JP5202434B2 - 同時給排形換気扇 - Google Patents

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Description

本発明は、同時給排形換気扇に関し、特に天井に固定された化粧パネルにて形成されるパネル吸込口から室内の空気を吸い込みながら、パネル吹出口から室内に空気を吹き出す同時給排形換気扇に関する。
室内の温度や湿度の変動が少ない換気を実現するために、同時給排形換気扇を天井に取り付け、熱交換を行いながら同時給排を行う方法がある。
このような同時給排形換気扇において、制御基板上にある制御設定スイッチの切り替え作業や回路部のメンテナンスを行う方法として、同時給排形換気扇の外装ケーシング下部の天井パネル開口部より外装ケーシング側面に配置されている回路部を外装ケーシング内に引き込んだ後に作業を行う構造がある。例えば、特開平11−248190号公報には天井面に設置された同時給排形換気扇が示されている。これによると、外装ケーシングと熱交換器の間に間隔を設け、その間隔を用いて回路部ケースを外装ケーシングに固定している回路部品取付板を取り外し、回路部ケースを外装ケーシング内に引き込むことで回路部品のメンテナンスを行うことができる構造が開示されている。
特開平11−248190号公報
しかしながら、特許文献1の技術によれば回路基板上にある制御スイッチの切り替えや回路部品のメンテナンスを行う場合には、必ず回路部品ケース全体を外装ケーシングから取り外し外装ケーシング内側に引き込んでから制御スイッチ切替え作業や電気部品交換などの作業をする必要があり、非常に手間の掛かる作業であった。そのため、竣工直後や、運用初期にたびたび発生する制御変更の要望に対し、外部リモコンからの通信で行うことができる制御設定以外に、制御基板上の設定スイッチの切り替えで行う制御設定もあり、その場合、制御基板上の制御設定スイッチの切り替えるだけの単純で容易な作業であっても、上記のように回路部ケースを外して内側に引き込まなければならず、更に作業時に手元が見えず手探状態で行わなければならず非常に手間が掛かってしまうという問題があった。更に、この同時給排形換気扇では、回路部ケース全体を外装ケーシングから取り外し外装ケーシング内側に引き込み、回路部ケースを外装ケーシングから取り出すための作業スペースを外装ケーシング内に設ける必要があり、その作業スペース分だけ外装ケーシングが大きくなることで同時給排形換気扇のサイズが大きくなってしまい、そのため天井パネルサイズも大きくなり、天井面の圧迫感が増すなどの天井面の意匠性が損なわれたり、同時給排形換気扇のサイズが大きくなることにより設置可能な場所が制限されるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同時給排形換気扇のサイズを小型化し天井パネルを小型化するとともに、回路基板上にある制御スイッチの切替え作業や回路部品のメンテナンス作業性を向上させることが可能な同時給排形換気扇を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の同時給排形換気扇は、互いに独立した排気通風路と給気通風路とが形成された外装ケーシングと、前記外装ケーシングの下方に設けられ、パネル吸込口とパネル吹出口とが設けられた天井パネルと、前記外装ケーシングと前記天井パネルの間に設けられたパネル外装枠と、前記外装ケーシングに収容され、前記パネル吸込口に吸い込ませた吸込気流を前記排気通風路に送り、排気流として排気させる排気用送風機と、前記給気通風路に給気させた給気流を前記パネル吹出口に送り、吹出気流として吹き出させる給気用送風機と、前記排気流と前記給気流との間で熱交換を行わせる熱交換器と、前記排気用送風機と前記給気用送風機を運転制御する回路部と、を備える同時給排形換気扇において、下面側から見て前記回路部の前記パネル外装枠の枠内に位置する領域を第1の領域とし、第1の領域以外の前記回路部の領域を第2の領域とし、前記第1の領域を臨むように前記パネル外装枠の枠内にメンテナンス口を備えることを特徴とする。
この発明によれば、同時給排形換気扇のサイズを小型化し天井パネルを小型化するとともに、回路基板上にある制御スイッチの切替え作業性を向上させることができる。
