JP5192954B2 - 連続薄膜の形成方法、形成装置、成膜ガラス基板及び半導体素子 - Google Patents

連続薄膜の形成方法、形成装置、成膜ガラス基板及び半導体素子 Download PDF

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本発明は、幅に対して厚さが小さく長手方向に十分に長い帯状の基板上に所定の薄膜を連続して形成する連続薄膜形成方法等の技術に関するものであり、特にアモルファスシリコン又は多結晶シリコン(ポリシリコン)等の緻密なシリコン薄膜を形成するのに好適な連続薄膜形成方法等の技術に関する。
TFT(Thin Film Transistor)、有機EL等では、ガラス基板上にシリコン薄膜を形成し、形成したシリコン薄膜上に駆動回路を形成している。このようなガラス基板上に各種薄膜を形成する成膜技術は、半導体製造技術の基礎となる重要な技術分野である。
ガラス基板への成膜技術の一例として、TFT等の成膜工程を説明する。TFTの製造工程においては、ガラス基板上にアモルファスシリコン膜、またはポリシリコン膜を形成し、該シリコン膜上に、液晶を駆動する駆動回路やトランジスタ等の半導体制御回路を形成している。最近の傾向として、高速動作の要請から、ガラス基板上にポリシリコン薄膜を形成する技術が注目されている。ポリシリコン膜を形成する従来技術においては、まず、アモルファスシリコンを成膜した後、アモルファスシリコンをレーザアニールや熱アニール法によりポリシリコンに変換している。
通常、ガラス基板上にアモルファスシリコンを形成するのに、蒸着法、スパッタ法、または各種CVD法が用いられる。最も多用されているプラズマCVD法では、原料ガスのシラン(SiH)、ジシラン(Si)をグロー放電により分解し、アモルファスシリコン薄膜を基板上に成長させている。基板には結晶シリコン、ガラス、耐熱プラスチックなどが用いられ、通常400℃以下で成長させる。また、この方式では、大面積のものを作成することができるといったメリットがある。
ガラス基板上にポリシリコン膜を形成する従来技術の一例を、特許文献1を用いて説明する。まず基板となるガラス基板の上に酸化膜を形成し、その上にCVD法等により水素含有のアモルファスシリコン膜を堆積する。その後、熱処理により脱水素処理を行い、エキシマレーザの照射によるアニール処理によりアモルファスシリコン膜をポリシリコン膜に変化させる。その後、さらにいくつかの処理を経てポリシリコン膜を得ることができる。
上記のような水素含有アモルファスシリコン膜は、CVD法あるいはプラズマCVD法により堆積されるのが一般的である。このようなCVD法、プラズマCVD法、プラズマ法等の処理は通常400℃程度の温度で行われ、脱水素処理も通常400℃〜500℃の温度下で60分程度行われる。
上記のように、従来のポリシリコン膜を形成する処理は最高でも500℃程度で行われるため、基板材料として材料費の安い多成分ガラスなどを使用することができ、基板材料の選択自由度が高いという利点がある。
特開平11−204794号公報
しかしながら、シラン等を原料とする成膜プロセスは、減圧プロセスを伴うためバッチプロセスとなり、既存の装置では成膜速度を大幅に高めて生産性を改善することは望めない。特にシランを用いた真空プロセスの場合には、アモルファスシリコン薄膜中に水素を多く含有しているため、結晶粒径を大きくしてポリシリコンに変換するための熱アニールやレーザアニールの処理の前に、脱水素プロセスを長時間行う必要があった。この脱水素プロセスは、例えば60分にも及ぶ処理時間が必要となる等、生産性に大きな問題があった。
また、核形成、結晶成長、アニール等の各プロセスをバッチ処理する場合、例えば加熱炉を用いて次のプロセスで必要な温度に加熱するのに、ある程度の時間がかかっていた。そのため、たとえば核形成のプロセスで形成された結晶核が結晶成長プロセスへの移行中にマイグレーション等により変化して品質劣化が進むおそれがあった。
さらに、従来より原料ガスにシラン(SiH)等が用いられているが、シランは酸素と反応して発火しやすいといった危険性があるため、取扱いが難しいといった問題もある。
