JP5199829B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、防水機能を有する携帯電話機等に関するものである。
例えば、アンテナ長を短くするために、グランドプレーンとアンテナとによって構成された携帯電話機等の通信機器が市場に流通している。このような携帯電話機等では、筐体の内壁表面に、導電性の塗料が塗装されてグランドプレーンが形成されている。この場合、このグランドプレーンと、筐体内部の内蔵アンテナが実装された回路基板とが、タブ等によって接続されている。
特開2007−89234号公報
ところで、携帯電話機等には、防水性の観点から、第1筐体が第2筐体を内包するように二重の密閉構造を採ったものがある。このような構造の携帯電話機では、第1筐体の内壁にグランドプレーンが形成され、内蔵アンテナは、第2筐体内部に収納される。
この場合、タブ等を使用してグランドプレーンと第2筐体内部の内蔵アンテナとを電気的に接続することができないという、問題が発生することがある。
本発明は、二重構造の筐体であっても、グランドプレーンとアンテナとを電気的に接続可能な通信機器を提供することにある。
本発明の携帯電話機は、内壁に導電性塗料が塗装されるリアケースと、内蔵アンテナが設けられるインナーケースと、による二重の密閉構造の携帯電話機であって、
前記内蔵アンテナが前記導電性塗料と直接導通されることなく電気的に接続されるように近傍に保持されているとともに、前記導電性塗料が塗装されている領域のうち、ネジ孔部の周辺部には当該塗装が施されない
好ましくは、前記ネジ孔部に挿通されるネジは、前記リアケースと前記インナーケースとを結合する
好ましくは、前記内蔵アンテナは、第1の周波数の電波信号および第2の周波数の電波信号を受信し、前記導電性塗料によるグランドプレーンの外周の一部は、前記第1の周波数の波長に対応した長さを有し、前記リアケースの内壁が露出した部分の外周によって形成される前記グランドプレーン内における所定の部分は、前記第2の周波数の波長に対応した長さを有する。
本発明によれば、インナーケースとリアケースによる二重密閉構造であっても、アンテナを構成するグランドプレーンと内蔵アンテナとを電気的に接続することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観図を示す斜視図である。図1には、携帯電話機1の開状態が例示されている。
図1に図示する携帯電話機1は、折りたたみ式の携帯電話機として構成されている。携帯電話機1は、回転軸RA回りに相対回転可能に連結された第1筐体3及び第2筐体5を有し、開状態と閉状態との間で遷移可能である。
第1筐体3及び第2筐体5は、それぞれの端部が連結部6により連結されている。第1筐体3及び第2筐体5は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いの輪郭が略一致する。
第1筐体3には、例えば、通話用のマイクロフォン66(図11参照)、後述するグランドプレーンGPと共に携帯電話機のアンテナを構成する内蔵アンテナ210(図2参照)、通話用のスピーカ65(図11参照)、操作部7が設けられている。操作部7は、複数のキー35を含んで構成されている。第2筐体5には、例えば、通話用のスピーカ65(図11参照)、画像を表示する表示部9が設けられている。
連結部6は、回転軸RAを軸とする円筒状に形成され、回転軸RA回りに互いに相対回転する第1外郭部51及び第2外郭部53を有する。第1外郭部51は、第1筐体3の一部であり、第2外郭部53は、第2筐体5の一部である。
第1外郭部51は、例えば、回転軸RA方向において2つ設けられている。第2外郭部53は、2つの第1外郭部51間に配置されている。第1外郭部51及び第2外郭部53は、概ね同一径に形成されるとともに、同軸状に配置され、全体として一つの円筒形状を構成している。第1外郭部51及び第2外郭部53の直径は、第1筐体3の厚さと第2筐体5の厚さとの和よりも小さく、第2筐体5の厚さよりも大きい。
図2は、本発明の実施形態に係る第1筐体を正面側から見た分解斜視図である。
図2に図示するように、携帯電話機1は、第1筐体3の正面側部分を構成するフロントケース11と、第1筐体3の内部側部分を構成するインナーケース13と、第1筐体3の背面側部分を構成するリアケース15と、蓋体17とを有する。
なお、リアケース15は、本発明の第1収容体に対応し、リアケース15に収容(内包)されるインナーケース13は、本発明の第2収容体に対応する。
携帯電話機1は、第1筐体3内部において、フロントケース11側(図示、上から)から順に積層的に配置された、メイン基板23と、インナーケース13と、リアケース15、バッテリ27とを有する。
インナーケース13は、フロントケース11側が開放された箱体状に形成され、メイン基板23等の背面側に対向する基部13vと、基部13vの周縁においてフロントケース11側に立設された壁部13wとを有する。換言すれば、インナーケース13は、正面側に開口する第1凹部13rを有する。基部13vには、バッテリ27を出し入れするための開口部が形成されている。