本図は、この発明の実施の形態に係る同時給排形換気扇の外観構成を示した斜視図を示す。 本図は、図1の同時給排形換気扇を吸込気流A1および吹出気流B2の流れる方向に沿って切断して示す断面図である。 本図は本発明の実施の形態に係る同時給排形換気扇の内部構成の一例を外装ケーシング1や天井パネル3や一部の内部部品(指示なし)を透視して示す下面側からの斜視図である。 本図は、図1の同時給排形換気扇の内部構成の一例を切り欠いて示す下面側からの斜視図である。 本図は、図1の同時給排形換気扇の天井パネル3を取り外した状態を示す下面図である。 本図は図5の同時給排形換気扇の回路部ケース部付近を示す側面図である。 本図は図6の同時給排形換気扇のA−A断面からみた回路部ケース10部の断面図である。 本図は、この発明の実施の形態に係る同時給排形換気扇の回路部取付台20に配置された回路部品を示す下面図である。 本図は、図5の同時給排形換気扇のメンテナンスカバー25を取り外した状態を示す下面図である。 本図は本発明の実施の形態に係る同時給排形換気扇を天井材19に設置した状態を示す下面側からの斜視図である。 本図は図10の天井材19に設置した同時給排形換気扇で天井パネル3を外した状態を示す下面側からの斜視図である。 本図は本発明の実施の形態に係る同時給排形換気扇で、メンテナンス作業時に回路部取付台20を移動させた状態を示す下面図である。 本図は図12のメンテナンス作業時に回路部取付台20を移動させた状態の同時給排形換気扇の回路部ケース部付近を示す側面図である。
SI 給気口
SO 排気口
UI パネル吸込口
UO パネル吹出口
A1 吸込気流
A2 排気流
B1 給気流
B2 吹出気流
1 外装ケーシング
2 パネル外装枠
3 天井パネル
4 本体開口部
5a 排気用電動機
5b 給気用電動機
6a 排気用羽根
6b 給気用羽根
7a 排気用送風機
7b 給気用送風機
8a 排気用ファンケーシング
8b 給気用ファンケーシング
9 熱交換器
10 回路部ケース
10a 回路部ケース側板
10b 奥面
12 セパレータ
14a 排気通風路
14b 給気通風路
15a 排気室
15b 給気室
16 除塵フィルタ
17 送風機吹出口
19 天井材
20 回路部取付台
21 制御設定スイッチ
22 制御基板
23 電気部品
24 回路部メンテナンス口
25 メンテナンスカバー
26a ガイドレール
26b ガイドレール
以下に、本発明に係る同時給排形換気扇の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る同時給排形換気扇の実施の形態1の外観構成を示す斜視図、図2は、図1の同時給排形換気扇を吸込気流A1および吹出気流B2の流れる方向に沿って切断して示す断面図である。図1において、同時給排形換気扇には、換気扇本体として6面を有する箱体の外装ケーシング1が設けられ、外装ケーシング1の下方には、パネル外装枠2を介して天井パネル3が取り付けられている。パネル外装枠2は、角筒状に構成される。また、天井パネル3は化粧パネルを用いている。
外装ケーシング1の側面には、排気流A2を外装ケーシング1外に排気する排気口SOおよび給気流B1を外装ケーシング1内に給気する給気口SIが設けられている。また、外装ケーシング1の下方には、吸込気流A1を吸い込むパネル吸込口UIおよび吹出気流B2を吹き出すパネル吹出口UOが天井パネル3にて形成されている。
外装ケーシング1内には、パネル吸込口UIと排気口SOとの間の通風路を構成する排気通風路14aと、給気口SIとパネル吹出口UOとの間の通風路を構成する給気通風路14bとが、互いに独立して設けられている。
本同時給排形換気扇を屋内に設置する場合、天井パネル3を天井面19から室内側に突出させ、外装ケーシング1を天井裏に配置する。
室内の吸込気流A1がパネル吸込口UIから吸い込まれると、吸込気流A1は、外装ケーシング1内に導かれる。そして、外装ケーシング1内に導かれた吸込気流A1は、排気通風路14aを通ることで排気口SOに導かれ、排気流A2として室外に排気される。
これと同時に、室外の給気流B1が給気口SIから給気されると、給気流B1は、外装ケーシング1内に導かれる。そして、外装ケーシング1内に導かれた給気流B1は、給気通風路14bを通ることでパネル吹出口UOに導かれ、吹出気流B2として室内に吹き出される。
図3は、図1の同時給排形換気扇の内部構成の一例を透視して示す下面側からの斜視図、図4は、図3の同時給排形換気扇の内部構成の一例を切り欠いて示す下面側からの斜視図である。図3、図4とも図中の上部が下面側である。