本発明は、上記のような従来技術の問題に鑑みてなされたもので、基板上に各種薄膜を高速で連続的に形成することのできる連続薄膜の形成方法、形成装置、成膜ガラス基板及び半導体素子を提供することを目的とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の第1の態様は、帯状の基板と反応ガスとを内部に連続的に通過させる反応管と、前記反応管の外部から加熱する加熱炉とを用いて前記基板上に前記反応ガスの成分からなる薄膜を連続的に形成する連続薄膜形成方法であって、前記反応管が前記基板を通過させる方向に核形成ゾーン、結晶成長ゾーン、および冷却ゾーンに区分されており、前記核形成ゾーンで入口側に設けられた第1供給口から該核形成ゾーンの内部に第1の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl )に四塩化ケイ素(SiCl )または塩素(Cl )を混合したガスを供給して出口側に設けられた第1排気口から排気することで前記基板上に所定の結晶核を形成し、前記結晶成長ゾーンで入口側に設けられた第2供給口から該結晶成長ゾーンの内部に前記第1の反応ガスとは異なる第2の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl を供給して出口側に設けられた第2排気口から排気することで前記結晶核を成長させて結晶を形成し、前記冷却ゾーンで前記基板を冷却することで前記結晶を定着して薄膜を形成することを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記加熱炉は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとをそれぞれ独立して加熱していることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記第1の反応ガスは、前記第2の反応ガスよりも多くの塩素成分を含んでいることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記冷却ゾーンの入口側に設けられた第3供給口から該冷却ゾーンの内部に冷却用ガスを供給して前記基板を前記反応管の外部に引き出すための引出口から排気することを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記冷却用ガスは、水素(H)であることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記核形成ゾーンには、前記基板を導入する導入口と前記第1供給口との間に第4供給口が設けられており、該第4供給口から前記核形成ゾーンの内部に所定の不活性ガスを供給して前記導入口から排気することを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記基板は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンとの境界部、および前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとの境界部で一時的に冷却されることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記薄膜は、多結晶構造を有していることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記薄膜は、ポリシリコン薄膜であることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記加熱炉の加熱手段として、熱CVDを用いることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記加熱炉の加熱手段として、プラズマCVDを用いることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成方法の他の態様は、前記基板として、厚さが30μm以上300μm以下の石英ガラスを用いることを特徴とする。
この発明にかかるガラス基板の製造方法の第1の態様は、上記のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法により製造された前記基板を所望の長さに切断して幅方向に接続することにより、前記薄膜を備えた基板を作製することを特徴とする。
この発明にかかる半導体素子または半導体モジュールの第1の態様は、上記のガラス基板の製造方法により製造されたガラス基板を用いて製造されることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の第1の態様は、帯状の基板と反応ガスとを内部に連続的に通過させる反応管と、前記反応管の外部から加熱する加熱炉とを備えて前記基板上に前記反応ガスの成分からなる薄膜を連続的に形成する連続薄膜形成装置であって、前記反応管は、前記基板を通過させる方向に核形成ゾーン、結晶成長ゾーン、および冷却ゾーンに区分されており、前記核形成ゾーンの入口側に設けられて第1の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl )に四塩化ケイ素(SiCl )または塩素(Cl )を混合したガスを該核形成ゾーンの内部に供給する第1供給口と、前記核形成ゾーンの出口側に設けられて前記第1の反応ガスを排気する第1排気口と、前記結晶成長ゾーンの入口側に設けられて前記第1の反応ガスとは異なる第2の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl を該結晶成長ゾーンの内部に供給する第2供給口と、前記結晶成長ゾーンの出口側に設けられて前記第2の反応ガスを排気する第2排気口と、を備えることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、前記加熱炉は、前記核形成ゾーンを加熱する第1加熱部と、前記結晶成長ゾーンを加熱する第2加熱部と、前記冷却ゾーンを加熱する第3加熱部とを備え、前記第1〜第3加熱部による加熱はそれぞれ独立して制御されていることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、前記反応管は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンとの境界の断面、および前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとの境界の断面が、前記各ゾーンの断面よりも狭くなっていることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、前記冷却ゾーンの入口側に冷却用ガスを該冷却ゾーンの内部に供給する第3供給口を備え、前記基板を前記反応管の外部に引き出すための引出口から前記冷却用ガスを排気することを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、前記核形成ゾーンには、前記基板を導入する導入口と前記第1供給口との間に第4供給口が設けられ、該第4供給口から前記核形成ゾーンの内部に所定の不活性ガスが供給されて前記導入口から排気されることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンのそれぞれの内部には、前記基板に近接させてサセプタを配置していることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、前記加熱炉は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンとの境界、および前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとの境界、のそれぞれで前記反応管を外気に接触させるための空隙部を有していることを特徴とする。
この発明にかかる連続薄膜形成装置の他の態様は、上記のいずれか一項に記載の連続薄膜形成装置において、帯状の基板を供給する手段と成膜された基板を巻き取る手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、核形成と結晶成長で異なる反応ガスを用いることで、所定の結晶粒径の各種薄膜を基板上に高速で連続的に形成することのできる連続薄膜の形成方法、形成装置、成膜ガラス基板及び半導体素子を提供することが可能となる。
図面を参照して本発明の好ましい実施の形態にかかる連続薄膜形成方法等について説明する。なお、以下の説明では、一例として石英ガラス基板にシリコン薄膜を形成する実施例を用いて説明するが、これに限定されることなく、反応ガスの種類に対応して所定の薄膜を形成することが可能である。また、基板には、石英ガラス基板に限らず、温度条件等に適合する各種ガラス基板やパイレックス(登録商標)等を用いることが可能である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施の形態に係る連続薄膜形成方法及び連続薄膜形成装置を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の連続薄膜形成装置の一実施例を示す概略構成図である。本実施形態の基板10には、厚さが小さく長尺に形成された帯状の石英ガラス基板が用いられる。
図1において、連続薄膜形成装置100は反応管110と、加熱炉120と、基板10を移動させるための供給ドラム141および巻き取りドラム142とを備えている。供給ドラム141に巻き付けられた基板10は、反応管110の導入口111から反応管110の内部に導入され、反応管110の内部で成膜された後引出口112から引き出されて巻き取りドラム142に巻き取られる。
