JP5194498B2 - 光学装置、およびプロジェクタ - Google Patents
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このような光学装置では、クロスダイクロイックプリズムに液晶パネルを一体に組み付けて、組立性の向上を図っている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の光学装置は、クロスダイクロイックプリズムおよび液晶パネルの間に介在配置され、液晶パネルをクロスダイクロイックプリズムの光束入射側端面に固定するための保持部材を備えている。この保持部材は、矩形板状体と、この矩形板状体の四隅から突設され、液晶パネルを保持する保持枠の孔に挿通されるピンとを備えている。
特許文献2に記載の光学装置は、クロスダイクロイックプリズムおよび液晶パネルの間に、クロスダイクロイックプリズムの光束入射側端面に固定される矩形板状の基部を有する固定部材、および、液晶パネルが取り付けられる矩形板状の基部を有する保持部材の2部材を配設している。また、固定部材および保持部材は、各基部から起立する一対の起立片をそれぞれ有し断面C字状に構成され、各一対の起立片同士が互いに擦り合うように組み合わせ、起立片同士を光硬化型接着剤で固着することで、クロスダイクロイックプリズムに対して液晶パネルを組み付けている。
また、特許文献2に記載の光学装置では、起立片間に介在される光硬化型接着剤に紫外線等の光を照射することが難しい。このため、光硬化型接着剤の硬化不良が生じやすく、長期間の使用によって、光変調装置の位置がずれる等の不具合が生じる恐れがある。
このため、保持部材の製造を容易とし、製造コストを低減させることができ、かつ、長寿命化が図れる技術が要望されている。
このことにより、従来のような成型品である保持部材と比較して、容易に製造できるとともに、製造コストを低減できる。
また、光変調装置および保持部材の接合面は、保持枠の固定用孔の内周面と保持部材のピンの外周面となる。このため、保持枠の光束入射側から固定用孔に向けて紫外線等の光を照射すれば、前記接合面に介在される光硬化型接着剤に効果的に光を照射することができる。したがって、光硬化型接着剤の硬化不良が生じることなく、長期間、使用した場合であっても、光変調装置の位置がずれる等の不具合が生じることがなく、長寿命化が図れる。
さらに、保持部材が熱伝導性の良好な金属部材から構成されているため、例えば、保持部材に光変調装置の他、偏光板等の光学素子を支持させる構成とすれば、該光学素子に生じた熱を保持部材に伝達させ、光学装置の冷却効率を向上させることができる。
また、基部は、基部本体が各固定部に対して光束入射側に位置するように形成されている。このことにより、例えば、色合成光学装置の光束入射側端面に偏光板等の光学素子が貼付されている場合であっても、各固定部間に光学素子が位置する状態で、各固定部を介して保持部材を色合成光学装置の光束入射側端面に固定できる。また、このように配設した状態において、光学素子の外縁部が基部本体の開口部よりも外側に位置する、すなわち、光束入射側から開口部を見た場合に光学素子の外縁部が見えないように構成すれば、開口部を介した光束が光学素子の外縁部に入射することを防止できる。このため、光学素子の外縁部で光束が反射することがなく、外縁部で反射された光束が投影画像に入り込み、投影画像が劣化することを防止できる。
ここで、複数のピンのうち少なくとも2つのピンが、基部に対する曲げ方向が互いに異なるように形成されているとは、複数のピンが2種類以上の曲げ方向で基部に対して折り曲げられていることを意味する。
ところで、例えば、複数のピンが全て同一の曲げ方向で基部に対して折り曲げられている場合、すなわち、複数のピンを基部に対して折り曲げる際の軸(以下、折り曲げ軸)が全てのピンで同一である場合には、以下に示すような問題が生じる恐れがある。
すなわち、折り曲げ軸に交差する方向(曲げ方向)から外力が与えられた場合には、全てのピンが同一の曲げ方向で基部に対して折り曲げられているため、複数のピンにより十分な強度を維持できず、外力によって複数のピンが曲げ方向に折れ曲がり、光変調装置の位置がずれる等の不具合が生じる恐れがある。
本発明では、複数のピンは、面押しされている。
このことにより、板金加工により切り出した際に、各ピンの角部分に形成されるバリ等を面押しにより除去できる。
