JP5523201B2 - デスキュー装置およびデスキュー処理方法 - Google Patents

デスキュー装置およびデスキュー処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5523201B2
JP5523201B2 JP2010117706A JP2010117706A JP5523201B2 JP 5523201 B2 JP5523201 B2 JP 5523201B2 JP 2010117706 A JP2010117706 A JP 2010117706A JP 2010117706 A JP2010117706 A JP 2010117706A JP 5523201 B2 JP5523201 B2 JP 5523201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lane
lanes
channel
deskew
training
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010117706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011249878A (ja
Inventor
朋香 清水
聡一朗 亀谷
良明 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010117706A priority Critical patent/JP5523201B2/ja
Publication of JP2011249878A publication Critical patent/JP2011249878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5523201B2 publication Critical patent/JP5523201B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、差動位相シフトキーイングを用いた高速光通信システムでのパラレル−シリアル変換伝送に適用されるデスキュー装置およびデスキュー処理方法に関し、特に、複数レーンの信号をパラレル伝送した際に発生するレーン間のスキュー(skew:タイミングのずれ)を除去するためのデスキュー装置およびデスキュー処理方法の改良に関するものである。
DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)変調方式を適用する場合、生じたスキューは、送信機内で解消する。オフラインであらかじめ起こりうる全スキューを補正したトレーニングを送信し、受信側でフレーム同期用の固定パターンであるFAS(Frame Alignment Signal)を検出することで、デスキュー処理を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−219097号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
100ギガビットイーサネット(登録商標)では、DQPSKといった多値変調フォーマットが検討されている。このDQPSK方式では、I/Q変調前においてIチャネルとQチャネルの間にスキューが生じると、DQPSKデコーダ側で、元のデータが復元できない。そして、元のデータが復元できないため、同期パターンも復元できず、スキューを測定することが不可能である。
また、従来のデスキュー方式では、オフラインでトレーニングを出力することにより、End−to−Endでデスキューを行っていた。しかし、全レーンにおける全スキューパターンを補正するため、補正すべきパターン数が多すぎ、トレーニングを完了するのに時間がかかりすぎるという問題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、全レーンにおける全スキューパターンを補正する従来技術と比較して、より短時間でデスキューを完了することのできるデスキュー装置およびデスキュー処理方法を得ることを目的とする。
本発明に係るデスキュー装置は、DQPSK変調方式を適用し、送信機のプリコーダの内側にプリスキュー回路が設けられており、Iチャネル、Qチャネルそれぞれ3レーン以上の複数レーンで構成され、干渉するレーンがIチャネル、Qチャネルそれぞれ2レーンであり、複数レーンの信号をパラレル伝送した際に発生するレーン間のスキューを除去するデスキュー処理を行うデスキュー装置であって、オフラインでトレーニングを送信することによりデスキュー処理を行う際に、干渉するレーン間のスキュー量を補正するように1レーンずつトレーニングを送信することで、Iチャネルの複数レーンと、Qチャネルの複数レーンのタイミングが一致するレーンの組み合わせを順次特定していくものである。