反応管110の概略構成を以下に説明する。反応管110は、石英ガラスで形成することができ、第1境界部113及び第2境界部114で3つのゾーンに区切られている。第1境界部113及び第2境界部114は、その断面積が近傍の反応管110の断面積より小さくなるように細く形成されている。これにより、各ゾーンに供給されたガスが隣接するゾーンに侵入するのをできるだけ抑制するようにしている。
反応管110は、導入口111から第1境界部113までを核形成ゾーン115、第1境界部113から第2境界部114までを結晶成長ゾーン116、および第2境界部114から引出口112までを冷却ゾーン117としている。基板10が、導入口111から核形成ゾーン115、結晶成長ゾーン116、および冷却ゾーン117を経由して引出口112まで移動可能なように各ゾーンが貫通されている。
核形成ゾーン115には、所定のガスを供給するための第1供給口131と第4供給口134、およびガスを排気するための第1排気口135が設けられている。第1供給口131と第1排気口135は、核形成ゾーン115のそれぞれ入口側(導入口111側)と出口側(第1境界部113側)に設けられ、第1供給口131から供給された第1の反応ガス11が第1排気口135から排気されるようにしている。
第4供給口134は、導入口111と第1供給口131との間に設けられており、これを経由して不活性ガス13が核形成ゾーン115内に供給されている。第4供給口134から供給される不活性ガス13は、第1供給口131から供給される第1の反応ガス11が導入口111側から漏出するのを防止するために供給されるものであり、第1の反応ガス11をシールドして導入口111から外部に排気される。不活性ガス13として、たとえばアルゴン(Ar)ガスを用いることができる。
また、結晶成長ゾーン116には、第2の反応ガス12を供給するための第2供給口132と、第2の反応ガス12を排気するための第2排気口136が設けられている。第2供給口132と第2排気口136は、結晶成長ゾーン116のそれぞれ入口側(第1境界部113側)と出口側(第2境界部114側)に設けられ、第2供給口132から供給された第2の反応ガス12が第2排気口136から排気されるようにしている。
さらに、冷却ゾーン117には、冷却用ガス14をその内部に供給するための第3供給口133が設けられている。冷却用ガス14は、基板10を冷却するとともに、第2の反応ガス12が結晶成長ゾーン116から流れ込んでくるのを防止している。第3供給口133は、冷却ゾーン117の入口側(第2境界部114側)に設けられ、第3供給口133から供給された冷却用ガス14を引出口112から排気している。冷却用ガス14として、たとえば水素(H)ガスやヘリウム(He)ガスを用いることができる。
次に、加熱炉120の構成を以下に説明する。加熱炉120は、反応管110の外周に配置され、反応管110の内部を核形成ゾーン115、結晶成長ゾーン116、および冷却ゾーン117毎に独立して加熱する構成となっている。すなわち、炉殻120aの内部に核形成ゾーン115を加熱する第1加熱部121と、結晶成長ゾーン116を加熱する第2加熱部122と、冷却ゾーン117を加熱する第3加熱部123とが設けられている。第1〜第3加熱部121〜123は、温度制御部124によってそれぞれ独立して制御されており、核形成ゾーン115、結晶成長ゾーン116、および冷却ゾーン117をそれぞれ独立に加熱することができる。
加熱炉120の加熱手段として熱CVDを用いることができ、この場合には第1〜第3加熱部121〜123から赤外線を放射させる。赤外線により基板10を高温に加熱するために、反応炉110内部の各ゾーンには基板に近接または接触させてサセプタ125〜127を配置している。加熱炉120の加熱手段として、熱CVDに限定せず例えばプラズマCVD等を用いることも可能である。
上記のように構成された連続薄膜形成装置100では、供給ドラム141に巻き付けられた基板10が、導入口111から反応管110の内部に導入されて各ゾーン115〜117を通過する間に薄膜が形成され、引出口112から引き出されて巻き取りドラム142に巻き取られる。基板10の長手方向に対し垂直な面の断面の寸法として幅をb、厚さをdとしたとき、bd/(2(b+d))が0.015以上0.15以下となるように寸法b、dを決定するのがよい。これにより、ポリシリコンを成膜することが可能となる。
基板10の具体例として、幅bが数mmから数十mm程度の長尺の帯状に加工されたものを用い、厚さdを30μm以上300μm以下とするのがよい。これにより、基板10の熱容量を小さくすることができる。また、好ましくは、厚さdを60μm以上200μm以下となるようにするのがよい。これにより、フレキシブル性が増して取り扱いが容易になる。それとともに表面積を大きくすることにより、基板10を急速加熱及び急速冷却することが可能となり、基板10上に高速かつ連続的に薄膜を形成することができる。基板10に石英ガラス基板を用いた場合には、加熱炉120に熱CVDを用いてこれを1200度以上に加熱することができる。これにより、基板10上に30nmから500nm程度のシリコン薄膜を形成することが可能となる。
