JP5197432B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、チタン酸バリウムを主成分とする結晶粒子により構成される誘電体磁器を誘電体層として用いる積層セラミックコンデンサに関する。
近年、電子回路の高密度化に伴う電子部品の小型化に対する要求は高く、積層セラミックコンデンサの小型化、大容量化が急速に進んでいる。それに伴い積層セラミックコンデンサにおける1層あたりの誘電体層の薄層化が進み、薄層化してもコンデンサとしての信頼性を維持できる誘電体磁器が求められている。特に、高い定格電圧で使用される中耐圧用コンデンサの小型化、大容量化には、誘電体磁器に対して非常に高い信頼性が要求される。
従来、内部電極層を構成する材料として卑金属を用いることができ、しかも静電容量の温度変化がEIA規格のX7R特性(−55〜125℃、ΔC=±15%以内)を満足する技術として、本出願人は特許文献1に開示されている積層セラミックコンデンサを提案した。
この技術は誘電体磁器をチタン酸バリウムを主体とする結晶粒子によって形成し、これにマグネシウム、希土類元素およびマンガンなどを含有させることにより、比誘電率を向上させ、かつ絶縁抵抗(IR)の高温負荷試験での寿命特性を改善しようとしたものであった。しかし、急速に小型化、大容量化が進むなか、さらなる信頼性の向上が求められている。
また、積層セラミックコンデンサを構成する誘電体層用の誘電体磁器として上記特許文献1と同様にEIA規格のX7R特性を満足させかつ絶縁抵抗の高温負荷試験での寿命特性の向上を図ろうとする誘電体磁器として、さらに特許文献2、3に開示されるようなものが知られている。
特許文献2に開示された積層セラミックコンデンサは誘電体磁器の主成分であるチタン酸バリウムにマグネシウム、希土類元素およびバナジウムなどを含有させることにより絶縁破壊電圧や絶縁抵抗の高温負荷試験での寿命特性の改善を図ったものである。
また、特許文献3に開示された積層セラミックコンデンサは誘電体磁器の主成分であるチタン酸バリウムに固溶させるバナジウムの価数を4価に近い範囲になるように調整することで、結晶粒子中に存在する電子の移動を抑制しつつ、チタン酸バリウムへのバナジウムの過剰な拡散やバナジウム化合物の析出を抑え、結晶粒子中にバナジウムの適度な濃度勾配を有するシェル相を持ったコアシェル構造を形成することにより高温負荷試験での寿命特性の向上を図ったものである。
特開2006−156450号公報 特開平8−124785号公報 特開2006−347799号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3に開示された積層セラミックコンデンサは上述のように高誘電率で比誘電率の温度変化がEIA規格のX7R特性(−55〜125℃、比誘電率の変化率が±15%以内)を満足するものの、誘電体層を薄層化した場合にDCバイアス特性(直流電圧を印加したときの静電容量の変化)の低下が大きく、また高温負荷試験での寿命特性を満足させることが困難であった。
従って、本発明は、高誘電率かつ静電容量の温度変化がEIA規格のX7R特性を満足し、DCバイアス特性が小さくかつ高温負荷試験での寿命特性に優れる積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の積層セラミックコンデンサは、厚みが1〜2μmの誘電体層と内部電極層とを交互に積層したコンデンサ本体と、該コンデンサ本体の端面に設けられ、前記内部電極層に接続された外部電極とを有する積層セラミックコンデンサであって、前記誘電体層は、チタン酸バリウムを主成分とする結晶粒子を含む誘電体磁器により構成され、バナジウムと、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)とを含むとともに、前記チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、バナジウムをV換算で0.05〜0.30モル、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.5モル含有してなり、前記結晶粒子は、その中心部を占める内核と、該内核を取り囲む外殻とからなり、前記内核におけるバリウムとチタンとのモル比(Ba/Ti)が0.90〜0.95であり、前記外殻におけるバリウムとチタンとのモル比(Ba/Ti)が1.10〜1.20であるとともに、平均粒径が0.18〜0.25μmであることを特徴とする。
本発明の積層セラミックコンデンサは上述のように誘電体層を構成する結晶粒子が内核と外殻とで異なるBa/Ti比を有している。この場合、Ba/Ti比が1より大きい結晶粒子の外殻はBa/Ti比が1より小さい内核に比較して添加成分であるバナジウムや希土類元素(RE)の固溶量が多くなっている。そのため結晶粒子の絶縁性が高まり、静電容量の温度特性を安定化できるとともに、DCバイアス特性および高温負荷試験での寿命特性を向上できる。一方、結晶粒子の内核はBa/Ti比が1より小さい値であることからこの内核には添加元素が固溶し難い。そのためチタン酸バリウムが本来の強誘電性を発現でき高誘電率化を図ることができる。
このように本発明では結晶粒子の中心部とその周囲とで異なる機能を持たせるようにBa/Ti比を異なるものとしたことにより、高誘電率でありかつ静電容量の温度変化がEIA規格のX7R特性を満足し、またDCバイアス特性が小さくかつ高温負荷試験での寿命特性に優れた積層セラミックコンデンサを得ることができる。
本発明の積層セラミックコンデンサでは、前記誘電体磁器は、前記チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、前記バナジウムをV換算で0.05〜0.15モル、前記希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.0モル含有することが望ましい。
本発明の積層セラミックコンデンサにおいて誘電体磁器に含まれるバナジウムおよび希土類元素(RE)を上記範囲にしたときは室温(25℃)における誘電体磁器の比誘電率をさらに高めることができる。
本発明の積層セラミックコンデンサでは、前記誘電体磁器は、前記チタン酸バリウムに対して実質的に前記バナジウムおよび希土類元素(RE)のみ含有することが望ましい。
本発明の積層セラミックコンデンサにおいて誘電体磁器に添加する元素をバナジウムおよび希土類元素(RE)のみとしたときは誘電体磁器の誘電損失を低減することができる。
本発明によれば、高誘電率でありかつ静電容量の温度特性に優れるとともに、DCバイアス特性に優れかつ高温負荷試験での寿命特性が高い積層セラミックコンデンサを得ることができる。
本発明の積層セラミックコンデンサの例を示す概略断面図である。 図1の積層セラミックコンデンサを構成する誘電体層の拡大図であり、結晶粒子と粒界相を示す模式図である。 本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層を構成する結晶粒子の内部構造と、結晶粒子中におけるBa/Ti比の変化を示す模式図である。
本発明の積層セラミックコンデンサについて説明する。図1は、本発明の積層セラミックコンデンサの例を示す概略断面図であり、図2は、図1の積層セラミックコンデンサを構成する誘電体層の拡大図であり結晶粒子および粒界相を示す模式図である。
本発明の積層セラミックコンデンサはコンデンサ本体1の両端部に外部電極3が形成されている。外部電極3は例えばCuもしくはCuとNiの合金ペーストを焼き付けて形成されている。
コンデンサ本体1は誘電体磁器からなる誘電体層5と内部電極層7とが交互に積層され構成されている。図1では誘電体層5と内部電極層7との積層状態を単純化して示しているが、本発明の積層セラミックコンデンサは誘電体層5と内部電極層7とが数百層にも及ぶ積層体となっている。
誘電体層5を形成している誘電体磁器は結晶粒子9と粒界相11とから構成されており、その厚みは1〜2μmである。誘電体層5の厚みが2μm以下であると積層セラミックコンデンサを小型、高容量化することが可能となり、反対に、誘電体層5の厚みが2μmよりも厚くなると積層セラミックコンデンサの規格寸法の範囲内で増やせる積層数の制限が大きくなるために静電容量を高めることが困難となる。誘電体層5の厚みが1μm以上であると静電容量の温度特性を安定化させることが可能になるとともに高温負荷試験での寿命特性を高めることができる。一方、誘電体層5の厚みが1μmよりも薄くなると比誘電率の温度変化率が大きくなると共に高温負荷試験での寿命特性が低下する。
内部電極層7は、高積層化しても製造コストを抑制できるという点で、ニッケル(Ni)や銅(Cu)などの卑金属が望ましく、特に、本発明における誘電体層5との同時焼成が図れるという点でニッケル(Ni)がより望ましい。
本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層5を構成する誘電体磁器はチタン酸バリウムを主成分とする結晶粒子9により構成され、バナジウムと、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)とを含む焼結体からなる。
この誘電体磁器はチタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、バナジウムをV換算で0.05〜0.3モル、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.5モル含有する結晶粒子9により構成される。
また本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層5を構成する結晶粒子9は、その中心部を占める内核9aと、この内核9aを取り囲む外殻9bとからなり、内核9aにおけるBa/Ti比が0.90〜0.95であり、また外殻9bにおけるBa/Ti比が1.10〜1.20であるとともに、平均粒径が0.18〜0.25μmである誘電体磁器からなることを特徴とする。
これにより、室温(25℃)における比誘電率が3000以上であり、静電容量の温度変化がEIA規格のX7R特性を満足するとともに、DCバイアス特性(室温において直流電圧を印加しないときの静電容量に対する8Vの直流電圧を印加したときの静電容量)が40%以上であり、かつ高温負荷試験(温度:170℃,30V)での寿命特性が40時間以上を示すものとなる。
本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層5を構成する誘電体磁器は、チタン酸バリウムを主成分とし、このチタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、バナジウムをV換算で0.05〜0.30モル、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.5モル含む。
すなわち、チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対するバナジウムの含有量がV換算で0.05モルよりも少ない場合、またはチタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対するイットリウム、ジスプロシウム、ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)がRE換算で0.5モルよりも少ない場合には静電容量の温度特性がX7R特性を満足しないものとなる。
チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対するバナジウムの含有料がV換算で0.30モルよりも多い場合、またはチタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対するイットリウム、ジスプロシウム、ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)がRE換算で1.5モルよりも多い場合には室温(25℃)における誘電体磁器の比誘電率が3000よりも低くなる。
ところで、希土類元素(RE)の中でイットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムはチタン酸バリウムに固溶したときに異相が生成し難く、高い絶縁性が得られるため好適に用いることができ、その中でも誘電体磁器の比誘電率を高められるという理由からイットリウムがより好ましい。
また、この誘電体磁器は、上述のように、バナジウムを含有するものであるが、このようにバナジウムを含む誘電体磁器においては、結晶粒子9内に酸素空孔が存在する場合、結晶粒子9中に固溶したバナジウムの一部は価数が3価として存在するため、酸素空孔と3価のバナジウムとで欠陥対を生成し、その結果として酸素空孔の粒内での移動が制限され信頼性が向上する。
また、本発明では、誘電体磁器は、チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、バナジウムをV換算で0.05〜0.15モル、希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.0モル含有することが望ましい。これにより室温(25℃)における誘電体磁器の比誘電率をさらに高めることができる。
さらに本発明では、誘電体磁器は、チタン酸バリウムに対して実質的に前記バナジウムおよび希土類元素(RE)のみ含有することが望ましい。この場合には誘電体磁器の誘電損失をさらに低減することができる。
図3は、本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層を構成する結晶粒子の内部構造とBa/Ti比の変化を示す模式図である。
本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層5を構成する結晶粒子9は、上述のように、結晶粒子9の中心部を占める内核9aと、この内核9aを取り囲む外殻9bとからなり、内核9aにおけるBa/Ti比が0.90〜0.95であり、外殻9bにおけるBa/Ti比が1.1〜1.2である。
本発明の積層セラミックコンデンサは上述のように誘電体層5を構成する結晶粒子9が内核9aと外殻9bとで異なるBa/Ti比を有している。この場合Ba/Ti比が1より大きい結晶粒子9の外殻9bはBa/Ti比が1より小さい内核9aに比較して添加成分であるバナジウムや希土類元素(RE)の固溶量が多くなっている。そのため結晶粒子9の絶縁性が高まり、静電容量の温度特性を安定化できるとともに、DCバイアス特性および高温負荷試験での寿命特性を向上できる。
一方、結晶粒子9の内核9aはBa/Ti比が1より小さい値であることからこの内核9aには添加元素が固溶し難い。そのためチタン酸バリウムが本来有する特性に近い強誘電性を発現でき高誘電率化を図ることができる。
本発明における結晶粒子9は内核9aと外殻9bとで添加成分の固溶量が異なる構造を有するものであり、従来より知られているコアシェル構造とは結晶粒子9の内部におけるBa/Ti比の変化が異なっている。このように本発明では結晶粒子9の中心部とその周囲とで異なる機能を持たせるように形成したことにより、高誘電率でありかつ静電容量の温度変化が小さく、またDCバイアス特性が小さくかつ高温負荷試験での寿命特性に優れた積層セラミックコンデンサを得ることができる。
これに対して、結晶粒子9の内核9aのBa/Ti比が0.90より低い場合には誘電体磁器の室温(25℃)における比誘電率が3000よりも低下するとともに静電容量の変化率がX7R特性を満足しなくなる。一方、内核9aのBa/Ti比が0.90より高い場合にはまず誘電体磁器の室温(25℃)における比誘電率が3000よりも低くなる。また場合によっては静電容量の変化率がX7R特性を満足しないか、高温負荷試験での寿命特性が40時間よりも短くなるか、またはDCバイアス特性が40%よりも低下する。
外殻9bのBa/Ti比が1.10より低い場合にはいずれも誘電体磁器の室温(25℃)における比誘電率が3000よりも低くなるとともに高温負荷試験での寿命特性が40時間よりも短くなる。一方、外殻9bのBa/Ti比が1.20より高い場合にはDCバイアス特性が40%よりも低下し、この場合には誘電損失が大きくなる。
ここで、結晶粒子9中のBa/Ti比については以下のようにして求める。まず、分析する試料となる積層セラミックコンデンサを研磨もしくは切断して薄板状の試料を作製する。次に、この薄板状の試料をイオンミリングにより加工して透過電子顕微鏡観察用の試料を作製する。この分析には元素分析機器を付設した透過型電子顕微鏡を用いる。このとき電子線のスポットサイズは5nmとし、図3に矢印で示すように結晶粒子9の粒界から中心部にかけて20〜50nmの間隔で分析を行い、Ba/Ti比が1より大きい領域と1より小さい領域とに分けて、それぞれ平均値を求めて結晶粒子9における内核9aおよび外殻9bのBa/Ti比を求める。
ここで結晶粒子9の内核9aは上記のようにして求めたBa/Ti比が1より小さい領域であり、Ba/Ti比が1より大きい領域を外殻9bとする。選択する結晶粒子9はその結晶粒子9の最大径と最小径との比(アスペクト比)が1.3以下であり、平均粒径の±60%の範囲にある結晶粒子9とする。なお平均粒径の±60%の範囲にある結晶粒子9とはその結晶粒子9の輪郭から画像処理により面積を求め、その面積と同じ面積をもつ円に置き換えたときの直径が平均粒径の±60%の範囲にあるものである。このような分析を1個以上の結晶粒子9について行う。
ここで、特許文献1〜3に記載された従来の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層を構成する誘電体磁器は、その結晶粒子のBa/Ti比が結晶粒子9内においていずれも1に近い値でありしかも一様なものとなっている。
このような積層セラミックコンデンサは、後述の実施例からも明らかなように、本発明における結晶粒子9を有する積層セラミックコンデンサに比較して誘電体層5の厚みが同じである場合に室温(25℃)における比誘電率が低く、また場合によっては高温負荷試験での寿命特性が短いものとなる。
これに対して、本発明の積層セラミックコンデンサは、図3に示すように、誘電体磁器を構成する結晶粒子9が内核9aと外殻9bとでBa/Ti比の異なる構造を有しているために高い誘電特性を得ることができる。
本発明ではまた結晶粒子9の平均粒径を0.18μm〜0.25μmとすることが重要である。結晶粒子9の平均粒径を上記の範囲とすることにより、誘電体磁器の室温(25℃)における比誘電率、静電容量の温度特性、DCバイアス特性および高温負荷寿命を上述した値にすることができる。
これに対して、結晶粒子9の平均粒径が0.18μmよりも小さい場合には誘電体磁器の室温(25℃)における比誘電率が3000よりも低いものとなり、一方、結晶粒子9の平均粒径が0.25μmよりも大きいと高温負荷試験での寿命が40時間よりも短くなり、またDCバイアス特性も低下する。
ここで、結晶粒子9の平均粒径は、焼成後の積層セラミックコンデンサである試料の破断面を研磨した後、走査型電子顕微鏡を用いて誘電体磁器の内部組織の写真を撮り、その写真上で結晶粒子9が20〜30個入る円を描き、円内および円周にかかった結晶粒子9を選択し、各結晶粒子9の輪郭を画像処理して、各粒子の面積を求め、同じ面積をもつ円に置き換えたときの直径を算出しその平均値より求める。
また、本発明の誘電体磁器は焼結性を高めるための助剤としてガラス成分や他の添加成分を誘電体磁器中に0.5〜2質量%の割合で含有させても良い。なお、本発明の積層セラミックコンデンサにおける誘電体層5を構成する誘電体磁器は、上述した添加成分、不可避不純物および焼結性を高めるための助剤を除きチタン酸バリウムが主成分となっている。
次に、本発明の積層セラミックコンデンサを製造する方法について説明する。まず、チタン酸バリウム粉末(以下、BT粉末という。)と、添加成分として、V粉末と、Y粉末、Dy粉末、Ho粉末およびEr粉末のうち少なくとも1種の希土類元素(RE)の酸化物粉末とを準備する。
用いるBT粉末はそのBT粉末の中心部を占める内核9aにおけるBa/Ti比が1より小さく、かつ外殻9bのBa/Ti比が1より大きい値を有するものである。
なお、BT粉末中でBa/Ti比の異なるBT粉末は、Ba/Ti比が1以下で平均粒径が約100nmのBT粉末を用意し、このBT粉末に対して、Ba/Ti比が1より大きく、平均粒径が約30nmのBT粉末を質量比で30〜70質量%となるように混合した後、約700〜800℃で仮焼して調製することにより得られる。
この場合、BT粉末中におけるバリウムとチタンのモル比の測定もまた元素分析器(EDS)を付設した透過電子顕微鏡を用いて行う。分析する際は、BT粉末を透過電子顕微鏡用のカーボンメッシュ上に分散させ、BCT粉末の平均粒径の±30%の範囲にあるBT粉末を約10個抽出する。観察においては電子線のスポットサイズは5nmとし、結晶粒子9の場合と同様、BT粉末の粒界から中心部にかけて同様の分析を行う。
BCT粉末の平均粒径は0.11〜0.17μmが好ましい。BCT粉末の平均粒径が0.11以上であると、焼結時の粒成長を抑制できるために比誘電率の向上とともに誘電損失の低下が図れるという利点がある。
一方、BCT粉末の平均粒径が0.17μm以下であると、バナジウムおよび希土類元素などの添加剤を結晶粒子の内部にまで固溶させることが容易となる。
添加剤であるV粉末ならびにY粉末、Dy粉末、Ho粉末およびEr粉末のうち少なくとも1種の希土類元素(RE)の酸化物粉末についても平均粒径はBT粉末およびBCT粉末と同等、もしくはそれ以下のものを用いることが好ましい。
次いで、これらの原料粉末を、BT粉末を構成するバリウム100モルに対してV粉末を0.05〜0.3モル、Y粉末、Dy粉末、Ho粉末およびEr粉末から選ばれる希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.5モルの割合で配合し、さらには必要に応じて所望の誘電特性を維持できる範囲で焼結助剤としてガラス粉末を添加して素原料粉末を得る。ガラス粉末の添加量は、主な原料粉末であるBCT粉末の合計量を100質量部としたときに0.5〜2質量部が良い。
次に、上記の素原料粉末に専用の有機ビヒクルを加えてセラミックスラリを調製し、次いで、セラミックスラリをドクターブレード法やダイコータ法などのシート成形法を用いてセラミックグリーンシートを形成する。この場合、セラミックグリーンシートの厚みは誘電体層の高容量化のための薄層化、高絶縁性を維持するという点で1.2〜4μmが好ましい。
次に、得られたセラミックグリーンシートの主面上に矩形状の内部電極パターンを印刷して形成する。内部電極パターンとなる導体ペーストはNi、Cuもしくはこれらの合金粉末が好適である。
次に、内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを所望枚数重ねて、その上下に内部電極パターンを形成していないセラミックグリーンシートを複数枚、上下層が同じ枚数になるように重ねてシート積層体を形成する。この場合、シート積層体中における内部電極パターンは、長寸方向に半パターンずつずらしてある。
次に、シート積層体を格子状に切断して、内部電極パターンの端部が露出するようにコンデンサ本体成形体を形成する。このような積層工法により、切断後のコンデンサ本体成形体の端面に内部電極パターンが交互に露出されるように形成できる。
次に、コンデンサ本体成形体を脱脂した後、還元雰囲気中にて焼成する。焼成温度は本発明において用いるBT粉末への添加剤の固溶と結晶粒子9の粒成長を制御するという理由から1050〜1150℃が好ましい。
また、焼成後に、コンデンサ本体1を再度、弱還元雰囲気にて熱処理(再酸化処理)を行う場合がある。この熱処理を行うのは、焼成後の5×10Ω程度であった積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗を10Ω以上にまで絶縁抵抗を高めることができるからである。その温度は結晶粒子9の粒成長を抑えつつ再酸化量を高めるという理由から900〜1100℃が好ましい。こうして誘電体磁器が高絶縁性化した積層セラミックコンデンサを作製することができる。
次に、このコンデンサ本体1の対向する端部に、外部電極ペーストを塗布して焼付けを行い外部電極3を形成する。また、この外部電極3の表面には実装性を高めるためにメッキ膜を形成しても構わない。この後、場合によっては、誘電体磁器の絶縁性を高めるための再酸化を目的として弱還元雰囲気での熱処理を行うことによりコンデンサ本体を作製する。
次に、このコンデンサ本体の対向する端部に、外部電極ペーストを塗布して焼付けを行い外部電極3を形成する。また、この外部電極3の表面には実装性を高めるためにメッキ膜を形成しても構わない。
まず、原料粉末として、内核および外殻でBa/Ti比の異なるBT粉末と、Y粉末、Dy粉末、Ho粉末、Er粉末およびV粉末とを準備し、これらの各種粉末を表1に示す割合で混合した。Y粉末、Dy粉末、Ho粉末、Er粉末およびV粉末の添加量はBT粉末100モルに対する割合である。これらの原料粉末は純度が99.9%のものを用いた。なお、BT粉末の平均粒径は0.14μmのものを用いた。またY粉末、Dy粉末、Ho粉末、Er粉末およびV粉末は平均粒径が0.1μmのものを用いた。焼結助剤はSiO=55、BaO=20、CaO=15、LiO=10(モル%)組成のガラス粉末を用いた。ガラス粉末の添加量はBT粉末の合計量100質量部に対して1質量部とした。
次に、これらの原料粉末にポリビニルアルコールとイオン交換水とを添加して直径5mmのジルコニアボールを用いて湿式混合した。
次に、湿式混合した粉末を、ポリビニルブチラール樹脂を溶解させたトルエンおよびアルコールの混合溶媒中に投入し、直径5mmのジルコニアボールを用いて湿式混合しセラミックスラリを調製し、ドクターブレード法により厚み1.5μm、2.0μmおよび2.5μmのセラミックグリーンシートを作製した。
次に、これらのセラミックグリーンシートの上面にNiを主成分とする矩形状の内部電極パターンを複数形成した。内部電極パターンを形成するための導体ペーストは、平均粒径が0.3μmのNi粉末100質量部に対してBT粉末を15質量部添加したものを用いた。
次に、内部電極パターンを印刷したセラミックグリーンシートを200枚積層し、その上下面に内部電極パターンを印刷していないセラミックグリーンシートをそれぞれ20枚積層し、プレス機を用いて温度60℃、圧力10Pa、時間10分の条件で密着させて厚み1.5μmのセラミックグリーンシートを用いたシート積層体と、厚み2.0μmのセラミックグリーンシートを用いたシート積層体と、および厚み2.5μmのセラミックグリーンシートを用いたシート積層体とを作製し、しかる後、各シート積層体を、所定の寸法に切断してコンデンサ本体成形体を形成した。
次に、コンデンサ本体成形体を大気中で脱バインダ処理した後、水素−窒素中、1110〜1130℃で2時間焼成してコンデンサ本体を作製した(試料No.24については1110℃、試料No.25については1130℃、それ以外の試料は1120℃)。また、試料は、続いて、窒素雰囲気中1000℃で4時間の再酸化処理を施した。このコンデンサ本体の大きさは0.95×0.48×0.48mm、誘電体層の厚みは1μm、1.5μmまたは2μm、内部電極層の1層の有効面積は0.3mmであった。なお、有効面積とは、コンデンサ本体の異なる端面にそれぞれ露出するように積層方向に交互に形成された内部電極層同士の重なる部分の面積のことである。
次に、焼成したコンデンサ本体をバレル研磨した後、コンデンサ本体の両端部にCu粉末とガラスを含んだ外部電極ペーストを塗布し、850℃で焼き付けを行い外部電極を形成した。その後、電解バレル機を用いて、この外部電極の表面に、順にNiメッキ及びSnメッキを行い、積層セラミックコンデンサを作製した。
次に、これらの積層セラミックコンデンサについて以下の評価を行った。評価はいずれも試料数10個とし、その平均値から求めた。比誘電率および誘電損失は静電容量を温度25℃、周波数1.0kHz、測定電圧を1Vrmsとして測定し、誘電体層の厚みと内部電極層の有効面積から求めた。また、静電容量の温度特性は静電容量を温度−55〜150℃の範囲で測定し、この温度範囲において25℃に対して静電容量の変化率が最大になる値を求めた。
高温負荷試験は温度170℃、印加電圧30Vの条件で行った。高温負荷試験での寿命特性は試料数を各試料20個とし、積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗が10Ωを下回ったときの時間として求めた。
DCバイアス特性は8Vの直流電圧を印加して測定した静電容量を直流電圧を印加しない条件で測定した静電容量で除して求めた。このときの試料数は各試料について10個とした。
誘電体層を構成する結晶粒子の平均粒径は焼成後のコンデンサ本体である試料の破断面を研磨した後、走査型電子顕微鏡を用いて内部組織の写真を撮り、その写真上で結晶粒子が20〜30個入る円を描き、円内および円周にかかった結晶粒子を選択し、各結晶粒子の輪郭を画像処理して、各粒子の面積を求め、同じ面積をもつ円に置き換えたときの直径を算出し、その平均値より求めた。
結晶粒子中のBa/Ti比については、まず、分析する試料となる積層セラミックコンデンサを研磨もしくは切断して薄板状の試料を作製した。次に、この薄板状の試料をイオンミリングにより加工して透過電子顕微鏡観察用の試料を作製した。この分析には元素分析機器を付設した透過型電子顕微鏡を用いた。このとき電子線のスポットサイズは5nmとし、図3に示すように結晶粒子の粒界から中心部にかけて20〜50nmの間隔で分析を行い、Ba/Ti比が1より大きい領域と1より小さい領域とに分けて、それぞれ平均値を求めて結晶粒子における内核および外殻のBa/Ti比を求めた。選択する結晶粒子はその結晶粒子の最大径と最小径との比(アスペクト比)が1.3以下であり、平均粒径の±60%の範囲にある結晶粒子9とした。なお平均粒径の±60%の範囲にある結晶粒子9とはその結晶粒子の輪郭から画像処理により面積を求め、その面積と同じ面積をもつ円に置き換えたときの直径が平均粒径の±60%の範囲にあるものとした。このような分析を1個以上の結晶粒子9について行った。なお、結晶粒子のBa/Ti比はBT粉末のBa/Ti比と一致するものであった。
また、得られた焼結体である試料の組成分析はICP(Inductively Coupled Plasma)分析もしくは原子吸光分析により行った。この場合、得られた積層セラミックコンデンサを硼酸と炭酸ナトリウムと混合し溶融させたものを塩酸に溶解させて、まず、原子吸光分析により誘電体磁器に含まれる元素の定性分析を行い、次いで、特定した各元素について標準液を希釈したものを標準試料として、ICP発光分光分析にかけて定量化した。また、各元素の価数を周期表に示される価数として酸素量を求めた。なお、作製した誘電体磁器の組成は調合組成と同じであることを上記組成分析より確認した。表1に調合組成と焼成温度および特性の結果を示した。
Figure 0005197432
表1の結果から明らかなように、本発明の試料No.2〜6,9,10,12〜15,21,22および28〜30では、室温(25℃)における比誘電率が3090以上、室温(25℃)を基準にしたときの−55〜125℃の温度範囲における静電容量の最大の変化率が±11%以内を示し、またDCバイアス特性も8V印加において40%以上を満たし、さらに高温負荷試験での寿命特性も170℃、30Vの条件下で30時間以上を満足するものを得ることができた。
また、誘電体層を構成する誘電体磁器の組成を、チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、バナジウムをV換算で0.05〜0.15モル、希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1モル含有するようにした試料No.2〜4,9,12〜15,21,22および28〜30では室温(25℃)における比誘電率が3350以上であった。
さらに、誘電体磁器として実質的にバナジウムおよび希土類元素(RE)のみを含有するものとした試料No.2〜6,9,10,12〜15,21,22,28および29では誘電損失が14%以下であった。
1 コンデンサ本体
3 外部電極
5 誘電体層
7 内部電極層
9 結晶粒子
9a 内核
9b 外殻
11 粒界相

Claims (3)

  1. 厚みが1〜2μmの誘電体層と内部電極層とを交互に積層したコンデンサ本体と、該コンデンサ本体の端面に設けられ、前記内部電極層に接続された外部電極とを有する積層セラミックコンデンサであって、
    前記誘電体層は、チタン酸バリウムを主成分とする結晶粒子を含む誘電体磁器により構成され、バナジウムと、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)とを含むとともに、前記チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、バナジウムをV換算で0.05〜0.30モル、イットリウム,ジスプロシウム,ホルミウムおよびエルビウムから選ばれる1種の希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.5モル含有してなり、
    前記結晶粒子は、その中心部を占める内核と、該内核を取り囲む外殻とからなり、前記内核におけるバリウムとチタンとのモル比(Ba/Ti)が0.90〜0.95であり、前記外殻におけるバリウムとチタンとのモル比(Ba/Ti)が1.10〜1.20であるとともに、平均粒径が0.18〜0.25μmであることを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記誘電体磁器は、前記チタン酸バリウムを構成するバリウム100モルに対して、前記バナジウムをV換算で0.05〜0.15モル、前記希土類元素(RE)をRE換算で0.5〜1.0モル含有することを特徴とする請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記誘電体磁器は、前記チタン酸バリウムに対して実質的に前記バナジウムおよび前記希土類元素(RE)のみ含有することを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミックコンデンサ。
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