また、本発明に係るデスキュー処理方法は、DQPSK変調方式を適用し、送信機のプリコーダの内側にプリスキュー回路が設けられており、Iチャネル、Qチャネルそれぞれ3レーン以上の複数レーンで構成され、干渉するレーンがIチャネル、Qチャネルそれぞれ2レーンであり、複数レーンの信号をパラレル伝送した際に発生するレーン間のスキューを除去するデスキュー処理方法であって、オフラインでトレーニングを送信することによりデスキュー処理を行う際に、干渉するレーン間のスキュー量を補正するように1レーンずつトレーニングを送信することで、Iチャネルの複数レーンと、Qチャネルの複数レーンのタイミングが一致するレーンの組み合わせを順次特定していくデスキュー処理ステップを備えるものである。
本発明に係るデスキュー装置およびデスキュー処理方法によれば、オフラインで1レーンずつトレーニングを送信する方式を採用することにより、全レーンにおける全スキューパターンを補正する従来技術と比較して、より短時間でデスキューを完了することのできるデスキュー装置およびデスキュー処理方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるデスキュー装置の構成図である。 従来方式で必要となるスキューパターンを図式的に示した説明図である。 本発明の実施の形態1のデスキュー装置におけるテストフレーム送信イメージを示す説明図である。 本発明の実施の形態1のデスキュー装置において、オフラインで1レーンずつトレーニングデータを送信していく場合の具体的な手順を3段階に分けて示した説明図である。 本発明の実施の形態2のデスキュー装置において、DQPSKデコード前のデータ系列およびDQPSKデコード後のデータ系列を示した図である。
以下、本発明のデスキュー装置およびデスキュー処理方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるデスキュー装置の構成図である。本実施の形態1のデスキュー装置は、送信機10、受信機20、MUX30、DEMUX40、電気光変換回路50、光電気変換回路60、および伝送路70で構成される。
ここで、送信機10は、3レーン以上の複数の伝送路1a、トレーニングを生成する固定パターン生成/メモリ11、プリコーダ回路12、およびプリスキュー回路13を含んで構成されている。また、電気光変換回路50は、2本の入力信号1b、1c、LD(Laser Diode)51、およびI/Q変調器52を含んで構成されている。なお、2本の入力信号1b、1cは、それぞれ、Ich、Qchである。
また、光電気変換回路60は、DQPSKデコーダ61を含んで構成されている。また、受信機20は、デスキュー回路21、および3レーン以上の複数の伝送路1dを含んで構成されている。
近年、100Gbps超の高速光通信において、その設計制約緩和のために、送信機/受信機などの電気部分では複数の伝送路を用意し、パラレル送信にて信号を伝送する方式が、一般的になりつつあり、図1もこのような方式となっている。
電気部分で複数の伝送路を用意した場合、FIFOの位相ずれ、配線遅延、MUXでのビット多重のタイミングなどが原因で、各伝送路間でビットずれが生じることがある。このようなビットずれを、スキューという。OOK(On Off Keying)などの変調方式の場合、このような位相ずれが生じても、スキュー調整用のトレーニングをオフラインで送信し、各レーンの先頭にFASなどの目印を付け、例えば、送信側などでFASを基準にスキューを補正することができた。
ところが、DQPSK方式では、I/Q変調前においてIチャネルとQチャネルの間にスキューが生じると、DQPSKデコーダ側で、元のデータが復元できないこととなる。従って、オフラインでトレーニングを出力し、End−to−Endでデスキューを実施していた。
しかしながら、従来技術の課題として上述したように、このようなオフラインで送信するトレーニングは、あらかじめI/Q変調前のスキューを補正したものであり、起こりうる全パターンのスキューを補正できるトレーニングが必要であった。
また、図1に示したようなデスキュー装置では、複数の伝送路をMUX30で多重し、シリアルのデータに変換している。このとき、DQPSKデコーダ61でデータを復号する際、例えば、下式(1)を適用する。なお、下式(1)の各符号は、時刻nにおけるプリコーダ入力を{d、d}(n−1)、{b、b}(n)、プリコーダ出力を{d、d}(n)として表したものである。
Figure 0005523201
従って、DQPSKデコーダ61では、Ich/Qchの干渉、および光部分シリアル伝送時のビット間または電気部分のパラレル伝送時のレーン間の干渉で、データ復号される。つまり、干渉し合うレーンにおいて、送信側でスキューを揃わせなければ、受信側で元データの復号が不可能であった。このため、従来法では、全レーンが発生しうる全てのスキューを補正できるよう、オフラインでトレーニングを送信していた。