基板10は、核形成ゾーン115を通過する間に所定の温度まで加熱され、第1供給部131から供給される第1の反応ガス11の成分からなる結晶核がその表面上に形成される。本実施形態では、第1の反応ガス11として結晶核の原料となるガスに塩素を多く含むガスを混合したものを用いている。塩素は、基板10上に形成された結晶核を削り取るエッチング効果を有しており(以下では、このようなガスをエッチングガスという)、このようなガスを混合することにより基板10上に形成される結晶核の個数を制限している。
第1の反応ガス11の一例として、ジクロロシラン(SiHCl)に四塩化ケイ素(SiCl)または塩素(Cl)等の塩素を多く含むエッチングガスを混合したものを用いることができ、これにより基板10上にシリコン(ケイ素;Si)の結晶核が形成される。エッチングガスを混合したことにより、基板10上に残されるシリコンの結晶核の数を制限することができる。基板10上に残される結晶核の数は、第1の反応ガス11に混合されるエッチングガスの比率を大きくするほど少なくなる。
上記のように、本実施形態ではエッチングガスの混合比率によって結晶核の形成状態を制御することができる。また、第1の反応ガス11に用いるガスの種類を変えることによっても、基板10上に形成される結晶核の分布状態を変えることができる。さらに、第1の反応ガス11の供給量によっても結晶核の数を調整することができ、図1に示すガス流量制御部130を用いて第1の反応ガス11の供給量を制御する。基板10上に形成する結晶核を少なくする場合には、第1の反応ガス11の供給量も少なくする。
次の結晶成長ゾーン116では、基板10が核形成ゾーン115よりもさらに加熱され、第2供給部132から供給される第2の反応ガス12が基板10上で分解してSi結晶を成長させる。結晶成長ゾーン116では、基板10を1050℃以上1300℃以下の範囲で加熱するのがよい。
第2の反応ガス12として、第1の反応ガス11よりも構成元素の塩素成分が少なく比較的安定して安全なガスを用いるのがよい。また、核形成ゾーン115で形成される結晶核の数を制限した場合には各結晶核を大きく成長させることができることから、第2の反応ガス12を結晶成長ゾーン116に多量に供給するのがよい。第2の反応ガス12として、ジクロロシラン(SiHCl)を用いることができる。また、シラン(SiH)等を用いることも可能であるが、シラン(SiH)、ジシラン(Si)等は発火しやすく取り扱いに注意を要するため必ずしも好ましくはない。
続く冷却ゾーン117では、結晶成長ゾーン116で形成されたシリコンの結晶粒が、ここで急速冷却される。本実施形態では、冷却ゾーン117に冷却用ガス(Hガス)を供給して冷却しており、これにより結晶粒が基板10上でマイグレーションするのを抑制して基板10上に定着させている。
上記実施例のように、本実施形態では核形成ゾーン115に供給する第1の反応ガス11と結晶成長ゾーン116に供給する第2の反応ガス12のそれぞれの種類を適切に選択することで、比較的大きな結晶粒からなる薄膜を基板10上に形成することができる。本実施形態では、結晶核を形成するための第1の反応ガス11と結晶成長させるための第2の反応ガス12に、それぞれ異なる種類のガスを用いることができる。これにより、結晶核の分布を好適に調整することができ、また所望の大きさでほぼ均一となるように結晶を成長させることができる。
上記実施例のように、粒径の大きな結晶を形成するには、ジクロロシラン(SiHCl)に塩素成分の多いエッチングガスを高い比率で混合したものを第1の反応ガス11に用いるのがよく、これにより核形成ゾーン115で生成される結晶核の数を少なくし、結晶成長ゾーン116でエッチングガスの混合比率の低い第2の反応ガスを用いて各結晶核を大きく成長させることができる。これに対し、粒径の小さな結晶を形成する場合には、第1の反応ガス11としてエッチングガスの混合比率を低くするか塩素を含まないシラン系のガスを用いるのがよい。これにより、核形成ゾーン115で生成される結晶核の数を増やして結晶核の間隔を小さくすることができる。
連続薄膜形成装置100では、第1の反応ガス11、第2の反応ガス12、不活性ガス13、および冷却用ガス14の流速あるいはガス圧を調整するために、ガス流量制御部130が設けられている。ガス流量制御部130は、それぞれのガスの流量あるいはガス圧を独立して制御することが可能となっており、これにより第1の反応ガス11および第2の反応ガス12の供給量を調整して結晶核の分布状態や結晶成長を調整することができる。