また、各ピンを断面視矩形状から断面視円形状に近付けることができる。このため、保持枠と保持部材との接合面、すなわちピンを介して光変調装置を摺動させることで光変調装置のフォーカス調整を実施する際に、ピンを介して光変調装置を円滑に摺動させることができ、フォーカス調整を良好に実施できる。
本発明では、プロジェクタは、上述した光学装置を備えているので、上述した光学装置と同様の作用および効果を享受できる。
また、プロジェクタは、製造コストを低減できる光学装置を備えているので、該プロジェクタ自体の製造コストも低減できる。
さらに、プロジェクタは、長寿命化が図れる光学装置を備えているので、長期間、使用した場合であっても、投影画像を良好に維持し、該プロジェクタ自体の長寿命化も図れる。
〔プロジェクタの構成〕
図1は、プロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像(画像光)を形成し、このカラー画像をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクタ1は、図1に示すように、略直方体状の外装筐体2と、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図1において、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内において、投射レンズ3および光学ユニット4以外の空間には、プロジェクタ1内部の各構成部材を冷却する冷却ファン等を備えた冷却ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、およびプロジェクタ1内部の各構成部材を制御する制御装置等が配置されるものとする。
投射レンズ3は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、光学ユニット4にて形成されたカラー画像をスクリーン上に拡大投射する。
光源装置41は、図1に示すように、光源ランプ411およびリフレクタ412等を備える。そして、光源装置41は、光源ランプ411から射出された光束がリフレクタ412によって射出方向が揃えられ、照明光学装置42に向けて光束を射出される。
リレー光学装置44は、図1に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された色光、例えば、赤色光を光学装置45の後述する赤色光側の光変調装置(液晶パネル)まで導く機能を有する。
なお、光学装置本体45Aの具体的な構成については、後述する。
3つの光変調装置451を構成する各液晶パネル4511は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御装置からの駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
前記光学補償フィルムは、液晶パネル4511で生じる複屈折による常光と異常光との間に生じる位相差を補償し、液晶パネル4511の明視特性を改善するものであり、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)等の透明支持体上に配向膜を介してディスコティック(円盤状)化合物層を形成したもので構成でき、WVフィルム(富士写真フィルム社製)を採用できる。
3つの射出側偏光板454は、入射側偏光板452と略同様の機能を有し、液晶パネル4511および視野角補償板453を介して射出された光束のうち、一定方向の偏光光を透過し、その他の光束を吸収する。
図2は、光学装置本体45Aの概略構成を示す分解斜視図である。
なお、図2では、光学装置本体45Aにおいて、光変調装置451B側のみを分解しているが、各光変調装置451R,451G側も光変調装置451B側と同様の構造を有しているものとする。
光学装置本体45Aは、上述した各光変調装置451、各視野角補償板453、各射出側偏光板454、およびクロスダイクロイックプリズム455の他、図2に示すように、支持構造体456と、3つの保持部材457とを備え、これら各部材451,453〜457が一体化されたものである。
また、3つの射出側偏光板454は、図2に示すように、各光束入射側端面4551Aにそれぞれ接着剤等により固定される。
保持枠4512は、液晶パネル4511を収納保持する部材であり、図2に示すように、光束入射側に配置される平面視矩形状の保持枠本体4512Aと、光束射出側に配置される平面視略矩形状の遮光板(図示略)とを備える。