このような従来法において、Sビットのスキューを補償し、I/QそれぞれNレーンの伝送路がある場合には、オフラインで送信するトレーニングとしてあらかじめ発生させるべきパターン数は、S2N個が必要だった。
図2は、必要となるスキューパターンを図式的に示した説明図である。仮に、Ich/Qchそれぞれレーン数が4レーン(N=4)、補償スキュー量が100ビット(S=100)とした場合、S2N=100通りのスキューパターンが必要である。
そして、仮に、トレーニングとして送信するデスキュー用の1フレームが256ビット、パターン数が100、同期をとるため連続して同一フレームを出力する回数が8回、レーン数が4レーン(このため、MUX30のレーン並びのスキューも4パターン)とする。この場合、全トレーニングが出力完了するまでにかかる時間は、下式となる。
256×100×8×4=8192×1016≒8×1019[bit]
仮に、100Mbpsでパラレル信号を送信していたと仮定すると、全トレーニングパターンを送信完了するまでに必要とされる時間は、最大で、8×1011[s]であり、現実的な値でない。
そこで、本実施の形態1におけるデスキュー装置では、全レーンでデスキューパターンを送信するのではなく、干渉するレーンだけ選択的にトレーニングを送信することで、トレーニングにおけるスキューパターンのパターン数を大幅に削減することを技術的特徴としている。そこで、本実施の形態1では、この技術的特徴について、図3、図4を用いて、以下に詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態1のデスキュー装置におけるテストフレーム送信イメージを示す説明図である。この図3では、4本の伝送路(lane0、lane1、lane2、lane3)を仮定した場合の、Iチャネル(Ich)とQチャネル(Qch)のレーンイメージが示されており、Ichのlane0およびQchのlane3でトレーニングを出力している場合を例示している。
図3に示すように、Ichのlane0とQchのlane3からトレーニングが出力されている場合、DPQSKデコーダ61において、それらのレーンと干渉しているレーンは、Ichのある1レーンとQchのある1レーンである。そこで、図3では、Ichのlane0およびQchのlane3と干渉しているレーンが、それぞれIchのlane1、Qchのlane0である場合を例示している。
トレーニングを出力しているレーンおよびそのレーンと干渉しているレーン以外のレーンは、いかなるデータを出力しても構わない。すなわち、図3では、Ichのlane2、Ichのlane3、Qchのlane1、Qchのlane2に関しては、トレーニングも出力されていなければ、トレーニングと干渉することもない。従って、例えば、PRBSなど、都合のよいデータを送ることができる。
例えば、図3において、Ichのlane2、Ichのlane3、Qchのlane1、Qchのlane2のような、トレーニングでもなければトレーニングと干渉もないレーンでPRBSを送信した場合、伝送路上でのマーク率を1/2に近づけることができる。
このような基本的な考え方を元に、オフラインで1レーンずつトレーニングデータを送信していく場合の具体的な手順について、以下に説明する。図4は、本発明の実施の形態1のデスキュー装置において、オフラインで1レーンずつトレーニングデータを送信していく場合の具体的な手順を3段階に分けて示した説明図である。本実施の形態1におけるデスキュー装置は、デスキュー用にオフラインで送信するパターン数を削減するために、1レーンずつトレーニングデータを出力させる際に、図4に示すような3段階の処理を行っている。
1段階目として、Ich/Qchの組み合わせの初期値を決定する。ここで、Ichのlane0、Qchのlane0から、まずトレーニングを送信することとすると、Ich/lane0とQch/lane0のスキューの補正が必要である。そこで、スキュー補償量分だけ、トレーニングとしてパターン数を送る。
具体的には、Ichのlane0と干渉するIchのlane1との間のスキュー量を補正するトレーニングパターンが必要である。同様に、Qch/lane0とQch/lane1との間のスキュー量を補正するトレーニングパターンが必要である。この場合、Ichからのトレーニングを、まず、lane0と固定すると、Qchからは、Qch/lane0、Qch/lane1、Qch/lane2、Qch/lane3と順に1レーンずつトレーニングを流し、Ich/Qchの組み合わせ初期値を決定する必要がある。
従って、補償するスキュー量を“S”、レーン数を“N”とすると、1段階目の処理で必要となるパターン数は、下式(2)となる。
(Ich/lane0とQch/lane0間で補償しているスキュー量“S”)
×(Ich/lane0とIch/lane1間で補償しているスキュー量“S”)
×(Qch/lane0とQch/lane1間で補償しているスキュー量“S”)
×(レーン数“N”)