フロントケース11は、インナーケース13側が開放された、インナーケース13よりも薄い箱体状に形成されている。フロントケース11は、インナーケース13に対して正面側から被せられ、インナーケース13の正面側を覆うとともに、壁部13wの正面側部分を囲む。
リアケース15は、インナーケース13側が開放された、インナーケース13よりも薄い箱体状に形成されている。リアケース15の背面側には、バッテリ27を出し入れするための開口部が形成されている。
リアケース15の端部には、リアケース15とインナーケース13とをネジによって係合(固定)するための第1ネジ孔部151及び第2ネジ孔部152が設けられている(詳細を、図4、図5に図示する)。リアケース15は、インナーケース13に対して背面側から被せられ、インナーケース13の背面側を覆うとともに、壁部13wの背面側部分を囲む。
蓋体17は、リアケース15の背面側の開口と概ね同様の形状及び大きさを有する概ね板状に形成されている。蓋体17は、リアケース15の背面側の開口内に配置され、インナーケース13の基部13vの開口を塞ぐ。
このように、インナーケース13は、上部のフロントケース11、下部のリアケース15及び蓋体17によって包まれる。すなわち、フロントケース11、リアケース15及び蓋体17は、内包筐体(収容体)であるインナーケース13を包む外装筐体(収容体)10(図3)を構成している。
フロントケース11、インナーケース13、リアケース15及び蓋体17は、例えば、主として非導電性の樹脂によりそれぞれ成形されている。インナーケース13は一体成形されている。フロントケース11、インナーケース13及びリアケース15は、例えば、ネジにより互いに固定される。蓋体17は、係合部等によりインナーケース13若しくはリアケース15又はその双方に着脱可能に固定されている。
メイン基板アセンブリ22、及びサブ基板アセンブリ25は、フロントケース11及びインナーケース13によって、これらの部材の積層方向において挟持される。具体的には、これらの部材は、第1筐体3の長手方向の両側において、フロントケース11とインナーケース13の基部13vとにより挟持される。バッテリ27は、インナーケース13に嵌合する(収容される)とともに、蓋体17によってインナーケース13からの脱落が防止される。
メイン基板アセンブリ22は、図2に図示するように、リアケース15側から順に積層された、メイン基板23と、シールドケース21と、フレキシブルプリント配線板(FPC)43(図3参照)と、キーシート19とを有する。
メイン基板23は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッド式の回路基板により構成されている。メイン基板23は、フロントケース11側の第1実装面23aと、その背面側の第2実装面23bとを有している。第1実装面23a及び第2実装面23bには、複数の電子部品29及び内蔵アンテナ210が設けられている。
シールドケース21は、例えば金属により形成されている。または、シールドケース21は、樹脂等の非導電性の基体の表面に金属層等の導電層が設けられて構成されている。シールドケース21は、メイン基板23のグランド層に接続されている。
サブ基板アセンブリ25は、リアケース15側から順に積層された、サブ基板26と、フレーム28とを有する。
サブ基板26は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッド式の回路基板により構成されている。サブ基板26には、複数の電子部品29が設けられている。
サブ基板26には、電子部品29としての外部コネクタ211が実装されている。外部コネクタ211は、携帯電話機1と他の電子機器とを接続するためのものである。インナーケース13の壁部13wには、外部コネクタ211を外部へ露出させるための孔部13jが形成されている。外部コネクタ211の開口側の端部は、サブ基板26の端部とともに、孔部13j内に配置される。
サブ基板26のフレーム28は、例えば樹脂により構成されている。フレーム28は、サブ基板26及びカメラユニット(不図示)をメイン基板アセンブリ22に固定する。例えば、フレーム28は、係合部(不図示)によってサブ基板26を保持する。フレーム28は、カメラユニット(不図示)をメイン基板23との間で挟みつつ、メイン基板23に係合して取り付けられる。
図3(a)は、図1のVa−Va線における第1筐体3の模式的な断面図である。図3(b)は、図3(a)の領域Vbの拡大図である。図3(c)は、図3(a)の領域Vcの拡大図である。
図3(a)に示すように、FPC43には、例えば、複数のスイッチ41が設けられている。スイッチ41は、例えば、固定接点45と、固定接点45を覆うドーム状の可動接点47とを有する押圧式のスイッチである。
