JP2011172025A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Masato Yamazaki
真人 山崎
Izumi Arai
泉 新井
Taketaka Ito
雄剛 伊藤
Masaki Michiwaki
正樹 道脇
恒輔 ▲高▼橋
Kosuke Takahashi
Mamoru Tsuburaya
守 円谷
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Abstract

【課題】開状態におけるアンテナ特性を維持できる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、第1筐体3に配置され、第1グランドパターン19gを有する第1回路基板19と、第1筐体3に配置され、第1グランドパターン19gに接続されたアンテナ23と、第2筐体5に配置され、第2グランドパターン41gを有する第2回路基板41と、第2筐体5に埋設された導電性の第2板金部43とを有している。連結部6には金属部材51が配置されている。金属部材51は、第1グランドパターン19gと容量的に結合される包囲部57と、包囲部57から第2筐体5の内部まで延設される延設部59とを有している。延設部59は、第2板金部43に当接する第1部分(第1長尺部67A及び67B)と、第2グランドパターン41gに当接する第2部分(第2長尺部69A及び69B)とを有している。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯電話機、PDA、ゲーム機等の携帯電子機器に関する。
開閉可能に連結された2つの筐体と、これら2つの筐体の少なくとも一方に配置されたアンテナとを有する携帯電話機が知られている(例えば特許文献1)。このような携帯電話機においては、2つの筐体は、閉状態においては互いに重ね合わされ、開状態においては閉状態における対向面を露出させて互いに並べられる。
特開2009−100085号公報
上記のような携帯電話機においては、筐体の開閉により、一方の筐体に配置されたアンテナと、他方の筐体に配置された回路基板及び導体との位置関係が変化する。その結果、閉状態と開状態とではアンテナ特性が変化する。そして、一般に、開状態においてはアンテナ特性が維持され難かった。
本発明の目的は、開状態におけるアンテナ特性を維持できる携帯電子機器を提供することにある。
本発明の携帯電子機器は、第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結する連結部と、前記第1筐体に配置され、第1グランドパターンを有する第1回路基板と、前記第1筐体に配置され、前記第1グランドパターンに接続されたアンテナと、前記第2筐体に配置され、第2グランドパターンを有する第2回路基板と、前記第2筐体に埋設された導電性の導電埋設部と、を有し、前記連結部には、前記第1グランドパターンと容量的に結合される容量結合部と、前記容量結合部から前記第2筐体の内部まで延設された延設部とを有する導電体が配置され、前記延設部は、前記導電埋設部に当接する第1部分と、前記第2グランドパターンに当接する第2部分とを有する。
好適には、前記導電埋設部は、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向において前記容量結合部よりも広く形成されており、前記第1部分は、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記導電埋設部に当接している。
好適には、前記第2グランドパターンは、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向において前記容量結合部よりも広く形成されており、前記第2部分は、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記第2グランドパターンに当接している。
好適には、前記導電埋設部及び前記第2グランドパターンは、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向において前記容量結合部よりも広く形成されており、前記延設部は、前記容量結合部に連結され、閉状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の対向方向に見て枠状に形成された枠状部を有し、前記第1部分は、前記枠状部から前記幅方向の両側へ延び、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記導電埋設部に当接する2本の第1長尺部を有し、前記第2部分は、前記枠状部から前記幅方向の両側へ延び、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記第2グランドパターンに当接する2本の第2長尺部を有する。
好適には、前記第2回路基板に実装され、前記第1長尺部又は前記第2長尺部に沿って配列された複数の実装部品を更に有する。
好適には、前記第2回路基板に当接される端子を有するバイブレータを更に有する。
好適には、前記導電埋設部は、前記アンテナの共振波長の1/4の長さを有する。
好適には、前記第2筐体に配置される電子部品を更に有し、前記導電埋設部は、前記電子部品を保持する。
好適には、前記導電体は、前記連結部の材料よりも強度が高い材料により形成されている。