また、保持枠本体4512Aにおいて、光束射出側には、具体的な図示は省略するが、開口部4512A1の周縁部分に、液晶パネル4511における外形形状(段付状)に対応した凹部が形成され、該凹部にて液晶パネル4511を収納保持する。
さらに、保持枠本体4512Aにおいて、四隅角部分には、図2に示すように、光束入射側端面および光束射出側端面を貫通し、光変調装置451を保持部材457に固定するための固定用孔4512A2がそれぞれ形成されている。
この熱伝導性を有する材料としては、例えば、インバーおよび42Ni−Fe等のニッケル−鉄合金、マグネシウム合金、アルミニウム合金、炭素鋼、ステンレス等の金属、または、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ等のカーボンフィラーを混入させた樹脂(ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、液晶樹脂等)等が例示できる。なお、保持枠4512としては、保持枠本体4512Aおよび前記遮光板を上述した材料のうち同一の材料で構成してもよく、異なる材料で構成してもよい。このように熱伝導性を有する材料で保持枠4512を構成することで、光束の照射により液晶パネル4511で生じた熱を効率的に保持枠4512に放熱することができる。
この支持構造体456には、図2に示すように、四隅角部分のうちG色光側の各角部分から外側に向けて延出し、光学部品用筐体46に接続する腕部4561が形成されている。そして、腕部4561を光学部品用筐体46に接続することで、光学装置本体45A全体が光学部品用筐体46に固定される。
3つの保持部材457は、光変調装置451およびクロスダイクロイックプリズム455の間にそれぞれ配設され、各光変調装置451および各視野角補償板453をそれぞれ支持し、クロスダイクロイックプリズム455(透光性基板4551)に対して固定する部材である。
この保持部材457は、熱伝導性を有するアルミニウム等の板材に板金加工を施すことにより形成されたものであり、図3または図4に示すように、板状の基部458と、4つのピン459A〜459Dとを備える。保持部材457の材料についても、保持枠4512と同様の採用を採用してもよい。
基部本体4581は、平面視矩形形状を有し、射出側偏光板454の平面形状よりも大きくなるように形成されている(図8参照)。
この基部本体4581において、略中央部分には、図3または図4に示すように、光束を通過可能とする開口部4581Aが形成されている。この開口部4581Aは、射出側偏光板454の平面形状よりも小さくなるように形成されている(図8参照)。
また、各光学素子支持部4581Bの基端部分には、図3に示すように、光束射出側に窪み、光学装置本体45Aを製造する際に、保持部材457をクロスダイクロイックプリズム455(透光性基板4551)に押し付ける押し付け治具200(図8参照)が当接する治具当接部4581B1が形成されている。
なお、各治具当接部4581B1間の離間寸法(左右方向の離間寸法)は、光変調装置451の左右方向の長さ寸法よりも大きくなるように形成されている。
そして、上述した基部458は、基部本体4581が一対の固定部4582A,4582Bに対して光束入射側に位置し、段付き状に形成されている(図8参照)。より具体的に、基部本体4581は、一対の固定部4582A,4582Bに対して、射出側偏光板454の厚み寸法と略同一若しくは若干大きい寸法分だけ光束入射側にずれた位置に設定されている。
4つのピン459A〜459Dは、基部458に対して光束入射側に向けて突出し、光変調装置451を構成する保持枠4512の各固定用孔4512A2に挿通される部分である。これら4つのピン459A〜459Dは、図3または図4に示すように、強度を確保するために、先端部分4591の断面積に比較して基端部分4592の断面積が大きくなるように構成されている。そして、各ピン459A〜459Dの各先端部分4591が保持枠4512の各固定用孔4512A2に挿通される。
また、下方側に位置する2つのピン459C,459Dは、基部458を構成する基部本体4581の図3、図4中、下方側端縁の両端側に接続し、基部本体4581に対して水平方向を折り曲げ軸として折り曲げられることで光束入射側に突出するように構成されている。
上述した保持部材457は、以下に示すように製造されるものである。