図3〜図4において、外装ケーシング1の下面には、パネル吸込口UIに吸い込まれた吸込気流A1を外装ケーシング1内に取り入れたり、外装ケーシング1内に吸気された給気流B1を外装ケーシング1外に排出したりする本体開口部4が形成されている。そして、外装ケーシング1の下方には、パネル外装枠2を介して天井パネル3が本体開口部4を覆うように取り付けられている。ここで、天井パネル3には、パネル吸込口UIから吸い込まれた吸込気流A1と、パネル吹出口UOから吹き出される吹出気流B2とが交わるのを防止するセパレータ12が設けられている。なお、セパレータ12は、仕切り板または隔壁にて構成することができ、吸込気流A1の吸込方向および吹出気流B2の吹出方向と直交するように配置されている。
また、パネル外装枠2の両側には、吸込気流A1および吹出気流B2の天井パネル3に沿った進行方向を一方方向に規制する壁面2a、2bが形成されている。
また、外装ケーシング1は、排気口SOから排気される排気流A2と、給気口SIから給気された給気流B1が外装ケーシング1内で交わらないように仕切られることで、排気通風路14aと給気通風路14bとが外装ケーシング1内に互いに独立して形成されている。そして、外装ケーシング1には、排気用送風機7a、給気用送風機7b、熱交換器9および回路部ケース10が収容されている。ここで、排気用送風機7aは、排気通風路14a中に配置されている。給気用送風機7bは、給気通風路14b中に配置されている。熱交換器9は、排気通風路14aおよび給気通風路14b上に配置されている。
排気用送風機7aは、パネル吸込口UIに吸い込ませた吸込気流A1を排気通風路14aに送り、排気口SOから排気流A2として排気させる。なお、排気用送風機7aは、排気流A2を形成する排気用羽根6a、排気用羽根6aを回転させる排気用電動機5aおよび排気用羽根6aと排気用電動機5aを囲むように構成された渦巻状の排気用ファンケーシング8a等から構成されている。
また、給気用送風機7bは、給気口SIから給気通風路14bに給気させた給気流B1をパネル吹出口UOに送り、パネル吹出口UOから吹出気流B2として吹き出させる。なお、給気用送風機7bは、給気流B1を形成する給気用羽根6b、給気用羽根6bを回転させる給気用電動機5b(図5に示す)および給気用羽根6bと給気用電動機5bを囲むように構成された渦巻状の給気用ファンケーシング8b等から構成されている。また、給気用ファンケーシング8bには、給気流B1を吹き出す送風機吹出口17が天井パネル3に対向するように形成されている。
熱交換器9は、図4に示すように、互いに直交する排気用通風路と給気用通風路が交互に積層された6面体構造をなしていて、パネル吸込口UIに吸い込ませた吸込気流A1と、給気口SIから給気された給気流B1との間で熱交換を行わせることができる。そして、排気流A2については、天井パネル3に対して垂直方向に熱交換器9内の通風路が確保され、給気流B1については、吹出気流B2の吹出方向に熱交換器9内の通風路が確保されるように、熱交換器9が外装ケーシング1内に配置されている。
ここで、給気口SIおよび排気口SOは、吸込気流A1の吸込方向および吹出気流B2の吹出方向と平行する方向に開口して、並べて配置されている。また、給気口SI、熱交換器9および給気用送風機7bは、吸込気流A1の吸込方向および吹出気流B2の吹出方向に沿ってこの順番で並べて配置されている。また、排気口SO、排気用送風機7aおよび回路部ケース10は、吸込気流A1の吸込方向および吹出気流B2の吹出方向に沿ってこの順番で並べて配置されている。すなわち、熱交換器9と回路部ケース10は外装ケーシング1の一方の対角位置に配置されるとともに、給気用送風機7bおよび排気用送風機7aは、外装ケーシング1の他方の対角位置に配置されている。
また、排気用羽根6aは、熱交換器9の積層方向の延長線上の位置に概ね配置されている。また、排気用電動機5aは熱交換器9側に配置されている。また、排気用ファンケーシング8aは、排気口SOに接続されている。
また、給気口SIと熱交換器9との間には、給気流B1の除塵を行う給気側除塵フィルタ16が設置されている。また、パネル外装枠2にて仕切られた外装ケーシング1下の空間がセパレータ12にて2分割されることで、排気通風路14aに通じる排気室15aと給気通風路14bに通じる給気室15bが形成されている。
そして、排気用電動機5aおよび給気用電動機5bにて排気用羽根6aおよび給気用羽根6bがそれぞれ回転されると、室内の吸込気流A1がパネル吸込口UIから天井面に沿って水平に吸い込まれるとともに、室外の給気流B1が給気口SIから給気される。