好適には、前記連結部は、前記第2筐体から突出する突部を有し、前記突部は、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向に、前記第1筐体と共に軸部材が挿通されることにより、前記幅方向に延びる回転軸回りに回転可能に前記第1筐体に連結され、前記容量結合部は、前記突部の前記回転軸回りの外周面の少なくとも一部を覆っている。
好適には、前記第2筐体は、前記突部が形成された第1ケース部材と、前記第1ケース部材と対向して固定された第2ケース部材と、を有し、前記導電体は、前記突部に固定され、前記容量結合部には、前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材の対向方向に直交する方向に開口する係合穴が形成され、前記連結部には、前記係合穴に係合し、前記突部及び前記容量結合部を覆うカバーが設けられている。
本発明によれば、開状態におけるアンテナ特性を維持できる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機を示す外観斜視図。 図1の携帯電話機の第1筐体の分解斜視図。 図1の携帯電話機の第2筐体の分解斜視図。 図3の第2筐体の連結部付近における分解斜視図。 図3の第2筐体の連結部付近における他の分解斜視図。 図1の携帯電話機の連結部付近の内部を示す斜視図。 図6のVII−VII線における第2筐体の断面図。 図1の携帯電話機のバイブレータ周辺の内部を示す斜視図。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されている。すなわち、携帯電話機1は、第1筐体3と、第2筐体5と、これら2つの筐体を回転軸RA回りに相対回転可能に連結する連結部6とを有している。
第1筐体3及び第2筐体5は、例えば、概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では、対向面3a及び5aを互いに対向させて重ね合わされる。このとき、第1筐体3及び第2筐体5の輪郭は略一致する。また、開状態では、第1筐体3及び第2筐体5は、対向面3a及び5aを露出させるように回転軸RAを挟んで配列される。
なお、第1筐体3及び第2筐体5において、開状態における第1筐体3及び第2筐体5の並び方向を長手方向D1といい、回転軸RA方向(長手方向D1に直交する方向)を幅方向D2ということがある。
連結部6は、第2筐体5から突出する連結突部11が、第1筐体3に形成された凹部13に挿入されて構成されている。連結突部11は、例えば、第2筐体5の端部において、対向面5aの面する方向へ突出している。凹部13は、例えば、対向面3aの平面視における第1筐体3の縁部を切り欠いた形状に形成されている。
第1筐体3には、特に図示しないが、例えば、通話用のマイクロフォン、通信のためのアンテナ23(図2参照)、報知用のスピーカ、カメラ、ユーザの操作を受け付ける操作部7が設けられている。第2筐体5には、特に図示しないが、例えば、通話用のスピーカ、表示部9が設けられている。
図2は、第1筐体3の分解斜視図である。
第1筐体3は、第1筐体3の対向面3a側を構成する第1フロントケース15と、第1筐体3の対向面3aとは反対側を構成する第1リアケース17とを有している。そして、第1フロントケース15と第1リアケース17との間には、第1回路基板19と、バッテリ21と、アンテナ23とが収容されている。
第1フロントケース15は、対向面3aの外周に沿って枠状に形成された第1樹脂部25と、外周部が第1樹脂部25に埋設された第1板金部26(図6参照)とを有している。第1板金部26の対向面3a側には、不図示のフレキシブル基板と、当該フレキシブル基板を覆う可撓性の表層部27とが積層されている。
第1板金部26は、対向面3aの概ね全体に亘って広がっている。第1板金部26に積層される不図示のフレキシブル基板には、操作部7を構成する不図示の複数のスイッチが設けられている。表層部27には、複数のスイッチに対応する位置に複数のキー7aが形成されている。
第1リアケース17は、本体部29と、本体部29に着脱される蓋部31とを有している。本体部29には、バッテリ21を着脱するための開口が形成されており、蓋部31は本体部29に係合部などにより取り付けられて、その開口を塞ぐ。本体部29及び蓋部31は、例えば、全体が樹脂により形成されている。
第1回路基板19は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッド式のプリント基板により構成されている。第1回路基板19は、例えば、対向面3aの半分程度の広さを有し、対向面3aの内側に対向するように配置されている。第1回路基板19には、IC等の種々の実装部品が実装されている。
また、第1回路基板19には、基準電位が付与される第1グランドパターン19g(一部のみ示す)が設けられている。第1グランドパターン19gは、第1回路基板19の絶縁層に積層された所定のパターンの導電層により構成されている。なお、第1板金部26は第1グランドパターン19gに接続されている。また、第1板金部26は、長手方向D1において、アンテナ23により送受信される電波の波長の1/4程度(100mm程度)であることが好ましい。
バッテリ21は、例えば、概ね、対向面3aの半分程度の広さを有する薄型直方体状に形成されており、第1回路基板19と並列に配置されている。