キーシート19は、例えば、ゴム等の遮水性を有する(水を透さない)非導電性の弾性部材により構成されている。キーシート19は、複数のスイッチ41を覆っている。キーシート19のスイッチ41の位置には、スイッチ41側に突出する押し子19gが形成されている。ユーザの押圧力は、押し子19gにより、可動接点47の中央に集中する。
図3(b)に示すように、壁部13wのフロントケース11側の頂部には、壁部13wによって形成されるフロントケース11側の開口13hを囲む溝部13eが形成されている。一方、キーシート19は、外周縁に亘って延びるパッキン部19eを有する。キーシート19は、パッキン部19eが溝部13eに圧入されることにより、インナーケース13に取り付けられる。これにより、インナーケース13の第1凹部13r(図2)は、キーシート19によって密閉される。
図3(c)に示すように、インナーケース13には、蓋体17側に、インナーケース13の蓋体17側の開口を囲む溝部13fが形成されている。一方、蓋体17は、蓋体17の蓋体本体17aに接着され、蓋体本体17aの外周に沿って延びるパッキン部17fを有している。蓋体17は、パッキン部17fが溝部13fに圧入されることにより、インナーケース13に取り付けられるとともに、インナーケース13を密閉する。
そして、インナーケース13、キーシート19及び蓋体17により形成された密閉空間には、FPC43、シールドケース21、メイン基板23、サブ基板アセンブリ25及びバッテリ27が収容されている。換言すれば、キーシート19により密閉された第1凹部13rには、メイン基板23等が収容されている。
上述したように、第1筐体3の各パーツは、図3に図示するように組み立てられ、密閉されている。詳細な説明は割愛するが、第2筐体5も第1筐体3と同様に密閉されている。これにより、携帯電話機1は、防水性を発揮することができる。
ところで、図2に図示するように、リアケース15とインナーケース13とによる2重の密閉構造の携帯電話機1に、グランドプレーンを設ける場合には、次に述べる問題が発生する。具体的には、タブ等を使用してグランドプレーンとインナーケース13に内包されたメイン基板23上の内蔵アンテナ210とを接続することができない。
アンテナとしての高い効果を得るためには、グランドプレーンをリアケース15の内壁に設けることが望ましい。より好ましくは、メイン基板23上の内蔵アンテナ210の近傍である、リアケース15端部Vd(図2参照)の内壁面上に、導電性の塗料を塗装してグランドプレーンを形成することが望ましい。なお、導電性の塗料を筐体の内壁等の面上に塗装することを単に「塗装処理」という。
しかしながら、防水性の観点、及び、第1筐体3の強度を維持するという構造上の観点から、リアケース15の第1ネジ孔部151と第2ネジ孔部152とを連結部6(第1外郭部51,第2外郭部53)近傍に設け、ネジによって、リアケース15とインナーケース13とを結合する必要がある。なお、これら2つのネジ孔に挿入(挿通)されるネジは、第1筐体3及び第2筐体5が連結部6にて何万回も開閉するという屈曲に耐えるため、硬度の高い金属性であることが望ましい。
上述したように、塗装処理が施されるリアケース15の端部Vdには、第1ネジ孔部151と第2ネジ孔部152とが配置されている。この2つのネジ孔部の上面を含むように、リアケース15の内壁面上に塗装処理を施した場合、静電気等、不必要な低周波の電気エネルギーが、リアケース15の外部表面に露出したネジを介してメイン基板23に伝搬されるという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、リアケース15に対して行う塗装処理に塗装範囲を設け、グランドプレーンを形成する。以下、この塗装処理方法について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るリアケースの端部を示す模式的な平面図である。図4には、リアケース15の内面側が図示されている。
図4に図示するように、リアケース15の端部Vdには、第1ネジ孔部151と第2ネジ孔部152とが設けられている。この2つのネジ孔部151、152の間隔Hは、連結部6(図1参照)の長手方向の長さ程度である。2つのネジ孔部151、152の直径は、例えば1〜2mm程度であり、好適に設定することができる。
図5は、本発明の実施形態に係る塗装処理を説明するための図である。図5には、図4のリアケース15の端部Vdが図示されている。
初めに、リアケース15の露出部分において、図5の破線BLで囲まれる領域内に塗装処理を施す。ただし、破線BL1で囲まれる第1ネジ孔部151の周辺部、及び破線BL2で囲まれる第2ネジ孔部152の周辺部は、塗装処理を禁止する。換言すれば、図5の斜線で示される塗装範囲にのみ、塗装処理を施す。
なお、破線BL1の内部及び破線BL2の内部で示される塗装処理の禁止範囲(塗装禁止範囲)は、各々が略四角形状に設けられているが、円形状等、塗装禁止範囲の形状は問わない。
図6は、本発明の実施形態に係る塗装処理後のリアケースの端部を示す図である。
