JP5193879B2 - 自動車のドア閉まり検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、自動車生産時の完成車検査ラインにおけるドア閉まり検査装置及び検査方法に関する。
本願は、特願2006−323480号を基礎出願とし、その内容を取り込む。
【背景技術】
【0002】
自動車の組み立てラインにおいて、組み立てが完了した車体(完成車)は、完成車検査ラインで静的及び動的な最終検査が行われる。この検査の中には、ドア閉まり性の検査項目が含まれている。
従来は、例えば下記特許文献1に記載されているように、完成車のドア側アームレストとシートベルトのバックルとの間にバネ秤を有する治具を配設し、この治具の両端部に設けたタング(一方の係合部)及びフック(他方の係合部)をそれぞれアームレスト又はバックルに係合させ、この状態で作業者がドアを開放状態に保持する。そして、前記バネ秤が一定値を示した状態でドアを離すことにより、所定速度でのドア閉止動作を再現し、このときのドア閉まり具合を目視により検査する。
他方、例えば下記特許文献2に記載されるように、完成車のドアにロードセル及び角速度センサを取り付け、この状態で作業者がドア閉止動作を行うことも行われている。この場合、荷重をロードセルで検出すると共に、ドアの閉止速度を角速度センサにより検出することで、ドアが半ドアか否かを検査する。
【特許文献1】
特開2004−050964号公報
【特許文献2】
特開2005−015343号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記前者の従来技術においては、治具の着脱に時間が掛かると共にドア閉まり具合の目視検査に時間が掛かるため、検査工数が大となり、大量生産工場への適用には不向きであった。
また、上記後者の従来技術においては、検査装置をドアに取り付ける工数及び作業者がドアを開閉する工数が大であり、上記と同様の問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、検査工程における工数削減を図ると共に、多種の完成車の検査にも容易に対応可能な、自動車のドア閉まり検査装置及び検査方法の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
(1)本発明の第1の態様に係る自動車のドア閉まり検査装置は、完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアを跨ぐように配設された第一の投受光装置と;この第一の投受光装置の後流側でかつ、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対のドア閉止装置と;これらドア閉止装置の後流側に、前記搬送コンベアを跨ぐように配設された第二の投受光装置と;この第二の投受光装置の後流側でかつ、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対の距離測定センサと;前記第一の投受光装置、前記第二の投受光装置、前記各ドア閉止装置、前記各距離測定センサ、並びに前記搬送コンベアの駆動源制御装置が接続される制御装置と;を備える。前記各ドア閉止装置は、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダと、このリニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介して取り付けられたドア押圧パットとを有する。前記第一の投受光装置が前記完成車の車体を検出した後、所定時間経過後に前記各ドア閉止装置が作動してこの完成車の開放状態のドアを閉止する。前記第二の投受光装置が前記完成車の車体を検出した後、所定時間後に前記各距離測定センサが作動して前記完成車の車体側面との間の距離を測定する。
【0005】
(2)また、本発明の第2の態様に係る自動車のドア閉まり検査装置は、完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアを跨ぐように、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対のドア閉止装置と;前記搬送コンベアの上流側に、前記一対のドア閉止装置に隣接するように設けられた一対の第一の投受光装置と;前記各ドア閉止装置の後流側に、前記搬送コンベアを跨ぐように配設された二対の第二の投受光装置と;これら二対の第二の投受光装置間でかつ、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対の距離測定センサと;前記各第一の投受光装置、前記各第二の投受光装置、前記各ドア閉止装置、並びに前記各距離測定センサが接続される制御装置と;を備える。前記各ドア閉止装置は、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダと、このリニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介して取り付けられたドア押圧パットとを有する。前記各第一の投受光装置がこれら第一の投受光装置及び前記完成車のドア間の距離が予め設定された距離となったことを検出すると同時に、前記各ドア閉止装置が作動して前記完成車側の開放状態にある前記ドアを閉止する。前記二対の第二の投受光装置が前記完成車の車体を検出すると同時に、前記各距離測定センサが作動して前記完成車側の車体側面との間の距離を測定する。