=S×S×S×N(通り) (2)
このような1段階目の処理は、図4において[1]として示されており、Ich/lane0とQch/lane3の初期値のタイミングが一致した場合を例示している。
次に、2段階目として、位相差を確定する他レーンを決定する。図4に例示したように、Ich/lane0とQch/lane3の初期値のタイミングが一致していると仮定すると、続いては、Ich/lane1に対して、Qch/lane0、Qch/lane1、Qch/lane2のそれぞれのタイミングの一致を確認する。
Ich/lane1からトレーニングを出力する際、その干渉しているレーンがIch/lane2とすると、Ich/lane1とIch/lane2間のスキュー量を補正する必要がある。同様に、Qch/lane0とQch/lane1間のスキュー量を補正する。Qch/lane0、Qch/lane1、Qch/lane2の(N−1)レーンに対して順にトレーニングを出力する。
従って、補償するスキュー量を“S”、レーン数を“N−1”とすると、2段階目の処理で必要となるパターン数は、下式(3)となる。
(Ich/lane1とQch/lane0間で補償しているスキュー量“S”)
×(Ich/lane1とIch/lane2間で補償しているスキュー量“S”)
×(Qch/lane0とQch/lane1間で補償しているスキュー量“S”)
×(レーン数“N−1”)
=S×S×S×(N−1)(通り) (3)
MUX後のレーン並びが一定とすると、Ich/lane0とIch/lane1が決まることで、Ich/lane2、Ich/lane3のレーン並びも決まる。このような2段階目の処理は、図4において[2]として示されており、ここでは、Ich/lane1とQch/lane0のタイミングが一致した場合を例示している。
次に、3段階目として、残りのレーンのレーン間スキューを決定する。補償するスキュー量を“S”、レーン数を“N−2”とすると、3段階目の処理で必要となるパターン数は、下式(4)となる。
(Ich/lane2とQch/lane1間で補償しているスキュー量“S”)
×(Ich/lane2とIch/lane3間で補償しているスキュー量“S”)
×(Qch/lane1とQch/lane2間で補償しているスキュー量“S”)
×(レーン数“N−2”)
=S×S×S×(N−2)(通り) (4)
このような3段階目の処理は、図4において[3]として示されており、ここでは、Ich/lane2とQch/lane1、Ich/lane3とQch/lane2、のそれぞれのタイミングが一致した場合を例示している。
従って、1段階〜3段階までの処理を通して必要となるパターン数は、上式(2)〜(4)の総計として、下式(5)として求めることができる。
S×S×S×N + S×S×S×(N−1) + S×S×S×(N−2)
=S(3N−3)(通り) (5)
具体例として、I/Qそれぞれ4レーンパラレル伝送で、100ビット補償するシステムを考える。この場合、従来法では、100(=1016)通りのスキューパターンが必要であった。これに対して、本実施の形態1による方式では、オフラインで1レーンずつトレーニングを送信することで、上式(5)から、スキューパターンを9×10に削減することができる。
仮に、トレーニングとして送信するデスキュー用の1フレームが256ビット、パターン数が100、同期をとるため連続して同一フレームを出力する回数が8回、レーン数が4レーン(このため、MUX30のレーン並びのスキューも4パターン)とする。この場合、全トレーニングが出力完了するまでにかかる時間は、下式となる。
256×9×10×8×4=73728×9×10≒7×1010[bit]
仮に、100Mbpsでパラレル信号を送信していたと仮定すると、全トレーニングパターンを送信完了するまでに必要とされる時間は、最大で、7×10[s]となり、現実的な値となる。
以上のように、実施の形態1によれば、オフラインで1レーンずつトレーニングを送信する方式を採用することで、全トレーニングパターンを送信完了するまでに必要とされる時間を現実的なオーダーに収めることができる。この結果、全レーンにおける全スキューパターンを補正する従来技術と比較して、より短時間でデスキューを完了することのできるデスキュー装置およびデスキュー処理方法を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、先の実施の形態1で説明した方式の応用例として、10交番の組み合わせとなるようなデータ系列を干渉し合うレーンで用いる場合について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2のデスキュー装置において、DQPSKデコード前のデータ系列およびDQPSKデコード後のデータ系列を示した図である。ここで、Ichのlane3とQchのlane3でトレーニングが送信されているとする。