図6に図示するように、リアケース15の端部Vdの内壁(内面)第1ネジ孔部151、第2ネジ孔部152を除く領域に、塗装処理が施されている。ただし、図6の実線で囲まれる、第1ネジ孔部151の周辺部及び第2ネジ孔部152の周辺部の領域は、塗装禁止範囲であるため、塗装処理は施されていない。換言すれば、第1ネジ孔部151の周辺部及び第2ネジ孔部152の周辺部は、塗装処理後も、リアケース15の内壁が露出した状態である。
図7は、本発明の実施形態に係る塗装処理によって形成されたグランドプレーンの一例を示す模式図である。図7には、図4と同様に、リアケース15の端部Vdが図示されている。
上述の塗装処理によって、図7の斜線部で示されるように、塗装範囲には、導電性の塗料によってグランドプレーンGPが形成され、第1ネジ孔部151の周辺部及び第2ネジ孔部152の周辺部の塗装禁止範囲には、リアケース15の内壁が露出している。
携帯電話機1は、防水性を高めるために、インナーケース13がリアケース15に内包されるように密閉されているが、リアケース15の内側には水が付着する場合がある。そこで、導電性の塗装表面上に防錆処理が施される。
図8は、本発明の実施形態に係る防錆処理を説明するための図である。図8には、図4と同様に、導電性塗料による塗装よりグランドプレーンGPが形成されるリアケース15の端部Vdが図示されている。
塗装処理を行った後、この導電性の塗装面上に防錆塗装が行われる。第1ネジ孔部151の周辺部及び第2ネジ孔部の周辺部は、塗装処理が禁止されているため、リアケース15の表面が露出している。しかし、リアケース15自体が樹脂等で形成されているため、図8に図示するように、塗装禁止範囲(図5参照)も含めて防錆処理を施す。
図9は、図4のVe−Ve線における防錆処理後の第1筐体の模式的な断面図である。ただし、図9には、第1筐体の第1ネジ孔部151及び第2ネジ孔部152周辺部のみが図示され、フロントケース11やキーシート19等の図示が省略されている。
図9に図示するように、リアケース15の上層には、導電性塗料によるグランドプレーンGPとしてのグランドプレーン層(グランドプレーン部)1511が形成されている。更に、グランドプレーン層1511の上層には、防錆塗料による防錆層1512が形成されている。なお、アンテナを構成する内蔵アンテナ210とグランドプレーン層1511との直線距離(所定値)は、例えば、10mm以下の所定値で保持される。
インナーケース13とリアケース15とを結合するため、ネジ153が第1ネジ孔部151、グランドプレーン層1511及び防錆層1512を貫通し、インナーケース13にて係合している。なお、ネジ153は、インナーケース13を挿通していてもよい。ネジ154についても同様に、第2ネジ孔部152、グランドプレーン層1511及び防錆層1512を貫通し、インナーケース13にて係合している。ただし、2つのネジ孔部周辺は、塗装処理が施されていないため、ネジ153及びネジ154は、グランドプレーン層1511に接触していない。
したがって、静電気等、不必要な低周波の電気エネルギーが、リアケース15の外部表面に露出したネジ153、154を介してメイン基板23に伝搬されるという問題を防止することができる。
図10は、本発明の実施形態に係る塗装処理によって、リアケース15の上層に形成されたグランドプレーンの一例を示す模式図である。図10には、インナーケース13に内包されたメイン基板23上に形成された内蔵アンテナ210も併せて図示されている。
インナーケース13はリアケース15に対して、インナーケース13に収容されるメイン基板23に形成された内蔵アンテナ部210が、グランドプレーンGPが形成されるリアケース15とともにアンテナを形成可能な距離に保持されている。このため、グランドプレーンGPと内蔵アンテナ210との間に高周波電流が流れ、内蔵アンテナ210とグランドプレーンGPによって、L字状のアンテナが形成される。
このとき、図10に図示するように、グランドプレーンGPの外周L1によって、例えば800MHz(第1の周波数)のλ/4のアンテナが形成される。また、第1ネジ孔部151及び第2ネジ孔部152間(距離H1)のグランドプレーンGPによって、例えば2GHz(第2の周波数)のλ/4のアンテナが形成される。
この塗装範囲を調整することで、グランドプレーンGPの外周L1および距離H1を変化させ、内蔵アンテナ210のアンテナ長を調整することができる。
このように、本実施形態によって、リアケース15の端部の内壁に形成されたグランドプレーンGPと、インナーケース13に内包されたメイン基板23に形成された内蔵アンテナ210とを電気的に接続することができる。
図11は、本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成例を示す概略ブロック図である。
内蔵アンテナ210は、所定の周波数帯域における電波信号を図示しない基地局に向けて送信、あるいは基地局から受信する。受信周波数には、800MHz帯域や2GHz帯域が含まれる。
通信部61は、通話等の音声データ、電子メール等の文字情報、動画像データ等のデータ通信を接続されている基地局との間で無線通信を行う。