アンテナ23は、例えば、樹脂基体の表面に、所定のパターンで不図示の導電層が形成されることにより構成されている。アンテナ23は、第1筐体3の連結部6とは反対側の端部に配置されている。アンテナ23は、適宜なバネ接点などを介して、第1グランドパターン19gに接続されるとともに、第1回路基板19の不図示の信号ラインに接続される。信号ラインには、基準電位に対して変動する電位、すなわち、受信信号又は送信信号が付与される。アンテナ23により送信又は受信される電波の周波数は、例えば、800MHzである。
図3は、第2筐体5の分解斜視図である。
第2筐体5は、第2筐体5の対向面5a側を構成する第2フロントケース33及びトリムプレート35と、第2筐体5の対向面5aとは反対側を構成する第2リアケース37とを有している。そして、第2筐体5には、表示装置39及び第2回路基板41が収容されている。
表示装置39は、第2フロントケース33とトリムプレート35との間に配置され、第2回路基板41は、第2フロントケース33と第2リアケース37との間に配置される。ただし、図3では、表示装置39と第2回路基板41とが接続されることから、表示装置39を第2フロントケース33と第2リアケース37との間に図示している。
第2フロントケース33は、枠状に形成された第2樹脂部42と、外周部が第2樹脂部42に埋設された第2板金部43とを有している。なお、第2板金部43は、第2筐体5とは別個の部材として捉えられてもよい。
第2板金部43は、概ね、対向面5aに亘る広さを有している。従って、第2板金部43は、幅方向D2においては、連結突部11よりも大きい。また、第2板金部43は、長手方向D1において、アンテナ23により送受信される電波の波長の1/4程度(100mm程度)であることが好ましい。
また、第2板金部43には、トリムプレート35側を凹とする凹部43aが形成されている。換言すれば、第2板金部43は、対向面5aの内側に対向する底面と、その面の外周において対向面5a側に突出する壁部とを有している。凹部43aには、表示装置39が嵌合して収容される。
このような第2フロントケース33は、いわゆるインサート成形により形成される。具体的には、まず、板金に打ち抜き加工や折り曲げ加工などのプレス加工を施して第2板金部43を形成する。次に、形成された第2板金部43を金型内に配置し、金型内に溶融樹脂を充填し、第2樹脂部42を形成する。これにより、第2板金部43の外周部が第2樹脂部42に埋設された第2フロントケース33が形成される。
トリムプレート35は、樹脂やガラスにより形成された透光性の板状部材である。トリムプレート35は、第2樹脂部42の対向面5a側の面に対して不図示の両面テープなどにより固定される。
第2リアケース37は、例えば、全体が樹脂により形成されている。第2リアケース37は、不図示のネジなどにより、第2フロントケース33に対して固定される。
表示装置39は、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置により形成されている。表示装置39は、例えば、概ね対向面5aに亘る広さを有する矩形状に形成されている。表示装置39は、表示面をトリムプレート35側に向けて凹部43aに収容される。表示装置39は、フレキシブル基板39aにより第2回路基板41と接続される。
第2回路基板41は、例えば、硬質の樹脂をベースとしたリジッド式のプリント基板により構成されている。第2回路基板41は、例えば、幅方向D2においては、対向面3aと同等の大きさを有している。また、第2回路基板41は、対向面3aの平面視において表示装置39と並列に配置可能に、長手方向D1においては比較的小さく形成されている。
第2回路基板41には、IC等の種々の実装部品45が実装されている。複数の実装部品45は、例えば、幅方向D2において直線的に配列されている。また、第2回路基板41には、基準電位が付与される第2グランドパターン41g(一部のみ示す)が設けられている。第2グランドパターン41gは、第2回路基板41の絶縁層に積層された所定のパターンの導電層により構成されている。
なお、第2回路基板41は、連結部6に挿通される不図示の信号線により、第1回路基板19と互いに接続されている。従って、第2グランドパターン41gも、第1グランドパターン19gと不図示の信号線を介して接続されている。なお、不図示の信号線は、例えば、フレキシブル基板、又は、細線同軸ケーブルの束である。
第2回路基板41は、第2フロントケース33の内側面に設けられた適宜な位置決め部により実装面に沿う方向において位置決めされる。また、第2フロントケース33と第2リアケース37とが固定され、これらのケース部材に挟持されることにより、実装面に直交する方向において位置決めされる。
連結部6においては、連結突部11を構成する突部47及びカバー49と、種々の機能を果たす金属部材51とが設けられている。なお、金属部材51も、連結突部11を構成する部材と捉えられてもよい。
突部47は、第2樹脂部42と一体的に形成され、第2フロントケース33から対向面5aの面する側に突出している。突部47は、例えば、回転軸RA方向を長手方向とする直方体状部分と、その上に形成された半円状部分とから構成されている。突部47の内部は空洞となっており、第2フロントケース33の内側を凹とする凹部48(図6参照)が形成されている。
なお、第2板金部43は、突部47の周囲まで広がって第2樹脂部42に埋設されている。また、第2板金部43は、対向面5aに直交する方向に突出し、突部47の表示部9側の壁部に埋設される部分を有しており、これにより、突部47の表示部9側の壁部は補強されている。