そして、吸込気流A1がパネル吸込口UIから天井面に沿って水平に吸い込まれると、セパレータ12にて前方が塞がれているため、吸込気流A1の進行方向が変えられ、排気流A2として熱交換器9に導かれる。また、室外の給気流B1が給気口SIから吸い込まれると、給気口SIの正面には熱交換器9が設置されているため、その給気流B1が熱交換器9に導かれる。そして、排気流A2および給気流B1が熱交換器9に導かれると、排気流A2と給気流B1との間で全熱交換が行われた後、排気流A2は排気用送風機7aに流入するとともに、給気流B1は給気用送風機7bに流入する。ここで、排気流A2と給気流B1との間で熱交換を行わせることで、排気熱を回収させることができ、冷暖房にかかる負荷を軽減することができる。
そして、排気流A2が排気用送風機7aに流入すると、排気用送風機7aにて排気口SOの方向に導かれ、排気口SOから室外に排気される。一方、給気流B1が給気用送風機7bに流入すると、給気用送風機7bにて天井パネル3の方向に導かれ、送風機吹出口17を介して送出される。そして、給気流B1が送風機吹出口17を介して送出されると、前方は天井パネル3にて塞がれ、側方は壁面2a、2bにて塞がれ、後方はセパレータ12にて塞がれており、パネル吹出口UOから吹出気流B2として室内に吹き出される。
図5は、図1に示す同時給排形換気扇の天井パネル3を取り外した状態を示す下面図である。図6は図5の同時給排形換気扇の回路部ケース部10付近を示す側面図である。図7は図6の同時給排形換気扇のA−A断面からみた回路ケース10部の断面図である。図8は回路部取付台に配置された回路部品を示す下面図である。図9は図5の同時給排形換気扇のメンテナンスカバー25を取り外した状態を示す下面図である。
図5において、回路部ケース10は六面が金属で形成された箱体で、回路部ケース10の一面が給気用送風機7bの給気用ファンケーシング8bに近接し、回路部ケース10の他の一面が排気用送風機7aの排気用ファンケーシング8aに近接し、給気用送風機7b近傍の給気通風路14b中と排気用送風機7a近傍の排気通風路14a中に配置されている。また、排気通風路14aや給気通風路14bと回路部ケース10の内部の間、及び排気通風路14aと給気通風路14bの間は空気の移動がないように仕切られていて互いに独立している。図6〜図8において、回路部ケース10の内部には、回路ケース10を構成する奥面10bに台座状の回路部取付台20が設けられ、回路部取付台20には、制御設定スイッチ21や電子部品などが集約されている制御基板22と、トランスや電源端子台やモータの進相用コンデンサ等の電気部品23が各々集約されて並べて配置され、制御設定スイッチ21は制御基板22上で電気部品23から離れる側の位置に集約され配置されている。
図6において回路部ケース10の六面の内、給気通風路14b側の一面を構成する回路部ケース側板10aは、回路部ケース10の奥面10bに対向する一面(後述する回路部メンテナンス口24が設けられている面)の大きさが奥面10bより大きくなるように傾斜している。
図9において、下面からの投影面で見ると、回路部ケース10はパネル外装枠2の枠内と枠外にまたがって位置している。回路部ケース10の奥面10bでは概ね左側の1/3はパネル外装枠2の枠内に位置し、残りの概ね右側2/3はパネル外装枠2の枠外に位置している。また回路部ケース10の一面(後述する回路部メンテナンス口24が設けられている面)では概ね左側の1/2がパネル外装枠2の枠内に位置し、残りの概ね右側1/2がパネル外装枠2の枠外に位置している。また、回路部ケース10の奥面10bに配置されている回路部取付台20もその概ね左側1/3の部分は第一の領域としてパネル外装枠2の枠内に位置し、残りの概ね右側2/3の部分は第二の領域としてパネル外装枠2の枠外に位置して外装ケーシング1の内部に配置されている。そして回路部取付台20の前記第一の領域には制御基板22の一部と制御基板22上に集約された制御設定スイッチ21が配置され、前記第二の領域には残りの制御基板22と集約された電気部品23が配置されている。
そして回路部ケース10には、回路部ケース10内の前記第一の領域が臨むように開口部として回路部メンテナンス口24が設けられているが、回路部メンテナンス口24には、メンテナンスカバー25がネジで着脱可能に取り付けられて閉じられているため回路部ケース10の内部と排気通風路14aや給気通風路14bとは遮断されていて埃等が回路部品に侵入して堆積しないようになっている。また、回路部ケース10の六面の内、給気通風路14b側の一面を構成している回路部ケース側板10aは回路部メンテナンス口24の一辺も構成していてネジ締めにより回路部ケース10に固定され、ネジにより回路部ケース側板10aは着脱自在に設けられている。上記のように回路部ケース側板10aを傾斜させ回路部メンテナンス口24の大きさを前記第一の領域の2倍近くまで大きくすることで、回路部メンテナンス口24から手を中に入れ作業し易くしてある。