先ず、アルミニウム板にプレス加工を施すことで、図7に示す形状を打ち抜く。より具体的に、図7に示すように、基部本体4581に相当する部位4581´、一対の光学素子支持部4581Bに相当する各部位4581B´、一対の固定部4582A,4582Bに相当する部位4582A´,4582B´、および各ピン459A〜459Dに相当する各部位459A´〜459D´を含む形状となるように金型で打ち抜く。また、部位4581´の略中央部分に開口部4581Aを形成する。また、各部位4581B´に、各治具当接部4581B1に相当する各開口部4581B1´を形成する。
さらに、絞り加工を施すことで、部位4581´(各部位4581B´,459C´,459D´を含む)の板面と各部位4582A´,4582B´(各部位459A´,459B´を含む)の板面との位置をずらし、段付き状に形成する。
さらにまた、曲げ加工を施すことで、鉛直方向を折り曲げ軸として、図7中、矢印R1,R2方向にそれぞれ各部位459A´,459B´を部位4582A´に対して折り曲げることで、各ピン459A,459Bを形成する。同様に、水平方向を折り曲げ軸として、図7中、矢印R3方向に各部位459C´,459D´を部位4581´に対して折り曲げることで、各ピン459C,459Dを形成する。同様に、鉛直方向を軸として、図7中、矢印R4,R5方向にそれぞれ各部位4581B´を折り曲げることで、各光学素子支持部4581Bおよび各治具当接部4581B1を形成する。
以上のような工程により、保持部材457の外形形状が設定される。
そして、保持部材457の放射効率の向上、および保持部材457での光束の反射防止を目的として、上述した外形形状に設定した保持部材457に対して、その表面にブラックアルマイト処理を施し、保持部材457の製造を完了する。
図8は、光学装置本体45Aの製造時の状態を示す図である。
先ず、視野角補償板453が取り付けられた保持部材457を構成する一対の固定部4582A,4582Bの光束射出側端面に光硬化型接着剤を塗布する。そして、図8に示すように、各透光性基板4551、支持構造体456、および各射出側偏光板454が取り付けられたクロスダイクロイックプリズム455の光束入射側端面4551Aに対して、射出側偏光板454の外縁部が開口部4581Aの外側に位置するように、一対の固定部4582A,4582Bの光束射出側端面を密着させる。
次に、図8に示すように、クロスダイクロイックプリズム455に対して光変調装置451の位置調整を実施するための位置調整治具100に光変調装置451を保持させ、保持部材457の4つのピン459A〜459Dの先端部分4591を光変調装置451の各固定用孔4512A2に挿通させる。また、押し付け治具200を各治具当接部4581B1に当接し、保持部材457をクロスダイクロイックプリズム455の光束入射側端面4551Aに対して押圧する。
そして、所定の位置に光変調装置451(液晶パネル4511)を位置付けた後、紫外線等を照射させることで、上述した光硬化型接着剤を硬化させ、保持部材457を介してクロスダイクロイックプリズム455の光束入射側端面4551Aに対して光変調装置451を固定する。
以上の工程を全ての光変調装置451に対して実施することで、光学装置本体45Aが製造される。
本実施形態では、光学装置本体45Aにおいて、光変調装置451をクロスダイクロイックプリズム455の光束入射側端面4551Aに固定するための保持部材457は、板金加工を施すことにより形成され、板状の基部458と、基部458に対して面外方向に折り曲げられて形成された4つのピン459A〜459Dとを備える。
このことにより、従来のような成型品である保持部材457と比較して、容易に製造できるとともに、製造コストを低減できる。このため、光学装置本体45Aの製造コストを低減でき、ひいては、プロジェクタ1の製造コストを低減できる。
さらに、保持部材457が熱伝導性の良好な金属部材から構成されているため、保持部材457の光学素子支持部4581Bに支持される視野角補償板453に生じた熱を保持部材457に伝達させ、光学装置本体45Aの冷却効率を向上させることができる。
このことにより、板金加工により切り出した際に、各ピン459A〜459Dの角部分に形成されるバリ等を面押しにより除去できる。
また、各ピン459A〜459Dを断面視矩形状から断面視円形状に近付けることができる。このため、光変調装置451のフォーカス調整を実施する際に、ピン459A〜459Dを介して光変調装置451を円滑に摺動させることができ、フォーカス調整を良好に実施できる。