突部47の回転軸RA方向の両側には、回転軸RA方向に開口する孔部が形成されており、当該孔部には、第1軸部材53及び第2軸部材55が挿通される。また、第1軸部材53及び第2軸部材55は、第1フロントケース15に形成された軸受部(後述する図6の第2構成部75b参照)の、回転軸RA方向に開口する孔部にも挿通される。これにより、第1筐体3及び第2筐体5は、回転軸RA回りに相対回転に連結される。
カバー49は、主としてデザイン上の理由から突部47に被せられるものである。カバー49は、例えば、樹脂により形成され、また、概ね筒状に形成されている。カバー49は、後述する係合などにより突部47に対して固定されている。
図4は、第2フロントケース33及び金属部材51を連結部6付近において示す分解斜視図である。図5は、第2フロントケース33、金属部材51及び第2回路基板41を連結部6付近において示す分解斜視図である。
金属部材51は、例えば、一枚の板金に対して打ち抜き加工や折り曲げ加工などのプレス加工を施すことにより形成されており、全体が一体的に形成されている。また、金属部材51は、導電性を有するとともに、突部47などを形成する材料(樹脂)よりも強度が高い材料(金属)により形成されている。
金属部材51は、突部47を覆う包囲部57と、包囲部57から延設されて第2筐体5の内部(第2フロントケース33と第2リアケース37との間)に配置される延設部59とを有している。
包囲部57は、突部47の頂部から、突部47の開状態における第1筐体3側の面に亘って配置される。延設部59は、第2フロントケース33の内側面に沿って配置される。換言すれば、金属部材51は、突部47において、第2フロントケース33の外側から内側へ亘って設けられる大きさ及び形状に形成されている。
また、図4に示すように、包囲部57の頂部側の縁部には、延設部59側に突出し、突部47の頂部に形成された係合穴47dに係合可能な係合部61が形成されている。図5に示すように、延設部59には、包囲部57の頂部側に突出し、第2樹脂部42の内側面に形成された係合穴42dに係合可能な係合部63が形成されている。
そして、金属部材51は、弾性変形を利用して包囲部57と延設部59とで突部47を挟み込み、係合部61及び63を係合穴47d及び42dに係合させることにより、突部47に対して固定される。なお、第2フロントケース33(第2樹脂部42)の内側面には、延設部59が嵌合する溝状の凹部42kが設けられ、当該凹部42kは延設部59の位置決め等に寄与している。
包囲部57は、例えば、概ね板状に形成されており、突部47の回転軸RA回りの外周面を覆っている。包囲部57の幅方向D2の大きさは、突部47と概ね同等である。なお、上述のように、第2回路基板41及び第2板金部43は、幅方向D2において、第2筐体5の対向面5aと同等の広さを有しているから、第2回路基板41(第2グランドパターン41g)及び第2板金部43は、幅方向D2において、包囲部57よりも大きい。包囲部57の突部47の突出方向の大きさは、突部47と概ね同等である。包囲部57の頂部は、突部47の頂部側の外周面の湾曲に応じて湾曲している。
包囲部57には、係合穴57e及び57fが形成されている。係合穴57e及び57fは、第2フロントケース33及び第2リアケース37の対向方向に直交する方向に開口している。係合穴57eには、カバー49に設けられた係合部49e(図3)が挿入される。これにより、カバー49は、金属部材51を介して、第2フロントケース33に対して間接的に係合される。また、係合穴57fには、第2リアケース37に設けられた不図示の係合部が挿入される。
図6は、金属部材51を第2フロントケース33に取り付けた状態で第2フロントケース33及び第1フロントケース15の内側面を示す斜視図である。
延設部59は、図5及び図6に示すように、包囲部57に連結された枠状部65と、枠状部65から枠状部65の外側へ延びる2本の第1長尺部67A及び67Bと、枠状部65から枠状部65の外側へ延びる2本の第2長尺部69A及び69Bとを有している。なお、以下において、第1長尺部67A及び67B、並びに、第2長尺部69A及び69BのA、Bを省略することがある。
第1長尺部67は、金属部材51と第2板金部43とを電気的に接続するためのものであり、第2長尺部69は、金属部材51と第2回路基板41の第2グランドパターン41gとを電気的に接続するためのものである。具体的には、以下のように接続が行われる。
枠状部65は、概ね、第2フロントケース33の内側面に沿う矩形状に形成されている。すなわち、枠状部65は、包囲部57から長手方向D1に延びる2本の第3長尺部71と、幅方向D2に延びて2本の第3長尺部71を結ぶ第4長尺部73とを有している。2本の第3長尺部71は、概ね包囲部57の幅方向D2の端部から延びており、枠状部65の幅方向D2における大きさ(2本の第3長尺部71の間隔及び第4長尺部73の長さ)は、包囲部57の幅方向D2の大きさと概ね同等である。
2本の第1長尺部67は、2本の第3長尺部71の中途から幅方向D2の両側へ延びている。その先端は、幅方向D2において、包囲部57の外側に位置している。一方、第2フロントケース33(第2樹脂部42)の内側面においては、2本の第1長尺部67が配置される2本の溝部42j(凹部42kの一部)が形成されている。溝部42jの幅方向D2の外側端部においては、第2板金部43の一部である露出部43j(図5)が露出している。そして、金属部材51が突部47に取り付けられると、2本の第1長尺部67の先端が露出部43jに当接する。これにより、金属部材51と第2板金部43とは電気的に接続される。