Ichのlane3とQchのlane3の信号は、Ichのlane0とQchのlane0と干渉している。従って、DQPSKデコード後の信号で、図5中の「I_a1」to[Q_a1]を生成するためには、DQPSKデコード前の信号の「I_b1」と「Q_b1」の信号、およびDQPSKデコード後の信号の「I_a0」と「Q_a0」が必要である。
今、Ichのlane3およびQchのlane3と干渉しているIchのlane0とQchのlane0が、10交番だったとする。そうすると、
(I_a0、Q_a0)=(0、0)、(0、1)、(1、0)、(1、1)
は、I/Qの最大1ビットシフトで作ることができる。
従って、干渉しているレーンを10交番にすることで、
(I_a0、Q_a0)=(0、0)、(0、1)、(1、0)、(1、1)
の4パターンで、DQPSKデコードに必要なデータ系列を作ることができる。なお、このような10交番の組み合わせからなるデータ系列は、図1における固定パターン生成/メモリ11(送信側メモリに相当)にあらかじめ記憶させておくことができる。
干渉レーンで10交番を用いることによって、上記で示す4パターンで表されることを考慮に入れると、図4を用いて先の実施の形態1において説明した3段階による処理で必要とされるパターン数は、以下のようになる。
まず、1段階目として、Ich/Qchの組み合わせの初期値を決定するためには、下式(6)のパターン数の処理が必要となる。
(Ich/lane0とQch/lane0間で補償しているスキュー量“S”)
×4
×(レーン数“N”)
=S×4×N(通り) (6)
次に、2段階目として、位相差を確定する他レーンを決定する際には、下式(7)のパターン数の処理が必要となる。
(Ich/lane1とQch/lane0間で補償しているスキュー量“S”)
×4
×(N−1)
=S×4×(N−1)(通り) (7)
さらに、3段階目として、残りのレーンのレーン間スキューを決定する。このとき、先の実施の形態1における上式(4)で計算した値は、干渉レーンで10交番を使用していなかったため、トレーニングを出力するレーンと干渉レーンの間のスキューを常に正確に決定していた。しかしながら、本実施の形態2において、10交番を利用したパターンの場合には、トレーニングのレーンと干渉レーンの間のスキューは、正確には決定されていない。
従って、10交番を利用したパターンの場合には、3段階目の処理において、各レーン毎に生じているスキューを補正する必要があり、下式(8)のパターン数の処理が必要となる。
(Qch/lane0とQch/lane1間で補償しているスキュー量“S”)
×(Qch/lane1とQch/lane2間で補償しているスキュー量“S”)
×(Qch/lane2とQch/lane3間で補償しているスキュー量“S”)
×(N−1)
= S×S×S×(N−1)(通り) (8)
なお、このような本実施の形態2における3段階目の処理は、先の図4において[4]として示されている。
従って、1段階〜3段階までの処理を通して必要となるパターン数は、上式(6)〜(8)の総計として、下式(9)として求めることができる。
S×4×N + S×4×(N−1) + S×S×S×(N−1)(通り)(9)
具体例として、I/Qそれぞれ4レーンパラレル伝送で、100ビット補償するシステムを考える。この場合、従来法では、100(=1016)通りのスキューパターンが必要であった。これに対して、本実施の形態2による方式では、オフラインで1レーンずつトレーニングを送信するとともに、干渉し合うレーンで10交番を用いることで、上式(9)から、スキューパターンを30028×10(≒3×10)に削減することができる。
仮に、トレーニングとして送信するデスキュー用の1フレームが256ビット、パターン数が100、同期をとるため連続して同一フレームを出力する回数が8回、レーン数が4レーン(このため、MUX30のレーン並びのスキューも4パターン)とする。この場合、全トレーニングが出力完了するまでにかかる時間は、下式となる。
256×3×10×8×4=24576×10≒2.4×1010[bit]
仮に、100Mbpsでパラレル信号を送信していたと仮定すると、全トレーニングパターンを送信完了するまでに必要とされる時間は、最大で、2.4×10[s]となり、先の実施の形態1における7×10[s]よりも、さらに現実的な値となる。
以上のように、実施の形態2によれば、先の実施の形態1と同様の効果を得るとともに、干渉し合うレーンに10交番を用いることで、先の実施の形態1よりも、より短時間でデスキューを完了することのできるデスキュー装置およびデスキュー処理方法を得ることができる。
10 送信機、11 固定パターン生成/メモリ、12 プリコーダ回路、13 プリスキュー回路、20 受信機、21 デスキュー回路、30 MUX、40 DEMUX、50 電気光変換回路、51 LD(レーザダイオード)、52 I/Q変調器、60 光電気変換回路、61 デコーダ、70 伝送路。

Claims (4)