前記実施形態において、保持部材457の構成は、前記実施形態で説明した構成に限らない。
例えば、ピン459A〜459Dは、4つ設けられていたが、これに限らず、少なくとも2つ設けられていればよい。保持枠4512に形成された固定用孔4512A2の数も同様である。
また、例えば、基部本体4581の左右辺縁に視野角補償板453を支持するための光学素子支持部4581Bが形成されていたが、例えば、上下辺縁にも同様の光学素子支持部を形成し、他の光学素子を支持させる構成としても構わない。
図9および図10は、前記実施形態の変形例を示す図である。
例えば、図9に示す例では、各ピン459A,459Dは、鉛直方向および水平方向に対して略45°で交差した軸を折り曲げ軸として、基部458に対して矢印R6,R7方向に折り曲げられて形成されている。また、各ピン459B,459Cは、各ピン459A,459Dの折り曲げ軸を180°回転させた軸を折り曲げ軸として、基部458に対して矢印R8,R9方向に折り曲げられて形成されている。
また、例えば、図10に示す例では、各ピン459A,459Dは、水平方向を折り曲げ軸として、基部458に対して矢印R10,R11方向に折り曲げられて形成されている。また、各ピン459B,459Dは、鉛直方向を折り曲げ軸として、基部458に対して矢印R12,R13方向に折り曲げられて形成されている。
例えば、光源装置41は、放電発光型の光源装置で構成していたが、これに限らず、レーザダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子を採用してもよい。
また、光源装置41を1つのみ用い色分離光学装置43にて3つの色光に分離していたが、色分離光学装置43を省略し、3つの色光をそれぞれ射出する3つの前記固体発光素子を光源装置として構成してもよい。
さらに、プロジェクタ1は、液晶パネル4511を3つ備える三板式のプロジェクタで構成していたが、これに限らず、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタで構成しても構わない。また、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成しても構わない。
前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
Claims (4)
- 複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置に対向する複数の光束入射側端面を有し各光変調装置で変調された光束を合成して画像光を形成する色合成光学装置とを備えた光学装置であって、
前記光変調装置は、入射した光束を画像情報に応じて変調する光変調素子と、複数の固定用孔を有し前記光変調素子を保持する保持枠とを備え、
前記光束入射側端面および前記光変調装置の間に介在配置され、前記光変調装置を前記光束入射側端面に固定するための保持部材と、前記光束入射側端面に固定される光学素子とを備え、
前記保持部材は、板金加工を施すことにより形成され、板状の基部と、前記保持枠の前記固定用孔に挿通される複数のピンとを備え、
前記複数のピンは、前記基部に対して光束入射側に突出するように前記基部に対して面外方向に折り曲げられて形成され、
前記基部は、前記光変調装置から射出される光束を通過させるための開口部を有する基部本体と、前記基部本体を挟んで互いに対向する位置に、前記光束入射側端面に対して固定される固定部とを備え、前記基部本体が各前記固定部に対して光束入射側に位置し、側方から見て段付き形状を有し、
前記基部本体の平面形状は、前記光学素子の平面形状よりも大きく、
前記開口部は、前記光学素子の平面形状よりも小さいことを特徴とする光学装置。 - 請求項1に記載の光学装置において、
前記複数のピンのうち少なくとも2つのピンは、前記基部に対する曲げ方向が互いに異なるように形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1または請求項2に記載の光学装置において、
前記複数のピンは、前記基部に対する突出方向に略直交する同一軸上の2方向から面押しされていることを特徴とする光学装置。 - 光源装置と、請求項1から請求項3のいずれかに記載の光学装置と、前記光学装置にて形成された画像光を拡大投射する投射光学装置とを備えていることを特徴とするプロジェクタ。
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