なお、2本の第1長尺部67は、露出部43jに対する接触圧が確保されるように、先端が枠状部65よりも露出部43j側に位置するように適宜に湾曲して形成されている。第1長尺部67Aにおいては、複数回の屈曲により第2フロントケース33の内側面へ突出する突部67d(図5)が形成されている。これは、係合部63と同様の位置決め機能を果たすものである。
2本の第2長尺部69は、第4長尺部73と同一線上において、枠状部65から幅方向D2の両側へ延びている。その先端は、幅方向D2において、包囲部57の外側に位置している。また、一方の第2長尺部69の先端は、第3長尺部71の先端よりも幅方向D2の外側に位置している。一方、図3及び図5に示すように、第2回路基板41の対向面5a側の実装面には、第2グランドパターン41gの一部である、2つの接点部41fが形成されている。そして、金属部材51が突部47に取り付けられ、第2回路基板41が第2フロントケース33と第2リアケース37とにより挟持されると、2本の第2長尺部69の先端が2つの接点部41fに当接する。これにより、金属部材51と第2グランドパターン41gとは電気的に接続される。
なお、2本の第2長尺部69は、接点部41fに対する接触圧が確保されるように、先端側が枠状部65よりも接点部41f側に位置するように若干湾曲して形成されている。また、先端には、接点部41f側に突出する突部が形成されている(図5)。2本の第2長尺部69は、第2フロントケース33(第2樹脂部42)の内側面に形成され、回転軸RAに平行に延びる溝部42m(凹部42kの一部)に配置されている。溝部42mは、溝部42jの先端部分よりも浅く、溝部42mにおいて第2板金部43は露出していない。
接点部41fは、第2回路基板41の概ね両端に配置されている。第2グランドパターン41gは、第2回路基板41の外周に沿って形成される部分を含むことが一般的であるが、接点部41fは、その外周に沿って形成される部分に設けられてもよい。
図3において、接点部41fと複数の実装部品45との位置関係から読解されるように、複数の実装部品45は、第4長尺部73及び第2長尺部69に沿って、枠状部65の外側に配列されることになる。
図7は、図6のVII−VII線における第2筐体5の断面図である。ただし、図7においては、カバー49などの部材は適宜に省略して示されている。
上述のように、第2板金部43は、突部47の根元まで広がっており、第2樹脂部42に埋設されている。また、第2板金部43は、溝部42jにおいて露出部43jが露出している。そして、金属部材51の第1長尺部67は、溝部42jに配置されて露出部43jに当接している。
また、第2回路基板41は、第2フロントケース33(第2樹脂部42)と第2リアケース37とに挟持されている。そして、金属部材51の第2長尺部69は、溝部42mに配置されて第2グランドパターン41gの接点部41f(図7では不図示)に当接している。
包囲部57は、第1グランドパターン19gと容量結合により接続される。具体的には、以下のとおりである。
図6に示すように、第1筐体3の第1フロントケース15には、連結部6の凹部13を構成する壁部75が形成されている。壁部75は、第1樹脂部25と一体的に形成されている。また、壁部75は、回転軸RAから離間して設けられた第1構成部75aと、回転軸RA上に設けられた2つの第2構成部75bとを有している。
第1構成部75aは、概ね平板状に形成され、第1フロントケース15の内側面に直交する方向に突出し、第1フロントケース15の内側面に沿って回転軸RAに平行に延びている。第2構成部75bは、第1フロントケース15の内側面から突出する適宜な形状の突状に形成されている。2つの第2構成部75bには、第1軸部材53及び第2軸部材55が挿通される不図示の孔部が形成されている。
第1構成部75aの第1筐体3の内部側の壁面75cには、図6においてハッチングして示すように、導電層77が形成されている。導電層77は、例えば、金属を壁面75cに蒸着させることにより、又は、金属粉末が練り込まれた導電塗料を壁面75cに塗布することにより、形成される。導電層77は、壁面75cの全面に形成されている。なお、導電層77は、第2構成部75bの筐体内側面にも設けられるなど、図6においてハッチングにより示す範囲以上の範囲に亘って設けられてもよい。
導電層77は、第1回路基板19の第1グランドパターン19gと電気的に接続されている。例えば、第1グランドパターン19g上に実装された不図示のバネ端子が導電層77に当接することにより、導電層77は、第1グランドパターン19gに電気的に接続されている。
開状態においては、導電層77と、金属部材51の包囲部57とは、比較的狭い間隔で且つ比較的広い範囲で対向する。従って、包囲部57は、導電層77と容量結合され、ひいては、第1グランドパターン19gと容量結合される。一方、上述のように、金属部材51は、第2板金部43に接続されている。従って、第1グランドパターン19g及び第2板金部43は、金属部材51を介して、高周波的に互いに接続されることになる。