  1. DQPSK変調方式を適用し、送信機のプリコーダの内側にプリスキュー回路が設けられており、Iチャネル、Qチャネルそれぞれ3レーン以上の複数レーンで構成され、干渉するレーンが前記Iチャネル、前記Qチャネルそれぞれ2レーンであり、前記複数レーンの信号をパラレル伝送した際に発生するレーン間のスキューを除去するデスキュー処理を行うデスキュー装置であって、
    オフラインでトレーニングを送信することにより前記デスキュー処理を行う際に、干渉するレーン間のスキュー量を補正するように1レーンずつトレーニングを送信することで、前記Iチャネルの複数レーンと、前記Qチャネルの複数レーンのタイミングが一致するレーンの組み合わせを順次特定していく
    ことを特徴とするデスキュー装置。
  2. 請求項1に記載のデスキュー装置において、
    前記1レーンずつ送信するトレーニングに用いるデータ系列として、前記Iチャネルのトレーニングと干渉し合うレーンと、前記Qチャネルのトレーニングと干渉し合うレーンとが、遅延干渉前に10交番の組み合わせとなるようなデータ系列をあらかじめ記憶する送信側メモリを備え、
    前記送信側メモリに記憶された前記データ系列を用いて、オフラインでトレーニングを1レーンずつ送信することにより前記デスキュー処理を行う
    ことを特徴とするデスキュー装置。
  3. DQPSK変調方式を適用し、送信機のプリコーダの内側にプリスキュー回路が設けられており、Iチャネル、Qチャネルそれぞれ3レーン以上の複数レーンで構成され、干渉するレーンが前記Iチャネル、前記Qチャネルそれぞれ2レーンであり、前記複数レーンの信号をパラレル伝送した際に発生するレーン間のスキューを除去するデスキュー処理方法であって、
    オフラインでトレーニングを送信することにより前記デスキュー処理を行う際に、干渉するレーン間のスキュー量を補正するように1レーンずつトレーニングを送信することで、前記Iチャネルの複数レーンと、前記Qチャネルの複数レーンのタイミングが一致するレーンの組み合わせを順次特定していくデスキュー処理ステップを備えることを特徴とするデスキュー処理方法。
  4. 請求項3に記載のデスキュー処理方法において、
    前記デスキュー処理ステップは、
    前記Iチャネルの複数レーンの中の1つのレーンを、前記トレーニングを送信するためのIチャネル初期レーンとして特定し、特定した前記Iチャネル初期レーンに対して、前記Qチャネルの複数のレーンの中でタイミングが一致する1つのレーンをQチャネル初期レーンとして特定することで、Iチャネル/Qチャネルの組み合わせの初期値を決定する第1ステップと、
    前記第1ステップにより特定された前記Iチャネル初期レーンと干渉するIチャネル干渉レーンに対して、前記Qチャネル初期レーン以外の前記Qチャネルの複数のレーンの中でタイミングが一致する1つのレーンをQチャネル干渉レーンとして特定する第2ステップと、
    前記第1ステップで特定された前記Iチャネル初期レーン、前記Qチャネル初期レーン、および前記第1ステップで特定された前記Iチャネル干渉レーン、前記Qチャネル干渉レーン以外のレーンのレーン間スキューを決定する第3ステップと
    を有することを特徴とするデスキュー処理方法。
JP2010117706A 2010-05-21 2010-05-21 デスキュー装置およびデスキュー処理方法 Expired - Fee Related JP5523201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010117706A JP5523201B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 デスキュー装置およびデスキュー処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010117706A JP5523201B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 デスキュー装置およびデスキュー処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011249878A JP2011249878A (ja) 2011-12-08
JP5523201B2 true JP5523201B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=45414649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010117706A Expired - Fee Related JP5523201B2 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 デスキュー装置およびデスキュー処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5523201B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2833593A1 (en) * 2012-03-29 2015-02-04 Fujitsu Limited Information processing device and information processing device control method

