他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更するフレーム同期パターン変更手段と、
    前記OTU信号それぞれに対してMLD処理を行い、MLD処理を行った複数の前記OTU信号を所定のビット長毎に所定のレーン数に多重化した多重化信号を送信する送信手段と、
    前記多重化信号を受信し、前記フレーム同期パターンが異なる前記OTU信号に対して前記フレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重化された前記所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれにMLD復元処理を行い、前記OTU信号それぞれの前記フレーム同期パターンを元のパターンに復元することにより、元の前記OTU信号を復元する受信手段と
    を備えることを特徴とする多重伝送システム。
  2. 前記フレーム同期パターン変更手段は、
    信号論理が反転しても他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと一致しないように前記フレーム同期パターンを変更することを特徴とする請求項1に記載の多重伝送システム。
  3. 前記フレーム同期パターン変更手段は、
    前記フレーム同期パターンの前半部分と後半部分を入れ替えることにより前記フレーム同期パターンを変更することを特徴とする請求項2に記載の多重伝送システム。
  4. 前記送信手段は、
    前記MLD処理を行った前記OTU信号のそれぞれが2つ以上のレーンに分配されるように多重化することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の多重伝送システム。
  5. 前記受信手段は、
    受信した信号のフレーム同期を行う際に、他の前記OTU信号のフレーム同期パターンとは異なるパターンを持つ前記OTU信号の2つ以上に対して、フレーム同期を行い、1つ以上の前記OTU信号のフレーム同期が取れている場合は所定のビット長毎に信号の分離を行うビット位相は変化させないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の多重伝送システム。
  6. 前記送信手段は、
    前記MLD処理を行った複数の前記OTU信号を多重化する前に、前記OTU信号それぞれのフレーム位相を揃えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の多重伝送システム。
  7. 前記送信手段は、
    前記MLD処理を行った複数の前記OTU信号を多重化する前に、前記OTU信号それぞれのマルチフレーム位相を揃えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の多重伝送システム。
  8. 複数のOTU信号を多重して伝送する多重伝送システムが行う多重伝送方法であって、
    前記OTU信号のうち、少なくとも1つの前記OTU信号のフレーム同期パターンを他のOTU信号の前記フレーム同期パターンと異なるパターンになるように変更するフレーム同期パターン変更ステップと、
    前記OTU信号それぞれに対してMLD処理を行い、MLD処理を行った複数の前記OTU信号を所定のビット長毎に所定のレーン数に多重化した多重化信号を送信する送信ステップと、
    前記多重化信号を受信し、前記フレーム同期パターンが異なる前記OTU信号に対して前記フレーム同期パターンを用いてフレーム同期を行い、多重化された前記所定のビット長毎に信号を分離し、分離された信号それぞれにMLD復元処理を行い、前記OTU信号それぞれの前記フレーム同期パターンを元のパターンに復元する受信ステップと
    を有することを特徴とする多重伝送方法。
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