導電層77は、幅方向D2において、概ね範囲Wにおいて形成されている。また、包囲部57は、幅方向D2において、範囲Wよりも狭い。第1長尺部67Aは、幅方向D2において、範囲Wの端部まで延び、その先端において第2板金部43に当接している。第1長尺部67Bは、幅方向D2において、包囲部57よりも外側、且つ、範囲Wよりも内側において第2板金部43に当接している。従って、第1長尺部67A及び67Bは、幅方向D2において、包囲部57よりも広い範囲の位置にて第2板金部43に当接している。第2長尺部69A及び69Bは、範囲Wの両側の端部まで延び、その先端において第2グランドパターン41gに当接している。
図6に示すように、第1板金部26には、バネ性を有する接点部79が形成されている。接点部79は、例えば、第1板金部26の平面部に沿う一の方向(幅方向D2)に見てアーチ状に形成されており、当該一の方向の両側においては、第1板金部26の平面部から切り離されている。このような接点部79は、プレス加工などにより簡便に形成される。接点部79は、第1グランドパターン19gに当接して、第1板金部26と第1グランドパターン19gとを電気的に接続する。
図8は、第2フロントケース33の内側面を連結部6周辺において示す斜視図である。
上述のように、突部47の筐体内部側には凹部48(図6参照)が形成されている。そして、凹部48には、着信等を振動によりユーザに報知するためのバイブレータ81が収容されている。
バイブレータ81は、回転式のモータ(電動機)83と、モータ83の出力軸に固定された分銅85とを有している。分銅85は、重心がモータ83の出力軸の軸芯から偏心しており、出力軸が回転すると振動を生じる。
モータ83は、第2筐体5の内部側に露出する端子83aを有している。端子83aは、例えば、板金のプレス加工により形成され、バネ性を有している。モータ83には、第2回路基板41が被せられる(図5参照)。そして、端子83aには、第2回路基板41に設けられた導電層により形成された不図示の接点部が当接する。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、第1筐体3と、第2筐体5と、第1筐体3と第2筐体5とを開閉可能に連結する連結部6とを有している。また、携帯電話機1は、第1筐体3に配置され、第1グランドパターン19gを有する第1回路基板19と、第1筐体3に配置され、第1グランドパターン19gに接続されたアンテナ23と、第2筐体5に配置され、第2グランドパターン41gを有する第2回路基板41と、第2筐体5(第2樹脂部42)に埋設された導電性の第2板金部43とを有している。連結部6には金属部材51が配置されている。金属部材51は、第1グランドパターン19gと容量的に結合される包囲部57と、包囲部57から第2筐体5の内部まで延設される延設部59とを有している。延設部59は、第2板金部43に当接する第1部分(第1長尺部67A及び67B)と、第2グランドパターン41gに当接する第2部分(第2長尺部69A及び69B)とを有している。
従って、アンテナ23における高周波電流は、第1グランドパターン19g、第1グランドパターン19gに容量結合する包囲部57、及び、包囲部57に接続された延設部59の第1部分(第1長尺部67A及び67B)を介して第2板金部43に流れる。その結果、閉状態から開状態へ移行して、閉状態において第1筐体3(第1板金部26)と重なっていた第2板金部43が第1筐体3から離れても、アンテナ特性が維持される。また、延設部59は、第2部分(第2長尺部69A及び69B)を介して第2グランドパターン41gと接続され、基準電位が付与されていることから、第1グランドパターン19gと同電位になりやすい。その結果、第1グランドパターン19gと包囲部57との容量結合が円滑化され、開状態におけるアンテナ特性の維持が更に図られる。また、金属部材51は、連結部6に侵入した静電気をグランドへ逃がすことにより、ノイズが電子部品に侵入することを抑制することにも寄与する。突部47に導電塗料などにより導電層を形成して容量結合を行う場合には、鉛直部分又は角部などにおいて断線が生じないように塗料を十分に塗布する工夫が必要であるが、本実施形態では、第2板金部43により容量結合が行われることから、断線が簡単に抑制される。
第2板金部43は、開状態における第1筐体3及び第2筐体5の並び方向に直交する幅方向D2において包囲部57よりも広く形成されており、第1部分(第1長尺部67A及び67B)は、幅方向D2において包囲部57よりも広い範囲の位置にて第2板金部43に当接している。
従って、包囲部57を流れる高周波電流は、第2板金部43に効率的に分散されることになる。その結果、開状態におけるアンテナ特性の維持が好適になされる。
第2グランドパターン41gは、開状態における第1筐体3及び第2筐体5の並び方向に直交する幅方向D2において包囲部57よりも広く形成されており、第2部分(第2長尺部69A及び69B)は、幅方向D2において包囲部57よりも広い範囲Wの位置にて第2グランドパターン41gに当接している。
従って、アンテナ23からの高周波電流は、第2回路基板41の端部側に流れることになり、アンテナ特性が安定する。これは、接点部41fを、アンテナ23からの高周波電流が流れやすい第2回路基板41の縁部に近づけることにより、高周波電流の流れがスムーズになるためと考えられる。
なお、第2長尺部69は長いほどアンテナ特性の安定の観点から好ましい。その一方で、第1長尺部67は、容量結合がなされる包囲部57よりも幅方向D2へ延ばされれば、電流を分散させる効果を生じる。また、第1長尺部67が配置される溝部42jは、第2樹脂部42と第2板金部43との接合性を考慮すると、短いことが好ましい。そのような事情から、2つの第1長尺部67の範囲は、2つの第2長尺部69の範囲よりも幅方向D2において短くなっている。
延設部59は、包囲部57に連結され、閉状態における第1筐体3及び第2筐体5の対向方向に見て枠状に形成された枠状部65を有する。第1部分(第1長尺部67A及び67B)は、枠状部65から幅方向D2の両側へ延び、幅方向D2において包囲部57よりも広い範囲の両側位置にて第2板金部43に当接する2本の第1長尺部67を有する。第2部分(第2長尺部69A及び69B)は、枠状部65から幅方向D2の両側へ延び、幅方向D2において包囲部57よりも広い範囲Wの位置にて第2グランドパターン41gに当接する2本の第2長尺部69を有する。
従って、金属部材51の体積を極力小さくしつつ、十分な剛性を確保し、且つ、幅広い範囲に亘って金属部材51の接点部を配置することができる。
携帯電話機1は、第2回路基板41に実装され、第2長尺部69に沿って配列された複数の実装部品45を更に有する。すなわち、携帯電話機1においては、アンテナ特性を向上させるための導通を図る第2長尺部69が、幅方向D2に延びるシンプルな形状とされることにより、複数の実装部品45のレイアウトが好適になされている。
携帯電話機1は、第2回路基板41に当接される端子83aを有するバイブレータ81を更に有する。バイブレータ81の振動は、端子83a、第2回路基板41、金属部材51、第2板金部43の順に伝達されていく。すなわち、金属部材51が設けられることにより、第2回路基板41から第2板金部43に振動を伝達する経路が形成される。その結果、バイブレータ81の振動が第2板金部43にまで伝達され、ユーザにより振動が検知されやすくなる。
第2板金部43は、アンテナ23の共振波長の1/4の長さを有する。従って、第2板金部43がアンテナとして機能し、アンテナ特性が向上することが期待される。
携帯電話機1は、第2筐体5に配置される表示装置39を更に有し、第2板金部43は、表示装置39を保持する。従って、第2板金部43は、アンテナ特性の維持だけでなく、表示装置39の保持にも兼用されることになり、部材点数の削減及び携帯電話機1の小型化が図られる。また、第2板金部43は、表示装置39のシールドとしても機能し得る。
金属部材51は、連結部6の材料よりも強度が高い材料により形成されている。従って、金属部材51は、アンテナ特性の維持だけでなく、連結部6の強度的な補強にも寄与し得る。連結部6は、強度が高い材料により補強されることにより小型化可能であり、且つ、その補強が導通を図るための部材によりなされて部材点数が減じられることにより、効果的に連結部6の小型化又はデザイン性の向上が図られる。
連結部6は、第2筐体5から突出する突部47を有する。突部47は、開状態における第1筐体3及び第2筐体5の並び方向に直交する方向(幅方向D2)に、突部47及び第1筐体3に第1軸部材53及び第2軸部材55が挿通されることにより、幅方向D2に延びる回転軸RA回りに回転可能に第1筐体3に連結されている。包囲部57は、突部47の回転軸RA回りの外周面の少なくとも一部を覆っている。
このような構成により、包囲部57の面積を広くしてキャパシタンスを大きくし、且つ、軸部材(53及び55)から突部47へ加えられる回転軸RAに直交する方向の荷重に対する強度補強を行うことができる。
第2筐体5は、突部47が形成された第2フロントケース33と、第2フロントケース33と対向して固定された第2リアケース37とを有する。金属部材51は、突部47に固定される。包囲部57には、第2フロントケース33及び第2リアケース37の対向方向に直交する方向に開口する係合穴57eが形成されている。連結部6には、係合穴57eに係合し、突部47及び包囲部57を覆うカバー49が設けられている。
従って、カバー49は、金属部材51を介して、突部47に固定される。従って、突部47(第2フロントケース33)の形状をシンプルにすることができる。一般に、対向して固定される2つのケース部材は、それぞれ対向方向を金型の型開閉方向として形成される。従って、係合穴57eを突部47に形成しようとすると、係合穴57eは、第2フロントケース33を形成する金型の型開閉方向に直交する方向に開口するから、中子を用いて形成されなければならない。しかし、係合穴57eを金属部材51に形成することにより、中子が不要となり、製造コストが削減される。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の携帯電子機器の一例であり、第2板金部43は本発明の導電埋設部の一例であり、金属部材51は本発明の導電体の一例であり、包囲部57は本発明の容量結合部の一例であり、第1長尺部67は本発明の第1部分の一例であり、第2長尺部69は本発明の第2部分の一例であり、表示装置39は本発明の電子部品の一例であり、第2フロントケース33は本発明の第1ケース部材の一例であり、第2リアケース37は本発明の第2ケース部材の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機器に限定されない。例えば、携帯電子機器は、PDA、デジタルカメラ、ゲーム機であってもよい。
導電体は、板金により形成されるものに限定されない。例えば、樹脂部材に導電塗料が塗布されたものでもよい。また、導電体は、連結部の補強を兼ねたものでなくてもよい。導電体は、連結部付近に配置される電子部品を保持する部品であってもよい。