【0006】
(3)上記第1の態様又は上記第2の態様に係る自動車のドア閉まり検査装置において、前記制御装置に、ドア閉まり検査の結果を示す警報装置及び表示装置が接続されていてもよい。
(4)上記第1の態様又は上記第2の態様に係る自動車のドア閉まり検査装置において、前記各ドア閉止装置が、ターンテーブルを介して垂直軸回りに回転可能かつ適宜の回転位置に固定可能に設けられていてもよい。
(5)上記第1の態様に係る自動車のドア閉まり検査装置において、前記完成車に添付された車種及び仕様を示すバーコードを読み取るバーコードリーダをさらに備えてもよい。
【0007】
(6)また、本発明の第1の態様に係る自動車のドア閉まり検査方法は、完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアの近傍に配設された第一の車体検出手段及び第二の車体検出手段と;前記完成車の開放状態にあるドアを所定の速度で閉止するドア閉止手段と;閉止後の前記ドアの閉まり具合を検出するドア閉まり検出手段と;前記第一の車体検出手段、前記第二の車体検出手段、前記ドア閉止手段、前記ドア閉まり検出手段、並びに前記搬送コンベアの駆動源制御手段が接続される制御手段と;を備えた自動車のドア閉まり検査装置による、自動車のドア閉まり検査方法であって、前記第一の車体検出手段及び前記駆動源制御手段からの信号に基づき、前記ドア閉止手段を作動させて前記ドアを閉止し;前記第二の車体検出手段及び前記駆動源制御手段からの信号に基づき、前記ドア閉まり検出手段を作動させてドアの閉まり具合を検出する。
【0008】
(7)また、本発明の第2の態様に係る自動車のドア閉まり検査方法は、完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアの近傍に基台を介して支持されるように配設され、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダとこのリニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介して取り付けられたドア押圧パットとを有し、前記完成車の開放状態にあるドアを所定の速度で閉止するドア閉止手段と;前記搬送コンベアの前記ドア閉止手段よりも上流側でかつ、前記基台の前記ドア閉止装置を固定した側に前記ドア閉止手段に隣接して設けられたドア検出手段と;前記搬送コンベアの前記ドア閉止手段よりも後流側に配設された車体検出手段と;閉止後の前記ドアの閉まり具合を検出するドア閉まり検出手段と;前記ドア検出手段、前記車体検出手段、前記ドア閉止手段、並びに前記ドア閉まり検出手段が接続される制御手段と;を備えた自動車のドア閉まり検査装置による、自動車のドア閉まり検査方法であって、前記ドア検出手段は、ドア閉まり検査時は、常時、当該ドア検出手段と前記ドアとの間の距離を測定してその測定結果を前記制御装置に送信し、前記ドア検出手段からの信号に基づき、前記ドアと前記ドア検出手段との間の距離が所定の距離になったと前記制御手段が判断したときに、前記ドア閉止手段を作動させて前記ドアのドアアウタハンドルの真下の位置の当接面に当接してこの当接面を所定の速度でかつ、前記当接面に対して直角方向に押圧することにより、前記ドアを閉止し;前記車体検出手段からの信号に基づき、前記ドア閉まり検出手段を作動させて前記ドアの閉まり具合を検出する。
(8)上記第2の態様に係る自動車のドア閉まり検査方法において、前記車体検出手段は、前記各ドア閉止装置よりも後流側で前記搬送コンベアの長さ方向で互いに離間した二箇所に配設され、前記ドア閉まり検出手段は、前記二箇所に配設された車体検出手段の間に配設されていてもよい。
発明の効果
[0009]
上記(1)に記載の発明によれば、完成車を搬送コンベアで順次搬送しつつ、所定のドア閉止タイミングで各ドア閉止装置を作動させ、ドア押圧パットでドアを押圧してその閉止動作を行う。さらにその後、所定の車体側面測定タイミングで各距離測定センサを作動させ、車体側面との間の距離を閉止動作後のドアを跨いで連続的に測定することで、各ドアが所定の閉止動作で完全に閉止したか否かを自動的に検査することが可能となる。すなわち、完成車のドアが所定条件で完全に閉止するか否かの検査(ドア閉まり検査)を検査ライン上で自動的に実施することが可能となり、完成車検査工程における大幅な工数削減を図ることができる。
また、リニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介してドア押圧パッドを取り付けることで、傾斜等が異なるドアに対しても適切な押圧力を付与することができ、多種の完成車にも容易に対応することが可能となる。
[0010]
上記(2)に記載の発明によれば、上記(1)に記載の発明と同様に、本発明の課題を解決することができる。
上記(3)に記載の場合、ドア閉まり不良の完成車の発生を容易かつ確実に認識することが可能となる。
上記(4)に記載の場合、多種の完成車に対するドア閉止装置の最適な配置を容易に実現することができる。
上記(5)に記載の場合、多種の完成車に対する最適なドア閉止タイミング及び車体側面測定タイミングを自動かつ容易に設定することが可能となる。
【0011】