制御部62は、CPU等で構成され、携帯電話機1の全般的な動作を統括的に制御する。
記憶部63は、携帯電話機1の処理に必要な各種データを記憶する。
操作部7は、たとえば電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど各種キー35を有する。操作部7は、これらのキーがユーザによって操作された場合、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部62に出力する。
表示部9は、たとえば液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示デバイスで構成され、制御部62から供給された映像信号に応じた種々の情報を表示する。
音声入出力部64は、スピーカ65に出力する音声信号やすマイクロフォン66から入力された音声信号の処理を行う。
図12は、本発明の他の実施形態に係る塗装処理を説明するための図である。
なお、塗装禁止範囲は、塗装範囲に周囲を全て囲まれる配置が成されているものの、本実施形態は、これに限定されない。例えば、図12に図示するように、塗装禁止範囲は、その縁の一部が塗装範囲と重なるような形状であってもよい。この場合、塗装範囲の縁の一部が距離Hに対応するように設計されてもよい。
本発明の実施形態に係る通信機器としての携帯電話機の外観図を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1筐体を正面側から見た分解斜視図である。 図1のVa−Va線における第1筐体3の模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係るリアケースの端部を示す模式的な平面図である。 本発明の実施形態に係る塗装処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る塗装処理後のリアケースの端部を示す図である。 本発明の実施形態に係る塗装処理によって形成されたグランドプレーンの一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る防錆処理を説明するための図である。 図4のVe−Ve線における防錆処理後の第1筐体の模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る塗装処理によって形成されたグランドプレーンの一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る塗装処理を説明するための図である。
1…携帯電話機、3…第1筐体、5…第2筐体、6…連結部、7…操作部、9…表示部、10…外装筐体、11…フロントケース、13…インナーケース、13e…溝部、13f…溝部、13h…開口、13j…孔部、13r…第1凹部、13v…基部、13w…壁部、15…リアケース、17…蓋体、17a…蓋体本体、17f…パッキン部、19…キーシート、19e…パッキン部、19g…押し子、21…シールドケース、22…メイン基板アセンブリ、23…メイン基板、23a…第1実装面、23b…第2実装面、25…サブ基板、25…サブ基板アセンブリ、26…サブ基板、27…バッテリ、28…フレーム、29…電子部品、35…キー、41…スイッチ、43…FPC、45…固定接点、47…可動接点、51…第1外郭部、53…第2外郭部、61…通信部、62…制御部、63…記憶部、64…音声入出力部、65…スピーカ、66…マイクロフォン、151…第1ネジ孔部、152…第2ネジ孔部、153…ネジ、154…ネジ、210…内蔵アンテナ、211…外部コネクタ、1511…グランドプレーン層、1512…防錆層、1512…塗料層

Claims (3)

  1. 内壁に導電性塗料が塗装されるリアケースと、内蔵アンテナが設けられるインナーケースと、による二重の密閉構造の携帯電話機であって、
    前記内蔵アンテナが前記導電性塗料と直接導通されることなく電気的に接続されるように近傍に保持されているとともに、前記導電性塗料が塗装されている領域のうち、ネジ孔部の周辺部には当該塗装が施されない
    携帯電話機。
  2. 前記ネジ孔部に挿通されるネジは、前記リアケースと前記インナーケースとを結合する、請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記内蔵アンテナは、第1の周波数の電波信号および第2の周波数の電波信号を受信し、
    前記導電性塗料によるグランドプレーンの外周の一部は、前記第1の周波数の波長に対応した長さを有し、
    前記リアケースの内壁が露出した部分の外周によって形成される前記グランドプレーン内における所定の部分は、前記第2の周波数の波長に対応した長さを有する
    請求項1または2に記載の携帯電話機
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