また、図7に示すように回路部取付台20の両側部端面は回路部ケース10と回路部ケース10の内部に設けたガイドレール26a、26bによって各々挟まれているため外れることなくガイドレール26a、26bに沿って回路部取付台20が移動するように滑合されている。ここで回路部取付台20は回路部ケース側板10aにより当接されることで固定されている。
次に制御基板22上の制御設定スイッチ21の設定切り替え変更、制御基板22や電気部品23のメンテナンス等を行う場合について説明する。図10は本発明に係る同時給排形換気扇の実際の設置状態を示す下面斜視図である。外装ケーシング1は天井材19の上方に配置され、天井内に埋め込まれている。外装ケーシング1の下面にパネル外装枠2が設けられ、天井材19に設けた長方形状の角穴(図示せず)にパネル外装枠2をはめ込み、外装ケーシング1とパネル外装枠2で天井材19を挟んでいる。天井パネル3はパネル外装枠2に固定されており、給気通風路14bの出口であるパネル吹出口UOおよびパネル吸込口UIが形成されている。
図11は、図10の設置状態で制御基板22上の制御設定スイッチ21の設定切り替え変更や制御基板22や電気部品23、熱交換器9等のメンテナンスを行うために天井パネル3を外した状態を示す下面斜視図である。上記制御設定変更作業やメンテナンス作業は、天井パネル3を外して現れるパネル外装枠2の枠内(開口部)から行うことができる。熱交換器9のメンテナンスはこの状態で熱交換器9を取り付けている固定部(図示せず)の操作で着脱できる。制御設定スイッチ21の変更および、制御基板22や電気部品23のメンテナンスは、パネル外装枠2の枠内(開口部)内に配置されているメンテナンスカバー25を固定しているネジを外すことでメンテナンスカバー25を取り外し、現れた回路部メンテナンス口24から行うことができる。図9に示すようにメンテナンスカバー25を外すと、回路部メンテナンス口24が現れ、この回路部メンテナンス口24から前記第一の領域への作業が可能になり、制御基板22上の制御設定スイッチ21の変更を簡単に行うことができる。この状態では、回路部メンテナンス口24から前記第二の領域が臨んでいないため、この状態では制御基板22や電気部品23のメンテナンス作業は行わない。
次に前記第二の領域にある制御基板22や電気部品23のメンテナンス作業について説明する。
図12は制御基板22や電気部品23をメンテナンスする場合の回路部取付台20を第一の領域側に移動させた状態の下面図、図13は制御基板22や電気部品23をメンテナンスする場合の回路部取付台20を第一の領域側に移動させた状態の側面図を示す。前記第二の領域にある制御基板22や電気部品23のメンテナンスを行うためには先ず、熱交換器9を取り外し、熱交換器9を取り外した空間から給気用送風機7b(給気用電動機5b、給気用羽根6b、給気用ファンケーシング8b)を取り外し、回路部ケース側板10aが接している給気通風路14bに十分な空間を設ける。次に、回路部ケース側板10aが固定されているネジを外し回路部ケース側板10aを取り外す。回路部ケース側板10aは回路部取付台20が移動しないように当接させて固定させていたが、回路部ケース側板10aが取り除かれることにより固定が除かれるとともに、回路部ケース10の外部である給気通風路14bと連通した空間ができる。そこで、ガイドレール26a、26bに沿って回路部取付台20を給気通風路14b側へ移動させることで回路部取付台20全体が現れ、前記第二の領域にある制御基板22や電気部品23のメンテナンスが可能となる。
同時給排形換気扇の制御設定変更作業やメンテナンス作業は、パネル外装枠2の外側から行うことも考えられるが、天井材19に新たにメンテナンス用の穴を設けなければならず、天井面の意匠性が非常に劣ってしまうため、パネル外装枠2の内側から行う構造が不可欠である。制御設定変更作業やメンテナンス作業をパネル外装枠2の内側から行う構造では、下面からの投影面で見たとき、回路部ケース全体をパネル外装枠2の枠内に配置させようとすると回路部ケース10の大きさ分だけパネル外装枠2が大きくなってしまうが、本実施例のように、下面からの投影面で回路部ケース10をパネル外装枠2の枠内と枠外にまたがって配置させ、パネル外装枠2の枠内の回路部メンテナンス口24から制御基板22上の制御設定スイッチ21を臨ませることで、パネル外装枠2の大きさを制御基板22上の制御設定スイッチ21の切り替え作業だけに必要な最小限の大きさに抑えられ、天井材19に設ける長方形状の角穴(図示せず)や下面パネル3のサイズが大きくなることを抑制できるため、天井パネル3の大型化による圧迫感の増加等に伴い意匠性が損なわれることを防止できる。
回路部ケース10内の回路部品を設置後に作業する内容としては、概ね制御設定変更作業とメンテナンス作業がある。頻度の多い作業としては制御設定変更作業で、制御基板22上の制御設定スイッチ21の切り替え作業があり、頻度の少ない作業としてはメンテナンス作業で制御基板22や電気部品23の故障時の交換作業がある。本実施例によれば頻度の多い制御設定スイッチ21の切り替え作業は回路部ケース10全体を取り外す必要もなく短時間に簡単にできる。また作業頻度の少ない故障時の交換作業も回路部ケース10全体を取り外さなく必要もなく、回路部取付台20を移動させることで、簡単に作業することができる
また、回路部ケース10と排気用送風機7aや給気用送風機7b等とを近接して配置でき回路部ケースを引き込むためのスペースを外装パネル2内に設けておく必要もないため、そのスペース分だけ同時給排形換気扇全体の大きさを小型化でき、その分だけ天井パネルサイズ3も小型化でき、天井面の意匠性を向上させるとともに、設置可能な場所を増やすことができる。
以上のように本発明に係る同時給排形換気扇は、その製品サイズや天井パネルを小型化するとともに、回路基板上にある制御設定スイッチの切り替え作業や回路部品のメンテナンス作業性を向上させる方法に適している。

Claims (5)

  1. 互いに独立した排気通風路と給気通風路とが形成された外装ケーシングと、前記外装ケーシングの下方に設けられ、パネル吸込口とパネル吹出口とが設けられた天井パネルと、前記外装ケーシングと前記天井パネルの間に設けられたパネル外装枠と、前記外装ケーシングに収容され、前記パネル吸込口に吸い込ませた吸込気流を前記排気通風路に送り、排気流として排気させる排気用送風機と、前記給気通風路に給気させた給気流を前記パネル吹出口に送り、吹出気流として吹き出させる給気用送風機と、前記排気流と前記給気流との間で熱交換を行わせる熱交換器と、前記排気用送風機と前記給気用送風機を運転制御する回路部と、を備える同時給排形換気扇において、
    前記回路部は、回路部品が搭載される回路部取付台を有し、
    前記回路部取付台は、前記回路部品が搭載される搭載面が下面を向くように前記天井パネルと略平行となるように配置され、
    下面側から見て前記回路部取付台搭載面のうち前記パネル外装枠の枠内に位置する領域を第1の領域とし、第1の領域以外の前記搭載面を第2の領域とし、前記第1の領域を臨むように前記パネル外装枠の枠内にメンテナンス口が形成され、
    前記天井パネルは、下面視において略方形形状を呈し、
    前記外装ケーシングは、下面視において一側面方向側に前記天井パネルよりも突出する略直方体形状を呈し、
    前記第2の領域は、前記外装ケーシングのうち前記天井パネルよりも突出した部分に収容され、
    下面方向に着脱可能とされて前記メンテナンス口を閉塞するメンテナンスカバーをさらに備えることを特徴とする同時給排形換気扇。
  2. 前記外装ケーシングの前記一側面と隣り合う他の側面には、前記給気流を流入させる給気口および前記排気流を吹き出す排気口が形成され、
    前記外装ケーシングは、前記他の側面方向側には下面視において前記天井パネルよりも突出しないことを特徴とする請求項1に記載の同時給排形換気扇。
  3. 前記第1の領域には制御を設定する切り替えスイッチが配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の同時給排形換気扇。
  4. 前記回路部は移動可能に設け移動させることで、前記回路部の第2の領域が前記メンテナンス口に臨むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の同時給排形換気扇。
  5. 前記回路部取付台が滑合構造により移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の同時給排形換気扇。
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