次に、本実施形態の連続薄膜形成装置100において、反応管110の内部で実現される温度分布の一実施例を、図2を用いて説明する。図2では、基板10の温度変化を符号20で示し、反応管110内部の温度分布を符号21で示している。本実施形態では、境界部113、114の長さをできるだけ小さくすることで、核形成ゾーン115の内部温度から結晶成長ゾーン116の内部温度への温度切り替えを短時間で行えるようにしており、同様に結晶成長ゾーン116の内部温度から冷却ゾーン117の内部温度への温度切り替えも短時間で行えるようにしている。第1境界部113及び第2境界部114では、従来のバッチ処理の場合に比べて1/100〜1/1000程度の時間で温度切り替えが行えるようにしている。
従来のバッチ処理では、各プロセスの移行に時間がかかっていたため、基板上に形成された結晶核が移行期間中にマイグレーション等により変化して品質劣化が進むおそれがあった。これに対し本実施形態では、上記のように各ゾーン間での温度切り替えを短時間で行えるようにしていることから、各ゾーンで形成された結晶状態をできるだけ維持したまま次のゾーンに移動させることができる。その結果、結晶粒のマイグレーションを低減してほぼ均一なSi結晶を形成することが可能となる。
上記説明のように、本実施形態の連続薄膜形成装置100を用いた連続薄膜形成方法では、核形成に用いる第1の反応ガスと結晶成長に用いる第2の反応ガスとを適切に選択することで、結晶粒の大きさを調整して均一な薄膜を基板上に形成することが可能となる。また、上記実施例では、基板10の片面のみに薄膜を形成する場合について説明したが、これに限らず、基板10の両面に第1の反応ガス11及び第2の反応ガスを供給することで、基板10の両面に薄膜を形成することができる。
(第2の実施形態)
本発明の連続薄膜形成方法および装置の第2の実施形態を、図3に示す実施例を用いて以下に説明する。本実施形態の連続薄膜形成装置200では、加熱炉220において第1加熱部221と第2加熱部222との間、および第2加熱部222と第3加熱部223との間にそれぞれ空隙部220a,220bを設けている。このような空隙部220a、220bを設けることで、反応管110の第1境界部113および第2境界部114が外気で直接冷却されるようにしている。空隙部220a、220bは、加熱炉220を3つに分割して切り離すことで形成してもよいし、加熱炉220の一部を切除して形成してもよい。
空隙部220a、220bを有する本実施形態の連続薄膜形成装置200では、反応管110の内部で実現される温度分布が、特に第1境界部113および第2境界部114の周辺で異なってくる。本実施形態の反応管110内部の温度分布の一実施例を、図4を用いて説明する。図4では、基板10の温度変化を符号30で示し、反応管110内部の温度分布を符号31で示している。
本実施形態では、境界部113、114を外気で冷却するように構成したことで、第1境界部113および第2境界部114で反応管110内部の温度31が急激に低下している。このような急速冷却により、基板10上に形成された結晶粒を安定的に固定させている。第1境界部113および第2境界部114において外気で急速冷却される時間は、例えば0.1秒以下の極めて短時間とするのがよい。このような短時間では、基板10の温度30はほとんど低下することはない。
上記のように、本実施形態では第1境界部113および第2境界部114において反応管110内部を外気で急速冷却しており、これにより結晶粒のマイグレーションを防止して基板10上にほぼ均一な結晶粒からなる高品質な薄膜を形成することが可能となる。
本発明のガラス基板の製造方法は、上記説明の本発明の連続薄膜形成方法及び装置を用いて製造された薄膜を有する基板を、所定の長さに複数本切断してこれを幅方向に順次接続していく。これにより、所望の幅の二次元成膜ガラス基板を作製することができる。また、このようにして作製されたガラス基板上に半導体素子またはモジュールを形成することができる。
本発明によれば、核形成と結晶成長で異なる反応ガスを用いることで、所定の結晶粒径の各種薄膜を基板上に高速で連続的に形成することのできる連続薄膜の形成方法、形成装置、成膜ガラス基板及び半導体素子を提供することが可能となる。反応ガスを好適に選択してガス流量の制御および温度制御を好適に行うことで、ほぼ均一な結晶粒からなる薄膜を基板上に形成することができる。さらに、核形成ゾーン、結晶成長ゾーン、冷却ゾーンの長さ等を調整することで、所望の薄膜を有する基板を作製することができる。
本発明の連続薄膜形成方法により薄膜が形成された基板は、薄いフィルム状に形成されることから、これを用いた製品の軽量化を図るとともに、変形容易といったフレキシビリティに富んでいるので、剛性の高いガラス基板に比べてより多くの用途に使用可能となる。
本発明の第1の実施形態にかかる連続薄膜形成装置の一実施例を示す概略構成図である。 第1の実施形態の反応管の内部および基板の温度変化を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる連続薄膜形成装置の一実施例を示す概略構成図である。 第2の実施形態の反応管の内部および基板の温度変化を模式的に示す図である。
符号の説明
10 基板
11 第1の反応ガス
12 第2の反応ガス
13 不活性ガス
14 冷却用ガス
100、200 連続薄膜形成装置
110 反応管
111 導入口
112 引出口
113 第1境界部
114 第2境界部
115 核形成ゾーン
116 結晶成長ゾーン
117 冷却ゾーン
120、220 加熱炉
121、221 第1加熱部
122、222 第2加熱部
123、223 第3加熱部
124 温度制御部
125〜127 サセプタ
130 ガス流量制御部
131 第1供給部
132 第2供給口
133 第3供給口
134 第4供給口
135 第1排気口
136 第2排気口
141 供給ドラム
142 巻き取りドラム
143 移動速度制御部

Claims (22)

  1. 帯状の基板と反応ガスとを内部に連続的に通過させる反応管と、前記反応管の外部から加熱する加熱炉とを用いて前記基板上に前記反応ガスの成分からなる薄膜を連続的に形成する連続薄膜形成方法であって、
    前記反応管が前記基板を通過させる方向に核形成ゾーン、結晶成長ゾーン、および冷却ゾーンに区分されており、
    前記核形成ゾーンで入口側に設けられた第1供給口から該核形成ゾーンの内部に第1の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl )に四塩化ケイ素(SiCl )または塩素(Cl )を混合したガスを供給して出口側に設けられた第1排気口から排気することで前記基板上に所定の結晶核を形成し、
    前記結晶成長ゾーンで入口側に設けられた第2供給口から該結晶成長ゾーンの内部に前記第1の反応ガスとは異なる第2の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl を供給して出口側に設けられた第2排気口から排気することで前記結晶核を成長させて結晶を形成し、
    前記冷却ゾーンで前記基板を冷却することで前記結晶を定着して薄膜を形成する
    ことを特徴とする連続薄膜形成方法。
  2. 前記加熱炉は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとをそれぞれ独立して加熱している
    ことを特徴とする請求項1に記載の連続薄膜形成方法。
  3. 前記第1の反応ガスは、前記第2の反応ガスよりも多くの塩素成分を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の連続薄膜形成方法。
  4. 前記冷却ゾーンの入口側に設けられた第3供給口から該冷却ゾーンの内部に冷却用ガスを供給して前記基板を前記反応管の外部に引き出すための引出口から排気する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  5. 前記冷却用ガスは、水素(H )である
    ことを特徴とする請求項4に記載の連続薄膜形成方法。
  6. 前記核形成ゾーンには、前記基板を導入する導入口と前記第1供給口との間に第4供給口が設けられており、該第4供給口から前記核形成ゾーンの内部に所定の不活性ガスを供給して前記導入口から排気する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  7. 前記基板は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンとの境界部、および前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとの境界部で一時的に冷却される
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  8. 前記薄膜は、多結晶構造を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  9. 前記薄膜は、ポリシリコン薄膜である
    ことを特徴とする請求項8に記載の連続薄膜形成方法。
  10. 前記加熱炉の加熱手段として、熱CVDを用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  11. 前記加熱炉の加熱手段として、プラズマCVDを用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  12. 前記基板として、厚さが30μm以上300μm以下の石英ガラスを用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の連続薄膜形成方法により製造された前記基板を所望の長さに切断して幅方向に接続することにより、前記薄膜を備えた基板を作製する
    ことを特徴とするガラス基板の製造方法
  14. 請求項13に記載のガラス基板の製造方法により製造されたガラス基板を用いて製造された半導体素子または半導体モジュール
  15. 帯状の基板と反応ガスとを内部に連続的に通過させる反応管と、前記反応管の外部から加熱する加熱炉とを備えて前記基板上に前記反応ガスの成分からなる薄膜を連続的に形成する連続薄膜形成装置であって、
    前記反応管は、前記基板を通過させる方向に核形成ゾーン、結晶成長ゾーン、および冷却ゾーンに区分されており、
    前記核形成ゾーンの入口側に設けられて第1の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl )に四塩化ケイ素(SiCl )または塩素(Cl )を混合したガスを該核形成ゾーンの内部に供給する第1供給口と、
    前記核形成ゾーンの出口側に設けられて前記第1の反応ガスを排気する第1排気口と、
    前記結晶成長ゾーンの入口側に設けられて前記第1の反応ガスとは異なる第2の反応ガスとしてジクロロシラン(SiH Cl )を該結晶成長ゾーンの内部に供給する第2供給口と、
    前記結晶成長ゾーンの出口側に設けられて前記第2の反応ガスを排気する第2排気口と、
    を備える
    ことを特徴とする連続薄膜形成装置
  16. 前記加熱炉は、前記核形成ゾーンを加熱する第1加熱部と、前記結晶成長ゾーンを加熱する第2加熱部と、前記冷却ゾーンを加熱する第3加熱部とを備え、前記第1〜第3加熱部による加熱はそれぞれ独立して制御されている
    ことを特徴とする請求項15に記載の連続薄膜形成装置。
  17. 前記反応管は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンとの境界の断面、および前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとの境界の断面が、前記各ゾーンの断面よりも狭くなっている
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の連続薄膜形成装置。
  18. 前記冷却ゾーンの入口側に冷却用ガスを該冷却ゾーンの内部に供給する第3供給口を備え、前記基板を前記反応管の外部に引き出すための引出口から前記冷却用ガスを排気する
    ことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の連続薄膜形成装置。
  19. 前記核形成ゾーンには、前記基板を導入する導入口と前記第1供給口との間に第4供給口が設けられ、該第4供給口から前記核形成ゾーンの内部に所定の不活性ガスが供給されて前記導入口から排気される
    ことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載の連続薄膜形成装置。
  20. 前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンのそれぞれの内部には、前記基板に近接させてサセプタを配置している
    ことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載の連続薄膜形成装置。
  21. 前記加熱炉は、前記核形成ゾーンと前記結晶成長ゾーンとの境界、および前記結晶成長ゾーンと前記冷却ゾーンとの境界、のそれぞれで前記反応管を外気に接触させるための空隙部を有している
    ことを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載の連続薄膜形成装置。
  22. 請求項15乃至21のいずれか一項に記載の連続薄膜形成装置において、帯状の基板を供給する手段と成膜された基板を巻き取る手段が設けられている
    ことを特徴とする連続薄膜形成装置。
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