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033755A (ja) * 1983-08-04 1985-02-21 Nec Corp 直交多重信号の並列同期方式
US4677618A (en) * 1985-04-04 1987-06-30 International Business Machines Corporation Method and apparatus for deskewing WDM data transmitted through a dispersive medium
JP3758953B2 (ja) * 2000-07-21 2006-03-22 富士通株式会社 スキュー補正装置
JP4844558B2 (ja) * 2005-03-31 2011-12-28 日本電気株式会社 光通信方法、光通信装置、及び光通信システム
JP5174585B2 (ja) * 2008-02-12 2013-04-03 三菱電機株式会社 デスキュー方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011249878A (ja) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8594136B2 (en) Transmission of parallel data flows on a parallel bus
JP5125550B2 (ja) 通信システム
JP5203153B2 (ja) パラレル伝送方法及びパラレル伝送装置
JP2007060217A (ja) 並列信号のスキュー調整回路及びスキュー調整方法
JP2002330104A (ja) 受信装置
US20090317090A1 (en) Multichannel Optical Transport Network Skew Control
JP5365132B2 (ja) 直列信号の受信装置、直列伝送システム、直列伝送方法、直列信号の送信装置
US6578153B1 (en) System and method for communications link calibration using a training packet
US11201690B2 (en) Forward error correction with optical and electrical transponder
JP5174585B2 (ja) デスキュー方式
US7965946B2 (en) Multichannel optical transport network skew calibration
JP5523201B2 (ja) デスキュー装置およびデスキュー処理方法
JP4770741B2 (ja) 光伝送システム及びその方法並びにそれに用いる光送受信装置
JP5665495B2 (ja) データ位相同期装置およびデータ位相同期方法
JP2003218844A5 (ja)
KR20080051477A (ko) 다양한 데이터양을 가지는 고속데이터들간의 인터페이스변환 방법 및 장치
JP2013229783A (ja) 光送受信機および光送受信方法
US10382237B2 (en) Method and apparatus for processing data of multiple rates
Song et al. Multiplexing and DQPSK precoding of 10.7-Gb/s client signals to 107 Gb/s using an FPGA
US20100128804A1 (en) Automatic Phase Shifter and Aligner for High-Speed Serial Data
JP6360578B1 (ja) デスキュー回路及びデスキュー方法
JP2009044292A (ja) Fsk変調器
CN101778315B (zh) 误差添加装置
JP5248573B2 (ja) Oor試験用パターン挿入回路及びoor試験用パターン挿入方法
JP2000332741A (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5523201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees