JP5194595B2 - 車両の乗員保護装置 - Google Patents
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また、特許文献2で開示されている技術は、天井からカーテン式エアバッグを展開するものであるため、同様の問題がある。
さらに、特許文献3で開示されている技術は、車両の両側面のセンタピラーからそれぞれカーテン式エアバッグをカーテンガイド部材に沿ってスライド自在に展開するものであるため、同様の問題がある。また、エアバッグを車幅方向に引っ張る機構を追加することにより、車幅方向に張った状態で展開させることができるが、装置の増加により、コストアップ、レイアウトの困難さ、および信頼性低下を招くことが懸念される。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両Aの斜視図である。車両Aは、フロア6上に、前部シート1と、前部シート1のシートバック1bの前面1b’よりも後方で、かつ、前部シート1よりも車幅方向外方にずれて配設された後部シート2、3と、を備える。
すなわち、前部シート1はフロア6の車幅方向中央に配され、後部シート2、3は、前部シート1の左右に前部シート1のシートバック1bの前面1b’よりも後方にずれた位置にそれぞれ配設される。前部シート1は、ドライバが着座する運転席であり、後部シート2、3は、その助手席である。なお、前部シート1および後部シート2、3は、いわゆるベンチシートではなく、それぞれが分離されたシートである。
車両Aは、正面衝突時に乗員を保護する乗員保護装置100を備える。乗員保護装置100は、乗員保護動作を制御するECU4と、ECU4に接続された種々のセンサと、ECU4によって制御されるエアバッグ展開部80と、を備える。
まず、ステップS110において、ECU4が各センサ11,12(図7参照)から種々の情報を取得する。次に、ステップS120において、保護動作判定部60が、車両Aの正面衝突に対する乗員の保護動作を実行するか否かを判定する。最後に、ステップS130において、制御部70がエアバッグ展開部80の動作を制御して、一連の処理を終了する。
まず、ステップS121において、正面衝突予知部20によって、正面衝突の発生が予知されたか否かを判定する。ステップS121で正面衝突の発生が予知されたと判定された場合には、ステップS124において、保護動作を実行すると判定する。一方、ステップS121で正面衝突の発生が予知されなかったと判定された場合には、ステップS122に進み、正面衝突検出部10によって、正面衝突の発生が検出されたか否かを判定する。ステップS122で正面衝突検出部10によって、正面衝突の発生が検出されたと判定された場合には、ステップS124において、保護動作を実行すると判定する。一方、ステップS122で正面衝突検出部10によって、正面衝突の発生が検出されなかったと判定された場合には、ステップS123において、保護動作を実行しないと判定する。このようにして、保護動作判定部60は、保護動作を実行するか否かを判定する。
まず、ステップS131において、ステップS120の判定処理で保護動作を実行すると判定されたか否かを判定する。ステップS131において、保護動作を実行しないと判定された場合には、エアバッグ展開部80による保護動作を実行せずに、制御処理を終了する。一方、ステップS131において、保護動作を実行すると判定された場合には、ステップS132において、車両A内のシートのシートバック前方において車幅方向にエアバッグを展開させる信号をエアバッグ展開部80に送信して、制御処理の一連の処理を終了する。すなわち、後部シート2および後部シート3のシートバック前方において車幅方向にエアバッグ81を展開させる。
上述の第1の実施形態のエアバッグ展開部80は、左右のエアバッグが別々のインフレータにより展開されたが、本変形例(図9参照)では、左右のエアバッグが共通のインフレータにより展開される点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
上述の第1の実施形態では、車両Aが1席の前部シート1と、2席の後部シート2,3を想定していたが、本実施形態(図11参照)では、3列シートからなるミニバンタイプの車両A’を想定する点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、ステップS110において、ECU4が各センサ11,21,31,41,91(図12参照)から種々の情報を取得する。次に、ステップS210において、シート配列判定部50がシート配列のパターンを判定する。次に、ステップS220において、保護動作判定部60が、車両Aの正面衝突に対する乗員の保護動作を実行するか否かを判定する。最後に、ステップS230において、制御部70がエアバッグ展開部80の動作を制御して、一連の処理を終了する。
まず、ステップS211において、2列目シートの位置が第1閾値より前方であるか否かを判定する。ステップS211で2列目シートの位置が第1閾値より前方であると判定された場合には、ステップS214において「a配列」と判定される。
一方、ステップS211で2列目シートの位置が第1閾値より前方でないと判定された場合には、ステップS212において、2列目シートの位置が第2閾値より後方であるか否かを判定する。ステップS212で2列目シートの位置が第2閾値より後方であると判定された場合には、ステップS213において、「b配列」と判定される。一方、ステップS212で2列目シートの位置が第2閾値より後方でないと判定された場合には、シート配列判定処理の一連の処理を終了する。
まず、ステップS221において、正面衝突予知部20によって、正面衝突の発生が予知されたか否かを判定する。ステップS221で正面衝突の発生が予知されたと判定された場合には、ステップS226において、保護動作を実行すると判定する。一方、ステップS221で正面衝突の発生が予知されなかったと判定された場合には、ステップS222に進み、正面衝突検出部10によって、正面衝突の発生が検出されたか否かを判定する。ステップS222で正面衝突検出部10によって、正面衝突の発生が検出されたと判定された場合には、ステップS226において、保護動作を実行すると判定する。一方、ステップS222で正面衝突検出部10によって、正面衝突の発生が検出されなかったと判定された場合には、ステップS223において、チャイルドシート装着センサ91が各シートにチャイルドシートの装着を検出したか否かを判定する。ステップS223でチャイルドシートが装着されていると判定された場合には、ステップS225において、保護動作を実行しないと判定する。一方、ステップS223でチャイルドシートが装着されていないと判定された場合には、ステップS224において、負荷重量計測部40によって計測された負荷重量が閾値より大きいか否かを判定する。ステップS224で負荷重量が閾値より大きいと判定された場合には、ステップS226において、保護動作を実行すると判定する。一方、ステップS224で負荷重量が閾値以下であると判定された場合には、シートに乗員が着座しておらず、かつ、チャイルドシートが装着されていないと判断できるため、ステップS225において、保護動作を実行しないと判定する。このようにして、保護動作判定部60は、保護動作を実行するか否かを判定する。なお、負荷重量の閾値は、6歳の幼児を想定して、例えば、10kgと設定することができる。
まず、ステップS231において、ステップS210のシート配列判定処理で「a配列」と判定されたか否かを判定する。ステップS231で「a配列」と判定された場合には、ステップS232において、ステップS220の保護動作判定処理で保護動作を「実行する」と判定されたか否かを判定する。ステップS232で保護動作を「実行する」と判定された場合には、ステップS233において、エアバッグ81a”の展開信号をエアバッグ展開部80に送信する。一方、ステップS232で保護動作を「実行しない」と判定された場合には、エアバッグ展開部80による保護動作を実行せずに制御処理の一連の処理を終了する。
1 前部シート
1b シートバック
2,3 後部シート
5a、5b 側部
7 天井部
60 保護動作判定部(保護動作判定手段)
70 制御部
80 エアバッグ展開部(エアバッグ展開手段)
81 エアバッグ
82 インフレータ
83 スライド部材
84 案内部
85 係止部
100 乗員保護装置
Claims (2)
- 車両の正面衝突に対する乗員の保護動作を実行するか否かを判定する保護動作判定手段と、
前記判定手段が前記保護動作を実行すると判定した場合に、前記車両内のシートのシートバック前方において車幅方向にエアバッグを展開するエアバッグ展開手段と、を備え、
前記エアバッグは、
前記車両の天井部から、前記車両の両側部のうち、一方側部に渡って格納され、展開完了時に、前記天井部の前後方向中間かつ車幅方向中央部位と車体側部との間に張設されるよう、前記天井部および前記一方側部にそれぞれ支持されており、
さらに、前記エアバッグの端部に連結され天井部または車両側部に設けられたスライド部材と、
前記天井部または車両側部に設けられ、前記スライド部材の車幅方向または下方の移動を案内する案内部と、
前記天井部または車両側部に設けられ、前記エアバッグの展開時の展開圧によって、前記案内部に案内されて車幅方向内方または下方に移動した前記スライド部材を係止する係止部と、
を更に設け、
前記スライド部材が、エアバッグの端部に連結されることで、エアバッグに吹き込まれたガスの展開圧によって、車幅方向内側または下方にエアバッグ端部を案内し、
前記案内部が、スライド部材およびエアバッグの端部を、インフレータから、車幅方向内側または下方に離間するように案内し、係止部とエアバッグの他方端部の間でエアバッグが張設されることを特徴とする
車両の乗員保護装置。 - 前記車両は、前部シートと、該前部シートのシートバック前面よりも後方で、かつ、前記前部シートよりも車幅方向外方にずれて配設された後部シートと、を備え、
前記エアバッグは、前記後部シートのシートバック前方において車幅方向に展開され、
前記エアバッグは、展開完了時において、前記車両の平面視で前記前部シートと重ならないように構成されており、
かつ、前記エアバッグは、展開完了時において、前記車両の平面視で前記一方側部から車幅方向内方であって、車両前後方向後方に延在し、
さらに前記エアバッグは、展開完了時において、側面視にてエアバッグの車体側部側が、前部シートのシートバックと前後位置が重なるように構成された
請求項1に記載の車両の乗員保護装置。
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