上記(6)に記載の発明によれば、完成車を搬送コンベアで順次搬送しつつ、まず、第一の車体検出手段が完成車の車体を検出する。その後、この検出情報と駆動源制御手段からの搬送速度情報とを合わせて、完成車が所定のドア閉止作業位置まで搬送されたと判断した後、ドア閉止手段を作動させて所定のドア閉止動作を行う。次に、第二の車体検出手段が完成車の車体を検出した後、この検出情報と駆動源制御手段からの搬送速度情報とを合わせて、完成車が所定のドア閉まり検出位置まで搬送されたと判断した後、ドア閉まり検出手段を作動させて所定のドア閉まり検出を行うことが可能となる。すなわち、完成車のドアが所定条件で完全に閉止するか否かの検査(ドア閉まり検査)を検査ライン上で自動的に実施することが可能となり、完成車検査工程における大幅な工数削減を図ることができる。
上記(7)、(8)に記載の発明によれば、上記(6)に記載の発明と同様に、本発明の課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例に係る完成車検査ラインの概略構成を示す平面図である。
【図2】図2は、図1の要部拡大図である。
【図3】図3は、図2のA矢視図である。
【図4】図4は、図2のB矢視図である。
【図5】図5は、上記完成車検査ラインのドア閉止装置の一部断面を含む側面図である。
【図6】図6は、同ドア閉止装置の平面図である。
【図7】図7は、図5のE矢視図である。
【図8】図8は、図1のF矢視図である。
【図9】図9は、上記完成車検査ラインのレーザ距離測定器の測定結果を示すグラフであり、縦軸が車体側面までの距離、横軸が搬送距離をそれぞれ示す。
【図10】図10は、本発明の第2の実施例に係る完成車検査ラインの概略構成を示す平面図である。
【図11】図11は、図10の要部拡大図である。
【図12】図12は、上記完成車検査ラインのドア閉止装置の一部断面を含む側面図である。
【図13】図13は、上記ドア閉止装置の平面図である。
【符号の説明】
【0013】
C 完成車(自動車)
W 車体
D ドア
1 完成車検査ライン
2 スラットコンベア(搬送コンベア)
10 ドア閉まり検査装置
11 第一の投受光装置(第一の車体検出手段)
12 第二の投受光装置(第二の車体検出手段)
13 レーザ距離測定器(距離測定センサ、ドア閉まり検出手段)
14 制御装置(制御手段)
15 警報装置
16 表示装置
17 駆動源制御装置(駆動源制御手段)
18 バーコードリーダ
18b バーコード
21 ドア閉止装置(ドア閉止手段)
22 リニアシリンダ
23 ドア押圧パット
24 ボールジョイント(球面ジョイント)
25 ターンテーブル
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の各実施例について、図面を参照しながら以下に説明する。
[第1の実施例]
まず、本発明の第1の実施例について以下に説明する。
図1は、自動車生産時の完成車検査ライン1の概略構成を示す平面図であり、組み立てが完了した完成車Cの車体Wは、スラットコンベア2に搬送されつつ完成車検査ライン1をその上流側(図中左側)から後流側(下流側、図中右側)への一方向に移動する。完成車Cは、その前後方向を搬送方向に沿わせると共に車両前方(図中矢印FRで示す)を搬送方向後流側に向けた状態で搬送される。完成車検査ライン1では、ドア閉まり検査装置10を用いて完成車C両側のサイドドア(以下、単にドアという)Dの車体Wに対する閉まり性を検査するドア閉まり検査工程を行う。
【0015】
ドア閉まり検査を行うドア閉まり検査装置10の上流側には、スラットコンベア2を跨ぐように第一の投受光装置11が配設されている。第一の投受光装置11は、光電管を有する投光機11a及びこれに対応する受光機11bの組み合わせである。投光機11a及び受光機11bは、スラットコンベア2の長さ方向(搬送方向)に沿う軸線Lを挟んだ両側の互いに対称となる位置に配置される。これら投光機11a及び受光機11b間を完成車Cが通過する際には、これらの間の光の授受が完成車Cの車体Wにより遮断され、これによりドア閉まり検査工程への完成車Cの搬入が検出される。
【0016】
ドア閉まり検査工程の第一の投受光装置11よりも後流側であってスラットコンベア2の前記軸線Lを挟んだ両側の互いに対称となる位置には、一対のドア閉止装置21が配設されている。図2を併せて参照し、各ドア閉止装置21は、ロッドストロークの速度を制御可能なリニアシリンダ22と、このリニアシリンダ22のロッド先端部にボールジョイント24を介して取り付けられるドア押圧パット23とを有している。そして、開放状態にあるドアDを閉止するためにドア押圧パット23で押圧可能となっている。各ドア閉止装置21は、それぞれの設置床面にターンテーブル25を介して垂直軸回りに回転可能に設置されている。
【0017】
ドア閉まり検査工程の各ドア閉止装置21よりも後流側には、スラットコンベア2を跨ぐように第二の投受光装置12が配設されている。第二の投受光装置12は、前記第一の投受光装置11と同様に、投光機12a及び受光機12bの組み合わせであり、これらがスラットコンベア2の前記軸線Lを挟んだ両側の互いに対称となる位置に配置される。これら投光機12a及び受光機12b間を完成車Cが通過する際には、これらの間の光の授受が完成車Cの車体Wにより遮断され、これによりドア閉止作業位置よりも後流側の所定位置における完成車Cの通過が検出される。
【0018】
ドア閉まり検査工程の第二の投受光装置12よりも後流側でかつ、スラットコンベア2の前記軸線Lを挟んだ両側の互いに対称となる位置には、一対のレーザ距離測定器13が配設されている。各レーザ距離測定器13は、これらの間を完成車Cが通過する際に、車体Wの両側面との間の距離をそれぞれ測定可能である。
【0019】
第一及び第二の投受光装置11,12、各ドア閉止装置21、並びに各レーザ距離測定器13は、ドア閉まり検査装置10全体の作動制御を行う制御装置14に電気的に(通信可能に)接続されている。また、制御装置14には、ドア閉まり検査の結果を示す警報装置15及び表示装置16、スラットコンベア2の駆動源17aの作動制御を行う駆動源制御装置17、並びに完成車検査ライン1の上流工程に配設されて完成車Cに添付された検査カード18aにおける車種及び仕様等を示すバーコード18bを読み取るバーコードリーダ18が、それぞれ電気的に接続されている。
【0020】
ドア閉まり検査工程に搬送される完成車Cは、その上流側に隣接する工程での検査終了後、各ドアDをその前端側で上下に延びるヒンジ軸回りに開放した状態で、次工程であるドア閉まり検査工程に搬送される。このときの各ドアDの開放位置(角度)は、それぞれのドアチェッカーの一段目の開放停止位置とされる。すなわち、各ドアDは、車種毎に規定された開放位置を維持した状態でドア閉まり検査工程に搬送される。なお、前記ドアチェッカーは、ドアヒンジ近傍に設けられて所定のドア開放位置を維持すると共にドア開閉節度感を発生させる周知のものである。
【0021】
そして、前記第一の投受光装置11が完成車Cのドア閉まり検査工程への搬入開始を検出すると、この検出時点から所定時間経過後に(換言すれば、完成車Cが所定のドア閉止作業位置まで搬送された後に)前記各ドア閉止装置21が作動し、開放状態にある両ドアDに対する所定のドア閉止動作を行う。
【0022】
その後、前記第二の投受光装置12が完成車Cのドア閉止作業位置よりも後流側の所定位置の通過開始を検出すると、この検出時点から所定時間経過後に(換言すれば、完成車Cが所定のドア閉まり検出位置まで搬送された後に)前記各レーザ距離測定器13が作動し、完成車Cの車体Wの両側面との間の距離を、閉止動作後のドアDを前後に跨いで連続的に測定する。
【0023】
このときの測定結果(図9参照)におけるドア外側面までの距離(図中DOORLNE)が公差範囲内にあれば、前記閉止動作でドアDが完全に閉止したものと判断され、前記距離が公差範囲外にあれば、前記閉止動作後のドアDが半ドア状態であると判断される。このように、所定の閉止動作でのドア閉まり性の検査を自動で行うことが可能となる。
【0024】
図1及び図8に示すように、ドア閉止装置21は、ターンテーブル25上に基台26を介して支持される。ターンテーブル25は、設置床面に固定される水平円盤状のベース25a上に、これと略同径をなす水平円盤状のテーブル本体25bを回転可能に設けてなる。
テーブル本体25bの外周側の一部には上方からロックボルト27が螺合され、このロックボルト27の先端部がテーブル本体25bを貫通してベース25aに係合することで、ベース25aに対するテーブル本体25bの回転が適宜の回転位置に固定される。
【0025】
テーブル本体25bの外周側の一部には、その回転位置の基準となる基準マーク28が付されている。一方、ベース25aの外周側における前記基準マーク28に近接する部位には、その径方向外側に張り出す扇状の目盛り部29が一体的に設けられる。この目盛り部29に付された複数の目盛り29aの何れかと前記基準マーク28とを合わせることで、ベース25a(設置床面)に対するテーブル本体25b及びこれに固定されるドア閉止装置21の回転位置を所定のものに設定可能である。また、この状態で前記ロックボルト27をテーブル本体25bに螺合させることで、ベース25aに対するテーブル本体25b及びドア閉止装置21の回転位置が固定可能である。
【0026】
すなわち、図2〜図4を併せて参照し、完成車検査ライン1には複数機種の完成車Cが搬送されるが、そのドアDの閉止作業を行う際の押圧面Sの角度等は車種によって様々であり、このような多種の押圧面Sに対しても、ドア閉止装置21(リニアシリンダ22)の前記垂直軸回りの回転位置を適宜設定することで、前記押圧面Sに対してその直角方向から押圧力を付与することが可能となる。なお、前記ドアDの押圧面Sは、例えば前記ドアチェッカーの一段目の開放停止位置にあるドアDの外側面におけるドアアウタハンドルH位置の真下に位置する。
【0027】
ドア閉止装置21のリニアシリンダ22は、その軸方向両端部がそれぞれブラケット31a,31bを介して基台26上に支持され、これによりドア閉止装置21が基台26上に相対回転不能に固定されている。
リニアシリンダ22は、シリンダ本体22a及びその軸方向一側に先端側を突出させるロッド22bを有し、例えば電気的な制御によりロッド22bのストローク速度を可変させる。
【0028】
図5及び図6に示すように、リニアシリンダ22の両側にはこれと平行に延びる一対のガイドロッド32が配設され、これらガイドロッド32がリニアシリンダ22のロッド突出側端部を支持するブラケット31aに連設された挿通部33にそれぞれ軸方向で往復動可能に保持されている。各ガイドロッド32の一端部は、これらと直交する連結板34を介してロッド22bの先端部に連結されている。
【0029】
連結板34におけるリニアシリンダ22と反対側の面(前面)には、ボールジョイント24を介してドア押圧パット23が取り付けられる。ドア押圧パット23はロッド22bの軸方向と略直交する円盤状をなし、そのリニアシリンダ22側(後側)を構成する金属又は硬質樹脂製のパット本体23a及びその反対側(前側)を構成する例えばウレタン樹脂性の樹脂パット23bを一体的に設けてなる。樹脂パット23bの前面周縁部には、シリコン又はフッ素樹脂製のテープ23cが環状に貼着されている(図7参照)。
【0030】
ボールジョイント24は、連結板34の前面中央部にロッド22bと同軸に突設される基部35と、パット本体23aの後面中央部に突設されるホルダ部36とを連結してなる。基部35のドア押圧パット23側には、支持軸35aを介してこれよりも大径をなすプラスチック製の球体部35bが支持される。一方、ホルダ部36の連結板34側には、球体部35bの外面に整合する凹状球面を有する保持孔36aが形成されている。この保持孔36a内に球体部35bを嵌合させることで、この球体部35b回りに傾動自在なボールジョイント24が構成される。
【0031】
ドア押圧パット23は、通常時(ドアDとの非接触時)には自重によりパット本体23aの前面を垂直状態からやや前傾させる(うつむける)。このとき、ドア押圧パット23の最前端にはパット本体23aの前面周縁部上側が位置する。このため、リニアシリンダ22のロッド22bが前進(延出)した際には、まず前傾状態にあるドア押圧パット23の前面周縁部が前記ドアDの押圧面Sに接触し、その後にさらにロッド22bが前進することで、ドア押圧パット23がボールジョイント24を介して傾動し、その前面をドア押圧面Sと平行にして全面的に接触させる。
【0032】
上記構成としたのは、完成車CのドアDは車種によって様々な形状を有しており(すなわち、ドアD外側面の傾斜状況や湾曲度合い等が異なり)、ドア押圧パット23を連結板34(ひいてはリニアシリンダ22のロッド先端部)に傾動不能に固定した場合には、このドア押圧パット23の前面がドアDの押圧面Sに片当たりし、この押圧面Sに加える力のベクトルが変化してドア閉まり検査の精度に影響を与えるからである。
【0033】
また、ドア押圧パット23がドア押圧面Sに接触しつつ傾動する際、この押圧面Sに摺接するドア押圧パット23の前面周縁部にシリコン又はウレタン製のテープ23cが貼着されることで、ドア押圧パット23の傾動がスムーズになり、かつドア押圧面Sの塗膜の擦り傷の発生が防止される。
【0034】
次に、上記ドア閉まり検査装置10の作用について説明する。
まず、完成車検査ライン1に完成車Cが搬入されると、このラインの初工程で完成車Cに添付された検査カード18aのバーコード18bをバーコードリーダ18が読み取り、完成車Cの車種及び仕様等を特定する情報を制御装置14に送信する。その後、順次検査が行われながらスラットコンベア2により搬送される完成車Cに対し、ドア閉まり検査工程の上流に隣接する工程(例えば内装検査工程)での検査終了後、左右ドアDがドアチェッカーの一段目の開放停止位置まで開放され、この状態で次工程であるドア閉まり検査工程に完成車Cが搬入される。
【0035】
ドア閉止装置21の回転位置は、ターンテーブル25の前記基準マーク28及び目盛り部29並びにロックボルト27を用いて予め最適位置に調整しておく。なお、ターンテーブル25の回転位置の変更及び固定を自動化しかつ制御装置14で作動制御可能とし、完成車Cの車種及び仕様等の車両情報に応じてターンテーブル25の回転位置を自動調整するようにしてもよい。
【0036】
上記完成車Cがドア閉まり検査工程に搬入開始されたことを第一の投受光装置11が検出すると、この検出情報が制御装置14に送信される。制御装置14は、第一の投受光装置11からの検出情報、駆動源制御装置17からの搬送速度情報、並びにバーコードリーダ18からの車種及び仕様等の車両情報に基づき、上記完成車Cが所定のドア閉止作業位置(ドア押圧面Sがリニアシリンダ22のロッド22b延長上に略直交配置される位置)に移動するまでの時間を演算し、この時間の経過後に、リニアシリンダ22のロッド22bを所定速度でドアD側にストロークさせる。この時、ドア押圧パット23の全面がドア押圧面Sに接触するまではロッドストローク速度を抑え(例えば20mm/sec)、このドア押圧パット23をドア押圧面Sに全面的に当接させた後に、ロッドストローク速度を上げて(例えば190mm/sec)ドア閉止作業を行うようにする。
【0037】
ロッド22bのストロークによりドア押圧パット23でドア押圧面Sを押圧する際には、前述の如くドア押圧パット23が緩やかに傾動してその前面をドア押圧面Sに全面的に接触させる。これにより、ドア押圧パット23が前傾状態でドア押圧面Sの一部に急激に当接することによる局所的な押圧力の集中によるドア押圧面Sのデフォームを回避することができる。またこのとき、ドア押圧パット23の前面周縁部にシリコン又はフッ素樹脂製のテープ23cが貼着されることで、ドア押圧パット23の傾動をスムーズにし、かつドア押圧面Sの塗膜への傷付きを効果的に防止する。
【0038】
ドア閉止作業後には、ロッド22bがシリンダ本体22a側にストロークしてドア閉止作業前の状態に戻る。次いで、完成車Cがドア閉止作業位置よりも後流側の所定位置の通過を開始したことを第二の投受光装置12が検出すると、この検出情報が制御装置14に送信される。制御装置14は、第二の投受光装置12からの検出情報、駆動源制御装置17からの搬出情報、並びにバーコードリーダ18からの車種及び仕様等の車両情報に基づき、上記完成車Cの車体W側面における閉止状態にあるドアDを含む所定の領域が、各レーザ距離測定器13間を通過し始めるまでの時間及び通過し終えるまでの時間をそれぞれ演算する。そして、前記算出時間に基づき、前記車体W側面の所定領域を前後にトレースするようにこの側面との間の距離測定を連続的に行う。
【0039】
上記距離測定は閉止状態にあるドアDを跨いで行われるので、制御装置14は、前記測定結果が公差範囲内外の何れにあるかにより、前記閉止作業でドアDが完全に閉止したか否かを判断する。このとき、ドアDが完全閉止状態ではない(すなわち半ドア状態である)と判断した場合には、前記警報装置15が作動すると共に次工程に位置する表示装置16が半ドアである旨の表示を行う。ドア閉まり検査工程の次工程では、完成車Cに添付された検査カード18aにドア閉不良である旨が印される。この記載は完成車検査ライン1の最終工程において確認され、この時点でドア閉不良の完成車Cが調整工程に搬送されてドアストライカの位置調整等がなされる。
【0040】
以上説明したように、上記実施例におけるドア閉まり検査装置10は、完成車Cを搬送しながらその検査を行う完成車検査ライン1のスラットコンベア2を跨ぐように配設される第一の投受光装置11と、この第一の投受光装置11の後流側で前記スラットコンベア2の長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設される一対のドア閉止装置21と、これらドア閉止装置21の後流側で前記スラットコンベア2を跨ぐように配設される第二の投受光装置12と、この第二の投受光装置12の後流側で前記スラットコンベア2の長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設される一対のレーザ距離測定器13と、前記第一及び第二の投受光装置11,12、ドア閉止装置21、レーザ距離測定器13、並びに前記スラットコンベア2の駆動源制御装置17が接続される制御装置14とを備え、前記各ドア閉止装置21は、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダ22と、このリニアシリンダ22のロッド先端部にボールジョイント24を介して取り付けられるドア押圧パット23とを有し、前記第一の投受光装置11が完成車Cの車体Wを検出した後、所定時間経過後に前記各ドア閉止装置21が作動して完成車Cの両側にある開放状態にあるドアDを閉止すると共に、前記第二の投受光装置12が完成車Cの車体Wを検出した後、所定時間後に前記各レーザ距離測定器13が作動して完成車Cの両側にある車体W側面との間の距離を測定する。
【0041】
この構成によれば、完成車Cをスラットコンベア2で順次搬送しつつ、所定のドア閉止タイミングで各ドア閉止装置21を作動させ、ドア押圧パット23でドアDを押圧してその閉止動作を行った後、所定の車体側面測定タイミングで各レーザ距離測定器13を作動させ、車体W側面との間の距離を閉止動作後のドアDを跨いで連続的に測定することで、各ドアDが所定の閉止動作で完全に閉止したか否かを自動で検査することが可能となる。
すなわち、完成車CのドアDが所定条件で完全に閉止するか否かの検査(ドア閉まり検査)を完成車検査ライン1上で、自動的に実施することが可能となり、完成車検査工程における大幅な工数削減を図ることができる。
また、リニアシリンダ22のロッド先端部にボールジョイント24を介してドア押圧パット23を取り付けることで、傾斜等が異なるドアDに対しても適切な押圧力を付与することができ、多種の完成車Cにも容易に対応することが可能となる。
【0042】
また、上記ドア閉まり検査装置10においては、前記制御装置14に、ドア閉まり検査の結果を示す警報装置15及び表示装置16が接続されることで、ドア閉まり不良の完成車Cの発生を容易かつ確実に認識することが可能となる。
【0043】
さらに、上記ドア閉まり検査装置10においては、前記ドア閉止装置21が、ターンテーブル25を介して垂直軸回りに回転可能かつ適宜の回転位置で固定可能に設けられることで、多種の完成車Cに対するドア閉止装置21の最適な配置を容易に実現することができる。
【0044】
しかも、上記ドア閉まり検査装置10においては、前記完成車Cに添付された車種及び仕様を示すバーコード18bを読み取るバーコードリーダ18を備えることで、多種の完成車Cに対する最適なドア閉止タイミング及び車体側面測定タイミングを自動かつ容易に設定することが可能となる。
【0045】
ここで、上記実施例におけるドア閉まり検査方法は、完成車Cを搬送しながらその検査を行う完成車検査ライン1のスラットコンベア2の近傍に配設される第一及び第二の投受光装置11,12と、前記完成車Cにおける開放状態にあるドアDを所定の速度で閉止するドア閉止装置21と、前記閉止後のドアDの閉まり具合を検出するレーザ距離測定器13と、前記第一及び第二の投受光装置11,12、ドア閉止装置21、レーザ距離測定器13、並びに前記スラットコンベア2の駆動源制御装置17が接続される制御装置14とを備え、前記第一の投受光装置11及び駆動源制御装置17からの信号に基づき、前記ドア閉止装置21を作動させてドアDを閉止すると共に、前記第二の投受光装置12及び駆動源制御装置17からの信号に基づき、前記レーザ距離測定器13を作動させてドアDの閉まり具合を検出するものである。
【0046】
この方法によれば、完成車Cをスラットコンベア2で順次搬送しつつ、まず、第一の投受光装置11が完成車Cの車体Wを検出した後、この検出情報と駆動源制御装置17からの搬送速度情報とを合わせて、完成車Cが所定のドア閉止作業位置まで搬送されたと判断した後、ドア閉止装置21を作動させて所定のドア閉止動作を行うと共に、次に第二の投受光装置12が完成車Cの車体Wを検出した後、この検出情報と駆動源制御装置17からの搬送速度情報とを合わせて、完成車Cが所定のドア閉まり検出位置まで搬送されたと判断した後、ドア閉まり検出装置を作動させて所定のドア閉まり検出を行うことが可能となる。すなわち、完成車CのドアDが所定条件で完全に閉止するか否かの検査(ドア閉まり検査)を完成車検査ライン1上で自動的に実施することが可能となり、完成車検査工程における大幅な工数削減を図ることができる。
【0047】
[第2の実施例]
続いて、図10〜図13を参照しながら本発明の第2の実施例について以下に説明する。
本実施例は、以下の点において上記第1の実施例と異なる。
すなわち、上記第1の実施例では、第一の投受光装置11としてドア閉まり検査工程の上流側に、スラットコンベア2を跨ぐように光電管を有する投光機11a及びこれに対応する受光機11bを組み合わせて配設したが、本実施例では、ドア閉止装置21が固定された基台26のドア閉止装置21を固定した側でかつ、ドア閉止装置21よりも上流側にレーザ距離測定器50aおよび50bを配設している。
さらに、ドア閉まり検査時は、常時、レーザ距離測定器50aおよび50bからレーザ光を照射し続ける。そして、完成車Cが上流から搬送されてくると、ドアDとレーザ距離測定器50aおよび50bとの間の距離が測定され、測定結果が制御装置14に送信される。
制御装置14は、測定された距離が設定された値となった時に、ドア閉まり装置21のリニアシリンダ22に対して作動信号を送出する。そして、作動信号を受けたリニアシリンダ22が作動してドアを閉止する。
また、上記第1の実施例では、第二の投受光装置12として、光電管を有する投光機12a及びこれに対応する受光機12bの組み合わせを、スラットコンベア2を跨ぐように配設したが、本実施例では、第二の投受光装置60を、各ドア閉止装置21よりも後流側の2箇所に配置した。これら第二の投受光装置60、60は、光電管を有する投光機60a1、60a2と、これらに対応する受光機60b1、60b2との組み合わせを有し、それぞれがスラットコンベア2を跨ぐように配設されている。さらに、これら2箇所に配設された第二の投受光装置60、60間には、レーザ距離測定器13が配設されている。
そして、これら2箇所に配設された第二の投受光装置60、60のそれぞれが車体Wを検出した時、完成車Cの進行方向上流側にある、ドアDの先端部D1よりも下流でかつ先端部D1の近傍に位置するように、レーザ距離測定器13が配設されている。これにより、確実かつピンポイントでドアDの上流側先端部D1と車体Wとの位置関係を測定できるため、制御装置14における分析と合否判定とを短時間で処理することができる。
本実施例では、上記第1の実施例のように駆動源制御装置17と制御装置14とを接続する必要がなくなる。これにより、上記第1の実施例では定置(固設)タイプを採用する必要があったが、本実施例では定置(固設)する必要がなくなり、ドア閉まり検査装置10を持ち運び自在とすることができる。これにより、工程レイアウトを自由に変更することも可能となる。
【0048】
なお、上記各実施例に記載したドア閉止装置は単独での使用も可能である。例えば、完成車検査ラインのスラットコンベアで順次搬送される完成車を定期的に抜き取り、或いは、完成車検査ラインのスラットコンベア上を完成車に混じって単独で搬送される新機種の品質確認車をスラットコンベア上から抜き取り、完成車検査ライン外で抜き取り検査を行う場合にも使用可能である。また、車体の塗装色によりレーザ距離測定器13による測定結果に誤差が生じないように、ドア閉まり検査装置よりも上流側で事前に車体及びドアの測定箇所に白色系または淡色系のテープ等を貼着しても良い。
そして、上記実各施例の構成は、本発明の一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0049】
検査工程における工数削減を図ると共に、多種の完成車の検査にも容易に対応可能な、自動車のドア閉まり検査装置及び検査方法を提供することができる。
Claims (8)
- 完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアを跨ぐように配設された第一の投受光装置と;
この第一の投受光装置の後流側でかつ、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対のドア閉止装置と;
これらドア閉止装置の後流側に、前記搬送コンベアを跨ぐように配設された第二の投受光装置と;
この第二の投受光装置の後流側でかつ、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対の距離測定センサと;
前記第一の投受光装置、前記第二の投受光装置、前記各ドア閉止装置、前記各距離測定センサ、並びに前記搬送コンベアの駆動源制御装置が接続される制御装置と;
を備え、
前記各ドア閉止装置は、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダと、このリニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介して取り付けられたドア押圧パットとを有し;
前記第一の投受光装置が前記完成車の車体を検出した後、所定時間経過後に前記各ドア閉止装置が作動してこの完成車の開放状態のドアを閉止し;
前記第二の投受光装置が前記完成車の車体を検出した後、所定時間後に前記各距離測定センサが作動して前記完成車の車体側面との間の距離を測定する;
ことを特徴とする自動車のドア閉まり検査装置。 - 完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアを跨ぐように、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対のドア閉止装置と;
前記搬送コンベアの上流側に、前記一対のドア閉止装置に隣接するように設けられた一対の第一の投受光装置と;
前記各ドア閉止装置の後流側に、前記搬送コンベアを跨ぐように配設された二対の第二の投受光装置と;
これら二対の第二の投受光装置間でかつ、前記搬送コンベアの長さ方向両側の互いに対称となる位置に配設された一対の距離測定センサと;
前記各第一の投受光装置、前記各第二の投受光装置、前記各ドア閉止装置、並びに前記各距離測定センサが接続される制御装置と;
を備え、
前記各ドア閉止装置は、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダと、このリニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介して取り付けられたドア押圧パットとを有し;
前記各第一の投受光装置がこれら第一の投受光装置及び前記完成車のドア間の距離が予め設定された距離となったことを検出すると同時に、前記各ドア閉止装置が作動して前記完成車側の開放状態にある前記ドアを閉止し;
前記二対の第二の投受光装置が前記完成車の車体を検出すると同時に、前記各距離測定センサが作動して前記完成車側の車体側面との間の距離を測定する;
ことを特徴とする自動車のドア閉まり検査装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動車のドア閉まり検査装置であって、
前記制御装置に、ドア閉まり検査の結果を示す警報装置及び表示装置が接続されている。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動車のドア閉まり検査装置であって、
前記各ドア閉止装置は、ターンテーブルを介して垂直軸回りに回転可能かつ適宜の回転位置に固定可能に設けられている。 - 請求項1に記載の自動車のドア閉まり検査装置であって、
前記完成車に添付された車種及び仕様を示すバーコードを読み取るバーコードリーダをさらに備える。 - 完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアの近傍に配設された第一の車体検出手段及び第二の車体検出手段と;
前記完成車の開放状態にあるドアを所定の速度で閉止するドア閉止手段と;
閉止後の前記ドアの閉まり具合を検出するドア閉まり検出手段と;
前記第一の車体検出手段、前記第二の車体検出手段、前記ドア閉止手段、前記ドア閉まり検出手段、並びに前記搬送コンベアの駆動源制御手段が接続される制御手段と;
を備えた自動車のドア閉まり検査装置による、自動車のドア閉まり検査方法であって、
前記第一の車体検出手段及び前記駆動源制御手段からの信号に基づき、前記ドア閉止手段を作動させて前記ドアを閉止し;
前記第二の車体検出手段及び前記駆動源制御手段からの信号に基づき、前記ドア閉まり検出手段を作動させてドアの閉まり具合を検出する;
ことを特徴とする自動車のドア閉まり検査方法。 - 完成車を搬送しながらその検査を行う完成車検査ラインの搬送コンベアの近傍に基台を介して支持されるように配設され、ロッドストロークを制御可能なリニアシリンダとこのリニアシリンダのロッド先端部に球面ジョイントを介して取り付けられたドア押圧パットとを有し、前記完成車の開放状態にあるドアを所定の速度で閉止するドア閉止手段と;
前記搬送コンベアの前記ドア閉止手段よりも上流側でかつ、前記基台の前記ドア閉止装置を固定した側に前記ドア閉止手段に隣接して設けられたドア検出手段と;
前記搬送コンベアの前記ドア閉止手段よりも後流側に配設された車体検出手段と;
閉止後の前記ドアの閉まり具合を検出するドア閉まり検出手段と;
前記ドア検出手段、前記車体検出手段、前記ドア閉止手段、並びに前記ドア閉まり検出手段が接続される制御手段と;
を備えた自動車のドア閉まり検査装置による、自動車のドア閉まり検査方法であって、
前記ドア検出手段は、ドア閉まり検査時は、常時、当該ドア検出手段と前記ドアとの間の距離を測定してその測定結果を前記制御装置に送信し、
前記ドア検出手段からの信号に基づき、前記ドアと前記ドア検出手段との間の距離が所定の距離になったと前記制御手段が判断したときに、前記ドア閉止手段を作動させて前記ドアのドアアウタハンドルの真下の位置の当接面に当接して、この当接面を所定の速度でかつ、前記当接面に対して直角方向に押圧することにより、前記ドアを閉止し;
前記車体検出手段からの信号に基づき、前記ドア閉まり検出手段を作動させて前記ドアの閉まり具合を検出する;
ことを特徴とする自動車のドア閉まり検査方法。 - 請求項7に記載の自動車のドア閉まり検査方法であって、
前記車体検出手段は、前記各ドア閉止装置よりも後流側で前記搬送コンベアの長さ方向で互いに離間した二箇所に配設され、
前記ドア閉まり検出手段は、前記二箇所に配設された車体検出手段の間に配設されている。
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