1…携帯電話機(携帯電子機器)、3…第1筐体、5…第2筐体、6…連結部、19…第1回路基板、19g…第1グランドパターン、23…アンテナ、41…第2回路基板、41g…第2グランドパターン、43…第2板金部(導電埋設部)、51…金属部材(導電体)、57…包囲部(容量結合部)、59…延設部、67…第1長尺部(第1部分)、69…第2長尺部(第2部分)。

Claims (11)

  1. 第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結する連結部と、
    前記第1筐体に配置され、第1グランドパターンを有する第1回路基板と、
    前記第1筐体に配置され、前記第1グランドパターンに接続されたアンテナと、
    前記第2筐体に配置され、第2グランドパターンを有する第2回路基板と、
    前記第2筐体に埋設された導電性の導電埋設部と、
    を有し、
    前記連結部には、前記第1グランドパターンと容量的に結合される容量結合部と、前記容量結合部から前記第2筐体の内部まで延設された延設部とを有する導電体が配置され、
    前記延設部は、前記導電埋設部に当接する第1部分と、前記第2グランドパターンに当接する第2部分とを有する
    携帯電子機器。
  2. 前記導電埋設部は、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向において前記容量結合部よりも広く形成されており、
    前記第1部分は、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記導電埋設部に当接している
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第2グランドパターンは、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向において前記容量結合部よりも広く形成されており、
    前記第2部分は、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記第2グランドパターンに当接している
    請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記導電埋設部及び前記第2グランドパターンは、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向において前記容量結合部よりも広く形成されており、
    前記延設部は、前記容量結合部に連結され、閉状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の対向方向に見て枠状に形成された枠状部を有し、
    前記第1部分は、前記枠状部から前記幅方向の両側へ延び、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記導電埋設部に当接する2本の第1長尺部を有し、
    前記第2部分は、前記枠状部から前記幅方向の両側へ延び、前記幅方向において前記容量結合部よりも広い範囲の位置にて前記第2グランドパターンに当接する2本の第2長尺部を有する
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  5. 前記第2回路基板に実装され、前記第1長尺部又は前記第2長尺部に沿って配列された複数の実装部品を更に有する
    請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記第2回路基板に当接される端子を有するバイブレータを更に有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記導電埋設部は、前記アンテナの共振波長の1/4の長さを有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 前記第2筐体に配置される電子部品を更に有し、
    前記導電埋設部は、前記電子部品を保持する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  9. 前記導電体は、前記連結部の材料よりも強度が高い材料により形成されている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  10. 前記連結部は、前記第2筐体から突出する突部を有し、
    前記突部は、開状態における前記第1筐体及び前記第2筐体の並び方向に直交する幅方向に、前記第1筐体と共に軸部材が挿通されることにより、前記幅方向に延びる回転軸回りに回転可能に前記第1筐体に連結され、
    前記容量結合部は、前記突部の前記回転軸回りの外周面の少なくとも一部を覆っている
    請求項9に記載の携帯電子機器。
  11. 前記第2筐体は、
    前記突部が形成された第1ケース部材と、
    前記第1ケース部材と対向して固定された第2ケース部材と、
    を有し、
    前記導電体は、前記突部に固定され、
    前記容量結合部には、前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材の対向方向に直交する方向に開口する係合穴が形成され、
    前記連結部には、前記係合穴に係合し、前記突部及び前記容量結合部を覆うカバーが設けられている
    請求項10に記載の携帯電子機器。
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